JP2527085Y2 - 家具用蝶番 - Google Patents
家具用蝶番Info
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- JP2527085Y2 JP2527085Y2 JP1993016433U JP1643393U JP2527085Y2 JP 2527085 Y2 JP2527085 Y2 JP 2527085Y2 JP 1993016433 U JP1993016433 U JP 1993016433U JP 1643393 U JP1643393 U JP 1643393U JP 2527085 Y2 JP2527085 Y2 JP 2527085Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、側板に扉をワンタッチ
で取付けできる家具用蝶番に関する。
で取付けできる家具用蝶番に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人の実開平4ー51583号は、
フレーム型取付部材の前端に固定の鈎爪を設け、後端に
は回動する係合片を設けている。フレーム型取付部材の
座金部材への取付け時には、側板に対してフレーム型取
付部材を斜めに傾斜させて鈎爪を近接させ、この鈎爪を
座金部材の係合受部に差込して懸けたのち、この鈎爪の
係合箇所を軸としてフレーム型取付部材の後端を座金部
材に近付け、後端の係合片を座金部材に係合することで
取付けるようにしたいる。また、取外し時には先ず後端
の係合片を回動操作して座金部材から係合を解いて引出
し、こののち鈎爪を座金部材から外してフレーム型取付
部材を座金部材から取り外すようにしている。
フレーム型取付部材の前端に固定の鈎爪を設け、後端に
は回動する係合片を設けている。フレーム型取付部材の
座金部材への取付け時には、側板に対してフレーム型取
付部材を斜めに傾斜させて鈎爪を近接させ、この鈎爪を
座金部材の係合受部に差込して懸けたのち、この鈎爪の
係合箇所を軸としてフレーム型取付部材の後端を座金部
材に近付け、後端の係合片を座金部材に係合することで
取付けるようにしたいる。また、取外し時には先ず後端
の係合片を回動操作して座金部材から係合を解いて引出
し、こののち鈎爪を座金部材から外してフレーム型取付
部材を座金部材から取り外すようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、扉に蝶
番が多数設けられている場合には、扉の側板に対して多
数蝶番の鈎爪を同一傾き状態として一斉に座金部材に差
込して懸けねばならず、その位置合せ作業が面倒であっ
た。特に、扉に固定された扉側取付部材にリンクプレー
トを介在してフレーム型取付部材が扉端面から突出して
いるうえに各リンクプレートの曲げ角度が微妙に相違し
ているので、リンクプレートの曲げ角度を均一に揃えな
ければならなかった。
番が多数設けられている場合には、扉の側板に対して多
数蝶番の鈎爪を同一傾き状態として一斉に座金部材に差
込して懸けねばならず、その位置合せ作業が面倒であっ
た。特に、扉に固定された扉側取付部材にリンクプレー
トを介在してフレーム型取付部材が扉端面から突出して
いるうえに各リンクプレートの曲げ角度が微妙に相違し
ているので、リンクプレートの曲げ角度を均一に揃えな
ければならなかった。
【0004】叙述の課題を解決するための特開平2ー3
5178号は、フレーム型取付部材に略々逆L字形に前
後対向するロックレバーを上部で夫々枢支するとともに
各枢支点から延長されるアームをピンと長穴とで連結す
る構造を採用している。しかしながら、ロックレバーの
爪が座金に対して係脱されるためには、上部の枢支点か
らレバー長さが必要となるうえに、長穴による遊びを有
しているために、上下の移動ストロークを大きく設定し
なければならない。その結果、フレーム型取付部材のフ
レームを高くしなければならず、家具内部で当接した
り、被服等が引っ掛かる等の問題が新たに生じるもので
あった。しかも、フレーム型取付部材のフレームが高い
ために、本体側板に対する扉のかぶせ代を前かぶせ等深
くすることができず、浅いかぶせ代に用途限定されるも
のであった。
5178号は、フレーム型取付部材に略々逆L字形に前
後対向するロックレバーを上部で夫々枢支するとともに
各枢支点から延長されるアームをピンと長穴とで連結す
る構造を採用している。しかしながら、ロックレバーの
爪が座金に対して係脱されるためには、上部の枢支点か
らレバー長さが必要となるうえに、長穴による遊びを有
しているために、上下の移動ストロークを大きく設定し
なければならない。その結果、フレーム型取付部材のフ
レームを高くしなければならず、家具内部で当接した
り、被服等が引っ掛かる等の問題が新たに生じるもので
あった。しかも、フレーム型取付部材のフレームが高い
ために、本体側板に対する扉のかぶせ代を前かぶせ等深
くすることができず、浅いかぶせ代に用途限定されるも
のであった。
【0005】本考案はこのような欠点を解決するために
なされたもので、その目的は扉の側板への取付け時及び
取外し時に各蝶番毎に個別に作業ができ、しかもワンタ
ッチで作業の完了できる家具用蝶番を提供することにあ
る。
なされたもので、その目的は扉の側板への取付け時及び
取外し時に各蝶番毎に個別に作業ができ、しかもワンタ
ッチで作業の完了できる家具用蝶番を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係る家具用蝶番
は、扉に固定される扉側取付部材と側板に固定される本
体側取付部材とがリンクプレートで回動自在に連結さ
れ、上記本体側取付部材は側板に取付けられる座金部材
と上記座金部材に取付けられるフレーム型取付部材とか
ら構成されて成るものにおいて、前記座金部材と前記フ
レーム型取付部材とに嵌合片と嵌合穴とが設けられ、座
金部材に前面係合受部および後面係合受部が設けられ、
フレーム型取付部材に上記前面係合受部と係合する前面
係合部と上記後面係合受部と係合する後面係合部とが夫
々枢支され、上記前面係合部と後面係合部の各枢支点の
上部と下部とが連結部材にて回動自在に連結され、前面
係合部の回動方向と逆方向に後面係合部が回動する構成
としたことを特徴とするものである。
は、扉に固定される扉側取付部材と側板に固定される本
体側取付部材とがリンクプレートで回動自在に連結さ
れ、上記本体側取付部材は側板に取付けられる座金部材
と上記座金部材に取付けられるフレーム型取付部材とか
ら構成されて成るものにおいて、前記座金部材と前記フ
レーム型取付部材とに嵌合片と嵌合穴とが設けられ、座
金部材に前面係合受部および後面係合受部が設けられ、
フレーム型取付部材に上記前面係合受部と係合する前面
係合部と上記後面係合受部と係合する後面係合部とが夫
々枢支され、上記前面係合部と後面係合部の各枢支点の
上部と下部とが連結部材にて回動自在に連結され、前面
係合部の回動方向と逆方向に後面係合部が回動する構成
としたことを特徴とするものである。
【0007】好ましい実施態様としては、連結部材を操
作する操作レバーがフレーム型取付部材の外側に配設さ
れている。
作する操作レバーがフレーム型取付部材の外側に配設さ
れている。
【0008】
【作用】フレーム型取付部材のフレームは薄く形成する
ことができ、扉かぶせ代が必要に応じて選択される。扉
の取付け時に、一つめのフレーム型取付部材を一つめの
座金部材に平行に当接させると、嵌合片と嵌合穴とで相
互に位置決めされた状態で、連結部材にて回動自在に連
結された後面係合部と前面係合部とが、各枢支点の上下
を短い移動ストロークで逆方向に回動させられ、後面係
合部は後面係合受部と、また前面係合部は前面係合受部
と、それぞれ係合する。次に二つめのフレーム型取付部
材をリンクプレートを回動させて二つめの座金部材に接
近させ、叙述の如き係合操作を行う。次いで同様な操作
を行う。
ことができ、扉かぶせ代が必要に応じて選択される。扉
の取付け時に、一つめのフレーム型取付部材を一つめの
座金部材に平行に当接させると、嵌合片と嵌合穴とで相
互に位置決めされた状態で、連結部材にて回動自在に連
結された後面係合部と前面係合部とが、各枢支点の上下
を短い移動ストロークで逆方向に回動させられ、後面係
合部は後面係合受部と、また前面係合部は前面係合受部
と、それぞれ係合する。次に二つめのフレーム型取付部
材をリンクプレートを回動させて二つめの座金部材に接
近させ、叙述の如き係合操作を行う。次いで同様な操作
を行う。
【0009】扉の取り外し時に、連結部材にて各枢支点
の上下を回動自在に連結された後面係合部と前面係合部
とを短いストロークで逆方向に回動させ、後面係合部は
後面係合受部との、また前面係合部は前面係合受部と
の、それぞれ係合を解く。上記操作を各蝶番ごとに個別
に行ったのち、フレーム型取付部材を座金部材から取り
外す。
の上下を回動自在に連結された後面係合部と前面係合部
とを短いストロークで逆方向に回動させ、後面係合部は
後面係合受部との、また前面係合部は前面係合受部と
の、それぞれ係合を解く。上記操作を各蝶番ごとに個別
に行ったのち、フレーム型取付部材を座金部材から取り
外す。
【0010】実施態様の操作レバーを個別に回動操作す
ると、後面係合部と前面係合部とが逆方向に回動するの
で、そのままの状態で座金部材に平行に接近させて前面
係合受部と後面係合受部とに挿入し、その後に操作レバ
ーを戻せば係合される。解除に際しても、同様に個別に
解除操作すれば良い。
ると、後面係合部と前面係合部とが逆方向に回動するの
で、そのままの状態で座金部材に平行に接近させて前面
係合受部と後面係合受部とに挿入し、その後に操作レバ
ーを戻せば係合される。解除に際しても、同様に個別に
解除操作すれば良い。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
き説明する。図中、1は扉Aに固定される扉側取付部
材、2は側板Bに固定される本体側取付部材、3は各部
材1、2を回動自在に連結するリンクプレート、4は各
リンクプレート3の軸ピンである。
き説明する。図中、1は扉Aに固定される扉側取付部
材、2は側板Bに固定される本体側取付部材、3は各部
材1、2を回動自在に連結するリンクプレート、4は各
リンクプレート3の軸ピンである。
【0012】6は側板Bに取付けられる座金部材、7は
扉側取付部材1に連結されて上記座金部材6に取付けら
れるフレーム型取付部材であり、このフレーム型取付部
材7には中間ブロック18がねじ19、ねじ20によっ
て固定される。中間ブロック18は上面と両側面から成
り、上面には前記ねじ19、ねじ20を受入れる雌ねじ
の孔28、孔29が設けられ、両側面にはピンを挿通さ
せる後方の孔21、前方の孔23と、垂下する嵌合片2
2が夫々設けられる。
扉側取付部材1に連結されて上記座金部材6に取付けら
れるフレーム型取付部材であり、このフレーム型取付部
材7には中間ブロック18がねじ19、ねじ20によっ
て固定される。中間ブロック18は上面と両側面から成
り、上面には前記ねじ19、ねじ20を受入れる雌ねじ
の孔28、孔29が設けられ、両側面にはピンを挿通さ
せる後方の孔21、前方の孔23と、垂下する嵌合片2
2が夫々設けられる。
【0013】中間ブロック18と座金部材6の前端内側
には前面係合部32と、これが係合する前面係合受部4
4を、また後端内側には後面係合部8と、これが係合す
る後面係合受部49とが夫々設けられている。
には前面係合部32と、これが係合する前面係合受部4
4を、また後端内側には後面係合部8と、これが係合す
る後面係合受部49とが夫々設けられている。
【0014】上記前面係合部32はその最上部に孔33
を備え、さらにこの孔33から距離をおいて下方に孔3
4を備える。そしてさらに下方に係合突片38と、先端
外周を弧状とする案内面35を有する。上記前面係合部
32は、中間ブロック18前方の孔23に孔34を一致
させてピン17によって枢支する。
を備え、さらにこの孔33から距離をおいて下方に孔3
4を備える。そしてさらに下方に係合突片38と、先端
外周を弧状とする案内面35を有する。上記前面係合部
32は、中間ブロック18前方の孔23に孔34を一致
させてピン17によって枢支する。
【0015】一方、上記後面係合部8は操作レバー10
と一体に設けられている。この操作レバー10は、全体
として略コ字型を呈する。詳述すると、操作レバー10
は操作面11と、この両端から自由端を弯曲するレバー
部12とを備え、レバー部12の弯曲内側には指掛け凹
部13が形成されている。レバー部12は、指掛けを容
易にするために段部14を形成しておくことができる。
と一体に設けられている。この操作レバー10は、全体
として略コ字型を呈する。詳述すると、操作レバー10
は操作面11と、この両端から自由端を弯曲するレバー
部12とを備え、レバー部12の弯曲内側には指掛け凹
部13が形成されている。レバー部12は、指掛けを容
易にするために段部14を形成しておくことができる。
【0016】上記操作レバー10には、コ字型の下方へ
後面係合部8が垂設されて成る。後面係合部8は、下方
先端を後端側へ一対の係合突片15が突出され、係合突
片15には先端外周を弧状とする案内面16が形成され
ている。後面係合部8には上部に孔58、この孔58か
ら距離をおいて下部に孔59が設けられている。上記操
作レバー10は、中間ブロック18後方の孔21に孔5
8を一致させてピン56によって枢支する。上記ピン5
6にはばね24が挿通され、各端トーション25、26
が中間ブロック18と操作面11とに当接して反時計方
向への付勢力が付与されている。
後面係合部8が垂設されて成る。後面係合部8は、下方
先端を後端側へ一対の係合突片15が突出され、係合突
片15には先端外周を弧状とする案内面16が形成され
ている。後面係合部8には上部に孔58、この孔58か
ら距離をおいて下部に孔59が設けられている。上記操
作レバー10は、中間ブロック18後方の孔21に孔5
8を一致させてピン56によって枢支する。上記ピン5
6にはばね24が挿通され、各端トーション25、26
が中間ブロック18と操作面11とに当接して反時計方
向への付勢力が付与されている。
【0017】上記前面係合部32と、操作レバー10の
後面係合部8は、連結部材40によって回動自在に連結
される。連結部材40の前端の孔41と、前面係合部3
2の最上部の孔33とを一致させてピン43にて枢支
し、連結部材40の後端の孔42と、後面係合部8の下
側の孔59とを一致させてピン57にて枢支する。
後面係合部8は、連結部材40によって回動自在に連結
される。連結部材40の前端の孔41と、前面係合部3
2の最上部の孔33とを一致させてピン43にて枢支
し、連結部材40の後端の孔42と、後面係合部8の下
側の孔59とを一致させてピン57にて枢支する。
【0018】斯様に構成すれば、操作レバー10の操作
面11を押して操作レバー10をピン56を中心に時計
方向に回動させると、先端に取付けたピン57に枢支さ
れた連結部材40はこれに伴って前方(図1では左方
向)に移動するから、連結部材40前端のピン43は前
方に移動する。この結果、前面係合部32はピン17を
中心に反時計方向に回動する。すなわち、後面係合部8
と前面係合部32は、連動して逆方向に回動する。
面11を押して操作レバー10をピン56を中心に時計
方向に回動させると、先端に取付けたピン57に枢支さ
れた連結部材40はこれに伴って前方(図1では左方
向)に移動するから、連結部材40前端のピン43は前
方に移動する。この結果、前面係合部32はピン17を
中心に反時計方向に回動する。すなわち、後面係合部8
と前面係合部32は、連動して逆方向に回動する。
【0019】次に、座金部材6は前端の前面側に前面係
合受部44と、その上方に後方向に傾斜面をもつ案内面
46を備え、また略中央には嵌合穴45を、後端には後
方向に傾斜面をもつ案内面47、略水平面の後面係合受
部49、その上方に前方向に傾斜面をもつ案内面51を
備える。さらに皿穴48を有し、ねじ50にて側板Bに
固定される。
合受部44と、その上方に後方向に傾斜面をもつ案内面
46を備え、また略中央には嵌合穴45を、後端には後
方向に傾斜面をもつ案内面47、略水平面の後面係合受
部49、その上方に前方向に傾斜面をもつ案内面51を
備える。さらに皿穴48を有し、ねじ50にて側板Bに
固定される。
【0020】本体側取付部材2が扉側取付部材1に組み
付けられた状態の扉Aを、座金部材6を固定した状態の
側板Bに取付ける動作を説明する。まず、本体側取付部
材2の操作レバー10のレバー部12を引き上げるか、
あるいは操作面11を側板Bの方向に押し込むかの指先
操作を行う。
付けられた状態の扉Aを、座金部材6を固定した状態の
側板Bに取付ける動作を説明する。まず、本体側取付部
材2の操作レバー10のレバー部12を引き上げるか、
あるいは操作面11を側板Bの方向に押し込むかの指先
操作を行う。
【0021】これによって、操作レバー10の後面係合
部8はピン56を中心に時計方向へ若干回動し、これと
同時に連結部材40で連結された前面係合部32も反時
計方向に若干回動する。このままフレーム型取付部材7
を座金部材6に接近させれば、中間ブロック18の前端
に取付けた、前面係合部32の案内面35が座金部材6
前端のテーパ面36に触れるまで進む。
部8はピン56を中心に時計方向へ若干回動し、これと
同時に連結部材40で連結された前面係合部32も反時
計方向に若干回動する。このままフレーム型取付部材7
を座金部材6に接近させれば、中間ブロック18の前端
に取付けた、前面係合部32の案内面35が座金部材6
前端のテーパ面36に触れるまで進む。
【0022】一方、中間ブロック18の後端に取付け
た、後面係合部8の案内面16が座金部材6後端の案内
面47に触れるまで進む。ここで前記の指先操作を止め
ると、ばね24の復元力によって後面係合部8は反時計
方向に戻り、係合突片15が後面係合受部49と接して
係合され、ロック状態となる。後面係合部8が反時計方
向に戻ると、連結部材40にて連結された前面係合部3
2が時計方向に戻り、係合突片38が前面係合受部44
と接して係合され、ロック状態となる。
た、後面係合部8の案内面16が座金部材6後端の案内
面47に触れるまで進む。ここで前記の指先操作を止め
ると、ばね24の復元力によって後面係合部8は反時計
方向に戻り、係合突片15が後面係合受部49と接して
係合され、ロック状態となる。後面係合部8が反時計方
向に戻ると、連結部材40にて連結された前面係合部3
2が時計方向に戻り、係合突片38が前面係合受部44
と接して係合され、ロック状態となる。
【0023】このロック状態において、中間ブロック1
8の嵌合片22が座金部材6の嵌合穴45に係入するの
で、位置が確定し、ロック後の位置ずれが阻止される。
以上のようにして、扉Aをワンタッチで側板Bに取付け
ることができる。
8の嵌合片22が座金部材6の嵌合穴45に係入するの
で、位置が確定し、ロック後の位置ずれが阻止される。
以上のようにして、扉Aをワンタッチで側板Bに取付け
ることができる。
【0024】以上は取付けに際し、操作レバー10に若
干の回動を指先操作で加えるものであったが、本考案の
構成ではかような操作を加えることなく、単にフレーム
型取付部材7を座金部材6に押し込むだけでロック状態
とすることも可能である。このとき、後面係合部8の案
内面16は当初、傾斜面を有する案内面51に当接して
後面係合部8を時計方向に回動させ、さらに進んで係合
突片15と後面係合受部49とを係合させる。一方、前
面係合部32の案内面35は当初、傾斜面を有する案内
面46に当接して前面係合部32を反時計方向に回動さ
せ、さらに進んで係合突片38と前面係合受部44とを
係合させる。
干の回動を指先操作で加えるものであったが、本考案の
構成ではかような操作を加えることなく、単にフレーム
型取付部材7を座金部材6に押し込むだけでロック状態
とすることも可能である。このとき、後面係合部8の案
内面16は当初、傾斜面を有する案内面51に当接して
後面係合部8を時計方向に回動させ、さらに進んで係合
突片15と後面係合受部49とを係合させる。一方、前
面係合部32の案内面35は当初、傾斜面を有する案内
面46に当接して前面係合部32を反時計方向に回動さ
せ、さらに進んで係合突片38と前面係合受部44とを
係合させる。
【0025】フレーム型取付部材7を座金部材6から外
すときの動作を、図3〜図4に基づいて説明する。図3
にて、係合状態にあるフレーム型取付部材7の操作面1
1を図中矢印方向(側板B方向)に、ばね24に抗して
押し込むか、またはレバー部12を引き出すと、後面係
合部8がピン56を中心に時計方向に回動し、係合突片
15が後面係合受部49から抜け出して係合が解除さ
れ、一方これと同時に前面係合部32がピン17を中心
に反時計方向に回動して、係合突片38が前面係合受部
44から抜け出して係合が解除される。
すときの動作を、図3〜図4に基づいて説明する。図3
にて、係合状態にあるフレーム型取付部材7の操作面1
1を図中矢印方向(側板B方向)に、ばね24に抗して
押し込むか、またはレバー部12を引き出すと、後面係
合部8がピン56を中心に時計方向に回動し、係合突片
15が後面係合受部49から抜け出して係合が解除さ
れ、一方これと同時に前面係合部32がピン17を中心
に反時計方向に回動して、係合突片38が前面係合受部
44から抜け出して係合が解除される。
【0026】この状態で本体側取付部材2全体を図4の
矢印方向(側板Bから離れる方向)に移動させると、フ
レーム型取付部材7は座金部材6から外れる。すなわち
扉Aが側板Bから取り外される。
矢印方向(側板Bから離れる方向)に移動させると、フ
レーム型取付部材7は座金部材6から外れる。すなわち
扉Aが側板Bから取り外される。
【0027】本考案は、上記の一実施例に限定されるも
のでなく、様々の変更が実施可能である。例えば、操作
面11を前面係合部32に設けるようにしてもよい。要
は扉Aの取付け取り外し時の操作で、後面係合部8と前
面係合部32とが連結部材40によって連動して、互い
に逆方向に回動するよう構成されていればよい。
のでなく、様々の変更が実施可能である。例えば、操作
面11を前面係合部32に設けるようにしてもよい。要
は扉Aの取付け取り外し時の操作で、後面係合部8と前
面係合部32とが連結部材40によって連動して、互い
に逆方向に回動するよう構成されていればよい。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係るワン
タッチ式の家具用蝶番によれば、扉の取付け取外し時の
操作で、座金部材とフレーム型取付部材とが嵌合片と嵌
合穴とで位置決めされた状態で後面係合部と前面係合部
とが各枢支点の上部と下部とを連結部材によって連動す
るよう設けられているから、ワンタッチで互いに逆方向
に短い移動ストロークで回動して共に後面係合受部、前
面係合部と係合し、あるいは共に係合を外すことがで
き、よって容易に扉の着脱作業が可能となる。しかも蝶
番が複数個設けられた場合でも、1個づつ単独に、他の
蝶番と位置合せ調整なしに作業できるから、楽な姿勢で
簡単に扉の取付け取り外しを行うことが可能となる。
タッチ式の家具用蝶番によれば、扉の取付け取外し時の
操作で、座金部材とフレーム型取付部材とが嵌合片と嵌
合穴とで位置決めされた状態で後面係合部と前面係合部
とが各枢支点の上部と下部とを連結部材によって連動す
るよう設けられているから、ワンタッチで互いに逆方向
に短い移動ストロークで回動して共に後面係合受部、前
面係合部と係合し、あるいは共に係合を外すことがで
き、よって容易に扉の着脱作業が可能となる。しかも蝶
番が複数個設けられた場合でも、1個づつ単独に、他の
蝶番と位置合せ調整なしに作業できるから、楽な姿勢で
簡単に扉の取付け取り外しを行うことが可能となる。
【図1】本考案の家具用蝶番の全体断面図である。
【図2】本考案の家具用蝶番の要部分解斜視図である。
【図3】本考案の家具用蝶番のフレーム型取付部材の挿
入直前の要部断面図である。
入直前の要部断面図である。
【図4】本考案の家具用蝶番のフレーム型取付部材の挿
入時の要部断面図である。
入時の要部断面図である。
1 扉側取付部材 2 本体側取付部材 3 リンクプレート 4 軸ピン 6 座金部材 7 フレーム型取付部
材 8 後面係合部 10 操作レバー 11 操作面 12 レバー部 15 係合突片 16、35、46、47、51 案内面 17、43、56、57 ピン 18 中間ブロック 19、20、50 ねじ 22 嵌合片 24 ばね 32 前面係合部 33、34 孔 36 テーパ面 38 係合突片 40 連結部材 44 前面係合受部 45 嵌合穴 48 皿穴 49 後面係合受部
材 8 後面係合部 10 操作レバー 11 操作面 12 レバー部 15 係合突片 16、35、46、47、51 案内面 17、43、56、57 ピン 18 中間ブロック 19、20、50 ねじ 22 嵌合片 24 ばね 32 前面係合部 33、34 孔 36 テーパ面 38 係合突片 40 連結部材 44 前面係合受部 45 嵌合穴 48 皿穴 49 後面係合受部
Claims (2)
- 【請求項1】 扉に固定される扉側取付部材と側板に固
定される本体側取付部材とがリンクプレートで回動自在
に連結され、上記本体側取付部材は側板に取付けられる
座金部材とこの座金部材に取付けられるフレーム型取付
部材とから構成されて成る家具用蝶番において、 前記座金部材と前記フレーム型取付部材とに嵌合片と嵌
合穴とが設けられ、座金部材に前面係合受部および後面
係合受部が設けられ、フレーム型取付部材に上記前面係
合受部と係合する前面係合部と上記後面係合受部と係合
する後面係合部とが夫々枢支され、上記前面係合部と後
面係合部の各枢支点の上部と下部とが連結部材にて回動
自在に連結され、前面係合部の回動方向と逆方向に後面
係合部が回動する構成としたことを特徴とする家具用蝶
番。 - 【請求項2】 連結部材には操作レバーがフレーム型取
付部材の外側に配設されている請求項1記載の家具用蝶
番。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993016433U JP2527085Y2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 家具用蝶番 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993016433U JP2527085Y2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 家具用蝶番 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676582U JPH0676582U (ja) | 1994-10-28 |
JP2527085Y2 true JP2527085Y2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=11916106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993016433U Expired - Fee Related JP2527085Y2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 家具用蝶番 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527085Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107461092A (zh) * | 2017-08-30 | 2017-12-12 | 广东东泰五金精密制造有限公司 | 一种铰链的联动锁定结构 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0235178A (ja) * | 1988-07-25 | 1990-02-05 | Sugatsune Ind Co Ltd | ヒンジ |
-
1993
- 1993-04-02 JP JP1993016433U patent/JP2527085Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0676582U (ja) | 1994-10-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |