JP3939947B2 - 枠状家具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スケルトン(骨組み)型の枠状家具の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来から、物品載置台の裏面に展示用棚枠として骨組みだけの枠体の下部を連結して立設した、組み合わせ家具が知られている。
【0003】
このような展示用家具は、当該家具の裏面側を室内の壁面に接近させて配置することが多く、商品のディスプレイ効果のみを追求するものであった。
【0004】
ところで、最近の事務所(オフィス)では、室の中央などの広い空間内に複数の机を任意の向きに配置することが多くなっており、その場合に、前記机の背面側に書類やOA機器を載置するための自立型の家具の要望が多くなってきた。従来の書類入れとしてのキャビネット等の箱状の家具では、その背面側からの物品の出し入れが不可能であるし、その種の家具の背面の美観も悪いという問題があった。
【0005】
本願発明は、この現状を改善することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る枠状家具は、左右に適宜隔てて配置した複数本の縦フレームと、該隣接する縦フレーム間を上下に適宜隔てて連結した複数本の横フレームとからなり、前記縦フレーム及び横フレームのうち少なくとも横フレームには、係合手段の一つとして、その上下両面の各幅方向の中心に、前記左右に隣合った2本の縦フレームと上下に隣合った2本の横フレームとで囲われた枠空間に着脱自在可能に装着されるパネル装置と係合するための、センター係合溝を設け、前記パネル装置は、薄板パネルの左右両側端に、上下長手の端キャップ体が被嵌され、この両端キャップ体の下端に前記横フレームのセンター係合溝に嵌め入れられる突起を設けるとともに、前記両端キャップ体の上端に前記横フレームのセンター係合溝に弾性的に係止する係合爪を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
そして、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の枠状家具において、前記センター係合溝を、前記枠空間の表裏両面に装着された2つのパネル装置の前記突起同士と前記係合爪同士が、それぞれ係合できる大きさに形成したものである。
また、請求項3の発明に係る枠状家具は、左右に適宜隔てて配置した複数本の縦フレームと、該隣接する縦フレーム間を上下に適宜隔てて連結した複数本の横フレームとからなり、前記縦フレーム及び横フレームのうち少なくとも横フレームには、係合手段の一つとして、その前後両面に、上下に配置された2本の横フレームの間に装着されるスクリーンパネルと係合するために、上下中心線を挟んだ対称形状の蟻溝状のフロント係合溝が形成され、前記スクリーンパネルは、その上端に横長の上部鉤体と、その下端にコイルバネを介して連結されるハンドル付きの下部係止体とをそれぞれ備え、前記上部鉤体が上方に位置する横フレームの前記フロント係合溝に係合されるとともに、前記下部係止体は下方に位置する横フレームの前記フロント係合溝に、前記ハンドルによる回動で係脱可能に取り付けられることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施形態】
次に、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る枠状家具の前側に机を配置した使用状態を示す斜視図、図2は枠状家具の正面図、図3(a)は枠状家具の側面図、図3(b)は平面図、図4は縦フレームと横フレームとの連結部を示す図、図4は隣接する2つの枠状家具における縦フレーム同士の上部連結構造を示す分解斜視図、図6は、上下の横フレーム間に着脱自在に装着した状態のパネル装置の断面図、図7はパネル装置の裏面図、図8(a)〜図8(c)はパネル装置における端キャップ体の要部を示す図、図9(a)はスクリーンパネルの取付け状態を示す断面図、図10〜図11は脚体を示す図である。
【0009】
図1に示すように、枠状家具1は、脚体66により自立できるものであって、机2の背面側に配置されて、机2の前側から、枠状家具1の高さ方向の中途部に設けた棚板71上の物品に手が届くようになっており、必要に応じて枠状家具1の背面(裏側)にも棚板71を設けることができるものである。
【0010】
枠状家具1は、左右に配置した縦フレーム4と、左右の縦フレーム4の上端間、下端間、及び高さの中間箇所(複数箇所)をそれぞれ接続する横フレーム5とにより骨組みが構成されており、上下左右のフレームで囲われた枠空間6はそのままであっても良いし、後述するようにパネル装置10を着脱自在に装着することができる。なお、パネル装置10とは、枠空間に配置されるものを総称するものであり、素材や形状、厚さ、密度、透光性などの性状は問わない。従って、化粧鋼板、クロス張り鋼板、透明又は半透明の樹脂板(例えばアクリル板)やガラス板のような中厚板パネル、スクリーン状のものや紙状のもの、メッシュ状のもの、すだれ状のもの、或いはブラインドなども含まれる。
【0011】
次に、図4及び図5に基づいて、縦フレーム4の断面構造及び枠状家具1を左右に連結したい場合に隣接する2つの縦フレーム4、4同士の連結構造を説明する。各縦フレーム4は金属の押し出し加工品であり、従って、基本的に全長にわたって同一断面形状であり、部分的に加工を施している。各縦フレーム4は、前後両面7aと内面(枠空間6に面した面)7bとが円弧状曲面7cを介して連続しており、全体として断面略台形状で中空状に形成されている。そして、その外面7dには、アウター係合溝9が形成されている。アウター係合溝9は、その開口部に2条のリップ9a,9aを備えて蟻溝に形成されている。
【0012】
縦フレーム4の内面7bには、当該内面7bの幅方向の前後両端には、縦フレーム4の長さ方向に沿って、幅が小さく且つ高さが低い一対の突条11、11が形成されており、この一対の突条11、11を挟んで内面7bに各横フレーム5の端部がきっちり嵌まるようになっている。また、内面7bの幅方向の中央部に、断面略矩形状のインナー係合溝12が形成されており、このインナー係合溝12には、後述するようにパネル類10を着脱自在可能に装着する。しかして、インナー係合溝12は請求項における係合手段の一例である。
【0013】
図4に示すように、横フレーム5の前後幅寸法L2が縦フレーム4の前後幅寸法L1よりも小さいため、キャビネット本体1を縦フレーム4の前面7aにぴったり重ねた状態でも、横フレーム5とキャビネット本体1の背面との間にはコード類やケーブル類を挿通できる配線可能空間(隙間)L3が空くことになる。
【0014】
各横フレーム5は縦フレーム4にねじ14で締結されている(図4参照)。縦フレーム4のアウター係合溝9の底面には、ねじ14とドライバーとを挿入するための穴15が空いている。
【0015】
縦フレーム4の前後両面7aには縦長の蟻溝18が形成されており、この蟻溝18の底面には、後述する棚板71を支持するため等のブラケット72を係止するための係止孔19が縦フレーム4の長さ方向に一定間隔(適宜間隔)H1にて穿設されている(図5参照)。
【0016】
各縦フレーム4は同一断面形状であり、かつ、2本の縦フレーム4の前後逆向きにして重ねると互いに嵌合して前後ずれ不能に保持されるように、外面7dには断面凹凸状の縦溝20aと凸状20bとが形成されている。
【0017】
縦フレーム4の上面には合成樹脂製のキャップ21が着脱可能に装着される(図6参照)。
【0018】
次に、枠状家具1、1同士の連結構造について、図5に基づいて説明すると、背中合わせに隣接させた2本の縦フレーム4、4の下端の相互間は下部連結体23で連結され、上部の相互間は上部連結体24で連結されている。まず、下部の連結構造について説明する。
【0019】
下部連結体23は、一方の縦フレーム4のアウター係合溝9に下方からきっちり嵌入する第1挿入部23aと、他方の縦フレーム4のアウター係合溝9に下方からきっちり嵌入する第2挿入部23bとを備えている。
【0020】
本例では、第2挿入部23bの高さは低くなっており、かつ、第2挿入部23bには段部23cを形成している。また、他方の縦フレーム4におけるアウター係合溝9の下端部に開口部は、下部連結体23の段部23cに対応した切欠き部(図示せず)が設けられ、この下部連結体23と前記のアジャスタボルト22のための底板に連結支持されている。
【0021】
上部連結体24は、一方の縦フレーム4のアウター係合溝9に上方から嵌まる第1クランプ体25と、他方の縦フレーム4のアウター係合溝9に上方から嵌まる第2クランプ体26と、これらを締結するボルト(六角穴付きボルト)29とから成っている。
【0022】
両クランプ体25,26には、アウター係合溝9から横向きに抜けないようにひれ部25a,26aが形成されている。また、第2クランプ体26に設けた一対の凸部26b、26bが一方の縦フレーム4のアウター係合溝9にきっちり嵌まるようになっており、かつ、第2クランプ体26の凸部26b、26bの間に形成された凹所26cに、第1クランプ体25に設けた突起25bがきっちり嵌合している。
【0023】
更に、第2クランプ体26にはボルト挿入穴27が空いており、他方、第1クランプ体25の突起25bにはねじ穴28が空いている。
【0024】
このとき、第1クランプ体25の突起25bの上面を正面視で斜め下向きの傾斜面25cとなし、この傾斜面25cにねじ穴28を開口させる一方、第2クランプ体26における凹所26c内に、正面で前記第1クランプ体25の傾斜面に重なる平板状の傾斜板部26dを設け、この傾斜板部26dにボルト挿入穴27を設ける。
【0025】
他方の縦フレーム4におけるアウター係合溝9の底部は、前記第2クランプ体26が嵌まってボルト29の頭に干渉しないように若干の寸法だけ上向きに切り開き形成された切り開き部30が設けられている。
【0026】
両クランプ体25,26は、離反しないようにボルト29で仮止めしておく。そして、ユニット同士を連結するには、隣合った縦フレーム4を背中合わせで先に下部を下部連結体23及び底板で連結して後、両縦フレーム4のアウター係合溝9にそれぞれクランプ体25,26を挿入し、次いで、正面視で傾斜状の姿勢にした六角レンチをボルト29の頭に嵌め入れて、ボルト29をねじ込む。これにより、両縦フレーム4、4はその上部において強固に締結される。
【0027】
次に、図6及び図9に基づいて、横フレーム5の構造を説明する。横フレーム5の上下両面には、幅方向の中心に、断面コ字状のセンター係合溝31が設けられており、また、横フレーム5の四隅には円弧状に面取りされた面取り部32を有する。更に、横フレーム5の前後両面には、上下中心線を挟んだ対称形状の蟻溝状のフロント係合溝33が形成されている。これら各係合溝31,33は請求項に記載した係合手段の一例である。
【0028】
横フレーム5の内部には、その中心線に沿って延びる断面円弧状のねじ込み用溝34が形成されており、既述のとおり、このねじ込み用溝34にねじ込んだねじ14により、縦フレーム4と横フレーム5とが締結されている(図4参照)。上述の説明より明らかなように、各横フレーム5は同じ大きさ及び同じ断面形状であり、且つ、上下対称形及び左右対称形状になっている。従って、各横フレームに同じ素材を方向性のない状態で使用できる。
【0029】
次に、図6〜図9を参照して、パネル装置10の態様を説明する。図6〜図8は、任意の枠空間6に張設できるクロス張り金属板製や化粧鋼板製の薄板パネル36の例であって、その外面が横フレーム5と略同一面をなすように配置されるものである。薄板パネル36は、板厚が略0.3mm程度であってその上下両端縁を裏面側に屈曲(折り返し)させた屈曲縁部38、38が備えられており、薄板パネル36の左右両側端には、合成樹脂製の端キャップ体37、37を被嵌させる。その場合、各端キャップ体37は、縦フレーム4の内面7bに沿って延びる端板37aと、該端板37aから薄板パネル36の平板部36aの裏面に沿って延びて当該平板部36aの裏面を支持する支持板部37bと、該支持板部37bと平行な裏板部37cとからなり、支持板部37bと裏板部37cとは、適宜間隔にて、補強リブ39に連結されている。従って、端キャップ体37の少なくとも上下中途部では端板37aと支持板部37bと裏板部37cとにより筒状に成っている。前記端板37aの前端には、支持板部37bとの間に、薄板パネル36の平板部36aの厚さに相当する凹溝40が薄板パネル36の上下寸法に相当する長さにわたって形成されている。
【0030】
図8(a)に示すように、薄板パネル36の側端部を端キャップ体37aにて被嵌するように差し込むと、平板部36aの裏面は支持板部37bの表面側の差し込み方向に長い突条部41にて支持される一方、板パネル36の側端縁は、前記凹溝40に嵌まる。また、薄板パネル36の上下屈曲縁部38、38の一部は裏板部37cにて支持される(図8(c)参照)ので、左右両側の端キャップ体37、37は薄板パネル36と離れないように連結される。
【0031】
このように構成されたパネル装置10において、前記支持板部37bの上端から上方向に突出するバネ板43の先端に係合爪44を設ける一方、支持板部37bの下端から下向きに突出する突起42を設けることにより、パネル装置10をその左右両側の端キャップ体37、37の下端の突起42を枠空間6のうち下側の横フレーム5における上向き開放状のセンター係合溝31に嵌め入れた後、前記上端側の係合爪44を横フレーム5のセンター係合溝31に押し込むと、前記バネ板43の付勢力に抗して、係合爪44がセンター係合溝31に弾性的に係止できるのである。
【0032】
なお、前記枠空間6の表裏両面に前記パネル装置10、10を装着すれば(図6(a)参照)、枠状家具1の裏面側の美観が損なわれない。前記薄板パネル36に代えて穴空き金属板パネル(パンチングメタルパネル)を使用することもできる。
【0033】
図9(a)及び図9(b)では、パネル装置として、布状やメッシュ状,或いはシート状等のスクリーンパネル50を使用している。スクリーンパネル50は単層構造でも良いし、複層構造でも良い。
【0034】
スクリーンパネル50の上端には、上側の横フレーム5のフロント係合溝33に上方から引っ掛かり係合する横長の上部鉤体51が一体に取付けられており、スクリーンパネル50の下端には、横長の筒状の下部梁52を固着し、該下部梁52の中途部には、前記下部梁52に回動可能に被嵌する連結体53を、下部梁52の長手方向に沿って1乃至複数個設け、この各連結体53に連結したコイルバネ等の弾性体54の下端を、ハンドル55付きの下部係止体56に連結する。下部係止体56における略矩形状の係止部56aを下側の横フレーム5のフロント係合溝33に嵌め入れた後、ハンドル55を回して係止部56aを縦長の姿勢に変更すれば、フロント係合溝33から外れず、各下部係止体56と弾性体54の付勢力にて、スクリーンパネル50を緊張状態に張設できる。前記ハンドル55を回してフロント係合溝33から外すことを至極容易にできる。
広い面積のスクリーンパネル50を取付けることにより、映写用スクリーンパネルとして利用することも可能である。また、スクリーンパネル50に模様を浮き上がらせるなど、様々のデザインを施すことも可能である。
【0035】
枠状家具1を床面に独立して立設するための脚体構造66の第1実施形態は、図2、図3(a)、図10、図11及び図12に示すごとく、側面視略S字状の足体67と縦フレーム4の下部に連結した横フレーム5にネジ64を介して連結する連結片68aを備えた横梁68と、足体67の上部を縦フレーム4の係止孔19に連結する連結ブラケット69とからなり、この連結ブラケット69は丸パイプ状の足体67の裏面に中心角度略90度の範囲にわたって溶接されて補強されこの円弧状部分が縦フレーム4における円弧状曲面7cに沿う。その連結ブラケット69の一端には上下に複数の係止爪70が備えられ、この係止爪70を縦フレーム4の係止孔19に嵌め入れて係止するものである。他方、横梁68の後端に溶接固着された連結片68aは、図12に示すごとく、縦フレーム4の係止孔19に嵌め入れて係止するための係止爪65を備える一方、縦フレーム4における円弧状曲面7cに沿う湾曲部を介して横フレーム5の外面に沿う平板部にてねじ64止めするのである。
【0036】
図13(a)及び図13(b)は第2実施形態の脚体構造66′を示し、この脚体構造66′では、丸パイプ状の足体67′と、横梁78とからなり、足体67′の上部と縦フレーム4との連結ブラケット69の構成は、第1実施形態と同じであるが、足体67′に前端が溶接された横梁78は、その後端部78aが平面視で略L字状に屈曲されており、横フレーム5を前後から挟むようにした断面L字状の一対の固定金具79、79と横フレーム5との間に後端部78aを差し込み、ボルト83にて締めつけて固定するのである。図示の実施形態では脚体構造66′は枠状家具1の表裏に取付けられている。
【0037】
なお、図示したように、脚体構造66は左右両側の縦フレーム4、4の表裏両面に取付けられて枠状家具1が安定して自立できるものである。但し、複数の枠状家具1を、図示しないコーナ支柱や、係止孔19に係合させた連結ブラケット(図示せず)を介して平面視でL字状に連結するときには、前記脚体構造を必要としないことはいうまでもない。
【0038】
また、図14に示す連結ブラケット72の後端に設けた上下複数の係止爪73、73を両縦フレーム4、4の適宜高さ位置の係止孔19、19に係止し、前記枠状家具1における左右両側の縦フレーム4、4間に装架する棚板71を、左右両側のブラケット72、72に対して着脱自在に配置できるように構成したものである。
【0039】
図15(a)及び図15(b)は、前記枠状家具1、65に着脱自在に設けられる配線用受け樋74を示し、横端面上向き開放の横長の樋体75の両端に、取付けブラケット76、76を固定し、その後端に後向きに突出した上下複数の係止爪77を両縦フレーム4、4の適宜高さ位置の係止孔19に係止するものである。なお、樋体75はパンチングパネルを使用しても良い。
【0040】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は更に様々に具体化できる。例えば縦フレームや横フレームの断面形状は図示のものに限定はされず、様々の形状に変更できる。
【0041】
また、上部横フレームと下部横フレームとは縦フレーム4と同じ前後厚さとして、中間横フレーム5だけを縦フレーム4よりも薄い寸法としても良い。上記各構成の枠状家具1の前面に配置した机2のうち、机天板2aの背面側縁が左右両側の縦フレーム4、4の前面7aに当接するようにしたときには、横フレーム5の前面との間に前記したように空間(隙間)L3ができるから、机天板2aや棚板71上に載置したコンピュータ、液晶等の表示装置、プリンタやファクシミリ等のOA機器、電話機等の電気部品80、81に結線するコード類やケーブル類を簡単に挿通できることになる。
【0042】
本発明においては、枠状家具1の背面側にも棚板71を設けることより、この枠状家具を室内の途中や略中央に配置したとき、背面側を有効利用でき、且つ背面側の美観も損なわれないのである。
【0043】
【発明の効果】
以上に詳述したように、請求項1の発明に係る枠状家具は、左右に適宜隔てて配置した複数本の縦フレームと、該隣接する縦フレーム間を上下に適宜隔てて連結した複数本の横フレームとからなり、前記縦フレーム及び横フレームのうち少なくとも横フレームには、係合手段の一つとして、その上下両面の各幅方向の中心に、前記左右に隣合った2本の縦フレームと上下に隣合った2本の横フレームとで囲われた枠空間に着脱自在可能に装着されるパネル装置と係合するための、センター係合溝を設けている。そして、前記パネル装置は、薄板パネルの左右両側端に、上下長手の端キャップ体が被嵌されているので、薄板パネルの板厚さが薄くても、その両側端部が端キャップ体で保護され、且つ、被嵌された端キャップ体によりパネル装置の剛性もアップする。また、この両端キャップ体の下端に前記横フレームのセンター係合溝に嵌め入れられる突起を設けるとともに、前記両端キャップ体の上端に前記横フレームのセンター係合溝に弾性的に係止する係合爪を設けたものであるから、薄板パネルに端キャップ体を被嵌するだけの簡単作業で、前記突起及び係合爪の装着もできることになる。
そして、この枠状家具を室内の任意の箇所にて自立させることができるので、縦フレームと横フレームとで囲まれた枠空間の存在のため、人の目線を遮ることの少ない、つまり見通しが良く素通し状態となり、室内の途中や略中央にこの枠状家具を配置しても、圧迫感を感じさせないようにする。換言すれば、解放感のある家具とすることができる。しかも、任意の高さ位置に棚板が配置できるから、大きい平面積の物品収納部を確保できて使い勝手も向上するという効果を奏する。
【0044】
また、平面視において、縦フレームの前後面に対して横フレームが内部側に位置しているから、この枠状家具の前面(後面)に対して縦フレームに当接するように他の家具を配置したときにも、横フレームとの間に空間ができるから、コンピュータ、液晶等の表示装置、プリンタやファクシミリ等のOA機器、電話機等の電気部品を載置したときには、前記隙間空間を利用して簡単に配線作業できるという効果を奏する。
さらに、ユーザーの好みにより、枠状家具に形成される複数の枠空間を遮る時には、係合手段を介してパネル装置を任意に取付けることができるという効果を奏する。
【0045】
そして、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の枠状家具において、前記センター係合溝を、前記枠空間の表裏両面に装着された2つのパネル装置の前記突起同士と前記係合爪同士が、それぞれ係合できる大きさに形成したものであるから、枠空間の表裏両面にパネル装置を装着すれば、枠状家具の裏面側の美観が損なわれないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】枠状家具の斜視図である。
【図2】枠状家具の正面図である。
【図3】(a)は枠状家具の側面図、(b)は平面図である。
【図4】縦フレームと横フレームとの連結状態を示す拡大断面図である。
【図5】縦フレームの連結構造を示す分離斜視図である。
【図6】(a)は薄板パネルによるパネル装置の取付けを示す断面図、(b)は端キャップ体の側面図である。
【図7】薄板パネルによるパネル装置の裏面図である。
【図8】(a)は図6のVIIa−VIIa線矢視で示す端キャップ体と薄板パネルとの分離断面図、(b)は図6のVIIb−VIIb線矢視図、(c)は端キャップ体の裏面要部拡大図である。
【図9】(a)はスクリーンパネル装置の断面図、(b)は VIIIb−VIIIb 線矢視の一部のみを示す正面図である。
【図10】第1実施形態の脚体構造の側面図である。
【図11】脚体構造の平面図である。
【図12】第1実施形態の脚体構造における横梁後端部を示す平面図である。
【図13】(a)は第2実施形態脚体構造の一部切欠き側面図、(b)は XIIIb−XIIIb 線矢視平面図である。
【図14】棚の側面図である。
【図15】(a)は配線用受け樋の一部切欠き平面図、(b)は側面図である。
【符号の簡単な説明】
1 枠状家具
2 机
4 縦フレーム
5 横フレーム
6 枠空間
10 パネル装置
19 係止孔
12 インナー係合溝
31 センター係合溝
36 薄板パネル
37 端キャップ体
50 スクリーンパネル
66、66′ 脚体構造
67、67′ 足体
68 連結ブラケット
70、73、77 係止爪
71 棚板
72 ブラケット
Claims (3)
- 左右に適宜隔てて配置した複数本の縦フレームと、該隣接する縦フレーム間を上下に適宜隔てて連結した複数本の横フレームとからなり、
前記縦フレーム及び横フレームのうち少なくとも横フレームには、係合手段の一つとして、その上下両面の各幅方向の中心に、前記左右に隣合った2本の縦フレームと上下に隣合った2本の横フレームとで囲われた枠空間に着脱自在可能に装着されるパネル装置と係合するための、センター係合溝を設け、
前記パネル装置は、薄板パネルの左右両側端に、上下長手の端キャップ体が被嵌され、 この両端キャップ体の下端に前記横フレームのセンター係合溝に嵌め入れられる突起を設けるとともに、前記両端キャップ体の上端に前記横フレームのセンター係合溝に弾性的に係止する係合爪を設けたことを特徴とする枠状家具。 - 前記センター係合溝を、前記枠空間の表裏両面に装着された2つのパネル装置の前記突起同士と前記係合爪同士が、それぞれ係合できる大きさに形成したことを特徴とする請求項1に記載の枠状家具。
- 左右に適宜隔てて配置した複数本の縦フレームと、該隣接する縦フレーム間を上下に適宜隔てて連結した複数本の横フレームとからなり、
前記縦フレーム及び横フレームのうち少なくとも横フレームには、係合手段の一つとして、その前後両面に、上下に配置された2本の横フレームの間に装着されるスクリーンパネルと係合するために、上下中心線を挟んだ対称形状の蟻溝状のフロント係合溝が形成され、
前記スクリーンパネルは、その上端に横長の上部鉤体と、その下端にコイルバネを介して連結されるハンドル付きの下部係止体とをそれぞれ備え、前記上部鉤体が上方に位置する横フレームの前記フロント係合溝に係合されるとともに、前記下部係止体は下方に位置する横フレームの前記フロント係合溝に、前記ハンドルによる回動で係脱可能に取り付けられることを特徴とする枠状家具。
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