JP5405411B2 - 筐体のパネル取付構造 - Google Patents

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この発明は、パネルを筐体に着脱自在に取付ける構造に関するものである。
例えば、図5に示すように、氷塊を自動的に製造する自動製氷機10は、一対のサイドパネル12,12およびバックパネル14からなる前方および上下に開口した筐体本体16と、該筐体本体16の下部開口を閉塞するボトムパネル18および筐体本体16の上部開口を閉塞するトップパネル(図示せず)とから、前方に開口する筐体20を構成している。前記筐体20は、図示しない仕切板により内部の空間が上下に分割され、筐体20の内部上方には所要量の氷塊が貯留される貯氷室22が画成される。前記筐体20の貯氷室22と対応する前方開口部位は氷塊の取出口24とされ、この取出口24は、筐体20に配設した開閉扉26により開閉自在に閉成される。
また、筐体20の下部空間は、冷凍装置28等が配設される機械室30とされ、この機械室30に対応する筐体20の前方開口は、該冷凍装置28等をメンテナンスする便宜のための開口部32とされる。そして、前記開口部32は、筐体20に対して着脱自在に取付けられるフロントパネル34によって閉成される(特許文献1参照)。なお、前記ボトムパネル18は、各隅部から上方に延出する4つの取付片36を備え、該取付片36をサイドパネル12,12の前後の端面に当接させた状態でネジ止めすることで、ボトムパネル18がサイドパネル12に固定されている。
図5に示すように、フロントパネル34は、複数の通気孔38が開設された矩形パネル40と、該矩形パネル40の周縁部から後方に延出するパネル壁部42と、左右および上側のパネル壁部42の後端部から内側(対向するパネル壁部42側)へ向けて折曲げられた折曲部44とからなり、全体として後方に開放する箱状を呈している。左右の折曲部44,44には、前後方向および内側(対向する折曲部44側)に開放する係止凹部46,46が夫々形成され、各係止凹部46の上縁部46aを、前記各サイドパネル12の前端面12aに斜め前側上方に突出するよう設けた係止片(係止部)48に引っ掛けることで、フロントパネル34が筐体本体16に着脱自在に取付けられる。
特開2008−145075号公報
ところで、図5に示す如く、係止凹部46に係止片48を引っ掛けてフロントパネル34を筐体本体16に取付ける構成では、例えば、使用者がフロントパネル34に不用意に触れた際に、その触れた角度によってはフロントパネル34が筐体20から脱落してしまう難点がある。この場合は、使用者はフロントパネル34を筐体本体16に設置し直す必要に迫られ、使用者の負担となっていた。また、フロントパネル34が筐体本体16から脱落したことに使用者が気付かず、開口部32が開放されたままになると、機内に害虫等が侵入して不衛生となったり、製氷機の運転に不具合が生じる虞もある。
そこで、本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、パネルを筐体本体に確実に取付けて、該パネルを筐体本体から脱落し難くし得る筐体のパネル取付構造を提供することを目的とする。
前述した課題を解決し、所期の目的を好適に達成するため、本願の請求項1に係る発明の筐体のパネル取付構造は、外方に開放する開口部が形成された筐体本体の下部にボトムパネルが配設され、前記ボトムパネルは、前記筐体本体における開口部が画成された開口面部の外側に延出させた一対の取付片を固定ネジを介して該開口面部にネジ止めすることで該筐体本体に固定され、前記開口部を閉塞するパネルが、該開口部を側方から挟むよう前記開口面部に設けた一対の係止部に引っ掛けられて筐体本体に着脱自在に配設された筐体において、前記筐体本体に、前記係止部より下方において前記開口部の両側方に位置し、前記パネルを支持する一対の取付手段が設けられ、前記取付手段は、前記固定ネジを介して前記筐体本体に固定される設置片と、前記パネルを支持する支持部とを備えていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、係止部に加えて、取付手段によりパネルを支持する構成としたので、パネルを4箇所でしっかりと支持して該パネルを筐体本体から脱落し難くし得る。また、取付手段の設置片は、固定ネジを利用して筐体本体に固定されるので、設置片を固定するための固定部材を別途必要とせず、部品点数を抑制して製品コストを抑え得る。更に、既存の固定ネジを利用することで、従来のパネル取付構造を大幅に設計変更することなく取付手段を筐体本体に設置することができる。
請求項2に係る筐体のパネル取付構造では、前記支持部は、前記筐体本体の開口面部から離間するよう前記設置片に設けられて、前記パネルにネジ止めされる取付面部で構成される。
請求項2の発明によれば、パネルは、取付面部にネジ止めされるので、パネルを筐体本体に確実に固定でき、該パネルを筐体本体から脱落し難くし得る。
請求項3に係る筐体のパネル取付構造では、前記支持部は、前記パネルに設けた被係止部を引っ掛けて支持する第2の係止部で構成される。
請求項3の発明によれば、パネルを係止部および第2の係止部に引っ掛けるだけで、容易に筐体本体に取付けることができ、パネルの筐体本体への着脱作業を効率的にし得る。
請求項4に係る筐体のパネル取付構造では、前記取付手段は、前記パネルにおける両取付手段が並ぶ方向に対向する側部に当接して該パネルの両取付手段が並ぶ方向への移動を規制する規制片を備えている。
請求項4の発明によれば、規制片がパネルの両取付手段が並ぶ方向への移動を規制するので、パネルの位置がズレるのを防止することができる。また、パネルを筐体本体に取付ける際に、両規制片でパネルを案内することができ、パネルの取付作業を効率的かつ正確に行ない得る。
本発明に係る筐体のパネル取付構造によれば、パネルを筐体本体から脱落し難くし得る。
実施例1に係る筐体のパネル取付構造が実施された自動製氷機の要部を示す分解斜視図である。 実施例1に係る筐体のパネル取付構造を示す拡大縦断面図である。 実施例2に係る筐体のパネル取付構造が実施された自動製氷機の要部を示す分解斜視図である。 実施例2に係る筐体のパネル取付構造を示す拡大縦断面図である。 従来例に係る筐体のパネル取付構造が実施された自動製氷機を示す分解斜視図である。
次に、本発明に係る筐体のパネル取付構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、実施例では、本発明のパネル取付構造を自動製氷機に適用した場合で説明する。また、以下の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」とは、自動製氷機を図1の状態で見て開閉扉が取付けられた側を「前」とした場合を基準とする。なお、従来例と同一の部材については、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図1は、実施例1に係る筐体のパネル取付構造が実施された自動製氷機50を示す分解斜視図である。実施例に係る自動製氷機50は、従来例で説明した自動製氷機10と基本的に同様な構成であって、一対のサイドパネル12,12およびバックパネル(図示せず)から上下および前方(外方)に開放する筐体本体16を備えている。筐体本体16の上部開口は、図示しないトップパネルにより閉塞されると共に、筐体本体16の下部開口は、ボトムパネル18により閉塞され、全体で前方に開口する筐体20を構成している。
前記筐体20の内部上方には、所要量の氷塊が貯留される貯氷室22が画成される。また、筐体20の前方開口における貯氷室22と対応する部位は氷塊の取出口24とされ、この取出口24は、筐体20に配設した開閉扉26により開閉自在に閉成される。また、筐体20の内部下方には、冷凍装置28等が配設される機械室30が画成され、この機械室30に対応する筐体20の前方開口は、該冷凍装置28等のメンテナンス用の開口部32とされる。すなわち、前記開口部32は、両サイドパネル12,12、ボトムパネル18および開閉扉26の下縁部により画成されており、開口部32を規定する両サイドパネル12,12の前端面12a,12aが筐体本体16の開口面部を構成している。
前記ボトムパネル18は、矩形薄板状の金属板から構成され、その四隅にボトムパネル18を筐体本体16に取付けるための取付片36が上方に突出して設けられている。前側の取付片36,36は、対応するサイドパネル12の前端面12aの前方を該前端面12aから僅かに離間して延在している(図2参照)。一方、後側の取付片36(図1では、右側の取付片36のみ図示)は、対応するサイドパネル12の後端面に当接している。各取付片36には、後述する固定ネジ70が挿通される通孔36aが前後方向に開設されている。また、図2に示すように、各サイドパネル12の前端面12aには、前記取付片36の通孔36aに対応するネジ孔12bが前方に開放して形成されている。各サイドパネル12の前端面12aには、前記ボトムパネル18から所定間隔上方に位置して、開口部32を閉成するフロントパネル(パネル)54を取付けるための係止部材56が設けられている。この係止部材56は、矩形状の取付板部58と、該取付板部58の上縁部から斜め前側上方へ延出する係止片(係止部)48とから構成されており、取付板部58に螺挿したネジ58aにより係止部材56がサイドパネル12にネジ止めされている。両係止部材56,56は、前記開口部32を左右方向(側方)から挟むようサイドパネル12の前端面12aに同じ高さで設けられている。
前記サイドパネル12の前端面12aにおける下端部には、前記係止部材56の下方において前記開口部32の両側方に位置するよう取付ブラケット(取付手段)60が設けられている。この取付ブラケット60は、矩形板状の設置片62と、該設置片62の上縁部から前方に延出する延出部64と、該延出部64の前端縁から下方に延出する取付面部(支持部)66とから構成されている。前記設置片62には、前後方向に開放する逃げ溝部68が内側の側縁部(右側の取付ブラケット60では、左側縁部、左側の取付ブラケット60では、右側縁部)から水平方向に凹設されている。前記取付面部66は、矩形状の板部材であって、サイドパネル12の前端面12aから離間するよう前記設置片62に設けられている。また、取付面部66には、前後方向に開放するネジ孔66aが開設されている。
各取付ブラケット60は、前側の前記取付片36および固定ネジ70を介してサイドパネル12に固定されている。すなわち、取付片36およびサイドパネル12の前端面12aの間に設置片62を臨ませ、取付片36の通孔36aおよび設置片62の逃げ溝部68を介してサイドパネル12のネジ孔12bに固定ネジ70を螺挿することで、設置片62が取付片36の後面およびサイドパネル12の前端面12aで挟持され、取付ブラケット60がサイドパネル12に取付けられる(図2参照)。
前記フロントパネル54は、複数の通気孔38が開設された矩形パネル40と、該矩形パネル40の周縁部から後方に延出するパネル壁部(側部)42と、左右および上側のパネル壁部42の後端部から内側(対向するパネル壁部42側)へ向けて折曲げられた折曲部44とから後方に開放する箱状に形成されている。左右の折曲部44,44には、前後方向および内側に開放して、対応する係止部材56の係止片48に係止する係止凹部46が夫々凹設されている。また、左右の折曲部44,44の下端は、下側のパネル壁部42から所定間隔離間している。前記矩形パネル40には、前記取付面部66のネジ孔66aに対応する通孔40aが前後方向に開放して形成されている。
ここで、前記パネル壁部42の後方への突出量は、取付ブラケット60の延出部64の前方への延出量と略一致している。従って、フロントパネル54の係止凹部46の上縁部46aに係止部材56の係止片48を係止させて、左右の折曲部44,44の後面を対応のサイドパネル12の前端面12aに当接させた際に、図2に示す如く、前記取付ブラケット60の取付面部66の前面が矩形パネル40の後面に当接するよう構成されている。そして、矩形パネル40の通孔40aを介して締結ネジ72を取付面部66のネジ孔66aに螺挿することで、フロントパネル54が取付ブラケット60を介して筐体本体16に着脱自在に取付けられる。ここで、前記締結ネジ72は、軸部72aに対して大径な皿状の頭部72bを備えた所謂化粧ネジであって、該締結ネジ72は、ドライバー等の工具を必要とせず、使用者が直接手で締結・解除し得るようになっている。
(実施例1の作用)
次に、実施例1の筐体のパネル取付構造の作用について説明する。先ず始めに、取付ブラケット60を筐体本体16に取付ける際には、前側の取付片36およびサイドパネル12の前端面12aの間に設置片62を臨ませた状態で、取付片36の通孔36aおよび設置片62の逃げ溝部68を介してサイドパネル12のネジ孔12bに固定ネジ70を螺挿する。すると、設置片62が取付片36の後面およびサイドパネル12の前端面12aで挟持されて、取付ブラケット60が筐体本体16に取付けられる。すなわち、取付片36と共に設置片62を固定ネジ70で共締めすることで、取付ブラケット60を筐体本体16に取付けることができ、取付ブラケット60を取付けるための部材を別途必要とせず、製品コストを抑制し得る。しかも、設置片62は、取付片36およびサイドパネル12の前端面12aで挟持されるので、該設置片62が筐体本体16に安定的に固定され、取付ブラケット60を正確に設置することが可能となる。
次に、フロントパネル54を筐体本体16に取付ける際には、フロントパネル54の係止凹部46の上縁部46aに係止部材56の係止片48を係止させ、フロントパネル54を両係止部材56,56に引っ掛ける。すると、図2に示すように、フロントパネル54の折曲部44がサイドパネル12の前端面12aに当接すると共に、矩形パネル40の後面に取付ブラケット60の取付面部66の前面が当接する。そして、取付面部66のネジ孔66aに整合した矩形パネル40の通孔40aを介して該ネジ孔66aに締結ネジ72を螺挿することで、フロントパネル54が筐体本体16にネジ止めされる。このとき、使用者は、締結ネジ72を直接手で締結し得るので、フロントパネル54の筐体本体16への取付作業は容易に行ない得る。
このように、実施例1に係る筐体のパネル取付構造によれば、左右の係止部材56,56および左右の取付ブラケット60,60の計4箇所でフロントパネル54を支持するので、従来の取付構造に較べて、フロントパネル54を筐体本体16にしっかりと取付けることができる。従って、フロントパネル54が筐体本体16から脱落し難くなって、使用者の負担を軽減し得る。しかも、フロントパネル54は、取付ブラケット60の取付面部66にネジ止めされるので、フロントパネル54が筐体本体16に確実に固定されて、該フロントパネル54が筐体本体16から脱落することはない。
ここで、実施例1における取付ブラケット60は、既存の自動製氷機10の取付片36を利用して筐体本体16に取付けることも可能である。この場合、先ず始めに、固定ネジ70を若干緩めて、取付片36およびサイドパネル12の前端面12aの間に隙間を形成する。そして、この隙間に前記取付ブラケット60の設置片62を挿入し、該設置片62の逃げ溝部68に固定ネジ70を臨ませたもとで、固定ネジ70を再び締め直す。これにより、設置片62が取付片36およびサイドパネル12の前端面12aに挟持されて、取付ブラケット60が筐体本体16に取付けられる。このように、ボトムパネル18をサイドパネル12に固定する既存の取付片36および固定ネジ70を利用して取付ブラケット60を筐体本体16に取付け得るので、従来の自動製氷機10を大幅に設計変更する必要がなく、製品コストが嵩むのを抑制し得る。
なお、フロントパネル54を筐体本体16から取外す際には、上記と逆の手順により行なわれる。すなわち、フロントパネル54の締結ネジ72を取外して、フロントパネル54を取付ブラケット60から分離させる。次に、フロントパネル54を上方へ持ち上げ、係止部材56の係止片48からフロントパネル54の係止凹部46を離脱させることで、フロントパネル54を筐体本体16から取外すことができる。
次に、実施例2に係る筐体のパネル取付構造について、以下説明を行う。なお、実施例2では、実施例1と相違する箇所についてのみ説明を行い、実施例1と同一の部材については、同じ符号を付して説明を省略する。
図3は、実施例2に係る筐体のパネル取付構造が実施された自動製氷機80の要部を示す分解斜視図である。実施例2では、取付ブラケット(取付手段)82は、矩形板状の設置片62と、該設置片62の上縁部から前側斜め上方に延出するブラケット係止片(第2の係止部,支持部)84と、該設置片62の外側の縁部(右側の取付ブラケット82では、右側縁部、左側の取付ブラケット82では、左側縁部)から前方へ延出してフロントパネル(パネル)86のパネル壁部(両取付ブラケット82,82が並ぶ方向に対向する側部)42の内面に当接する規制片88とから構成される。前記規制片88は、矩形状の薄板部材であって、設置片62に対し略直交している。
前記取付ブラケット82は、実施例1と同様に、前側の取付片36および固定ネジ70を介してサイドパネル12に固定されている。すなわち、取付片36およびサイドパネル12の前端面12aの間に設置片62を臨ませ、図4に示すように、取付片36の通孔36aおよび設置片62の逃げ溝部68を介してサイドパネル12のネジ孔12bに固定ネジ70を螺挿して、設置片62が取付片36の後面およびサイドパネル12の前端面12aで挟持されることで、取付ブラケット82がサイドパネル12に取付けられる。取付ブラケット82がサイドパネル12に取付けられた状態では、前記規制片88がサイドパネル12の前端面12aから前方に延出して、左右の規制片88,88が対向するようになっている。両規制片88,88における外面間の離間距離は、フロントパネル86のパネル壁部42,42における内面間の離間距離と略一致するようになっている。
実施例2のフロントパネル86は、左右の折曲部44,44の下端部が被係止部44a,44aとされて、両被係止部44a,44aにブラケット係止片84,84が係止することで、フロントパネル86が取付ブラケット82,82に支持されるようになっている。すなわち、実施例2のフロントパネル86は、係止片48,48およびブラケット係止片84,84に引っ掛けられた状態で、筐体本体16に取付けられるようになっている。また、フロントパネル86を筐体本体16に取付ける際に、左右の規制片88,88の外面がフロントパネル86のパネル壁部42,42の内面に当接することで、フロントパネル86が案内されるようになっている。これにより、フロントパネル86の筐体本体16への取付作業をスムーズかつ確実に行なうことが可能となる。なお、実施例2では、締結ネジ72を用いずにフロントパネル86を取付け得るので、実施例1と異なり、矩形パネル40に締結ネジ72を挿通するための通孔40aは開設されていない。
フロントパネル86が筐体本体16に取付けられた状態では、左右の規制片88,88の外面がパネル壁部42,42の内面に当接するよう構成される(図4には、左側の取付ブラケット82の規制片88を図示)。すなわち、フロントパネル86は、左右の規制片88,88により左右方向(両取付ブラケット82,82が並ぶ方向)への移動が規制されるので、フロントパネル86を左右にズレることなく正確に筐体本体16に取付けることができる。また、取付けた後も、規制片88,88によりフロントパネル86の左右への移動が規制されるので、使用者がフロントパネル86に触れてしまったとしても、該フロントパネル86が筐体本体16から脱落し難くし得る。しかも、規制片88,88がフロントパネル86の内部に臨んで、該規制片88,88が外側から視認不能となるので、フロントパネル86の外観が損なわれることもない。
このように、実施例2に係る筐体のパネル取付構造によれば、実施例1と同様に、フロントパネル86を4箇所でしっかりと支持し得るので、フロントパネル86を筐体本体16から脱落し難くし得る。また、取付ブラケット82の設置片62は、ボトムパネル18の取付片36および固定ネジ70を利用して筐体本体16に固定されるので、設置片62を固定するための固定部材を別途必要とせず、部品点数を抑制して製品コストを抑え得る。更に、既存の取付片36および固定ネジ70を利用することで、大幅な設計変更を要することなく取付ブラケット82を筐体本体16に設置することができる。しかも、実施例2では、係止片48およびブラケット係止片84に引っ掛けるだけで簡単にフロントパネル86を筐体本体16に取付け得るので、フロントパネル86の着脱作業を効率的にし得る。また、実施例1の如く、締結ネジ72がフロントパネル86の前面に露出することがないので、フロントパネル86の意匠性を向上し得る。
なお、本発明に係る筐体のパネル取付構造としては、実施例1および2の構成に限定されず、以下の如き変更が可能である。
(1) 実施例1の取付ブラケットは、実施例2の規制片を備えていなかったが、実施例1の取付ブラケットに規制片を設けてもよい。また、実施例2では、規制片の外面がフロントパネルのパネル壁部の内面に当接する構成としたが、規制片の内面がパネル壁部の外面に当接するようにしてもよい。
(2) 実施例1および2では、安定性の観点から設置片を取付片およびサイドパネルの前端面で挟持した状態で固定ネジで筐体本体に固定する構成とした。しかしながら、取付手段を筐体本体に安定して固定し得るのであれば、必ずしも設置片を挟持する必要はなく、固定ネジのみで設置片を筐体本体に固定してもよい。例えば、設置片を取付片の前面に当接させた状態で固定ネジで設置片および取付片を共締めすることで、該設置片を筐体本体に固定する構成であってもよい。すなわち、設置片は、固定ネジを介して筐体本体に固定される構成であればよい。
(3) 係止部(係止片)や第2の係止部(ブラケット係止片)の構成は、実施例1および2に限定される訳でなく、パネルを引っ掛けて保持し得るものであれば、各種の構成を採用し得る。例えば、係止部および第2の係止部として凹部または孔部を採用し、パネルに設けた突起片が凹部または孔部に挿通係合することで、フロントパネルが引っ掛けられる構成としてもよい。
(4) 実施例1および2では、開口面部としてのサイドパネルの前端面に取付ブラケット(取付手段)を取付ける構成としたが、必ずしも、この構成に限定される訳ではない。例えば、4面が閉塞された箱体の一面に開口部が形成された構成を採用した場合には、開口部が形成された一面が開口面部とされて、当該開口面部に取付手段を取付ける構成としてもよい。
(5) 実施例1および2では、自動製氷機の筐体にフロントパネルを取付ける場合を例示したが、本発明に係るパネル取付構造を採用し得る筐体としては、自動製氷機に限定されず、冷蔵庫や保管庫等、各種の筐体に採用することが可能である。
(6) 実施例1および2では、自動製氷機の開閉扉を設けた側に開口部を設け、当該開口部を設けた側を便宜上「前方」とした。しかしながら、開口部を設ける箇所は、筐体の何れの面でもよく、例えば、開閉扉を設けた側とは反対側の面(実施例1および2のバックパネル)に開口部を設けてもよい。
12a 前端面(開口面部),16 筐体本体,18 ボトムパネル,32 開口部
36 取付片,42 パネル壁部(側部),44a 被係止部,48 係止片(係止部)
54 フロントパネル(パネル,実施例1),60 取付ブラケット(取付手段,実施例1)
62 設置片,66 取付面部(支持部),70 固定ネジ
82 取付ブラケット(取付手段,実施例2)
84 ブラケット係止片(第2の係止部,支持部)
86 フロントパネル(パネル,実施例2),88 規制片

Claims (4)

  1. 外方に開放する開口部(32)が形成された筐体本体(16)の下部にボトムパネル(18)が配設され、前記ボトムパネル(18)は、前記筐体本体(16)における開口部(32)が画成された開口面部(12a)の外側に延出する一対の取付片(36,36)を固定ネジ(70)を介して該開口面部(12a)にネジ止めすることで該筐体本体(16)に固定され、前記開口部(32)を閉塞するパネル(54,86)が、該開口部(32)を側方から挟むよう前記開口面部(12a)に設けた一対の係止部(48,48)に引っ掛けられて筐体本体(16)に着脱自在に配設された筐体において、
    前記筐体本体(16)に、前記係止部(48,48)より下方において前記開口部(32)の両側方に位置し、前記パネル(54,86)を支持する一対の取付手段(60,60/82,82)が設けられ、
    前記取付手段(60,60/82,82)は、前記固定ネジ(70)を介して前記筐体本体(16)に固定される設置片(62)と、前記パネル(54,86)を支持する支持部(66,84)とを備えている
    ことを特徴とする筐体のパネル取付構造。
  2. 前記支持部は、前記筐体本体(16)の開口面部(12a)から離間するよう前記設置片(62)に設けられて、前記パネル(54)にネジ止めされる取付面部(66)で構成される請求項1記載の筐体のパネル取付構造。
  3. 前記支持部は、前記パネル(86)に設けた被係止部(44a)を引っ掛けて支持する第2の係止部(84)で構成される請求項1記載の筐体のパネル取付構造。
  4. 前記取付手段(60,82)は、前記パネル(54,86)における両取付手段(60,82)が並ぶ方向に対向する側部(42)に当接して該パネル(54,86)の両取付手段(60,82)が並ぶ方向への移動を規制する規制片(88)を備えている請求項1〜3の何れか一項に記載の筐体のパネル取付構造。
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