JP2000328817A - 折畳式ハンドル - Google Patents

折畳式ハンドル

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転可能な軸要素に取り付ける折畳式ハンド
ルを提供すること。 【解決手段】 このハンドルは、取付けブロック２０が
係合するキャビティ１７を有するハンドル本体１０を含
む。取付けブロック２０は、キャビティ１７の壁１８の
くぼみ１９にスライドして係合するように反対側に突出
している回転部材２１を有する。したがって、回転部材
２１がジャーナル軸受け表面１９ａに係合し、取付けブ
ロック２０に対するハンドル本体１０の回動運動を容易
にする。クリップ２４はキャビティ１７内に取付けブロ
ック２０を保持する。したがって回転軸は見えない。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はハンドル、より詳細
には、窓操作部材を操作する際に有用なハンドルに関す
る。
【０００２】本発明は、窓操作部材とともに使用するよ
うに意図されたハンドルを特に対象とするが、このハン
ドルは、何らかの機構、例えばフィッシング・リールや
他の回転可能な機構の操作を容易にするために、ハンド
ルが回転可能な軸に取り付けられる他の利用例にも使用
できる。
【０００３】
【従来の技術】窓操作部材のために、窓操作部材が、窓
のフレーム内に取り付けられた移動可能な窓のサッシと
結合させたリンクが組み込まれたハウジングを配置する
ことが一般的である。ハウジングの内部に、リンクの操
作を行なうための機構が存在する。その機構は、ハウジ
ングから突き出る（通常端部自由端がスプライン切りさ
れている）軸を介して動作する。ハンドルは、軸の回転
を容易にするためにスプラインが形成された軸に取り付
けられる。
【０００４】一般に、操作者に知られているように、ハ
ンドルはハウジングから突出しており、したがって操作
者の実際の操作に必要とされないときには邪魔になる。
したがって、使用位置から格納位置へハンドルを移動さ
せることができる用にしたものが知られている。その格
納位置では、ハンドルがハウジングから不必要に突出す
ることのないようになっている。その場合、「不使用」
位置に格納されているとき、ハンドルは「使用」位置に
あるときほど邪魔にはならない。
【０００５】このタイプの知られているハンドルにはい
くつかの欠点があった。例えば、ハンドルは、回転軸に
よって取付けブロックに回転できるように結合されるの
が普通である（Ｖｅｔｔｅｒの米国特許出願第５５６０
０８２号およびＥｌｌｉｓの米国特許出願第５１６８７
７０号の明細書を参照）。この軸はハンドルとブロック
を通して延びており、したがってハンドルの外から良く
見ることができる。特にすぐ目につく窓の機材の美観を
向上させるより大きな動きがあるが、回転軸の端部の視
覚的インパクトは、ハンドルと関連する操作部材全体の
外観を損うことがある。
【０００６】また、知られているハンドルには、時々非
常厄介な作業によって組み立てなければならないいくつ
かの要素を含むという欠点があった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
一目的は、前に記述した欠点の一部または全部がないか
または少なくとも使用者に有用な選択を与える折畳可能
なハンドルを提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】概して、本発明によれ
ば、回転可能な軸部材への取付けに用いられる取付けブ
ロックを含むハンドルであって、ハンドル本体は内部に
そのブロックを係合させるキャビティを有し、その取付
けブロックは、ジャーナル軸受けと係合するようにキャ
ビティ内のくぼみにスライドして係合される回転部材を
含み、それにより取付けブロックに対するハンドルの回
動運動を容易にする。
【０００９】本発明の以下のより詳細な説明において、
添付の図面を参照する。
【００１０】
【発明の実施の形態】本明細書では、「不使用」位置と
「使用」位置との間で移動可能または折畳み可能なハン
ドルについて説明する。これは、格納位置にあるハンド
ルが、取り付けることができる軸を少なくとも部分的に
回転させることができないことを意味しているわけでは
ない。しかし一般的に、そのような格納位置または不使
用位置では、軸の全体的または部分的な回転を行うこと
は非実用的であるかまたは難しい。
【００１１】まず図１を参照すると、ハンドルは基底端
部１１および末端１２を有するハンドル本体１０を含
む。ノブ１３は、例えば知られている方法で、スプライ
ンが形成された固定具１４で末端１２に回転できるよう
に取り付られる。固定具１４は、末端１２の開口部１６
を通してノブ１３を係合できるように延びている。座金
１５が、固定具１４とノブ１３の頭を末端１２の表面と
の直接的な接触から分離している。
【００１２】基底端部１１は、くぼみすなわちキャビテ
ィ１７を含む。このキャビティ１７は対向する表面１８
の対を含み、その各々面はキャビティの中で延びている
細長い溝１９を有する。各溝すなわちくぼみ１９の内側
端部は、曲がった端部またはジャーナル軸受けの表面１
９ａとして形成されることが好ましい。その理由は以後
明らかになるであろう。
【００１３】取付けブロック２０は、互いに反対側に突
出している栓２１の対を含む。栓は回転部材となるもの
である。これらの栓２１は、それぞれの細長いくぼみ１
９の内部で十分に楽にスライドできるような大きさとさ
れている。栓２１の曲がった周囲表面は、溝／くぼみ１
９の対向している側壁の間の距離よりもわずかに短い直
径と同じであり、また溝１９の曲がった終壁１９ａの直
径に対しても同様である。
【００１４】取付けブロック２０は、ブロック２０の側
壁２２がキャビティ１７のそれぞれの壁１８に位置する
ようにキャビティ１７に取り付けられる。取付けを実行
するために、栓２１を溝１９に沿って滑らせる。したが
って栓２１は、溝１９の曲がった終壁１９ａに係合する
かまたはその最も近くに位置する。したがってハンドル
本体１０は、位置合わせされているが反対方向に突出し
ている栓２１を通過する中心軸の周りを回動できる。
【００１５】穴２９（好ましくは盲穴）が取付けブロッ
ク２０に形成されている。その穴２９は栓２１を通過す
る前述した軸に直角の縦の軸を有する。使用の際には、
窓操作部材のスプラインが形成された軸が穴２９の内側
に係合する。
【００１６】第２の穴２３が取付けブロック２０に設け
られている。その穴は、穴２９に対して直角である。し
たがって、固定具が（穴２９に延びている）穴２３を通
して延びることができ、取付けブロック２０を窓操作部
材のスプラインが形成された軸に固定するときに、その
スプラインが形成された軸と係合させられる。
【００１７】取付けブロック２０をキャビティ１７内の
動作位置に保持するために、クリップ２４が用意されて
いる。（図示の形では弓形断面を持つ）接触面２５はク
リップ２４の１つの端部に形成され、一方クリップ２４
の別の端部には開口部２６が形成されている。開口部２
６が位置しているクリップ２４の位置は、例えば図１の
ように、クリップ２４の他の部分に対してわずかに角度
がつけられている。
【００１８】ハンドル本体１０内の部分３１に突出部３
０が形成される（図２および図３参照）。この突出部３
０が開口部２６内で係合し、それによってクリップ２４
がハンドル本体１０内に配置される。
【００１９】接触面２５は取付けブロック２０と係合す
る。その接触面は、ハンドルが「使用」位置または格納
位置にあるかどうかに応じて、移動止め２７または移動
止め２８に係合する。ハンドルが双方の位置の間を移動
するとき、接触面２５は取付けブロック２０の表面３２
を通過する。したがって、移動止め２７または移動止め
２８のどちらかと接触面２５の係合は、ハンドルが「使
用」位置または「不使用」位置のそれぞれの位置にしっ
かりと保持されていることを保証する。
【００２０】図２および３で示した他の構成では、移動
止め２８のみが設けられている。したがって、接触面２
５は、ハンドルが「使用」位置にあるとき移動止め２８
で係合する。これによって、ハンドルが使用されている
ときその格納位置に向かって回動しないことを保証す
る。しかし、格納位置ではしっかりとハンドルを保持す
る必要性はそれほど大きくないので、ハンドルはばねの
圧力または表面３２と接する接触面２５から生じる摩擦
の効果によって「不使用」位置で簡単に保持される。
【００２１】取付けブロック２０の表面３２の反対側
は、平面３４と上面３７へ連なる傾斜面３９とされてい
る。縁３５は、表面３４から外側に延びている。ハンド
ルが「使用」位置にあるとき、縁３５が切り欠き３６内
部に位置して、ノブ１３の回転によって開閉操作が実行
されるときにハンドルを取付けブロックに対して動くこ
とがないように、ハンドル本体１０を取付けブロックに
位置付ける。
【００２２】傾斜面３９は、ハンドル本体１０が取付け
ブロック２０に対して回動できるような空間を形成させ
ている。ハンドルが格納位置または「不使用」位置に移
動されたとき、上面３７はハンドル本体１０の内部表面
３８と係合する。したがって、切り欠き３６と表面２８
は、取付けブロック２０に対してハンドル本体１０の移
動を制限する端止めとなっている。すなわち、これらは
抵抗機構を構成している。
【００２３】このように、本発明に記載のハンドルは、
分離できる回転軸を必要としない構造を提供する。した
がって、回転軸の通路用にハンドル本体１０の取付端部
１１にあけられた又はそれを通して形成された孔を必要
とせず、さらに外から見える回転軸の端部もない。回転
機構は全体的にキャビティ１７内部に配置され、そのた
めにほとんど見ることができず、ハンドルの美観を向上
させることができる。
【００２４】取付けブロック２０をキャビティ１７内の
動作位置に保持するだけでなく、少なくとも１つの移動
止めを構成するクリップ２４を使用することによって、
構成部材が最小になり、かつ組立手順が非常に簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 ハンドルの好ましい実施形態の分解斜視図で
ある。
【図２】 ハンドルが「使用」位置にある図１に示した
ものへわずかな変更を加えたハンドルの断面図である。
【図３】 ハンドルが格納位置または「不使用」位置に
折り畳まれている図２と同様の図である。
【符号の説明】
１０ ハンドル本体 １７ キャビティ １８ 壁 １９ くぼみ １９ａ ジャーナル軸受けの表面 ２０ 取付けブロック ２１ 回転部材 ２４ クリップ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 回転可能な要素への取付けに用いる取付
    けブロックを含むハンドルであって、ハンドル本体は取
    付けブロックが係合するキャビティを有し、取付けブロ
    ックに対して第１の位置と第２の位置の間のハンドルの
    回動運動を容易にするために、前記取付けブロックは、
    ジャーナル軸受けと係合するようにキャビティ内のくぼ
    みにスライドして係合する回転部材を含むハンドル。
  2. 【請求項２】 解放可能な保持部材が、回転部材がジャ
    ーナル軸受けと係合するように、キャビティ内の取付け
    ブロックを保持する請求項１に記載のハンドル。
  3. 【請求項３】 取付けブロックが、回転可能な要素が係
    合可能な第１の穴と、第１の穴と交差する第２の穴とを
    含んでおり、第２の穴は、回転可能な要素が第１の穴に
    位置しているときに、取付けブロックを回転可能な要素
    に固定するための固定具を受容することができる請求項
    ２に記載のハンドル。
  4. 【請求項４】 回転部材が反対方向に突出している一対
    の栓を含む請求項１に記載のハンドル。
  5. 【請求項５】 くぼみが一端が開放された一対の溝を含
    む請求項４に記載のハンドル。
  6. 【請求項６】 キャビティが、対向する側壁を含み、く
    ぼみが各壁に形成された溝によって形成され、前記溝は
    ジャーナル軸受けの表面と連接し、取付けブロックがキ
    ャビティ内に解放可能な保持部材によって保持されてい
    る位置で、前記回転部材がジャーナル軸受けの表面と係
    合するように溝に沿って滑動可能である請求項１に記載
    のハンドル。
  7. 【請求項７】 第１の位置および第２の位置又はそのい
    ずれか一方の位置を限定するように取付けブロックと係
    合可能な１つまたは複数の止めをさらに含む請求項６に
    記載のハンドル。
  8. 【請求項８】 ハンドルが第１の位置および第２の位置
    の一方または両方にあるときに取付けブロックに対する
    ハンドルの運動に抵抗する抵抗機構をさらに含む請求項
    ６に記載のハンドル。
  9. 【請求項９】 ハンドル本体が、ノブが取り付けられて
    いる末端を含む請求項８に記載のハンドル。
  10. 【請求項１０】 保持部材が移動止め作用を与える請求
    項２に記載のハンドル。
  11. 【請求項１１】 保持部材が、取付けブロック内の少な
    くとも１つの移動止めに係合するように形成された末端
    を備えるカンチレバー形クリップである請求項１０に記
    載のハンドル。
  12. 【請求項１２】 取付けブロックが離間した一対の移動
    止めを有する請求項１１に記載のハンドル。
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