JP4553369B2 - 開口の開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、家具や建造物を含む構造体に設けた凹部の開口を開閉する開閉装置に関する。
構造体の一部に形成された凹部や溝、孔または切欠き(以下、これらを総称して「凹部」という)の中には、時によって使用したり、使用しなかったりする場合がある。使用しない時には、キャップ等の閉塞部材で凹部の開口を閉じておき、使用するときにこれを外す、という使い方をしている。
このような使い方をする閉塞部材においては、凹部の内面に係止部を設けるとともに、閉塞部材に係止爪を設けておき、これらを係合させることによって、閉塞部材を取り外し可能に取り付けたものが多く見られる(例えば、特許文献1参照)。このような構造にすると、凹部の開口を閉塞することが可能になり、内部に収容空間を形成できるとともに、外部から見た際の体裁も良くすることができる。
実開昭59−13018号公報 実開平7−3364号公報
しかし、特許文献1に記載される構造では、切欠部の開口を開いて、内部空間と外部とを連通した状態で使用したい場合には、閉塞部材(ダクトカバー)を取り外した状態で使用せざるを得ない。この場合、外した閉塞部材の保管場所を忘れたり、閉塞部材を紛失したりすることがある。
特許文献2に記載される構造では、閉塞部材(キャップ)を、開口の内側の下部に枢着しておき、不使用時に、閉塞部材が開口の内側の下方に垂れ下がるようにしてあるので、閉塞部材が、不使用時に紛失するおそれはないが、開口の内側に閉塞部材の収容スペースを設けることができない場合には、適用することができない。
本発明は、上述のような従来の課題を解決するためになされたものであって、用途に合わせて、閉塞部材の取付形態の変更が可能であり、特に、閉塞部材を取り付けたまま、凹部の開口を開放することができ、しかも、閉塞部材が紛失するおそれをなくすことができるとともに、閉塞部材の保管ための収容スペースを必要としないようにした開口の開閉装置を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)構造体に設けた凹部の開口を開閉する開閉装置において、前記開口を閉塞しうるとともに、前記凹部内に嵌合しうる閉塞片の両側部に、1対の側片を設けた閉塞部材を、前記閉塞片が凹部の開口を閉塞し、かつ両側片が凹部内に嵌合する閉塞態様と、前記閉塞片が凹部の奥部に位置し、かつ両側片が凹部の開口に向かって延出する開放態様との2態様で前記凹部に嵌合可能とし、かつ前記両側片の外側面と、前記閉塞部材を閉塞態様で凹部内に嵌合したときと、開放態様で凹部内に嵌合したときとの両方において、前記両側片の外側面と対向する凹部の内面とのいずれか一方に係合凸部を、同じく他方に、前記係合凸部に弾性係合する係合凹部を設ける。
(2)上記(1)項において、係合凸部または係合凹部を挟むようにして、各側片における遊端から基端に向けて1対のスリットを設けることにより、第1の弾性舌片を形成する。
(3)上記(2)項において、閉塞部材を開放態様で凹部に装着したとき、第1の弾性舌片の遊端が凹部の開口より前方に突出するようにする。
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、係合凸部または係合凹部を挟むようにして、閉塞片の側部から各側片の基端を経て側片の遊端に向かうコ字状のスリットを設けることにより、第2の弾性舌片を形成する。
(5)上記(4)項において、閉塞部材を閉塞態様で凹部に装着したとき、第2の弾性舌片の遊端が凹部の開口より前方に突出するようにする。
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、側片に設けた1個の係合凸部または係合凹部が、閉塞部材を閉塞態様で凹部内に嵌合したときと、開放態様で凹部内に嵌合したときとの両方において、凹部の内面に設けた同一の係合凹部または係合凸部と係合するようにする。
(7)上記(1)〜(6)項のいずれかにおいて、凹部が、構造体である机における机本体の後部に、ブラケットをもって、上下位置調節可能として、かつ上下の向きを反転させて取り付け可能として装着された幕板の上下いずれかの部分に設けられ、かつ幕板を上方の位置に取り付けたとき、上方に位置する凹部に、ブラケットの一部が嵌合するようにする。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(a)請求項1記載の発明によると、閉塞部材を、用途に合わせて、閉塞態様と開放態様との2態様から選択した態様で凹部に嵌合することができ、閉塞態様としたときは、凹部の開口を閉塞片により閉塞して、美麗な外観を呈することができるとともに、開放態様としたときは、閉塞部材を凹部内に取り付けたまま、凹部の開口を開放することができ、その開口に他の部材を嵌合したり、その他の目的に使用することができる。
したがって、開放態様としたときでも、閉塞部材が紛失するおそれはなく、しかも閉塞部材の保管ための特別な収容スペースを必要としない。
また、閉塞態様としたときも、開放態様としたときも、係合凸部と係合凹部とが弾性係合することにより、閉塞部材は凹部内の正規の位置に保持され、妄りに外れることはない。
さらに、閉塞部材の取付態様を変更したい場合は、閉塞部材を凹部から一旦外して、その向きを上下または左右に反転させて取り付け直すだけでよいので、使い勝手がよい。
(b)請求項2記載の発明によると、側片全体を弾性撓曲させるのではなく、その一部に形成した第1の弾性舌片を弾性撓曲させるだけで、係合凸部と係合凹部との解除操作を軽力で行うことができ、また側片に1対のスリットを設けるだけで、第1の弾性舌片を簡単に形成することができるので、容易に製造することができる。
(c)請求項3記載の発明によると、凹部の開口より前方に突出した第1の弾性舌片の遊端を内側に押動するだけで、第1の弾性舌片を弾性撓曲させて、開放態様で凹部に装着されている閉塞部材を、簡単に凹部から外すことができる。
(d)請求項4記載の発明によると、側片全体を弾性撓曲させるのではなく、その一部に形成した第2の弾性舌片を弾性撓曲させるだけで、係合凸部と係合凹部との解除操作を軽力で行うことができ、また閉塞片から側片にかけて、コ字状のスリットを設けるだけで、第2の弾性舌片を簡単に形成することができるので、容易に製造することができる。
(e)請求項5記載の発明によると、凹部の開口より前方に突出した第2の弾性舌片の遊端を内側に押動するだけで、第2の弾性舌片を弾性撓曲させて、閉塞態様で凹部に装着されている閉塞部材を、簡単に凹部から外すことができる。
(f)請求項6記載の発明によると、閉塞部材を閉塞態様で凹部内に嵌合したときも、開放態様で凹部内に嵌合したときも、同一の係合凸部が同一の係合凹部と係合するので、係合凸部および係合凹部の個数を少なくすることができ、容易に製造することができる。
(g)請求項7記載の発明によると、幕板を、凹部が上方に位置する向きとし、かつその凹部にブラケットの一部を嵌合するときは、凹部に、閉塞部材を開放態様で装着しておくことにより、閉塞部材の紛失のおそれをなくすことができ、また、凹部にブラケットを嵌合しないときは、閉塞部材を閉塞態様で凹部に装着しておくことにより、凹部の開口を体裁よく閉塞することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図13は、本発明の一実施形態を備えるパネル付机を示し、図1は、その背面側から見た外観斜視図、図2は、模式的に示す要部の分解斜視図、図3は、幕板とブラケットとを、互いに分離して、その一方を90°向きを変えて示す要部の分解斜視図、図4〜図13は、各部の詳細を示す図である。
図1〜図3に示すように、机(1)は、前後方向を向く左右1対の脚体(2)(2)に跨って天板(3)を取り付けた机本体(4)と、この机本体(4)の後端部に取り付けられたデスクトップパネル(5)および幕板(6)と、デスクトップパネル(5)および幕板(6)を、机本体(4)に対して着脱可能に支持する左右1対のブラケット(7)(7)を備えている。
デスクトップパネル(5)および幕板(6)は、必ずしも同時に使用されるとは限らず、必要に応じて、どちらか一方、または両方同時に取り付けて使用する場合もあり、さらには両方とも取り付けないで使用する場合もある。
また、ブラケット(7)(7)は、机本体(4)に対する幕板(6)の上端の位置を、図2に示す正立状態で、上下2段階に切り換えることができ、かつ幕板(6)を、上下反転して倒立状態で使用することにより、さらにもう1段階増やして、合計3段階に切換可能として、幕板(6)を取り付けることができるようになっている。
以下の説明では、図4に示すように、幕板(6)を正立とし、かつその上端面を天板(3)の下面と等高として使用する態様を「セッティングA態様」、図5に示すように、幕板(6)を正立とし、かつその上端面を、天板(3)の下面より若干下方に位置させて使用する態様を「セッティングB態様」、図6に示すように、幕板(6)を倒立させ、かつそのときの上端面を、天板(3)の上面と等高とした最上位で使用する態様を「セッティングC態様」と呼ぶことにする。
なお、このような机本体(4)に対するデスクトップパネル(5)および幕板(6)の取付構造に関しては、本願出願人は、特願2004−331019号として特許出願しており、本発明は、このような取付構造そのものを対象としてはいないので、簡単に説明することとする。
左右1対のブラケット(7)(7)は、天板(3)の後部下面に配設された左右方向を向く連結補強部材(8)の左右両側部に、後方に向けて、ボルト(9)(図4〜図6参照)をもって固着されている。
各ブラケット(7)は、後方を向く基部(7a)の後端部に垂下部(7b)を連設し、かつ基部(7a)の上面中間部に、机上に配設された電機機器類の配線(10)を受けるための配線受け溝(7c)を、またその後部に、上方を向くデスクトップパネル取付部(7d)を設けたものよりなっている。
各デスクトップパネル取付部(7d)の上端面には、受孔(11)が設けられており、この受孔(11)にデスクトップパネル(5)の下端両側部より下向きに突設されたピン(12)(12)を嵌合することにより、デスクトップパネル(5)は起立状態で支持される。
垂下部(7b)の後面には、上部に拡幅部(13a)を有する上下1対の係合孔(13)(13)が設けられており、この係合孔(13)(13)に、幕板(6)の前面に取付位置変更可能として装着された取付板(14)の前面より突設した平面視T字状をなす上下1対の係合片(15)(15)を、拡幅部(13a)(13a)から挿入して、下降させて係止させることにより、幕板(6)は、左右のブラケット(7)(7)に着脱自在に取り付けられている。
取付板(14)は、上下1対の取付ねじ(16)(16)をもって、幕板(6)に止着され、その取付ねじ(16)(16)を螺合するねじ孔(17a)(17a)(17b)(17b)(17c)(17c)を選択することによって、セッティング態様を、A〜Cとすることができるようになっている。
すなわち、取付ねじ(16)(16)をねじ孔(17a)(17a)に螺合することにより、セッティングA態様、ねじ孔(17b)(17b)に螺合することにより、セッティングB態様、ねじ孔(17c)(17c)に螺合することにより、セッティングC態様とすることができる。
幕板(6)の前面と正立時の上面との角部には、幕板(6)を、セッティングA態様としてブラケット(7)(7)に取り付ける際に、各ブラケット(7)と干渉する部分に、切欠き状の凹部(18)が設けられ、また幕板(6)の前面と正立時の下面との角部には、幕板(6)を、セッティングC態様としてブラケット(7)(7)に取り付ける際に、各ブラケット(7)と干渉する部分に、凹部(18)より上下方向の長さが長い切欠き状の凹部(19)が設けられている。
本発明は、この各凹部(18)(19)の開口部分を、使用時には開き、不使用時には閉塞するための開口の開閉装置(20)(21)に関するものである。
まず凹部(18)の開閉装置(20)について説明すると、図7〜図13に示すように、この開閉装置(20)は、凹部(18)の前面側の開口(18a)を閉塞しうるとともに、凹部(18)内に嵌合しうる平板状の前面閉塞片(22)と、この前面閉塞片(22)の両側部より後方を向く左右1対の側片(23)(23)と、前面閉塞片(22)の上端より後方に水平に延出し、かつ凹部(18)の上面側の開口(18b)を閉塞しうるとともに、凹部(18)内に嵌合しうる端面閉塞片(24)とを有する閉塞部材(25)を備えている。
この例では、端面閉塞片(24)の両側端と両側片(23)(23)の上端とは、互いに結合してあるが、切り離しておいてもよい。
閉塞部材(25)は、図8〜図10に示すように、前面閉塞片(22)が凹部(18)の前面の開口(18a)を閉塞し、端面閉塞片(24)が凹部(18)の上面の開口(18b)を閉塞し、かつ両側片(23)(23)が凹部(18)内に嵌合する閉塞態様と、図11〜図13に示すように、前面閉塞片(22)が凹部(18)の奥部、すなわち後部に位置し、端面閉塞片(24)が凹部(18)の底部に位置し、かつ両側片(23)(23)が凹部(18)の開口(18a)(18b)に向かって延出する開放態様との2態様で凹部(18)に嵌合可能である。
閉塞態様としたときは、閉塞部材(25)の前面閉塞片(22)で凹部(18)の前面の開口(18a)を閉塞し、かつ端面閉塞片(24)で凹部(18)の上面の開口(18b)を閉塞して、美麗な外観を呈することができ、また開放態様としたときは、凹部(18)の前面の開口(18a)と上面の開口(18b)とを、両側片(23)(23)の板厚分だけ狭めた状態で開放し、そこに各ブラケット(7)のデスクトップパネル取付部(7d)を嵌合させることにより、各ブラケット(7)と幕板(6)とが干渉しないようにすることができる。
閉塞態様と開放態様とは、閉塞部材(25)を左右方向を向く水平軸(図示略)を中心に180°回転させることにより、開単に変更することができる。
両側片(23)(23)の上下方向の中央で、かつ前後方向の中央の外側面には、長方形の係合凸部(26)(26)が外向き突設されている。
また、閉塞部材(25)を閉塞態様で凹部(18)内に嵌合したときと、開放態様で凹部(18)内に嵌合したときとの両方において、両側片(23)(23)の外側面と対向する凹部(18)の内側面(18c)(18c)には、係合凸部(26)(26)が弾性係合するようにした長方形の孔である係合凹部(27)(27)が設けられている。
この係合凸部(26)と係合凹部(27)とが互いに弾性係合することにより、閉塞部材(25)は、閉塞態様と開放態様とのいずれの場合においても、凹部(18)内の正規の位置に保持され、妄りに外れることはない。
なお、係合凸部(26)(26)を凹部(18)の内側面(18c)(18c)に設け、それに対向する閉塞部材(25)の両側片(23)(23)の外側面に、係合凹部(27)(27)を設けてもよい。
閉塞部材(25)の各側片(23)における上下方向の中央部には、その遊端から基端に向けて上下1対のスリット(28)(28)を、係合凸部(26)を挟むようにして設けることにより、第1の弾性舌片(29)が形成されている。
また、閉塞部材(25)における上下のスリット(28)(28)間において、前面閉塞片(22)の各側部から各側片(23)の基端を経て側片(22)の遊端に向かうコ字状のスリット(30)を設けることにより、第2の弾性舌片(31)が形成されている。
図9に示すように、閉塞部材(25)を閉塞態様で凹部(18)に装着したとき、第2の弾性舌片(31)の遊端が、凹部(18)の前面の開口(18a)よりわずかに前方に突出するようにしてあり、これによって、凹部(18)の前面の開口(18a)より前方に突出した第2の弾性舌片(31)の遊端を内側に押動するだけで、第2の弾性舌片(31)を弾性撓曲させて、係合凸部(26)を係合凹部(27)から外し、閉塞態様で凹部(18)に装着されている閉塞部材(25)を、簡単に凹部(18)から外すことができる。
また、図12に示すように、閉塞部材(25)を開放態様で凹部(18)に装着したとき、第1の弾性舌片(29)の遊端が、凹部(18)の前面の開口(18a)よりわずかに前方に突出するようにしてあり、これによって、凹部(18)の前面の開口(18a)より前方に突出した第1の弾性舌片(29)の遊端を内側に押動するだけで、第1の弾性舌片(29)を弾性撓曲させて、係合凸部(26)を係合凹部(27)から外し、開放態様で凹部(18)に装着されている閉塞部材(25)を、簡単に凹部(18)から外すことができる。
この実施形態においては、各側片(23)に設けた1個の係合凸部(26)が、閉塞部材を閉塞態様で凹部(18)内に嵌合したときと、開放態様で凹部(18)内に嵌合したときとの両方において、凹部(18)の内面に設けた同一の係合凹部(27)と係合するようにしてあるので、係合凸部(26)および係合凹部(27)の個数を少なくすることができ、容易に製造することができる。
しかし、閉塞態様としたときと、開放態様としたときとで、異なる係合凸部と係合凹部とが互いに係合するようにして実施することもある。
図14は、開閉装置(20)の別の使用態様を示す。この例では、開放態様の閉塞部材(25)を、垂直軸(図示略)を中心に180°回転させて、凹部(18)に装着し直すことにより、凹部(18)の前面の開口(18a)は前面閉塞片(22)により閉塞するが、凹部(18)の上面の開口(18b)は開放し、幕板(6)正立時の上面に、平面視方形の有底孔(32)が形成されるようにしてある。
したがって、この有底孔(32)を利用して、他物を収容したり、ポール状のものを立設したりすることができる。
図15は、凹部(19)の開口を開閉する開閉装置(21)を示す。
図15においては、幕板(6)は、上下反転して倒立させた状態で示してあり、幕板(6)の正立時の下面が上面となっている。
この開閉装置(21)は、凹部(19)の形状に合わせて、前面閉塞片(22)と両側片(23)とを上下方向に長く形成し、各側片(23)の上下部に、上述の閉塞部材(25)におけるのと同様の係合凸部(26)、スリット(28)(28)、およびそれによって形成される第1の弾性舌片(29)、コ字状のスリット(30)、およびそれによって形成される第2の弾性舌片(31)等を、それぞれ上下2箇所に設け、凹部(19)の前面の開口(19a)を前面閉塞片(22)によって、また図面上は上面とした幕板(6)の下面の開口(19b)は、端面閉塞片(24)によって、それぞれ閉塞し得るようにした閉塞部材(33)を備えている。
閉塞部材(33)を閉塞態様で凹部(19)内に嵌合したときと、開放態様で凹部(19)内に嵌合したときとの両方において、両側片(23)(23)の外側面と対向する凹部(19)の内側面(19c)(19c)には、係合凸部(26)(26)が弾性係合するようにした長方形の孔である上下1対の係合凹部(34)(34)が設けられている。
閉塞部材(33)のその他の構成、および閉塞部材(33)と凹部(19)との関係、並びに作用、効果は、各側片(23)における2個の係合凸部(26)(26)が、凹部(19)の内側面(19c)における2個の係合凹部(34)(34)に弾性係合する点を除いては、上述の開閉装置(20)における閉塞部材(25)、およびそれと凹部(18)との関係等と同一であるので、それらについての詳細な説明は省略する。
閉塞部材(33)のように、各側片(23)に2個の係合凸部(26)(26)を設け、それらを凹部(19)の内側面(19c)における2個の係合凹部(34)(34)に弾性係合させた方が、閉塞部材(25)のように、各側片(23)に1個の係合凸部(26)を設けたものより、閉塞部材(33)の支持が安定する。
以上から明らかなように、本発明の開閉装置(20)(21)によると、閉塞部材(25)(33)を、用途に合わせて、閉塞態様と開放態様との2態様から選択した態様で凹部(18)(19)に嵌合することができ、閉塞態様としたときは、凹部(18)(19)の開口(18a)(18b)(19a)(19b)を閉塞片(22)(24)により閉塞して、美麗な外観を呈することができるとともに、開放態様としたときは、閉塞部材(25)(33)を凹部(18)(19)内に取り付けたまま、凹部(18)(19)の開口(18a)(18b)(19a)(19b)を開放することができ、その開口(18a)(18b)(19a)(19b)に他の部材を嵌合したり、その他の目的に使用することができる。
したがって、開放態様としたときでも、閉塞部材(25)(33)が紛失するおそれはなく、しかも閉塞部材(25)(33)の保管ための特別な収容スペースを必要としない。
また、閉塞態様としたときも、開放態様としたときも、係合凸部(26)と係合凹部(27)とが弾性係合することにより、閉塞部材(25)(33)は凹部(18)(19)内の正規の位置に保持され、妄りに外れることはない。
さらに、閉塞部材(25)(33)の取付態様を変更したい場合は、閉塞部材(25)(33)を凹部(18)(19)から一旦外して、その向きを上下または左右に反転させて取り付け直すだけでよいので、使い勝手がよい。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲内で、上記各実施形態に種々の変形や変更を施すことが可能である。
例えば、凹部(18)(19)が、前面のみに開口し、他の面がすべて閉塞されている場合や、一方向に長い凹溝状のもので、その両端部を閉塞する必要がない場合等においては、端部閉塞片(24)を省略して実施することもできる。
前面閉塞片(22)の形状を、凹部(18)(19)が設けられている構造体の表面形状に合わせて、湾曲面としたり、凹部(18)(19)の形状に合わせて、円形やその他の形状等とすることもできる。
構造体の表面における凹部(18)(19)の開口縁に、第1の弾性舌片(29)や第2の弾性舌片(31)を操作するための凹みや切欠きを設け、閉塞態様における前面閉塞片(22)や開放態様における両側片(23)(23)の遊端面を、凹部(18)(19)が設けられている構造体の表面と整合させてもよい。
また、幕板(6)における上下の凹部(18)(19)およびそれに装着する閉塞部材(25)(33)のいずれか一方を省略して実施することもある。
本発明の一実施形態を備える机を背面側から見た外観斜視図である。 デスクトップパネルと幕板とブラケットとを模式的に示す分解斜視図である。 閉塞部材を取り外した幕板とブラケットとを、互いに分離して、その一方を90°向きを変えて示す要部の拡大分解斜視図である。 図1におけるIV−IV線に沿う拡大縦断側面図であり、セッティングA態様としたときの状態を示す。 セッティングB態様の状態としたときの図2と同様の部分の拡大縦断側面図である。 セッティングC態様の状態としたときの図2と同様の部分の拡大縦断側面図である。 閉塞態様としたときの閉塞部材と凹部との拡大分解斜視図である。 閉塞部材を幕板に閉塞態様で取り付けた状態を示す拡大斜視図である。 図8のIX−IX線に沿う横断平面図である。 図8のX−X線に沿う縦断側面図である。 開放態様としたときの閉塞部材と凹部との拡大斜視図である。 図11のXII−XII線に沿う横断平面図である。 図11のXIII−XIII線に沿う縦断側面図である。 開閉装置の別の使用態様を示す、図8と同様の部分の拡大斜視図である。 幕板の下部の凹部を開閉する開閉装置の分解斜視図である。
符号の説明
(1)机
(2)脚体
(3)天板
(4)机本体
(5)デスクトップパネル
(6)幕板
(7)ブラケット
(7a)基部
(7b)垂下部
(7c)配線受け溝
(7d)デスクトップパネル取付部
(8)連結補強部材
(9)ボルト
(10)配線
(11)受孔
(12)ピン
(13)係合孔
(13a)拡幅部
(14)取付板
(15)係合片
(16)取付ねじ
(17a)(17b)(17c)ねじ孔
(18)(19)凹部
(18a)(18b)(19a)(19b)開口
(18c)(19c)内側面
(20)(21)開閉装置
(22)前面閉塞片
(23)側片
(24)端面閉塞片
(25)閉塞部材
(26)係合凸部
(27)係合凹部
(28)スリット
(29)第1の弾性舌片
(30)スリット
(31)第2の弾性舌片
(32)有底孔
(33)閉塞部材
(34)係合凹部
(α)距離

Claims (7)

  1. 構造体に設けた凹部の開口を開閉する開閉装置であって、
    前記開口を閉塞しうるとともに、前記凹部内に嵌合しうる閉塞片の両側部に、1対の側片を設けた閉塞部材を、前記閉塞片が凹部の開口を閉塞し、かつ両側片が凹部内に嵌合する閉塞態様と、前記閉塞片が凹部の奥部に位置し、かつ両側片が凹部の開口に向かって延出する開放態様との2態様で前記凹部に嵌合可能とし、かつ前記両側片の外側面と、前記閉塞部材を閉塞態様で凹部内に嵌合したときと、開放態様で凹部内に嵌合したときとの両方において、前記両側片の外側面と対向する凹部の内面とのいずれか一方に係合凸部を、同じく他方に、前記係合凸部に弾性係合する係合凹部を設けたことを特徴とする開口の開閉装置。
  2. 係合凸部または係合凹部を挟むようにして、各側片における遊端から基端に向けて1対のスリットを設けることにより、第1の弾性舌片を形成したことを特徴とする請求項1記載の開口の開閉装置。
  3. 閉塞部材を開放態様で凹部に装着したとき、第1の弾性舌片の遊端が凹部の開口より前方に突出するようにしたことを特徴とする請求項2記載の開口の開閉装置。
  4. 係合凸部または係合凹部を挟むようにして、閉塞片の側部から各側片の基端を経て側片の遊端に向かうコ字状のスリットを設けることにより、第2の弾性舌片を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の開口の開閉装置。
  5. 閉塞部材を閉塞態様で凹部に装着したとき、第2の弾性舌片の遊端が凹部の開口より前方に突出するようにしたことを特徴とする請求項4記載の開口の開閉装置。
  6. 側片に設けた1個の係合凸部または係合凹部が、閉塞部材を閉塞態様で凹部内に嵌合したときと、開放態様で凹部内に嵌合したときとの両方において、凹部の内面に設けた同一の係合凹部または係合凸部と係合するようにした請求項1〜5のいずれかに記載の開口の開閉装置。
  7. 凹部が、構造体である机における机本体の後部に、ブラケットをもって、上下位置調節可能として、かつ上下の向きを反転させて取り付け可能として装着された幕板の上下いずれかの部分に設けられ、かつ幕板を上方の位置に取り付けたとき、上方に位置する凹部に、ブラケットの一部が嵌合するようにした請求項1〜6のいずれかに記載の開口の開閉装置。
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