JPH0756471Y2 - 家具用蝶番 - Google Patents

家具用蝶番

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JPH0756471Y2
JPH0756471Y2 JP1990093106U JP9310690U JPH0756471Y2 JP H0756471 Y2 JPH0756471 Y2 JP H0756471Y2 JP 1990093106 U JP1990093106 U JP 1990093106U JP 9310690 U JP9310690 U JP 9310690U JP H0756471 Y2 JPH0756471 Y2 JP H0756471Y2
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JP
Japan
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frame
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finger
type mounting
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JP1990093106U
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JPH0451583U (ja
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良一 高橋
隆一 磯川
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高橋金物株式会社
磯川産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、側板に扉をワンタッチで取付できる家具用蝶
番に関する。
〔従来の技術〕
この種の家具用蝶番としては、例えば特表昭62−500601
号公報所載のものがある。同公報第30〜32図の蝶番は、
座金部材としてフレーム型取付部材との間に、弾性係合
片とこれが係合する係合受部とを設け、扉組付時に、上
記フレーム型取付部材を座金部材にワンタッチで取付け
できるようになっており、また、弾性係合片と係合受部
の係合を解除するための操作レバーがフレーム型取付部
材の後端部から外方へ飛び出した構成となっている。と
ころが、後端部において操作レバーと側板との間には僅
かしか隙間がないために持ち上げ操作するための指先が
入り難く、操作性が著しく悪いものであった。操作性の
ために操作レバーを上げた状態とするものもあるが、何
かに当接して容易に離脱するために安全性に欠けること
となるものであった。
この種のワンタッチ取付タイプの蝶番においては、安全
性確保の見地から操作レバーが外力で動いて係合が簡単
に外れないことが望ましいのであるが、操作レバーをフ
レーム型取付部材内へ収めようとすると、指による解除
操作が非常に困難となるため、操作性を優先すべく操作
レバーのある程度の突出は避けられない現状であった。
このような問題に鑑み、本出願人は実開昭63−169678号
にて、フレーム天板の穴から操作レバーをばねに抗して
倒し込んで係合を解除する構成のものを提案した。当該
構成によれば、解除操作がフレーム型取付部材の内方で
なされるために、外力によって不意に係合が外れる心配
はない。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、フレーム天板の穴を介した押し込みタイ
プのものでは、フレーム内部での操作スペースが不可欠
となるため、適用対象が限定されるという問題があり、
また、扉の種類によっては、蝶番を4個以上設けなけれ
ばならないものがあるが、このような場合には狭い天板
穴を介して操作レバーを多数回に亘ってバネ力に抗して
押し込み操作するために、手指が非常に痛くなって疲れ
る欠点があった。
そこで、本考案は、手指で容易に係合を外すことができ
るとともに外力で不意に外れる心配がなく、また適用対
象を限定されることのない家具用蝶番の提供をその目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る家具用蝶番の本体側取付部材は、側板に取
付けられる座金部材と上記座金部材に取付けられるフレ
ーム型取付部材とから構成され、上記座金部材と上記フ
レーム型取付部材とには弾性係合片とこれが係合する係
合受部とが設けられて成る構成を前提とするものであ
る。
その特徴は、弾性係合片には回動操作することで係合解
除可能となる略コ字形の操作レバーが設けられ、操作レ
バーはフレーム型取付部材の巾と略同長さの連結部と、
この連結部の両端からフレーム型取付部材の両外側面に
沿って延出されて指掛け凹部が形成された一対のレバー
部とを備えていることにある。
好ましい実施態様としては、一対のレバー部が連結部の
両端から自由端に向けて彎曲し、彎曲内面に指掛け凹部
が形成されていることにある。さらに好ましい実施態様
としては、指掛け凹部には指掛けを許容する段部が形成
されていることにある。
〔作用〕
操作レバーは、フレーム型取付部材の両外側面に沿って
略密着され、両外側面の範囲外へ突出することがない状
態となっており、外力によって不意に外れることがない
状態となっている。
係合解除に際しては、フレーム型取付部材の後端部では
なくて、操作スペースの限定のないフレーム型取付部材
の外方からその両側面に指を添えて操作レバーの指掛け
凹部に指を掛け、斯る状態で回動操作する。これによっ
て弾性係合片と係合受部との係合が外れ、座金部材から
扉が外れる。
この場合に、一対のレバー部の彎曲内面に指掛け凹部が
形成されているので、外れることなく指掛けがなされ、
指掛け段部に指先が引っ掛かることとなる。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を第1図〜第5図に基づき説明
する。
図中、1は扉Aに固定される扉側取付部材、2は側板B
に固定される本体側取付部材、3は各部材1,2を回動自
在に連結するリンクプレート、4は各リンクプレート3
の軸ピン、5はキャッチ機構である。
6は側板Bに取付けられる座金部材、7は扉側取付部材
1に連結されて上記座金部材6に取付けられるフレーム
型取付部材であり、両部材6,7の後端内側には弾性係合
片8と、これが係合する係合受部9とが設けられてい
る。
而して、上記弾性係合片8には操作レバー10が一体に設
けられている。操作レバー10は、全体とし略コ字形を呈
している。詳述すると、操作レバー10はフレーム型取付
部材7の巾と略同長さの連結部11と、この連結部11の両
端から延びて自由端が湾曲された一対のレバー部12とを
備え、レバー部12の湾曲内側には指掛け凹部13が形成さ
れている。レバー部12には、指掛けを容易にできるよう
に段部14を形成しておくことができる。
上記操作レバー10には、コ字形の下方へ弾性係合片8,8
が垂設されて成る。弾性係合片8,8は、下方先端を後端
側へ一対の係合突片15,15が略鈎形状に突出され、各係
合突片15には先端外周を弧状とする案内面16が形成され
ている。17は軸孔である。
上記操作レバー10は、フレーム型取付部材7に中間ブロ
ック18がねじ19,20によって固定されている場合、中間
ブロック18の後端アーム21の孔22に軸孔17を一致させて
ピン23によって枢支する構成にできる。上記ピン23には
ばね24が挿通され、各端トーション25,26が中間ブロッ
ク18と連結部11とに当接して反時計方向への付勢力が付
与されている。
上記中間ブロック18は、前端側下位に鈎爪27が下面側へ
突出され、前端と中間との雌ねじ穴28,29に前記ねじ19,
20が螺合されることでフレーム型取付部材7に結合され
る。その際、フレーム型取付部材7の長穴31と時計穴30
とによって、前後調整機構が形成される。図中、32は幅
方向へ長い通孔、33は下面より幅方向へ突出する規制突
条、34は肉逃げ部である。
次に、前記座金部材6は座金35と中間座板36とに分割す
ることができる。この場合、中間座板36は矩形板状を呈
し、前端の前面側には鈎爪受部37が、下面側には座金側
へ係入する固定爪38が、中間には幅方向への凹条39が、
これに隣接して幅方向への長穴40が、後端には前記係合
受部9と後端突条41とがそれぞれ形成されている。上記
係合受部9は、前後方向へ一対の長穴状に形成でき、こ
の場合にはテーパ面42と受段面43とから形成される。
さらに、座金35には、固定爪受部44と、突起45と、突起
45のねじ穴46と、ストッパ47と、皿穴48とから構成でき
る。この場合には、座金35に中間座板36の凹部49、スト
ッパ47と中間座板36の後端突条41とが夫々係合して位置
決めされるので、長穴40からのねじ50でねじ穴46に螺合
して一体化することができる。長穴40とそれぞれの係合
とによって、扉Aの上下調整が可能となる。
次に、フレーム型取付部材7を座金部材6に取付ける動
作について説明する。
先ず、座金35は側板Bに止めねじで固定され、これに叙
述のように中間座板36が固定されている。フレーム型取
付部材7は扉Aに固定された扉側取付部材1に連結され
ており、また、中間ブロック18が一体組付されている。
次に、扉Aを側板Bに取付けるに際し、フレーム型取付
部材7を座金部材6に接近させれば、鈎爪27が鈎爪受部
37の上下両側の案内テーパで案内されて係入される。こ
れを上下の多数蝶番に亘って同時に係入させれば、鈎爪
受部37を支点とする状態で扉Aが側板Bに位置決めされ
ている。
その後に、フレーム型取付部材7の後端側を座金部材6
側に接近させると、テーパ面42,42に係合突片15,15の案
内面16,16が案内されるので、係合突片15,15はばね24に
抗して図中時計方向へ回動させられる。さらに、押込み
すれば、係合突片15,15が受段面43,43に侵入することで
ロック状態となる。ロック状態において、規制突条33が
凹状39に係入するので、フレーム側と座金側との前後方
向の位置ずれが阻止される。なお、必要に応じて扉の上
下及び左右調整が行える。
次に、フレーム型取付部材7を外す動作を説明する。
操作レバー10はフレーム型取付部材7の後半部の両外側
面に密着しているが、操作レバー10の指掛け凹部13に例
えば親指と人指し指とを差込する。両指は両外面から段
部14を介してレバー部12に指掛けされるので、側板から
離れる方向へ引上げ操作する。これに伴って、受段面4
3,43から係合突片15,15が抜け出して係合が解除され、
フレーム型取付部材7の後端が浮き上がった状態とな
る。従って、鈎爪27,27を鈎爪受部37,37から外せば、扉
Aが取り外される。
本考案は、上記一実施例に限定されるものではなく、フ
レーム型取付部材の両外側に密着される各種操作レバー
の設計変更を行えるものである。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案に係るワンタッチタイプの家
具用蝶番によれば、指掛け凹部を有する操作レバーの一
対のレバー部がフレーム型取付部材の両外側面に沿って
いるので、略密着状態で且つ外側面の範囲から突出する
ことがなく、常時は接触などして邪魔にならないととも
に外力による不意の係合外れの心配がない。
殊に、係合解除の際には、フレーム型取付部材の後端ま
で無理な姿勢で手指を差込する必要がなく、操作スペー
スが限定されないフレーム型取付部材の外方から楽な姿
勢で両外側面に指先を添えて指掛け凹部を回動すること
によって容易に外すことができ、蝶番が多数設けられて
いても解除操作が簡単に行える。
また、フレーム型取付部材の内方に操作スペースを要し
ないので、適用対象の拡大を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の一実施例に係り、第1図はフレー
ム型取付部材を座金部材に取付けた状態の全体断面図、
第2図は要部分解斜視図、第3図はフレーム型取付部材
を座金部材に取付ける動作を説明する要部断面図、第4
図は係合状態を説明する要部断面図、第5図は同要部側
面図である。 1……扉側取付部材 2……本体側取付部材 3……リンクプレート 6……座金部材 7……フレーム型取付部材 8……弾性係合片 9……係合受部 10……操作レバー 11……連結部 12……レバー部 13……指掛け凹部 14……段部 A……扉 B……側板

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉に固定される扉側取付部材と側板に固定
    される本体側取付部材とがリンクプレートで回動自在に
    連結され、上記本体側取付部材は側板に取付けられる座
    金部材と上記座金部材に取付けられるフレーム型取付部
    材とから構成され、上記座金部材と上記フレーム型取付
    部材とには弾性係合片とこれが係合する係合受部とが設
    けられて成る家具用蝶番において、 弾性係合片には回動操作することで係合解除可能となる
    略コ字形の操作レバーが設けられ、操作レバーはフレー
    ム型取付部材の巾と略同長さの連結部と、この連結部の
    両端からフレーム型取付部材の両外側面に沿って延出さ
    れて指掛け凹部が形成された一対のレバー部とを備えて
    いることを特徴とする家具用蝶番。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、一対のレバ
    ー部が連結部の両端から自由端に向けて彎曲し、彎曲内
    面に指掛け凹部が形成されていることを特徴とする家具
    用蝶番。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のものにおいて、指
    掛け凹部には指掛けを許容する段部が形成されているこ
    とを特徴とする家具用蝶番。
JP1990093106U 1990-09-06 1990-09-06 家具用蝶番 Expired - Lifetime JPH0756471Y2 (ja)

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JPS63184678A (ja) * 1987-01-26 1988-07-30 余合住金産業株式会社 蝶番

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