JPH0123343B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0123343B2 JPH0123343B2 JP58057497A JP5749783A JPH0123343B2 JP H0123343 B2 JPH0123343 B2 JP H0123343B2 JP 58057497 A JP58057497 A JP 58057497A JP 5749783 A JP5749783 A JP 5749783A JP H0123343 B2 JPH0123343 B2 JP H0123343B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- pawl
- rod
- transmission
- cam surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 31
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 5
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/30—Constructional features of the final output mechanisms
- F16H63/34—Locking or disabling mechanisms
- F16H63/3416—Parking lock mechanisms or brakes in the transmission
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T1/00—Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles
- B60T1/005—Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles by locking of wheel or transmission rotation
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/19—Gearing
- Y10T74/19637—Gearing with brake means for gearing
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、車両用の変速機の出力軸に連結さ
れたパーキングギアに爪付ポール(掛金)を噛み
合わさせ、出力軸を固定するパーキング機構に関
する。
れたパーキングギアに爪付ポール(掛金)を噛み
合わさせ、出力軸を固定するパーキング機構に関
する。
マニユアルシフトレバーの作動に連動する車両
用の変速機のパーキング機構は、つぎのように構
成されている。
用の変速機のパーキング機構は、つぎのように構
成されている。
手動シフトレバーの操作によつて回転されるマ
ニユアル軸に、一体回転するようにデイテント機
構付レバーが装着され、該レバーには先端部にカ
ムが取り付けられたカム付きロツドの後端がリン
クされている。このカムの運動方向の前方に突出
したブラケツトの斜面(カム面)を乗り上げるこ
とにより、該ブラケツトに直交的に装着された爪
付ポールを押し上げ、該ポールの爪が変速機の出
力軸に駆動的に連結されたパーキングギアと噛み
合うことにより出力軸がロツクされる。
ニユアル軸に、一体回転するようにデイテント機
構付レバーが装着され、該レバーには先端部にカ
ムが取り付けられたカム付きロツドの後端がリン
クされている。このカムの運動方向の前方に突出
したブラケツトの斜面(カム面)を乗り上げるこ
とにより、該ブラケツトに直交的に装着された爪
付ポールを押し上げ、該ポールの爪が変速機の出
力軸に駆動的に連結されたパーキングギアと噛み
合うことにより出力軸がロツクされる。
しかるにこの変速機のパーキング機構では、従
来カムの前方に突出した長いロツドによりブラケ
ツトとカム付ロツドとのガイドを行つていたた
め、ロツドの軸方向寸法が大きくなる。このため
ロツド先端部を収容する部分の変速機ケースが大
きくなり、とくに軸方向寸法の短縮化を要求され
る前輪駆動自動車などエンジン横置きの車両では
不適当となつていた。またブラケツトによるロツ
ド先端の保持が十分でなく、作動時の擦れながら
の振動によるカムの異常摩耗が生じ易かつた。
来カムの前方に突出した長いロツドによりブラケ
ツトとカム付ロツドとのガイドを行つていたた
め、ロツドの軸方向寸法が大きくなる。このため
ロツド先端部を収容する部分の変速機ケースが大
きくなり、とくに軸方向寸法の短縮化を要求され
る前輪駆動自動車などエンジン横置きの車両では
不適当となつていた。またブラケツトによるロツ
ド先端の保持が十分でなく、作動時の擦れながら
の振動によるカムの異常摩耗が生じ易かつた。
この発明の目的は、ロツドのカム前方に突き出
した部分を短縮化でき、かつロツドの先端を確実
にガイド、保持できる変速機のパーキング機構の
提供にある。
した部分を短縮化でき、かつロツドの先端を確実
にガイド、保持できる変速機のパーキング機構の
提供にある。
上記目的達成のため、この発明の変速機のパー
キング機構は、 変速機のシフトレバーに連動して先端部が略軸
方向に変位作動されるロツドと、 該ロツドの先端部に、先端方向に付勢されて外
嵌されたカムと、 該カムに係合するカム面を有し、カムを含むロ
ツドの先端部を案内する固定ガイドと、 前記カム面に対向して配設され、前記ロツド先
端部の変位方向とほぼ直交する方向変位可能に取
り付けられた爪付ポールと、 変速機出力軸に駆動的に連結され、前記爪と噛
み合うパーキングギアと、 を備え、 シフトレバーがパーキング位置にシフトされた
とき、前記カムが前記カム面とポールとの間に割
り込むことによる楔作用でポールを変位させ、前
記爪をパーキングギアに噛み合わせるようにした
変速機のパーキング機構において、 前記固定ガイドは、内周が、前記カム面を介し
て平行的に偏心し、いずれも前記カムの最大外径
より幾分大きいほぼ同一内径のブラケツト穴とガ
イド穴となつているスリーブであり、 該スリーブは、ブラケツト穴部分が変速機ケー
スに固着され、ガイド穴部分は前記ロツド方向に
突き出して取り付けられ、 前記カム面と対向する位置に前記ポールが嵌め
込まれる切欠が設けられている 構成を採用した。
キング機構は、 変速機のシフトレバーに連動して先端部が略軸
方向に変位作動されるロツドと、 該ロツドの先端部に、先端方向に付勢されて外
嵌されたカムと、 該カムに係合するカム面を有し、カムを含むロ
ツドの先端部を案内する固定ガイドと、 前記カム面に対向して配設され、前記ロツド先
端部の変位方向とほぼ直交する方向変位可能に取
り付けられた爪付ポールと、 変速機出力軸に駆動的に連結され、前記爪と噛
み合うパーキングギアと、 を備え、 シフトレバーがパーキング位置にシフトされた
とき、前記カムが前記カム面とポールとの間に割
り込むことによる楔作用でポールを変位させ、前
記爪をパーキングギアに噛み合わせるようにした
変速機のパーキング機構において、 前記固定ガイドは、内周が、前記カム面を介し
て平行的に偏心し、いずれも前記カムの最大外径
より幾分大きいほぼ同一内径のブラケツト穴とガ
イド穴となつているスリーブであり、 該スリーブは、ブラケツト穴部分が変速機ケー
スに固着され、ガイド穴部分は前記ロツド方向に
突き出して取り付けられ、 前記カム面と対向する位置に前記ポールが嵌め
込まれる切欠が設けられている 構成を採用した。
この発明のパーキング機構は、ロツドの先端を
保持するとともにその変位経路を案内するガイド
を、前記カムの外径より幾分大きく、前記カム面
を介して偏心したほぼ同一内径のガイド面なつて
いるスリーブ状に形成しているので、ロツドのカ
ム前方に突き出した部分を短縮化してもロツドの
先端部を確実にガイドできる。これにより変速機
のロツド先端部の軸方向の寸法の短縮が可能とな
る。
保持するとともにその変位経路を案内するガイド
を、前記カムの外径より幾分大きく、前記カム面
を介して偏心したほぼ同一内径のガイド面なつて
いるスリーブ状に形成しているので、ロツドのカ
ム前方に突き出した部分を短縮化してもロツドの
先端部を確実にガイドできる。これにより変速機
のロツド先端部の軸方向の寸法の短縮が可能とな
る。
またスリーブは、内周が前記カムの外径より幾
分大きく、前記カム面を介して偏心したほぼ同一
内径のブラケツト穴とガイド穴となつているの
で、作動の際、カムを含むロツド先端部を全周方
向に確実に保持できる。これにより、作動時の擦
れながらの振動によるカムの異常摩耗が防止でき
る。
分大きく、前記カム面を介して偏心したほぼ同一
内径のブラケツト穴とガイド穴となつているの
で、作動の際、カムを含むロツド先端部を全周方
向に確実に保持できる。これにより、作動時の擦
れながらの振動によるカムの異常摩耗が防止でき
る。
第1図〜第3図は、フロントエンジン・フロン
トドライブ式の車両に搭載される自動変速機のパ
ーキング機構を示す。
トドライブ式の車両に搭載される自動変速機のパ
ーキング機構を示す。
パーキング機構1は、変速機のシフトレバー
(図示せず)に連動して回動し、デイテント機構
を構成するデイテントレバー2およびデイテント
スプリング3を備える。デイテントレバー2に
は、略軸方向に変位作動されるロツド4の後端4
2がリンクされている。ロツド4の先端部41に
はカム5が設けられ、ロツド先端部41に対応す
る変速機ケースCには、該カム5に係合するカム
面60を有し、カム5を含むロツドの先端部41
をガイドするスリーブ6が固着されている。また
爪72付ポール7が、スリーブ6と直交的に、前
記カム面60に対向する方向に変位可能に配設さ
れ、このポール7の対応位置には、変速機の出力
軸に駆動的に連結され前記爪72と噛み合う係合
歯91を構成するパーキングギア9が設けられて
いる。
(図示せず)に連動して回動し、デイテント機構
を構成するデイテントレバー2およびデイテント
スプリング3を備える。デイテントレバー2に
は、略軸方向に変位作動されるロツド4の後端4
2がリンクされている。ロツド4の先端部41に
はカム5が設けられ、ロツド先端部41に対応す
る変速機ケースCには、該カム5に係合するカム
面60を有し、カム5を含むロツドの先端部41
をガイドするスリーブ6が固着されている。また
爪72付ポール7が、スリーブ6と直交的に、前
記カム面60に対向する方向に変位可能に配設さ
れ、このポール7の対応位置には、変速機の出力
軸に駆動的に連結され前記爪72と噛み合う係合
歯91を構成するパーキングギア9が設けられて
いる。
デイテントレバー2は、運転席に設けられてい
る前記シフトレバーの操作に連動して回動するマ
ニユアル軸10に直結され、該マニユアル軸10
を中心に一体的に回動する板状物である。このレ
バー2の外周には、シフト位置に対応する複数個
(実施例では、P,R,N,D,2,Lの各ポジ
シヨンに対応する6個)の係合溝21が連続して
設けられている。この係合溝21に、デイテント
スプリング3の先端に取付けられたローラ31が
係合し、各係合位置で戻り止めの力が働く。
る前記シフトレバーの操作に連動して回動するマ
ニユアル軸10に直結され、該マニユアル軸10
を中心に一体的に回動する板状物である。このレ
バー2の外周には、シフト位置に対応する複数個
(実施例では、P,R,N,D,2,Lの各ポジ
シヨンに対応する6個)の係合溝21が連続して
設けられている。この係合溝21に、デイテント
スプリング3の先端に取付けられたローラ31が
係合し、各係合位置で戻り止めの力が働く。
デイテントスプリング3は、平面形状が略L字
状を呈する基部30の角部から延び、かつ先端部
が基部30の面に対して略直角に折立した腕部3
2にて、ブラケツト33にリベツトにて鋲着され
ている。このブラケツト33は基部30の両端部
において蝶子にて変速機ケースCの胴部206に
締結されている。
状を呈する基部30の角部から延び、かつ先端部
が基部30の面に対して略直角に折立した腕部3
2にて、ブラケツト33にリベツトにて鋲着され
ている。このブラケツト33は基部30の両端部
において蝶子にて変速機ケースCの胴部206に
締結されている。
レバー2の一端部には穴22が開けられ、この
穴22には丸棒状のロツド4の屈曲された後端4
2が回転可能に取り付けられている。デイテント
レバー2の回動によつて、ロツド4は略ロツド軸
方向に前進または後進する。
穴22には丸棒状のロツド4の屈曲された後端4
2が回転可能に取り付けられている。デイテント
レバー2の回動によつて、ロツド4は略ロツド軸
方向に前進または後進する。
ロツド4の先端には、該ロツド4に外装された
コイルスプリング11により先端方向に付勢され
たカム5が前後摺動が可能に外嵌されている。カ
ム5は、ロツド4の先端方向に頂点を有する傾斜
のゆるい円錐面と傾斜のきつい円錐面が交互2段
に形成された軸孔付多段円錐状を呈する。カム5
はロツド4が前進するとき背設されたコイルスプ
リング11の作用で前進する。
コイルスプリング11により先端方向に付勢され
たカム5が前後摺動が可能に外嵌されている。カ
ム5は、ロツド4の先端方向に頂点を有する傾斜
のゆるい円錐面と傾斜のきつい円錐面が交互2段
に形成された軸孔付多段円錐状を呈する。カム5
はロツド4が前進するとき背設されたコイルスプ
リング11の作用で前進する。
スリーブ6は、中間に前記カム5の円錐面に摺
接するカム面60を介して、その先端側61は前
記カム5の外径より幾分大きい内径を有するブラ
ケツト穴62となつており、後端側63は該ブラ
ケツト穴62と同一内径で、中心が前記カム面6
0だけ平行移動して形成されたガイド穴64とな
つている。前記カム面60からブラケツト穴64
の間のカム面60に対向する筒面には、軸心に直
交するほぼ半周の切欠65が形成されている。
接するカム面60を介して、その先端側61は前
記カム5の外径より幾分大きい内径を有するブラ
ケツト穴62となつており、後端側63は該ブラ
ケツト穴62と同一内径で、中心が前記カム面6
0だけ平行移動して形成されたガイド穴64とな
つている。前記カム面60からブラケツト穴64
の間のカム面60に対向する筒面には、軸心に直
交するほぼ半周の切欠65が形成されている。
スリーブ6は、その先端側61が変速機ケース
Cの後端部201の穴202に挿入され、その先
端66はケース後面203に露出して装着され、
スナツプリング12で固定されるとともに、キー
(図示せず)によつて回転止めされている。また
パーキング作動時に先端66の方向に働く力に対
して、ケース後面203に締結されたプレート
(本実施例ではリアカバー204)で押さえられ
ている。
Cの後端部201の穴202に挿入され、その先
端66はケース後面203に露出して装着され、
スナツプリング12で固定されるとともに、キー
(図示せず)によつて回転止めされている。また
パーキング作動時に先端66の方向に働く力に対
して、ケース後面203に締結されたプレート
(本実施例ではリアカバー204)で押さえられ
ている。
前記カム5は、スリーブ6内を、レバー2の矢
印A方向への回動とともに、案内されながら前進
してカム面60を登るとともに、該カム面60と
前記切欠65に押圧されている爪付ポール7の先
端部71との間の〓間に押し入り、ポール7を第
1図に2点鎖線で示す位置ま押し上げはじめ、レ
バー2のP(パーキング)レンジ溝23がデイテ
ントスプリング3の先端部のローラ31に係合し
たとき、カム5はブラケツト穴62に嵌り込み、
ポール7を実線で示す位置まで押し上げる。
印A方向への回動とともに、案内されながら前進
してカム面60を登るとともに、該カム面60と
前記切欠65に押圧されている爪付ポール7の先
端部71との間の〓間に押し入り、ポール7を第
1図に2点鎖線で示す位置ま押し上げはじめ、レ
バー2のP(パーキング)レンジ溝23がデイテ
ントスプリング3の先端部のローラ31に係合し
たとき、カム5はブラケツト穴62に嵌り込み、
ポール7を実線で示す位置まで押し上げる。
爪付ポール7は、前記カム5に係わり合う先端
部71、爪72が突設されている中間部73、お
よび軸支穴74が開けられた基部75からなる。
部71、爪72が突設されている中間部73、お
よび軸支穴74が開けられた基部75からなる。
このポール7は、軸支穴74が変速機ケースC
に取り付けられているシヤフト14に嵌められ
て、変速機ケースCに回動可能に取り付けられて
いる。また基部75にはスプリング8が取り付け
られ、爪72がパーキングギア9から離れる方向
に付勢されている。
に取り付けられているシヤフト14に嵌められ
て、変速機ケースCに回動可能に取り付けられて
いる。また基部75にはスプリング8が取り付け
られ、爪72がパーキングギア9から離れる方向
に付勢されている。
ポール7は、カム5により押し上げられると、
カム5の進行方向と直交する方向に回動し、ポー
ル7の爪72をパーキングギア9に係合させて変
速機の出力軸をロツクする。
カム5の進行方向と直交する方向に回動し、ポー
ル7の爪72をパーキングギア9に係合させて変
速機の出力軸をロツクする。
つぎに作用を説明する。
手動操作によりデイテントレバー2が矢印A方
向に回動して、Pレンジ溝23がデイテントスプ
リングのローラ31に係合すると、カム5はブラ
ケツト穴62に入り込んで、爪付ポール7をおし
上げて、ポール7の爪72とパーキングギア9と
を係合させるように作動する。ポール7の爪72
はパーキングギア9が所定回転速度以上であると
係合しないように設定されているため、ポール7
はシヤフト14を中心として回転方向に付与され
るスプリング8によるばね荷重とカム5を支持す
るコイルスプリング11によるばね荷重とによつ
て、カム5の前後振動とともに回転振動する。パ
ーキングギア9の回転速度が遅くなると、スプリ
ング8による爪72とパーキングギア9との解放
力と、それよりも大く設定されたコイルスプリン
グ11による爪72とパーキングギア9との係合
力との平衡関係により爪72はパーキングギア9
に噛み合う。
向に回動して、Pレンジ溝23がデイテントスプ
リングのローラ31に係合すると、カム5はブラ
ケツト穴62に入り込んで、爪付ポール7をおし
上げて、ポール7の爪72とパーキングギア9と
を係合させるように作動する。ポール7の爪72
はパーキングギア9が所定回転速度以上であると
係合しないように設定されているため、ポール7
はシヤフト14を中心として回転方向に付与され
るスプリング8によるばね荷重とカム5を支持す
るコイルスプリング11によるばね荷重とによつ
て、カム5の前後振動とともに回転振動する。パ
ーキングギア9の回転速度が遅くなると、スプリ
ング8による爪72とパーキングギア9との解放
力と、それよりも大く設定されたコイルスプリン
グ11による爪72とパーキングギア9との係合
力との平衡関係により爪72はパーキングギア9
に噛み合う。
手動操作により、デイテントレバー2が矢印B
方向に回動させられると、カム5を支持するコイ
ルスプリング11は爪付ポール7をパーキングギ
ア9に係合させる力を失うため、スプリング8の
解放力より爪付ポール7とパーキングギア9とは
解放される。
方向に回動させられると、カム5を支持するコイ
ルスプリング11は爪付ポール7をパーキングギ
ア9に係合させる力を失うため、スプリング8の
解放力より爪付ポール7とパーキングギア9とは
解放される。
以上の如くこの発明のパーキング機構1では、
カム5のガイドが、前記カム5の外径より幾分大
きく、前記カム面60を介して偏心したほぼ同一
内径のガイド面となつているスリーブ6となつて
いる。これによりロツド4のカム5前方に突出し
た部分を短縮化でき、これにより変速機の軸方向
寸法の短縮化が可能となる。カム面付ブラケツト
穴62とガイド穴64とが一体のスリーブ6とな
つているため、ガイドの剛性が高められるととも
に変速機ケースCへの固着が容易となり、小形化
が可能となる。
カム5のガイドが、前記カム5の外径より幾分大
きく、前記カム面60を介して偏心したほぼ同一
内径のガイド面となつているスリーブ6となつて
いる。これによりロツド4のカム5前方に突出し
た部分を短縮化でき、これにより変速機の軸方向
寸法の短縮化が可能となる。カム面付ブラケツト
穴62とガイド穴64とが一体のスリーブ6とな
つているため、ガイドの剛性が高められるととも
に変速機ケースCへの固着が容易となり、小形化
が可能となる。
またこの発明では、カム5の最大外径をブラケ
ツト穴62の大きさに近付けることができ、該ブ
ラケツト穴62と同一内径で、中心が前記カム面
60だけ平行移動してガイド穴64を形成してい
る。これにより、爪72をパーキングギア9に噛
み合せる係合作動時において、カム5が爪付ポー
ル7を押し上げる際に、カム5とポール7のカム
5との当接部との間に発生する、カム5の進行方
向に直交する方向のすべりは微小である。その結
果、カム5の前後振動、および爪付ポール7の揺
動とともに発生する横方向の摺り振動によるカム
5の異常摩耗が少ない。
ツト穴62の大きさに近付けることができ、該ブ
ラケツト穴62と同一内径で、中心が前記カム面
60だけ平行移動してガイド穴64を形成してい
る。これにより、爪72をパーキングギア9に噛
み合せる係合作動時において、カム5が爪付ポー
ル7を押し上げる際に、カム5とポール7のカム
5との当接部との間に発生する、カム5の進行方
向に直交する方向のすべりは微小である。その結
果、カム5の前後振動、および爪付ポール7の揺
動とともに発生する横方向の摺り振動によるカム
5の異常摩耗が少ない。
第1図は本発明の1実施例にかかる自動変速機
のパーキング機構の側面図、第2図はその正面
図、第3図はその平面図である。 図中1……パーキング機構、2……デイテント
レバー、3……デイテントスプリング、4……ロ
ツド、5……カム、6……ガイドスリーブ、7…
…爪付ポール、8……スプリング、9……パーキ
ングギア。
のパーキング機構の側面図、第2図はその正面
図、第3図はその平面図である。 図中1……パーキング機構、2……デイテント
レバー、3……デイテントスプリング、4……ロ
ツド、5……カム、6……ガイドスリーブ、7…
…爪付ポール、8……スプリング、9……パーキ
ングギア。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 変速機のシフトレバーに連動して先端部が略
軸方向に変位作動されるロツドと、 該ロツドの先端部に、先端方向に付勢されて外
嵌されたカムと、 該カムに係合するカム面を有し、カムを含むロ
ツドの先端部を案内する固定ガイドと、 前記カム面に対向して配設され、前記ロツド先
端部の変位方向とほぼ直交する方向に変位可能に
取り付けられた爪付ポールと、 変速機の出力軸に駆動的に連結され、前記爪と
噛み合うパーキングギアと、 を備え、 シフトレバーがパーキング位置にシフトされた
とき、前記カムが前記カム面とポールとの間に割
り込むことによる楔作用でポールを変位させ、前
記爪をパーキングギアに噛み合わせるようにした
変速機のパーキング機構において、 前記固定ガイドは、内周が、前記カム面を介し
て平行的に偏心し、いずれも前記カムの最大外径
より幾分大きいほぼ同一内径のブラケツト穴とガ
イド穴となつているスリーブであり、 該スリーブは、ブラケツト穴部分が変速機ケー
スに固着され、ガイド穴部分は前記ロツド方向に
突き出して取り付けられ、 前記カム面と対向する位置に前記ポールが嵌め
込まれる切欠が設けられていることを特徴とする
変速機のパーキング機構。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58057497A JPS59184049A (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | 変速機のパ−キング機構 |
US06/585,126 US4727967A (en) | 1983-03-31 | 1984-03-01 | Parking mechanism of a transmission |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58057497A JPS59184049A (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | 変速機のパ−キング機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59184049A JPS59184049A (ja) | 1984-10-19 |
JPH0123343B2 true JPH0123343B2 (ja) | 1989-05-02 |
Family
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