JP2861413B2 - 有極電磁石 - Google Patents

有極電磁石

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JP2861413B2
JP2861413B2 JP1068191A JP1068191A JP2861413B2 JP 2861413 B2 JP2861413 B2 JP 2861413B2 JP 1068191 A JP1068191 A JP 1068191A JP 1068191 A JP1068191 A JP 1068191A JP 2861413 B2 JP2861413 B2 JP 2861413B2
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辻  賢治
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有極電磁石、さらに詳し
くはアマチュアブロックが平行移動するタイプの有極電
磁石に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の有極電磁石としては、第3図〜第
4図に示すものがあり、同図は有極電磁石を高周波リレ
ーに採用した場合を示しているものである。
【0003】同図において、高周波リレーは、ベース1
と、シールドブロック2、2と、ケース3と、磁路ブロ
ック4と、アマチュアブロック5と、平衡ばね13等よ
り構成されている。ベース1は、略箱状をした合成樹脂
等の成形材よりなり、内部に前記各ブロックを収納配設
した状態でケース3を被嵌している。
【0004】シールドブロック2は、所定間隔に接点部
の一部となる固定接点端子18、18、18を絶縁体を
介して植設したシールドベース2aと、両側壁を有する
シールドボックス2bと、一対の前記固定接点端子1
8、18間に設けられた複数のアース端子19からな
り、前記磁路ブロック4の両側に並設して設けられてい
る。磁路ブロック4は、コイル6aに巻装されたコイル
枠6bを挿通した鉄芯6と、該鉄芯6の両端に形成され
る磁極部に所定距離をもって対向する磁極部12a、1
2aをそれぞれ両端に形成した略コ形のヨーク12、1
2とからなり、前記鉄芯6がヨーク12、12の上方に
積み重ねて設けられる形でベース1の長手方向の略中央
に設けられている。
【0005】アマチュアブロック5は、ベース1の凹所
内に収まる大きさの略長方体をした合成樹脂等の成形材
よりなるアマチュア支持体8を有しており、該アマチュ
ア支持体8の長手両端には、それぞれ永久磁石11を挟
持した状態の一対のアマチュア9、10を嵌入した孔8
b、8bが形成されている。前記アマチュア9、10
は、先細になった一端が鉄芯6とヨーク12のそれぞれ
の磁極部がつくる間隙に介挿されて前記コイル6aの励
磁状態により、その間を反転移動するように設けられて
おり、これら両側2組のアマチュア9、10の反転動作
によりアマチュアブロック5は鉄芯6とヨーク12、1
2の磁極部を結ぶ直線と直交する方向に平行移動できる
ようになっている。
【0006】なお、該アマチュアブロック5の中間両側
に形成された孔8a、8aには、接点部の一部を構成す
る可動接触ばねブロック7、7が一体に取着されてい
る。該可動接触ばねブロック7は、成形材よりなる略コ
形の支持体7aによって両端が二股に分岐された可動接
触片20、21をその両者の一端同士がそれぞれ重なる
ように平行してずらして設けている。各可動接触片2
0、21は、シールドブロック2内に挿入されるととも
にアマチュアブロック5の動きにより、それぞれ両端の
可動接点部が、前記固定接点端子18、18の側面に交
互に接触するように配設されている。
【0007】前記アマチュア支持体8の中間上面は、略
ロ形の極めて薄いステンレス等からなる平衡ばね13に
より取着されており、該平衡ばね13の一端は前記ベー
ス1の一側壁に設けた孔部1bに嵌着される支持板14
にかしめにより固着されており、前記アマチュアブロッ
ク5を側方より平行移動可能に吊り下げた状態で設けて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来例で説明した有極
電磁石にあっては、平行移動するアマチュアブロック5
と一体に形成された可動接触ばね20、21が一対の固
定接点端子18、18間を両切りするために一般の片切
り接点構成のタイプに比べて高い高周波特性を得ること
ができるという利点を有する。
【0009】しかしながら、第5図に示すように組立時
において、一対の永久磁石11、11を着磁する場合に
磁路ブロック4での閉磁路を構成するためには、互いの
永久磁石11、11の着磁方向を逆極性とする必要があ
り、一般には右側の永久磁石11を先ず、着磁電極8
0、81により着磁した後、電極80、81の極性を逆
転させて左側の永久磁石11を着磁する方法をとってい
るため、1つのアマチュアブロック5を構成するために
は、着磁作業を2度行う必要があり、組立作業が煩雑に
なるとともに有極電磁石の小型化を図るほど、永久磁石
11、11間の隔離距離が狭くなるため、片方(例えば
右側の永久磁石11)を着磁する場合に他方(左側)に
も影響を与えることとなり、本来は逆極性に着磁しなけ
ればならないものが他方と同一極性の着磁が行われるこ
ととなり、安定して確実な着磁ができなくなり、組立に
よる動作のばらつきが大きくなるという問題があった。
【0010】本発明は、前記問題点に着目し改善を図っ
たものであって、その目的とするところは、永久磁石の
着磁作業が簡単でしかも安定した着磁が行え動作の安定
した有極電磁石を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の有極電磁石は、アマチュアを形状を略L形と
し、かつ一対の組み合わせた全体形状が略ロ形になるよ
う前記鉄芯とヨークが作る両端の磁極部上にそれぞれ1
組ずつ配設し、かつ各アマチュアの一辺から前記鉄芯と
ヨークの対向した両端磁極部間に介挿される磁極片を突
設し、片方1組のアマチュアの配置に対し、他方1組の
アマチュアの配置を180°回転させて設け、各組のア
マチュア他辺間に挟持される一対の永久磁石の着磁方向
を同一にしている。
【0012】
【作用】本発明は、アマチュアを形状を略L形とし、か
つ一対の組み合わせた全体形状が略ロ形になるよう前記
鉄芯とヨークが作る両端の磁極部上にそれぞれ1組ずつ
配設し、かつ各アマチュアの一辺から前記鉄芯とヨーク
の対向した両端磁極部間に介挿される磁極片を突設し、
片方1組のアマチュアの配置に対し、他方1組のアマチ
ュアの配置を180°回転させて設け、各組のアマチュ
ア他辺間に挟持される一対の永久磁石の着磁方向を同一
にしているので、磁路ブロック等の構成を変えることな
く、アマチュアブロックに設けた一対の永久磁石の着磁
作業を一度で同時に行うことができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を第1図〜〜第2図に
基づいて説明する。なお、従来例と同一部分について
は、同一符号を付与し簡単な説明で省略する。
【0014】同図に示すように、本発明の有極電磁石を
用いたリレーは、複数の固定接点端子18を植設したシ
ールドブロック2、2と、磁路ブロック4とをそれぞれ
収納配設したベース1と、平衡ばね13により側方から
平行移動自在に吊り下げ設けれたアマチュアブロック5
と、該アマチュアブロック5に一体に取着されて前記固
定接点端子18、18間を開閉する可動接触ばね20、
21などから構成されている。
【0015】磁路ブロック4は、コイル6aを巻装した
コイル枠6bに挿通された略棒状の鉄芯6と、両端にそ
れぞれ磁極部12a、12aを形成した略コ形の磁性体
よりなるヨーク12、12とからなり、前記鉄芯6はヨ
ーク12、12の中間上に積み重ねて設けられ、かつヨ
ーク12、12の片側で対向した磁極部12a、12a
間に鉄芯6の一端部に設けられた磁極6aが、これら両
磁極部12a、12aに対し等距離になるよう配設され
ている。
【0016】前記アマチュア支持体8の両端には略ロ形
の貫通孔8b、8bが設けられており、その中には、ア
マチュア9、10および永久磁石11がそれぞれ所定の
配置状態で嵌着されている。
【0017】アマチュア9、10は、平面が略L形をし
た電磁軟鉄等の磁性体よりなり、その一辺が延長されて
磁極片9a、10aが一体に設けられている。また、こ
のアマチュア9、10は、組み合わせた全体形状が略ロ
形になるように配設されているが、両端間には、それぞ
れ両アマチュア9、10間に設けた永久磁石11による
磁気短絡を起こさない範囲で磁気的な間隙が設けられて
いる。この端部間の間隙は、有極電磁石の動作に対し影
響しないのであれば、極力小さくすることが小形化を図
るためにも望ましい。
【0018】前記組み合わせた二組のアマチュア9、1
0は、磁極片9a、10aがそれぞれ鉄芯6とヨーク1
2、12の対向した磁極間6a、12a、12a間がつ
くる間隙内に反転自在に介挿されるよう設けられてお
り、したがって片方一組(右側)のアマチュア9、10
の配置に対し、他方一組(左側)の配置が丁度180°
反転させた状態になる。
【0019】前記アマチュアブロック5の一対の永久磁
石11、11を組み込む場合、予め着磁している永久磁
石11、11を用いるとアマチュア9、10やヨーク1
2、12等に吸着されて所定の位置に配設することが困
難であるため、一般的に未着磁状態の永久磁石片をアマ
チュア9、10とともに前記貫通孔8b内に嵌着した
後、着磁する手段が採られている。本発明では、同極に
着磁されるべきアマチュア9、9およびアマチュア1
0、10のそれぞれを180°反転させて配置している
ので並設した一対の永久磁石11、11間の極性配置が
同一となり、そのため、第2図で示すように、両永久磁
石11、11をアマチュア支持体8の両側に設けた着磁
電極30、31により、1度に同時に着磁することがで
き、従来の2度逆方向の着磁方法に比べ、極めて簡単に
行うことができ、かつ、有極電磁石の小形化を図ってゆ
き、両永久磁石11、11間の隔離距離が小さくなって
も、着磁電極30、31の取付に何等問題なく、却って
より一層安定した着磁ができるものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、アマチュ
アを形状を略L形とし、かつ一対の組み合わせた全体形
状が略ロ形になるよう前記鉄芯とヨークが作る両端の磁
極部上にそれぞれ1組ずつ配設し、かつ各アマチュアの
一辺から前記鉄芯とヨークの対向した両端磁極部間に介
挿される磁極片を突設し、片方1組のアマチュアの配置
に対し、他方1組のアマチュアの配置を180°回転さ
せて設け、各組のアマチュア他辺間に挟持される一対の
永久磁石の着磁方向を同一にしているので、磁路ブロッ
ク等の構成を変えることなく、アマチュアブロックに設
けた一対の永久磁石の着磁作業を一度で同時に行うこと
ができ、着磁組立作業を簡単に行うことができるととも
に従来のように隣合う一対の永久磁石における着磁方向
を逆転させる必要がないため、有極電磁石全体の小形化
を図っても組立によるばらつきが少なく、安定した動作
特性を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図、
【図2】同じく、永久磁石の着磁方法を示す要部平面
図、
【図3】従来例を示す分解斜視図、
【図4】同じく、横側面図、
【図5】同じく、永久磁石の着磁方法を示す要部平面図
である。
【符号の説明】
5 アマチュア 6 鉄芯 6a コイル 9、10 アマチュア 9a、10a 磁極片 11 永久磁石 12 ヨーク 12a、12a 両端磁極

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルを中間に巻装した鉄芯の両側に略
    並行して配設された一対のヨークと、中間に永久磁石を
    挟持した一対のアマチュアを二組、前記鉄芯とヨークの
    両端にそれぞれ設けた対向磁極間にそれぞれ反転自在に
    介挿し、前記コイルの励磁により平行移動するアマチュ
    アブロックからなる有極電磁石において、前記アマチュ
    アが略L形をなすとともに一対の組み合わせた全体形状
    が略ロ形になるように設け、前記鉄芯とヨークが作る両
    端の対向磁極上にそれぞれ1組ずつ配設し、かつ各アマ
    チュアの一辺から前記鉄芯とヨークの対向した両端磁極
    部間に介挿される磁極片を突設し、片方1組のアマチュ
    アの配置に対し、他方1組のアマチュアの配置を180
    °回転させて設け、各組のアマチュア他辺間に挟持する
    一対の永久磁石の着磁方向を同一してなることを特徴と
    する有極電磁石。
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