JP2582509Y2 - 自動変速機のパーキング装置 - Google Patents

自動変速機のパーキング装置

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JP2582509Y2
JP2582509Y2 JP1925093U JP1925093U JP2582509Y2 JP 2582509 Y2 JP2582509 Y2 JP 2582509Y2 JP 1925093 U JP1925093 U JP 1925093U JP 1925093 U JP1925093 U JP 1925093U JP 2582509 Y2 JP2582509 Y2 JP 2582509Y2
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parking
cone
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manual plate
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清和 平井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動変速機をパーキン
グレンジにセレクトした際に、出力軸をロックして走行
を規制する自動変速機のパーキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機のパーキング装置とし
ては、例えば、実開平1−58362号公報に記載され
ているものが知られている。この従来の自動変速機のパ
ーキング装置は、セレクトレバーのセレクト操作に連動
するマニュアルシャフトにマニュアルプレートが連結さ
れ、このマニュアルプレートにパーキングロッドが連結
され、このパーキングロッドの先端にコーンが取り付け
られ、パーキングレンジをセレクトした際に、コーンが
ポールを押し上げてパーキングギヤに係合させてパーキ
ングロックを行う構造となっている。また、パーキング
ロッドの先端部には、コーンをスライド付勢するスプリ
ング、ならびに、このスプリングの付勢力によるコーン
のスライドを所定位置で規制するストッパが設けられて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来装置
は、パーキングロックを行った際には、コーンがスプリ
ングの付勢力により弾性的にポールを押し、このポール
をパーキングギヤと係合させる。この時、スプリングの
付勢力によるコーンのスライドは、ストッパと衝突して
規制される。ところが、このようにコーンとストッパと
が衝突した時の衝撃により、パーキングロッドに連結さ
れたマニュアルプレートを回転させる加振力が入力され
る。しかしながら、これを受ける部位は、各レンジの位
置決めを行っているディテントスプリングしかないた
め、マニュアルシャフトに衝撃が伝わり易く、異音など
が発生するおそれがある。
【0004】本考案は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、パーキングロッドのコーンとストッパ
との衝突による衝撃を吸収して異音などの発生を防止す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案では、マニュアルシャフトに直接あるいは
間接的に連結され、セレクト操作に連動するマニュアル
プレート、ならびに、パーキングロッドと、前記マニュ
アルプレートに形成された山谷部に係合して各レンジ位
置を確定させるディテントスプリングと、前記パーキン
グロッドの先端部にそれぞれ設けられ、パーキングロッ
ドの軸方向にスライド可能に取り付けられたコーン,こ
のコーンをパーキングロッド先端方向へスライド付勢す
る付勢手段,ならびに、付勢手段の付勢力によるコーン
のスライドを所定位置で規制する付勢手段と、自動変速
機の出力軸に設けられたパーキングギヤと、パーキング
レンジにセレクト操作を行った際にコーンに押されてパ
ーキングギヤに係合されるパーキングポールとを備えた
自動変速機のパーキング装置において、前記マニュアル
プレートのパーキングレンジへの移動方向側であって、
パーキングレンジにセレクト操作した際にマニュアルプ
レートに当接する位置に、弾性部材を設けたことを特徴
とする。
【0006】
【作用】パーキングレンジをセレクトすると、パーキン
グロッドに取り付けられたコーンがパーキングポールを
押してパーキングギヤと係合させて、パーキングロック
状態となる。また、この時、マニュアルプレートは、パ
ーキングレンジへの移動方向側に弾性部材が当接する。
【0007】したがって、パーキングロック時に、コー
ンがストッパに衝突すると、パーキングレンジへの移動
方向に衝撃が発生する。そして、この衝撃がパーキング
ロッドからマニュアルプレートに伝達され、弾性部材で
吸収される。また、その反力で、その逆方向に作用する
荷重は、マニュアルプレートの山谷部に係合しているデ
ィテントスプリングにより吸収される。
【0008】
【実施例】本考案実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】図1は、本考案の実施例の自動変速機のパ
ーキング装置を示す側面図である。図において1はマニ
ュアルシャフトであって、先端面側から見た状態であ
る。このマニュアルシャフト1の先端部にマニュアルプ
レート2が固定されている。すなわち、図外の車室のセ
レクトレバーをセレクト操作すると、マニュアルシャフ
ト1と共にマニュアルプレート2が回動する。また、こ
のマニュアルプレート2の一端に、山谷部2aが形成さ
れているとともに、この山谷部2aに先端が係合して、
各レンジ位置を確定するディテントスプリング3の基端
部が、自動変速機のケース4に固定されている。なお、
山谷部2aにおいてP,R,N,D,,で示してい
る符号が、それぞれ、パーキングレンジ,リバースレン
ジ,ニュートラルレンジ,ドライブレンジ,2速レン
ジ,1速レンジに対応する谷の部分である。
【0010】前記マニュアルプレート2の山谷部2aの
近傍位置には、パーキングロッド5の基端が回動可能に
取り付けられている。そして、このパーキングロッド5
の先端部外周には、コーン6がパーキングロッド5の軸
方向にスライド自在に取り付けられ、さらに、コーン6
をパーキングロッド5の先端方向にスライド付勢するス
ライドスプリング(付勢手段)7が設けられているとと
もに、このスライドスプリング7の付勢力によるコーン
6のスライドを所定位置で規制するためのストッパ8が
設けられている。なお、図中9は、スライドスプリング
7の一端に係合して移動規制する係合リングである。
【0011】また、前記コーン6の近傍位置のケース4
には、パーキングロッド5を挟んで一方にアクチュエー
タサポート10が設けられているとともに、他方にパー
キングポール11が設けられている。このパーキングポ
ール11は、自動変速機の出力軸12の外周に取り付け
られたパーキングギヤ13と係合して車両が走行できな
いパーキングロック状態とするもので、ケース4に対し
て、パーキングギヤ13に係合する位置と係合しない位
置とに回動可能に支持されていて、通常は、図外のスプ
リングにより係合しない位置に保持されているが、コー
ン6の大径部6aに押されるとパーキングギヤ13に係
合する。
【0012】また、前記マニュアルプレート2の他端の
近傍位置のコントロールバルブボディ14には、図示の
ように、マニュアルプレート2がパーキングレンジ位置
に配置された際にマニュアルプレート2に当接し、か
つ、マニュアルプレート2が、パーキングレンジ位置よ
りもさらに図中P方向(パーキングレンジへの回動方
向)に回動した際には、弾性変形して逆の図中R方向に
弾発力を発生する、板ばねにより形成された緩衝スプリ
ング(弾性部材)15が設けられている。
【0013】次に、パーキングロック時の作動について
説明する。
【0014】図外のセレクトレバーをパーキングレンジ
にセレクト操作すると、パーキングロッド5が矢印c方
向に移動し、これにより、コーン6の大径部6aがパー
キングポール11を押してパーキングギヤ13に係合さ
せる。この時、コーン6は、アクチュエータサポート1
0ならびにパーキングポール11を押圧する際の反力に
より、一旦、スライドスプリング7を短縮させながらパ
ーキングロッド5に対して矢印c方向とは逆方向に相対
移動し、その後、スライドスプリング7の弾発力で、矢
印c方向に移動し、この結果、大径部6aによりパーキ
ングポール11を移動させるのであるが、この時、コー
ン6がストッパ8に衝突する。
【0015】このコーン6とストッパ8との衝突時に、
パーキングロッド5に対して図中矢印a方向に加振力が
入力され、この加振力がマニュアルプレート2では、図
中矢印b方向の回転力となり、マニュアルプレート2
を、図中P方向に回動させようとする。ところが、パー
キングレンジをセレクトした際には、マニュアルプレー
ト2は、図示のように緩衝スプリング15に当接して、
P方向に弾性的支持されているため、上記P方向への回
転力は、緩衝スプリング15により吸収・減衰され、ま
た、この時の緩衝スプリング15の変形により、図中R
方向に押し戻す回転力が発生する。そして、このR方向
への回転力は、山谷部2aに係合しているディテントス
プリング3により、吸収・減衰され、この時の、ディテ
ントスプリング3の変形により、図中P方向へ押し戻す
回転力が発生する。なお、この回転力は、パーキングロ
ッド5から入力された時点に比べ、両スプリング15,
3により吸収・減衰されて小さくなる。
【0016】このように、マニュアルプレート2は、パ
ーキングレンジ位置では、図中P方向R方向のいずれの
方向にも緩衝スプリング15ならびにディテントスプリ
ング3により弾性的に支持された状態であるので、上述
のコーン6とストッパ8との衝突により発生した回転力
bを吸収ならびに減衰させて、異音の発生を防止するこ
とができる。
【0017】以上、実施例について説明してきたが具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本考案
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本考案
に含まれるもので、例えば、実施例では、パーキングロ
ッド5をマニュアルプレート2に連結して、マニュアル
シャフト1と連動可能な構造となっているが、パーキン
グロッド5は、他の部材によりマニュアルシャフト1に
連結するようにしてもよい。
【0018】また、実施例では、弾性部材として、板ば
ねで形成された緩衝スプリング15を示したが、ゴムな
どの他の素材で形成されたものを用いてもよい。
【0019】
【考案の効果】以上説明してきたように本考案の自動変
速機のパーキング装置にあっては、マニュアルプレート
のパーキングレンジへの移動方向側であって、パーキン
グレンジにセレクト操作した際にマニュアルプレートに
当接する位置に、弾性部材を設けた構成としたため、パ
ーキングロック操作時に、コーンとストッパとが衝突し
て発生した衝撃を、マニュアルプレートに当接ならびに
係合している弾性部材ならびにディテントスプリングに
より、吸収・減衰させて、異音の発生を防止することが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の自動変速機のパーキング装置を
示す側面図である。
【符号の説明】
1 マニュアルシャフト 2 マニュアルプレート 2a 山谷部 3 ディテントスプリング 5 パーキングロッド 6 コーン 7 スライドスプリング(付勢手段) 8 ストッパ 11 パーキングポール 13 パーキングギヤ 15 緩衝スプリング(弾性部材)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニュアルシャフトに直接あるいは間接
    的に連結され、セレクト操作に連動するマニュアルプレ
    ート、ならびに、パーキングロッドと、 前記マニュアルプレートに形成された山谷部に係合して
    各レンジ位置を確定させるディテントスプリングと、 前記パーキングロッドの先端部にそれぞれ設けられ、パ
    ーキングロッドの軸方向にスライド可能に取り付けられ
    たコーン,このコーンをパーキングロッド先端方向へス
    ライド付勢する付勢手段,ならびに、付勢手段の付勢力
    によるコーンのスライドを所定位置で規制する付勢手段
    と、 自動変速機の出力軸に設けられたパーキングギヤと、 パーキングレンジにセレクト操作を行った際にコーンに
    押されてパーキングギヤに係合されるパーキングポール
    とを備えた自動変速機のパーキング装置において、 前記マニュアルプレートのパーキングレンジへの移動方
    向側であって、パーキングレンジにセレクト操作した際
    にマニュアルプレートに当接する位置に、弾性部材を設
    けたことを特徴とする自動変速機のパーキング装置。
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