JPH0440377Y2 - - Google Patents

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JPH0440377Y2
JPH0440377Y2 JP1169186U JP1169186U JPH0440377Y2 JP H0440377 Y2 JPH0440377 Y2 JP H0440377Y2 JP 1169186 U JP1169186 U JP 1169186U JP 1169186 U JP1169186 U JP 1169186U JP H0440377 Y2 JPH0440377 Y2 JP H0440377Y2
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hole
link
screw
fixing
substrate
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は流し台の扉等に取り付けるための蝶番
金具に関するものであつて、該流し台等の取付け
枠に対して固定するための基板と、該流し台等の
扉に対して固定するためのカツプ状取付け金具と
を、2本のリンクを介して枢着連結して成る形態
を具えた蝶番金具に於て、取付け時における位置
調節の著しい容易性と、使用時における顕著な堅
牢性を図つたことを特徴とするものである。
(従来の技術) 従来のこの種蝶番金具として、実公昭58−5827
号公報に記載された「蝶番」がある。
これは第9図に示す如く、基板aの裏面上方部
分に、流し台等の取付け枠に対して固着するため
の取付け片bを、左右方向に摺動自在にしてかつ
止め螺子cを介して固定可能とする如く装設し、
該基板aの表面所要個所には相対向する一対の起
立腕dを一体的に立設すると共に、流し台等の扉
に固定するためのカツプ状取付け金具gに対し先
端を枢支した二本のリンクe,fの基端を、該起
立腕dに対し回転自在に枢着固定したものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した従来の蝶番金具であると、その起立腕
dは基板aに対して単に立設しただけのものであ
るため、扉の開閉操作時にリンクe,fを介して
該起立腕dに大きな荷重が加わつた際に、これが
破損してしまうと云うような心配が必然生ずるこ
とを余儀無くされた。
更に、上述した従来の蝶番金具は、流し台等の
取付け枠に対して固着するための取付け片bが、
基板aの裏面上方に部分的に取付けただけのもの
であつたため、該取付け片bに対する基板aの固
定が充分に行なわれず、ガタ付き発生というよう
な事態が生ずる心配が伴うものであつた。また、
該取付け片bに対する基板aの固定を図るための
止め螺子cは、位置調節を必要とするリンクe,
fの基端位置、すなわち、起立腕d部分から離れ
た部分に必然設けられることとなるため、その調
節装置が著しくやりにくいものであつた。
本考案は上記のような問題点の解決化を図つた
ことを特徴とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、基板1の四周縁に内向き縁1aを一
体に設けることに依りその裏面全体に空所Pを形
成し、取付け部材に対して固着するための螺子挿
通孔2a,2aを上半部に穿設した固定板2を、
上記空所P内に左右方向に摺動自在にしてかつ上
下方向には内向き縁1aの衝接により摺動不能と
する如くしつくりと収装し、該固定板2の下半部
ほぼ中央には螺子孔刻設隆起部3を形成し、上記
基板1の下半部には該隆起部3を左右方向に摺動
自在に嵌入させるための長孔4を穿設し、更に、
第1リンク7及び第2リンク8の基端部を枢着す
るためのリンク枢支用体5を該基板1の下半部ほ
ぼ中央に一体的に固設すると共に、該枢支用体5
の側部には、上記長孔4の孔端と対応する部分に
一端開放の溝孔部5aを形成し、該溝孔部5aか
ら挿通する位置調節用螺子6を前記螺子孔刻設隆
起部3に対し緩締自在に螺着し、また、上記第1
リンク7及び第2リンク8の先端は、扉に対して
埋設的に固定するためのカツプ状取付け金具9に
対して夫々回転自在に枢着したことを特徴とする
蝶番金具に係るものである。
(作用) 前記の如き構成を具えた本考案の使用に際して
は、例えば、これを流し台の扉螺着用として利用
する場合、該流し台の上部枠部分に固定板2を固
着すると共に、カツプ状取付け金具9を同扉の内
面に対し埋設的に固着し、これに依り該扉を開閉
自在に螺着するものである。
尚、上記した固定板2の固着であるが、これは
位置調節用螺子6を緩めると共に、これを側方に
ずらせて溝孔部5aから離脱させれば、基板1の
長孔4から抜き取ることが出来、これに依り、基
板1と固定板2との連結が解消されることとな
る。従つて、固定板2の上記固着は、このような
分離状態で行なうことに依り、容易に達成され
る。
尚、図面に示す実施例にあつては、基板1に穿
設の横長孔1b,1bを設け、これから螺子締め
が出来るように成してあるが、これは蝶番金具の
取付け状態下に於て、該固定板2の取付け位置の
微調節が可能とするために穿設したものであり、
従つて、該横長孔1b,1bはこれを省略しても
良い。
処で、前述した如き蝶番金具の取付け後に於
て、取付け位置のずれに依り閉扉がぴつたりとい
かない場合は、位置調節用螺子6を緩めて、基板
1と固定板2との固定を緩めると共に、基板1を
固定板2に対し左右方向に適宜摺動させることに
より最適位置を探し、この状態において、位置調
節用螺子6を再び緊締すれば、扉に対する蝶番金
具の取付け位置が適正なものに修正されることと
なる。
尚、このような調節操作は、位置調節用螺子6
の頭部がリンク枢支用体5の上面部分、すなわ
ち、基板1の上方部分にせり出した状態で位置し
ているために、極めて容易に行なわれる。また、
該位置調節上のスライド操作は、固定板2に形成
の螺子孔刻設隆起部3が基板1の長孔4に嵌入し
ているために、該長孔4に案内されて極めてスム
ーズに行なわれることとなる。
(実施例) 本考案の構成を図面に示す実施例について詳細
に説明すれば次の通りである。
図において、1は基板であつて、その裏面側四
周縁には内向き縁1aを一体に形成することに依
り、下記する固定板2を収装するための空所Pを
形成してある。
2は上記基板1の空所P内に第2図乃至第6図
に於て左右方向に摺動自在としかつ上下方向には
内向き縁1aの衝接に基づき摺動不能とする如く
しつくりと収装した固定板であつて、その上半部
部分には、取付け部材(例えば流し台の枠部分)
に対し螺子止め固着するための螺子挿通孔2a,
2aが穿設されている。尚、このような固着に用
いる螺子として皿頭螺子(図示してない)を用い
ることに依り、その頭部が該螺子孔2a,2aの
表面から突出しないようにしておく、図示の実施
例にあつては、基板1に於ける該螺子挿通孔2
a,2aの対応部分に横長孔1b,1bを穿設し
てあるが、これは基板1の外面側から螺子占め操
作を行なうことが許容かされるようにしたためで
ある。
3は固定板2の下半部部分ほぼ中央に形成した
螺子孔刻設隆起部である。
4は上記螺子孔刻設隆起部3を第2図乃至第6
図に於て左右方向に摺動自在に嵌入させるための
長孔であつて、基板1の下半部ほぼ中央に穿設し
てある。
5は基板1の上記長孔4の孔端部分に対し焼き
ばめ等に基づき固着したリンク枢支用体であつ
て、その一側部には、上記長孔4の孔端と対応す
る一端開放の溝孔部5aが形成されており、該溝
孔部5aから挿通した位置調節用螺子6を上記長
孔4を経て螺子孔刻設隆起部3に螺合締着するこ
とに依り、固定板2に対する基板1の固着が図ら
れるように成つている。5bはリンク枢支用体5
の上部に一体的に突設した第1枢着用受け部、5
cは同下方に形成した第2枢着用受け部であつ
て、該第1枢着用受け部5bにはピン7aを介し
て第1リンク7の基端部が、また、該第2枢着用
受け部5cにはピン8aを介して第2リンク8の
基端部が、夫々回転自在に枢着してある。
9は流し台等の扉側に対して埋設的に固定する
ためのカツプ状取付け金具であつて、その内部側
方に形成した承け部9a,9bに対し、前述した
第1リンク7及び第2リンク8の先端部が夫々ピ
ン7b,8bを介して枢着されている。9cはカ
ツプ状取付け金具9のフランジ部に穿設した取付
け螺子挿通孔である。
(考案の効果) 本考案は、基板1の四周縁に内向き縁1aを一
体に設けることに依りその裏面全体に空所Pを形
成し、取付け部材に対して固着するための螺子挿
通孔2a,2aを上半部に穿設した固定板2を、
上記空所P内に左右方向に摺動自在にしてかつ上
下方向には内向き縁1aの衝接により摺動不能と
する如くしつくりと収装したから、基板1は固定
板2と合致した二枚合せ的構造を呈することとな
り、その堅牢性は著しく良化され、かつ四周縁に
形成された内向き縁1aの存在は、基板1自体が
反るような変形に対する強い抵抗を示すこととな
る。更に、固定板2の上下縁は基板1の内向き縁
1aに衝接してその上下方向の摺動阻止に保たれ
ているから、両板1,2に取付け上のガタ付きが
生ずることを絶無とする。
また、本考案は、固定板2の下半部ほぼ中央に
は螺子孔刻設隆起部3を形成し、上記基板1の下
半部には該隆起部3を左右方向に摺動自在に嵌入
させるための長孔4を穿設するように構成したか
ら、既述した如く蝶番金具取付け操作時に於ける
取付け位置修正のための基板1と固定板2とのス
ライド操作が、螺子孔刻設隆起部3と長孔4との
案内的係合に基づき極めてスムーズに成されるこ
ととなる。
更に本考案は、第1リンク7及び第2リンク8
の基端部を枢着するためのリンク枢支用体5を該
基板1の下半部ほぼ中央に一体的に固設すると共
に、該枢支用体5の側部には、上記長孔4の孔端
と対応する部分に一端開放の溝孔部5aを形成
し、該溝孔部5aから挿通する位置調節用螺子6
を前記螺子孔刻設隆起部3に対し緩締自在に螺着
するように構成したから、既述した如く位置調節
用螺子6の頭部がリンク枢支用体5の上面部分、
すなわち、基板1の上方部分にせり出した状態で
位置しているため、蝶番金具取付け位置修正に際
する該位置調節用螺子6の回動操作が著しく容易
に成されるばかりでなく、このような修正はリン
ク枢支用体5の所望位置固定を目的とするもので
あるが、その固定化を図るための位置調節用螺子
6が該リンク枢支用体5部分に直接的に位置させ
てあるから、操作時の螺子締め摩擦に依る位置ず
れを生ずることを良く防止することとなる。すな
わち、第9図に示す従来品の如く、止め螺子cが
起立腕dから著しく遠い部分にあると、上記理由
に基づき位置ずれが生じ易いが、本考案にあつて
はこのような問題発生を皆無とする。また、本考
案は第9図に示す従来品の如き基板aと一体成形
した起立腕dに代えて、基板1に固着する別体部
品であるリンク枢支用体5を用いているから、最
も力のかかる部分であるリンクの基端枢着用部分
に対する著しい強度的強化が図られることとな
り、かつ、該枢支用体5の固着は、通常焼きばめ
に依存するも、位置調節用螺子6もこれの固着用
螺子としても機能することとなるため、該部分の
強度は著しく向上化し、上記従来品に於て生じた
起立腕dが破損してしまうと云うような心配を絶
無とする。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであつて、第1
図は本考案の分解状態を示す説明用斜視図、第2
図は本考案の正面図、第3図は同上カツプ状取付
け金具9を省略して示す正面図、第4図は同上底
面図、第5図は同上カツプ状取付け金具9を省略
して示す底面図、第6図は第2図に於けるX−X
線断面図、第7図は同上Y−Y線断面図、第8図
は本考案の要部を示す斜視図、第9図は従来品の
分解状態を示す説明用斜視図である。 1……基板、1a……内向き縁、2……固定
板、2a……螺子挿通孔、3……螺子孔刻設隆起
部、4……長孔、5……リンク枢支用体、5a…
…溝孔部、6……位置調節用螺子、7……第1リ
ンク、8……第2リンク、9……カツプ状取付け
金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板1の四周縁に内向き縁1aを一体に設ける
    ことに依りその裏面全体に空所Pを形成し、取付
    け部材に対して固着するための螺子挿通孔2a,
    2aを上半部に穿設した固定板2を、上記空所P
    内に左右方向に摺動自在にしてかつ上下方向には
    内向き縁1aの衝接により摺動不能とする如くし
    つくりと収装し、該固定板2の下半部ほぼ中央に
    は螺子孔刻設隆起部3を形成し、上記基板1の下
    半部には該隆起部3を左右方向に摺動自在に嵌入
    させるための長孔4を穿設し、更に、第1リンク
    7及び第2リンク8の基端部を枢着するためのリ
    ンク枢支用体5を該基板1の下半部ほぼ中央に一
    体的に固設すると共に、該枢支用体5の側部に
    は、上記長孔4の孔端と対応する部分に一端開放
    の溝孔部5aを形成し、該溝孔部5aから挿通す
    る位置調節用螺子6を前記螺子孔刻設隆起部3に
    対し緩締自在に螺着し、また、上記第1リンク7
    及び第2リンク8の先端は、扉に対して埋設的に
    固定するためのカツプ状取付け金具9に対して
    夫々回転自在に枢着したことを特徴とする蝶番金
    具。
JP1169186U 1986-01-31 1986-01-31 Expired JPH0440377Y2 (ja)

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JPS62124169U JPS62124169U (ja) 1987-08-06
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