JP3003179U - ワンタッチ差込閉鎖式鈎型錠前 - Google Patents

ワンタッチ差込閉鎖式鈎型錠前

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JP3003179U
JP3003179U JP1994005291U JP529194U JP3003179U JP 3003179 U JP3003179 U JP 3003179U JP 1994005291 U JP1994005291 U JP 1994005291U JP 529194 U JP529194 U JP 529194U JP 3003179 U JP3003179 U JP 3003179U
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チェン−クエイ シャー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ワンタッチで錠を閉じあるいは開くことが出来
る差込閉鎖式鈎型錠前を提供する。 【構成】”Ω”形差込穴(11, 12)を備えたU形弧状栓体
(1)と、上記栓体(1)の端部を収容する差込口(21, 22)が
設けられた錠体(2)と、錠体(2)内に回動可能に設けられ
た断面扁平の錠心棒(7)とからなる差込閉鎖式鈎型錠前
において、該錠心棒(7)は偏心軸(71, 72)回りに回動可
能に支持されるとともにバネ付勢(5)されて押圧保持さ
れた第1の位置から一定角度離れた第2の位置までバネ
に抗して回動可能にされており、栓体(1)が差込口(21,
22)に差し込まれる時に、該錠心棒(7)は栓体(1)の端部
によって偏心拡張部側(73)が押圧されて第2の位置に回
動して差込穴(11, 12)に挿通され、差込穴(11, 12)内で
自動的に第1の位置に復帰して錠を下ろすようにした差
込閉鎖式鈎型錠前。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ワンタッチ差込閉鎖式鈎型錠前に関するものであり、自動車、オー トバイ、または自転車等の車両の車輪の輻(や)に締結して固定することにより 車両の盗難を未然に防止するのに特に好適な錠前に関する。
【0002】 ここにおいて、鈎型錠前とは、実質的に鈎形あるいはU形の栓体を錠前装置に 係合させて固定することにより施錠を達成する形式のものであり、いわゆる南金 錠やパッドロック(padlock)と呼ばれる錠前を包含するものである。
【0003】
【従来の技術、考案が解決しようとする課題】
従来使用されているこの種の錠前は、図1に示すようにU形弧状栓体1′の一 端に湾曲した鈎11′を設け、同時に他端に嵌め込み用の凹み12′を設け、そ れに対応して錠体2′の一端に上記湾曲鈎11′の溝穴21´を設け、同時に他 端に上記嵌め込み凹み12′を収容する差込口22′を設けるとともにその内部 に錠頭3′及び横に移動して凹み12′と係合する係合片を設け、弧状栓体1′ の嵌め込み凹み12′が差込口22′に差込まれた後、錠頭3′を旋転させて、 係合片が横に移動して嵌め込み凹み12′に嵌まり、以て錠を閉めるように構成 されている。しかし、この種の鈎型錠前を使用する際、次のような種々の欠点が 支障となる。
【0004】 すなわち、錠を開閉する際、かなり広いスペースを必要とするので、駐車場が 狭い所では自由が利かず不便である。
【0005】 U形弧状栓体及び錠体それぞれの両端の構造が左右非対称のため、栓体を錠体 に差し込む際に左右が合っていることを確認しなければならず、急いでいる時や 暗い所、或いは夜間の場合、往々にして開閉に手間取る。
【0006】 この種の錠を開閉するには、U形弧状栓体と錠体を一緒に押さえ付けてある角 度まで倒してから始めて脱離あるいは挿入が出来、それを長期間繰り返し使用し ている内に摩擦変形を来たし遂にガタが来て使用に耐えられなくなる。
【0007】 またこの種の錠を開ける際、片手でU形弧状栓体を握り、もう一方の手で、錠 体の錠頭3′に設けられた鍵穴にキーを差し込み、U形弧状栓体を錠体から分離 させようと思えば、キーをある角度まで回転させて錠を開けた状態にしなければ ならず、この動作でキーケースなどが地面の泥や汚水に触れて不快な思いをする こともある。
【0008】 別の市販の鈎型錠前は、図2に示すように、そのU形弧状栓体10″の両端に 、内方円孔とそこから端部へ向けて連通する狭窄なスリットからなる鍵穴状すな わち概略”Ω”状の溝穴11″を備え、管状鞘体20″の中に、管の両端の台座 21″と接合した扁平錠桿30″を備え、台座21″に差し込んだ鍵40″を回 転させることにより錠桿30″を回転させることが出来るようにし、錠桿30″ の扁平断面が垂直に位置した時、U形弧状栓体10″は差込口50″の中にスム ースに入り、錠桿30″もU形弧状栓体10″の両端部にある溝穴11″の内方 円孔まで達し(図3参照)、その位置で鍵40″を回して錠桿30″の扁平断面 が水平になるようにすると、錠が閉じて栓体10″が脱離しないようにされる。 この種の錠は開閉が便利に出来ているが、錠を下ろす際、やはり片手で錠体2 0″を握りながらもう一方の手を使って鍵40″を台座21″に差し込んで、扁 平の錠桿30″を断面垂直になるまで回して固定し、次いでU形弧状栓体10″ を差込口50″に差し込み、差し込んだそのままの状態で、鍵40″を旋回して U形弧状栓体10″と管状錠体20″を結合させて錠を閉めなければならない。 錠を開ける時も同様にかなり厄介である。すなわち、片手で錠体20″を持ち、 もう一方の手で鍵40″を台座21″に差し込んで錠を開けたままの状態で、力 を入れて車輪の輻(や)に絡めてあるU形弧状栓体10″を、錠体20″から引 き離して取り外すので、この際、U形弧状栓体が往々車体に激突して損傷を与え ることもある。したがって、この種の錠は依然として錠の開閉操作が不便の上に 煩わしい。
【0009】 最近開発された鈎型錠前では、図4〜図6に示すように、U形弧状栓体10′ ″、管状鞘20′″、2つの固定台座30′″、施錠板40′″、プッシュロッ ド50′″及び錠心60′″より成り、錠心60′″がプッシュロッド50′″ に働きかけて、台座30′″の切り欠き33′″に係合するプッシュボタン51 ′″の旋回を利用して施錠板40′″が前後の位置へ移動するのをコントロール して、錠を開閉させる機構が採用されている。この機構は、上記の各錠前より進 歩して便利であるが、そのため、錠前の構造全体が複雑化して、錠の重量と製造 コストが著しく増加したにも拘わらず、図5と図6に示すように、錠が閉鎖状態 にある時、錠前の両側面に衝撃を与えなくとも連続して打ち叩いた場合に、中の スプリング44′″がその結果、収縮して、施錠板40′″の位置が偏り、U形 栓体10′″の頚部から脱離して錠が外れ、錠前の機能をすっかり失ってしまう 致命的な欠点がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案はワンタッチで自動的に錠を閉じることができる簡単で便利且つ経済的 な構造を備えた錠前を提供するものであり、これは、基本的に、”Ω”形差込穴 を備えたU形弧状栓体と、上記栓体の端部を収容する差込口が設けられた錠体と 、錠体内に回動可能に設けられた扁平な錠心棒とからなる差込閉鎖式鈎型錠前に おいて、該錠心棒は偏心軸回りに回動可能に支持されるとともにバネ付勢されて 押圧保持された第1の位置から一定角度離れた第2の位置までバネに抗して回動 可能にされており、栓体が差込口に差し込まれる時に、該錠心棒は栓体の端部に よって偏心拡張部が押圧されて第2の位置に回動して差込穴に挿通され、差込穴 内で自動的に第1の位置に復帰して錠を下ろすようにしたことを特徴とするワン タッチ差込閉鎖式鈎型錠前によって達成される。
【0011】 本考案の錠前において、錠心棒を付勢するバネとして渦巻形湾曲スプリングを 用いることが好ましく、該渦巻形湾曲スプリングの外方端を錠体に固定し内方端 を錠心棒に連結してバネ付勢を達成することが好ましい。
【0012】 錠心棒は断面が偏心楕円状であることが好ましく、その両端に偏心軸上に位置 する円筒状プラグ軸を設けて、該プラグ軸を軸として偏心拡張部が搖動するよう にすることが好ましい。
【0013】 錠心棒の回動を第1の位置と第2の位置との間に制限するためには、錠体に固 定された支持要素に形成した扇形偏心貫通孔に錠心棒を挿通させることが好まし い。
【0014】 また、錠を開くことを可能とするためには、扇形偏心貫通孔を備えた回動可能 なフランジの該貫通孔に錠心棒を挿通させ、外部からの操作で該フランジを回動 可能とすることにより、錠心棒を第2の位置まで回転できるようにする。これは 、例えば、錠体の一端に固定される錠頭に鍵穴を貫通させるとともに、該錠頭の 内方に隣接させて上記フランジを設けて、鍵穴に鍵を挿入することによってフラ ンジを操作して回動させるようにすることによって達成できる。
【0015】 また、U形弧状栓体の両端に、その差込穴よりも根元側の位置で栓体に沿って スプリングをリングで固定し、栓体を錠体の差込口に挿入した時に該スプリング が差込口に当接して圧縮されるようにすることが好ましい。この場合、上記のよ うに鍵でフランジを回転させて錠心棒を第2の位置まで回転させると、錠心棒は スプリングの反発作用によって”Ω”形差込穴から直ちに脱離して自動的に解錠 される。
【0016】 本考案のワンタッチ差込閉鎖式鈎型錠前は、U形弧状栓体、管状錠体、渦巻形 湾曲スプリング、錠心棒を基本とし、錠頭、フランジ、前鞘、後鞘及び多数のプ ラグ等の部品を適宜利用して組み立てることができるので、組立が至極簡便であ るから、コストも低くなる。
【0017】 また、機構が堅固で丈夫で耐久性があり、特に錠心棒は強度の高い合金鋼材を 精選してその上に熱処理して製造することもできるので、巨大な外力を受けても 容易に破壊される心配が無い上、錠心棒や鍵穴等の噛み合わせ接触部分は良く磨 耗に耐えられるので使用年限が殊の他長い。
【0018】 本考案のワンタッチ差込閉鎖式鈎型錠前の操作は、U形弧状栓体の両先端を直 接錠体の差込口に押して差し込むだけで一遍に錠が下ろせ、且つ錠を開ける時も 、鍵を回すだけで簡単にU形弧状栓体が直ちに錠心棒の止め金から取り外せるの で、従来のように錠頭を調節しながら回して錠心棒の回転角度を調整した後始め て錠を差し込んで閉め、又は開けて取り外すという複雑な手順を経なくて済み非 常に便利である。
【0019】 なお本考案のワンタッチ差込閉鎖式鈎型錠前の開閉動作は、錠心棒の回転角度 でもってコントロールされるため、錠頭に鍵を挿入して回す場合以外は、いかな る巨大な衝撃又は連続的な強打を受けても、あるいはその他のどんな方法を用い ても錠を開けることが出来ず、極めて安全である。
【0020】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。図7は本考案の各要素を分解 して示した斜視図であり、基本的に、U形孤状栓体1、管状錠体2、錠頭3、フ ランジ4、渦巻形湾曲スプリング5、前鞘6、錠心棒7、後鞘8及び多数のプラ グ91、92、93から構成されている。その内、U形孤状栓体1は両先端に、 断面が”Ω”形状の錠心棒差込穴11が設けられており、両差込穴11は互いに 一直線上に並ぶように配置されている。また、U形孤状栓体1両端の上記差込穴 11よりもやや根元側には筒状のリング14が挿通固定されており、該リング1 4はその内壁と栓体1外壁との隙間にコイルスプリング13(図8参照)を収容 しており、解錠時の該コイルスプリング13が圧縮されていない状態では該スプ リング13の下方部分はリング14からはみ出した状態にされている(図11参 照)。
【0021】 管状錠体2は中空パイプを加工して形成され、その表面はプラスチック鞘23 で被覆される。管状錠体2の上方面には前差込口21と後差込口22が開けられ ており、両差込口の間隔は丁度U形孤状栓体1の両先端間の距離に等しくされて おり、該両差込口21、22に栓体1の両端を同時に収容できるようにしている 。
【0022】 管状錠体3の一端には、概略筒状の錠頭3が挿入され、プラグ91で固定結合 される。錠頭3の内方側には概略円盤状のフランジ4が配置され、該フランジ4 はその外方面に設けられた細長い溝41が錠頭3の錠心軸31に嵌め込まれ回動 可能に維持される。また、該フランジ4の周縁はその一部を同心円弧状に切り欠 いて形成された回転制限溝42を備え、錠頭3の内方周縁頂部から突出した舌片 32は該溝42上に張り出し、舌片32と溝42の端壁との当接によってフラン ジ4の回転は一定角度(図9の反時計方向回りに約90度)に制限される。フラ ンジ4の内方面中央には段孔が形成されており、該段孔内方の小穴は錠心棒7先 端の円筒状プラグ軸71を回動可能に収容する円筒状の軸合穴43であり、外側 の大穴は扇形断面の溝穴44であり(図8及び図9参照)、錠心棒7の断面略楕 円状拡張部73を収容すると共に、該錠心棒7の回転(すなわち拡張部73の搖 動)を制限する(図9に示す錠心棒7の水平位置から反時計方向回りに90度回 転して垂直位置を採るまで)役目を果す。
【0023】 該フランジ4の内方に位置する渦巻形湾曲スプリング5は、中心に錠心棒7の 拡張部73をぴったり嵌合させて挿通する略楕円状の開口を備えた金輪51が接 続されており、又該スプリング5の一番外側の舌状の端部は止め金52を形成す る。
【0024】 該スプリング5の内方側に隣接して設けられる前鞘6は概略円筒状であり、側 面にU形弧状栓体1の端部を収容する受け穴61を備えると共に、外方端面に渦 巻形湾曲スプリング5を収容する凹部62が形成されている。該前鞘6は錠体2 の前差込口21と受け穴61をぴったり符合させて短いプラグ92で固定され、 上記凹部62に渦巻形湾曲スプリング5を収容するとともに、該凹部62の側面 に設けた切欠部63に該スプリング5の止め金52を係合させて該スプリング5 を固定している(図8及び図10参照)。また、該前鞘6は軸心に断面扇形の偏 心貫通孔64を備え、錠心棒7の拡張部73を挿通させて錠心棒7の回転を第1 の位置から第2の位置までの間の一定角度の範囲(図10に示す錠心棒7水平位 置から時計方向回りに90度回転して垂直位置を採るまで)に制限している。
【0025】 錠心棒7は断面偏心楕円状の扁平桿で、前後両端に直径のやや小さい円筒状の プラグ軸71、72を備え、その間に断面偏心楕円状の拡張部73を備え、プラ グ軸71、72を偏心軸として搖動する。
【0026】 後鞘8は前鞘6と基本的に同様であり、栓体の一端を収容する受け穴81を錠 体2の後差込口22とぴったり符合させた状態で、短いプラグ93で固定される 。該後鞘8の軸心にも前鞘6と同様の断面扇形の孔82が設けられており、該孔 82の底端はフランジ4の段孔と類似の段孔になっており、該段孔の底側の小穴 は錠心棒7先端のプラグ軸72を回転可能に収容する軸合穴83であり、内方側 の大穴は扇形偏心孔82であり、錠心棒7の断面偏心楕円状の拡張部73を収容 して錠心棒7の回転を前鞘6と同様の角度に制限する役目をする。
【0027】 上記構成要素の組立ては、後鞘8、錠心棒7、前鞘6、渦巻形湾曲スプリング 5、フランジ4、錠頭3の順に錠体2の管内に組み合わせ、同時に錠心棒7を各 扇形偏心穴64、82に挿通し、前後両端の丸プラグ軸71、72をフランジ4 と後鞘8の各軸合穴43、83に挿入させ、次いで短いプラグ91、92、93 で錠頭3、前鞘6及び後鞘8を固定することによって行うことができる。
【0028】 本考案の錠前を閉める時は、図11及び図12に示すように、先ずU形弧状栓 体1の両先端を管状錠体の差込口21、22の中へ、底に着くまで差し込む。こ の時、栓体1の”Ω”型差込穴11が受け穴61、81に入ると、栓体1端部の 差込穴の狭窄スリット12周縁が、スプリング5の付勢により水平位置に保たれ た錠心棒7の偏心拡張部73に当接してこれを押し下げることにより錠心棒7を 垂直位置まで回転させ(図11参照)、これがスリット12を通り抜けるのに役 立つ。そして、栓体1の両先端がすっかり底まで達した時、錠心棒7は差込穴の 内方円孔11に収容され、同時に、スプリング5の付勢により前鞘6の扇形偏心 貫通孔64と後鞘8の扇形貫通孔82内を自動的に回転して、フランジ4の溝穴 44によって制限されたもとの水平位置に復帰する。この状態では、錠心棒7の 偏心拡張部73が差込穴の内方円孔11の中に嵌まり込んで完全に錠を閉める役 目を果たす(図12参照)。この時、栓体1のリング14はプラスチック鞘23 外面と当接してスプリング13は圧縮された状態でリング14内に収容される。
【0029】 更に本考案の錠前を開ける時は、キー(図示せず)を錠頭3の外方端に設けら れた鍵穴に挿入してフランジ4を約90度(図9では反時計方向に90度)回転 させると、錠心棒7はフランジ4の回転に伴ってやはり90度回転して、図13 に示すように、その偏心拡張部73が垂直状態となって、差込穴のスリット12 を通り抜け、錠心棒7と差込穴11が互いに分離して錠を開ける目的を果たす。
【0030】 なかんずく本考案の注目すべき点は、上記の錠を開ける過程において、錠心棒 7の拡張部73が図13に示すような垂直状態となった時、U形弧状栓体1がス プリング13の弾性作用で自動的に上方へ移動して図11に示すように錠心棒7 が差込穴のスリット12の間に導かれるので、U形弧状栓体1が自由に取り出せ る状態になる。故に本考案は錠を開ける時は、キーで錠を開ける位置まで回した 後、即時元の位置にひねり戻してキーを抜き取るだけでよく、他の操作なしに簡 単に錠を開けることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の鈎型錠前の斜視図である。
【図2】別の従来の鈎型錠前の透視斜視図である。
【図3】図2の鈎型錠前の操作説明横断面図である。
【図4】さらに別の従来の鈎型錠前を示した分解斜視図
である。
【図5】図4の鈎型錠前の長手方向断面図である。
【図6】図4の鈎型錠前の部分断面図である。
【図7】本考案の実施例の鈎型錠前を示す分解斜視図で
ある。
【図8】図7の鈎型錠前を錠を下ろした状態で示す長手
方向側面断面図である。
【図9】図8のフランジ部位におけるA-A'線に沿った断
面図である。
【図10】図8の渦巻形湾曲スプリング部位におけるB-
B'線に沿った断面図である。
【図11】本考案の錠を開閉する過程を示す図8のC-C'
線に沿った断面図である。
【図12】本考案の錠を下ろした状態で示す図8のC-C'
線に沿った断面図である。
【図13】本考案の錠を開ける際の状態を示す図8のC-
C'線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 U形弧状栓体 2 管状錠体 3 錠頭 4 フランジ 5 渦巻形湾曲スプリング 6 前鞘 7 錠心棒 8 後鞘 11 差込穴内方円孔 12 差込穴狭窄スリット 13 コイルスプリング 14 リング 21 前差込口 22 後差込口 23 プラスチック鞘 31 錠心軸 32 舌片 41 細長溝 42 回転制限溝 43 軸合穴 44 溝穴 51 楕円形金輪 52 止め金 61 受け穴 62 凹部 63 切欠部 64 扇形偏心貫通孔 71、72 円筒状プラグ軸 73 拡張部 81 受け穴 82 扇形偏心孔 83 軸合穴 91、92、93 プラグ

Claims (15)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ”Ω”形差込穴(11, 12)を備えたU形弧
    状栓体(1)と、上記栓体(1)の端部を収容する差込口(21,
    22)が設けられた錠体(2)と、錠体(2)内に回動可能に設
    けられた扁平な錠心棒(7)とからなる差込閉鎖式鈎型錠
    前において、該錠心棒(7)は偏心軸(71, 72)回りに回動
    可能に支持されるとともにバネ付勢(5)されて押圧保持
    された第1の位置から一定角度離れた第2の位置までバ
    ネに抗して回動可能にされており、栓体(1)が差込口(2
    1, 22)に差し込まれる時に、該錠心棒(7)は栓体(1)の端
    部によって偏心拡張部側(73)が押圧されて第2の位置に
    回動して差込穴(11, 12)に挿通され、差込穴(11, 12)内
    で自動的に第1の位置に復帰して錠を下ろすようにした
    ことを特徴とするワンタッチ差込閉鎖式鈎型錠前。
  2. 【請求項2】 錠心棒(7)は、渦巻形湾曲スプリング(5)
    によってバネ付勢されている請求項1記載のワンタッチ
    差込閉鎖式鈎型錠前。
  3. 【請求項3】 錠心棒(7)は、外方端(52)が錠体(2)に固
    定され内方端(51)が錠心棒(7)に連結された渦巻形湾曲
    スプリング(5)によってバネ付勢されている請求項2記
    載のワンタッチ差込閉鎖式鈎型錠前。
  4. 【請求項4】 錠心棒(7)は断面が偏心楕円状である請
    求項1記載のワンタッチ差込閉鎖式鈎型錠前。
  5. 【請求項5】 錠心棒(7)の両端はその偏心軸上に円筒
    状プラグ軸(71, 72)を備えている請求項4記載のワンタ
    ッチ差込閉鎖式鈎型錠前。
  6. 【請求項6】 錠心棒(7)は錠体(2)に固定された要素
    (6, 8)の扇形偏心孔(64, 82)に挿通されて回動が第1の
    位置と第2の位置との間に制限されている請求項1記載
    のワンタッチ差込閉鎖式鈎型錠前。
  7. 【請求項7】 錠心棒(7)は回動可能なフランジ(4)の扇
    形偏心孔(44)に挿入されており、錠を開く際に該フラン
    ジ(4)を外部からの操作で回動させて錠心棒(7)を第2の
    位置まで回転できるようにした請求項1記載のワンタッ
    チ差込閉鎖式鈎型錠前。
  8. 【請求項8】 錠体(2)の一端に固定される錠頭(3)に鍵
    穴を貫通させるとともに、該錠頭(3)の内方に隣接させ
    て上記フランジ(4)を設けて、該鍵穴に鍵を挿入するこ
    とによって該フランジ(4)の回動操作を行なえるように
    した請求項7記載のワンタッチ差込閉鎖式鈎型錠前。
  9. 【請求項9】 前記U形弧状栓体(1)の両端には、差込穴
    (11, 12)よりも根元側にスプリング(13)をリング(14)で
    固定し、栓体(1)を差込口(21, 22)に挿入して施錠した
    時に該スプリング(13)が差込口(21, 22)に当接して圧縮
    されるようにした請求項1記載のワンタッチ差込閉鎖式
    鈎型錠前。
  10. 【請求項10】 先端の狭窄スリット(11)とこれに連通
    する内方円孔(12)とからなる”Ω”形差込穴(11, 12)を
    両端に備えたU形弧状栓体(1)と、上記栓体(1)の端部を
    収容する差込口(21, 22)が設けられた錠体(2)と、錠体
    (2)内に回動可能に設けられた扁平な錠心棒(7)とからな
    る差込閉鎖式鈎型錠前において、該錠心棒(7)は偏心軸
    (71, 72)回りに回動可能に支持されるとともに錠体(2)
    に固定された鞘(6, 8)の扇形偏心孔(64, 82)に挿入され
    て断面垂直向きの第1の位置から断面水平向きの第2の
    位置の間を回動するように制限されており、しかも該錠
    心棒(7)は渦巻形湾曲スプリング(5)で付勢されて第1の
    位置に押圧保持されるとともに該スプリング(5)に抗し
    て第2の位置まで回動可能にされており、栓体(1)が差
    込口(21, 22)に差し込まれる時に、該錠心棒(7)は栓体
    (1)の端部によって偏心拡張部側(73)が押圧されて第2
    の位置に回動してスリット(11)から内方円孔(12)に挿通
    された後該内方円孔(11)内で自動的に第1の位置に復帰
    して錠を下ろすようにしたことを特徴とするワンタッチ
    差込閉鎖式鈎型錠前。
  11. 【請求項11】 錠心棒(7)は回動可能なフランジ(4)の
    扇形偏心孔(44)に挿入されており、錠を開く際に該フラ
    ンジ(4)を外部からの操作で回動させて錠心棒(7)を第2
    の位置まで回転できるようにした請求項10記載のワン
    タッチ差込閉鎖式鈎型錠前。
  12. 【請求項12】 錠体(2)の一端に固定される錠頭(3)に
    鍵穴を貫通させるとともに、該錠頭(3)の内方に隣接さ
    せて上記フランジ(4)を設けて、該鍵穴に鍵を挿入する
    ことによって該フランジ(4)の回動操作を行なえるよう
    にした請求項11記載のワンタッチ差込閉鎖式鈎型錠
    前。
  13. 【請求項13】 前記U形弧状栓体(1)の両端には、差込
    穴(11, 12)よりも根元側にスプリング(13)をリング(14)
    で固定し、栓体(1)を差込口(21, 22)に挿入して施錠し
    た時に該スプリング(13)が差込口(21, 22)に当接して圧
    縮されるようにした請求項10記載のワンタッチ差込閉
    鎖式鈎型錠前。
  14. 【請求項14】 前記U形弧状栓体(1)の両端には、差込
    穴(11, 12)よりも根元側にスプリング(13)をリング(14)
    で固定し、栓体(1)を差込口(21, 22)に挿入して施錠し
    た時に該スプリング(13)が差込口(21, 22)に当接して圧
    縮されるようにした請求項11記載のワンタッチ差込閉
    鎖式鈎型錠前。
  15. 【請求項15】 前記U形弧状栓体(1)の両端には、差込
    穴(11, 12)よりも根元側にスプリング(13)をリング(14)
    で固定し、栓体(1)を差込口(21, 22)に挿入して施錠し
    た時に該スプリング(13)が差込口(21, 22)に当接して圧
    縮されるようにした請求項12記載のワンタッチ差込閉
    鎖式鈎型錠前。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6002549A (en) 1996-11-01 1999-12-14 Seagate Technology, Inc. Dither microactors for stiction release in magnetic disc drives
JP2018193844A (ja) * 2017-05-17 2018-12-06 守 中川 自転車鍵

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US6002549A (en) 1996-11-01 1999-12-14 Seagate Technology, Inc. Dither microactors for stiction release in magnetic disc drives
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