JPH0119308Y2 - - Google Patents

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JPH0119308Y2
JPH0119308Y2 JP11569685U JP11569685U JPH0119308Y2 JP H0119308 Y2 JPH0119308 Y2 JP H0119308Y2 JP 11569685 U JP11569685 U JP 11569685U JP 11569685 U JP11569685 U JP 11569685U JP H0119308 Y2 JPH0119308 Y2 JP H0119308Y2
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armature
yoke
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yokes
barrier
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電磁継電器に関する。
〔従来の技術〕
電磁継電器において、コイルへの電流を遮断
(オフ)したとき、ヨークに附属させた磁石の磁
界によつて接極子を元の状態に復帰させるように
したものが提案されている。
第12図はこの従来の電磁継電器の一例を示す
もので、35はコ字状をなしたヨーク、36はそ
の上に巻装されたコイル、37は接極子(アーマ
チユア)、38は磁石、39は磁極片である。
この装置によれば、コイル36に電流を供給し
た場合は、接極子37はヨーク35の両端35a
及び35bにまたがるように(点線図示)なり、
コイル36への電流を遮断(オフ)すると、実線
図示するように磁石38の磁界によつて接極子3
7はヨーク35の一端35aと磁極片39との間
に差し渡される状態となる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のこの構成によれば、ヨーク35の長さを
L、磁石38の長さをW、接極子37の長さをT
とするとき、T+W<Lの関係になり、よつて磁
石38の長さWを大とすると、接極子37の長さ
Tを短かくしなければならず、逆に接極子37の
長さTを大とすると、磁石38の長さWを小とし
なければならず、各々独立した長さ(大きさ)に
選定することが不可能である問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案においては、第1図〜第7図より明らか
なように、接極子20の延長方向及び接極子20
の可動方向のそれぞれに対してほゞ直交する方向
に位置して、接極子20の復帰用又は接極子20
の切換状態での吸着用磁界を構成する磁石17を
配置したものである。
〔作用〕
これにより、接極子20の長さ及び磁石17の
長さを、それぞれ、相手方(接極子20から見れ
ば磁石17の長さに関係することなく、任意に選
ぶことが可能となる。
〔実施例〕
図面について本考案による電磁継電器の一例を
説明する。
第1図、第2図、第6図を参照するに、1は樹
脂等の絶縁材よりなる基板であつて、その四周
は、これらより立上つた立上り片2で囲まれてお
り、更に基板1上には比較的背たけの高いバリア
3が、基板1の長手方向に延長して設けられ、そ
の長手方向のほゞ中間部には、バリア3の上端縁
より切り込まれた切込部4が形成されている。
尚、このバリア3は、基板1上において、基板1
の短辺の延長方向に関して一方に偏した位置に植
立されており、このバリア3より見て基板1の面
積の広い部分に、後述する継電器のいわゆる入力
部5が配置され、面積の狭い部分にいわゆる出力
部6が配置される。
先ず入力部5について説明すると、第2図にお
いて7はボビン8上に巻装されたコイルであり、
このコイル7の両端は、ボビン8の両端に取付け
られた端子ピン9a及び9bに電気的に接続され
ている。このボビン8内には、その両端より一対
の即ち第1及び第2のヨーク10a及び10bの
それぞれの一端が挿し込まれ、このボビン8内で
互いに磁気的に連結され、かかるヨーク10a及
び10bのそれぞれの他端は、コイル7の側部に
おいてボビン8の軸線方向に沿つて延長され、そ
れらの端面は適当な間隔lを保持して互いに対向
されている。
このようにしてコイル7及びヨーク10a及び
10bの合体された継電器本体11が、基板1上
に取付けられるが、この場合、ボビン8の軸心の
延長方向がバリア3の長手方向と合致され、又一
対のヨーク10a,10bがバリア3と対向し、
かつこれより離間した状態に取付けられる。この
取付けに際しては、基板1の所定位置に予め形成
された小孔(図示されない)に対して、ボビン8
に取付けられた端子ピン9a及び9bが強く挿し
込まれて取付けられる。12はこの場合の本体1
1の取付位置決めの為の突起であり、基板1と一
体に形成される。
バリア3の長手方向の一端側には、第7図に示
すように磁極片13が取付けられている。この取
付けは、磁極片13の下部の一端が基板1上に設
けられた突起14により形成されたクサビ部(第
6図参照)15に挿入され、他端が同じく基板1
上に設けられた突起16とバリア3の基部3aと
の間の間隙内に挿入されることにより取付けられ
ている。これらの突起14及び16も基板1と一
体に形成される。
このようにして基板1上に取付けられた磁極片
13と、上述した本体11の一方のヨーク10b
との間に磁石17が介在される(第4図参照)。
即ち、この磁石17は、接極子20の延長方向及
び接極子20の可動方向のそれぞれに対して直交
する方向の位置に配置される。この場合の磁界の
方向即ち着磁の方向は、ヨーク10bから磁極片
13に向う方向又はその逆方向に選ばれる。尚こ
の磁石17は、第7図において点線にて示され
る。
バリア3の長手方向の他端、即ち上述した磁極
片13の設置位置側とは反対側の端部において、
バリア3のヨーク10aとの対向面に、第6図よ
り明らかなように、内面が半円筒面18に形成さ
れた軸受部19が、基板1及びバリア3と一体に
形成されている。
上述した本体11の一対のヨーク10a,10
bとバリア3との間で形成される間隙内に、接極
子20が挿し込まれる。
この接極子20は第2図、第8図、第9図及び
第10図より明らかなように、磁性材よりなる長
方形状の接片21と、その一面21aを覆うカバ
ー22と、接片21と後述する可動バネ(可動接
点)とを機械的に連結するため、接片21の一面
21aより外方に突出されたカード23と、接片
21の長手方向の一端において、接片21の面に
沿い、かつ接片21の長手方向とほゞ直交する方
向に延長するごとく形成されたヒンジ軸25とよ
り構成される。カード23は接片21の長手方向
のほゞ中央部分において、接片21の上述した一
面21a側から外方に突出して形成され、その先
端には第9図より明らかなように、後述する可動
バネを挟む挟持部24が形成されている。そして
接片21の上下面21c,21dも上述したカバ
ー22により覆われているが、更に接片21の他
面21b側では、接片21の長手方向のほゞ中間
位置即ち上述したカード23と対応する位置にお
いてカバー22の一部が延長され接片21に対す
る巻付け部26が形成されている。そして、これ
らカバー22、カード23、ヒンジ軸25及び巻
付け部26は樹脂等の絶縁材により予め互いに一
体に形成されている。
更に上述したヒンジ軸25は第10図より明ら
かなように全体として半円柱状に形成され、接片
21から見てその一面21a側が円筒面25aと
なされ、他面21b側が平面25bとなされてい
る。
このように構成された接極子20のヒンジ軸2
5が、その円筒面25aが上述した軸受部19の
半円筒面18に対接され、平面25bがヨーク1
0aに対接されてこの軸受部19とヨーク10a
との間に挿し込まれることにより、接極子20が
バリア3と一対のヨーク10a,10b間に設置
され、この接極子20がヒンジ軸25を中心とし
て第3図に示す一の状態と第4図に示す他の状態
とに回動できるようになされている。
以上のようにして入力部5が構成されている。
そしてこの場合、接極子20のカード23が、
バリア3の切込部4を通じて出力部6側に突出さ
れている。尚、第2図及び第6図等で示される突
起27は、上述した接極子20のいわゆる枕とな
り、接極子20はこの突起27上を摺動すること
になる。
次に出力部6について説明する。これは第2図
〜第5図より明らかなように、所定の間隔を保持
して互いに対向して基板1上に取付けられた一対
の固定接点30及び31と、これら一対の固定接
点30及び31間でこれらに切換接触する可動バ
ネ32とから構成され、この場合、可動バネ32
の支点即ち端子ピン32aは、バリア3の長手方
向に関して、上述した接極子20の支点即ちヒン
ジ軸25とは反対側に設置される。よつて一対の
固定接点30及び31は接極子20の支点側に位
置される。そして上述した接極子20のカード2
3の挟持部24が、可動バネ32を上方より挟ん
でいる。尚一対の固定接点30,31及び可動バ
ネ32は、それらの端子ピン30a,31a及び
32aが基板1に予め形成された小孔(図示され
ない)に挿し込まれることにより固定される。勿
論この他に基板1上に、図示しないが、これらの
接点を支持する支持部が構成されてもよい。
この構成によれば、コイル7へ電流を供給しな
い場合即ちオフ時においては、磁石17の磁界に
より第3図に示すように接極子20の遊端側は磁
極片13に対接する。これはヨーク10aと10
bとは互いに磁気的に連結されており、接極子2
0のヒンジ軸25側がヨーク10aと磁気的に
ほゞ連結されているので、接極子20の遊端は、
磁石17の反対側の極である磁極片13に吸引さ
れるからである。
この状態でコイル7に電流を供給すると、発生
する磁束により、接極子20の遊端側は第4図に
示すようにヨーク10bに吸引される。即ち、接
極子20はそのヒンジ軸25を中心として回動す
る。勿論上述した磁極片13への吸引に打ち勝つ
だけの磁界の強さが必要である。この状態では、
接極子20の巻付け部26が一対のヨーク10a
及び10bの互いに対向する間隔内に位置する。
そしてコイル7への電流をオフすると、コイル磁
束がなくなり、接極子20は再び磁石17の磁界
により第3図の状態に復帰する。
上述した接極子20の第3図及び第4図の回動
により、カード23を介して可動バネ32が駆動
され、これが固定接点30又は31に切換え接触
される。即ち出力部6においてはスイツチの電気
的切換えがなされる。
尚、上述においては、接極子20の遊端は、コ
イル7へ電流を供給(オン)したときヨーク10
bに吸着され、遮断(オフ)したとき磁極片13
に吸着されるように、即ち単安定型に構成された
場合について述べたが、双安定型にも構成され
る。
即ち、第11図に示すように、ヨーク10bは
L字状に構成され、その端部において一対の磁極
片13a及び13bが対向され、これら一対の磁
極片13a及び13b間に磁石17が介在された
場合である。この場合は、コイル7へ供給する電
流の方向を変更して通電させることにより、接極
子20の遊端を、磁極片13a又は13bに吸引
させ、かつ電流のオフ後も、その吸引状態を継続
させることができる。
尚、磁石17は、ボビン8の延長方向に沿つて
長いものを使用するを可とし、しかるときは比較
的着磁力の弱いもの即ち安価なものを使用するこ
とが可能となる。但しこの磁石17によつて、一
対のヨーク10a及び10bを磁気的に短絡しな
いようにその長さ、又はヨーク10aの形状を選
ばなければならない。
上述した構成では、バリア3及び接極子20の
カバー22によつて入力部5と出力部6とが完全
に電気的に遮断されており、入力部5の電気的影
響が出力部6に得られることはない。
又、継電器本体11及び出力部6を構成する各
接点は、それらの端子ピンを基板1に予め形成し
た小孔に挿込むのみで基板1に取付けることがで
き、接極子20もそのヒンジ軸25を軸受部19
とヨーク10aとの間に挿込むことによつて組付
けることができ、よつて継電器本体の製造が容易
である。
〔考案の効果〕
以上説明した本考案によれば、接極子に対する
復帰用又は接極子の切換状態での吸着用磁界を構
成するための磁石を、接極子の延長方向及びその
可動方向のそれぞれに対してほゞ直交する方向に
位置させたので、接極子及び磁石のそれぞれの長
さを、互いに相手方の長さに関係されることな
く、任意に選ぶことができ、即ち限られたスペー
ス内で接極子及び磁石は勿論のこと、継電器本体
の長さをもそれぞれ独自に最大限まで大きく採る
ことができる特徴がある。
従つてそれ丈け継電器の設計が容易となり、長
い磁石の使用可能に伴つて着磁力の弱い、すなわ
ち安価な磁石を使用できる効果があり、全体とし
て小型にして安価な継電器を製造できる等の特徴
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電磁継電器の一例を示す
蓋を取除いた状態の斜視図、第2図はその分解状
態の斜視図、第3図は第1図の平面図、第4図は
動作状態の平面図、第5図は第3図において接極
子を取除いた状態の平面図、第6図は基板のみの
斜視図、第7図は基板に磁極片を取付けた状態の
斜視図、第8図は接極子の斜視図、第9図はその
中央断面図、第10図はその下面図、第11図は
他の実施例の磁気回路を示す平面図、第12図は
従来の継電器を示す略線的斜視図である。 1は基板、3はバリア、11は継電器本体、1
0a,10bは第1及び第2のヨーク、19は軸
受部、20は接極子、30及び31は固定接点、
32は可動バネである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルを巻装してなるボビン内に、その両端よ
    り一対のヨークのそれぞれの一端を挿入してこれ
    らを磁気的に連結し、上記ボビンの軸心の延長方
    向に沿わせて接極子を配置すると共に、該接極子
    の一端を上記一対のヨークのいずれか一方のヨー
    クに対接し、上記接極子の他端を上記他方のヨー
    クに対向させ、該他方のヨークに対し、上記接極
    子の延長方向及び該接極子の可動方向のそれぞれ
    に対してほゞ直交する方向に位置して、上記接極
    子に対する復帰用又は接極子の切換状態での吸着
    用の磁界を構成する磁石を対接又は対向させて配
    置してなる電磁継電器。
JP11569685U 1985-07-27 1985-07-27 Expired JPH0119308Y2 (ja)

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JPH079325Y2 (ja) * 1988-09-27 1995-03-06 松下電工株式会社 密封型リレー

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