JPH01266131A - 芳香族ポリエステルおよびその製造方法 - Google Patents

芳香族ポリエステルおよびその製造方法

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JPH01266131A
JPH01266131A JP9484588A JP9484588A JPH01266131A JP H01266131 A JPH01266131 A JP H01266131A JP 9484588 A JP9484588 A JP 9484588A JP 9484588 A JP9484588 A JP 9484588A JP H01266131 A JPH01266131 A JP H01266131A
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修 木代
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 族ポリエステルに関するものである。
このポリエステルは溶融時に液晶性を示すので流動性が
良く成形性にすぐれ、かつ弾性率及び衝撃強度が高(、
更に高い耐熱性を有するポリエステルのため、精密部品
や電気・電子材料や自動車用部品等の成形品やフィルム
、繊維等として利用され5る。
〔従来技術と問題点〕
ステルとしては、USP ’1,2 J ?、、2 !
;デ及びらなるポリエステルの記載があるが、液晶性を
示す等の記載や機械物性値等の記載は全くない。
チルとしては、代表的なものとしてU−ポリマぐれたポ
リマーであるが、これは非品性であることと同時に分子
鎖中にイソプロピリデン基しかしながら、(9)が非常
にフレキシブルで、キンク憔のため液晶性は全くなく、
それどころか、ポリマー鎖同志でがらみ合うため、溶融
粘度の非常に高いポリエステルが得られ、成形性に難の
あるポリマーとなる。
一方、成形時に液晶性を示すポリエステルは成形性にす
ぐれるため近年非常に注目をあびている。
そうした液晶性ポリエステルとしては、剛直成分に(+
)アルキレン鎖のようなフレキシブル@等のキンク成分
を導入したり(1!1)芳香族環に置換基を導入したり
する方法によって得られている。
その中で(iりによる方法を用いた例は多々あの成分を
用いた液晶ポリマーの検討例としては例えばマクロモレ
キュールズ(Macromolecules/ダ /l
IO!;  (’f/))がある。この文献は(2)タ
イプ(いわゆる+、 lI’−官能基タイプ)および(
3)タイプを検討しているが、この中で特に(9)を用
いた場合は少量添加すると大幅に液晶性が低下し、2S
%含有系ではもはや液晶性を示さないことが示されてい
る。
又、特開昭4/−73’)30によると、(9)を用い
て可撓性を付与しているが、この場合異方性の緩和とい
う記載や実施例における弾性率の大幅低下より、液晶性
が大幅に低下していることは明らかである。
〔問題点を解決するための手段〕
可撓性を付与し、かつ液晶性を高め、耐熱性を有スる液
晶ポリエステルについて鋭意検討した結果、非常に驚く
べきことに、 3、q′−官能基を有する(1)と、 n を用いた芳香族ポリエステルは上記目的を達成すること
を見出し本発明に到達した。
すなわち、本発明は、 (1)(イ) /〜3S当量%の式(1)で示される占
λ−(3,II’−ジヒドロキシジフェニル)プロパン
残基 (ロ) /〜20当量%の式(2)、(3)、(4)で
示されるジオール化合物残基のうちの少なくとも7種、 n (ここにXは炭化水素基、酸素原子、イオウ原子、スル
ホニル基、カルボニル基またはエステル基を示し、Rは
炭化水素基を示し、nは/〜グの整数を示す。) (ハ) θ〜33当量%の式(5)で示されるp、 I
I’ −ジヒドロキシジフェニルおよび/又は式(6)
で示されるハイドロキノン残基 に) 5〜tis当量%の式(7)で示されるテレフタ
ル酸残基および/又はイソフタル酸残基(ホ) /3−
90当量%の式(5)で示されるp−オキシカルボン酸
残基および/又はm−オキシカルボン酸残基 から成る芳香族ポリエステルで、(1)、(2)、(3
)、(4)、(5)、(6)、(7)の当量数を〔/〕
〔コ〕(、?〕Cq1 (夕〕(A) [7〕  で表
わすと 0.9<、CC/〕+C′:) + CU〕+ [す“
〔“〕1〔′リイ7つ<′・′であり、かつ、320℃
、/ 005ec−’での溶融粘度が30ポイズ以上の
芳香族ポリエステル、および、出発原料として、 (へ)7〜33モル%の式へ1で表わされるコ、コ(3
p ’I’−ジヒドロキシジフェニル)プロパン (ト) 7〜20モル%の式0])、0オ、0■で表わ
されるジヒドロキシ化合物のうちの少な(とも7種、 (ここにXは炭化水素基、酸素原子、イオljX子、ス
ルホニル基、カルボニル基、エステル基を示し、Rは炭
化水素基を示し、nは/〜グの整数を示す) 伊) 0〜35モル%の式へ→で表わされる’7. ’
i”−ジヒドロキシジフェニルおよび/又は弐αりで表
わされるハイドロキノン、 (す)s−tIiモル%の式OQで表わされるテレフタ
ル酸および/又はイソフタル酸、 (ヌ)/r−90モル%の式αカで表わされるp−ヒド
ロキシ安息香酸および/又はm−ヒドロキシ安息香酸、 またはこれらの誘導体を使用し、系中で酸無水物を添加
して反応させ、10θ〜<100℃の温度において酸及
び酸無水物を留去しつつ反応させることを特徴とする全
芳香族ポリエステルの製造方法に存する。
本発明をさらに詳細に説明する。
本発明の芳香族ポリエステルにおいては、その構成成分
として前記(イ)の2.2−(3,II’−ジヒドロキ
シジフェニル)プロパン残基を含有することが必須の要
件であり、その含有比率は全成分合針を100当量%と
して/〜35当量%であり、l当量%以上存在するだけ
で液晶性を高めその結果弾性率の向上や、成形性の良化
なもたらす、という驚くべき特徴を有する。好ましくは
一当量%以上30当量%以下、さらに好ましくはり当量
3以上、27当量%以下である。
35当量%を超えるとコスト的な問題から好ましくない
又本発明の芳香族ポリエステルにおいては、その構成成
分として前記(ロ)の化合物残基、すなわち以下の式(
2)、(3)、(4)で示されるジオール化合物残基の
うちの少なくとも7種、 (ここにXは炭化水素基、酸素原子、イオウ原子、スル
ホニル基、カルボニル基またはエステル基を示し、Rは
炭化水素基を示し、nは1〜qの整数を示す。) を含有することが必須の要件である。
その含有比率は全成分合計を100当量%として/〜2
0当量%であり、驚(べきことにこのような成分を加え
ることによって液晶性を低下させることな(、すなわち
、あまり弾性率を低下させることなく、かつ、さほど成
形性を低下させることなく、耐熱性の向上をはかり、更
に耐衝撃性の向上をもはかることが可能となった。
該ジオール化合物残基の含有比率は、好ましくはコ〜l
O当量%、更に好ましくは3〜g当量%である。20当
量%を超えると液晶性が低下し、好ましくない。これら
は単独で用いてもよいし、混合物として使用してもよい
が単独で用いることが好ましい。
(2)の残基としては、コ、コー(ビスターヒドロキシ
フェニル)プロパン、ビス(ターヒドロキシフェニル)
メタン、/、l−ビス(lI−ヒドロキシフェニル)シ
クロヘキサン、ビス(p−ヒドロキシフェニル)ケトン
、ビス(クーヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(
p−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(p−ヒドロ
キシフェニル)エーテル、(lI−ヒドロキシフェニル
)−q−ヒドロキシベンゾエート等ノ残基が挙げられる
(3)の残基としてはレゾルシノールの残基が挙げられ
る。
(4)の残基としてはメチルハイドロキノン、2゜3、
!;−)リメチルハイドロキノン、t−ブチルハイドロ
キノン、2タージーt−ブチルハイドロキノン、フェニ
ルノ・イドロキノン等の残基が挙げられる。
このうち特に、22−(ビスグーヒドロキシフェニル)
プロパン、ビス(Q−ヒドロキシフェニル)スルホン、
レゾルシノール、t−ブチルハイドロキノンの残基が好
ましい。
本発明の芳香族ポリエステルは、その構成成分として前
記(−)の化合物残基、すなわち式(5)で示される、
+、 lI’−ジヒドロキシジフェニルおよび/又は式
(6)で示されるハイドロキノン残基、を含有してもよ
い。
これらを含有することによって耐熱性を高めることがで
きるので好ましいが、この成分を導入しなくても液晶性
(高弾性率、良好な成形性)の付与は可能である。
(−)の含有比率は全成分合計を10θ当量%とじてθ
〜35当量%、好ましくは0〜30当量%、さらに好ま
しくは0− Jθ当当量子ある。
耐熱性を高めたいときには、好ましくは一〜3θ当量%
、さらに好ましくはS−一〇当量%である。
35当量%を超えると成形性が悪くなり好ましくない。
これらは単独で用いても、混合して用いてもよい。
本発明の芳香族ポリエステルは更に、その構成成分とし
て前記に)の(7)式で示されるテレフタル酸残基およ
び/又はイソフタル酸残基を含有する。
に)の含有比率は全成分合計をioo当量当量口て5〜
qり当量%、好ましくは/θ〜IIo当量%、更に好ま
しくは75〜35当量%である。
5当量%未満又はlIり当量%を超えるときは、いずれ
も成形性が悪化し好ましくない。
前記(イ)(ロ) (−) (=)の各成分の当量数は
、伐9く((/’)+[コ) + (,7) + C弘
:]+(a+lj〕)イア) <7.iになるようにす
るのが好ましく、特に 0、95<: ((1) −1−(2) + [,7)
 + (’7) + [5] + [A] l□〕<:
 /、0 !が好ましい。
テレフタル酸残基、インフタル酸残基それぞれ単独に用
いても併用してもよい。併用するときはテレフタル酸残
基の量がイソフタル酸残基の量より多いのが好ましい。
本発明の芳香族ポリエステルは更K、その構成成分とし
て前記(ホ)の(8)式で示される芳香族オキシカルボ
ン酸残基を含有する。
(8)式で示される芳香族オキシカルボン酸残基の具体
例としては、p−ヒドロキシ安息香酸、m−ヒドロキシ
安息香酸の残基が挙げられる。
これらの残基はそれぞれ単独に用いてもよいし、併用し
てもよい。p−ヒドロキシ安息香酸残基と、m−ヒドロ
キシ安息香酸残基を併用するときは、p−ヒドロキシ安
息香酸残基量をより多くすることが好ましい。
(ホ)の含有比率は全成分合計な100当量%として/
夕〜90当量%、好ましくは20− K O当量%、さ
らに好ましくは2θ〜70当量%である。
ここに挙げた成分以外の成分を若干含有(通常約3当量
%以下)することは−向に差し支えない。
これらの構成成分を含有することにより、驚(べきこと
K、生成ポリマーは溶轍相において光学的に異方性を示
しく液晶性を示し)、そのため成形性にすぐれ、かつ高
弾性率を有し、又耐衝撃性にすぐれさらに耐熱性の良好
な全芳香族ポリエステルが得られ、かつ従来の装置で製
造できることを見出した。
特に、前記(1)の2.コー(3,ダ′−ジヒドロキシ
ジフェニル)プロパン残基を含有することにより、従来
のポリエステル製造装置(例えば、たて型のポリエチレ
ンテレフタレート製造装置〕を利用しても槽の底からポ
リマーを抜き出すことができるという大きなメリットが
あることがわかった。(以下、抜出し性と表現する)そ
れは(1)の2.2−(,7,Q’−ジヒドロキシジフ
ェニル)プロパン残基と(7)及び(8)の成分を組み
合わせること妃より、流動開始温度が低くなることによ
ると考えられる。
一方、物性的には耐熱性にすぐれるポリマーが得られる
。例えばバイプロン(iloHz)で測定した4((7
℃、750℃における複素弾性率/E*lをそれぞれ’
E”40 +  ’E ’宣50とすると、/E /1
5o//E /4o〉− コ でかつ lE/15o′:27.0×10IOdyne
/c−IrL2/ E  /46  :2 g、 OX
 / 01Odyne /am2という特徴を有する。
組成を選べば /E /+so //E /40 〉−や/ E /1
5o〉g、o X / olOdyne /cm2゜’
 E /4o > / 2.θ×/θ1Odyne /
cm2である。
又、耐衝撃性にすぐれている。三菱化成法ダンベルを用
いて耐衝撃性試験(Izod衝隼試験)を測定すると Izod衝撃値’:2 ? k!? ・cm/cm  
であり、組成を選べば    ’:2 / !; kg
 ・crn/cIn  となる。
またレオロジー的には溶融粘度が低(、成形性が良好で
ある。
これらの結果は2.2−(3,u’−ジヒドロキシジフ
ェニル)プロパン残基特有の構造に由来するものである
(1)を用いた場合は、分子模型を組んでみるとよくわ
かるように、分子鎖は△ (キンク)になるというより
も−下−(クランクシャフト)的になり、これが液晶性
に大きく寄与し、このようなりランクシャフト成分を用
いることが液晶ポリマーには非常に有効と考えられる。
((6)は△ (キンク)になり、しかもねじれを伴っ
ている) このことから(1)を用いた全芳香族ポリエステルの方
が剛直で、からみ合いが少ないことが予想され、(1)
の構造が液晶性に大きく寄与することがわかる。
?H3 Ha ?H3 CH。
基を導入でき、そのため耐衝撃値が大きくなるものと推
定される。
さらに本発明において、(1)のコ、2−(3,’!’
 −ジヒドロキシジフェニル)プロパン残基に(2)、
(3)、(4)の少なくとも1つの残基を加えることf
より、驚くべきことに、液晶性を維持したまま耐熱性や
耐衝撃性を向上させることができるということを見出し
た。
耐熱性として、この場合流動開始温度の向上を挙げるこ
とができる。
本発明の芳香族ポリエステルを製造するには、所定比率
の(イ)の(1)で示される。2.2−(3,II’−
ジヒドロキシジフェニル)プロパン残基、(ロ)の(2
)、(3)、(4)の少なくとも7つの化合物残基、必
要ならば(ハ)の(5)、(6)の少なくとも7つの化
合物残基、さらにに)のテレフタル酸残基および/又は
イソフタル酸残基、(ホ)のp−オキシ安息香酸残基お
よび/又はm−オキシ安息香酸残基、あるいは、これ等
の誘導体を原料として、周知の重合方法、例えば、溶融
重合法、溶液重合法または界面重合法等だ従って処理す
ればよい。とくに溶融重合法は、重合反応後の後処理が
不要であるため工業的生産上有利であり、また、溶液重
合法及び界面重合法は、重合反応が比較的低温で実施し
得る利点がある。
溶融重合法の場合は、前記の原料成分の一部を、アシル
化物又はエステルとして使用し、200−4’ 00℃
の温度で重合する方法、あるいは前記原料成分にアシル
化剤を加えて重合する方法が採られる。
また、溶液重合法または界面重合法では、カルボン酸残
基に対応する原料モノマーとして、一般に酸ノ・ライド
とくに酸クロライドが用いられ、界面重合法では原料の
オキシ残基は塩にしておく要がある。
本発明の全芳香族ポリエステルは320℃/ 005e
c−’での溶融粘度が30ポイズ以上であることが必須
であり、30ポイズ未満では充分な強度が得られない。
320℃、/θθsec −”での好ましい溶融粘度は
lθOボイズ以上、特に100〜10,000ボイズが
成形性の点で好適である。
、320℃で溶融しない場合は溶融粘度は■ということ
とし、その場合もこの範ちゅうに入るものとする。
特に本発明における製造法はコスト、作業性等の面から
すぐれている。すなわち本発明である製造方法は、出発
原料として、 (へ) 7〜35モル%の式(11で表わされる22−
(3,4′−ジヒドロキシジフェニル)プロパン、(ト
)7〜20モル%の式(11,Qa、α埠で表わされる
ジヒドロキシ化合物のうちの少なくとも7種、 (ここにXは炭化水素基、酸素原子、イオウ原子、スル
ホニル基、カルボニル基、エステル基を示し、Rは炭化
水素基を示し、nは/〜ダの整数を示す。) (F−)  0〜35モル%の弐〇ゆで表わされる+、
+’−ジヒドロキシジフェニルおよび/又は式αυで表
わされるハイドロキノン、 (す) 5〜tisモル%の式OQで表わされるテレフ
タル酸および/又はイソフタル酸、 (ヌ)/!;−90モル%の式aカで表わされるp −
ヒドロキシ安息香酸および/又はm−ヒドロキシ安息香
酸、 またはこれらの誘導体を使用し、系中で酸無水物を添加
して反応させ、700〜700℃の温度において酸及び
酸無水物を留去しつつ反応させる。
これら生成ポリエステルの組成は仕込原料組成と同等な
ので所望のポリエステルの組成となるように仕込原料組
成を決めればよい。
触媒としてはBuSnOOH,Bu2SnO,Ti(O
iPr)4゜Zn (OA C)21 S n (OA
 C)2等が用いられるが使用しな(てもよい。
酸無水物08としては無水酢酸、無水プロピオン酸、無
水安息香酸等を挙げることができる。
特に無水酢酸0■が好ましい。使用する酸無水物のモル
数を〔/9〕とすると、 特に/、0以上/、s以下が好ましい。
反応温度としては100℃〜yoo℃の温度いずれも使
用することが可能であるが、酸無水物を添加して、アシ
ル化を主に行うときは/θθ〜200℃程度、その後縮
合を主に行うときは昇温し、5so−yoθ℃を使用す
ることが好ましい。酸や酸無水物の留去のためにN2や
Ar等の不活性ガスをフローしたり、減圧を適用したり
することが可能である。
以上のような製造法をとることにより、従来のポリエス
テル特にポリエチレンテレフタレート製造用のイカリ翼
やヘリカル翼をもっただて型撹拌装置を使用しても、本
発明のポリマーは反応器からとり出すことが可能である
という操作上の利点のあることがわかった。
またさらに重合度を高めたい場合は固相重合を適用する
ことも可能である。
本発明の共重合ポリエステルは溶融相において光学的に
異方相を示し5るので流動性が非常に良(、そのため成
形性が良好で押出成形、射出成形、圧縮成形等の一般的
な溶融成形を行なうことが可能であり、成形品、フィル
ム、繊維等に加工することができる。
特に高流動であることより精密成形品等に適している。
又、成形時に本発明の共重合ポリエステルに対し、ガラ
ス繊維、炭素繊維等の繊維類、タルク、マイカ、炭酸カ
ルシウム等のフィラー類、核酸、顔料、酸化防止剤、滑
剤、その他安定剤、難燃剤等の充てん剤や添加剤、熱可
塑性樹脂等を添加して成形品に所望の特性を付与するこ
とも可能である。
又、他のポリマーとのブレンドやアロイ化てよって他の
ポリマーの特徴と本発明の芳香族ポリエステルの両方の
長所を合わせもつ組成物を創出することも可能である。
〔実施例〕
次に本発明を実施例について更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定され
るものではない。
なお、実施例中の溶融粘度の測定には、キャピラリーレ
オメータ−(インテスコ社M)を用(・、温度320℃
、剪断速度(P) / 005ec−’、シリンダーノ
ズルの長さ/直径=JOを使用した。
赤外分光光度計はNlcolet社製のaODXBFT
−IRを使用した。ポリマーをヘキサフルオロイングロ
バノールに溶解させるか、又はKBrディスクにてテス
トサンプルとした。
成形は日本製鋼社製0,10Z射出成形機を用いて行い
、成形片を作成した。
パイブロンは東洋ボールドウィン社製のレオパイブロン
を用い上の成形片をl10Hz下で使用した。
衝撃強度は、上記の成形片を使ってI sod衝撃試験
機により測定した。
光学異方性はホットステージ付き偏光顕微鏡を用いて行
った。
流動開始温度はパイプロンのデータから判断した。
実施例/ 借拌翼、窒素導入口、減圧口を備えたガラス重合管にp
−ヒドロキシ安息香酸? /、6jj(0,!; 2モ
ル)、テレフタル酸2 /、5 g(0,/ 、7モル
)、2.2−(3,II’−ジヒドロキシジフェニル)
プロパ77.9 g(0,03% ル)、2,2−(I
I、<z’−ジヒドロキシジフェニル)プロパン7、 
f i (0,0,7モル)、”tダ′−ジヒドロキシ
ジフェニル/ 、2. / !j(0,06モル)を仕
込み、減圧−窒素置換を3回繰り返し、最後に窒素を満
たした。
これに無水酢酸g 7.39を滴下し、撹拌を開始し、
重合管を130℃のオイルバスにiffし、1時間撹拌
を続はアセチル化を行なう。その後0、sll/min
の流量の窒素気流下におきオイルバスの温度を32θ℃
まで2θ分かけて昇温する。
ここで徐々に減圧を適用し15分間重合を行なった。
このポリマーは自重で流れ、反応器の底からとりだすこ
とが可能であった。取出し後このポリマーを2’lO℃
で3時間固相重合をした。こうして得られたポリマーの
溶融粘度(320℃、/θOsec” )はttqoポ
イズであった。
さらにこのポリマーを0.10z射出成形機で成形し、
その成形片のパイプロンを測定した。
パイプロンより / E*/4. = / 41. j
 GPa/ E*/、5o=  g、 2 GPaであ
った。
衝撃強度は2xi、 s kg・crrt/CrILで
あった。
またこのポリマーは約310℃以上で流動開始し、光学
異方性を示した。このポリマーのIRチャートを第1図
に示す。
このポリマーの組成は (1)/(2)/(5)/(7)/(8)=ダ、2 /
 9.2 / g、 K / /乙0g / l、 、
?、 IIであった。
実施例2〜/3 各成分の組成を第7表のようにかえた以外は一実施例/
と同様に行ない、ポリマーを製造した。
各種物性の測定結果を第1表にまとめた。
比較例/ 実施例/では、!、2−(3,lI’−ジヒドロキシジ
フェニル)プロパンと2.2− (ピスーダーヒドロキ
シフェニル)プロパンをそれぞれ0.03モルずつ使用
したが、比較例/ではJ、2−(3,lI’−ジヒドロ
キシジフェニル)プロパンヲ使用せス、Ω+2 (ビス
−グーヒドロキシフェニル)プロパンを306モル使用
した。
それ以外はすべて実施例/と同様に行った。
実施例/と同様に成形を行い、パイブロンを測定したと
ころ、このポリマーは/E/4゜=グ、gGPaであっ
た。
比較例2 iK行なったところ、生成ポリマーの成形品のバイプロ
ンによるlE/4oは5.2GPaであった。
〔発明の効果〕
本発明の芳香族ポリエステルは優れた耐熱性を有し、か
つ溶融相で液晶性を示すので流動性にすぐれ、そのため
成形性にすぐれるという特徴を有する。又、力学的特性
としては弾性率が高く、耐衝撃強度にも非常にすぐれて
いる。また本発明の芳香族ポリエステルは3so℃以下
の温度で成形できるという特徴を有する。
以上の性状に基づいて、本発明の芳香族ポリエステルは
射出成形体、フィルム、繊維等の用途に利用される。
また、本発明の全芳香族ポリエステルは、−般に330
℃以下の温度で溶融状態を示すことから、溶融重合法に
より製遺した場合、反応後、加圧することにより、ある
いは自重により、生成ポリマーを反応容器から容易に取
り出すことができる操作上の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例/で得られた芳香族ポリエステ
ルのIRチャート図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)(イ)1〜35当量%の式(1)で示される2,
    2−(3,4′−ジヒドロキシジフェニル)プロパン残
    基、 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (ロ)1〜20当量%の、式(2)、(3)、(4)で
    示されるジオール化合物残基のうちの少なくとも1種、 ▲数式、化学式、表等があります▼(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(3) ▲数式、化学式、表等があります▼(4) (ここにXは炭化水素基、酸素原子、イオウ原子、スル
    ホニル基、カルボニル基またはエステル基を示し、Rは
    炭化水素基を示し、nは1〜4の整数を示す。) (ハ)0〜35当量%の式(5)で示される4,4′−
    ジヒドロキシジフェニルおよび/又は式(6)で示され
    るハイドロキノン残基、 ▲数式、化学式、表等があります▼(5) ▲数式、化学式、表等があります▼(6) (ニ)5〜45当量%の式(7)で示されるテレフタル
    酸残基および/又はイソフタル酸残基、▲数式、化学式
    、表等があります▼(7) (ホ)15〜90当量%の式(5)で示されるp−オキ
    シカルボン酸残基、および/又はm−オキシカルボン酸
    残基、 ▲数式、化学式、表等があります▼(8) から成る芳香族ポリエステルで、(1)、(2)、(3
    )、(4)、(5)、(6)、(7)の当量数を〔1〕
    〔2〕〔3〕〔4〕〔5〕〔6〕〔7〕で表わすと 0.9≦(〔1〕+〔2〕+〔3〕+〔4〕+〔5〕+
    〔6〕)/〔7〕≦1.1であり、かつ320℃、10
    0sec^−^1での溶融粘度が30ポイズ以上の芳香
    族ポリエステル。 (2)出発原料として (ヘ)1〜35モル%の式(10)で表わされる2,2
    −(3,4′−ジヒドロキシジフェニル)プロパン、 ▲数式、化学式、表等があります▼(10) (ト)1〜20モル%の式(11)、(12)、(13
    )で表わされるジヒドロキシ化合物のうちの少なくとも
    1種、 ▲数式、化学式、表等があります▼(11) ▲数式、化学式、表等があります▼(12) ▲数式、化学式、表等があります▼(13) (ここにXは炭化水素基、酸素原子、イオウ原子、スル
    ホニル基、カルボニル基、エステル基を示し、Rは炭化
    水素基を示し、 nは1〜4の整数を示す。) (チ)0〜35モル%の式(14)で表わされる4,4
    ′−ジヒドロキシジフェニルおよび/又は式 (15)で表わされるハイドロキノン、 ▲数式、化学式、表等があります▼(14) ▲数式、化学式、表等があります▼(15) (リ)5〜45モル%の式(16)で表わされるテレフ
    タル酸および/又はイソフタル酸、 ▲数式、化学式、表等があります▼(16) (ヌ)15〜90モル%の式(17)で表わされるp−
    ヒドロキシ安息香酸および/又はm−ヒドロキシ安息香
    酸、 ▲数式、化学式、表等があります▼(17) またはこれらの誘導体を使用し、系中で酸無水物を添加
    して反応させ、100〜400℃の温度において酸及び
    酸無水物を留去しつつ反応させることを特徴とする全芳
    香族ポリエステルの製造方法。
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