JP4988189B2 - 机 - Google Patents

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Description

本願発明は机(テーブル)に関するものである。
一般に、机(テーブルといってもよい)は、天板とその支持部材(脚や袖キャビネット等)とを必須の構成要素としており、ユーザーの要望により、バックパネルや机上パネル等のパネル類がオプションとして取り付けられている。
バックパネルの取り付け態様として従来は、左右脚の背面にねじにて固定したり、左右脚の背面に形成された係合穴に、バックパネルの左右両端部に形成された係合爪を落とし込み係止したりするものが多かった(例えば特許文献1及び2等参照)。
特許第2734787号公報 特開平10−155553号公報
しかし、前記従来におけるバックパネルの取り付け構造では、そのサイズが大きくなるほど、左右脚とバックパネルとに形成されたねじ穴同士の位置合わせや、係合穴と係合爪との位置合わせが面倒であり、特に1人で連結作業を行う場合に手間がかかるという問題があった。また、前記後者の取り付け構造(係合穴と係合爪とによる連結構造)では、例えば机の使用者が誤ってバックパネルを蹴り上げたりして、バックパネルに下からの外力が加わると、係合爪が係合穴から抜け易い結果、バックパネルが不用意に外れ易いという問題もあった。さらに、バックパネルを使用しない場合は、左右脚の背面に形成された穴が露出することになるため、美感を損なうという問題もあった。
ところで、上述したように、机には天板の上面より上方に立ち上がる机上パネルを備えているものがある。かかる机上パネルは一般に天板より後方に配置されており、天板の左右後端部又はバックフレームに形成された支持穴に、机上パネルの左右両端部に下向き突設された挿入足を差し込むか、机上パネルの側端面と天板の側端面とに重なるL字状のブラケットを用いてねじにて固定しているものが多い。
本願発明は、上述の問題点を解消するために机上パネルに着目し、該机上パネルを有効利用して、バックパネルを机本体の後部に簡単且つ強固に取り付けできるようにすることを技術的課題とするものである。
この技術的課題を解決するため、請求項1の発明に係る机は、天板の下方に配置された支持本体の後部を前記天板の後方に張り出しており、前記支持本体の張り出し部上に、前記天板の上方に立ち上がる机上パネルを取り付け、前記支持本体の後面には、前記机上パネルの下方に位置するバックパネルを重ね配置している構成において、前記バックパネルの前後厚さ寸法は前記机上パネルの前後厚さ寸法よりも小さい寸法であると共に、前記机上パネルとバックパネルとの背面は同一面状になっており、このため前記机上パネルは前記支持本体の後ろにはみ出しており、かつ、前記バックパネルの上端部が前記机上パネルの下端を構成する巾木の下面に設けた凹溝に下方から嵌まっている。
請求項2の発明は、請求項1に記載した机において、前記支持本体は、前記天板を下方から支持する左右の支持部材と、前記左右支持部材の後面に重なり且つ前記天板の後方に張り出した背面部材とを備えており、前記背面部材に前記机上パネルが載っており、更に、前記背面部材の上面は前記机上パネルにおける巾木の凹溝と部分的に重なっており、前記バックパネルの上端部に、前記背面部材の上面に載る当接部を設けている。
請求項3の発明は、請求項2に記載した机において、前記背面部材の下端部と前記バックパネルの下端部とは、これら両下端部下方から被嵌する断面上向きコ字状の受け枠にて前後離反不能に連結されている。
請求項1の発明によると、バックパネルの上端部を机上パネルの凹溝を嵌め込むことで、ねじやボルトを用いることなく、前記バックパネルの上端部を取り付けできる。このため、取り付け作業が簡単に行え、また、取り外し作業も容易である。
また、支持本体の後面にバックパネル取り付け用の穴を設ける必要がないので、バックパネルを使用せずに支持本体の後面が人目に触れ得る状態になっても、体裁がよい。
請求項2の発明によると、バックパネルを背面部材の後面側に取り付けるには、バックパネルをその下部が背面部材から離れるようにやや斜めに傾斜させた状態で、バックパネルの上端部を巾の凹溝に下方から嵌め入れ、次いで、バックパネルを背面部材に重ねたらよい。かかるワンタッチ的な作業により、バックパネルを簡単に取り付けできるから、作業性が向上する。
また、巾の凹にバックパネルの上端部が嵌まっていることにより、バックパネルの上端部は後向き抜け不能に保持されるため、取り付け・取り外し作業の容易性を損なうことなく、バックパネルを後向き抜け不能に取り付けできる。
請求項3の発明によると、例えば机の使用者が誤って背面部材を蹴り上げてバックパネルに下からの外力が加わったりしても、バックパネルの下端部は背面部材から前後離反不能に保持されることになり、バックパネルの上端部が巾木の凹溝から脱落するおそれは著しく低減される。これにより、取り付け・取り外し作業の容易性を損なうことなく、前記バックパネルを安定的に保持できる。
以下に、本願発明を具体化した実施形態を図面(図1〜図8)に基づいて説明する。図1は単位机の外観斜視図、図2は単位机の背面図、図3は背面部材の分離斜視図、図4は背面部材と机上パネルとバックパネルとの配置関係を示す分離斜視図、図5は机上パネルの分離斜視図、図6は背面部材と机上パネルとの連結関係を示す分離断面図、図7は背面部材と机上パネルとの連結関係を示す断面図、図8は図1のVIII−VIII視側断面図である。
(1).全体の概要
図1〜図8に示す実施形態は、背中合わせに連結できる単位机1を単体又は左右に並設して多連式にて使用する場合、すなわち単位机1の後面(背面)が露出する片面使い仕様の場合の例である。
本実施形態の単位机1は、平面視長方形の天板2とその後方に配置された背面部材3とを備えており、天板2は左右に配置された脚4で支持され、背面部材3の左右端部は脚4の後面(背面)に重なって連結されている。背面部材3は天板2より後方に張り出した状態で配置されており、この背面部材3上に、天板2の上面より上方に立ち上がる机上パネル10が取り付けられている。机上パネル10の下方には、背面部材3に後方から重なるバックパネル11が配置されている。左右脚4及び背面部材3は特許請求の範囲に記載した支持本体に相当する。その中でも、左右脚4は天板2の支持部材に相当し、背面部材3は天板より後方に張り出した張り出し部に相当する。なお、天板2の支持部材は脚4に限らず、袖キャビネットでもよい。
背面部材3の上面と天板2の上面とは略同じ高さになっており(もちろん異なる高さでも構わない)、天板2と背面部材3との間には、上下に開口した配線用空間6が形成されている。換言すると、天板2の後面を脚4の後面より手前側(使用者側)にずらすことにより、天板2の後方(奥側)に上下開口の配線用空間6が開いている。
詳細は省略するが、背面部材3には、配線用空間6を覆う蓋カバー体7やコード類を収容するための配線用受け樋8を取り付けることが可能である。また、脚4はアジャスタ装置9にて高さ調節可能に支持されている。
(2).背面部材の詳細
次に、主として図2及び図3を参照しながら、背面部材の詳細について説明する。
背面部材3は、脚4に連結される縦長の左右サイドフレーム13と該左右サイドフレーム13の上端に連結された横長の上部水平フレーム14(以下、アッパーフレームという)と、左右サイドフレーム13に固定された幕板体16とを備えている。サイドフレーム13の上下両端には合成樹脂製のキャップ体17,18が装着されている。
サイドフレーム13とアッパーフレーム14とは共に、アルミニウム等の軽金属の押し出し成形又はロールダイス成形等により、全長にわたって同一の断面形状に形成されているが、角型鋼管や板金製品を用いることも可能である。
幕板体16は鋼板製であり、その四周に角形の折り返し部20,21を形成することにより剛性を高めている。これら折り返し部20,21は内向き片20a,21aを有している(図3参照)。左右の折り返し部21と上下の折り返し部20との前後巾寸法は同じになっており、且つ、折り返し部20,21の前後巾寸法はサイドフレーム13及びアッパーフレーム14の前後巾寸法より小さい寸法になっている。
幕板体16の前面には、当該幕板体16と重なって筒状を成す横長の補強材22が溶接にて固着されている。補強材22は上下複数段に配置してもよい。背面部材3の左右長さが短い場合(例えば900mm以下の場合)は、補強材22は必ずしも必要ない。
図3に示すように、サイドフレーム13は全体として中空角形になっており、幕板体16における左右の折り返し部21がきっちりと嵌り込む内向き縦溝28と、外側に向けて開口した外向き縦溝29とが形成されている。外向き縦溝29は前後一対の内向きリップ29aの存在で蟻溝になっており、さらに、サイドフレーム13の内部には、円筒の一部を縦に切除した形状のインナー縦溝30が一体形成されている。
サイドフレーム13のうち内向き縦溝28のある側面には、該内向き縦溝28を挟んで両側に縦長の突条31が形成されている(図3参照)。これら両突条31の前後並び間隔は、アッパーフレーム14の左右端部が両突条31の間に前後ずれ不能な状態で嵌る大きさに設定されている。
アッパーフレーム14も全体として中空略角形に形成されており、その上面は溝や突起がない平坦面になっている一方、前面(表面)には、上から順に、横向き第1溝23、横向き第2溝24及び横向き第3溝25が形成されている。後面(裏面)には横向き第3溝25のみが形成されている。また、アッパーフレーム14の下面には下向き溝26が形成されている。
これら各横向き溝23〜25は、蓋カバー体7や配線用受け樋8を係止固定するためのものであり、単位机1を背中合わせに配置する両面使い仕様の場合は、後面にも横向き第1溝23及び横向き第2溝24が形成されたアッパーフレーム14を用いればよい。
図3、図4及び図8に詳細に示すように、横向き第1溝23は下向き上段リップ23aの存在で蟻溝になっており、横向き第2溝24は上向き中段リップ24aの存在で蟻溝になっている。横向き第3溝25は下向き中段リップ25aと上向き下段リップ25bとの存在で蟻溝になっている。さらに、下向き溝26は、内向き下段リップ26aと内向き上段リップ26bとの存在で2段式の蟻溝になっている。内向き下段リップ26aには下向きに開口する横長の係止溝26cが形成されている。下向き溝26の上底は隔壁27にて区画されている。下向き溝26の下部には、幕板体16の上折り返し部20がきっちりと嵌るように設定されている。
アッパーフレーム14とサイドフレーム13とは、アッパーフレーム14の隔壁27とサイドフレーム13の内側面とに重なるL字形のジョイント金具32及びビス(図示せず)を用いて連結されている。サイドフレーム13の内向き縦溝28には、ジョイント金具32を差し込むための窓穴34が開いている。なお、組み立てに際しては、ジョイント金具32をサイドフレーム13にビスにて固定したのち、ジョイント金具32をアッパーフレーム14にビスにて固定する。いうまでもないが、サイドフレーム13とアッパーフレーム14との連結構造は他の態様(例えば溶接)も採用できる。
幕板体16における左右の折り返し部21は、上下複数本(図3では2本)のビス35にてサイドフレーム13の内向き縦溝28に固定されている。幕板体16は、その上端がアッパーフレーム14の下向き溝26に部分的に嵌った高位置(図8参照)と、アッパーフレーム14との間に配線用隙間が開いた低位置(図示せず)との2段階に高さ調節可能に構成されている。この場合は、左右の折り返し部21における上部のビス貫通穴36を上下長手の長穴にする一方、下部のビス貫通穴37を丸型にして上下に2個並べている(図3参照)。
サイドフレーム13の前面板には、該サイドフレーム13と脚4との連結手段の一環として、上下一対のダルマ穴39が形成されている。なお、前面板と後面板との両方にダルマ穴39を形成すれば、単位机1を背中合わせに配置する場合に背面部材3を共用することが可能になる。
また、脚4の後面には、連結手段の一環として、ダルマ穴39に嵌まり込む頭付きピン40が突設されている。本実施形態の頭付きピン40は脚4に左右2セットずつ設けられているが、これは、単位机1を左右に並設して多連式にする場合に、1つの脚4を左右の背面部材3で共用できるようにするためである。
サイドフレーム13の上端面に重なる上キャップ体17は、サイドフレーム13における上端内部に嵌る下向き凸状の挿入足17a(本実施形態では4つ)と、アッパーフレーム14の左右端内部に嵌る横向き凸状の嵌入片17bとを備えている。この嵌入片17bをアッパーフレーム14の左右端部内に嵌め込むことにより、挿入足17aひいては上キャップ体17がサイドフレーム13から上向き抜け不能(外れ不能)に保持される。
上キャップ体17の上面はサイドフレーム13の上端に装着した状態でアッパーフレーム14の上面と略同じ高さになっており(図2、図4、図6及び図7参照)、この上キャップ体17には、サイドフレーム13のインナー縦溝30に連通する角穴19が貫通形成されている。なお、机上パネル10を取り付けない場合は、上キャップ体17の角穴19は、着脱可能な合成樹脂製のホールキャップ(図示せず)を嵌め込んで塞ぐようになっている。
(3).机上パネルの詳細
次に、図3〜図8を参照しながら、机上パネルの詳細について説明する。
机上パネル10は、ハニカム材等の軽量芯材41の前後(表裏)両面に金属製の化粧板42を取り付けたサンドイッチ構造になっており、表裏化粧板42の四周には角形の折り返し部42aが形成されている。このため、表裏化粧板42において相対向する折り返し部42aの間は外向きに開口した溝になっている。机上パネル10の左右端面には、背面部材3のサイドフレーム13に連結される縦長のエッジフレーム43が装着されている。机上パネル10の上面は横長の笠木44で覆われており、下面は横長の巾木45で覆われている。すなわち、机上パネル10は、左右エッジフレーム43、笠木44及び巾木45にて外枠が構成されており、この外枠で囲われた内部に、化粧板42付きの芯材41が設けられている。
図5に示すように、エッジフレーム43は、アルミニウム等の軽金属の押し出し成形又はロールダイス成形等にて全長にわたり同一断面の中空形状に形成されており、外向きに開口した縦長の蟻溝46と、表裏化粧板42,42の間の側溝(側折り返し部42a間の溝)に嵌る嵌合部47とを備えている。嵌合部47内には、上下に延びる円弧溝48(本実施形態では2条)が形成されている。
単位机1を左右に並設して多連式に構成する場合は、隣接する机上パネル10のエッジフレーム43同士が突き合わさることになるが、相対向する蟻溝46に平断面略H字状の連結材(図示せず)を挿入することにより、隣接する机上パネル10同士をしっかりと連結できる。また、これら机上パネル10間からの光漏れもなくなる。
笠木44は、合成樹脂や軽金属の押し出し成形にて全長にわたり同一断面の中空形状に形成されており、前後(表裏)両側に開口する蟻溝49と、表裏化粧板42の上折り返し部42aが下方から嵌る2条の嵌合溝50とを備えている。笠木44の下面のうち両嵌合溝50の間には、前後一対の鉤状係止爪51aを有する上ブラケット片51が下方からのねじにて締結されており(図8参照)、これら両鉤状係合爪51aは、表裏化粧板42の相対向する上折り返し部42aにきっちり突っ張った状態で嵌り係合している。
笠木44における左右端部の上面には、左右外向きに開口した切り欠き溝52が形成されており、これら各切り欠き溝52に対応する底面部を貫通するねじ53(本実施形態では2本)がエッジフレーム43の円弧溝48に上方からねじ込まれている。従って、笠木44は、上ブラケット片51の嵌り係合とねじ53の締結とにより、机上パネル10の上端面に連結されている。笠木44のうち各切り欠き溝52に対応する底面部には、エッジフレーム43より長い長尺ボルト64(図6及び図7参照)を貫通させるボルト挿入穴54が形成されている。
左右の切り欠き溝52には、これを覆う笠木端キャップ55が上方から嵌め込まれている。笠木端キャップ55から下向きに突出する一対の足片55aは、エッジフレーム43の上端部のうち蟻溝46を挟んで両側の中空部分に嵌り込んでいる。
他方、巾木45も笠木44と同様に、合成樹脂や軽金属の押し出し成形にて全長にわたり同一断面の中空形状に形成されており、その前後両側には、下向きに開口した凹溝56が形成されている(図4,8参照)。巾木45の上面のうち凹溝56に対応する箇所には、机上パネル10における表裏化粧板42の下折り返し部42aを嵌め込むための嵌合溝57が形成されている。巾木45の上面のうち両嵌合溝57の間には、前後一対の鉤状係止爪58aを有する下ブラケット片58が上方からのねじにて締結されており(図8参照)、これら鉤状係合爪58aは、表裏化粧板42の相対向する下折り返し部42aにきっちり突っ張った状態で嵌り係合している。
図4,6に示すように、巾木45における左右端部の下面には、左右外向きに開口した切り欠き溝59が形成されており、切り欠き溝59に対応する上面部を貫通するねじ60がエッジフレーム43の円弧溝48に下方からねじ込まれている。従って、巾木45は、下ブラケット片58の嵌り係合とねじ60の締結とにより、机上パネル10の下端面に連結されている。巾木45のうち各切り欠き溝59に対応する上面部には、長尺ボルト64を貫通させるボルト挿入穴61が形成されている。
左右の切り欠き溝59には巾木端キャップ62が嵌め込まれており、該巾木端キャップ62は、前述したねじ60の一方にて巾木45に締結されている。巾木端キャップ62から上向きに突出する一対の足片62aは、エッジフレーム43の下端部のうち蟻溝46を挟んで両側の中空部分に嵌り込むように設定されている一方、巾木端キャップ62の下面側に形成された下向き突起62bは、サイドフレーム13の上端に装着された上キャップ体17の角穴19にきっちりと嵌るように設定されている。このため、机上パネル10を背面部材3に取り付けるに際して、机上パネル10側の下向き突起62bを背面部材3側の角穴19に嵌め込むことで簡単に位置決めでき、取り付け作業をスムーズに行える。
また、巾木端キャップ62にも、巾木45のボルト挿入穴61に対応する箇所に、下向き突起62bを貫通する同心状のボルト挿入穴63が形成されている。
机上パネル10の前後巾寸法(厚さ寸法)は、サイドフレーム13及びアッパーフレーム14の前後巾寸法より大きくなっており、バックパネル11を背面部材3の後面側に取り付けた状態では、机上パネル10の裏化粧板42とバックパネル11の背面とが上下に面一状に並ぶように設定されている(従って、机上パネル10は背面部材3の後ろにはみ出ており、かつ、バックパネル11の厚さ寸法は机上パネル10の厚さ寸法より小さい。)。
机上パネル10を背面部材3に取り付けるには、笠木44における左右端部の上面側から、同心状に並ぶボルト挿入穴54,61,63及びエッジフレーム43の内部を介して長尺ボルト64を差し込み、巾木45をアッパーフレーム14の上端面に載せた状態で、長尺ボルト64の先端部を、上キャップ体17の角穴19を介してサイドフレーム13のインナー縦溝30にねじ込むのである。
(4).バックパネル11の詳細及び連結構造
次に、図2、図4及び図8を参照しながら、バックパネル11の詳細、及び背面部材と机上パネル10とバックパネル11との連結構造について説明する。
バックパネル11は、その上方に位置する机上パネル10と組み合わせて間仕切りとして機能し得るものであり、ハニカム材等の芯材71の前後(表裏)両面に金属製のパネル板72を取り付けたサンドイッチ構造になっており、サイドフレーム13の後面板まで隠れる程度の左右巾寸法に設定されている。
裏パネル板72の上下長さは表パネル板72のそれより長くなっており、この裏パネル板72の上下両端部には、表パネル板72側(前側)に突出する横長角形の折り曲げ部73,73′が形成されている。裏パネル板72の上折り曲げ部73は、机上パネル10と背面部材3との間に嵌め込む(差し込む)ためのものであり、本実施形態では巾木45の後ろ凹溝56に下方からきっちりと嵌る大きさに設定されている。上折り曲げ部73の先端(下端)はアッパーフレーム14の上端縁に載る当接部73aとなっている。
本実施形態では、上折り曲げ部73を後ろ凹溝56に下方から嵌合させて、当接部73aがアッパーフレーム14の上端縁に載った状態で、上折り曲げ部73が巾木45とアッパーフレーム14とで上下から挟み付けられることになり、このため、バックパネル11は背面部材3に吊支されている。換言すると、上折り曲げ部73を巾木45とアッパーフレーム14とで上下から挟み固定することにより、バックパネル11が背面部材3に吊り掛けられる。バックパネル11の上折り曲げ部73は前向き突出部と呼んでもよい。
なお、上折り曲げ部73は裏パネル板72の上端部に部分的に(横方向に沿って適宜間隔で)設けたりしてもよい。少なくとも裏パネル板72の左右上端部に1つずつ(計2つ)あれば足りる。
バックパネル11を背面部材3の後面側に取り付けるには、バックパネル11をその下部が幕板体16から離れるようにやや斜めに傾斜させた状態で、上折り曲げ部73を巾木45の後凹溝56に下方から嵌め入れ、次いで、バックパネル11を上折り曲げ部73回りに前向き回動させて、上折り曲げ部73の当接部73aをアッパーフレーム147の上端縁に載せて引っ掛け、表パネル板72を背面部材3の幕板体16に後方から重ねればよい。かかるワンタッチ的な作業により、バックパネル11を背面部材3の後部に簡単に取り付けできる。バックパネル11を取り外す場合は逆の手順になる。
また、上折り曲げ部73は下方から凹溝56に嵌合しており、この状態で当接部73aがアッパーフレーム14の上端縁に引っ掛かっているから、バックパネル11は、その下部を幕板体16から離れるように斜めに傾斜させない限り、安定的に吊支され落下することはない。従って、取り付け・取り外し作業の容易性を損なうことなく、バックパネル11を後向き抜け不能に取り付けできるのである。
さらに、本実施形態では、バックパネル11を取り付けずに単位机1を使用する場合であっても、人目に触れ得るサイドフレーム13の後面板にバックパネル11取り付け用の穴がないので、体裁がよくて美感が向上する。
本実施形態のバックパネル11と背面部材3の幕板体16とは、横長で上向き開口コ字状の受け枠74を用いて連結されている。受け枠74は合成樹脂や軽金属の押し出し成形にて全長にわたり同一断面の中空形状に形成されており、バックパネル11の下折り曲げ部73′と幕板体16の下折り返し部20とに下方から着脱可能に被嵌されている。幕板体16側に位置する側板部の上端には、下折り返し部20を上向き抜け不能に保持する水平リップ74aが形成されている。
受け枠74の左右端部には、サイドフレーム13の下端に装着された下キャップ体18に重なる突出片74bが形成されており、左右の突出片74bを貫通する頭付きねじ75を、下キャップ体18を介してサイドフレーム13のインナー縦溝30に下方からねじ込むことにより、受け枠74が左右のサイドフレーム13に着脱可能に固定されている。
このため、例えば単位机1の使用者が誤って幕板体16を蹴り上げたりして、バックパネル11に下からの外力が加わったりしても、バックパネル11の下端部(下折り曲げ部73′)は、幕板体16から離反不能に保持されることになり、上折り曲げ部73が凹溝56から不用意に脱落するおそれは著しく低減される。これにより、取り付け・取り外し作業の容易性を損なうことなく、バックパネル11を安定的に保持できる(バックパネル11が不用意に外れることはなくなる)。
また、本実施形態の受け枠74は、バックパネル11の下端部と幕板体16の下端部とに下方から被嵌させたのち、その左右端部をサイドフレーム13にねじ止めするものであるから、ねじ止めに際しては、受け枠74とバックパネル11及び幕板体16とを左右方向(受け枠74の長手方向)に相対的にスライドさせて、ねじ穴の位置合わせをすることができる。また、受け枠74は基本的に嵌め込み式のものであり、ねじ止めも左右2箇所で済む。このため、受け枠74の取り付け作業もスムーズに行える。もちろん、受け枠74の取り外し作業も簡単である。
(5).その他
本願発明は前述の実施形態に限らず、様々な態様に具体化できる。例えばバックパネルの上端部に備えられた突出部は、前述のように折り曲げ形成したものに限らず、溶接等で固着したりねじ止めしたりしたものでもよい(取り付けの態様は問わない)。その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
単位机1の外観斜視図である。 単位机1の背面図である。 背面部材の分離斜視図である。 背面部材と机上パネルとバックパネルとの配置関係を示す分離斜視図である。 机上パネルの分離斜視図である。 背面部材と机上パネルとの連結関係を示す分離断面図である。 背面部材と机上パネルとの連結関係を示す断面図である。 図1のVIII−VIII視側断面図である。
1 机本体
2 天板
支持本体を構成する背面部材
支持本体を構成する
10 机上パネル
11 バックパネル
13 サイドフレーム
14 アッパーフレーム
16 幕板体
17 上キャップ体
18 下キャップ体
19 角穴
20 上下の折り返し部
21 左右の折り返し部
30 インナー縦溝
41 軽量芯材
42 化粧板
43 エッジフレーム
44 笠木
45 巾木
54,61,63 ボルト挿入穴
55 笠木端キャップ
56 凹溝
62 巾木端キャップ
64 長尺ボルト
71 芯材
72 パネル板
73 上折り曲げ部(バックパネルの上端部)
73a 当接部
73′ バックパネルの下折り曲げ部
74 受け枠
74a 水平リップ

Claims (3)

  1. 天板の下方に配置された支持本体の後部を前記天板の後方に張り出しており、前記支持本体の張り出し部上に、前記天板の上方に立ち上がる机上パネルを取り付け、前記支持本体の後面には、前記机上パネルの下方に位置するバックパネルを重ね配置している構成であって、
    前記バックパネルの前後厚さ寸法は前記机上パネルの前後厚さ寸法よりも小さい寸法であると共に、前記机上パネルとバックパネルとの背面は同一面状になっており、このため前記机上パネルは前記支持本体の後ろにはみ出しており、かつ、前記バックパネルの上端部が前記机上パネルの下端を構成する巾木の下面に設けた凹溝に下方から嵌まっている、
    机。
  2. 前記支持本体は、前記天板を下方から支持する左右の支持部材と、前記左右支持部材の後面に重なり且つ前記天板の後方に張り出した背面部材とを備えており、前記背面部材に前記机上パネルが載っており、
    更に、前記背面部材の上面は前記机上パネルにおける巾木の凹溝と部分的に重なっており、前記バックパネルの上端部に、前記背面部材の上面に載る当接部を設けている、
    請求項1に記載した机。
  3. 前記背面部材の下端部と前記バックパネルの下端部とは、これら両下端部に下方から被嵌する断面上向きコ字状の受け枠にて前後離反不能に連結されている、
    請求項2に記載した机。
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