JP2002262921A - 携帯品装着用の取付装置 - Google Patents

携帯品装着用の取付装置

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JP2002262921A
JP2002262921A JP2001067654A JP2001067654A JP2002262921A JP 2002262921 A JP2002262921 A JP 2002262921A JP 2001067654 A JP2001067654 A JP 2001067654A JP 2001067654 A JP2001067654 A JP 2001067654A JP 2002262921 A JP2002262921 A JP 2002262921A
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Mitsuru Kojo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯品が大きく重くなっても、被取付部への
取付操作性と保持力に優れ、外力が携帯品に加わっても
被取付部からの不用意な外を確実になくする。 【解決手段】 取付装置1A,1Bは、携帯品Mの取付
面に固定されてベルト等の被取付部Vに携帯品Mを着脱
可能に装着するものである。装置特徴は、携帯品Mに取
り付けられて被取付部Vを受け入れる配置部21及び該
配置部21と略交差する方向の差込部22を形成してい
るベース2と、差込部22に挿入されるロック部材3と
を有し、ロック部材3を差込部22に押し込み操作する
ことにより、配置部21に配置された被取付部Vをロッ
ク部材3とベース2との間に離脱不能に保持するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯品装着用の取
付装置のうち、特に、携帯用バーコードプリンター、携
帯用計測器等の比較的大きい携帯品をベルトやズボン縁
部等の被取付部に着脱する場合に好適な取付装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、実用新案登録第2557127
号記載の携帯品装着用の取付装置を示している。構造特
徴は、各種携帯品Mの取付面に固定されるベース50
と、ベース50に回動可能に組み付けられて間にベルト
等の被取付部Vを離脱不能に保持する挟持部材51と、
挟持部材51を同図の如く使用位置に保持する板ばね5
2とからなる。挟持部材51は、多角形の頭部51aを
有し、頭部51aがベース50の上端側の対応部に軸5
3を介し回動可能に組み付けられている。先端部51b
はL形に形成され、挟持部材51が軸53を支点として
ベース50側へ回動されたとき、該ベース50との間に
被取付部Vを挟み込む隙間Sを形成する。板ばね52
は、基端側52aがベース50に固定され、先端側52
bがベース50と頭部51aとの間の隙間に配置され、
頭部51aの多角形の角部に弾性的に当接している。こ
のため、挟持部材51は、該板ばね52の付勢力でベー
ス50との間で被取付部Vを挟持する装着状態を維持
し、また、板ばね52の付勢力に抗してベース50から
離れる方向へ回動され、頭部51aの多角形に応じた角
度毎に保持状態が切り換えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した取付装置は、
部品数が少なく簡易であり、また、フック部材をベルト
等の被取付部Vに掛止める構造に対しベース50と挟持
部材51との間の隙間Sに被取付部Vを離脱不能に保持
するため、携帯品Mに上向きの外力が加わっても外れに
難い。ところが、この構造では、挟持部材51とベース
50との間に被取付部Vを挟持する保持力が板ばね52
に対する頭部51aの角形状で保つため、保持力を増大
し難い。また、この取付装置は、例えば、被取付部Vが
腰回りのベルトの場合、該ベルトをベース50に配置し
た状態で、挟持部材51を人体側へ回動しなくてはなら
ないため取付操作性も悪くなり易い。これは、携帯品M
が重くなるほど装置も大型になるため問題となる。
【0004】本発明は、上記した課題を構成簡易に解消
することを目的としている。具体的には、携帯品(ケー
スを含む)が大きく重くなっても、被取付部への取付操
作性と保持力に優れると共に、外力が携帯品に加わって
も被取付部からの不用意な外を確実になくすことにあ
る。他の目的は、以下に説明する内容の中で順次明らか
にして行く。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、図1から図6に具体化される如く、携帯品の
取付面に固定されてベルト等の被取付部に携帯品を着脱
可能に装着する取付装置において、前記携帯品に取り付
けられて前記被取付部を受け入れる配置部及び該配置部
と略交差する方向の差込部を形成しているベースと、前
記差込部に挿入されるロック部材とを有し、前記ロック
部材を前記差込部に押し込み操作することにより、前記
配置部に配置された前記被取付部を前記ロック部材とベ
ースとの間に離脱不能に保持することを特徴としてい
る。
【0006】この発明特徴は、ベースがベルト等の被取
付部を配置する配置部及び該配置部に略交差する方向の
差込部を有しており、ロック部材が該差込部に沿って押
し込め操作されて、ベースとの間に被取付部を離脱不能
に保持する点にある。これは、例えば、被取付部Vが腰
回りのベルトの場合、該ベルトをベースに配置した後、
ロック部材を上から下方へ押す操作となるため、従来の
回動方式の如く人体との間に回動用の隙間を必要とせ
ず、ロック部材が人体に不用意に当たることなく装着性
を向上できる。同時に、ロック部材をベースの差込部に
沿って押し込まれるようにすると、当該ロック部材と差
込部との対向部を利用して形態例の如く係合力が強くか
つ係脱操作性に優れた係合構造を実現し易い利点もあ
る。
【0007】以上の本発明は、次のように具体化される
ことがより好ましい。 ・第1に、前記ベースの配置部は両側に通じる溝部に形
成され、前記被取付部が前記溝部に配置された状態で前
記ロック部材の挿入部により離脱不能に保持される構成
である。これは、第1形態を特定したもので、図3の如
くベースの溝部にベルト等の被取付部を位置決め配置す
る操作、前記ロック部材の押し込む操作を連続して行う
ことを可能にして使い勝手を向上できる。 ・第2に、前記ベースは、揺動可能に組み付けられて前
記ロック部材の押し込み操作により一方向に動く挟持部
材を有し、前記被取付部を前記挟持部材を介して離脱不
能に保持する構成である。これは、第2形態を特定した
もので、挟持部材がロック部材の押し込め操作によりベ
ース側に接近してベースとの間に被取付部を保持する。
この利点は、ベースの配置部として、下開口した態様を
可能にして、被取付部がベルト状のものに限られず、例
えば、ズボンの開口縁部であっても装着可能にする。 ・第3に、前記ベースは差込部の内側に爪部を有し、前
記ロック部材は前記爪部と係脱する係合部及び前記係合
部の爪部に対する係合を解除する係合解除用揺動アーム
を有している構成である。これは、ロック部材をベース
に係脱する構成であり、ロック部材が差込部に押し込め
操作される態様において、例えば、差込部側の爪部に対
応した係合部を係合解除操作用揺動アームの一部に設け
ることにより、係合弾性能等を設計通りに確保し易い利
点がある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な基本形態を
添付図面に基づいて説明する。図1〜図3は第1形態例
であり、図4〜図6は第2形態例を示している。このう
ち、図1と図4は各形態装置の使用状態での概略外観図
である。図2と図5は各形態装置を構成している主部材
同士の関係を示す模式構成図である。図3と図6は各形
態装置の作動を側面から見た状態で示し、(a)は各装
置を被取付部であるベルトに配置した状態を示し、
(b)は各装置を前記ベルトに装着した状態を示してい
る。
【0009】(各形態の共通する全体構造)各形態の取
付装置1A又は1Bは、主部材が携帯品Mに固定される
ベース2又は4と、ベース2又は4に摺動可能に組み付
けられるロック部材3又は5とを備え、被取付部である
ベルトV等に離脱不能に保持するものである。ここで、
ベース2,4及びロック部材3,5は樹脂成形品である
が、材質的にはこれ以外であってもよい。携帯品Mとし
ては、携帯用プリンター又はそのケースを想定したもの
であるが、比較的重い携帯用計測器等であっても差し支
えない。以下の説明では、要部構造及び作動特徴を各形
態毎に詳述し、本発明品の利点を明らかにする。
【0010】(第1形態)この取付装置1Aは、ベース
2がベルトVを位置決め配置する横溝部21及び該横溝
部21と交差する差込部22を有し、横溝部22にベル
トVを配置した状態で、ロック部材3を差込部22に沿
って押し込め操作することにより、携帯品MをベルトV
に着脱可能に装着する構成である。
【0011】ここで、ベース2は、図2の如く概略矩形
立体形状をなし、前面(ベルトV等の被取付部側に配さ
れる側を意味する)側に横溝部21及び差込部22を形
成している。横溝部21は、ベース2の前面に突設され
たコ形の下枠部23とコ形の上枠部24の間に位置し、
ベルトVの幅とロック部材3の厚さ等を考慮した溝幅及
び溝深さ寸法となっている。差込部22は、下枠部23
及び上枠部24の内側で形成され、横溝部21と交差し
ている。下枠部23は、両側内面に突設されて対向して
いる爪部23aを有している。上枠部24は下枠部23
の真上に位置している。また、ベース2の上部は、両側
部分25が中間段差部26により区画されている。両側
部分25上には、ガイド壁部27及びばね配置穴28が
それぞれ設けられている。各ガイド壁部27は、開口部
を対向した略コ形状に形成され、上枠部24よりも上側
に位置している。ばね配置穴28には、コイル形ばね部
材29が上下に伸び縮み自在に組み込まれる。なお、符
号21aは横溝部の奥壁面に設けられた取付孔である。
そして、以上のベース2は、携帯品Mの取付面に対し不
図示の止めねじ等を取付孔21aからねじ込むことによ
り固定される。
【0012】ロック部材3は、図2の如く差込部22に
対応した板体31が主体となり、前側の前壁部32、両
側の揺動アーム33、上側の規制壁部34とを一体に形
成している。板体31は略矩形状をなしている。前壁部
32は、板体31より左右幅が少し広く形成され、図1
の使用状態で横溝部21の前面に露出配置される。両揺
動アーム33は、図3の如く板体31の板厚内にあっ
て、基端つまり下端部33aが板体31の側面に斜め傾
斜した状態で結合されており、係合部33b及び操作部
33cを有している。係合部33bは、下端部33a側
に位置しかつ斜めに立ち上がった箇所に段差状に設けら
れて、前記爪部23aと係脱される。操作部33cは、
アーム先端に位置して外に膨出形成されて、指で掴み易
くなっている。規制壁部34は、板体31の上部を後側
へ突出した状態で設けられていると共に、図3の如く後
縁から下に向かって突設された片部35と、両側に突出
された規制突起部36と、下面にあって左右中間に突設
された突当部37とを有している。
【0013】(組立及び作動)以上のロック部材3は、
板体31,前壁部32,揺動アーム33がベース1の差
込部22に押し込められて組み付けられる。この要領
は、係合部33bが上枠部24の内側に当たるので、両
揺動アーム33を操作部33cで板体31の側面方向へ
押した状態から全体を差込部22に押し込め操作する。
ロック部材3は、係合部33bを上枠部24の差込部2
2に一旦通過させた後は図3(a)の状態から引き抜こ
うとしても、係合部33bが上枠部24に当たって不用
意に抜け出さない。
【0014】取付装置1AをベルトVに保持する場合に
は、図3(a)の如くベルトVが横溝部21の奥に位置
するようにした後、ロック部材3を上から下向きに押圧
操作する。すると、ロック部材3は、上枠部24の差込
部22に沿って下へ摺動され、係合部33bが下枠部2
3に達すると該枠縁に当たった後、両揺動アーム33の
揺動を伴って下枠部23の差込部22に入り込み、かつ
爪部23aを乗り越えて図3(b)の如く該爪部23a
と係合される。この係合により、ベルトVは横溝部22
内にあって、横溝部22の奥壁面とロック部材3の板体
31との間に挟み込まれて離脱不能に保持される。な
お、前記係合状態となる直前では、規制突起部36がガ
イド片部27内に入り、突当部37がばね部材29を圧
縮させつつ側部分25上面に当たる。係合状態では、図
1の如く揺動アーム33の操作部33cが上枠部24の
対応枠縁から外へはみ出している。従って、携帯品Mを
取付装置1Aと共にベルトVから取り外す場合には、両
側の操作部33cを接近する方向へ押した状態で、ロッ
ク部材3を引き抜く。即ち、ロック部材3は、両操作部
33cを互いに接近する方向へ押すと、揺動アーム33
が下端部33aを支点として押された方向へ倒れて、爪
部23aに対する係合部33bの係合が解除、つまり下
枠部23に対する規制がなくなるため引き抜き可能とな
る。なお、ロック部材3は、爪部23aと係合部33b
の係合が解除されたとき、前記したばね部材29の付勢
圧により若干上へ移動され、引き抜きが容易に行える状
態となる。
【0015】以上の取付装置1Aは、ベルトVへの装着
状態において、ベルトVが横溝部21内に収まってお
り、上下方向の抜けが上下枠部23,24で阻止され、
横溝部21の開口からの抜けがロック部材3の板体31
により阻止される。ロック部材3は、上下枠部23,2
4内の各差込部22による位置規制と共に、爪部23a
と係合部33bとの係合によりベース2に対し位置規制
されており、大きな衝撃を受けても揺動したりベース2
から不用意に外れない。このため、ベルトVの装着状態
は、使用者が意識的にロック部材3を係合解除操作しな
い限り、確実に維持される。また、この構造では、ロッ
ク部材3が差込部22に沿って上下に摺動されるため、
ベルトVが人の腰回りに配置されている場合にも、図7
のものに比べて、ロック部材3の押し操作をスムースに
行える。しかも、係合構造的には、揺動アーム33が板
体31の側部上下に配置されているため長さ寸法を確保
し易く、それに伴って係合部33bの係合位置と解除位
置との間の動きを大きくして、係合力を増大できる。
【0016】(第2形態)この取付装置1Bは、前記形
態に類似するベース4及びロック部材5に加え、挟持部
材6を備えており、ベース4の対応部にベルトVを配置
した状態で、ロック部材5を押し込めると、挟持部材6
がベース4側へ揺動変位することにより、携帯品Mをベ
ルトVに着脱可能に装着する構成である。
【0017】ベース4は、図5の如く縦型の板体41の
背面側に差込部42を区画形成している枠部43を有し
ている。板体41は、略矩形状をなし、下端が丸味を持
って形成されている。板体41の背面上側には、左右中
間部分を一段突出した突出部44が設けられている。こ
の突出部44は、枠部43内に少し張り出していると共
に、前後方向に貫通した大きな開口45が設けられてい
る。枠部43は、コ形状をなし、両側片部分43a及び
前片部分43bからなる。従って、差込部42の空間
は、突出部44と前片部分43bとの間が狭く、突出部
44の両側に位置して側片部分43a及び前片部分43
bの間が広くなっている。前片部分43bには、左右中
間の上下に2個の取付孔46a,46bが設けられてい
る。両側片部分43aには、前下側に軸孔47が同軸線
上に設けられている。内面側には、上下方向に連続した
断面鋸状の爪部48が設けられている。そして、以上の
ベース4は、携帯品Mの取付面に対し不図示の止めねじ
等が、前記開口45及び後述するロック部材5の開口5
5を通って取付孔46a,46bからねじ込むことによ
り固定される。
【0018】ロック部材5は、図5の如く差込部42に
対応した板体51が主体となり、前側の前壁部52、両
側の揺動アーム53とを一体に形成している。板体31
は略矩形状をなしている。前壁部52は、板体51より
左右幅が少し広く形成され、かつ図6の如く板体51よ
りも下側へ突出している。従って、図6(b)の使用状
態で枠部43の上下に少し露出配置される。また、前壁
部52の左右中間にあって上側には、前後に貫通した開
口45が設けられている。前壁部52の内面下端側にあ
って略中間には押圧用突起52aが設けられている。両
揺動アーム53は、図6の如く板体51の板厚内にあっ
て、基端つまり下端部53aが板体51の側面に斜め傾
斜した状態で結合されており、係合部53b及び操作部
53cを有している。係合部53bは、下端部53a側
に位置しかつ斜めに立ち上がった箇所に段差状に設けら
れて、前記爪部48の鋸状歯と係脱される。操作部53
cは、アーム先端に位置し後側へ膨出形成されて、指で
掴み易くなっている。
【0019】挟持部材6は、図5の如く矩形状の板体6
1及び板ばね65からなる。板体61は、先端側が切欠
部61aの存在により幅細になっており、軸部62が側
面に突設されて切欠部61aに位置している。外面側に
は、図6の如く前記突起52aを受け入れてガイドする
案内溝61bが設けられている。この案内溝61bは、
先端側が深くなっている傾斜押圧面を形成している。内
面下端側には規制片63が両側に立設され、内面略中央
部には取付ケース部64が突設されている。取付ケース
部64は、板体61との間に下開口した空間を形成して
おり、該空間に通じる係止孔部64aと、下向きの取付
片部64bとを有している。取付片部64bには軟質の
断面略蒲鉾形の規制部材69が取り付けられている。こ
れに対し、板ばね65は、金属製板であり、概略コ形状
に形成されている。コ形の両片部66は、中間片部67
に対し所定の勾配で傾斜して突出され、先端66aがカ
ール形となっている。中間片部67は、図5の如く下端
67aが板体61の下端面と一致する略L形に形成され
ている。また、略中間箇所には、前記取付ケース64に
下開口から差し込まれて前記係止孔部64aに掛止めら
れる係合片部68が設けられている。そして、以上の板
ばね65は、係合片部68を取付ケース64内に挿入し
ながら、中間片部67を板体61と規制部材69との間
に押し込むと、係合片部68が係止孔部64aに係止さ
れ、かつ両側が両規制片63の間に挟み込まれる。これ
により、板ばね65は、両片部66が板体61の内面に
突出された状態で、板体61に一体化される。なお、こ
の形態は、板ばね65及び規制部材69を板体61に組
み付けるようにした。しかし、構造的には、板ばね65
の両片部66に相当する揺動片部を板体61に一体に形
成したり、規制部材69に相当する膨出部を板体61に
2色形成等により同時形成することも可能である。
【0020】(組立及び主作動)以上の挟持部材6は、
軸部62及び軸孔47の嵌合を介しベース4に揺動可能
に組み付けられる。その後、ロック部材5は、ベース4
の差込部42に押し込められて組み付けられる。この場
合には、係合部53bが枠部43の上縁に当たるので、
両揺動アーム53を操作部53cで板体51の側面方向
へ押した状態から全体を差込部42に押し込め操作す
る。ロック部材5は、押し入れられる過程で係合部53
bが前記爪部48の鋸状歯と係合される。
【0021】取付装置1BをベルトVに保持する場合に
は、図6(a)の状態から、ベルトVが挟持部材6の板
ばね両片部66を弾性的に変形しつつベース4に配置さ
れた後、ロック部材5を上から下向きに押圧操作する。
すると、ロック部材5は、係合部53bが爪部48の上
歯から次の歯、次の歯というように弾性的に係脱しなが
ら下降される。同時に、挟持部材6は、ロック部材5の
下降に伴って突起52aが板体61を押して一方向、つ
まり軸部62を支点としてベース4側へ揺動される。そ
して、操作部53が側片部分43aに当たる直前、つま
り最終段階では、ロック部材5が係合部53bと爪部4
8の対応する歯との係合により保持され、規制部材69
が図6(b)の如くベース4側へ当接し、かつ板ばね両
片部66の先端部66aもベース4に圧接する。この結
果、ベルトVは、ベース4の板体41と挟持部材6の規
制部材69内に拘束され、かつ板ばね65の両片部66
により板体41側へ強く押圧されている。この装着状態
では、揺動アーム53の操作部33cが枠部43の上側
片部分43aから外へはみ出している。従って、携帯品
Mを取付装置1Bと共にベルトVから取り外す場合に
は、両側の操作部53cを接近する方向へ押した状態
で、ロック部材5を引き抜く。即ち、ロック部材5は、
両操作部53cを互いに接近する方向へ押すと、揺動ア
ーム53が下端部53aを支点として押された方向へ倒
れて、爪部48の歯に対する係合部53bの係合が解除
されて引き抜き可能となる。また、ロック部材5は、上
方へ引き抜かれるとき、ベース1から不用意に分離され
ることはない。即ち、このロック部材5は、引き抜き過
程において、挟持部材6がロック部材5側から受けてい
た押し力を減じると共に、板ばね65の復元力で前記と
は反対の方向へ揺動されて図6(a)の如く初期位置に
近づくと、突起52bが溝部61bの深い部分に位置し
ており、最終的に溝部61bの端面側と当たって抜け止
め係止される。
【0022】以上の取付装置1Bは、ベルトVへの装着
状態において、ベルトVが板体41と規制部材69内に
拘束され、かつ板ばね65の両片部66により板体41
側へ強く押圧されて、不用意な抜けが確実に阻止され
る。また、この構造では、図7のものに比べて、ロック
部材5が差込部42に沿って上下に摺動されるため、ベ
ルトVが人の腰回りに配置されている場合にも、ロック
部材5の押し操作をスムースに行える。しかも、係合構
造的には、揺動アーム53が板体51の側部上下に配置
されているため長さ寸法を確保し易く、それに伴って係
合部53bの係合位置と解除位置との間の動きを大きく
して、係合力を増大できる。これらは第1形態と同じ。
この形態では、更に被取付部として、ベルトVや他の帯
状部材に制約されず、例えば、ズボンの開口縁部であっ
ても同様に装着可能となる。
【0023】このように、本発明は請求項1の技術要素
を備えておればよく、細部的には対象携帯品Mや使用者
層に応じて、例えば、ベース形状やロック部材形状等が
色々に変形工夫されるものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
ベースが被取付部用配置部及び配置部と略交差する方向
の差込部を有し、ロック部材がその差込部に押し込め操
作されて、ベースとの間に被取付部を離脱不能に保持す
る。このため、構造的には、例えば、被取付部が腰回り
のベルトの場合、該ベルトをベースに配置した後、ロッ
ク部材を上から下方へ押す操作となり、従来の回動方式
の如く人体との間に回動用の隙間を必要とせず装着性を
向上できる。また、ロック部材をベースの差込部に沿っ
て押し込むようにしたので、ロック部材と差込部との対
向部を利用して形態例の如く係合力が強くかつ係脱操作
性に優れた係合構造を実現し易い。これにより、本発明
品は、携帯品が大きく重くなっても、被取付部への取付
操作性と保持力に優れ、外力が携帯品や被取付部に加わ
っても不用意な外れを防ぐことができ、装置信頼性を向
上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明第1形態の取付装置を使用状態で示す概
略外観図である。
【図2】 図1の取付装置を分解した模式構成図であ
る。
【図3】 図1の取付装置の作動を示す模式側面図であ
る。
【図4】 発明第2形態の取付装置を使用状態で示す概
略外観図である。
【図5】 図4の取付装置を分解した模式構成図であ
る。
【図6】 図4の取付装置の作動を示す模式側面図であ
る。
【図7】 従来例を示す説明用図である。
【符号の説明】
1A,1Bは取付装置 2,4はベース 3,5はロック部材 6は挟持部材 21は横溝部(溝部又は配置部) 22,42は差込部 23,24,43は枠部 21,41はベースの板体 31,21はロック部材の板体 33,53は揺動アーム 23a,48は爪部 33b,53bは係合部 65は板ばね Mは携帯品 Vはベルト(被取付部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯品の取付面に固定されてベルト等の
    被取付部に携帯品を着脱可能に装着する取付装置におい
    て、 前記携帯品に取り付けられて前記被取付部を受け入れる
    配置部及び該配置部と略交差する方向の差込部を形成し
    ているベースと、前記差込部に挿入されるロック部材と
    を有し、 前記ロック部材を前記差込部に押し込み操作することに
    より、前記配置部に配置された前記被取付部を前記ロッ
    ク部材とベースとの間に離脱不能に保持する、ことを特
    徴とする携帯品装着用の取付装置。
  2. 【請求項2】 前記ベースの配置部は両側に通じる溝部
    に形成され、前記被取付部が前記溝部に配置された状態
    で前記ロック部材の挿入部により離脱不能に保持される
    請求項1に記載の携帯品装着用の取付装置。
  3. 【請求項3】 前記ベースは、揺動可能に組み付けられ
    て前記ロック部材の押し込み操作により一方向に動く挟
    持部材を有し、前記被取付部を前記挟持部材を介して離
    脱不能に保持する請求項1に記載の携帯品装着用の取付
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ベースは差込部の内側に爪部を有
    し、前記ロック部材は前記爪部と係脱する係合部及び前
    記係合部の爪部に対する係合解除用揺動アームを有して
    いる請求項1から3の何れかに記載の携帯品装着用の取
    付装置。
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