JPH0746203Y2 - パネル用額縁における上枠の開閉構造 - Google Patents

パネル用額縁における上枠の開閉構造

Info

Publication number
JPH0746203Y2
JPH0746203Y2 JP2167293U JP2167293U JPH0746203Y2 JP H0746203 Y2 JPH0746203 Y2 JP H0746203Y2 JP 2167293 U JP2167293 U JP 2167293U JP 2167293 U JP2167293 U JP 2167293U JP H0746203 Y2 JPH0746203 Y2 JP H0746203Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
plate
upper frame
support plate
screw hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2167293U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0675264U (ja
Inventor
正一 平林
Original Assignee
株式会社ミサキ三伸
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ミサキ三伸 filed Critical 株式会社ミサキ三伸
Priority to JP2167293U priority Critical patent/JPH0746203Y2/ja
Publication of JPH0675264U publication Critical patent/JPH0675264U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0746203Y2 publication Critical patent/JPH0746203Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はパネル用額縁における上
枠の開閉構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パネル用額縁は、アルミニウム製の上下
枠と二本の縦枠からなる方形で且つ夫々の内面側にパネ
ル嵌合溝を設けてなるものであり、そしてまたパネルの
着脱を行うために上枠を開閉できるように構成されてい
る。
【0003】然して、斯かるパネル用額縁における上枠
の開閉構造として、本考案者は先に図9乃至図12に示
すものを案出した(実願昭61- 197504号、実公平4- 184
43号)。
【0004】該上枠の開閉構造は、ネジ孔4aを設けた
支持板4に、直角に板5を起立させると共に該板5に縦
方向の透溝6を設けた固定部材3と、前記板5側に向け
て抜け止め用突起9を突設し、その頚部9aを前記透溝
6に摺動自在に嵌合させると共に頭部を板5に沿って折
曲し、更に該抜け止め用突起9から前記透溝6の長さの
分だけ上方の位置に半球状の小突起10を設けると共に
後記支持板12側の下端部に下方に向けて延設部11a
を設け、更に該延設部11a側又はこれと反対側の垂直
部分に切欠部11bを設けた摺動板11の上端部に、ネ
ジ孔12aを設けた支持板12を直角に張り出した可動
部材8とを用い、前記固定部材3をパネル用額縁1の縦
枠1bの上端部に挿し込み、該縦枠1bの裏側から挿し
込むビス7を固定部材3の支持板4のネジ孔4aに螺合
して、該支持板4を縦枠1bの上端部内の後壁1b′に
固定すると共に、前記可動部材8の支持板12を上枠1
aの端部に挿し込み、該上枠1aの裏側から挿し込むビ
ス13を前記支持板12のネジ孔12aに螺合して、該
支持板12aを上枠1aの両端部内の後壁に固定してな
るものである。尚、2は各枠の内面側に設けたパネル嵌
合溝である。
【0005】そしてまた、斯かる開閉構造によれば、従
来のフック式の構造に比して小型化することができ、且
つまた、摺動板11に半球状の小突起10を設けている
ことから、上枠1aを閉じている状態においては、確実
にロックしておくことができるという効果を有する。更
にまた、摺動板11が引き上げられた後、前方又は後方
側に回動する構造であるから、上枠1aは大きく前方又
は後方側にずれることになり、パネルの着脱をスムーズ
に行うことができるという効果も有する。
【0006】しかしまた反面、斯かる開閉構造では、上
枠の支持板12を設けた摺動板11そのものが前方又は
後方に回動するものであり、そして該摺動板11は切欠
部11bを設けた側にしか回動させることができず、し
たがって上枠1aは前方又は後方のどちらか一方にしか
ずらすことができないという問題があった。
【0007】このため、額縁を壁面から外してパネルを
交換する場合には、支障なくスムーズに交換を行うこと
ができるが、例えば、摺動板11を後方側に回動するよ
うにしてセットした場合には、何かの都合上簡単に取り
外すことができないように額縁を壁面にしっかりと固定
してしまった場合に、甚だ不都合である。
【0008】また、摺動板11と透溝6を設けた板5と
の摺接面に、縦枠1bの上端部の挿し込み口の大きさに
よってはガタが生ずることもある。このため、摺動板1
1を上げ下げするときに、擦れたり当たったりする音が
し、またガタが大きすぎると、摺動板11の抜け止め用
突起9が板5の透溝6から抜け出る虞がある。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記の点に鑑
みなされたものであって、摺動板の上端部に回動板を枢
着し、該回動板に上枠の支持板を形成することによっ
て、額縁の上枠を前方と後方のいずれの側にもずらすこ
とができ、しかも摺動板を固定部材のガイド枠に沿って
摺動させることにより、ガタつくことなくスムーズにス
ライドさせることができ、且つ摺動板の脱落も防止する
ことができるようになしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】而して、本考案の要旨と
するところは、上端近傍にネジ孔を設けると共に下端部
を直角に起立させて連結部を形成した支持板に、その両
側縁部を直角に起立させてガイド枠を設け、更に前記連
結部に、ロック用小突起を有するクリップ状の弾性板
を、開放部が上方を向くようにして取り付けた固定部材
と、下端部に前記クリップ状の弾性板に向けて抜け止め
用突起を設けると共に該抜け止め用突起にロック用小孔
を設け、更に前記支持板と対向する面に前記ガイド枠の
嵌合部を設けた摺動板の上端部に、前記支持板又はこれ
と反対方向に回動自在に回動板を枢着し、該回動板の上
端部に、ネジ孔を設けた上枠の支持板を直角に張り出し
た可動部材とを用い、前記固定部材をパネル用額縁の縦
枠の上端部に挿し込み、該縦枠の裏側から挿し込むビス
を支持板のネジ孔に螺合して、該支持板を縦枠の上端部
内の後壁に固定すると共に、前記可動部材の上枠の支持
板を上枠の端部に挿し込み、該上枠の裏側から挿し込む
ビスを前記上枠の支持板のネジ孔に螺合して、該上枠の
支持板を上枠の両端部内の後壁に固定してなるパネル用
額縁における上枠の開閉構造にある。
【0011】
【作用】次に、本考案の作用について説明する。額縁の
上枠が閉じている状態にあっては、可動部材の摺動板
は、その下端部のロック用小孔に、固定部材のクリップ
状弾性板のロック用小突起が嵌入する位置まで下がって
いる。したがって、この状態にあっては、額縁の両方の
縦枠と下枠のパネル嵌合溝に嵌め込まれているパネル
は、その上面を上枠によって外れないように押さえられ
ている。
【0012】また、パネルの交換等のために上枠を開放
する場合には、上枠を上方に引き上げ、最高の状態まで
引き上げたときに前方又は後方に倒せばよい。尚、この
ときには、前後いずれの側にも倒すことができる。そし
て、上枠を引き上げるときには、可動部材の摺動板は固
定部材のガイド枠に沿ってスライドするから、ガタつく
ことなくスムーズに引き上げることができる。そしてま
た、最高の状態まで引き上げると、可動部材の摺動板の
下端部の抜け止め用突起が、固定部材における支持板の
上端近傍に設けたネジ部又は該ネジ部に螺合したビスに
当接して、抜け出ることが防がれるものである。
【0013】そして、その後上枠を倒すと、可動部材の
摺動板の上端部に枢着した回動板が前方又は後方に回動
し、上枠が大きく前方又は後方にずれるものである。
【0014】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面を参照
しつつ説明する。図1は本考案の第一実施例の固定部材
と可動部材の組付前の斜視図、図2は組付後の斜視図、
図3は組付後の正面図、図4は組付後の側面図、図5は
摺動板の側面図、図6は摺動板の平面図、図7は上枠を
開いた状態の額縁の部分拡大斜視図である。
【0015】図中、14は固定部材であり、パネル用額
縁1の縦枠1bの上端部内の後壁1b′にビス止めする
支持板15に、その両側縁部を直角に起立させてガイド
枠16を設けてなるものである。また、該支持板15に
は、上端近傍に後記ビス螺合用のネジ孔17を設けると
共に、下端部を直角に起立させて連結部15aを形成
し、該連結部15aに後記ビス螺合用のネジ孔18を設
けている。19は縦枠1bの背面側の孔(図示せず。)
から挿し込み、前記支持板15のネジ孔17に螺合させ
るビスである。20は前記連結部15aに螺合させるビ
スである。
【0016】21はクリップ状の弾性板であり、内側に
向けてロック用小突起21aが設けられている。また、
該弾性板21は開放部が上方を向くようにして前記連結
部15aにビス止めされる。22はワッシャーである。
【0017】23は可動部材であり、軸断面形状を縦枠
1bの内部形状に適合させ、下端部に前記弾性板21に
向けて抜け止め用突起24aを設けると共に該抜け止め
用突起24aにロック用小孔25を設け、更に前記支持
板15との対向面に、前記ガイド枠16の嵌合部26を
設けた摺動板24の上端部に、前記支持板15又はこれ
と反対方向に回動自在に回動板27を枢着し、該回動板
27の上端部に上枠1aの両端部内の後壁にビス止めす
る支持板28を直角に張り出してなるものである。尚、
27aは枢軸である。29は支持板28に設けた後記ビ
ス螺合用のネジ孔である。30は上枠1aの背面側の孔
(図示せず。)から挿し込み、前記支持板28のネジ孔
29に螺合させるビスである。
【0018】次に、図8に示した本考案の第二実施例に
ついて説明する。本実施例と前記第一実施例との相違点
は、固定部材における支持板のガイド枠と、可動部材に
おける摺動板のガイド枠嵌合部の構造にある。
【0019】即ち、第一実施例の場合には、ガイド枠1
6は支持板15の両側縁部を直角に起立させて、支持板
とガイド枠との断面形状をコ字形に形成し、また一方、
ガイド枠嵌合部26はガイド枠16に嵌合するよう突出
させて形成しているものである。
【0020】これに対して、本実施例は、ガイド枠16
の先端16aを内側に向けて直角に折曲する一方、ガイ
ド枠嵌合部26の両側縁部に、前記ガイド枠16の先端
16aが嵌入する溝26a、26aを設けたものであ
る。これにより、固定部材と可動部材の一体的な結合
は、より強化される。尚、その他の構成は前記第一実施
例と同様であるので、同一の部材には同一の符号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0021】
【考案の効果】本考案は上記の如き構成、作用であり、
摺動板の上端部に、前後いずれの側にも自由状態に回動
させることができるように回動板を枢着し、該回動板に
上枠の支持板を形成したものであるから、額縁の上枠を
前後いずれの側にもずらすことができるものである。ま
た、摺動板を固定部材のガイド枠に沿って摺動させるも
のであるから、ガタつくことなくスムーズにスライドさ
せることができる。且つまた摺動板の脱落も効果的に防
止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例の固定部材と可動部材の組
付前の斜視図である。
【図2】固定部材と可動部材の組付後の斜視図である。
【図3】固定部材と可動部材の組付後の正面図である。
【図4】固定部材と可動部材の組付後の側面図である。
【図5】摺動板の側面図である。
【図6】摺動板の平面図である。
【図7】上枠を開いた状態の額縁の部分拡大斜視図であ
る。
【図8】本考案の第二実施例の要部説明図である。
【図9】従来例の固定部材と可動部材の組付前の斜視図
である。
【図10】固定部材と可動部材の組付後の斜視図であ
る。
【図11】可動部材の摺動板が上昇して後方に傾いた状
態の斜視図である。
【図12】上枠が開いた状態の額縁の部分拡大斜視図で
ある。
【符号の説明】
14 固定部材 15 支持板 15a 連結部 16 ガイド枠 17 ネジ孔 18 ネジ孔 19 ビス 20 ビス 21 クリップ状の弾性板 23 可動部材 24 摺動板 24a 抜け止め用突起 25 ロック用小孔 26 ガイド枠の嵌合部 27 回動板 28 上枠の支持板 29 ネジ孔 30 ビス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端近傍にネジ孔を設けると共に下端部
    を直角に起立させて連結部を形成した支持板に、その両
    側縁部を直角に起立させてガイド枠を設け、更に前記連
    結部に、ロック用小突起を有するクリップ状の弾性板
    を、開放部が上方を向くようにして取り付けた固定部材
    と、下端部に前記クリップ状の弾性板に向けて抜け止め
    用突起を設けると共に該抜け止め用突起にロック用小孔
    を設け、更に前記支持板と対向する面に前記ガイド枠の
    嵌合部を設けた摺動板の上端部に、前記支持板又はこれ
    と反対方向に回動自在に回動板を枢着し、該回動板の上
    端部に、ネジ孔を設けた上枠の支持板を直角に張り出し
    た可動部材とを用い、前記固定部材をパネル用額縁の縦
    枠の上端部に挿し込み、該縦枠の裏側から挿し込むビス
    を支持板のネジ孔に螺合して、該支持板を縦枠の上端部
    内の後壁に固定すると共に、前記可動部材の上枠の支持
    板を上枠の端部に挿し込み、該上枠の裏側から挿し込む
    ビスを前記上枠の支持板のネジ孔に螺合して、該上枠の
    支持板を上枠の両端部内の後壁に固定してなるパネル用
    額縁における上枠の開閉構造。
JP2167293U 1993-03-31 1993-03-31 パネル用額縁における上枠の開閉構造 Expired - Lifetime JPH0746203Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2167293U JPH0746203Y2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 パネル用額縁における上枠の開閉構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2167293U JPH0746203Y2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 パネル用額縁における上枠の開閉構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0675264U JPH0675264U (ja) 1994-10-25
JPH0746203Y2 true JPH0746203Y2 (ja) 1995-10-25

Family

ID=12061545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2167293U Expired - Lifetime JPH0746203Y2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 パネル用額縁における上枠の開閉構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0746203Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0675264U (ja) 1994-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4565698B2 (ja) 折畳式ハンドル
JPH0746203Y2 (ja) パネル用額縁における上枠の開閉構造
JP2602937Y2 (ja) 調整蝶番
JP2743244B2 (ja) 回動窓
JP2670430B2 (ja) 冷蔵庫のドア開閉装置
JP4553369B2 (ja) 開口の開閉装置
JPH0418443Y2 (ja)
JP2573573Y2 (ja) ピボットヒンジ
JP2568363Y2 (ja) 倒し窓
JP2550540Y2 (ja) 倒し窓用ステー
JP2563447Y2 (ja) 貯氷庫の扉構造体
JP2522703Y2 (ja) 折り畳み扉の連結装置
JP2574430Y2 (ja) 引出式扉を備えた貯蔵庫
JPH0748924Y2 (ja) 開閉体におけるばね付きノブの取付構造
JP2552121Y2 (ja) 目地カバー装置
JPH0418444Y2 (ja)
JP2543606Y2 (ja) 縦軸開閉窓の中途開き解除機構
JPH031969Y2 (ja)
JP3311686B2 (ja) 天井点検口
KR200259862Y1 (ko) 조립식 액자
JPH084554Y2 (ja) 窓障子用控え装置
JPH0419193Y2 (ja)
JPH11100056A (ja) 収納ケースの止め具
JP2551155Y2 (ja) 連結雨戸の外れ防止具
JPH089442Y2 (ja) 組立て式構造物における横部材と縦部材との固定構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term