JP6638156B2 - 天板付き什器 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明に係る天板付き什器は、床面上に設置される脚体、前記脚体に支持され、上面に作業面を有する第一天板、及び執務者側と前記執務者が対応する対応者側とを区画し、平板状に形成された幕板を有する下部ユニットと、前記下部ユニットに着脱可能に装着された上部ユニットと、ブラケットと、を備え、前記上部ユニットは、前記第一天板上に載置される被載置部と、前記被載置部に支持され、上面に作業面を有する第二天板と、前記第一天板の前記対応者側の端部に沿って配置されるとともに、前記第一天板よりも下方に延び、少なくとも前記幕板の上部まで延びる下部体と、を有し、前記第一天板と前記幕板との間には取付空間が形成され、前記ブラケットは、前記取付空間に配置されるとともに、一端部が前記第一天板の下面に固定され、他端部が前記上部ユニットを支持することを特徴とする。
また、上部ユニットの下部体は、第一天板の対応者側の端部に沿って配置されるとともに、第一天板よりも下方に延び、少なくとも幕板の上部まで延びている。よって、幕板が天板の対応者側の端部を覆うため、端部の露出を抑えて体裁を良好とすることができる。
また、天板と幕板との間に形成された取付空間に配置されたブラケットは、一端部が第一天板の下面に固定されている。よって、ブラケットが天板の下面に固定されている部分は、執務者側に配置されているため、当該固定されている部分が対応者側に露出することが抑制される。
図1は、本発明の一実施形態に係る天板付き什器を備えた什器システムを来客側から見た斜視図である。
図1に示すように、カウンターシステム1は、高さの異なる一対のカウンター、つまりローカウンター2及びローカウンター2よりも高さの高いハイカウンター3が隣接配置されている。
図2、図3に示すように、ローカウンター2は、床面F上に設置される下部ユニット4と、下部ユニット4に着脱可能に装着されるエプロンユニット(上部ユニット)100と、を備えている。
下部ユニット4は、幅方向に離間して配置された一対の側板(脚体)10と、側板10の前端部同士を連結する幕板ユニット(幕板)20Aと、側板10の上端部間に架設された天板(第一天板)60と、を備えている。
側板10は、床面F上に設置されている。側板10は、平板状に形成され、前後方向に沿って配置された側板本体11を有している。本実施形態では、側板10は鋼板等の板材を加工して形成されている。
図4に示すように、側板本体11の前端部には、ローカウターの幅方向の内側に向かって折曲された前壁部12が設けられている。また、前壁部12の端部には、後方に向かって折曲された取付壁部13が設けられている。取付壁部13には、後述する幕板ユニット20Aを取り付けるための板厚方向に貫通する取付孔13hが形成されている。
図5は、ローカウンター2において、エプロンユニット100を取り外した状態を来客側から見た正面図である。図6は、ローカウンター2の縦断面図(図5のC−C断面図)である。
図4から図6に示すように、幕板ユニット20Aは、鉛直面に沿って配置されている。幕板ユニット20Aは、側板10に固定される基板20と、基板20に対して着脱可能に設けられる化粧幕板30Aと、を有している。
天板60は、水平面に沿って配置された天板本体61と、天板本体61の上面及び端面に沿って設けられた天板化粧部62と、を有している。天板本体61の上面に設けられた天板化粧部62は、その上面が作業面とされている。本実施形態では、天板本体61は鋼板等の板材を加工して形成され、天板化粧部62はメラミン化粧板により形成されている。天板本体61は、側板10及び幕板ユニット20Aの基板20に螺子止め等により固定されている。天板60の前端部は、基板20よりも前方に突出して配置されている。
図7は、ローカウンター2のエプロンユニット100の分解斜視図である。図8は、ローカウンター2のエプロンユニット100部分の縦断面図(図1のA−A断面図)である。
図1、図2及び図7に示すように、エプロンユニット100は、執務者側空間部S11とは反対側の空間である来客側空間部S12に配置されている。エプロンユニット100は、床面F(図1参照)と離間して配置されている。
側板10及び天板60に固定された基板20に対して、化粧幕板30Aを幅方向の所定の位置に配置する。次に、基板20の第二下壁部28の下方に化粧幕板30Aの支持壁部52を引っかけるように、化粧幕板30Aを下方から持ち上げる。そして、化粧幕板30Aの支持壁部52の上部に基板20の第二下壁部28を載せて、基板20の第二下壁部28の先端部を化粧幕板30Aの後面に当接させ、化粧幕板30Aの上向き壁部53の前面に基板20の係合壁部27を当接される。これにより、化粧幕板30Aは、基板20に対して前後方向への移動が規制されている。
予め、エプロンユニット100を組み立てておく。エプロンユニット100の後パネル140の下端部の折曲壁部142に、ブラケット180の上部片182を載せておく。この状態で、下部ユニット4のみで構成された第一態様のカウンターに対して、エプロン本体101の後側を天板60に載置して、ブラケット180の挿入片181を幕板ユニット20Aと天板60との間に形成された取付空間Sに挿入するとともに、エプロン本体101に設けられた緩衝材129が化粧幕板30Aに当接する位置までエプロンユニット100を後方に押す。そして、螺子181sでブラケット180を天板60に固定する。これにより、下部ユニット4と、エプロンユニット100とを備えた第二態様のカウンターが完成する。一方、螺子181sを外せば、エプロンユニット100が取り外され、第一態様のカウンターとなる。
また、エプロンユニット100の前パネル部110及び側パネル部120の前側120fは、天板60の前端面に沿って配置されるとともに、天板60よりも下方に延び、少なくとも幕板ユニット20Aの上部まで延びている。よって、エプロンユニット100が天板60の前端面を覆うため、前端面の露出を抑えて体裁を良好とすることができる。
2…ローカウンター(天板付き什器)
3…ハイカウンター
4…下部ユニット
10…側板(脚体)
11…側板本体
20A…幕板ユニット(幕板)
20…基板
21…基板本体
21s…螺子
30A…化粧幕板
30…幕板体
31…幕板本体
40…取付部
50…下部板
51…下部板本体
60…天板(第一天板)
61…天板本体
62…天板化粧部
100…エプロンユニット(上部ユニット)
101…エプロン本体
110…前パネル部(下部体)
120…側パネル部
120b…側パネル部の後側(被載置部)
120f…側パネル部の前側(下部体)
129…緩衝材
130…内パネル(被載置部)
140…後パネル(被載置部)
150…エプロン用天板(第二天板)
160…連結フレーム
180…ブラケット
181…挿入片(一端部)
182…上部片(他端部)
183…連結片
S…取付空間
S1…凹部
S2…隙間
S11…執務者側空間部
S12…来客側空間部
Claims (3)
- 床面上に設置される脚体、前記脚体に支持され、上面に作業面を有する第一天板、及び執務者側と前記執務者が対応する対応者側とを区画し、平板状に形成された幕板を有する下部ユニットと、
前記下部ユニットに着脱可能に装着された上部ユニットと、
ブラケットと、を備え、
前記上部ユニットは、
前記第一天板上に載置される被載置部と、
前記被載置部に支持され、上面に作業面を有する第二天板と、
前記第一天板の前記対応者側の端部に沿って配置されるとともに、前記第一天板よりも下方に延び、少なくとも前記幕板の上部まで延びる下部体と、を有し、
前記第一天板と前記幕板との間には取付空間が形成され、
前記ブラケットは、前記取付空間に配置されるとともに、一端部が前記第一天板の下面に固定され、他端部が前記上部ユニットを支持することを特徴とする天板付き什器。 - 前記下部体は、前記床面から離間して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の天板付き什器。
- 前記下部体は、前記幕板に当接していることを特徴とする請求項1または2に記載の天板付き什器。
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