JPH01276766A - 薄膜集積回路の製造方法 - Google Patents

薄膜集積回路の製造方法

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JPH01276766A
JPH01276766A JP63106092A JP10609288A JPH01276766A JP H01276766 A JPH01276766 A JP H01276766A JP 63106092 A JP63106092 A JP 63106092A JP 10609288 A JP10609288 A JP 10609288A JP H01276766 A JPH01276766 A JP H01276766A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば透過形液晶パネルの様な絶縁基板上に
形成された回路に利用される薄膜ダイオード及びそれを
用いた静電気保護回路に関する。
〔従来の技術〕
従来、単結晶シリコンで形成されたダイオードは第6図
(a)に示される様にP形に不純物ドープされた領域1
とN形に不純物ドープされた領域2が隣接して設けられ
ていた。しかし、例えば多結晶シリコンや非晶質シリコ
ン等のシリコン薄膜にて同様な構成でダイオードを形成
すると、結晶の不完全性のためにPN接合の逆方向に相
当大きなリーク電流を生じてしまう、この様なリーフ電
流を抑えるため、従来のシリコン薄膜ダイオードは第6
図(b)の様にP形に不純物ドープされた領域3とN形
に不純物ドープされた領域5の間にイントリンシックな
領域4を設けていた。第7図にPIN梢造のダイオード
の断面構造を示す。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、ドライバー回路を内蔵したアクティブマトリ
クスパネル(その内容は、文献ニス・アイ・ディー84
ダイジエスト316頁〜319頁等に記述されている。
)や薄膜による駆動回路を内蔵した密着型ラインセンサ
ー(その内容は、文献アイイーイーイー、トランザクシ
ョン、イーデイ−32,8,1546頁(1985)等
に記述されている。)に応用することを意図している。
第7図にPINダイオードは、絶縁基板6上にP形シリ
コン薄膜層7、真性シリコン薄膜層〈以下、1層と略記
する)8、N形シリコン薄膜層9が形成されそれらが絶
縁膜層10で被われた構造となっている。二の′R膜ダ
イオードは次の二つの大きな問題点を持っている。
1)I層8の表面状態を一定状態に保つことが雛しい。
2)I層8の長さLiを設計値通りに厳密に作り込まな
くてはならない。
1層の表面状態が一定に保たれないとダイオードの順方
向及び逆方向の電流がふらついたり個体間でばらついた
りする結果を招く、シかし、1層の表面状態は絶縁膜層
10に含まれる可動イオンの挙動に左右され一定に保つ
ためには製造工程の改善が必要でありコスト上昇を招く
、また、1層の長さLiが設計値からずれたりばらつい
たりすると所望のダイオード特性が実現出来ないことに
なる0通常Liの長さは1μm程度にコントロールする
必要があり第6図の構造でこれを実現するのは非常に難
しい、P、I、Hの積層構造とすれば上記長さ制御は可
能となるが製造工程が大幅に複雑化する。
本発明は、上述の課題1)、2)を解決し、前記アクテ
ィブマトリクスパネルやラインセンサー等と同−又は整
合性のある製造工程で形成可能な高性能な薄膜ダイオー
ド及びそれを用いた静電気保護回路を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、シリコン薄膜により形成された薄膜ダイオー
ドにおいて、P型に不純物ドープされた第一の領域と不
純物ドープされない第二の領域とN型に不純物ドープさ
れた第三の領域とから成るシリコン薄膜層、該シリコン
薄膜層に接する様にして設けられたゲート絶縁膜層及び
該ゲート絶縁膜層に接する様にして前記第二の領域と対
向する位置に設けられたゲート導電膜層を具備して成り
、該ゲート導電膜層は前記第一の領域及び第二の領域の
一方に接続されて成る薄膜ダイオードを提供すると同時
に、絶縁基板上に設けられた薄膜の回路素子と入出力端
子との間に、直列接続された抵抗素子と並列接続された
容量素子と並列接続された前記薄膜ダイオードとを具備
しなii?電気保護回路を提供することによって前述の
課題を解決する。
〔実 施 例〕
以下、図面に従って本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図(a)〜(c)に本発明の薄膜ダイオードの断面
図を示す。
第1図(a)において、11は絶縁基板、12はシリコ
ン薄膜層のP型に不純物ドープされた第一の領域、13
はシリコン薄膜層の不純物ドープされない第二の領域、
14はシリコン薄膜層のN形に不純物ドープされた第三
の領域、15は該シリコン薄膜層(12,13,14)
に接する様にして設けらなゲート絶縁膜層、16は前3
ピゲート絶縁膜層に接する様に設けられたゲート導電膜
層、17は層間絶縁膜層、18及び19は配線層である
。同図はゲート導電膜層16が前記第一の領域12及び
第二の領域13のいずれにも接続されない薄膜トランジ
スタ(以下TPTと略記する)の状態を示している。該
ゲート導電膜層16を適切な定電位に保つように接続し
て薄膜ダイオード(以下、TFDと略記する。)を形成
することも可能である。
第1図(b)は、同図(a)においてゲート導電膜層1
6を第一の領域12に配線層20を介して接続して成る
TFDを示したものである。この構造よると、第一の領
域12が第三の領域14よりも、一定電圧(第1図(a
)に示されるTPTのしきい値に略等しい電圧)以上高
電位となった時にTFDはオンし、それ以外の時TFD
はオフする。
第1図(c)は、同図(a)においてゲート導電膜層1
6を第二の領域14に配線層23を介して接続して成る
TFDを示したものである。第1図(b)のTFD同様
第三の領域が第一の領域よりも一定電圧以上定電位に置
かれた時のみT F” Dはオンする。
第2図に、上述のTFDの製造プロセスフローの一例を
、同一基板上に形成されたドライバー回路等の構成要素
を成す相補形金属酸化膜半導体(以下、0MO3と略記
する)構造のTPTのそれと対比しつつ示す、同図にに
おいて、破線で分けられた43がP形TFTの製造プロ
セスフロー、44がN形TFTの製造プロセスフロー、
45がTFDの製造プロセス70−である。
第2図(a)は、絶縁基板24の上にCVD法等によっ
てシリコン薄膜層を積みパターニングしてシリコン薄膜
層の島25.26.27を形成する工程を示している。
第2図(b)は、シリコン薄膜層25.26.27を酸
化する方法又はCVD法等により絶縁膜を積むことによ
ってゲート絶縁膜26.28.30を設ける工程とCV
D法又はスパッタ法等により導電膜層を積みパターニン
グしてゲート電極27.29.31を形成する工程とイ
オン注入法又は拡散法等により不純物ドープをし、ソー
ス・ドレイン領域32.34.35.37.38.40
を設ける工程とを示している。前記不純物ドープは選択
的に行われ領域32.34.38にはP形の不純物か、
領域35.37.40にはN形の不純物がドープされる
第2図(c)は、層間絶縁膜41を設ける工程とコンタ
クトホール46を開口する工程と配線42を形成する工
程を示している。
第2図より、TFDを形成する工程がCMO3TPTに
より回路素子を形成する工程と良く整合しているこが説
明される。
第3図に、本明細書中で用いるTFDのシンボルを示す
、第3図(a)は第1図(a)に、第3図(b)は第1
図(b)に、第3図(C)は第1図(c)にそれぞれ対
応する。47が16に相当するゲート、48が18に相
当する第一の領域(P影領域)、49が19に相当する
第三の領域(N影領域)を表わす。
第4図に本発明のTFDのIV特性の一例を示す、同図
ににおいて縦軸IはJli方向を正にとった電流、横軸
Vはグラウンドからみた電圧である。
素子寸法はゲート長が4μm、ゲート幅が20μmであ
る。
第5図に上述のTFDを利用した静電気cA護回路の一
例を示す、同図において、50は絶縁基板上に形成され
た入力又は出力端子、51は正電源端子、52はグラウ
ンド端子、53は薄膜集積回路、54は薄膜の抵抗素子
、55は薄膜の容量素子、56及び57はTFDである
。該抵抗素子54、容量素子55及びTFD56.57
が静電気保護回路を形成しており、いずれも薄膜集積回
路53と同一の絶縁基板上に形成されて成る。該静電気
保護回路の作用は通常のLSIに設けられた静電気保護
回路のそれと同じである。即ち、入力又は出力端子50
に静電気が印加されると抵抗素子54及び容量素子55
においてピーク電流及びピーク電圧がまず抑制される。
更に節点58に過大な電圧が加わるとTFD56又はT
FD57が導通して静電気を正電源又はグラウンドに逃
がす。
尚、静電気保護回路の回路形式は他にもバリエーション
が有り、直列に抵抗素子、並列に容量素子及びTFDを
備えていることが本発明の主旨である。
本発明は、ドライバー回路を内蔵したアクティブマトリ
クスパネル、薄膜による駆動回路を内蔵した密着型ライ
ンセンサー等に応用することが出来る。
〔発明の効果〕
本発明の薄膜ダイオードは、第1図に示した様にPIN
を横形に配置し1層に対向してゲートを設ける構造を有
するため、 1)第2図にて説明したごとく、ドライバー内蔵アクテ
ィブマトリクスパネル、駆動回路を内蔵した密着型ライ
ンセンサー等CMO3r4造の薄膜集積回路とI!!逍
上のプロセスが整合する。
2)ゲート長く即ち1層の長さ)を短く、精度良く作り
込むことが可能であるため第4図に示す様な良好なダイ
オード特性を得ることが出来る。
という著しい効果をもたらす。
また、従来絶縁基板上に設けられた集積回路に対する良
好な静電気保護の手段が無かったが、本発明のTFDを
用いることにより従来得ることの出来なかった高信頼度
の静電気保護回路が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図<a)〜(c)は本発明の詳細な説明するための
図。 第2図(a)、(b)、(c)は本発明の薄膜ダイオー
ドの製造方法を説明するための図。 第3図(a)〜(c)は本発明の薄膜ダイオードのシン
ボルを示した図。 第4図(a)(b)は本発明の薄膜ダイオードの特性例
を示した図。 第5図は本発明の静電気保護回路の実施例を説明するた
めの図。 第6図(a)(b)及び第7図は従来技術を説明するた
めの図。 以上 出願人 セイコーエプソン株式会社 代理人 弁理士 上 柳 雅 誉(他1名)(α)(シ
) 第10 (α)(1))        (C)第3「] 工(マイク07ンAl17) 第40 号4    毛椿素峯 舊、  砦引斗 号6.弓ワ   TTの 第5図 (α)(b) 第61頃[ 竺70

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリコン薄膜により形成された薄膜ダイオードに
    おいて、P型に不純物ドープされた第一の領域と不純物
    ドープされない第二の領域とN型に不純物ドープされた
    第三の領域とから成るシリコン薄膜層、該シリコン薄膜
    層に接する様にして設けられたゲート絶縁膜層及び該ゲ
    ート絶縁膜層に接する様にして前記第二の領域と対向す
    る位置に設けられたゲート導電膜層を具備して成り、該
    ゲート導電膜層は前記第一の領域及び第二の領域の一方
    に接続されて成ることを特徴とする薄膜ダイオード。
  2. (2)絶縁基板上に設けられた薄膜の集積回路と入出力
    端子との間に、直列接続された薄膜の抵抗素子と並列接
    続された薄膜の容量素子と並列接続された第一項記載の
    薄膜ダイオードとを具備して成ることを特徴とする静電
    気保護回路。
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