JPH0258537A - 芳香族ポリエステルアミド及びその製造方法 - Google Patents

芳香族ポリエステルアミド及びその製造方法

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JPH0258537A
JPH0258537A JP21015588A JP21015588A JPH0258537A JP H0258537 A JPH0258537 A JP H0258537A JP 21015588 A JP21015588 A JP 21015588A JP 21015588 A JP21015588 A JP 21015588A JP H0258537 A JPH0258537 A JP H0258537A
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JP21015588A
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Osamu Kidai
修 木代
Hiroshi Kamata
浩史 鎌田
Hideko Sakai
日出子 酒井
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Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、 〔従来技術〕 で示される構成単位を含有する芳香族ポリエステルアミ
ドに関するものである。
このポリエステルアミドは溶融時に液晶性(光学的異方
性)を示すので成形性(流動性)に浸れており、高弾性
率かつ高強度であり、高い耐熱性を有する。特にハンダ
耐性に優れているため、精密部品、コネクター、ICノ
ケノト、封止材等の電気・電子材料、自動車用部品等の
成形品・やフィルム・繊維等として利用されうる。
又、本発明のポリエステルアミドは本発明の製造方法に
より製造することによって、従来の一般的なポリエステ
ル製造装置で製造できることより、生産性が向上したり
、コストダウンにもつながる。
上記式で表わされる構成単位を有する芳香族ポリエステ
ルアミドは、プリティッシュ・ポリマー・ジャーナル第
73巻/号、5頁(/灯/)、特開昭タフ−/7702
/、特開昭!;!−27397等に記載があるが、いず
れも窒素含有成分としては芳香族ジアミン化合物残基や
芳香族アミノオキシ化合物残基が用いられているのみで
ある。
アミノカルボン酸残基を含む系についてはマクロモレキ
ュールズ第20巻lt号、177頁(/Fff7年)に
記載があるが、このものはアミノカルボン酸残基の含有
比率が!0当量係と高いので、吸水性に問題があると考
えられる。
また、このものが液晶性を示すかどうかについては何の
記載もなされていない。
〔問題点を解決するための手段〕
従来の製造装置(例えば3ン0°C以下の温度でのバル
ク法、たて型重合槽)で製造でき、かつハンダ耐熱(2
乙0℃、70860以上とする)に耐え、かつ高弾性率
、高強度、高流動性の芳香族ポリエステルアミドについ
て鋭意検討した結果、非常に驚くべきことに、以下の成
分をもつ芳香族ポリエステルアミドは上記目的を達成す
ることを見出し1本発明に到達した。
すなわち本発明は、 (イ) 7〜30モル%の式(1)で示される芳香族ア
ミノカルボン酸残基、 数/〜乙の炭化水素 基を示す。) (ロ) 2〜50モル%の式(2)で示される2、t−
ナフタレンジカルボン酸残基、 (2ン Hj〜roモル係モル(3)で示される芳香族ジオール
残基、 −O−R2−0− (R2:、2価の芳香族基を示す。) (−1:l O−弘Oモル%の式(4)で示される芳香
族ジカルボン酸残基、 OO (ホ) 0〜75モル%の式(5)で示される芳香族オ
キシカルボン酸残基、 から主として成る芳香族ボリエヌテルアミドであり(こ
こに(1)、(2)、(3)、(4)、(5)のモル数
を〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕、〔5〕で表わすと
、モル係は[13−1−[2)+C3’:l+(4]+
(5)に対する値である)、320 ℃、100sec
’での溶融粘度が10ボイズ以上の芳香族ポリエステル
アミド、及び 出発原料として (へ) 7〜30モル%の式(6)で示される芳香族ア
ミノカルボン酸、 (R1=水素原子または炭素数/〜乙の炭化水素基を示
す。) (ト1 .2〜!θモル係の式(力で示される2、t 
−ナフタレンジカルボン酸。
HO−R2−OH(81 (R2:2価の芳香族基を示す。) (1月 θ〜μ0モル係モル(9)で示される芳香族ジ
カルボン酸、 −) 0〜7jモル易の弐QQ)で示される芳香族オキ
シカルボン酸、 (ホ) 3〜jOモル係の式(8)で示される芳香族ジ
オール化合物、 させ、100−≠θO°Cの温度において酸及び酸無水
物を留去しつつ反応させることを特徴とする芳香族ポリ
エステルアミド′の製造方法、に存する。
本発明をさらに詳細に説明する。
本発明の芳香族ポリエステルアミドにおいては、その構
成成分として、前記式(1)で示される芳香族アミノカ
ルボン酸残基、式(2)で示される、2t−ナフタレン
ジカルボン酸残基、及ヒ式(3)で示される芳香族ジオ
ール残基を含有することが必須の要件である。
式(1)で示される芳香族アミノカルボン酸残基の含有
比率は、[1)−H:2)+[3)+〔4)+[5)の
和に対して7〜30モル%であり、好ましくは2〜25
モル%、更に好寸しくけ3〜20モル%である。
これは1モル係以上存在させるだけで耐熱性を高めるこ
とができるだけでなく、弾性率及び強度をも高めるとい
う特徴をも有する。
30モル係を超えると流動性が低化したり、吸水性が悪
化したりするので好ましくない。
式(1)で示される化合物残基の具体的な例としては、
m〜ルアミノ息香酸、P−アミノ安息香酸、p−N−メ
チルアミノ安息香e、p−N−フェニルアミノ安息香酸
、等の残基が挙げられ、これ等の2種以上を含有してい
てもよい。
これ等のうち、m−アミノ安息香酸、P−アミノ安息香
酸の残基が好ましく、特にP−アミノ安息香酸残基が好
ましい。
式(2)で示される2、6−ナフタレンジカルボン酸残
基の含有比率は、(1)+[:2 )+(3)+(4D
〔5〕の和に対して2−!rOモルモルあり、好ましく
It′i3モル係以モル3tモル係以下、さらに好まし
くはjモル係以上、30モル係以下である。これは2モ
ル%以上存在するだけで液晶性を高めるだけでなく、通
常のポリエステル製造装置(320℃以下)で製造でき
るという驚くべき特徴を有する。通常のポリエステルの
製造装置とは、例えば繊維便覧(原料編)p、IOどの
図7./l に記載されているようなものと考えればよ
い。また、製造できるということは、重合槽の中で固化
してしまうことなく流動可能であり、そのため重合槽か
ら抜き出すことができることを意味する。
液晶性を高めるということは、弾性率の向上や、成形性
の良化(流動性の向上即ち溶融粘度の低下)をもたらす
ということである。該コ、乙−ナフタレンジカルボン酸
残基の含有比率が2モル%未満の領域では、重合中に固
化が起こり、抜き出すことができなくなるだけでなく、
弾性率の低下や成形性(流動性)の低下を招くので好ま
しくない。
式(3)で示される芳香族ジオールについては、ポリマ
ー全体として、成形時に液晶性を示し、かつ・・ンダ耐
熱性を有するように選択するのが好ましい。
一般式(3)中のR2p−1,2価の芳香族を示すが、
好ましいR2としては、 (R3:炭素数/〜3のアルキル基又ハフェニル基を示
す。
n:置換基数を表わし、n=o〜μの整数である。
X:酸素原子、硫黄原子、スルホニル基、カルボニル基
、炭化水素基、エステル 残基又は直接結合を示す) で示される基が挙げられる。
式〔3〕で示される芳香族ジオキシ化合物の残基の具体
例としては、例えば・・イドロキノン、レゾルンン、メ
チルハイドロキノン、t−ブチルハイドロキノン、 r
、s −シー t −フーtルハイドロキノン、!、6
−ジーt−ブチルハイドロキノン、メチルハイドロキノ
ンジアセテ−1・、t−プチルハイドロキノンジアセテ
ート、!、≠、j−トリメチルレゾルンン、λ、3.J
 −トリメチルハイドロキノン、/、F−ジヒドロキシ
ナ7タレン、/+!−ジヒドロキシナフタレン、/、A
−ジヒドロキシナフタレン、2.乙−ジヒドロキシナフ
タレン、コ、7−シヒドロキシナフタレン、dl、2−
ビスCクーヒドロキシフェニル)プロパン、、2−(3
−ヒドロキシフェニル) −,2−(クーヒドロキシフ
ェニル)プロパン、ビス(4t−ヒドロキシフェニル)
メタン、3.It’−ジヒドロキシジフェニルスルホン
、  3.It’−ジヒドロキシベンゾフェノン、/、
/−ビス(弘−ヒドロキシフェニル)ンクロヘキサン、
  糺p’ −)ヒドロキシジフェニル、ビス(4t−
ヒドロキシフェニル)ケトン、ビス(クーヒドロキシフ
ェニル)スルフィド、ビス(クーヒドロキシフェニル)
スルホン、ビス(4t−ヒドロキシフェニル)エーテル
、(クーヒドロキシフェニル)−<=−ヒドロキシベン
ゾエート等の残基が挙げられるが、必ずしもこれらに限
定されるものではない、またこれらは混合物として使用
してもよい。
これらの中でハイドロキノン、レゾルシン、t−ブチル
ハイドロキノン、メチルハイドロキノン、≠、≠′−ジ
ヒドロキシジフェニル、、2.&−ジヒドロキンナフタ
レン、ノー(3−ヒドロキシフェニル)−λ−(t/L
−ヒドロキシフェニル)プロパン等が特に望ましい。(
3)の含有比率は(1)〜(5)の成分の全寺弄鱗巷傘
合計を100モル係トシて3〜roモル%の範囲であり
、好ましくはjA/≠7モル係でモル。
3モル係未満では、通常の反応槽からポリマーを抜き出
すことができなくなるので好ましくない。
本発明の芳香族ポリエステルアミドは更に、その構成成
分として、前記の式(4)で示される芳香族ジカルボン
酸残基を含有することができる。
式(4)で示されるジカルボン酸残基としては、テレフ
タル酸残基および/又はイノフタル酸残基が挙げられる
。テレフタル酸残基、イソフタル酸残基それぞれ単独に
用いても混合して共重合体としてもよい。共重合体とす
るときはテレフタル酸残基の量がインフタル酸残基の量
より多い方が好ましい。(4)の含有比率は、〔1〕〜
〔5〕の和に対して≠!モル係以下である。
前記式(21,(31,(4)で表わされる各構成成分
は、その各々の含有比率〔2〕、〔3〕、〔4〕が、O
8り<(〔2)+〔4)ン(:3)<:/、/を満たす
ようにするのが好ましい。この範囲外では、重合度が不
十分となる。
特如 0、タ −’ < ([2)十(4]ン(3)<:/、
Oりが好ましい。
本発明の芳香族ポリエステルアミドは更に、その構成成
分として、前記の式〔5〕で示される芳香族オキシ安息
香酸残基を含有することができる。
式(5)で示されるオキシ安息香酸残基の具体例として
は、p−ヒドロキシ安息香酸、m−ヒドロキン安息香酸
、の残基が挙げられる。
これらの残基はそれぞれ単独に用いてもよいし、共重合
体として使用してもよい。p−ヒドロキシ安息香酸残基
と、m−ヒドロキシ安息香酸残基を共重合体とするとき
は、p−ヒドロキシ安息香酸残基量をより多くすること
が好ましい。p−ヒドロキシ安息香酸残基を単独で用い
ることも好ましい。(5)の含有比率は、〔1〕〜〔5
〕の和に対して75モル係以下、好ましくはAOモル係
以下である。
(5)の含有比率が7tモル係を超えると、流動性が悪
化したり、反応槽からポリマーを抜き出すことができな
くなったりするので好ましくない0 (4)の成分が含まれない場合においても、生成ポリマ
ーは溶融相において光学的に異方性(液晶性)を示しう
るので、そのため成形性にすぐれ、かつ高弾性率、高耐
熱性の芳香族ポリエステルアミドを得ることは可能であ
り、しかもこの場合は、液晶性ポリマーとして弾性率が
高い上に異方性がある程度緩和された、すなわちEMD
/′ETD  比の小ざい芳香族ポリエステルアミドが
得られる。
本発明においては、上に挙げたfl、1〜(5)成分以
外の成分を肴干(約3当量係以下)含有することは、−
向に差し支えない。
本発明においては、これらの構成成分を含有することに
より、驚くべきことに、生成ポリマーは溶融相において
光学的に異方性(液晶性)を示し、そのため成形性にす
ぐれ、かつ高弾性率高強度を有し、さらに耐熱性の良好
な芳香族ポリエステルアミドが得られ、かつ従来のポリ
エステル製造装置(例えば、たて型のポリエチレンテレ
フタレート製造装置)を利用しても槽の底からポリマー
を抜き出すことができるという大きなメリットがあるこ
とを見出した。(以下、抜出し性と表現する)それは(
1)、(2)、(3)、場合により(4)および/また
は(5)の成分を組み合わせることにより、流動開始温
度が低くなるためと考えられる。
特に(1)と(2)を用いることが、耐熱性を高め(す
なわちハンダ耐性を付与し)、かつ流動開始温度はあま
り高めず320℃において流動しうる状態を作り出すこ
と、および、溶融粘度をむしろ低下させる効果をもつこ
とを見出したことは驚くべきことである。
本発明の芳香族ポリエステルアミドが耐熱性にすぐれて
いることは、次のことからも明らかである。例えばパイ
ブロン(//(17Hz)  で測定したaO℃、is
o℃における複素弾性率/E*/外をそれぞれ/ E”
 /401/ E ’ン、。とすると、/E*イs o
 / / E ”/4 o〉T5でかつ / C1s。
> s 、 ox 7 o Ill d’/ne/7/
 E*/ 40〉to、 o x70I0dyne//
″という特徴を有する。組成を選べば /E*イs o / / Eン40〉−/E*450 
〉/゛0.0 ×1010dYnC/f″7E*740
 〉/j 、OX/ OIo dY”””である。
又、相当するポリエステルに比べても、(1)の成分を
導入することにより常温での複素弾性率E* も向上し
、また/ j O”CでのE* も向上するという特徴
を有する。
又、260℃における複素弾性率を/E*//26゜と
すると、 / E’s、6o’;zx、o x lo” dyne
/Cntという非常に高い耐熱性を示す。このため21
.0℃でのハンダ耐性をも有する。実際!60℃のハン
ダ浴に浸漬しても、外観上何ら変化は認められない。
本発明の芳香族ポリエステルアミドは、2乙。
℃で上記のような高い弾性率を示し、かつ320℃では
通常のポリエステル製造装置で溶融法で製造できるとい
う大きな特徴をもっている。
またレオロジー的には溶融粘度が低く、成形性が良好で
ある。
本発明の芳香族ポリエステルアミドば、310℃1 7
00 sec  +での溶融粘度が10ポイズ以上であ
ることが必須であり、ioボイズ未満では充分な強度が
得られない。J 、20 ’C11o。
Sec  ’  での好ましい溶融粘度はSOポイズ以
上、特にioo〜/ 0,000ボイズが成形性の点で
好適である。
本発明の芳香族ポリエステルアミドを製造するKFi、
所定比率の(6ンの芳香族アミノカルボン酸、(7)の
2.6−ナフタレンジカルボン酸、(81の芳香族ジオ
ール、(9)の芳香族ジカルボン酸、0ωの芳香族オキ
シカルボン酸残基あるいはこれ等の誘導っで処理すれば
よい。とくに溶融重合法は、重合反応後の後処理が不要
であるため工業的生産上有利であシ、また、溶液重合法
及び界面重合法は、重合反応が比較的低温で実施し得る
利点がある。
溶融重合法の場合は、前記の原料成分の一部を、アシル
化物又はエステルとして使用し、200−≠00℃の温
度で重合する方法、あるいは前記原料成分にアンル化剤
を加えて重合する方法が採られる。
また、溶液重合法または界面重合法では、カルボン酸残
基に対応する原料モノマーとして、一般に酸ハライドと
くに酸クロライドが用いられ、界面重合法では原料のオ
キシ残基は塩にしておく必要がある。
特に本発明における製造法はコスト、作業性等の面から
すぐれている。すなわち本発明である製造法は、出発原
料として (へ) /〜30モル係モル(6)で示される芳香族ア
ミノカルボン酸残基、 (R’:水素原子または炭素数/〜乙の炭化水素基を示
す。) (ト)2〜りOモル係の式で示される2、6−ナフタレ
ンシカlレボン酸、 四 〇−グ0モル係の式(9)で示される芳香族ジカル
ボン酸。
(ヌ) θ〜7!モル係モル0Illlで示される芳香
族オキシカルボン酸、 (力 3〜!θモル倦の式(8)で示される芳香族ジオ
ール化合物、 HO−R・−OH(8) (rt2m  、2価の芳香族基を示す。)を使用し、
系中で酸無水物を添加して反応させ、1oo−≠00℃
の温度において酸及び酸無水物を留去しつつ反応させる
ことを特徴トスる芳香族ポリエステルアミドの製造方法
である。
これら生成ポリエステルアミドの組成は仕込原料組成と
同等なので、所望のポリエステルアミドの組成となるよ
うに仕込原料組成を決めればよい。
触媒としてはBuSnOOH、Bu2SnO0Ti (
OiPr )4. 。
Zn (OA、C)2 、 Sn (OAC)2 + 
 5bqOs 、 Co (OAc )2 、 KOA
c等が用いられるが、使用しなくてもよい。
酸無水物0])としては無水酢酸、無水プロピオン酸、
無水安息香酸等を挙げることができる。
特(ζ無水酢酸02が好ましいう使用する酸無水物のモ
ル数を〔11〕とすると、 oJ <: [11]/([6]+、2x[:8]+(
:10))(、z、Oとなるのが好ましく、特に 1.0 < (11]/([6)+、zXCs〕十〔ユ
O〕)くハjが好ましい。
反応温度としては/ 00 ”C−u 00 ”Cの温
度であればいずれも使用することが可能であるが、酸無
水物を添加して、アシル化を主に行うときは100,2
00℃程度、その後縮合を主に行うときは昇温し、2!
0−≠00℃の温度で行うことが好ましい。酸や酸無水
物の留去のためにN2やAr等の不活性ガスをフローシ
たり、残玉を適用したりすることが可能である。
以上のような製造法をとることにより、本発明において
は、従来のポリエステル特シζポリエチレンテレフタレ
ート製造用のイカリ翼や−\リカル翼をもっただて型攪
拌装置を使用しても、得られたポリマーを反応器からと
り出すことが可能であるという操作上の利点があること
がわかった。
またさらに重合度を高めたい場合は固相重合を適用する
ことも可能である。
本発明の芳香族ポリエステルアミドは溶融相において光
学的に異方相を示しうるので流動性が非常に良く、その
ため成形性が良好で押出成形、射出成形、圧縮成形等の
一般的な溶融成形を行なうことが可能であり、成形品、
フィルム、繊維等に加工することができる。
特に高流動であることにより精密成形品等に適している
。又、成形時に本発明の芳香族ボリエステルアミドに対
し、ガラス繊維、炭素繊維等の繊維類、タルク、マイカ
、炭酸カルシウム等のフィラー類、または、核剤、顔料
、酸化防止剤、滑剤、その他安定剤や難燃剤等の各稲光
てん剤、添加剤、あるいは熱可塑性樹脂等を添υ口して
成形品に所望の特性を付与することも可能である。
又1他のポリマーとのブレンドやアロイ化によって他の
ポリマーの特徴と本発明の芳香族ポリエステルアミドの
両方の長所を合わせもつ組成物を検出することも可能で
ある。
〔実施例〕
次に本発明を実施例について更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定され
るものではない。
なお、実施例中の溶融粘度の測定には、フローテスター
(島原製作所製)を用い、温度320°C1剪断速度(
r)/ 00 sec ’、シリンダーノズルの長さ/
直径−7Oを使用した。
IRについては、赤外分光光妾計はNlcolet社製
の20 DXBFT−IRを使用し、ポリマーをヘキサ
フルオロインフロパノールに溶解させるか、又はKBr
  ディスクにてテストサンプルとして測定した。
成形は日本製鋼社製0,10z射出成形機を用いて行い
、成形片を作成した。
又、成形片は流れ方向(MD力方向とそれに垂直な方向
(TD方向)が測定できるようにした0 パイブロンは東洋ボールドウィン71’のレオパイブロ
ンを用い、上の成形片をl10Hz下で使用した。
光学異方性(液晶性)はホントステージ付き偏光顕微鏡
を用いて観察した。
流動開始温度はパイブロンデータから判定した。
吸水率はASTM−D−夕70に準じて測定した。
実施例1 攪拌翼、窒素導入口、減圧口を備えれガラス重合管に、
p−ヒドロキシ安息香酸3り、j 、2 ii’(0,
29モル)、p−アミノ安息香酸/ I709 (0,
/ 1モル)、≠、≠′−ジヒドロキシジフェニル3 
/、77f?(0,77モル)テレフタル酸/グ、、2
 g y (o、o yモル)、2,6−ナフタレンジ
カルボン酸/♂、rty(o、02モル)を仕込み、減
圧−窒素置換を3回繰り返した後に窒素を満たした。
これに無水酢酸13.5≠2を滴下して攪拌を開始し、
重合管を/よ0℃のオイルバスKv潰して7時間攪拌を
続け、アセチル化を行った。
その後0. 夕t / minの流動の窒素気流下で、
オイルバスの温度を320℃壕でり0分かけて昇温した
ここで徐々に減圧を適用し、1時間重合を行った0 最終減圧度は0.3 ml(gであった。
生成物は自重で流れ、反応器の底から抜き出すことが可
能であった。
得られたポリマーをチップ化した後、  120℃で一
晩真空乾燥させた。
このポリマーの溶融粘度は320℃、  100Sec
  ’  で弘zOボイズであった。また、0.10z
  射出成形機で成形したものの引張特性は、引張強度
/、I / O却/cal、破断伸度3.7%であった
。吸水率はo、ot、t%であった。
このポリマーのIRチャート図を第1図に、また0、/
 oz  射出成形機を用いて作成した成形片のパイブ
ロンチャートを第1図に示す。
更に、とのポリマーの元素分析を行ったところ、 C:  73.7  t %(7!、/J%)、H; 
3.sり係(、?、77%) N: /、53係(t、t o%) であった。(但し、カッコ内は計算値である。)うな組
成になるように仕込1組成を変えた以外は、但し、実施
例λについては、元素分析及び吸水率を測定し、以下の
通りの結果を得た。
〈元素分析結果(%)〉 C: 73.9 / (71/ / )、H:3.よJ
 (3,6♂)、 N:(:1.77(0,7よ) (カッコ内は計算値) く吸水率〉 o、o t、t% また、実施例r、りについては、MD力方向複素弾性率
(/E*/MD)及びTD丈方向複素弾性率(/EンT
D)を測定した。
〔発明の効果〕
本発明の芳香族ポリエステルアミドは、優れた耐熱性を
有しく即ちノ・ンダ耐性を有する)、かつ溶融相で液晶
性を示すので流動性にすぐれ、そのため成形性にすぐれ
るという特徴を有する。
又、力学的特性としては、弾性率が高く、強度にも非常
にすぐれている。また本発明の芳香族ポリエステルアミ
ドは、3!O℃以下の温度特に3.20℃以下で成形で
きるという特徴を有する0 以上の性状に基づいて、本発明の芳香族ポリエステルア
ミドは射出成形体、フィルム、繊維等の用途に利用され
る。
また、本発明の芳香族ポリエステルアミドは、一般に3
20℃以下の温度で溶融状態を示すことから、溶融重合
法により製造した場合、反応後、加圧することにより、
あるいは自重により、生成ポリマーを反応容器から容易
に取り出すことができる操作上の利点も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例/で得られたポリマーのIRチャート
図である。第2図は、実施例/で得られたポリマーの成
形片のバイブロンチャトを示す図である。図中、/ [
E’、lはF/I3はtanα を示す。 第3図は、実施例2で得られたポリマーのIRチャート
を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(イ)1〜30モル%の式(1)で示される芳香
    族アミノカルボン酸残基、 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (R^1:水素原子または炭素数1〜6の炭化水素基を
    示す。) (ロ)2〜50モル%の式(2)で示される2,6−ナ
    フタレンジカルボン酸残基、 ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (ハ)3〜50モル%の式(3)で示される芳香族ジオ
    ール残基、 −O−R^2−O−(3) (R^2:2価の芳香族基を示す。) (ニ)0〜45モル%の式(4)で示される芳香族ジカ
    ルボン酸残基、 ▲数式、化学式、表等があります▼(4) (ホ)0〜75モル%の式(5)で示される芳香族オキ
    シカルボン酸残基、 ▲数式、化学式、表等があります▼(5) から主として成る芳香族ポリエステルアミドであり(こ
    こに、(1)、(2)、(3)、(4)、(5)の当量
    数を〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕、〔5〕で表わす
    と、モル%は〔1〕+〔2〕+〔3〕+〔4〕+〔5〕
    に対する値である)、320℃、100sec^−^1
    での溶融粘度が10ポイズ以上の芳香族ポリエステルア
    ミド。
  2. (2)出発原料として (ヘ)1〜30モル%の式(6)で示される芳香族アミ
    ノカルボン酸、 ▲数式、化学式、表等があります▼(6) (R^1:水素原子または炭素数1〜6の炭化水素基を
    示す。) (ト)2〜50モル%の式(7)で示される、2,6−
    ナフタレンジカルボン酸、 ▲数式、化学式、表等があります▼(7) (チ)3〜50モル%の式(8)で示される芳香族ジオ
    ール化合物、 HO−R^2−OH(8) (R^2:2価の芳香族基を示す。) (リ)0〜40モル%の式(9)で示される芳香族ジカ
    ルボン酸、 ▲数式、化学式、表等があります▼(9) (ヌ)0〜75モル%の式(10)で示される芳香族オ
    キシカルボン酸、 ▲数式、化学式、表等があります▼(10) ここで、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)の
    モル数を〔6〕、〔7〕、〔8〕、〔9〕、〔10〕、
    で表わすと、モル%は〔1〕+〔2〕+〔3〕+〔4〕
    +〔5〕に対する値である。 を使用し、系中で酸無水物を添加して反応させ、100
    〜400℃の温度において酸及び酸無水物を留去しつつ
    反応させることを特徴とする芳香族ポリエステルアミド
    の製造方法。
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