JPH01292079A - 印刷インキ - Google Patents

印刷インキ

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JPH01292079A
JPH01292079A JP63121433A JP12143388A JPH01292079A JP H01292079 A JPH01292079 A JP H01292079A JP 63121433 A JP63121433 A JP 63121433A JP 12143388 A JP12143388 A JP 12143388A JP H01292079 A JPH01292079 A JP H01292079A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 (産業上の利用分野) 本発明は平版印刷で使用される印刷インキにおいて、イ
ンキの乾燥に際して排出される溶剤によって起こる大気
汚染が少なく、かつ、印刷工程におけるセット・乾燥性
や作業性に優れ、更に高品質の印刷物を得ることのでき
る印刷インキに関する。
(従来技術) 近年、印刷インキおよび塗料に用いる溶剤はパラフィン
系への移行を0指している。その主たる理由は大気汚染
の危険が少ない、臭気が少ない、乾燥時に皮膜からの離
脱性が良好であるあることが挙げられる。一方このパラ
フィン系の溶剤は極めて溶解力が乏しいという欠点があ
る。また、流動点が高く。
冬期には凍結してしまうため作業性が悪い。また樹脂面
からパラフィン系溶剤に対する溶解性を改善させる手段
としてロジン変性フェノール樹脂の合成時に、パラフィ
ン系溶剤に易溶性の第3成分で変性する手段が提案され
ている。例えばカルボン酸変性石油樹脂(特公昭53−
38113号公報)、アルキフド樹脂(特開昭54−8
9808号公報)、エポキシ化油(特開昭54−135
007号公報)、高オキシ化合物(特開昭58−157
874号公tlり 。
高級脂肪酸多塩基酸(特開昭55−27373号公報)
、フェノール化植物油(特開昭57−2319号公報、
同57−61017号公報)などがある。
これら第3成分を応用したロジン変性フェノール樹脂は
パラフィン系溶剤に対する溶解性が向上し光沢効果の改
善に有効であるが、光沢と相反した性能である溶剤の離
脱性が劣化し、印刷物のセット・乾燥性を劣化させてい
た。
(発明が解決しようとする問題点) このような点から、大気汚染の少ない溶剤で冬期の凍結
がなく、樹脂溶解能力のある溶剤と軟化点が高く、溶解
性に優れた新鋭製法によるロジン変性フェノール樹脂と
によって得られるインキワニスを用いる事が望ましい。
「発明の構成」 (問題点を解決するための手段) 本発明者等は印刷インキ、更には湿し水を使うオフセッ
トインキなどの平版印刷インキにおいて、ナフテン、イ
ソパラフィンまたはノルマルパラフィンを主成分とする
比重が0.78以上、沸点200℃以上で芳香族炭化水
素の含有率が10%以下の溶剤によって、ロジン類およ
びフェノール類を酸触媒の存在下で加熱反応せしめて得
られる反応物(A)と。
炭素数4〜12のアルキル基を含有するアルキルフェノ
ール類をフェノール類の主成分として使用したレゾール
型フェノール樹脂(B)とを、酸触媒の存在下でエステ
ル化反応させて得られる反応生成物からなる印刷インキ
樹脂を溶解したワニスを用いる印刷インキの発明に至っ
た。
すなわち9本発明に使用されるインキ溶剤は1例えば炭
素数13および14のナフテン、イソパラフィンまたは
ノルマルパラフィンを主成分とするものであり、芳香族
炭化水素の含有率が10重量%以下のものである。本発
明者等の検討において8本発明のインキに使われるイン
キ溶剤の比重は0.78以上。
好ましくは0.80以上の溶剤が適している。比重が0
.78より低い溶剤を使用すると、溶剤組成において、
炭素数が同数でも低比重のノルマルパラフィンが主たる
成分となり、樹脂の溶解力に乏しいため。
インキの流動性や印刷物光沢が不十分になる。さらに、
溶剤の沸点は200℃以上、好ましくは220℃以上の
溶剤が適している。溶剤の沸点が200℃より低いとイ
ンキ中の溶剤が印刷中に蒸発し易くなり2機上安定性を
劣化させるため好ましくない。
また、溶剤のアニリン点は55〜95℃が好ましい。も
しアニリン点が95℃より高い溶剤を利用すれば樹脂の
溶解力に乏しいため、インキの流動性が不十分であり、
その結果、被印刷体へのレベリングが乏しく、光沢のな
い印刷物しか出来ない。また55℃より低いアニリン点
の溶剤を利用したインキは乾燥時のインキ皮膜からの溶
剤の離脱性が悪(、印刷作業性が劣化するか、セットす
る迄に要する時間が長く、また、乾燥に要する熱風や赤
外線のエネルギーを多く消費してしまう。
一方9本発明の印刷インキに使われる樹脂は、ロジン類
およびフェノール類を酸触媒の存在下で加熱反応せしめ
て得られる反応物(A)と、炭素数4〜12のアルキル
基を含有するアルキルフェノール類をフェノール類の主
成分として使用したレゾール型フェノール樹脂(B)と
を、酸触媒の存在下でエステル化反応させて得られる特
定のフェノール変性ロジン樹脂が本目的に合致する優れ
た印刷インキ用樹脂となる。
以下に1本発明の印刷インキ用樹脂の製造法および得ら
れた印刷インキ用樹脂の特性について説明する。
本発明における前記反応物(A)(以下、中間体(A)
という)は、ロジン類およびフェノール類を酸触媒の存
在下で加熱反応せしめて得られる反応物である。ここに
、ロジン類とはガムロジン、ウッドロジン、重合ロジン
、トール油ロジン、不均化ロジン、重合ロジン等をいう
。フェノール類としては。
石炭酸、クレゾールが好適である。酸触媒としては。
パラトルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸
、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、硫酸。
塩酸、三フッ化ホウ素、無水塩化アルミニウムなどが好
ましい。
前記中間体(A)は次の方法を採用して容易に製造しう
る。即ち、前記ロジン頻1モルに対し、フェノール類1
.5〜4モルを酸触媒の存在下に約140〜180℃で
4〜14時間反応させる。更に反応系内を最終温度が2
50〜300℃となるまで徐々に昇温しながら未反応フ
ェノール類を留去する。酸触媒の使用量については特に
制限はないが9通常ロジン類に対して0.05〜0.5
%(重量%、以下同様)とされる。該中間体の構造は未
だ不明確ではあるが。
フェノール類とロジン類がフリーデルタラフト反応して
フェノール類のパラ位の水素原子がロジン類により置換
されたものが主反応生成物であると考えられる。該中間
体は、酸価100〜110.水酸基価60〜90.軟化
点100〜120℃の範囲となるよう前記反応を操作す
ることにより適宜調整しうる。
前記中間体(A)との反応に供されるレゾール型フェノ
ール樹脂、(以下、樹脂(B)という)としては以下の
ものがあげられる。
即ち、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カル
シウム、アンモニア等のアルカリ触媒の存在下に、ホル
ムアルデヒドあるいはバラホルムアルデヒド等のホルム
アルデヒド供給物質と以下のフェノール類とを反応して
得られるレゾール型フェノール樹脂の初期縮合物を例示
しうる。
樹脂(B)のフェノール成分としては1例えば石炭酸、
クレゾール、5ec−ブチルフェノール、t−ブチルフ
ェノール、アミルフェノール、シクロヘキシルフェノー
ル、オクチルフェノール、ノニルフェノール、ドデシル
フェノール、フェニルフェノール、クミルフェノールな
どがあるが、なかでもブチルフェノール、オクチルフェ
ノール、ノニルフェノール等のアルキルフェノールを主
成分とするのが溶解性の点から好ましい。
樹脂(B)は公知方法を採用して容易に製造でき。
具体的には以下の反応条件を適宜設定できる。即ち。
ホルムアルデヒドの使用量は、該フェノール類1モルに
対して通常1〜4モル程度、好ましくは1.5〜3モル
とされる。アルカリ触媒は、フェノール類に対して通常
は0.5〜30モル%の範囲で使用される。
反応温度は40〜100″C程度1反応時間は2〜8時
間程度とされる。このようにして得られる樹脂(B)は
通常は分子量(ポリスチレン換算重量平均分子量)40
0〜3500程度の範囲となる適宜調整するのがよい。
かくして得られた中間体(A)と樹脂(B)とを以下の
条件下に酸触媒を使用してエステル化反応させることに
より本発明の印刷インキ用樹脂を収得しうる。また必要
により多価アルコールを反応成分として併用することが
できる。
本発明の印刷インキ用樹脂を収得するにあたり。
中間体(A)と樹脂(B)との仕込比率は得られるイン
キ用樹脂の光沢、溶解性、軟化点を考慮して適宜決定さ
れ9通常は中間体(A)100部(重量部。
以下同様)にたいして5〜140部程度、好ましくは2
0〜100部の範囲とすするのがよい。140部を越え
る、場合には得られるインキ用樹脂の色調が好ましくな
い。
酸触媒の種類については特に制限はされず、前記中間体
(A)の製造に際して用いられる各種のものをそのまま
使用できる。該触媒の使用量は通常中間体に対して通常
は0.01〜0.3重量%とされる。尚。
必要によりエステル化の助触媒としてトリフェニルフォ
スファイト、トリフェニルフォスフェートなどを使用す
ることもでき、これらは得られる樹脂の色調劣化防止に
も効果がある。
本発明において、エステル化反応とは中間体(A)と樹
脂(B)のみを使用し多価アルコールを使用しない場合
には、中間体(A)中に存在するロジンに由来するカル
ボキシル基もしくはフェノール類に由来する水酸基と樹
脂(B)のメチロール基もしくは樹脂(B)のフェノー
ルに由来するフェノール性水酸基との間で生じる脱水反
応をいい、他方、多価アルコールを併用する場合には、
上記脱水反応のみならずロジンに由来するカルボキシル
基と多価アルコールに由来するアルコール性水酸基との
間での脱水反応も含めていうものとする。
前記エステル化反応は、以下のようにして実施される。
即ち、該エステル化反応は例えば前記中間体(A)、樹
脂(B)および必要により多価アルコールのそれぞれ所
定量を酸触媒の存在下に約200〜270℃、5〜1.
5時間攪拌しながら所望の酸価。
軟化点となるまでエステル反応せしめる。尚、該エステ
ル化反応に際しては、酸触媒の仕込時期は特に制限はさ
れず、中間体(A)、樹脂(B)、多価アルコールと同
時に仕込みするか、あるいは中間体(A)をあらかじめ
加熱しておきこれに樹脂(B)および酸触媒を混合滴下
した後、多価アルコールを仕込んでもよい。
前記したように多価アルコールは本発明のエステル化工
程においで任意成分として使用されるものであり9本発
明においては特に制限はされず、各種公知のものを使用
できる。かかる具体例としては、グリセリン、トリメチ
ロールエタン、トリメチロールプロパン、ジエチレング
リコール、ペンタエリスリトール等があげられる。かか
る多価アルコールの使用量は得られる印刷インキ用樹脂
の溶解性と密接に関係するためある程度制限され1通常
は中間体(A)′に対して最大限10重量%、好ましく
は6重量%までとするのがよい。10重量%を越える場
合は溶解性が低下するため好ましくない。
かくして得られる反応生成物は、その酸価が通常は50
以下、好ましくは40以下とされる。酸価が50を越え
る場合は、印刷時に汚れ等のトラブルを生じる傾向があ
る′ためである。また樹脂の軟化点は。
通常は160℃以上、好ましくは170℃以上とされる
。160℃未満の場合には乾燥性、セットが顕著に低下
するためである。
本発明の印刷インキ用ワニスの作成はナフテン。
イソパラフィンまたはノルマルパラフィンを主成分とす
る比重が0.78以上、沸点200℃以上で芳香族炭化
水素の含有率が10%以下の石油系溶剤20〜70重量
%とロジン頚およびフェノール類を酸触媒の存在下で加
熱反応せしめて得られる反応物(A)〔=中間体(A)
〕と炭素数4〜12のアルキル基を有するアルキルフェ
ノール類をフェノール類の主成分として使用したレゾー
ル型フェノール樹脂(B)〔樹脂(B)〕とを、酸触媒
の存在下でエステル化反応させて得られる反応生成物か
らなる印刷インキ用樹脂30〜60重量%の他、アマニ
油、桐油、米ぬか油、大豆油等の乾性油、およびこれら
の重合油、または乾性油アルキッド樹脂を、必要に応じ
て1〜30重量%添加し、180℃で溶解する。
実際の使用に当たってはオクチル酸アルミニウム。
ステアリン酸アルミニウム、オクチル酸ジルコニウム、
アルミニウムトリイソプロポキサイド、アルミニウムジ
イソプロポキサイドモノアセチルアセテート等による公
知のゲル化剤を利用してゲルワニスにすることが望まし
い。また着色剤としては黄色、f1色、藍色、または墨
色などの顔料を分散し、必要に応じて耐摩擦向上剤、イ
ンキドライヤー、乾燥抑制剤等のコンパウンドを添加し
、適切な粘度となるよう調整することで枚葉オフセット
インキ、オフ輪インキ等のオフセットインキとなる。
また新聞インキや凸版インキとしても使用ができる。
なお、前記インキ調製の際には、ロジン変性フェノール
樹脂などの公知の印刷インキ用樹脂を適当量併用しうろ
ことはもとよりである。
以下、具体例をあげて本発明をさらに詳しく説明するが
9本発明はこれらのみに限定されないことはもとよりで
ある。なお、以下「部」とは重量部を示す。
中間体製造例1 撹拌機、リービッヒ冷却管および温度計を付したフラス
コにガムロジン1000部2石炭酸1000部および助
触媒としてパラトルエンスルホン酸0.7部を仕込み、
150〜170℃まで昇温する。同温度で5時間反応を
行い、未反応石炭酸を留去させながら更に250〜26
0℃まで昇温し、ロジン−フェノール反応物(以下、中
間体という)を約1200得た。該反応物の酸価は10
7.軟化点は100℃、水酸基価は75であった。当該
反応物を中間体1とする。
中間体製造例2 中間体製造例1において石炭酸の使用量を570部に減
少させ1.また150〜170℃での反応時間を10〜
13時間に延長させた他は同様の操作を行い、酸価10
5.軟化点120℃、水酸基価70の中間体約1200
部を得た。当該反応物を中間体2とする。
レゾール樹脂製造例1 攪拌機、リービッヒ冷却管および温度計を付したフラス
コ中に、パラオクチルフェノール1000部。
37′%ホルマリン800部及び48%水酸化ナトリウ
ム110部を仕込み、撹拌下に90℃まで昇温し。
同温度で3時間反応した。ついでトルエン500部を加
えて溶解させた後、6N塩酸120部、水1000部の
塩酸溶液を添加して水酸化ナトリウムを中和し、静置し
た。上澄水層と樹脂層を分離し、更に樹脂層を水洗する
ことにより、不揮発分66%のレゾール型フェノール樹
脂初′#yI縮合物のトルエン溶液約1500部を得た
。また該樹脂の分子量は1000であった。当該樹脂を
レゾール1とする。
レゾール樹脂製造例2 レゾール樹脂製造例1において、バラオクチルフェノー
ル1000部に代えてバラオクチルフェノール700部
およびバラターシャリ−ブチルフェノール220部を使
用した他は、同様の操作を行い、不揮発分64%のレゾ
ール型フェノール樹脂初期縮合物のトルエン溶液約13
50部を得た。また該樹脂の分子量は1150であった
。当該樹脂をレゾール2とする。
レゾール樹脂製造例3 レゾール樹脂製造例1において、バラオクチルフェノー
ル100nに代えてバラオクチルフェノール700部お
よびバラノニルフェノール320部を使用した他は、同
様の操作を行い、不揮発分66%のレゾール型フェノー
ル樹脂初期縮合物のトルエン溶液約1500部を得た。
また該樹脂の分子量は950であった。当該樹脂をレゾ
ール3とする。
樹脂製造例1 攪拌機2分水器付き還流冷却管および温度計を付したフ
ラスコに、中間体製造例1で得られた中間体1000部
およびレゾール樹脂製造例1で得られたレゾール型フェ
ノール樹脂初期縮合物のトルエン溶液約600部(固形
分として400部に相当)、エステル化触媒としてパラ
トルエンスルホン酸1部および助触媒としてトリフェニ
ルフォスファイト1部を仕込み、トルエンを留去させな
がら加熱昇温し。
250〜260℃まで10時間エステル化反応を行い1
本発明の印刷インキ用樹脂1を得た。このものの酸価は
16.軟化点は184℃であった。
樹脂製造例2〜6 樹脂製造例1において、使用中間体の種類、該中間体の
使用量、使用レゾール型フェノール樹脂初期縮合物のト
ルエン溶液の種類、該溶液の使用量およびトリフェニル
フォスファイトの使用量のうち少なくとも1種を表−1
に示すように変化させた他は同様の操作を行い、樹脂2
〜8を得た。これらの樹脂の酸価、軟化点を表−2に示
す。
樹脂製造例7 攪拌機9分水器付き還流冷却管および温度計を付したフ
ラスコに、中間体製造例1で得られた中間体1000部
およびレゾール樹脂製造例1で得られたレゾール型フェ
ノール樹脂初期縮合物のトルエン溶液約900部(固形
分として600部に相当)、パラトルエンスルホン酸0
.2部およびトリフェニルフ、  オスファイト0.5
部を仕込み、トルエンを留去させながら250〜260
℃まで加熱昇温した。更に同温度でグリセリン50部を
仕込み6時間エステル化反応を行い、樹脂9を得た。こ
のものの酸価は21゜軟化点は173℃であった。
表−1 表−2 ワニス製造例1 攪拌機、コンデンサー、温度計付き4つロフラスコに表
−3に示した樹脂185部、同じく表−3に示した溶剤
175部、00号アマニ油重合油40部を仕込み、窒素
ガスを吹き込みながら加熱し、180℃として30分攪
拌して溶解し実施例のワニス1〜17および比較例のワ
ニス1〜9を得た。
ゲルワニス製造例1 ワニス製造例1で得たワニス340部を攪拌機。
コンデンサー、温度計付き4つロフラスコに仕込み。
窒素ガスを吹き込みながら攪拌、昇温し、80℃として
表−3に示した溶剤24部にオクトーブAI(ホープ製
薬製ゲル化剤)6部を分散させたゲル化剤30部を添加
し、170℃まで昇温し30分間撹拌してゲルワニスと
した。このゲルワニスを実施例のゲルワニス1〜17お
よび比較例のゲルワニス1〜9とする。
ゲルワニス製造例2 ゲルワニス製造例1で示した反応装置にワニス製造例1
で示したワニス10を340部仕込み、窒素ガスを吹き
込みながら攪拌、昇温し、100℃としてアルミニウム
、ジイソプロポキサイドモノアセチルアセトネート4部
をエフソールDIIO8部に混和したゲル化剤12部を
添加し、180℃に昇温し1時間反応させてゲルワニス
化し、実施例のゲルワニス18を得た。
インキ製造例 ゲルワニス製造例1.2で作成したゲルワニス65部、
カーミン6BA(東洋インキ製造側製経顔料)18部を
3本ロールを用いて分散し、実施例1〜8および比較例
1〜3はコバルトドライヤーを1部添加後1表−1に示
した組み合わせのワニス、ゲルワニス、溶剤を用いて総
量が100部でタック値が9.0〜10.0 、フロー
値が19.0〜20.0(25℃における)となるよう
調整し、実施例1〜8のインキおよび比較例1〜3のイ
ンキを得た。
また、実施例9〜18および比較例4〜9は1表−3に
示した組み合わせのワニス、ゲルワニス、溶剤を用いて
総量が100部でタック値が5.5〜6.O。
フロー値が19.0〜20.0となるよう調整し、実施
例9〜18および比較例4〜9のインキを得た。
■タフノル354 荒用化学工業製 ロジン変性フェノ
ール樹脂軟化点170℃、酸価18■タマノル361 
荒用化学工業製 ロジン変性フェノール樹脂軟化点15
5℃、酸価20■JWS 6009  エッソ石油製 
ナフテン系溶剤■ナフチゾールH日本石油化学型 ナフ
テン系溶剤■エクソールD110 エクソン化学 ナフ
テン系?容剤 ■O号ツルベンMl  日本石油化学型 ノルマルパラ
フィン系溶剤 ■■ 5号ソルベント、3号ソルベント、日本石油製イ
ンキ溶削 表−4に溶剤の各種物性を示す。
表−4 〔印刷試験〕 実施例1〜8.比較例1〜3のインキについて三菱重工
製 DAIYA−1型枚葉オフセット印刷機を用い、裏
づき防止用のスプレーを散布せず印刷し。
枚葉オフセットインキとしての諸適性を確認した。
また、実施例9〜18.比較例4〜9のインキは三菱重
工製リソビア500オフセット輪転印刷機、弁上金属製
TECドライヤー装置を用いて印刷し、オフセット輪転
インキとしての諸適性を確認した。
評価結果を表−52表−6に示した。なお、評価法は次
の通りである。
棒積み性−裏づきしない限界の紙の積み枚数で示した。
乾燥温度〜排紙直後の印刷物でベタツキのない状態を乾
燥とし、その時点でのドライヤー出口での紙面温度で判
定した。
光沢−印刷物を村上色彩製光沢計GM26D(60’−
60”)を用いて測定した。
温度依存性−インキを0℃で48時間保存し、バーチ上
から指頭で押し、硬さを判定した。     ゛表−5 表〜6 性)がよく、印刷物光沢に優れ、かつ低温時の増粘の少
ない、優れた印刷インキである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ロジン類およびフェノール類を酸触媒の存在下で加
    熱反応せしめて得られる反応物(A)と、炭素数4〜1
    2のアルキル基を含有するアルキルフェノール類をフェ
    ノール類の主成分として使用したレゾール型フェノール
    樹脂(B)とを、酸触媒の存在下でエステル化反応させ
    て得られる反応生成物からなる印刷インキ樹脂を、比重
    が0.78以上、沸点が200℃以上で、芳香族炭化水
    素の含有率が10重量%以下である石油系溶剤に溶解し
    たワニスを用いてなることを特徴とする印刷インキ。 2、上記印刷インキ用樹脂において、反応物(A)の仕
    込量に対して10重量%を超えない範囲の多価アルコー
    ルを用いてエステル化反応させてなる印刷インキ用樹脂
    を用いた請求項1記載の印刷インキ。 3、溶剤の流動点が−5℃以下で、かつ溶剤のアニリン
    点が55〜95℃の範囲である溶剤を用いる請求項1ま
    たは2記載の印刷インキ。
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