JP2791434B2 - ドアのヒンジ - Google Patents

ドアのヒンジ

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JP2791434B2 JP1297262A JP29726289A JP2791434B2 JP 2791434 B2 JP2791434 B2 JP 2791434B2 JP 1297262 A JP1297262 A JP 1297262A JP 29726289 A JP29726289 A JP 29726289A JP 2791434 B2 JP2791434 B2 JP 2791434B2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明はそれぞれが固定可能な2つの部品から成
り、その1つの部品はドアに固定され、端部が自由翼と
なったヒンジの関節を有し、もう1つの部品は家具に固
定されるベースから成る家具のヒンジに関する。これら
2つの部品は所定の位置に固定されると、適当な連結手
段により互いに連結できる。
「従来の技術」 従来の技術においては、これらの連結手段は締める道
具を必要とする連結ネジとして作られているか、又は短
時間の連結ができるようにスナップ式カップリングによ
り作られていた。
スナップ式カップリングは2つの部品の短時間での連
結及び取り外しを実現する問題解決とはなるが、このよ
うな方法による従来技術においては、これらの2つの部
品を互いに嵌合するために具合良く決められた手順に従
う必要があり、従って作業者はその嵌合を素早く実行す
るにはある程度の熟練を要した。しかもドアと共に精確
な回動と並動を行なわなければならない事実は、同じド
アに2つ以上のヒンジを取付ける場合には、これらのヒ
ンジのすべての部品を同時に連結する必要がある。なぜ
ならもし1つ又は2つのヒンジが所定位置に固定された
とすると残りのヒンジを連結するための動きをとること
ができないからである。これは非常に大きいドアをヒン
ジで取付けたり、及び/又は非常に多数のヒンジでドア
を取付ける場合に困難となる。
「発明が解決しようとする課題」 この発明の目的は上述の問題を無くし、ドアに固定さ
れるべき部品と家具の対応するラベット(さねはぎ)に
固定されるべき部品の2つの別個な部品から成り、道具
を使わないて短時間に連結でき、ドアに複数のヒンジを
取付る場合にもまったく不特定な動きを使って1つずつ
連結可能なヒンジを提供することである。この発明のも
う1つの目的は取付けたヒンジの位置を横方向調整可能
なヒンジを提供することである。
「課題を解決するための手段」 この発明によれば、家具に固定されるベースに連結さ
れる翼が設けられ、この翼は翼をベースに連結する中間
部材を横方向から囲む2つの側壁を構成するようにほぼ
U字状の断面を有し、中間部材はベースを横方向から囲
む2つの固い側板を構成するようにほぼU字状の断面を
有するヒンジにおいて、中間部材はそれを翼に固定する
ための締付け手段と、中間部材をベースに結合する取外
ずし可能な結合手段を有し、前記結合手段は翼の長さ方
向に互いに離れた2つの部分で前記中間部材に取付けら
れ、ベースに設けられた相補的な係合凹部と係合して中
間部材をベースに連結するような位置に弾性的に偏倚さ
れた可動部材を含み、この可動部材の少くとも1つには
その可動部材をベースの係合凹部から外ずすための操作
部が設けられており、前記中間部材とベースの間には縦
方向相互位置を規定する相補面が設けられ、横方向位置
は前記2つの固い側面によって規定されていることを特
徴とする。
上述のヒンジにおいて更に、ベースは上側に前記相補
的凹部が形成され、下側に第2部材を収容するよう収容
凹部が形成された第1部材を含み、前記第2部材はそれ
を家具に取付けるネジを通すための孔が形成されてお
り、前記収容凹部は前記第1部材が前記第2部材の上を
前記取付面と平行にかつヒンジの長さ方向と直角に摺動
できるような形とされており、前記第1部材はその中央
に前記ヒンジの長さ方向と直角な方向に長い長円の貫通
孔を有し、その貫通孔に取付け調節ネジの胴が挿通され
前記第2部材の対応する穴にネジ込まれるように構成し
てもよい。
この発明の原理とその従来技術に対する利点は図面を
参照して以下に説明するこの発明の原理を使った実施例
から一層明らかになるであろう。
「実施例」 第1図はこの発明の第1の実施例のヒンジ10を示し、
第1の部品即ちベース11と第2の部品12から構成されて
いる。第2の部品12は連結ボディ13と関節翼14とから成
り、両方共断面がほぼUを逆かさまにした形をしてい
る。
翼14の自由端はこの分野の専門家に周知(従って図示
せず又説明もしない)の手段によって家具のドアに固定
されるべき板(これも公知の技術に従って作られるので
図示しない)に取付けられる。
翼14と連結ボディ13はボディ13の適当な穴にネジ込ま
れた第1固定調節ネジ15と翼14の適当な穴にネジ込まれ
た第2固定調節ネジ16とによって互いに結合されてい
る。
ネジ15の胴は翼14に形成され、その主軸方向に延びて
いるスリット17に通されており、ネジ15の頭はボディ13
が翼14から外れるのを防ぐ。ネジ16には第2のスリット
19の中に摺動して装着されるように溝18が形成されてい
る。このようにネジ15と16によってボディ13と翼14がそ
れらの主軸に平行に相互摺動のみ可能とされている。
ボディ13は内側に2つのピンローラ20,21が設けら
れ、これらのピンローラはボディ13の2つの垂直壁間に
延び、第3図にも破線で示すように案内スリット22,2
2′及び23,23′にそれぞれ保持されている。ピンローラ
20は以下に説明するように操作可能な突出した端部を有
している。
案内スリット22,22′及び23,23′はピンローラ20及び
21がそれらの軸と直角方向に、かつボディ13の主軸とほ
ぼ平行に摺動できるようにしている。例えばピアノ線で
作られた2つの弧状スプリング24及び25が2つのピンロ
ーラ20及び21の間に渡って配置され、それらのスプリン
グ24,25の先端部はピンローラ20,21の周面のまわりに形
成された溝26,26′及び27,27′の中にバネ力で入ってい
る。2つのスプリング24及び25の中間部はボディ13の中
央の隆起部30に形成された溝28及び29の中に入ってい
る。スプリング24,25は2つのピンローラ20,21を互いに
向かう方向に偏倚力を与え、案内スリット22,22′,23,2
3′の終端ではボディ13の内側に向け偏倚力を与える。
スプリング24,25がピンローラ20,21の溝26,26′,27,2
7′内にあるのでピンローラ20,21が案内スリット22,23
から外れてしまうことはない。
第1図と第4図からわかるように、ベース11は家具に
固定するための穴32,33を有する板部31と連結形部34と
から成り、連結形部34には傾斜上面を有する歯35,36
と、隆起部30と相補的な溝37と、及び凹部38,39(第1
図には破線で示してある)とが形成されている。
第2図からわかるように、スプリング24,25と共にピ
ンローラ20,21はベース11の突出している歯35,36と協力
してボディ13をベース11に連結する手段を構成してい
る。歯35,36の下側の形とピンローラ20,21の直径はピン
ローラ20,21がベース11の固定面に直角に引っぱられた
時に歯35,36から外れないように選ばれている。
上述のヒンジは以下のように動作する。ベース11と、
翼14に結合した関節部(図示せず)とは家具とドアにそ
れぞれ周知の方法で固定される。ベース11を対応する連
結ボディ13に連結するには、それらを互いに合わせ、連
結ボディ13の連結手段がベース11の突出している歯35,3
6の下側に係合するまで押しつけるだけでよい。この押
しつけている間にピンローラ20,21はスプリング24,25の
バネ力に抗して歯35,36の傾斜上面の上を滑って第2図
に示すように歯35,36の下側に入り込み、ボディ13がベ
ース11にロックされる。この状態で隆起部30は溝37と嵌
合し、それによって第2図に示すように水平方向の摺動
を防止している。
第2図からわかるように、凹部38,39はネジ15,16の内
側突出部を受け入れる。いったんヒンジの2つの初品11
と12が互いに連結されると、翼14をボディ13に沿って摺
動し、所望の位置でネジ15によりボディ13をロックし、
次にネジ16を回わしてボディ13に対する翼14の高さを調
節することにより家具のラベットに対するドアの位置の
微調整を行うことができる。
例えば家具からドアを外ずすために2つの部品11と12
の連結を外ずす場合は、ボディ13から突出しているピン
ローラ20の端部を持ってピンローラ20を案内スリット22
に沿って摺動して歯35の下側から引き出して係合を外ず
すだけでよい。そうすれば単にボディ13を並進させるだ
けでピンローラ21の係合が外ずれ、ヒンジの2つの部品
11と12が互いに分離される。これに対し、もしピンロー
ラ20の一方の単部だけが誤って押されても2つの部品11
と12の連結は外ずれず、従ってドアは外ずれない。
連結のためには歯35,36の形状は歯35(36)の下部と
案内スリット22(23)の軸が成す角度をピンローラ20
(21)と歯35(36)のあいだの静止摩擦の角より小さく
すればよいが、連結を外すためにはピンローラ20を外ず
して連結ボディ13をピンローラ21のまわりに回動すると
前述の角度が摩擦の角より大きくなり、従って単に翼14
に直角に引っぱるだけで、他の方向に並進させなくても
ピンローラ21の係合を外ずすことができるような形状と
なっている。
この発明の第2の実施例のヒンジは第5図中に記号11
0で示すものであり、第1の部品、即ちベース111と、第
2の部品112とから成り、第2の部品112は連結ボディ11
3と関節翼114とから成り、両方ともほぼUの字を反転し
た形となっている。
翼114は第1図の翼と同様であり、図示してない公知
の関節を有している。翼114は第1図の翼14とボディ13
をネジ15と16によって結合するのと同じようにして、ボ
ディ113の適当な穴にネジ込まれた第1固定調節ネジ115
と、翼114の適当な穴にネジ込まれた第2固定調節ネジ1
16とによってボディ113に結合されている。これまで充
分説明したこの結合について更に説明することは避け
る。
第5図及び第7図からわかるように反転U形のボディ
113には内部に2つのフック40,41が設けられており、こ
れらのフックはボディ113の2つの側壁間に配置された
ピン42、43を中心に回動可能である。
ボディ113の内部の中央部には隆起部130が設けられて
いる。フック41はボディ113の一端から突出した操作部4
4を有している。フック40にはその一側部に突起45が設
けられており、例えばピアノ鋼線で作られた弧状スプリ
ング46の一端はこの突起45の上に係合しており、スプリ
ング46の他端はフック41の操作部44の上に係合してい
る。スプリング46の中央部は隆起部130に形成された溝1
38に入っている。このようにしてスプリング46はフック
40,41がボディ113の外側に向って回動するのを防げてい
る。2つのフック40,41には互いに対向する側にそれぞ
れストップ隆起47,48が設けられており、これらがボデ
ィ113の内側上面と当接することによりフック40,41の内
側への回動を制限する。フック40,41は両方ともその上
部にネジ115,116がぶつからないような適当な逃げが設
けられているが図には示してない。
第5図及び第8図からわかるようにベース111はそれ
を家具に固定する固定穴132,133を有する板部131と連結
形部134とから成り、連結形部134は上側表面が傾斜して
歯135,136と隆起部と相補する溝137とを有している。
第6図に示すように、フック40,41はスプリング46と
共にベース111の歯135,136と作用してボディ113をベー
ス111に連結するための手段を構成している。このため
フック40,41及び歯135,136はボディ113をベース111の取
付け面に直角に引っぱっても誤って連結が外ずれないよ
うな形状とされている。
上述のヒンジは以下のように動作する。ベース111を
家具に固定し、翼114を有する関節ヒンジ(図示せず)
をドアに固定してしまうと、あとはベース111をボディ1
13に嵌合し、互いに押しつけるだけでよい。この押しつ
けている間にフック40,41はスプリング46の反力に抗し
て歯135,136の上側傾斜面を滑って第6図に示すように
フック40,41の先端部が歯135,136の下側に入り込み、ボ
ディ113がベース111にロックされる。この状態で隆起部
130は溝137に嵌合し、水平方向に摺動するのを防ぐ。
ヒンジの2つの部品111と112が一旦連結されると、第
1の実施例で説明したのと同様にネジ115,116によって
家具のラベットに対するドアの位置を精密に調節するこ
とができる。例えば家具からドアを外ずすために2つの
部品111,112の連結を外ずす場合には、フック41の操作
部44を握んで上に持ち上げてフック41を歯135の下側か
ら外ずし、次にボディ113をわずかに回動してずらすこ
とによりフック40を外ずすだけでよい。
第9図に示すこの発明の第3の実施例のヒンジ310は
ともに断面が反転U字形の連結ボディ312の関節翼313と
から成る第1の部品311を含んでいる。連結ボディ312と
関節翼313は前述の実施例と同様にネジ314,315から成る
相互係合調節手段によって互いに結合されている。翼31
3の前方自由端346は家具のドアに固定する板を有する関
節(図示せず)に結合される。
家具に固定される第2の部品、即ちベース319はその
中央部を貫通する穴320を有し、その穴320には家具に固
定する例えば以下に説明するように板状の固定手段にベ
ース319を取付けるためのネジの胴が挿通される。ベー
ス319は以下に説明するようにボディ312にスナップ嵌合
するような形状を有する。
この発明によれば、連結ボディ312はその一方の側壁
の中央から下方に延びる突出部347と、その突出部347の
両側からボディ312の両端に向って側壁と平行に延びる
金属スプリング321,322を有し、他方の側壁の中央から
下方に延びる突出部348の両側にスプリング321,322と対
称に設けられた金属スプリング323,324と対向してい
る。
金属スプリング321〜324は側壁に直角方向にボディ31
2の外側に向って弾性的に偏移可能である。スプリング3
21〜324はそれぞれそれらの端部近くにボディ312の内側
に向いた係合突部325〜328を有している。第13図に示す
ようにすべての係合突部326〜328下方に向って傾斜して
おり、第1部品311をベース319に連結する時に第11図及
び第12図にも示すようにベース319の四隅近くの上側部
に形成された斜面329〜332の上をこれらの係合突部325
〜328が滑ることができるようにされている。これらの
斜面329〜332の下端には内側にへこんだ段部333〜336が
形成されており、斜面329〜332を滑りおりた係合突部32
5〜328は段部333〜336の下側に係合する。
第12図にも示すようにスプリング321,323の自由端部
はボディ312の後端壁339の両側縁に形成した窓340,341
を通して外に突出し、その先端部に操作タブ337,338が
形成されている。第13図からもわかるようにスプリング
322,324の自由端はボディ213の前端壁342の両側縁に形
成された窓343,344を通して外に突出している。
このようにスプリング321〜324はボディ312の外側に
向って弾性的に動くことができるが、ボディ312の両端
壁339,342の窓340,341,343,344に通されているのでボデ
ィ312の側壁と平行には動くことができない。
第9及び13図に示すように前端壁342はネジ315の頭部
と似た形の切込み345が形成されており、ヒンジを組立
てる時にネジ315の頭部が切込み345を通ってボディ312
内に入り、ネジ315の頭部と胴部の間の首部がスロット3
17に挿入嵌合することができる。
ボディ312の側壁の中央から下方に延びる突出部347,3
48の先端は第11図に示すベース319の両側部に形成した
スロット349,350にそれぞれ挿入され、連結時にベース3
19とボディ312が長さ方向に互いに摺動するのを妨げて
いる。ベース319には更にネジ314,315の下端部がぶつか
らないように凹部351,352が形成されている。ベース319
の穴320に挿入される取付けネジを通すために翼313とボ
ディ312の上壁には通路353,354が形成されている。ベー
ス319はその縦方向の向きがどちらでも使えるように対
称に作られている。
上述のヒンジは以下のように動作する。第2部品、即
ちベース319を家具に固定し、第1部品311を有する関節
部をドアに取付け、次に連結部品を傾けずに第1部品31
1をベース319に嵌合する。スプリング321〜324に設けら
れた係合突部325〜328の傾斜部をベース319の斜面329〜
332の上を滑べらせ、スプリング321〜324をボディ312の
外側に弾性的に湾曲させ、係合突部325〜328がベース31
9の段部333〜336の下側にそれぞれスナップ係合させる
だけでよい。
このようにしてヒンジがいくつある場合でも翼313の
上部をベース319の取付け面に直角に押すだけで、ドア
に特別な操作をしないでもドア側に取付けられた第1部
品311を家具に取り付けられたベース319に同時に連結す
ることができる。次に公知の方法によりネジ314,315を
回転してドアの取付位置を調節することができる。
家具からドアを外ずすためにヒンジの連結を外ずすた
めには、例えばドライバーで操作タブ337と338の間を拡
げて係合突部325,327を段部333,335の下から引き出し、
次に第1部品311の後端(操作タブ側)をわずかに持ち
上げ、前方(関節翼端部346側)に移動して係合突部32
6,328を段部334,336から前方に係合を外ずせばよい。
ヒンジの両側のスプリング321,323は互いに独立して
いるのでいずれか一方のみを移動してもベース319と第
1部品311と連結を外ずすことはできず、従って連結を
誤って外ずしてしまう恐れが少ない。
第14〜18図はこの発明の第4の実施例によるヒンジ41
0を示し、第1及び第2の部品411,419は特に厳密に決め
られてない方向に互いに嵌合されスナップ連結が行われ
る。第14図に示すようにこの第4の実施例のヒンジ410
は連結ボディ412と関節翼413(関節翼413の端部446は家
具のドアに取付けることができる公知の関節に結合され
る)とから成る第1部品411を有し、これらボディ412と
関節翼413は両方とも断面が反転U字状をしており、ネ
ジ414,415を含む公知の相互係合調節手段によって互い
に結合される。
第2部品、即ち家具に取付けられるベース419にはそ
の中央を貫通する穴420が形成されており、この穴420に
ネジの胴を通してベース419を固定する。ベース419は以
下に述べるようにボディ412にスナップ嵌合する形をし
ている。
第15図に示すようにこの発明によれば連結ボディ412
はその上壁のほぼ中央に固定されたピン357によってハ
サミのように互いに結合された2つのハサミ部材355,35
6を有し、これらのハサミ部材355,356はワイヤスプリン
グ358によって開いた状態に保たれている。ハサミ部材3
55,356の後端部359,360はボディ412の後端壁363に形成
されたスリット361,362を通して外に突出しており、手
で互いに接近するように動かすことができる。ハサミ部
材355,356の先端部はボディ412の側壁に向けて曲げられ
ており、カップリング364,365を形成している。カップ
リング364,365はボディ412と一体のラグ366,367の穴に
摺動嵌合する。
このようにハサミ部材355,356の先端部即ちカップリ
ング364,365はボディ412の上壁と平行な面内で動くこと
ができるが、先端部364,365はラグ366,367の穴により保
持され、後端部359,360は後端壁363のスリット361,362
により保持されているので、ボディ412の上壁と直角方
向には動くことができない。
ベース419は上部連結側板368,369を有し、これらは第
1部品411とベース419との連結時にハサミ部材355,356
とボディ412の側壁との間に嵌合する。連結側板368,369
は斜面370,371をそれぞれ有し、それらの上をハサミ部
材355,356の先端部、即ちカップリング364,365とアーム
372,373が滑って第17及び18図に示すように水平溝374,3
75の中に嵌合する。
ボディ412の側壁の下端から下方に2つの係合歯447,4
48が延び、それぞれベース419の両側部に形成した凹部4
49,450又は451,452に嵌合される(凹部449,450に嵌合さ
せるか凹部451,452に嵌合させるかはベース419の向きに
よって選択される)。これによってベース419と連結ボ
ディ412との間の縦方向(即ち長さ方向)の摺動が防止
される。
ヒンジ410を使うには、ベース419を家具に取付け、第
1部品411を有する部材をドアに取付け、次に各第1部
品411をそれぞれ対応するベース419に嵌合する。この嵌
合にはハサミ部材355,356の先端部364,365及びアーム37
2,373を連結側板368,369の斜面370,371上を滑り下ろし
(この時ハサミ部材355,356はスプリング358の力に抗し
て閉じる方向に動く)、第17及び第18図に示すように溝
374,375の中にスナップ嵌合させるだけでよく、これに
よってヒンジ410の連結部品411,419は互いに固く連結さ
れる。
このようにドアの側縁にいくつのヒンジの連結部品を
取付けても、連結翼413の上部をベース419の取付け面に
直角に押すだけで、ドアに特別な操作をしなくても簡単
に連結部品411,419を連結することができる。次に従来
のようにしてネジ414,415を回わしてドアの取付け位置
を調節する。
ドアを家具から外ずすためにヒンジの連結を外ずす場
合には、ハサミ部材355,356の後端部359,360を互いに近
づけることによりアーム372,373及び先端部364,365を溝
374,375から出すだけでよい。これによって、第1部品4
11を連結したのと同じ向きでベース419から外ずすこと
ができる。
ベース412内のハサミ部材355,356は互いに独立して動
くことができるので、後端部359,360の一方のみを誤っ
て動かしても第1部品411はベース419から外ずれないの
で連結を誤って外ずしてしまう危険性が少ない。
この発明の原理による上述の実施例は、2つの部品が
一旦家具とドアに取付けられてしまうと、従来の方法で
必要とされた複雑で微妙な操作を要せずにこれらの部品
を連結することができる利点がある。これらの部品を互
いに固く連結するとベースと連結ボディの相互動作を極
端に変えることができる。例えばまずヒンジの一方の側
を、次に他方の側を連結するのに後側から行ってもよ
く、前側から行ってもよい。このような様々なやり方の
うち、ベースの取付け面に直角に連結動作を行うことを
使って、ヒンジの数がいくつであってもドアのヒンジを
次々とどんな順番でも困難なく連結することができる。
ベース34,134,319,419は金属キャストで作ることがで
き、これらに対応する連結ボディは適当に形抜きされた
金属板からプレスにより作ることができる。
ベース34,134,319,419の対称形はそれらの前方、後方
の向きを考えないで即座に取付けることができる利点を
与えている。
第19〜21図は前述のヒンジに対し横方向調節が可能な
ように変形した実施例を示す。簡単のためこの変形は第
1図に示す形のヒンジに適用した場合であるが、第5〜
18図に示した形のヒンジにも適用できることは容易に理
解されよう。
横方向調節を可能とするため、ヒンジの翼212に連結
されるべきベース211は第1部材225と第2部材を含み、
第1部材225は部材227を受ける形をした収容凹部219が
下面に形成された成形板218を有している。ベース211は
第21図に示すように更に第2部材227を有し部材227には
それをネジで家具に取付けるための2つの口広穴213,21
4が形成されており、またその中央部215には隆起縁216
を有するネジ穴228が形成されている。
第20図に示すように連結ブロック217(連結ブロック3
4と同様のもの)の中央には口広スロット220が形成され
ており、その中にネジ221が挿入され、ネジ穴228にネジ
込まれることによって第1部材225が第2部材227に結合
されてベース211が構成される。収容凹部219はその中で
第2部材227がヒンジの長さ方向(縦方向)と交差する
方向にかつベース211の取付け面と平行に摺動できるよ
うな形と大きさにされている。スロット220はヒンジの
長さ方向と直角な横方向に細長く、スロットの中でネジ
221の胴が横方向に動くことにより部材227の横方向の摺
動を可能にしている。
翼212とその下のボディ226のそれぞれの上壁には通路
224(第19図に断面で示す)を構成する穴が開けられて
おり、翼212が所定の位置に設定された状態で通路224を
通してネジ221を回わすことができる。このためベース2
21と翼212との間の軸方向摺動は第14〜18図及び同様に
第9〜13図で示したような横方向噛み合い手段によって
防止できる。この横方向噛み合い手段は成形板218に形
成された上側係合凹部222を含み、これら上側係合凹部
にはボディ226から突出している係合歯223が嵌合され
る。
このヒンジを使うには、第2部材227の口広穴213,214
にネジを通して第2部材227を家具に取付け、第1部材2
25をネジ221によって第2部材227に取付け、翼212を連
結ブロック217に嵌合し、これらの垂直位置を部材227に
対し調節する。第2部材227と収容凹部219の間には隙間
があるのでこの調節が可能である。所望の垂直位置が得
られると、次に通路224を通してネジ21を締め翼を家具
に対し一体に固定する。
上述のようにこの変形例を前述のすべての形のヒンジ
に応用することができることは明らかである。ただし第
14〜18図に示すヒンジの場合だけはハサミ部材があるの
で一旦ヒンジが連結されると横方向位置調節のためにネ
ジを回すための通路を形成することができない。しかし
ながら第19〜21図に示したようなベースを使うことによ
り、ベースの上に見えている目障りなネジを使わないで
固く締めることができ、それと同時にヒンジを垂直方向
に調節することができる。第2部材227はプラスチック
により作ることができる。
上述の各種実施例はこの発明の原理を説明するために
例として示したものでありこの発明を限定するためのも
のではない。特にベースの形は家具への取付方によって
様々に変形することができる。実際、上述のベースの下
部の構造を他の部分に合わせて変形することが容易に考
えられる。例えばベース319,419に第4図又は第8図に
示すような穴の開けられた横側フランジを形成し、それ
らをネジで直接取付けることができるようにしてもよい
し、第21図に示すようにベース板(第2部材227)を使
うように損部に収容凹部(219)を形成してもよい。
更に、翼とボディの間に設けられた取付調節手段は従
来のどんな形のものであってもよいし、もしそれが必要
でない場合には固定ロック手段と置き換え、ドアの閉じ
る位置を微調節できるようにしてもよい。
ハサミ部材355,356は翼の上壁とほぼ平行な面に延び
る薄い部材で構成するかわりに、翼の側壁に平行な面に
延びる大きな部材で構成することによってより頑強にし
てもよい。
第1の実施例においては2つのピンローラのうち一方
のみが直接操作してヒンジを外ずすことができるように
されているが、ピンローラ21の端部にも操作突出部を設
けて、両方のピンローラを操作してヒンジを外ずすよう
にしてもよい。
第2部材227は収容凹部219と共に別の形に作ってもよ
い。ベースと連結ボディ間のすべりを防止する手段とし
ての係合凹部222と係合歯223は、例えばベースに係合歯
を設けボディに係合凹部を設けるようにするか、又は第
1図及び第5図に示すのと同様に連結ブロックの上部と
ボディ226に凹部と突出部をネジ221に対し横の位置に設
けてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の原理を応用したヒンジの第1の実施
例の分解部分断面図、第2図は連結した第1図の2つの
部品の部分断面図、第3図は第1図の第1部品の底面
図、第4図は第1図の第2部品の平面図、第5図はこの
発明の原理を応用したヒンジの第2実施例の分解部分断
面図、第6図は連結した第5図の2つの部品の部分断面
図、第7図は第5図の第1部品の底面図、第8図は第5
図の第2部品の平面図、第9図はこの発明の原理を応用
したヒンジの第3の実施例の第10図中の線IX−IXに沿っ
た部分断面図、第10図は第9図のヒンジの第1部品の底
面図、第11図は第9図のヒンジの第2部品の平面図、第
12図は第9図のヒンジの分解背面図、第13図は第9図の
ヒンジの正面図、第14図はこの発明の原理を応用したヒ
ンジの第4実施例の第15図の線VI−VIに沿った分解部分
切断側面図、第15図は第14図のヒンジの第1部品の底面
図、第16図は第14図のヒンジの第2部品の斜視図、第17
図は第14図のヒンジの背面図、第18図は第14図のヒンジ
の正面図、第19図はこの発明によるヒンジの他の実施例
の分解側面図、第20図は第19図の実施例の第1部材の平
面図、及び第21図は第19図の実施例の第2部材の平面図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−19365(JP,U) 実開 昭57−38066(JP,U) 実開 昭57−77568(JP,U) 特表 昭62−500601(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05D 5/00 - 7/12

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家具に固定されるベース(11;111)と、該
    ベースに連結されるようになされた翼(14;114)と、該
    翼を前記ベースに連結する中間部材(13;113)とを具備
    し、前記翼は、前記中間部材を横方向から囲む2つの側
    壁を構成するようにほぼU字状の断面を有し、前記中間
    部材は、前記ベースを横方向から囲む2つの側板を構成
    するようにほぼU字状の断面を有するドアのヒンジ(1
    0;110)において、 前記中間部材(13;113)は、それを前記翼(14;114)に
    固定するための締めつけ手段(15,16;115,116)と、前
    記中間部材を前記ベース(11;111)に連結する取り外し
    可能な連結手段(20,21;40,41)を有し、 前記ベースは、その両端に互いに反対向きに突出した突
    出部(35,36;135;136)を有し、 前記連結手段(20,21;40,41)は、前記翼の縦方向に互
    いに離れて形成された2つの部分に偏移可能に取り付け
    られ、かつ前記中間部材を前記ベースに連結するため
    に、前記ベースの両端の前記突出部(35,36;135,136)
    の下側面によって少なくとも一部分が形成された相補的
    な係合凹部に係合する位置へと当該ヒンジの縦方向に互
    いに接近する方向にスプリング(24,25;46)によって弾
    性的に偏倚された2つの可動部材(20,21;40,41)を含
    み、 前記ベースの前記突出部(35,36;135,136)の上側面
    は、前記ベースと前記翼とを前記ベースの取り付け面に
    対してほぼ直角方向に相互に接近させる際に、前記可動
    部材(20,21;40,41)を前記スプリングの偏倚力に抗し
    て偏移させて前記突出部の先端を通り越して前記突出部
    の下側の前記係合凹部に係合させるように、外側に向か
    って傾斜しており、 前記可動部材の少なくとも1つ(20;41)には、その可
    動部材を前記ベースの前記係合凹部から外すために掴む
    ことができる操作部が設けられており、 前記中間部材と前記ベースの間には縦方向の相互位置を
    規定する相補的な支持面(30,37;130,137)が設けら
    れ、前記中間部材と前記ベースの横方向位置は、前記中
    間部材の前記2つの側板によって規定される ことを特徴とするドアのヒンジ。
  2. 【請求項2】前記可動部材は、前記中間部材の前記側板
    に形成された案内スリット(22,22|,23,23|)内で端部
    が摺動する互いに平行なローラ(20,21)からなり、前
    記案内スリットは、前記ローラを互いに離れる方向に、
    かつ前記突出部(35,36)の下側の前記係合凹部から離
    脱させる方向に移動させるときに、その移動を前記ロー
    ラの軸線に対して直角な方向に案内する形状とされてお
    り、前記ローラの内の少なくとも一方のローラは、その
    両端が前記翼の外に突出して前記操作部を構成している
    請求項1に記載のドアのヒンジ。
  3. 【請求項3】前記スプリングは複数の弧状スプリング
    (24,25)であり、これらスプリングの両端は前記2つ
    のローラに形成された溝(26,26|,27,27|)に係合し、
    前記スプリングの中間部は、前記2つのローラを互いに
    接近する方向に偏倚させるように前記中間部材(13)に
    取り付けられている請求項2に記載のドアのヒンジ。
  4. 【請求項4】前記可動部材は前記対応する各突出部(13
    5,136)の下側に係合するフック(40,41)からなり、こ
    れらフックは、前記中間部材(113)の前記側板に両端
    が保持された互いに平行なピン(42,43)を中心に回動
    可能とされている請求項1に記載のドアのヒンジ。
  5. 【請求項5】前記フック(40,41)のうちの少なくとも
    1つのフック(41)の一部が前記翼(114)の外側に突
    出して前記操作部(44)を構成している請求項4に記載
    のドアのヒンジ。
  6. 【請求項6】家具に固定されるベース(319)と、該ベ
    ースに連結されるようになされた翼(313)と、該翼を
    前記ベースに連結する中間部材(312)とを具備し、前
    記翼は、前記中間部材を横方向から囲む2つの側壁を構
    成するようにほぼU字状の断面を有し、前記中間部材
    は、前記ベースを横方向から囲む2つの側板を構成する
    ようにほぼU字状の断面を有するドアのヒンジ(310)
    において、 前記中間部材(312)は、それを前記翼(313)に固定す
    るための締めつけ手段(314;315)と、前記中間部材を
    前記ベース(319)に結合する取り外し可能な連結手段
    (321,323,322,324)を有し、 前記ベース(319)は、その両側面に形成されて互いに
    反対向きに突出した突出部(333,335,334,336)を有
    し、 前記連結手段(321,323,322,324)は、前記中間部材を
    前記ベースに連結するために、前記ベースの両側面の前
    記突出部(333,335,334,336)の下側面によって相補的
    な係合凹部に係合する位置へと当該ヒンジの横方向に互
    いに接近する方向に弾性的に偏倚された少なくとも2つ
    の第1スプリング駆動連結部材(321,323)を含み、 前記ベースの前記突出部(333,335)の上側面(329,33
    1)は、前記ベースと前記翼とを前記ベースの取り付け
    面に対してほぼ直角方向に相互に接近させる際に、前記
    第1スプリング駆動連結部材(321,323)をそれらの弾
    性偏倚力に抗して偏移させて前記突出部の先端を通り越
    して前記突出部の下側の前記係合凹部に係合させるよう
    に、外側に向かって傾斜しており、 前記第1スプリング駆動連結部材(321,323)は、それ
    らを同時に操作して前記係合凹部から外すことによって
    前記ベースと前記翼(313)の連結を外すことができる
    ように操作可能な操作部(337,338)を有しており、 前記中間部材と前記ベースの間には縦方向の相互位置を
    規定する相補的な支持面(347,348,349,350)が設けら
    れ、前記中間部材と前記ベースの横方向位置は、前記中
    間部材の前記2つの側板によって規定される ことを特徴とするドアのヒンジ。
  7. 【請求項7】前記連結手段は、前記ベースの両側面の前
    記突出部(334,336)の下側面によって相補的な係合凹
    部に係合する2つの第2スプリング駆動連結部材(322,
    324)を含み、これら第2スプリング駆動連結部材は、
    独立して操作することができる前記2つの第1スプリン
    グ駆動連結部材(321,323)がそれらの対応する前記係
    合凹部から外されたときに、前記第2スプリング駆動連
    結部材の対応する前記係合凹部から外すことができるこ
    とを特徴とする請求項6に記載のドアのヒンジ。
  8. 【請求項8】前記第2スプリング駆動連結部材(322,32
    4)は、独立して操作可能な前記第1スプリング駆動連
    結部材(321,323)に、取り外し可能に結合されている
    請求項7に記載のドアのヒンジ。
  9. 【請求項9】前記第2スプリング駆動連結部材(322,32
    4)は、前記ベース(319)上で前記中間部材を前方へず
    らすことによって対応する前記係合凹部から外すことが
    できるようになされている請求項7に記載のドアのヒン
    ジ。
  10. 【請求項10】前記第1スプリング駆動連結部材は、前
    記中間部材(312)の前記側板に設けられ、当該ヒンジ
    に沿って長さ方向に延び、かつ前記側板と直角な方向に
    弾性的に可動な、互いに対向する第1帯状スプリング
    (321,323)を有し、これら第1帯状スプリングのそれ
    ぞれは、当該ヒンジの内側に向かって前記ベース(31
    9)の前記係合凹部に嵌合する第1係合突部(325,327)
    を有しており、これら第1係合突部の端面は、前記ベー
    ス上の対応する傾斜(329,331)を滑って前記係合凹部
    に係合するように、前記ベースと前記翼との間の連結方
    向に対し傾斜している請求項6に記載のドアのヒンジ。
  11. 【請求項11】前記第1帯状スプリング(321,323)の
    自由端は、前記中間部材(312)の後端壁(339)に形成
    された窓(340,341)を通って前記ベースと前記翼との
    間の連結方向とはほぼ直角に突出し、この突出した自由
    端が前記操作部(337,338)を構成している請求項10に
    記載のドアのヒンジ。
  12. 【請求項12】前記第2スプリング駆動連結部材は、前
    記中間部材(312)の前記側板に設けられ、当該ヒンジ
    の長さ方向に沿って前記第1帯状スプリングとは反対の
    方向に延び、かつ前記側板と直角な方向に弾性的に可動
    な、互いに対向する第2帯状スプリング(322,324)を
    有し、これら第2帯状スプリングのそれぞれは、当該ヒ
    ンジの内側に向かって前記ベースの前記係合凹部に嵌合
    する第2係合突部(326,328)を有しており、これら第
    2係合突部の端面は、前記ベース上の対応する斜面(33
    0,332)を滑って前記係合凹部に係合するように、前記
    ベースと前記翼との間の連結方向に対し傾斜している請
    求項7に記載のドアのヒンジ。
  13. 【請求項13】家具に固定されるベース(419)と、該
    ベースに連結されるようになされた翼(413)と、該翼
    を前記ベースに連結する中間部材(412)とを具備し、
    前記翼は、前記中間部材を横方向から囲む2つの側壁を
    構成するようにほぼU字状の断面を有し、前記中間部材
    は、前記ベースを横方向から囲む2つの側板を構成する
    ようにほぼU字状の断面を有するドアのヒンジ(410)
    において、 前記中間部材(412)は、それを前記翼(413)に固定す
    るための締めつけ手段(414;415)と、前記中間部材を
    前記ベース(419)に結合する取り外し可能な連結手段
    (355,356)を有し、 前記ベース(419)は、その両側(368,369)に互いに反
    対向きに形成された突出部を有し、 前記連結手段は、前記中間部材(412)を前記ベース(4
    19)に連結するために、前記中間部材のほぼ中央に設け
    られた固定軸(357)によって互いに枢動可能にハサミ
    状に取り付けられ、それらの間に介設されたスプリング
    (358)により互いに開かれて前記ベースの両側の前記
    突出部の下側に形成された係合凹部(374,375)に係合
    する位置へと当該ヒンジの横方向に互いに離れる方向に
    弾性的に偏倚された2つの連結部材(355,356)を含
    み、 前記ベースの前記突出部の上側面は、前記ベースと前記
    翼とを前記ベースの取り付け面に対してほぼ直角方向に
    相互に接近させる際に、前記連結部材(355,356)をそ
    れらの弾性偏倚力に抗して偏移させて前記突出部の先端
    を通り越して前記突出部の下側の前記係合凹部(374,37
    5)に係合させるように、内側に向かって傾斜した斜面
    (370,371)であり、 前記連結部材(355,356)は、当該ヒンジの後部から突
    出した後端部(359,360)を有し、これら後端部は、そ
    れらを互いに接近させることにより前記連結部材を前記
    係合凹部(374,375)から外すことによって前記ベース
    と前記翼の連結を外すことができるように操作可能な操
    作部(359,360)を構成し、 前記中間部材と前記ベースの間には縦方向の相互位置を
    規定する相補的な支持面(447,448,449,450,451,452)
    が設けられ、前記中間部材と前記ベースの横方向位置
    は、前記中間部材の前記2つの側板によって規定される ことを特徴とするドアのヒンジ。
  14. 【請求項14】前記連結部材(355,356)のための前記
    係合凹部は、前記ベースから垂直に延びる互いに平行な
    連結側板(368,369)の内側面に互いに平行に対向して
    形成された係合溝(374,375)であり、前記斜面(370,3
    71)は前記連結側板の上端に形成されている請求項13に
    記載のドアのヒンジ。
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