JP6578567B2 - デスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オフィスなどの執務空間にて使用されるデスク装置に関する。
オフィス等における執務空間においては、床面上に幅方向(左右方向)に離間して立設された複数の脚体間に幅方向の寸法が長尺な天板を架設することによって、大型のデスク装置を構成したものが使用されることが一般的である。デスク装置をこのように構成することによって、組織変更等によって執務者等の使用者の数が増減した場合においても、天板の幅方向における一人当たりの使用面積を調整することによって、柔軟に対応することができる。
その一例として、天板の前後に執務者を対面して配置するとともに、幅方向に複数の執務者が並んで執務する対面型レイアウトを採用したデスク装置(対面型デスク装置)がある。
こうしたデスク装置では、天板の奥行方向における中間部に、幅方向に向かって連続し天板上面から下方に向かって凹んだ配線挿通部を形成したものが多く見うけられる。この場合、配線挿通部の上面は、配線挿通部に着脱可能なカバー体によって閉塞されてもよい。
こうした構造によれば、デスク装置上で使用される電子機器や照明装置等の配線を配線挿通部を使用して天板上に配設することが可能となり、配線挿通部内に配線を収容することで、天板上を体裁良く保つことができる。さらに、カバー体が配線挿通部に着脱可能であることで、配線を配線挿通部に配置したり配線挿通部から取出したりするときの作業性を良好に保つことができる。
また、デスク装置においては、天板の使い勝手を良好なものとするために、棚板ユニットやピンナップボード、筆記ボード等のオプション部材が天板に取付け可能とされているのが望ましい。
特許文献1及び特許文献2には、天板の奥行方向における中間部に、幅方向に延在するオプション取付け部材を設けた対面型デスク装置が記載されている。
米国特許出願公開第2007/0251428号明細書 特開2009−095386号公報
ところで、設置面積の関係で対面型デスク装置を配置できない執務空間の場合、対面型デスク装置の奥行方向の長さを半分とした、片面使用のデスク装置(片面デスク装置)を用いることとなる。片面デスク装置においては、奥行寸法の関係から、天板の幅方向に沿う不使用側の端縁にオプション取付け部材を設ける構成となる。
しかしながら、このような片面デスク装置を背中合わせに配置し、対面型レイアウトに配置する場合には、オプション支持部が重複することになるため、コスト的なロスが大きくなってしまう。また、片面デスク装置を背中合わせに配置し、対面型レイアウトに配置した場合には、対面型デスク装置に隣接して配置した際に幅方向に延在するオプション取付部材の整合性が取れなくなってしまうと共に、体裁も悪くなってしまうという課題があった。
この発明は、二つのデスク装置の端縁同士を突き合わせた配置である対面型レイアウトとした場合においても、オプション部材の取り付けが可能な対面型のデスク装置として体裁を良好に収めることが可能となるデスク装置を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様によれば、デスク装置は、複数の脚体と、前記複数の脚体に支持され一方向に長さを有する天板と、を有するデスク基本構成部と、複数の前記脚体のうち、前記天板の奥側の端縁に沿って配置されている複数の奥側脚体の間の空間を閉塞可能な化粧幕板と、前記化粧幕板の上部に取り付けられ、上面に上方に向かって開口するオプション取付用溝が設けられたレール部材と、を有する。前記デスク基本構成部は、複数の前記奥側脚体の間の空間を閉塞すると共に、複数の前記脚体相互に連結する構造幕板を含む構造体を有する。前記化粧幕板は、前記構造幕板の前記奥側に配置され、前記構造体に対して着脱可能に取り付けられる。前記レール部材は、上方に突出するレール部材本体と、前記構造体の側に突出するレール部材補助部とを有し、前記化粧幕板は、前記レール部材補助部を介して前記構造体に着脱可能に取り付けられる。
このような構成によれば、二つのデスク装置の端縁同士を突き合わせた配置である対面型レイアウトとした場合においても、一方のデスク装置の化粧幕板を取り外すことによって、オプション部材の取り付けが可能な対面型のデスク装置として体裁を良好に収めることが可能となる。
また、このような構成によれば、レール部材を支持するための部材を別途用意する必要がなくなるため、製造コスト及び工数を低減することができる。
さらに、このような構成によれば、化粧幕板及びレール部材を強固かつ安定的に支持することができる。
上記デスク装置において、前記レール部材の上端部は、前記天板の上面と同じ高さに配置されている構成としてもよい。
このような構成によれば、天板の上面が平滑になるため、デスク装置としての使い勝手を良好にすることができる。また、より体裁を良好に収めることができる。
上記デスク装置において、前記レール部材の前記長手方向の寸法が、前記天板の長手方向の寸法と略同一とされている構成としてもよい。
このような構成によれば、体裁を良好に収めることができる。また、デスク装置を幅方向に隣接した配置とした際に、レール部を幅方向に連続して形成することが可能となり、オプション取り付けにおける自由度が高くなり、デスク装置としての使い勝手を良好なものとすることができる。
また、上記デスク装置において、前記構造幕板は、上下方向に離間している一対の脚体連結杆と、一対の脚体連結杆同士を連結する矩形板と、を有してもよい。この場合、前記化粧幕板は、前記一対の脚体連結杆のそれぞれに対して着脱可能に取り付けられる。
本発明によれば、二つのデスク装置の端縁同士を突き合わせた配置である対面型レイアウトとした場合においても、オプション部材の取り付けが可能な対面型のデスク装置として体裁を良好に収めることが可能となる。
本発明の一実施形態のデスク装置の斜視図である。 同デスク装置の分解斜視図である。 同デスク装置の化粧幕板の斜視図である。 同デスク装置の構造幕板の斜視図である。 同デスク装置の要部の側面の断面図である。 図5中の要部拡大図である。 同デスク装置のレール部材に取付けられる仕切り板に取付け補助具が取付けられた状態の要部の平面図である。 同取付け補助具を平面状に展開したときの平面図である。 図8中の切断線A1−A1の断面図である。 同デスク装置においてレール部材に仕切り板を取付ける手順を示す断面図である。 同デスク装置においてレール部材に仕切り板を取付ける手順を示す断面図である。 同デスク装置を対面型レイアウトとなるように配置した様子を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態のデスク装置の斜視図である。
以下、本発明に係るデスク装置の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1、及び図2に示すように、本実施形態のデスク装置1は、複数の脚体28を有する脚部20と、脚部20に支持され一方向に長さを有する天板10と、を有するデスク基本構成部2と、デスク基本構成部2に着脱可能に取り付けられている化粧幕板3と、を有している。
化粧幕板3は、天板10を使用する側の端縁である使用縁部10bの反対側の端縁に配置された一対の脚体28同士の間を覆うように配置される板状の部材である。化粧幕板3は、奥行方向Yの使用縁部10bとは反対側から、天板10の下方の空間を目視不可とする板である。
天板10には、天板10の上面である作業面10aから天板10の内部側へと広がるように形成された配線挿通部50が設けられている。配線挿通部50の開口50aには、配線カバー90が着脱可能に取り付けられている。
化粧幕板3の上部には、オプションを取り付けるためのレール部材60が取り付けられている。本実施形態では、レール部材には仕切り板300、および棚板ユニット350が取り付けられている。
この例では、天板10は平面視で矩形状に形成されている。天板10の長辺は、ワーカー等である使用者が、天板10を使用する側の縁部である使用縁部10bとなっている。すなわち、複数の使用者は、不図示の椅子などに着座した状態で天板10の使用縁部10bに沿って並び、作業面10a上で作業を行うことになる。
以下では、使用縁部10bに平行な方向を幅方向X、天板10の短辺10dに平行な方向を奥行方向Yと称する。これら幅方向Xおよび奥行方向Yは、作業面10aに平行であるとともに、互いに直交する方向である。
脚部20は、幅方向Xの両端部に配置される一対の脚体ユニット21を有している。
脚体ユニット21は、床面F上に設置されて、幅方向Xおよび奥行方向Yにそれぞれ直交する上下方向Zに延出する2本の脚体28と、奥行方向Yに沿って延出して脚体28の上部同士を連結する横梁部29とを備えている。各々の脚体28は、金属製の角パイプによって主要部を構成され、その角パイプの上下の端部にエンドプレートが溶接固定されている。
横梁部29は、プレス成形された2枚の金属プレートが組み合わされ、その主要部が筒状に形成されている。横梁部29の長手方向の両端部は、脚体28の各上部側面に溶接固定されている。こうして、2本の脚体28の上部に横梁部29が連結された脚体ユニット21は、幅方向Xから見た側面視が門型状(開口側が下方を向くコ字形状)となっている。
図2に示すように、一対の脚体ユニット21同士は、構造幕板4によって連結されている。具体的には、使用縁部10bとは反対側の一対の脚体28同士が、構造幕板4によって連結されている。また、一対の脚体ユニット21同士は、適宜、幅方向X方向に延在する補強材によって補強される構成としてよい。
本実施形態の化粧幕板3は、デスク基本構成部2の構造幕板4に着脱可能に取り付けられている。
図3に示すように、化粧幕板3は、幅方向Xに長さを有する矩形板形状の化粧幕板本体5と、化粧幕板本体5を補強するように、幅方向Xに延在する三本の化粧幕板用角管6とを有している。化粧幕板用角管6は、例えば溶接などの手段によって化粧幕板本体5に接合されている。
化粧幕板本体5の幅方向Xの寸法は、デスク装置1の幅方向Xの寸法と略同一である。化粧幕板本体5の上下方向Zの寸法は、デスク装置1の高さの約2/3とされている。化粧幕板用角管6は、化粧幕板本体5の上縁、下縁、及び上縁と下縁の中間近傍に配置されている。
レール部材60は、三本の化粧幕板用角管6のうち、上側の化粧幕板用角管6aに、例えば、皿ネジや低頭ネジなどの締結部材18によって取り付けられている(図5参照)。
三本の化粧幕板用角管6のうち、上側の化粧幕板用角管6aには、複数の第一係合部材7が取り付けられている。第一係合部材7は、化粧幕板用角管6の一対の側面のうち、化粧幕板本体5が接合されていない方の側面に設けられている。第一係合部材7は、その主面が幅方向Xに直交するように配置された板状の部材であり、下方に突出する第一係合突起7aを有している。
また、第一係合部材は7は、ネジ孔部7bを有している。ネジ孔部7bは、雌ネジ孔であり、その中心軸が奥行方向Yに沿うように形成されている。
三本の化粧幕板用角管6のうち、中間の化粧幕板用角管6bには、複数の第一係合スリット8が形成されている。第一係合スリット8は、化粧幕板用角管6の下面に形成されている。第一係合スリット8は、奥行方向Yに延在するように形成されている。
図4に示すように、構造幕板4は、幅方向Xに沿うように延在する一対の脚体連結杆11と、一対の脚体連結杆11同士を連結する矩形板12によって形成されている。一対の脚体連結杆11は、角筒(角管)状をなし、幅方向Xに離間する一対の脚体28の間で、上下方向Zに離間して配置される。
構造幕板4は、矩形板12の主面が奥行方向Yに直交するとともに、一対の脚体連結杆11が、矩形板12の上縁と下縁とに沿って延在するように、取り付けられる。この際、矩形板12は、脚体連結杆11よりもデスク装置1の内側に配置される。
脚体連結杆11及び矩形板12は、例えばステンレス鋼のような金属によって形成されている。また、脚体連結杆11と矩形板12とは、例えば溶接によって接合されている。構造幕板4は、例えば溶接によって取り付けられた取付金具(図示せず)を介して、脚体28にボルトなどの締結部材を用いて着脱可能に取り付けられている。
一対の脚体連結杆11のうち、上側の脚体連結杆11aには、複数の第二係合スリット14が形成されている。第二係合スリット14は、脚体連結杆11の上面に形成されている。第二係合スリット14は、奥行方向Yに延在するように形成されている。
また、脚体連結杆11及び矩形板12には、奥行方向Yに貫通する貫通孔14aが形成されている。貫通孔14aは、第二係合スリット14の近傍に形成されている。
下側の脚体連結杆11bには、複数の第二係合部材13が取り付けられている。第二係合部材13は、脚体連結杆11の一対の側面のうち、矩形板が接合されていない方の側面に設けられている。第二係合部材13は、その主面が幅方向Xに直交するように配置された板状の部材であり、上方に突出する第二係合突起13aを有している。
化粧幕板用角管6の第一係合突起7aの幅方向Xの位置は、構造幕板4の第二係合スリット14の幅方向Xの位置と一致するように設定されている。
また、構造幕板4の第二係合突起13aの幅方向Xの位置は、化粧幕板用角管6の第一係合スリット8の幅方向Xの位置と一致するように設定されている。さらに、化粧幕板用角管6の第一係合スリット8の上下方向Zの位置は、構造幕板4の第二係合突起13aに対応する位置とされている。
また、化粧幕板用角管6のネジ孔部7bと、脚体連結杆11の貫通孔14aとは、化粧幕板3をデスク基本構成部2に取り付けた際に、位置が一致するように設定されている。
化粧幕板3をデスク基本構成部2に取り付ける際には、化粧幕板3の第一係合突起7aを構造幕板4の第二係合スリット14に差し込むとともに、構造幕板4の第二係合突起13aを化粧幕板3の第一係合スリット8に差し込む。
さらに、図5に示すように、ボルト27を貫通孔14aに挿通し、ボルト27を用いて構造幕板4を化粧幕板3に固定する。
図5に示すように、天板10の下方であって、一対の横梁部29同士の間には、センターユニット16が配置されている。センターユニット16は、一対の横梁部29同士を連結したり、天板10を下方から支持したり、後述するカバー支持部材54を下方から支持したりするユニットである。
センターユニット16は、幅方向X方向に延在する角管である内側連結杆23と、幅方向Xに延在するL字部材17と、幅方向X方向の両端に設けられて内側連結杆23とL字部材17とを連結する連結部材51と、を有している。内側連結杆23、L字部材17、及び連結部材51は、例えば、ステンレス鋼のような金属によって形成されている。
内側連結杆23とL字部材17とは奥行方向Yに所定距離離間して配置されている。連結部材51は、例えば、金属製の板材を中空の板状に折り曲げて構成することができる。
内側連結杆23は、脚部20の奥行方向Yの中央部寄りに幅方向Xに延在するように配置され、天板10を下方から支持するようになっている。
L字部材17は、奥行方向Yにおいて構造幕板4が取り付けられる脚体28と同じ位置に、幅方向Xに延在するように配置された断面L字形状の長尺部材である。L字部材17は、奥行方向Yと直交する垂直面17aと、上下方向Zと直交する水平面17bとを有している。L字部材17は、垂直面17aが構造幕板4の矩形板12と略同一平面となり、水平面17bが奥行方向Yにおいて、構造幕板4と略同じ位置となるように配置される。
センターユニット16の下方には、配線を保持するための配線ダクト25が配置されている。配線ダクト25は、幅方向Xに延在する断面L字形状の板状部材であり、内側連結杆23と構造幕板4とに、例えばボルトのような締結部材を用いて固定されている。これにより、センターユニット16の下方には配線空間Wが形成される。配線ダクト25の下面には、複数のダクト孔25aが形成されている。
レール部材60は、図6に示すように、上方を向く主開口部61aを有し、上方に突出するレール部材本体61と、レール部材本体61の奥行方向Yの一側に設けられ、上方を向く補助開口部62aを有するレール部材補助部62とを有している。図5に示すように、レール部材補助部62は、レール部材本体61から構造幕板4の側に突出するように形成されている。
レール部材本体61は、板状の底部65と、互いに離間した状態で底部65から上方に延出する壁部66A、66Bとを備えている。
本実施形態では、壁部66A、66Bの構成は、壁部66A、66Bの間に規定される基準平面Pに対して対称(面対称)であるため、壁部66Aの構成については数字に英字「A」を付加し、壁部66Bの構成については同一の数字に英字「B」を付加することで示す。これにより、重複する説明を省略する。
なお、底部65、および壁部66A、66Bで、壁部66Aの上端面(取付け面)67Aから、上下方向Zの一方である下方(内部方向)Z1に凹むように形成された没入部63が構成される。言い換えれば、没入部63は、上端面67Aからレール部材本体61の内部側に向かって凹むように形成されている。
壁部66Aにおける壁部66B側の側面(内側面)68Aと底部65との接続部分には、下方Z1に向かうにしたがって側面68Aから離間するように傾斜した傾斜面(符号省略)を有する接続部69Aが設けられている。上下方向Zにおいて、壁部66A、66Bの上端部の位置は天板10の作業面10aの位置と等しく設定されている(図5参照)。
側面68Aの接続部69Aよりも上方Z2の部分には、上方Z2に向かうにしたがって、突部72A、案内部73A、および縮幅部74Aがこの順で形成されている。
突部72Aは、没入部63の内部空間側、すなわち壁部66B側に突出するように、幅方向Xに直交する断面形状が三角形状になるように形成されている。
案内部73Aは、側面68Aから奥行方向Yに沿って壁部66B側に延びる本体75Aと、本体75Aの先端から下方Z1に延びる舌片76Aとで構成されている。舌片76Aにおける壁部66B側の面は、下方Z1に平行となるように形成された案内面77Aとなっている。
縮幅部74Aは、側面68Aから奥行方向Yに沿って壁部66B側に延びる板状に形成されている。縮幅部74Aの上面は、上端面67Aと面一になるように形成されている。縮幅部74Aの先端面の上部には、上方Z2に向かうにしたがって側面68Aに接近するように傾斜した傾斜面78Aが形成されている。
これら突部72A、案内部73A、および縮幅部74Aが側面68Aから壁部66B側に突出する長さは、ほぼ等しく設定されている。
レール部材補助部62は、底部65から奥行方向Yに沿って延びる底部81と、底部81に対して上方Z2に離間して底部81と平行に延びる受け部82と、底部81の先端と受け部82の先端とを接続する接続部83とを有している。受け部82には、幅方向Xに延びる挿通開口部84が形成されている。この挿通開口部84は、前述の補助開口部62aとなっている。
受け部82の下面における挿通開口部84が形成された部分よりもレール部材本体61側には、下方Z1に突出したガイド凸部85が設けられている。受け部82の上面の位置は、レール部材本体61の上端部の位置よりも下方に設定されている。
このように構成されたレール部材60のレール部材本体61、およびレール部材補助部62は、アルミニウムを押出し成形することなどで一体に形成されている。
化粧幕板3をデスク基本構成部2に取り付ける際は、化粧幕板用角管6の第一係合突起7aと構造幕板4の第二係合スリット14を係合させるとともに、構造幕板4の第二係合突起13と化粧幕板用角管6の第一係合スリット8とを係合させる。
さらに、皿ネジや低頭ネジなどの締結部材19を用いてセンターユニット16のL字部材17にレール部材60のレール部材補助部62を締結する。
ここで、図6から図8に示すように、レール部材60に着脱可能に取付けられる仕切り板300、および棚板ユニット350について説明する。なお、図5においては、後述する取付け補助具310が仕切り板300に係合している状態を明確に示すために、取付け補助具310を仮想線で示している。
仕切り板300は、平板状に形成された部材である。仕切り板300には、仕切り板300の主面301(図6参照。)に沿った沿面方向Uに延びるように一対の貫通孔302が形成されている。一対の貫通孔302は、主面301に平行であって沿面方向Uに直交する沿面直交方向Vに並べて形成されている。仕切り板300は、アクリル等の樹脂や、ガラス等で形成することができる。なお、使用者等の仕切り板300を通した目線を遮りたい場合には、仕切り板300の外面に微細な凹凸などを設けたり、表面をクロス貼りに構成したりしてもよい。
仕切り板300は、取付け補助具310が取付けられた状態で、レール部材60のレール部材本体61に着脱可能となる。
ここで、取付け補助具310の構成について説明する。
取付け補助具310は、図6に示す沿面直交方向Vに見た側面視が、仕切り板300側が開口するコ字形状に形成されている。すなわち、取付け補助具310は、仕切り板300の縁部を3方から囲うように取付けられている。取付け補助具310は、樹脂等の弾性を有する材料で形成されている。
図8および図9は、取付け補助具310を平面状に展開した状態を示すものである。
取付け補助具310は、平板状に形成された第一の基板311および第二の基板312と、基板311、312の縁部同士を接続する連結片313とを備えている。取付け補助具310における、連結片313と第一の基板311との接続部314、および、連結片313と第二の基板312との接続部315の厚さは、近接する部分より薄く設定されている。このため、第一の基板311は、連結片313に対して接続部314周りに回動することができる。同様に、第二の基板312は、連結片313に対して接続部315周りに回動することができる。
第一の基板311における接続部314の近傍には、沿面直交方向Vの中央部に透孔318が形成されている。透孔318内には、爪部319が形成され、この爪部319は透孔318の縁部における接続部314とは反対側の部分に設けられた接続部320により第一の基板311に接続されている。接続部320の厚さは、近接する部分より薄く設定されていて、爪部319は接続部320周りに回動することができる。この爪部319は、爪部319に重力以外の外力が作用していない自然状態において、第一の基板311における、仕切り板300に取付けられる側の一方の面311aとは反対側となる他方の面311bから外部に突出しないように設定されている。
透孔318の縁部における接続部314側の部分には、一方の面311aから突出する当接部321が設けられている。当接部321は、第一の基板311における沿面直交方向Vの全体にわたり形成されている。
第一の基板311の一方の面311aには、沿面直交方向Vにおいて透孔318を挟むように円柱状の係合部322が一対形成されている。一対の係合部322の沿面直交方向Vのピッチは、前述の仕切り板300に形成された一対の貫通孔302の沿面直交方向Vのピッチと等しく設定されている。一方の面311aにおいて、各々の係合部322に対する接続部314とは反対側の部分には、一方の面311aから突出した内側凸部(凸部)323が形成されている。一対の内側凸部323は、第一の基板311の接続部314とは反対側の縁部に形成されている。
第一の基板311の他方の面311bにおける接続部314とは反対側の縁部には、接続部314から離間するにしたがって他方の面311bから離間するように傾斜した傾斜面(符号省略)を有する外側凸部324が設けられている。外側凸部324は、第一の基板311における沿面直交方向Vの全体にわたり形成されている。
第二の基板312における接続部315の近傍には、沿面直交方向Vの中央部に透孔328が形成されている。透孔328内には、爪部329が形成され、この爪部329は透孔328の縁部における接続部315とは反対側の部分に設けられた接続部330により第二の基板312に接続されている。接続部330の厚さは、近接する部分より薄く設定されていて、爪部329は接続部330周りに回動することができる。この爪部329は、自然状態において第二の基板312における、仕切り板300に取付けられる側の一方の面312aとは反対側となる他方の面312bから外部に突出しないように設定されている。
透孔328の縁部における接続部315側の部分には、一方の面312aから突出する当接部331が設けられている。当接部331は、第二の基板312における沿面直交方向Vの全体にわたり形成されている。
第二の基板312の一方の面312aには、沿面直交方向Vにおいて透孔328を挟むように筒状の被係合部332が一対形成されている。各被係合部332の筒孔332aには、前述の係合部322が係合することができる。この被係合部332と係合部322とで、軸部材337を構成する(図6参照)。
一方の面312aにおいて、各被係合部332に対する接続部315とは反対側の部分には、一方の面312aから突出した内側凸部333が形成されている。一対の内側凸部333は、第二の基板312の接続部315とは反対側の縁部に形成されている。
第二の基板312の他方の面312bにおける接続部315とは反対側の縁部には、接続部315から離間するにしたがって他方の面312bから離間するように傾斜した傾斜面(符号省略)を有する外側凸部334が設けられている。外側凸部334は、第二の基板312における沿面直交方向Vの全体にわたり形成されている。
取付け補助具310、没入部63、貫通孔302、内側凸部323、333、案内面77A、77Bで、本発明の取付け構造306を構成する。
このように平面状に展開した取付け補助具310をコ字形状に形成すると、係合部322と被係合部332とが係合して軸部材337となり、当接部321、331、爪部319、329、内側凸部323、333は、それぞれが対向するように配置される。取付け補助具310は、平面状に展開した形状を樹脂を用いた射出成形等で形成し、その後でコ字形状に折り曲げることで、容易に製造することができる。
コ字形状に形成した取付け補助具310を仕切り板300に取付けたときに、仕切り板300に取付け補助具310が以下のように係合する。
すなわち、仕切り板300の各々の貫通孔302に軸部材337がそれぞれ挿通される。貫通孔302は沿面方向Uに延びるように形成されているため、貫通孔302内で軸部材337が沿面方向Uに移動することで、仕切り板300に対して取付け補助具310は沿面方向Uに所定の範囲(貫通孔302の沿面方向Uの長さよりも短い範囲)で移動することができる。
図7に示すように、仕切り板300のうち取付け補助具310の爪部319、329に挟まれる部分には、貫通孔302が形成されないようになっている。
図10に示すように、仕切り板300に対して取付け補助具310を沿面方向Uの一方側U1に配置すると、仕切り板300と爪部319、329とが離間する。このとき、内側凸部323、333は貫通孔302内に配置される。
棚板ユニット350は、図5および図6に示すように、レール部材補助部62の補助開口部62aに当接可能な平板状の基部351と、基部351から上方Z2に向かって延出された平板状の上向き部352と、上向き部352の上部に設けられた棚板353とを有している。
基部351には、上下方向Zに透孔351aが形成されている。この例では、基部351および上向き部352は、ステンレス鋼や樹脂などで形成された板状部材により一体に形成されている。棚板353には、下方Z1に向かって凹んだ収容部353aが形成されている。棚板353は、基部351と同一の材料で形成されている。
棚板ユニット350には、一体に形成された基部351および上向き部352が2組備えられている。棚板353は、それぞれの上向き部352に不図示の接着剤等により固定されている。
棚板ユニット350は、図6に示すように、取付け板361および固定ビス362により、レール部材補助部62の補助開口部62aに取付けられる。
より具体的には、取付け板361に形成された透孔の内周面には、雌ネジ部361aが形成されている。取付け板361は、レール部材補助部62内に透孔が受け部82の挿通開口部84に連通するように配置される。レール部材補助部62にはガイド凸部85が設けられているため、取付け板361の奥行方向Yの位置が規制される。
レール部材補助部62の受け部82に棚板ユニット350の基部351を当接させ、基部351側から基部351の透孔351a、受け部82の挿通開口部84に固定ビス362の雄ネジ部362aを挿通させる。取付け板361の雌ネジ部361aに固定ビス362の雄ネジ部362aを螺合させ、受け部82および棚板ユニット350の基部351を、取付け板361および固定ビス362で上下方向Zに挟むことで、レール部材補助部62に棚板ユニット350が取付けられる。
なお、レール部材補助部62の挿通開口部84は幅方向Xに延びるように形成されているため、レール部材補助部62に対して棚板ユニット350を幅方向Xの任意の位置に取付けることができる。
この例では、レール部材60の主開口部61aに仕切り板300を取付けたときの仕切り板300の上端の高さは、補助開口部62aに棚板ユニット350を取付けたときの棚板ユニット350の上端の高さよりも高く設定されている。
図5に示すように、幅方向Xに離間して設けられた連結部材51の上面には、カバー支持部材54がそれぞれ固定されている。
カバー支持部材54は、連結部材51に固定されたベース55と、ベース55から奥行方向Yに互いに離間するように上方Z2に延びる腕部56、57とを有している。腕部56の上端部には、幅方向Xに延びるボス56aが設けられている。カバー支持部材54は、腕部56がレール部材60側となるように連結部材51に固定されている。
配線カバー90では、平板状に形成されたカバー本体91のレール部材60側の縁部の下面にフック部92が設けられている。
カバー本体91におけるフック部92とは反対側の縁部には、ゴムなどの柔軟な材料で形成されたヒレ93が取付けられている。
配線カバー90は、カバー支持部材54のボス56aにフック部92を係合させるとともに腕部57上にカバー本体91を載置したときに、カバー本体91が奥行方向Yにほぼ平行に配置され、配線カバー90が配線挿通部50の開口50aの一部を塞いだ塞ぎ状態となる。このとき、配線カバー90は、幅方向Xに延びるように開口50aに配置され、レール部材60のレール部材本体61と配線カバー90との間に、隙間S2が形成される。なお、ヒレ93は天板10の側面に近接もしくは当接して配置されている。
一方で、カバー支持部材54のボス56aとフック部92との係合を解除させることで、カバー支持部材54から配線カバー90を取外すと、配線カバー90は開放状態となる。開放状態では、塞ぎ状態に比べて配線カバー90が開口50aを塞ぐ範囲が小さくなる。このように、配線カバー90は、塞ぎ状態と開放状態との間で配置を切替え可能となっている。
なお、この例では、ボス56aとフック部92との係合を維持しつつ、ヒレ93が上方Z2に移動するように配線カバー90をボス56a周りに回動させると、配線カバー90は位置Qに移動する。このように、カバー支持部材54に配線カバー90を係合させた状態で、配線カバー90を回動させて開けることができようになっている。
レール部材60に棚板ユニット350を取付けるとともに配線カバー90を塞ぎ状態にしたときに、棚板ユニット350の上向き部352が開口50aのうち配線カバー90に塞がれていない部分、すなわち隙間S2を通り、上向き部352の上部および棚板353が天板10の作業面10aの上方に配置される。このとき、上向き部352の厚さ方向と奥行方向Yとが一致するように上向き部352が隙間S2を通る。上向き部352の奥行方向Yの長さは、隙間S2の奥行方向Yの長さに等しく設定されていてもよいし、隙間S2の奥行方向Yの長さよりもやや短寸となるように設定されていてもよい。
上向き部352の長手方向に直交する平面による断面において、上向き部352は厚さ方向の長さの方が幅方向(厚さ方向に直交する方向。)の長さよりも短く設定されている。これにより、上向き部352の曲げ強度(特に、奥行方向Yの周りの曲げ強度。)を維持しつつ、配線カバー90により配線挿通部50の開口50aを奥行方向Yに広く覆って隙間S2を小さくすることができる。
詳細に図示はしないが、前述の床面Fや壁面に設けられたコンセントに接続された配線は、配線ダクト25のダクト孔25aを通して配線挿通部50内に配置される。そして、天板10の作業面10a上に配置された不図示の電子機器等の幅方向Xの位置に応じてヒレ93を変形させることで、配線カバー90のカバー本体91と天板10との間から上方Z2に引き出され、前述の電子機器等に接続される。
次に、以上のように構成されたデスク装置1において、レール部材60に仕切り板300や棚板ユニット350を着脱する手順について説明する。以下では、使用者が天板10の使用縁部10b側から、レール部材60の主開口部61a、補助開口部62aに仕切り板300、棚板ユニット350をそれぞれ着脱する場合で説明する。
まず、レール部材60のレール部材本体61に仕切り板300を取付けるときには、使用者は仕切り板300を把持し、図10に示すように仕切り板300に対して取付け補助具310を沿面方向Uの一方側U1に配置した状態で、仕切り板300の沿面方向Uと下方Z1とが平行になるようにする。内側凸部323、333は貫通孔302内に配されるため、基板311、312が仕切り板300から離間するように移動しにくくなる。
仕切り板300の沿面方向Uの一方側U1を没入部63側に向け、没入部63に対して仕切り板300を沿面方向Uの一方側U1、すなわち下方Z1に移動させる。これにより、没入部63に仕切り板300を挿入していく。
図11に示すように、レール部材本体61には下方Z1に平行な案内面77A、77Bが形成されているため、仕切り板300に取付けられた取付け補助具310は上下方向Zに沿って移動するように案内される。没入部63を構成するレール部材本体61の底部65の上面に取付け補助具310の連結片313が当接し、没入部63に対する取付け補助具310の下方Z1への移動が規制される。すなわち、取付け補助具310がこれ以上下方Z1に挿入できなくなる。
また、接続部69A、69Bにはそれぞれ傾斜面が形成されているため、レール部材本体61に対して取付け補助具310が奥行方向Yにガタつくことが抑制される。
仕切り板300をさらに下方Z1に挿入していくと、図6に示すように、貫通孔302内で軸部材337が下方Z1に移動する。これにより、取付け補助具310に対して仕切り板300が下方Z1に移動し、仕切り板300に対して取付け補助具310が沿面方向Uの他方側U2に配置される。
仕切り板300のうち爪部319、329に挟まれる部分には貫通孔302は形成されていないため、仕切り板300が爪部319、329に接触して爪部319、329が弾性的に変形することで、突部72Bに爪部319が、突部72Aに爪部329がそれぞれ上方Z2に係止する。すなわち、弾性的に変形した爪部319、329によりレール部材本体61に対して取付け補助具310が上方Z2に移動できなくなる。
爪部319、329の反力により、仕切り板300は基準平面P側に付勢される。このため、仕切り板300と爪部319、329との間に作用する摩擦力により、取付け補助具310に対して仕切り板300は上下方向Zに移動しにくくなる。これにより、突部72B、72Aに爪部319、329が係止している状態が維持される。
当接部321、331内に仕切り板300が圧入、すなわち、強い圧力で押し込まれることで、取付け補助具310に対して仕切り板300が奥行方向Yおよび上下方向Zにガタつくことが抑制される。
縮幅部74Bの傾斜面78Bに外側凸部324の傾斜面が接触し、壁部66Bに対して第一の基板311の上端部が面接触により支持される。壁部66Bの上端面67Bと第一の基板311の上端面とが面一になる。同様に、縮幅部74Aの傾斜面78Aに外側凸部334の傾斜面が接触し、壁部66Aに対して第二の基板312の上端部が面接触により支持される。壁部66Aの上端面67Aと第二の基板312の上端面とが面一になる。
貫通孔302内に配置されていた取付け補助具310の内側凸部323、333が貫通孔302よりも上方Z2に移動して、仕切り板300の主面303上に内側凸部323が、主面301上に内側凸部333がそれぞれ配される。
内側凸部323は、第一の基板311とともに壁部66Bの縮幅部74Bと仕切り板300との間に圧入される。一方で、内側凸部333は、第二の基板312とともに壁部66Aの縮幅部74Aと仕切り板300との間に圧入される。これにより、レール部材本体61に対して取付け補助具310および仕切り板300が奥行方向Yにガタつくことが抑制されるとともに、レール部材60の上端面67A、67Bが面一になって体裁が良くなる。
以上の手順により、レール部材本体61に仕切り板300が取付けられる。
なお、レール部材60の主開口部61aは配線カバー90では塞がれないため、レール部材本体61に対する仕切り板300の着脱は、配線カバー90の開放状態/塞ぎ状態によらず、使用者が行うことができる。
一方で、レール部材本体61から仕切り板300を取外すときには、使用者は爪部319、329の反力に抗して仕切り板300を上方Z2に引き抜く。すると、突部72B、72Aに爪部319、329が係止していることでレール部材本体61に対して取付け補助具310が上方Z2に移動できないため、図11に示すように仕切り板300のみが上方Z2に移動し、仕切り板300に対して取付け補助具310が沿面方向Uの一方側U1に配置される。すると、仕切り板300と爪部319、329とが離間する。爪部319、329は自身の弾性力により突部72B、72Aから離間して、他方の面311b、312bから外部に突出しない位置に戻る。これにより、爪部319、329と突部72B、72Aとの係止が解除される。内側凸部323、333は貫通孔302内に配置される。
軸部材337が貫通孔302の下方Z1の縁部に係止され、図10に示すように仕切り板300とともに取付け補助具310が上方Z2に移動し、レール部材本体61から仕切り板300が取外される。
このように、レール部材本体61の主開口部61aに、取付け補助具310が取付けられた仕切り板300が着脱可能となっている。
レール部材本体61は幅方向Xに延びるように形成されているため、レール部材本体61に対して仕切り板300を幅方向Xの任意の位置に取付けることができる。
レール部材60のレール部材補助部62に棚板ユニット350を取付けるときには、配線カバー90を取外して開放状態にして、図6を用いて説明したように取付け板361および固定ビス362で受け部82および棚板ユニット350の基部351を上下方向Zに挟む。棚板ユニット350を取付け終えたら、配線カバー90を塞ぎ状態にしておく。
一方で、レール部材補助部62から棚板ユニット350を取外すときには、まず、配線カバー90を開放状態にしておく。固定ビス362を回して取付け板361の雌ネジ部361aと固定ビス362の雄ネジ部362aとの螺合を解除し、取付け板361から固定ビス362を取外すことで、レール部材補助部62から棚板ユニット350を取外す。棚板ユニット350を取外し終えたら、配線カバー90を塞ぎ状態にしておく。
使用縁部10b側から作業をする使用者にとって、レール部材60に取付けられた仕切り板300よりも手前側で棚板ユニット350をレール部材補助部62に着脱させることになる。このため、仕切り板300は棚板ユニット350を着脱する使用者の作業の支障とはなりにくい。
なお、配線カバー90を開放状態にしておき、配線挿通部50内のレール部材60よりも手前側に配線Cを配置するため、配線作業性は良好となる。配線Cを配置する作業は、前述のように配線カバー90を開けた状態で行ってもよい。
レール部材60に仕切り板300や棚板ユニット350を着脱する作業は、仕切り板300を下方Z1に挿入したり上方Z2に引き抜いたり、固定ビス362を回したりすることで使用者が容易に行うことができる。
また、図12に示すように、本実施形態のデスク装置1は、他のデスク装置1と組み合わせることによって、対面型デスク装置とすることができる。この際、奥行方向Yに隣接する一対のデスク装置1のうち、片方のデスク装置1には、化粧幕板3を取り付けない。即ち、奥行方向Yに隣接する一対のデスク装置1を用いて対面型デスク装置とする場合、一対のデスク基本構成部2と、一つの化粧幕板3を使用する。
このように、一対のデスク装置1を用いて対面型デスク装置としたものは、標準状態で対面型デスク装置であるデスク装置と幅方向Xに隣接させることができる。
以上説明したように、本実施形態のデスク装置1によれば、二つのデスク装置1の端縁同士を突き合わせた配置である対面型レイアウトとした場合においても、一方のデスク装置1の化粧幕板3を取り外すことによって、オプション部材の取り付けが可能な対面型のデスク装置として体裁を良好に収めることが可能となる。
また、上下方向Zにおいて、壁部66A、66Bの上端部の位置が天板10の上面である作業面10a、及び配線カバー90と同一平面上に配置されていることによって、天板10の上面が平滑になるため、デスク装置1としての使い勝手を良好にすることができる。また、より体裁を良好に収めることができる。
また、レール部材60の長手方向の寸法が、天板10の長手方向の寸法と略同一とされていることによって、体裁を良好に収めることができる。また、デスク装置1を幅方向Xに隣接した配置とした際に、レール部材60を幅方向Xに連続して形成することが可能となり、オプション取り付けにおける自由度が高くなり、デスク装置1としての使い勝手を良好なものとすることができる。
また、レール部材60を支持する部材が、複数の脚体28のうち、使用縁部10bとは反対側の端縁に沿って配置されている複数の脚体28の間の空間を閉塞する化粧幕板3であることによって、レール部材60を支持するための部材を別途用意する必要がなくなるため、製造コスト及び工数を低減することができる。
また、化粧幕板3が、複数の脚体28同士を連結するように設けられた構造体である構造幕板4に取り付けられていることによって、化粧幕板3及びレール部材60を強固かつ安定的に支持することができる。
また、化粧幕板3がレール部材補助部62を介して構造幕板4に取り付けられていることによって、化粧幕板3をより強固に固定することができる。
また、使用者がレール部材60に棚板ユニット350を容易に着脱することができる。
配線カバー90を開放状態にすることで、レール部材60に棚板ユニット350を着脱する作業や配線挿通部50内に配線Cを配置する作業を容易に行うことができる。これにより、配線作業性を良好に保つことができる。棚板ユニット350を着脱する作業をした後で配線カバー90を塞ぎ状態にすることで、天板10上を体裁良く保つことができる。
レール部材60から仕切り板300および棚板ユニット350を取外して配線カバー90を塞ぎ状態にしたときには、奥行方向Yに隣り合う配線カバー90の間からレール部材60の壁部66A、66Bの上端部が見えるだけである。
配線Cが配線挿通部50内に配置されるため、使用者が天板10上を広く使うことができ、天板10上の使い勝手が良好になる。
レール部材60は幅方向Xに延びるレール状に形成されているため、レール部材60の幅方向Xにおける任意の位置に、棚板ユニット350を取付けることができる。
レール部材60は補助開口部62aを有し、棚板ユニット350はレール部材60の補助開口部62aに取付けられる。配線挿通部50の開口50aを通した上方Z2からの作業でレール部材60に棚板ユニット350を取付けることができる。したがって、レール部材60に棚板ユニット350を取付ける時の作業性を向上させることができる。
レール部材60に棚板ユニット350を取付けたときに、隙間S2の奥行方向Yと上向き部352の厚さ方向とが一致するように、上向き部352が開口50aを通る。上向き部352の断面のうち長さの短い厚さ方向を奥行方向Yと一致させることで、上向き部352の曲げ強度を維持しつつ配線カバー90により配線挿通部50の開口50aを奥行方向Yに広く覆って隙間S2を小さくし、天板10上の体裁をより良好にすることができる。
レール部材60の平面視において、主開口部61aは、補助開口部62aに対して天板10の使用縁部10bとは反対側に配置されている。したがって、天板10の使用縁部10b側から作業する使用者にとって、主開口部61aに取付けた仕切り板300が、棚板ユニット350を着脱するときに支障となることを抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせなども含まれる。
上記実施形態では、レール部材60を支持する部材を化粧幕板3としたがこれに限ることはない。即ち、レール部材60を安定して支持可能である長尺状の部材であればよい。例えば、図13に示すように、幅方向Xに長さを有するラック3Aの上面にレール部材60を配置する構成としてもよい。
オプション部材が棚板ユニット350であるとしたが、オプション部材はこれに限定されない。オプション部材としては、書類などをピンで止めることができるピンナップボードや、メモなどを記載可能な筆記ボード等を適宜選択して用いることができる。
前記実施形態では、レール部材補助部62が幅方向Xに延びるレール状に形成されていることで、レール部材補助部62に対して棚板ユニット350が幅方向Xに沿った任意の位置に着脱できるとした。しかし、レール部材補助部62に雌ネジ部を幅方向Xに2つ以上形成することで、レール部材補助部62に対して棚板ユニット350が幅方向Xに沿った2以上の場所で着脱できるように構成してもよい。
レール部材補助部62の補助開口部62aが上方を向くとしたが、補助開口部の向きはこれに限定されず、水平面に平行な方向でもよいし、斜め上方でもよい。
1 デスク装置
2 デスク基本構成部
3,3A 化粧幕板(支持部材)
4 構造幕板(構造体)
10 天板
10a 作業面(上面)
20 脚部
21 脚体ユニット
28 脚体
29 横梁部
60 レール部材
61 レール部材本体
61a 主開口部(オプション取付用溝)
62 レール部材補助部

Claims (4)

  1. 複数の脚体と、前記複数の脚体に支持され一方向に長さを有する天板と、を有するデスク基本構成部と、
    複数の前記脚体のうち、前記天板の奥側の端縁に沿って配置されている複数の奥側脚体の間の空間を閉塞可能な化粧幕板と、
    前記化粧幕板の上部に取り付けられ、上面に上方に向かって開口するオプション取付用溝が設けられたレール部材と、
    を有し、
    前記デスク基本構成部は、複数の前記奥側脚体の間の空間を閉塞すると共に、複数の前記脚体相互に連結する構造幕板を含む構造体を有し、
    前記化粧幕板は、前記構造幕板の前記奥側に配置され、前記構造体に対して着脱可能に取り付けられ、
    前記レール部材は、上方に突出するレール部材本体と、前記構造体の側に突出するレール部材補助部とを有し、前記化粧幕板は、前記レール部材補助部を介して前記構造体に着脱可能に取り付けられることを特徴とするデスク装置。
  2. 前記レール部材の上端部は、前記天板の上面と同じ高さに配置されていることを特徴とする請求項1に記載のデスク装置。
  3. 前記レール部材の前記長手方向の寸法が、前記天板の長手方向の寸法と略同一とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載のデスク装置。
  4. 前記構造幕板は、上下方向に離間している一対の脚体連結杆と、一対の脚体連結杆同士を連結する矩形板と、を有し、
    前記化粧幕板は、前記一対の脚体連結杆のそれぞれに対して着脱可能に取り付けられる請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のデスク装置。
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