JP3101515U - サムターンの摘み補助具 - Google Patents

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孝憲 布施
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株式会社フロンテア
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Abstract

【課題】損傷することなくサムターンへの着脱操作ができ、外観も好いものにする。
【解決手段】丸座20に支持されたサムターン10に着脱可能に挟着し前記丸座20の外部に補助摘み部2を突出するサムターンの摘み補助具1において、サムターン10の摘み部13の少なくとも片側に沿って裏向きの掛止用段部15を設け、前記補助摘み部2の基端に前記丸座20の円形凹部内22に収まる弾性板部3a、3bを対向して突設し、一方の弾性板部3aに前記掛止用段部15とアンダーカット係合するフック5を設けると共に、他方のフックのない弾性板部3bに沿った補助摘み部2の外壁に操作用凹所6を設け、補助摘み部2にかける指力でフック5のある側の弾性板部3aをフック5の解除方向へ撓ませることができるようにした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、引戸に装着される鎌錠のサムターンに関するものであり、詳しくは、サムターンに後付けしてサムターンの操作性を向上させる摘み補助具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、引戸の錠前に鎌錠が用いられており、鎌錠の施解錠には一般にサムターンが使われている。
【0003】
引戸には、戸袋に収納される引き込み戸があり、引戸に装着される鎌錠のサムターンは、引戸の表面から突出して戸袋への引き込みの障害にならないように、サムターンを支持する丸座の円形凹部内に回動自在に納まる構成となっているものがある。
【0004】
上記従来の丸座内に納まるサムターンは、丸座内に隠れて外観的に良好であるが、指掛りする摘み部分が小さいことから指力が掛けにくく、お年寄りや子供にはその回転操作が困難な場合がある。この問題に対応するものとして、意匠登録第1073287号公報に、摘み補助具が図示されており、小さなサムターンに大きめの摘み補助具を後付けすることによりサムターンの操作を容易にしている。
【0005】
図6は、上記従来の摘み補助具の実施の形態を示している。同図に示すように、この摘み補助具60が使われる引戸51の鎌錠50は、丸座53の円形凹部53a内に支持されているサムターン54を回動することによりフロント55から鎌部材56を出没させ、柱57に埋設したストライク58に鎌部材56を掛け外しすることにより引戸51の施解錠を行うものである。このサムターン54における摘み部54aの長手方向両端部には、裏向きの掛止用段部59が両側に沿って設けてある。
【0006】
一方、摘み補助具60は、丸座53の円形凹部53a内に収まる基部61と、丸座53の外部に突出する補助摘み部62とから成り、基部61にはサムターン54の掛止用段部59に係合するフック63が対向して突設され、補助摘み部62には前記フック63を掛け易くする為のスリット64が設けられている。
【0007】
この摘み補助具60をサムターン54へ後付けする際は、自身の補助摘み部62に形成したスリット64により弾性変形することから、フック63をサムターン54の掛止用段部59に容易に係合させることが可能である。このサムターン54への取り付けた後の摘み補助具60は、サムターン54の表面全体を被覆し、基部61でサムターン54を挟持する状態に装着される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の摘み補助具60は、サムターン54への後付け操作が容易であるものの、摘み補助具60が不要になったり、間違って取り付けた為に取り外す必要が生じたとき、フック63の係合を解除することが難しく、取り外しを簡単に行うことができなかった。また、ドライバー等の工具を使い、スリット64を強引にこじ開けて取り外すことは可能であるが、摘み補助具60が損傷したり変形したりして、再使用に耐えなくなる。
【0009】
また、この摘み補助具60は、丸座53の外部に突出する補助摘み部62にスリット64が設けてあることから、取り付け後の見映えが悪く、意匠的にも問題があった。
【0010】
本考案は、上記の問題に鑑みてなされたもので、サムターンへの着脱操作性を向上させ、意匠的にも優れた摘み補助具にすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は、丸座に支持されたサムターンに着脱可能に挟着して前記丸座の外部に補助摘み部を突出するサムターンの摘み補助具において、サムターンの摘み部の少なくとも片側に沿って裏向きの掛止用段部を設け、前記補助摘み部の基端に前記丸座の円形凹部内に収まる弾性板部を対向して突設し、一方の弾性板部に前記掛止用段部とアンダーカット係合するフックを設けると共に、他方のフックのない弾性板部に沿った前記補助摘み部の外壁に操作用凹所を設けたことを特徴としている。
【0012】
また、前記フックを設けた弾性板部の突出距離を前記フックのない弾性板部の突出距離よりも少さく設定することが好ましい。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案のサムターンの摘み補助具の好適な実施の形態を図面を参照さながら詳細に説明する。
【0014】
図1乃至図5は、本考案の実施の形態を示しており、図1乃至図2に示すように、この摘み補助具1は、丸座20に組み付けられたサムターン10に掛着させることにより、サムターン10の拡大化された摘み部として使用されるものである。
【0015】
丸座20は、フランジ部21と、皿状に形成された円形凹部22とから成り、円形凹部22における底板23の中心には、サムターン10の回転軸部11が挿通することによりサムターン10を回転自在に支持する軸受け孔24が穿設されており、軸受け孔24を中心にした底板23の対称位置には、ビス孔25、25が穿設されている。
【0016】
サムターン10は、丸座20の軸受け孔24よりも大径に形成された円板部12と、この円板部12の表面側に一体形成され丸座20の円形凹部22の内に位置する横断面が略長方形の函形の摘み部13と、円板部12の裏面側に一体形成され丸座20の受け孔24の直径よりも小径にして更に小径の周溝aを有する回転軸部11とから構成されている。
【0017】
そして、回転軸部11の中心には鎌錠の角芯の一端部が嵌挿する角穴14が形成されており、また、摘み部13における長手方向両端部のそれぞれ両側に沿って裏向きの掛止用段部15が形成されている。尚、本考案では、掛止用段部15は、摘み部13におけるの長手方向両端部の片側だけに形成してもよい。
【0018】
このサムターン10は、その回転軸部11を丸座20の軸受け孔24に挿通して丸座20に組み込まれ、回転軸部11の周溝11aに抜け止めリング30を係着することにより、丸座20から抜け落ちすることなく回転自在に一体化される。
【0019】
そして、サムターン10が組み付けられた丸座20は、引戸に埋設された鎌錠(図指省略)の一側方に、フランジ部21の表面を引戸の表面に露出した状態でビス孔25、25を通すビスによって固着される。
【0020】
摘み補助具1は、可撓性が生ずる合成樹脂を用いて射出成形方法により成形されており、サムターン10に掛着されたとき、丸座20の外部に突出してサムターンの10摘み部13に代って機能する補助摘み部2と、この補助摘み部2の基端両長手側から対向して突設され、丸座20の円形凹部22内に収まる弾性板部3a,3bとから構成されている。
【0021】
この対向する弾性板部3a、3bの先端中央部には、それぞれサムターン10の円板部12に嵌合する浅い切欠凹部4a、4bが形成されている。
【0022】
また、弾性板部3a、3bにおける一方の弾性板部3aには、サムターン10の掛止用段部15と対応する位置に、掛止用段部15とアンダーカット係合する内向きのフック5が突設されている。
【0023】
また、フック5を設けた弾性板部3aに対向する他方の弾性板部3bにはフックが設けてなく、フックのない弾性板部3bに沿った補助摘み部2の外壁には拇指を当てる為の操作用凹所6が設けてある。
【0024】
そして、フック5を設けた弾性板部3aの補助摘み部2基端からの突出距離Xは、フックのない弾性板部3bの補助摘み部2基端からの突出距離Yよりも僅かに少さく設定されており、サムターン10に摘み補助具1を掛着したとき、フック5を設けた弾性板部3aの先端が、丸座20の底板23から僅かに離れ、フックのない弾性板部3bの先端は、丸座20の底板23に当接するように設定されている。
【0025】
摘み補助具1をサムターン10に取り付けるには、対向する弾性板部3a、3bの間にサムターン10の摘み部13を挿入する。そして、摘み補助具1をサムターン10に押圧することにより、サムターン10の円板部12に浅い切欠凹部4a、4bが嵌合して位置決めがなされると共にサムターン10の片側の掛止用段部15、15にフック5、5が掛合する。本実施の形態では、掛止用段部15はサムターン10の摘み部13の両側に設けてあるので、掛止用段部15のあるサイドを探すことなく取り付け操作をすることができる。
【0026】
この取り付け操作により、摘み補助具1は、その弾性板部3a、3bでサムターン10の摘み部13を弾性的に挟持すると共にフック15が掛止用段部15に掛合し、補助摘み部2が丸座20の外部に突出した状態に取り付けられる。
【0027】
摘み補助具1が不要になったり、摘み補助具1を間違って取り付けた為に、一度取り付けた摘み補助具1を取り外す必要が生じたときは、補助摘み部2の操作凹所2に拇指を掛けると共にフック5を設けた側の補助摘み部2の外壁へ人差し指、又は人差し指と中指を掛け、拇指を支点にしてフック5を設けた弾性板部3aが外側に開くように指力をかける。この操作で摘み補助具1が撓んでフック5が移動し、フック5と掛止用段部15との掛合が解除される。
【0028】
操作凹所2側の弾性板部3bの先端が丸座20の底板23に当接していると共に、フック5のある弾性板部3aの先端が丸座20の底板23から僅かに離れていることから、解除操作によるフック5の解除方向への指力が無駄なく働き、フック5の掛合は容易に解除される。フック5の掛合が解除された摘み補助具1は、手前に移動させることでサムターン10から容易に取り外すことができる。
【0029】
この摘み補助具1のフック5による掛合は、サムターン10の摘み部13の片側でなされているので、摘み補助具1を撓ませるフック5の解除操作は指力だけ可能であり、従来例のように、補助摘み部の弾性変形を容易にする為に設けるスリットは必要としない。
【0030】
取り外された摘み補助具1は、工具等による損傷を受けることがなく、また、取り外しの操作で発生する撓み変形は弾性力で自己復帰するので、再使用が可能である。
【0031】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0032】
サムターンの摘み部に掛止用段部を設け、補助摘み部の基端に二つの弾性板部を対向して突設し、一方の弾性板部にフックを設けると共に他方のフックのない弾性板部に沿った補助摘み部に操作用凹所を設け、フックの掛合をサムターンの片側で行うように構成し、フックの解除を指力で行うようにしたので、摘み補助具を損傷することなくサムターンから取り外すことが可能となり、取り外した摘み補助具を再使用することができる。
【0033】
また、指力による僅かな弾性変形でフックの解除が可能なことから、従来例のように、丸座から突出する補助摘み部にスリットを設ける必要がなく、摘み補助具の外観を好くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のサムターンの摘み補助具のサムターンに組み付けた状態を示す断面図。
【図2】図1の分解斜視図。
【図3】本考案の摘み補助具を示す正面図。
【図4】図3のA−A矢視方向を示す断面図。
【図5】図4のB−B矢視方向を示す断面図。
【図6】従来例を示す説明図。
【符号の説明】
1 摘み補助具,2 補助摘み部,3a、3b 弾性板部,5 フック,6 操作凹所,10 サムターン,13 摘み部,15 掛止用段部,20 丸座,22 円形凹部

Claims (2)

  1. 丸座に支持されたサムターンに着脱可能に挟着し前記丸座の外部に補助摘み部を突出するサムターンの摘み補助具において、サムターンの摘み部の少なくとも片側に沿って裏向きの掛止用段部を設け、前記補助摘み部の基端に前記丸座の円形凹部内に収まる弾性板部を対向して突設し、一方の弾性板部に前記掛止用段部とアンダーカット係合するフックを設けると共に、他方のフックのない弾性板部に沿った補助摘み部の外壁に操作用凹所を設けたことを特徴とするサムターンの摘み補助具。
  2. 前記フックを設けた弾性板部の突出距離を、前記フックのない弾性板部の突出距離よりも少さく設定したことを特徴とする請求項1記載のサムターンの摘み補助具。
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