JP2573573Y2 - ピボットヒンジ - Google Patents

ピボットヒンジ

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JP2573573Y2
JP2573573Y2 JP1992022980U JP2298092U JP2573573Y2 JP 2573573 Y2 JP2573573 Y2 JP 2573573Y2 JP 1992022980 U JP1992022980 U JP 1992022980U JP 2298092 U JP2298092 U JP 2298092U JP 2573573 Y2 JP2573573 Y2 JP 2573573Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、扉取付体に対して、扉
の上部と下部とを、開閉自在なるよう枢着するために用
いられるピボットヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のピボットヒンジとしては、図4、
図5に示す如きものが知られている。図4のもの(実公
平2−1423号所載)は、扉取付体に取着された固定
板aの一側に開口状態の切欠bが設けられ、当該開口か
ら扉cの端部に突設された支点軸dを挿入できるように
形成され、かつ、当該固定板aには、揺動先端部に釣針
状としたフック部eを有し、しかも、帯板状に形成され
ているストッパーfが揺動自在に軸支された構成となっ
ている。
【0003】図5に示したもの(前同実公平2−142
3号)は、扉取付体に取着する固定板aの先端部に、円
弧状の屈曲片gが形成され、該屈曲片gの屈曲部にあっ
て、扉cに突設の支点軸dを着脱自在に挿入できる切欠
hを突設してあり、上記固定板aの基端部近傍には枢軸
iを中心に揺動するストッパーjを設けると共に、当該
ストッパーjの揺動先端部に、上記屈曲片gに沿って弯
曲し、かつ該屈曲片gと対向する方向に起立させた舌片
kが設けられ、ストッパーjを屈曲片g側に回動させる
ことにより、舌片kが屈曲片gの内側に近接するように
した構成である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、図4の前者で
は、扉cの扉取付体に対する着脱操作は簡便である反
面、cの自重や扉cの縦方向へ加えられる外力により固
定板aが縦方向に変形してしまった場合、支点軸dが固
定板aより脱落する可能性があって危険であるだけでな
く、固定板aやストッパーfは、外部から縦方向へ変形
させてしまう事も可能であり、この結果固定板aおよび
ストッパーfを取り外さなくとも閉扉状態のまま、不本
意に扉cが外されてしまう危険もある。
【0005】後者である図5にあっては、扉cの下部取
り付け用に供した場合にはストッパーjを閉動しない段
階での仮止め状態では、固定板a上に扉cを乗せただけ
の状態となり、また、扉cの上部取り付けに使用した場
合には、扉cを180°以上開いておかないと保持する
ことができず、上記何れの場合にも不安定となるため、
扉cを人手で一時保持しなければならず、従って、扉取
付の作業性が悪い。
【0006】また、扉cの自重あるいは扉cに対する縦
方向への外力が加わり、これにより、固定板aが縦方向
に変形した場合には、支点軸dが、前者と同じく固定板
aより脱落する可能性があり、さらに、固定板aおよび
ストッパーjを、外部から縦方向へ変形できるので、こ
の場合にも、閉扉状態において、不本意に開扉されてし
まう危険を伴うことになる。
【0007】本考案は、上記従来のピボットヒンジの有
するこのような問題点に鑑み、請求項1では、扉側に取
着されるアームのアーム突出板部対向内面に立設した支
軸を、扉取付体に取着するベースプレートのベース突出
部にあって、その一側へ開口して欠設したベース切欠
溝に係脱自在にて、かつ回自在なるよう係入し、当該
各突出板部の間には、ベースプレートのベース突出板部
対向内面にあって、一側へ開口して上記ベース欠切溝と
は対称的に軸止め切欠溝を欠設した軸止めプレートを、
水平方向へ回動自在に軸支し、これを固定具にて固定す
ることで、上記支軸を上記の各切欠溝にて両側から回
自在なるよう挟装するようにし、かくして、扉の取付け
作業を容易にするだけでなく、閉扉状態とした場合、軸
止めプレートがベースプレートとアームとの間に挟装隠
蔽されることにより、軸止めプレートを固定している固
定具の取外し操作を不能となし、これにより、ベースプ
レートおよび軸止めプレートと支軸の脱出操作ができな
いようにして、不本意な開扉を完全に阻止し、防犯上も
信頼の高いものを提供しようとしている。
【0008】請求項2では、上記請求項1にあって、支
軸に抜止め用頭部を形成することで、支軸の抜出しを阻
止し、これにより、さらに扉の取付け作業を容易にし、
かつ防犯効果をも向上させようとしている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案に係る請求項1で
は、上記目的を達成するため、扉取付体の扉吊元側にお
ける縦枠内面か横枠内面に取着される取付板部と、これ
に連設されて横枠内面に配設される基板部と、この基板
部から連設されて扉取付体の前方へ延出されたベース突
出板部とからなり、このベース突出板部には、その先端
側幅方向中央部のベース内端部から、反扉吊元側で基板
部寄りのベース開口部に至るベース切欠溝が欠設されて
なるベースプレートと、 扉取付体の扉における横向端面
に取着される固定板部と、これに連設されて扉取付体か
ら前方へ延出するアーム突出板部とからなり、このアー
ム突出板部の対向内面に支軸を立設したアームとを具備
し、 これらベース突出板部とアーム突出板部とが上下関
係にて対向配置された状態において、前記ベース切欠溝
に、そのベース開口部から横方向へ挿入することで前記
支軸がベース内端部まで係嵌自在であると共に、ベース
突出板部とアーム突 出板部との間において、ベース突出
板部の対向内面には、先端側幅方向中央部の軸止め内端
部から、軸止め基部よりの軸止め開口部まで、前記ベー
ス切込溝とは対称状である軸止め切欠溝が欠設されてい
る軸止めプレートを、その軸止め基部が軸支されて水平
方向へ回自在なるよう配設し、上記の支軸に軸止め
欠溝を係嵌して当該軸止めプレートを固定具により固定
自在となし、これにより当該支軸を、上記のベース切欠
溝と軸止め切欠溝とによって、両周側から回自在なる
よう軸承したことを特徴とするピボットヒンジを提供し
ようとするものである。
【0010】さらに、請求項2にあっては、上記の請求
項1における支軸の先端に、抜止め用の径大な頭部を設
け、当該支軸が、ベースプレートのベース突出板部と、
軸止めプレートの切欠溝から軸方向に脱出不能とした
構成の付加を、その内容としている。ている。
【0011】
【作用】先ず、ベースプレートのベース突出板部内面に
あって、その基板側に軸止めプレートの基端をビス等
を用いて、水平方向へ回自在なるよう軸支しておく。
この際、上記ベース突出板部に開設したベース切欠溝の
ベース開口部に対して、軸止めプレートの軸止め切欠溝
は、その軸止め開口部が反対向きとなるように、当該軸
止めプレート軸支されている。次いで、ベースプレー
トは、その基板を扉取付体の縦枠内面等にあって、扉
吊元側にビス止めする等の手段で固定し、そのベース突
出板部を前方へ突出させ、一方、アームは、その固定板
を扉の横向端面にあって、その吊元側にビス止めする
ことで固定し、そのアーム突出板部を前方へ突設させ
る。
【0012】上記軸止めプレート扉取付体の内側へ
所要角度だけ回動させることで、ベースプレートの
ース突出板部におけるベース切欠溝のベース開口部を開
放させた状態とし、アームのアーム突出板部対向内面に
立設の支軸を、上記ベース切欠溝に回自在なるよう嵌
挿する。
【0013】ここで、請求項2にあっては、支軸に抜止
め用頭部が設けられているので、ベースプレートのベー
ス突出板部におけるベース切欠溝には、その側方のベー
開口部から当該支軸を横向きに移行させることで嵌挿
することとなる。
【0014】上記のようにして、ベースプレートとアー
ムの各ベース突出板部およびアーム突出板部は、上下関
係にて各対向内面がに相対向の状態となるが、扉を開く
ことでアームが回動し、これにより、そのアーム突出板
部がベース突出板部内面から脱出する。この結果当該
ース突出板部対向内面の軸止めプレートが露呈されるこ
ととなるから、該軸止めプレートを扉取付体から外側へ
回動させることで、上記ベースプレートとアームの
出板部の間において、軸止め切欠溝に、側方の軸止め
口部から上記支軸が受容されて、回動自在なるよう係嵌
される。この状態で当該軸止めプレートをベース突出板
部対向内面に、ビス等による固定具により固定すれば扉
の取付けが完了する。
【0015】上記支軸はベース突出板部におけるベース
切欠溝と軸止め切欠溝とによって、両側から挟装支承さ
れるので、扉の回動による開閉作動に伴い当該支軸が軸
周り方向へ回転されても脱出することはない。また、閉
扉状態においては、軸止めプレートがベース突出板部と
アーム突出板部の各対向内面間にあって、隠蔽されるこ
ととなるので、閉扉時には工具によりビス等の固定具を
取外すことは不能となり、従って、軸止めプレートは回
動できないので、閉扉時に支軸がベースプレートから外
され、開扉されてしまうような心配は解消される。
【0016】また、請求項2では、扉の自重あるいは扉
に縦方向の外力が加わって、ベースプレートのベース突
出板部やアームのアーム突出板部が縦方向に弯曲した場
合や、上記各突出板部が故意に縦方向に変形された場合
でも、支軸上端にあって、上記各切欠溝の幅よりも径大
に形成されている抜止め用頭部が形成されているので、
ベースプレートと軸止めプレートの切欠溝と支軸との
係嵌を外すことができず、閉扉時に支軸が外され、不本
意に開扉されてしまうような心配も防止される。
【0017】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例について説明す
る。請求項1のピボットヒンジにあっては、図1ないし
図3に示したように、第1の部材であるベースプレート
1は、基板1aと、その幅方向一側から下方へ直角に
設した取付板部1bとにより、正面略逆L字形状に形
成されていると共に、上記基板部1aから前方へ水平に
ベース突出板部1cが延設され、このベース突出板部1
cには後述するように支軸係入用であるベース切欠溝1
dが、上記ベース突出板部1cの先端側における幅方向
中央部から、基板部1a側であり、かつ上記取付板部1
bとは反対の幅方向一側にベース開口部1eが開口され
るよう直線的に欠設されている。
【0018】次に、第2部材であるアーム2は、固定板
2aの一端から前方へ直角にアーム突出板部2bが曲
して、平面略L字形状に形成され、当該アーム突出板
部2bの対向内面(図示例では上面)に、上記ベースプ
レート1のベース突出板部1cに開設のベース切欠溝1
dにおけるベース内端部1fに係嵌可能なるよう支軸3
が立設されている。
【0019】上記支軸3は、図2に明示の如く、円柱状
にして軸線方向略中間部に周装膨設したフランジ3b
と、これより図面にあって下方へ突出の基軸3cとを
有し、上記アーム突出板部2bには上下方向へ径大凹部
2cと、その底部中心の貫通孔2dを貫設しておき、こ
れらに夫々上記のフランジ3b、基軸3cを嵌合し、基
軸3cの下端をかしめることで、上記アーム突出板部2
bに、当該支軸3が直交状態にて固定されている。
【0020】さらに、請求項2に関し、上記支軸3の先
端には、抜止め用の頭部3aが、前記のベース切欠溝1
dおよび後述する軸止めプレート6における切欠溝6b
に対して、抜止め状態となる寸法で、一体に形成されて
いる。
【0021】また、図示のアーム2にあっては、その
ーム突出板部2bに図1の如くカバー4を嵌合し、これ
をビス5‥‥‥により一体に締着してあり、これによ
り、アーム突出板部2bの下面および周面が覆われてい
る。
【0022】上記支軸3に対応することとなる軸止めプ
レート6は、上記ベースプレート1の基板部1aおよび
ベース突出板部1cと略同形状に形成され、同上基
1a、ベース突出板部1cの対向内面すなわち図1の
面にあって、軸止め基部6a側の幅方向中央部を、上記
基板部1aにビス7等により枢着することで、当該軸止
めプレート6は図3に矢印B⇔B′で示す通り、水平方
向へ回自在なるよう軸支されている。
【0023】上記軸止めプレート6には、支軸の係入
である軸止め切欠溝6bが、先端側の幅方向中央部か
ら軸止め基部6a側にあって、扉吊元側である一側の軸
止め開口部6cまで上下方向へ貫設されている。
【0024】すなわち、上記軸止め切欠溝6bは、その
軸止め内端部6dと、上記ベースプレート1のベース突
出板部1cに開設したベース切欠溝1dのベース内端部
1fとで、上記支軸3を両側から挟装可能であり、従っ
て、ベースプレート1のベース切欠溝1dとは反対向き
軸止め開口部6cを有するように形成されている。そ
して、ベースプレート1のベース突出板部1cにおける
ベース切欠溝1dに、上記支軸3を係入した状態におい
て、軸止めプレート6を、ビス7を中心として図3に示
す矢印B′方向へ回動することで、上記支軸3を軸止め
切欠溝6bに係入可能としてあり、従って当該軸止め
欠溝6bは、上記ビス7を中心とする仮想円周線上に欠
設されている。
【0025】上記構成のピボットヒンジは、次のような
作業により扉10を、その扉取付体に枢着するのに使
用されることになる。先ず、上記のベースプレート1
は、図1ないし図3の如く基板1aを扉取付体8にお
ける横枠8aの内面に突き合わせた状態にて、その取付
1bを扉取付体8の縦枠8bにおける内面にビス9
‥‥‥により固定するが、この際ベース突出部1cが扉
取付体8から前方へ突出されるようにするのであり、も
ちろんベースプレート1は扉取付体8の扉吊元側に固定
することになる。
【0026】一方、アーム2については、その固定板部
2aを図示例の如く扉10の横向端面10aにあって、
その吊元側にビス11‥‥‥により固定し、そのアーム
突出板部2bを前方へ突出させるが、ベースプレート1
ベース突出板部1cにおける対向内面にビス7で軸支
された軸止めプレート6は、図3の矢印B方向へ回動さ
せておく。
【0027】次いで、扉10をもち、アーム2に立設の
支軸3を、ベースプレート1のベース突出板部1cにお
けるベース切欠溝1dに係入するのであるが、上記支軸
3は、その先端における抜止め用頭部3aの径が、上記
ベース切欠溝1dに対し抜け止めの寸法となるよう設定
されているので、このベース切欠溝1dに対し、支軸3
は、その先端部側から軸方向へ挿入することができず、
当該軸方向と直交する横方向への移行により、ベース開
口部1eから、ベース切込溝1dのベース内端部1fに
向けて係入させることとなる。
【0028】このようにして、支軸3をベースプレート
1のベース突出板部1cにあって、その先端側幅方向中
央部のベース内端部1fから、反扉吊元側で基板部1a
寄りのベース開口部1eまでにわたり欠設のベース突出
部1cにおけるベース切欠溝1dに係入すれば、ベース
プレート1とアーム2との各突出板部1c、2bは、上
下の関係配置にて相対向する。次いで、扉10を図3に
示した矢印c方向へ回転させると、当該扉10は同図に
二点鎖線で示した通り開扉され、アーム突出板部2bに
あって、その基端側は、ベースプレート1の基板部1a
およびベース突出板部1cの対向内面側から外側へ脱出
することで、軸止めプレート6は露呈されることとな
る。
【0029】さらに、軸止めプレート6を図3に示した
矢印B′方向へ回転させることで、上記支軸3が、先端
側幅方向中央部の軸止め内端部6dから、軸止め基部6
a寄りの軸止め開口部6cまで、前記ベース切込溝6b
とは対称状である軸止め切欠溝6bの当該軸止め開口部
6cから軸止め内端部6dまで係入され、この状態で、
軸止めプレート6をビス等による固定具12によりベー
スプレート1のベース突出板部1cの対向内面に固定
し、扉10の取付が終る。
【0030】また、前記の如くベース突出板部1cのベ
ース切欠溝1dは、ベース突出板部1cに前記の如く開
口されているから、上記ベース切欠溝1dにアーム2の
支軸3を係入するときは、扉10を図3に実線で示した
位置から図示の矢印c方向へ45°程度開扉するだけで
よいことになる。
【0031】尚、本実施例においては、上記ベースプレ
ート1を扉取付体8の縦枠8b内面に固定するよう、そ
の取付板1bを下方へ曲成してあるが、上記アーム2
と同様に、平面略L字形状に形成して、扉取付体8の横
枠8aにおける内面に固定するようにしてもよい。
【0032】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、請求項1にあっては、ベースプレートの
ース突出板部と、その内面に回動自在に軸支した軸止め
プレートとに設けられた夫々のベース切欠溝と軸止め切
欠溝に支軸を挟装することで、当該支軸を簡易に支承で
き、これにより、扉の取付け作業を容易にすることがで
きると共に、閉扉状態にあっては、上記軸止めプレート
がアームのアーム突出板部によって完全に隠蔽されてし
まうので、ドライバーその他の工具を用いても、軸止め
プレートのビス等による固定具を外すこと不可能とな
り、これによ閉扉時にあって、支軸の離脱により開扉
されてしまうといった心配を解消することができる。
【0033】さらに、請求項2によるときは、支軸の先
端にあって、抜止め用頭部が形成されているから、扉の
自重あるいは扉に縦方向の外力が加わることで、ベース
プレートのベース突出板部および軸止めプレートが縦方
向に変形したり、故意に上記突出部および軸止めプレー
トが縦方向に変形された場合にあっても、支軸が軸方向
へ脱出してしまうことはないから、不本意な開扉を完全
に阻止し得て、防犯上信頼の高いものを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るピボットヒンジの一実施例を示す
分解斜視図である。
【図2】同上実施例のものを、扉に取付けた状態の縦断
面図である。
【図3】図2におけるA−A′線矢視断面図である。
【図4】ピボットヒンジの従来例を示す平面図である。
【図5】ピボットヒンジの他の従来例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ベースプレート 1a 基板 1b 取付板 1c ベース突出板部 1d ベース切欠溝1e ベース開口部 1f ベース内端部 2 アーム 2a 固定板 2b アーム突出板部 3 支軸 3a 抜止め用頭部 6 軸止めプレート 6a 軸止め基部6b 軸止め切欠溝 6c 軸止め開口部 6d 軸止め内端部 8 扉取付体8a 横枠 8b 縦枠 10 扉10a 横向端面 12 固定具

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉取付体の扉吊元側における縦枠内面か
    横枠内面に取着される取付板部と、これに連設されて横
    枠内面に配設される基板部と、この基板部から連設され
    て扉取付体の前方へ延出されたベース突出板部とからな
    り、このベース突出板部には、その先端側幅方向中央部
    のベース内端部から、反扉吊元側で基板部寄りのベース
    開口部に至るベース切欠溝が欠設されてなるベースプレ
    ートと、 扉取付体の扉における横向端面に取着される固定板部
    と、これに連設されて扉取付体から前方へ延出するアー
    ム突出板部とからなり、このアーム突出板部の対向内面
    に支軸を立設したアームとを具備し、 これらベース突出板部とアーム突出板部とが上下関係に
    て対向配置された状態において、前記ベース切欠溝に、
    そのベース開口部から 横方向へ挿入することで前記支軸
    ベース内端部まで係嵌自在であると共に、ベース突出
    板部とアーム突出板部との間において、ベース突出板部
    の対向内面には、先端側幅方向中央部の軸止め内端部か
    ら、軸止め基部よりの軸止め開口部まで、前記ベース切
    込溝とは対称状である軸止め切欠溝が欠設されている軸
    止めプレートを、その軸止め基部が軸支されて水平方向
    へ回自在なるよう配設し、上記の支軸に軸止め切欠溝
    を係嵌して当該軸止めプレートを固定具により固定自在
    となし、これにより当該支軸を、上記のベース切欠溝と
    軸止め切欠溝とによって、両周側から回自在なるよう
    承したことを特徴とするピボットヒンジ。
  2. 【請求項2】 扉取付体の扉吊元側における縦枠内面か
    横枠内面に取着される取付板部と、これに連設されて横
    枠内面に配設される基板部と、この基板部から連設され
    て扉取付体の前方へ延出されたベース突出板部とからな
    り、このベース突出板部には、その先端側幅方向中央部
    のベース内端部から、反扉吊元側で基板部寄りのベース
    開口部に至るベース切欠溝が欠設されてなるベースプレ
    ートと、 扉取付体の扉における横向端面に取着される固定板部
    と、これに連設されて扉 取付体から前方へ延出するアー
    ム突出板部とからなり、このアーム突出板部の対向内面
    にあって、先端側に抜け止め用頭部が設けられた支軸を
    立設のアームとを具備し、これらベース突出板部とアーム突出板部とが上下関係に
    て対向配置された状態において、前記ベース切欠溝に、
    そのベース開口部から 横方向へ挿入することで前記支軸
    ベース内端部まで係嵌自在であると共に、ベース突出
    板部とアーム突出板部との間において、ベース突出板部
    の対向内面には、先端側幅方向中央部の軸止め内端部か
    ら、軸止め基部よりの軸止め開口部まで、前記ベース切
    込溝とは対称状である軸止め切欠溝が欠設されている軸
    止めプレートを、その軸止め基部が軸支されて水平方向
    へ回自在なるよう配設し、上記の支軸に軸止め切欠溝
    を係嵌して当該軸止めプレートを固定具により固定自在
    となし、これにより当該支軸を、上記のベース切欠溝と
    軸止め切欠溝とによって、両周側から回自在なるよう
    承したことを特徴とするピボットヒンジ。
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JP2013087425A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Ykk Ap株式会社 ヒンジ装置及び建具

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