JPH0118883Y2 - - Google Patents

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JPH0118883Y2
JPH0118883Y2 JP5802084U JP5802084U JPH0118883Y2 JP H0118883 Y2 JPH0118883 Y2 JP H0118883Y2 JP 5802084 U JP5802084 U JP 5802084U JP 5802084 U JP5802084 U JP 5802084U JP H0118883 Y2 JPH0118883 Y2 JP H0118883Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば車両における車体パネル等の
被取付部材に、蓋板等の取付部材を着脱自在に当
接、係合するための部材結合用ラツチに関する。
(従来技術) この種のラツチとしては、従来例えば実開昭58
−133608号に係る板結合用ラツチがある。
該ラツチは、第7図乃至第9図に示す如く、ラ
ツチ101の両側に形成された逆止片102の先
端の係止段部103が、蓋板104の取付孔10
4aに係合して固定され、一方、補助片105が
舌状バネ片106の弾圧力により第8図中左方向
に付勢されて、該補助片105に形成された爪1
07が、車体パネル108の端縁に係止されるこ
とにより、前記蓋板104と車体パネル108と
を結合しているものである。
しかして、蓋板104を開く際には、補助片1
05の指掛片109を舌状バネ片106の弾性反
発力に抗して、第8図中点線方向に移動させ、爪
107と車体パネル108との係止を解いて蓋板
104を開放可能とし、逆の場合は、指掛片10
9を開放時と同様に舌状バネ片106を押圧、変
形させる方向に移動した状態で蓋板104を車体
パネル108に当接させ、指掛片109を放せ
ば、舌状バネ片106の弾発力で再び爪107が
車体パネル108に係止されるように構成されて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、かかる開閉方式のラツチ101
にあつては、舌状バネ片106だけの弾発力に頼
つて開閉を行うものであるため、経年的使用に起
因する疲労により、舌状バネ片106の弾発力の
弱体化傾向が発生し、車体パネル108と爪10
7との係合が充分でなく遊離するという問題点が
あつた。
また、舌状バネ片106の弾性変形のための空
間が必要であるため、金型構成上も複雑となる欠
点を有していた。
(考案の目的) 本考案は、かかる従来の問題点を解決するため
に案出されたものであり、その目的とするところ
は、簡潔な金型構成でもつて成形性が良好で、経
時的な弱体化のおそれのない、部材結合用ラツチ
を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案にあつては被
取付部材に対して取付部材を着脱自在に当接、係
合するための部材結合用ラツチにおいて、該取付
部材にラツチ本体を取着、固定し、該ラツチ本体
に回動軸を回動自在に枢着し、該回動軸から第1
アーム部及び第2アーム部を相互に所定角度を有
して各々延設し、該第1アーム部の先端部近傍に
は前記被取付部材への係止部を形成し、前記第2
アーム部の先端部とこれに対向する前記ラツチ本
体の先端部との間には、可撓性を有する弾性帯を
屈曲して架設し、前記両先端部が近接する方向に
弾性帯を押圧、変形させることにより、これに連
動して第2アーム部及び第1アーム部が回動軸を
中心として回転し、前記被係止部材と第1アーム
部の前記係止部との係合を解きうるようにしたも
のである。
(実施例) 以下、本考案の好適な実施例を図面により説明
する。
第1図乃至第6図は、本考案の一実施例を示す
ものであり、第1図は本実施例に係る部材結合用
ラツチの製作終了時の正面図、第2図は、そのA
−A線断面図、第3図は該ラツチの使用時の形態
を示す斜視図である。
部材結合用ラツチは、大略、ラツチ本体2と、
回動軸3と、第1アーム部4と、第2アーム部5
と、弾性帯6とから構成されている。
ラツチ本体2は、略L字形に形成され、後述す
る如くその外側面7aが外部側から視認されうる
前面壁7と、該前面壁7の内側面7bから内部側
に相互に所定間隔を画して立設された、一対の対
称形状の側壁8,8とから構成されている。
該一対の側壁8,8には、各々内部側への突出
部81が形成され、該突出部81には、先端から
基端に向けて外方に突出する係止片9が各々形成
されている。
また、該一対の係止片9よりも基端側には、前
記回動軸3の両端が回動自在に嵌合しうる孔10
が各々形成されている。
なお、前記一対の側壁8,8間の間隔は、前記
第1アーム部4の幅寸法より多少大きく設定され
ており、また、前記一対の係止片9と、これに対
応する各孔10との間の距離は、後述する取付部
材の肉厚よりも大きく設定されている。
前記側壁8,8は、第2アーム部5の平面形状
に対応して、第3図に示す使用態様時に該第2ア
ーム部5の外周を囲むように、前面壁7の内側面
7bに沿つて立設、延長され、該前面壁7の剛性
を高めるリブとしても機能するようになつてい
る。
回動軸3の両端3a,3aは、第1図に示す如
く側壁突出部81の孔10に充分に嵌挿しうる寸
法分だけ、前記第1アーム部4及び第2アーム部
5の幅方向両端縁よりも突出、形成されており、
該回動軸3を基端として、第1アーム部4及び第
2アーム部5は、第2図に示す如く相互に所定角
度を有して、該回動軸3から一体に延設、形成さ
れている。
第1アーム部4は、第1図乃至第3図に示す如
く、略同一肉厚で大略鉤形に形成され、その幅方
向の中央部に沿つてリブ41が所定幅で設けられ
ている。
また、第1アーム部4の屈折部42の外表面は
段状に成形され、後述する被取付部材への係止部
11が形成されている。
第2アーム部5は、断面的には先端部51に向
けて直線状に先細りとなる形状とされ、平面的に
は第1図に示す如く、先端部51の両側が外方に
拡大され、後述するラツチ開放操作のための引掛
部12,12が形成されている。
前記弾性帯6は、第2アーム部5の先端部51
と、これに対向する前記ラツチ本体2の全面壁先
端部71との間に一体に架設されて、両先端部5
1及び71を連結するものであり、可撓性を有す
る薄肉状の弾性体として、本実施例では他の部位
と同様の合成樹脂材にて成形されている。
しかして、製作段階では、第1図及び第2図に
示す形状に成形されたラツチ1は使用段階では、
第3図に示す如く前記弾性帯を略U字形に屈曲さ
せ、前記回動軸3の両端3a,3aをこれに対応
する両側壁8の孔10,10に嵌合させることに
より、第1アーム部4及び第2アーム部5を回動
軸3を回転中心として回転可能とした状態で用い
られる。
(作用) 次に、本実施例に係る部材結合用ラツチ1の使
用態様及び作用につき説明する。
本実施例では、第4図乃至第6図に示す如く、
該ラツチ1を車両に適用し、該車両の前部補助席
側に設置されたグローブボツクス13の蓋板14
をインストルメントパネル15に対して着脱自在
に開閉可能にした例を示す。
上記の如く、第3図に示す使用形態とされたラ
ツチ1は、まず、第4図に示す如く取付部材とし
ての蓋板14の所定位置にあらかじめ形成された
取付孔14aに嵌挿され、ラツチ本体2の両側壁
8,8に形成された係止片9,9が取付孔14a
の両端縁に係止することにより、蓋板14に確実
に固定される。
第4図のB−B線断面図である第5図に示す如
く、ラツチ1の取付位置直下の蓋板14は、グロ
ーブボツクス13の内部側に向けて屈曲、形成さ
れ、該ラツチ1の取付位置直下部分に、車両の乗
員が指先を嵌挿しうるに十分な空間部16が画成
されている。
また、ラツチ1の取付位置に対応するインスト
ルメントパネル15には、ラツチ1の第1アーム
部4及び側壁突出部81の先端が嵌入しうる嵌挿
孔15aが穿設、形成されている。
しかして、第5図に示す如く、該嵌挿孔15a
の端縁に第1アーム部4の係止部11が係止され
た状態、即ち蓋板14の閉止状態から該蓋板14
を開く際には、乗員は指先を空間部16内に進入
させ、第2アーム部5の先端部51両側に形成さ
れた引掛部12に指先を係止させ、図中実線の矢
線で示す如く該第2アーム部5の先端部51がラ
ツチ本体2の前面壁先端部71と近接する方向に
引掛部12を引張る。すると、可撓性を有する弾
性帯6が第6図に示すように押圧、変形し、これ
に連動して第2アーム部5及び第1アーム部4
は、回動軸3を回転中心として図中反時計回り方
向に回転する。
よつて、該回転により第1アーム部4の係止部
11は、第6図に示す如くインストルメントパネ
ル15の嵌挿孔15a端縁との係止状態を解かれ
る。
しかして、弾性帯6を変形させたままで、ラツ
チ1を第6図中時計回り方向に引き寄せれば、該
ラツチ1と一体の蓋板14は、その下端のヒンジ
17を回転中心として開くことができる。
蓋板14が開くと、弾性帯6に加えている押圧
力を解除すれば、弾性帯6はその弾性復元力でも
つて第5図に示す状態まで戻る。
次に、蓋板14を閉じる際には上述したと逆の
操作により、まず第6図に示す形状にまで弾性帯
6を押圧、変形させた状態のまま、ラツチ1を把
持して蓋板14を第6図中反時計回りに回転さ
せ、第1アーム部4が嵌挿孔15a内に嵌入した
後に弾性帯6に加えている押圧力を解除すれば、
第1アーム部4の係止部11は、弾性帯6の復元
にともない第5図に示す如く再びインストルメン
トパネル15に係止され、蓋板14は閉止状態と
なる。
上記した如く、本実施例に係る部材結合用ラツ
チ1においては、蓋板14の開操作にあたつて操
作者は引掛部12を手前に引張るでけでよいの
で、操作性が極めて良好である。
また、可撓性を有する弾性帯6の弾性力を利用
して開閉操作を行なうものであるから、該開閉操
作にさして力を要せず、誰にでも簡単に操作が可
能である。
さらに、回動軸3がラツチ本体2に枢支されて
おり、引掛部12を引張ることにより第1アーム
部4及び第2アーム部5が回転し、これと同時に
弾性帯6が変形して弾発力を付与される方式であ
るから操作に無理がなく、経時的に弱体化するお
それがない。
また、簡潔な金型構成でもつて成形可能である
から、成形性が極めて良好となる。
なお、上記実施例においては、取付部材及び被
取付部材として各々蓋板14及びインストルメン
トパネル15が用いられた例を示したが、本考案
はこれに限定されず、任意の部材相互を着脱自在
に当接、係合しうるものである。
また、第1アーム部4と第2アーム部5との相
互の角度関係や、係止片9の形状、設置位置、弾
性帯6の寸法、肉厚、材質等は設計条件に応じて
適宜選択しうる等、本考案の要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形、変更が可能なのは云までもな
い。
(考案の効果) 本考案に係る部材結合用ラツチは、上述した如
く構成されており、操作性が極めて良好であり、
該操作に大きな力が不要であり、回動軸が位置決
めされた上で弾性帯に変形による弾発力を与える
ものであるため長年月にわたつて使用しても弱体
化するおそれがなく、簡潔な金型構成でもつて成
形性が良好な、有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示し、
第1図は本実施例に係る部材結合用ラツチの製作
終了時の正面図、第2図は、第1図のA−A線断
面図、第3図は該ラツチの使用時の形態を示す斜
視図、第4図は該ラツチの使用の一例を示す横断
面図、第5図及び第6図は該ラツチの作用を示す
説明図であり、第5図は第4図のB−B線断面図
である。第7図乃至第8図は従来のラツチを示
し、第7図はその斜視図、第8図及び第9図は
各々第7図の直交する断面図である。 1…部材結合用ラツチ、2…ラツチ本体、3…
回動軸、4…第1アーム部、5…第2アーム部、
6…弾性帯、11…係止部、14…蓋板(取付部
材)、15…インストルメントパネル(被取付部
材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被取付部材に対して取付部材を着脱自在に当
    接、係合するための部材結合用ラツチにおいて、
    該取付部材に取着されるラツチ本体と、該ラツチ
    本体に回動自在に枢支される回動軸と、該回動軸
    から相互に所定角度を有して各々延設された第1
    アーム部及び第2アーム部と、該第1アーム部の
    先端部近傍に形成された前記被取付部材への係止
    部と、前記第2アーム部の先端部とこれに対向す
    る前記ラツチ本体の先端部との間に屈曲して架設
    され、該両端部が近接する方向に押圧、変形させ
    ることにより、これに連動して第2アーム部及び
    前記第1アーム部が前記回動軸を中心として回転
    し、前記被係止部材と第1アーム部の前記係止部
    との係合を解きうるように形成された、可撓性を
    有する弾性帯とを備えてなることを特徴とする部
    材結合用ラツチ。
JP5802084U 1984-04-20 1984-04-20 部材結合用ラツチ Granted JPS60169411U (ja)

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JP5802084U JPS60169411U (ja) 1984-04-20 1984-04-20 部材結合用ラツチ

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JPS60169411U JPS60169411U (ja) 1985-11-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6128904U (ja) * 1984-07-23 1986-02-21 株式会社 ニフコ 板の結合用ラツチ

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JPS60169411U (ja) 1985-11-09

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