JP2981716B2 - 用心錠 - Google Patents

用心錠

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JP2981716B2
JP2981716B2 JP7198391A JP19839195A JP2981716B2 JP 2981716 B2 JP2981716 B2 JP 2981716B2 JP 7198391 A JP7198391 A JP 7198391A JP 19839195 A JP19839195 A JP 19839195A JP 2981716 B2 JP2981716 B2 JP 2981716B2
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JP
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connecting rod
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敏男 松本
均 西谷
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Manten Co Ltd
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Manten Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドアとドア枠の
間に取り付けられる用心錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の用心錠は、図6に示すように、ド
ア23に取り付けられる基台26と、この基台26に対
向するようドア枠24に固定される固定部材27と、こ
の固定部材27と上記基台26とを連結するU形の連結
棒28とからなる。この連結棒28は、両脚下端が基台
26に軸支されて水平方向に回動自在になっている。固
定部材27には、ドア23を閉じた状態で連結棒28の
両脚下端の後方に位置するピン29が立設されており、
このピン29は、中央部が連結棒28の内側にぴったり
嵌まる形状で、先端部が外方へ膨れている。
【0003】そして、この用心錠25は、連結棒28を
ドア側へ倒すと開錠状態となり(図中の一点鎖線によ
り示す)、連結棒28をドア枠側へ回動させてドア23
に対して起立させると、施錠状態となる(図中の実線
により示す)。施錠状態でドア23を開けると、ピン2
9の中央部が連結棒28の内側をスライドして連結棒2
8の先端部に到達するので、ドア23が一定以上開かな
いようになっており、また、ピン29の先端が膨れてい
ることより、連結棒28がピン29から外れることがな
いので、ドア23の外側から開錠されることがないよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
用心錠は、施錠状態において連結棒がドアに対して起立
しているので、見た目が悪く、玄関先で持ち物が連結棒
に引っ掛かるという問題があった。
【0005】そこで、この発明は、施錠状態においても
連結棒がドアに対して起立することがない用心錠を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、ドアに取り付けられる基台と、この
基台の側部に対向するようドア枠に固定される固定部材
と、この固定部材に対して進退自在となるよう基台に取
り付けられた、基台と固定部材と連結する連結棒とか
らなり、固定部材の基台と対向する側面に、連結棒の固
定部材側の端部が嵌脱する口部を設け、この口部に連結
棒の端部が嵌まった状態で、連結棒がドアの開きに伴っ
て基台及び固定部材に対して回動するように、連結棒の
基台側の端部を基台に軸支し、連結棒の固定部材側の端
部と口部の一方に、上下方向の突軸を設け、他方に、こ
の突軸を連結棒の進退方向に抜き差し自在に収容軸受け
を設けると共に、この軸受けに上記突軸を差し入れた際
に突軸を掴んで軸受けから突軸を抜け難くするバネを軸
受間に設け、固定部材に、口部と連続して後方へ延びて
連結棒の回動を許容する溝部を形成し、突軸と軸受けと
を、連結棒が突軸を軸に固定部材に対して後方へ回動し
て溝部内に収容された状態で分離不能に係合するように
して用心錠を構成した。
【0007】この発明に係る用心錠においては、基台に
取り付けられた連結棒を固定部材側へスライドさせ、連
結棒の端部を固定部材の口部に嵌入して突軸を軸受けに
収容しておくと、ドアを開けた際に、連結棒が基台に対
して前方へ回動すると共に固定部材に対して後方へ回動
して溝部に収容され、突軸と軸受けとが分離不能に係合
するので、連結棒が固定部材から抜け出すことがなく、
ドアの開きが所定位置で停止される。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明に係る用心錠の実施例
を、添付図面に基づいて説明する。
【0009】図1に示す用心錠1は、ドアに取り付けら
れる基台2と、この基台2の側面に対向するドア枠に固
定される固定部材3と、この固定部材3と基台2とを連
結する連結棒4とからなる。
【0010】基台2は、前面に、連結棒4を全長に亘っ
て収容する左右方向の収容溝5を備えている。
【0011】基台2の固定部材側の側面には、収容溝5
に通じる開口が設けられており、収容された連結棒4
が、固定部材3に対して進退自在にスライドできるよう
になっている。
【0012】連結棒4は、金属製の角棒で、前面の固定
部材寄りの部分に、前方へ突出するつまみ6が設けられ
ている。
【0013】使用者は、このつまみ6を持って、連結棒
4を固定部材3に対して進退自在にスライドさせること
ができる。
【0014】この連結棒4のスライドをガイドするため
に、連結棒4の基台側の端部には、上下一対の突軸7、
7が設けられ、収容溝5の上下の対向面には、突軸7、
7をスライド自在に収容する左右方向のガイド溝8、8
がそれぞれ設けられている。
【0015】また、この突軸7、7を軸として連結棒4
が基台2に対して直角に起立するまで回動できるよう
に、連結棒4の突軸7、7が設けられた端部には、面取
りが施されている。
【0016】連結棒4の固定部材側の端部の上面と下面
には、上部係合突軸9と下部係合突軸10が、それぞれ
設けられている。
【0017】上部係合突軸9は、互いに平行な前面及び
後面と、同一円の一部を形成する円弧状に湾曲する一対
の側面とを備え、前面と後面の間隔が、上記同一円の径
より狭くなるよう設定されている。下部係合突軸10
は、周面が円形に湾曲している。
【0018】また、基台2の収容溝5の上下の対向面の
固定部材側の端部には、連結棒4の係合突軸9、10を
収容する凹部11、12が、それぞれ形成されており、
連結棒4を基台側へスライドさせると、連結棒4が収容
溝5に完全に収容されるようになっている。また、完全
に収容された状態においては、連結棒4は、前方に回動
することができない。
【0019】下方の対向面の凹部12は、前面で開口し
ている。
【0020】固定部材3は、基台2と対向する側面に、
連結棒4の係合突軸9、10が設けられた端部を嵌脱自
在に収容する口部13を備えている。
【0021】また、固定部材3には、図2に示すよう
に、この口部13と連続して後方に延びて後面で開口す
る溝部14が形成されている。
【0022】この溝部14が一体に形成された口部13
には、連結棒4の係合突軸9、10を抜き差し自在に収
容する軸受け15が嵌められている。
【0023】この軸受け15は、上板16及び下板17
と、これらの端部を連結する側板18とからなる断面コ
字形の金属板体であり、側板18から口部13へ挿入さ
れて、口部13内にネジ19により固定されている。
【0024】軸受け15の上板16には、図3(a)に
示すように、基台側の端縁から内側へまっすぐ延びて中
央部で円形に広がる切り欠き20が形成されている。
【0025】この切り欠き20は、基台2は開口する部
分の幅が、上部係合突軸9の前面と後面の間隔に合うよ
う設定され、中央部の円形部分の径が、上部係合突軸9
の両側面にぴったりと合うように設定されている。上部
係合突軸9は、この切り欠き20に連結棒4のスライド
方向から挿入されて、上板16により回動自在に支持さ
れる。
【0026】軸受け15の下板17には、図3(b)に
示すように、基台側の端縁から内側へ延びる、下部係合
突軸10の径と同じ幅の切り欠き21が形成されてい
る。下部係合突軸10は、この切り欠き21に連結棒4
のスライド方向から挿入されて収容される。
【0027】軸受け15の下板17と口部13の内端下
面の間には、弾力性のある線材をコ字形に屈曲させて形
成した、両側部で下部係合突軸10を掴むバネ22が設
けられている。
【0028】このバネ22は、両側部の先端部が互いに
寄り合う方向に突出するよう湾曲しており、下部係合突
軸10を掴んで下板17の切り欠き21から抜け難くな
るようにしている。
【0029】図2及び図3に示すように、連結棒4は、
係合突軸9、10が軸受け15に嵌まった状態で、係合
突軸9、10を軸として回動自在となる。
【0030】連結棒4を固定部材3に対して後方へ回動
させて溝部14に収容した状態においては、図3(a)
に示すように、上部係合突軸9が上板の切り欠き20の
円形部分内を回動して、上部係合突軸9の側面部分が切
り欠き20の円形部分に引っ掛かって抜けなくなるの
で、上部係合突軸9と軸受け15とが分離不能に係合す
る。
【0031】次に、使用方法を以下に示す。
【0032】図4に示すように、基台2をドア23の屋
内側の面の側縁部に固定し、この基台2の側面と対向す
るようにドア枠24に固定部材3を固定する。
【0033】図4の一点鎖線で示すように、連結棒4の
基台2の収容溝5に収容した状態においては、この用心
錠1は、開錠状態となる。
【0034】図4の実線で示すように、連結棒4を固定
部材側へスライドさせ、連結棒4の端部を固定部材3の
口部13に挿入すると共に、係合突軸9、10を軸受け
15の切り欠き20、21に嵌め入れた状態において
は、この用心錠1は、施錠状態となる。
【0035】図5に示すように、施錠状態でドア23が
開かれると、連結棒4は、ドアの開きに伴って、基台2
及び固定部材3に対して回動すると共に、基台2の収容
溝5内を固定部材側へスライドする。
【0036】そして、連結棒4の突軸7、7がガイド溝
8、8の固定部材側の端部に到達すると、連結棒4のス
ライドが止まるので、ドア23の開きが停止されること
となる。
【0037】このように、ドア23が開かれて、連結棒
4が固定部材3に対して後方へ回動して溝部14に収容
された状態においては、この用心錠1は、上部係合突軸
9の両側部が軸受け15の上板16の切り欠き20に引
っ掛かって、軸受け15と係合突軸9、10とが分離不
能に係合するので、ドア23の外から開錠されることが
ない。
【0038】また、ドア23を閉じると、上部係合突軸
9の両側部の切り欠き20への引っ掛かりが解除される
ので、連結棒4を基台側へスライドさせることによっ
て、連結棒4の係合突軸9、10を軸受け15から抜き
出して、用心錠1を開錠することができる。
【0039】
【効果】この発明に係る用心錠は、以上のように構成さ
れていることより、連結棒を固定部材に対して進退させ
て開錠と施錠を切り替えるので、開錠状態と施錠状態と
もに連結棒がドアに対して起立することがなく、持ち物
の連結棒への引っ掛かりが防止されると共に、見た目も
スマートになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る用心錠の実施例の斜視図
【図2】(a)上記実施例の固定部材の正面図 (b)上記実施例の固定部材の背面図 (c)上記実施例の固定部材の側面図
【図3】(a)軸受けの上板と連結棒の結合状態を示す
断面図 (b)軸受けの下板と連結棒の結合状態を示す断面図
【図4】上記実施例の使用状態を示す斜視図
【図5】上記実施例の作用図
【図6】従来の用心錠の斜視図
【符号の説明】
1 用心錠 2、26 基台 3、27 固定部材 4、28 連結棒 5 収容溝 6 つまみ 7 突軸 8 ガイド溝 9 上部係合突軸 10 下部係合突軸 11、12 凹部 13 口部 14 溝部 15 軸受け 16 上板 17 下板 18 側板 19 ネジ 20、21 切り欠き 22 バネ 23 ドア 24 ドア枠 25 従来の用心錠 29 ピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアに取り付けられる基台と、この基台
    の側部に対向するようドア枠に固定される固定部材と、
    この固定部材に対して進退自在となるよう基台に取り付
    けられた、基台と固定部材と連結する連結棒とからな
    り、固定部材の基台と対向する側面に、連結棒の固定部
    材側の端部が嵌脱する口部を設け、この口部に連結棒の
    端部が嵌まった状態で、連結棒がドアの開きに伴って基
    台及び固定部材に対して回動するように、連結棒の基台
    側の端部を基台に軸支し、連結棒の固定部材側の端部と
    口部の一方に、上下方向の突軸を設け、他方に、この突
    軸を連結棒の進退方向に抜き差し自在に収容する軸受け
    を設けると共に、この軸受けに上記突軸を差し入れた際
    に突軸を掴んで軸受けから突軸を抜け難くするバネを軸
    受間に設け、固定部材に、口部と連続して後方へ延びて
    連結棒の回動を許容する溝部を形成し、突軸と軸受けと
    を、連結棒が突軸を軸に固定部材に対して後方へ回動し
    て溝部内に収容された状態で分離不能に係合するように
    した用心錠。
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JP4669765B2 (ja) * 2005-09-28 2011-04-13 三協立山アルミ株式会社 建具の扉用閂錠装置
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KR101398143B1 (ko) * 2012-12-14 2014-05-27 이지은 도어의 일부 개방형 도어 잠금구

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