JP6111044B2 - デスク装置 - Google Patents

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本発明は、オフィスの執務空間等で使用されるデスク装置に関する。
一般にオフィスの執務空間等においては、床面上に左右に離間して配設された一対の脚体間に天板を架設することで構成されたデスク装置が使用されている。
このようなデスク装置の脚体としては、床面上に載置される前後方向を向く下部パイプと、下部パイプの後端部もしくは中間部から上方に向かって連設された縦パイプと、縦パイプ上端から前後方向に向かって連設された上部パイプとにより、側面視して前向きコ字状に構成されたもの(いわゆるL型脚)や、側面視してエ字状に構成されたもの(いわゆるT型脚)が知られている。また、パイプ材以外からなる脚体としては、床面上に載置・立設されたパネル状のものも知られている。
これらの構造では、脚体における床面接触部分が大きいため、脚体によって天板を強固にかつ安定的に支持することができる。しかし、一方では、使用者に重厚な印象を与えてしまい、デスク装置としての体裁が好ましくない場合もある。また、脚体の床面接触部分が大きいため、床面の清掃の際に作業の支障になり易い。
このような不具合が生じにくいデスク装置として、矩形状の天板ユニットの四隅に柱状の脚部をそれぞれ取り付け、柱状の脚部の各下端を床面上に設置するようにしたものも知られている。しかし、このデスク装置の構造では、柱状の脚部のみによって天板ユニットを支持することから、デスク装置の側方からの外力に対する強度的な面で不安がある。
このような問題を解決したデスク装置として、一対の柱状の脚本体部間を横梁部で相互に連結し、側面視下向きコ字状の構成した脚体(脚フレーム)を備えるものも知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなデスク装置としては、例えば左右の脚体外側面より外方に、キャビネットや拡張天板、物品吊り下げフックなどのオプション部材を取り付け可能とする、オプション取付機能が備えられることが要望されている。
また、脚体外側面と他の脚体の側面とを連結する連結部材を連結可能にして支持体を構成し、該支持体によってデスク天板の下面を支持することにより、脚体外側面にデスク装置の拡張機能を設けたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−119412号公報 特開2008−119413号公報
ところで、前記したようなオプション取付機能が備えられデスク装置では、オプション部材がキャビネットである場合、キャビネットをデスク天板の上方に配設すると使用者の視線を遮ってしまうという問題がある。したがって、その場合には、キャビネット天板の上面がデスク天板の上面と面一になるようにして、デスク装置のデスク天板の側方にキャビネットを配置し、使用者の視線を遮るという問題を解消するとともに、デスク装置の作業面をキャビネットの天板上にまで拡げている。
しかしながら、このような構造の場合、例えばキャビネットを床面上に独立して配設するとコスト高になり、さらに重厚な体裁になってしまうという問題がある。
一方、デスク装置のデスク天板の側方にキャビネットを吊り下げた状態で取り付ける構造を採用した場合、その吊り上げ状態、すなわち支持状態を充分な強度で安定的に維持する必要がある。しかし、このようなデスク装置にキャビネットを支持させる支持構造については、これが外部に露出すると外観意匠性が損なわれ、体裁が悪くなってしまう。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、デスク装置のデスク天板の側方に体裁良く、さらには安定的にかつ強固に、キャビネットを吊支させた構造を有するデスク装置を提供することにある。
本発明のデスク装置は、床面上にて上下方向に立てて配置される柱状の2本の脚本体部が、該脚本体部の上部にて横梁部により相互に連結されて形成された複数の脚体と、前記脚体の上部間に架設されたデスク天板と、を有するデスク装置において、
キャビネット天板と底板と背板と、該背板より後方に延出する延出部を有する左右の側板とによって構成された箱型のキャビネットが、前記デスク天板の側方に開口部を向け、かつ、そのキャビネット天板の上面を前記デスク天板の上面と面一にして、前記脚体の側部に支持構造で吊支されており、
前記支持構造は、前記横梁部に係止する一対の支持ブラケットが、前記左右の側板の前記延出部の内側にて、前記キャビネットに連結することで構成されており、前記支持ブラケットは、前記上下方向に沿って前記横梁部よりも下方に延びており、前記背板の背面と前記脚本体部において前記背板の背面に対向する側の外側面とにそれぞれ当接した状態で、前記背板の背面と前記脚本体部の外側面との間に挟持されていることを特徴とする。
このデスク装置によれば、横梁部に係止する一対の支持ブラケットを、左右の側板の前記延出部の内側にて、前記キャビネットに連結することにより、キャビネットを脚体の側部に吊支する支持構造を構成しているので、この支持構造により、一対の支持ブラケットがキャビネットの側板の延出部の内側に隠れるようになる。したがって、これら支持ブラケットからなる支持構造が外部に露出しないため、外観意匠性が損なわれることなく、体裁が良くなる。
また、前記デスク装置において、前記一対の支持ブラケットは、それぞれ前記延出部の内面および前記背板の背面に当接していることが好ましい。
このようにすれば、デスク装置のデスク天板の側方にキャビネットを安定的にかつ強固に吊支することができる。
また、前記デスク装置において、前記支持ブラケットは、その係止爪が前記横梁部に設けられた係止孔に係止するとともに、前記脚本体部外側面に当接していることが好ましい。
このようにすれば、支持ブラケットがキャビネットの背板の背面と脚本体部の外側面とにそれぞれ当接した状態でこれら背面と外側面との間に挟持されるため、キャビネットが脚体によってより安定的にかつ強固に吊支される。
また、前記デスク装置においては、前記横梁部の前後方向中間部に、側方に向かって突出する中間ブラケットが設けられており、該中間ブラケットは、その先端部が前記キャビネットの背板の背面に当接していることが好ましい。
このようにすれば、脚体に対してキャビネットをより安定した姿勢に保持することができる。
また、前記デスク装置において、前記キャビネットは、前記キャビネット天板も前記背板より後方に延出していることが好ましい。
このようにすれば、一対の支持ブラケットを、キャビネットの側板だけでなくキャビネット天板によっても隠すことができ、したがってキャビネットのみで支持ブラケットからなる支持構造が外部に露出するのを防ぐことができる。
本発明のデスク装置によれば、デスク装置のデスク天板の側方に体裁良くキャビネットを吊支させることができる。
本発明に係るデスク装置の一実施形態の概略構成を示す斜視図である。 図1に示したデスク装置の脚体を説明するための斜視図である。 (a)、(b)はキャビネットの支持構造を説明するための図であって、(a)は脚体とキャビネットの接続を示す側断面図、(b)は(a)のA−A線矢視断面図である。 (a)、(b)は本発明に係るデスク装置の他の実施形態の概略構成を示す図であり、(a)は脚体とキャビネットの接続を示す側断面図、(b)は(a)のB−B線矢視断面図である。
以下、本発明に係るデスク装置の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
なお、以下の説明においては、床面Fと直交する方向を上下方向と記し、矩形状のデスク天板3の長辺の長さ方向を幅方向、デスク天板3の短辺の長さ方向を奥行方向と記すものとし、図中LH、RHを結ぶ矢印は幅方向を指し、図中FR、RRを結ぶ矢印は奥行方向を指すものとする。奥行方向は、後述する脚体2の横梁部6の長さ方向と一致する方向であり、幅方向は、上下方向と奥行方向に対して直交する方向である。
図1は、本発明に係るデスク装置の一実施形態の概略構成を示す斜視図であり、図1中符号1はデスク装置である。このデスク装置1は、一対の脚体2と、これら脚体2の上部間に架設された平面視矩形状のデスク天板3と、一方の脚体2の側部に吊支されたキャビネット4とを有して構成されている。
脚体2は、図2に示すように床面F上にて上下方向に立てて配置される柱状の2本の脚本体部5、5と、奥行方向に沿って延び、前記脚本体部5、5のそれぞれ上部にてこれらの間を相互に連結する横梁部6と、を備えて構成されている。各脚本体部5は、金属製の角パイプによって主要部が形成され、その角パイプの上下の端部にエンドプレートが溶接固定されている。
横梁部6は、プレス成形された2枚の金属プレートが組み合わされ、その主要部が筒状に形成されている。横梁部6の長さ方向の両端部は、脚本体部5、5の各上部側面に溶接固定されている。このような構成のもとに、2本(一対)の脚本体部5、5の上部に横梁部6が連結されてなる脚体2は、幅方向から見た側面視が門型状(開口側が下方を向くコ字形状)となっている。なお、本実施形態では、横梁部6が脚本体部5、5の外側面(デスク天板3の幅方向外側を向く面)より少し内側に引っ込んで位置するように、取り付けられている。
横梁部6の外側面(デスク天板3の幅方向における外側の面)には、奥行方向に沿って溝状の凹状段部7が形成されている。凹状段部7内には、奥行方向の両端部に、それぞれ後述する支持構造を構成する支持ブラケットの係止爪を係止させるスリット状の係止孔8、8が、上下に並んで形成配置されている。これらスリット状の係止孔8は、スリットの長さ方向が上下方向を向くように、上下に並んで配置されている。
また、奥行方向の中間部には、後述する中間ブラケットを取り付けるための取付孔9が複数形成されている。
本実施形態では、キャビネット4が取り付けられる側の脚体2はその凹状段部7が露出させられて、ここにキャビネット4が取り付けられるようになっている。一方、キャビネット4が取り付けられない側の脚体2は、その凹状段部7にカバー部材10が着脱可能に被着され、凹状段部7が露出しないように構成されている。
図1に示したように一対の脚体2のうちの一方の脚体2の側部には、キャビネット4が吊支されている。このキャビネット4は、キャビネット天板11と底板12と背板13と左右の側板14、14と仕切り板15とが、箱状に組み立てられて構成されたもので、その開口部がデスク天板3の側方、すなわちデスク天板3の幅方向外方に向けて配設されている。なお、仕切り板15は、左右の側板14の中間部に配置され、キャビネット4内に形成される収容空間を左右に仕切っている。
また、このキャビネット4では、図3(a)、(b)に示すようにキャビネット天板11、底板12、左右の側板14、14が、それぞれ背板13の背面13aより後方に延出して形成されている。すなわち、キャビネット天板11には、背板13より後方に延出する天板延出部11aが形成され、底板12には、背板13より後方に延出する底板延出部12aが形成され、側板14には、背板13より後方に延出する側板延出部14aが形成されている。
これら天板延出部11a、底板延出部12a、左右の側板延出部14a、14aに囲まれた空間部は、ブラケット収容部16となっており、本発明に係る支持構造を構成する支持ブラケット17や中間ブラケット18を収容する空間となっている。
そして、このような構成からなるキャビネット4は、図1、図3(a)に示すように、そのキャビネット天板11の上面を前記デスク天板3の上面と面一にして、一方の脚体2の側部、すなわちデスク天板3の幅方向の外側部に吊支されている。また、このように吊支された状態にて、キャビネット4はそのキャビネット天板11の後端面がデスク天板3の側端面に突き合わされ、当接させられている。
キャビネット4を脚体2の側部に吊支するための支持構造は、図3(a)、(b)に示すように本実施形態では前記の支持ブラケット17と中間ブラケット18とによって構成されている。なお、支持ブラケット17はキャビネット4の左右の側板延出部14aに取り付けられるように一対設けられており、中間ブラケット18はキャビネット4の背板13の中間部に所定間隔をあけて複数設けられている。
支持ブラケット17は、金属板が抜き加工や折り曲げ加工されたことによって所定形状に形成されたもので、図3(a)に示すように上下方向、すなわちキャビネット4の背板13の高さ方向(上下方向)に沿って延びるブラケット本体19と、該ブラケット本体19の上端部の後側(脚体2側)に板状の形成部20を介して上下に形成された一対の係止爪21、21と、を有している。
係止爪21は、形成部20より後方に延びた後下降する、L字状に折曲した鉤状のものである。このような構成のもとに係止爪21は、前記したスリット状の係止孔8(図2参照)に挿入された後下方に引き落とされることにより、折曲部分がスリット(係止孔8)の下端に引っかかり、前方に引っ張られても外れないように係止するようになっている。
また、ブラケット本体19は、図3(b)に示すように平面視した形状がコ字状に折り曲げられている。すなわち、形成部20を形成した後板22と、側板23と、前板24とが横断面視コ字状に配置されたことにより、ブラケット本体19が形成されている。形成部20を形成した後板22は、その幅方向が横梁部6の長さ方向に一致させられていることにより、一方の側部が前記脚本体部5の外側面5a(キャビネット4の背板13の背面13aに対向する側の面)に当接している。
また、側板23は、キャビネット4の側板14に平行に配置され、その側板延出部14aの内面に当接させられた状態でネジ止めされている。その際、ネジ25は、側板延出部14aを貫通することなく、その内面側に形成されたネジ孔(図示せず)に螺合させられており、したがってネジ孔やネジ25は、側板14の外面には露出しないようになっている。
前板24は、キャビネット4の背板13に平行に配置され、該背板13の背面13aに当接させられている。ただし、前板24については、必ずしも背板13の背面13aに当接させられることなく、該背面13aから離間してこれに近接した状態で配置されていてもよい。
このような構成によってブラケット本体19は、キャビネット4の背板13の背面13aと脚本体部5の外側面5aとにそれぞれ当接した状態でこれら背面13aと外側面5aとの間に挟持され、その状態で側板延出部14aの内面に当接した側板23が、図3(a)に示すように上下2箇所でネジ止めされている。したがって、支持ブラケット17は、その上端部の係止爪21、21が横梁部6の係止孔8に係止され、ブラケット本体19がブラケット収容部16にてキャビネット4の背板13の背面13aと脚本体部5の外側面5aと側板延出部14aの内面とにそれぞれ当接した状態でネジ止めされていることにより、キャビネット4を脚体2に安定的にかつ強固に吊支している。
なお、このような構成の支持ブラケット17は、キャビネット4の左側の側板14(側板延出部14a)に取り付けられるものと、右側の側板14(側板延出部14a)に取り付けられるものとでは、形成部20及び係止爪21に対するブラケット本体の19の、折曲する方向が逆になっている。すなわち、左側の側板14に取り付けられるものと、右側の側板14に取り付けられるものとは、左右が対称な構造になっている。したがって、支持ブラケット17については予め左側用と右側用の2種類を用意しておき、これらをそれぞれ対応する側の側板延出部14aに取り付けるようにする。
中間ブラケット18は、図3(b)に示すように金属板が折り曲げ加工されたことによって所定形状に形成されたもので、横梁部6の奥行方向(前後方向)中間部に複数(一つでも可)設けられている。該中間ブラケット18は、横梁部6の凹状段部7に当接して前記取付孔9(図2参照)にネジ止めされた一対の取付板26と、これら一対の取付板26間に連続して形成された横断面視コ字状の折曲板27とからなるもので、折曲板27の中間板27a(先端部)がキャビネット4の背板13の背面13aに当接してこれにネジ止めされている。このような構成のもとに中間ブラケット18は、キャビネット4の背板13の背面13aと横梁部6とにそれぞれ当接した状態でこれら背面13aと横梁部6との間に挟持され、ネジ止めされることにより、脚体2に対してキャビネット4をより安定した姿勢に保持するようになっている。
このような構成のデスク装置1において、脚体2にキャビネット4を組み付け、吊支するには、例えば支持ブラケット17をキャビネット4のブラケット収容部16内に配置し、その前板24を背板13の背面13aに、また側板23をキャビネット4の側板延出部14a内面にそれぞれ当接させた状態で、ネジ25によって側板23を側板延出部14aにネジ止めする。なお、支持ブラケット17は左右対称となる形状のものを一対用意し、これらをそれぞれ対応する側板延出部14a側に配置した後、前記したようにネジ止めする。
また、中間ブランケット18についても、ブラケット収容部16内に配置し、その中間板27aを背板13にネジ止めする。
次いで、このようにして支持ブラケット17、中間ブラケット18を取り付けたキャビネット4を、これが吊支される側の脚体2の側方に位置させ、その背板13側に固定した支持ブラケット17の係止爪21を横梁部6の係止孔8内に挿入する。そして、キャビネット4を引き落として係止爪21を係止孔8に係止させ、かつ支持ブラケット17の後板22を脚本体部5の外側面5aに当接させた後、中間ブラケット18の取付板26を横梁部6の取付孔9にネジ止めする。
本実施形態のデスク装置1あっては、係止爪21が横梁部6に係止する一対の支持ブラケット17、17を、キャビネット4の左右の側板14の側板延出部14aの内側にて、それぞれ該側板延出部14aの内面および背板13の背面13aに当接させた状態でキャビネット4に連結することにより、キャビネット4を脚体2の側部に吊支する支持構造を構成しているので、この支持構造により、デスク装置1のデスク天板3の側方にキャビネット4を安定的にかつ強固に吊支することができる。したがって、キャビネット4のキャビネット天板11を、デスク天板3に対して面一な状態に保持することができる。
また、一対の支持ブラケット17、17がキャビネット4の側板延出部14aの内側に隠れ、これら支持ブラケット17、17からなる支持構造が外部に露出しないため、外観意匠性が損なわれることなく、したがって体裁を良くすることができる。
また、支持ブラケット17のブラケット本体19を、脚本体部5の外側面5aに当接させているので、支持ブラケット17がキャビネット4の背板13の背面13aと脚本体部5の外側面5aとにそれぞれ当接した状態でこれら背面13aと外側面5aとの間に挟持されるようになり、したがってキャビネット4を脚体2によってより安定的にかつ強固に吊支することができる。
また、横梁部6の前後方向中間部に、側方に向かって突出する中間ブラケット18を設け、該中間ブラケット18の先端部をキャビネット4の背板13の背面13aに当接させているので、脚体2に対してキャビネット4をより安定した姿勢に保持することができる。
また、キャビネット4のキャビネット天板11にも天板延出部11aを形成しているので、一対の支持ブラケット17、17を、キャビネット4の側板延出部14a、14aだけでなく天板延出部11aによっても隠すことができる。したがって、キャビネットのみで支持ブラケットからなる支持構造が外部に露出するのを防ぐことができる。
図4(a)、(b)は、本発明に係るデスク装置の他の実施形態の概略構成を示す図であり、(a)は脚体2とキャビネット4の接続を示す側断面図、(b)は(a)のB−B線矢視断面図である。
本実施形態が図3(a)、(b)に示した実施形態と異なるところは、中間ブラケット18に対する構成にある。すなわち、本実施形態では図4(a)、(b)に示すように、中間ブラケット18に対してこれの支持強度を高める補強構造が設けられている。
この補強構造は、横梁部6の底面にネジ止めされた底部材28と、底部材28に螺合した調整ネジ29と、中間ブラケット18の折曲板27の下側を保持する保持金物30とによって構成されている。底部材28は、平面視矩形状の底板と、該底板の各辺から立ち上がる側板とによって形成されたものである。この底部材28は、一方の辺側が横梁部6の底面にネジ止め固定され、他方の辺側がキャビネット4の背板13側に延出している。
調整ネジ29は、底部材28の、背板13側に延出した部位に螺合されたもので、底部材28の下方に突出した調整部(図示せず)、あるいは底部材28の上方に位置する大径の支持部29aが順方向または逆方向に回されることにより、支持部29aが昇降するようになっている。
保持金物30は、側面視コ字状に形成されたもので、その凹部内に中間ブラケット18の折曲板27の下側を保持することにより、該折曲板27を支持している。そして、その底面が調整ネジ29の支持部(頭部)29aに支持されていることにより、保持金物30は調整ネジ29によって折曲板27を持ち上げるように支持するようになっている。
すなわち、調整ネジ29が回動されて調整ネジ29の支持部29aが上昇させられることにより、保持金物30が持ち上げられる。これにより、横梁部6に対して中間ブラケット18が持ち上げられ、該中間ブラケット18を介してキャビネット4が持ち上げられる。
したがって、本実施形態にあっては、中間ブラケット18に対してこれの支持強度を高める補強構造を設けているので、この中間ブラケット18を介してキャビネット4の支持強度を高めることができ、これによってキャビネット4をより安定的にかつ強固に吊支することができる。すなわち、キャビネット4を安定的にかつ強固に吊支することにより、キャビネット4のキャビネット天板11を、デスク天板3に対して面一な状態に保持することができる。
また、キャビネット天板11の遊端部側(デスク天板3と反対の側)が、キャビネット4の自重によって下方に向かって傾斜(前垂れ)してしまった場合においても、前記の補強構造によって角度調整をすることができる。
なお、本実施形態では、調整ネジ29によって保持金物30を介してキャビネット4を持ち上げ、これによってキャビネット4をより安定的にかつ強固に吊支するようにしたが、例えば、調整ネジ29の支持部29aを直接又は間接的にキャビネット4の背板13の背面13aの下端側に当接させてこれを押圧するように構成し、図4(a)中の矢印Cで示すように中間ブラケット18を支点にしてキャビネット4を下から上に持ち上げるようにしてもよい。このように構成しても、キャビネット4をより安定的にかつ強固に吊支することができる。
また、前記実施形態では、図3(a)や図4(a)に示したように、脚体2が、デスク天板3の側端部に設けられている場合について説明したが、本発明は脚体2がデスク天板3の側端部より例えば数cm〜数十cm程度内側に配置されている場合にも、適用可能である。その場合、キャビネット4には、天板延出部11aを形成することなく、左右の側板延出部14aと、必要に応じて底板延出部12aとを形成しておく。
このように構成しても、左右の側板延出部14aによって支持ブラケット17からなる支持構造の側部を隠すことができ、また、デスク天板3によって支持構造の上部を隠すことができる。したがって、体裁を良くすることができる。
また、前記実施形態では、横梁部6を脚本体部5、5の外側面(デスク天板3の幅方向外側を向く面)より少し内側に引っ込ませて位置させたが、横梁部6を、その側部(凹状段部7の開口側の側部)が脚本体部5、5の外側面と面一になるように配置してもよい。その場合には、支持ブラケット17の後板22は脚本体部5の外側面5aだけでなく、横梁部6の側部にも当接するようになり、支持ブラケット17はより強固に横梁部6に連結する。したがって、キャビネット4をより安定的にかつ強固に吊支することができる。
また、前記実施形態では、デスク天板3に対してその幅方向の両端部に一対(2つ)の脚体2を設けたが、例えばデスク本体3の幅(図1中LH、RHを結ぶ矢印で示される幅方向の長さ)が長い場合には、デスク本体3の幅方向の中間部に別に脚体2を設けてもよい。
1…デスク装置、2…脚体、3…デスク天板、4…キャビネット、5…脚本体部、5a…外側面、6…横梁部、8…係止孔、11…キャビネット天板、11a…天板延出部、13…背板、13a…背面、14…側板、14a…側板延出部(延出部)、17…支持ブラケット、18…中間ブラケット、21…係止爪、27a…中間板(先端部)、F…床面

Claims (5)

  1. 床面上にて上下方向に立てて配置される柱状の2本の脚本体部が、該脚本体部の上部にて横梁部により相互に連結されて形成された複数の脚体と、前記脚体の上部間に架設されたデスク天板と、を有するデスク装置において、
    キャビネット天板と底板と背板と、該背板より後方に延出する延出部を有する左右の側板とによって構成された箱型のキャビネットが、前記デスク天板の側方に開口部を向け、かつ、そのキャビネット天板の上面を前記デスク天板の上面と面一にして、前記脚体の側部に支持構造で吊支されており、
    前記支持構造は、前記横梁部に係止する一対の支持ブラケットが、前記左右の側板の前記延出部の内側にて、前記キャビネットに連結することで構成されており、
    前記支持ブラケットは、前記上下方向に沿って前記横梁部よりも下方に延びており、前記背板の背面と前記脚本体部において前記背板の背面に対向する側の外側面とにそれぞれ当接した状態で、前記背板の背面と前記脚本体部の外側面との間に挟持されていることを特徴とするデスク装置。
  2. 前記一対の支持ブラケットは、それぞれ前記延出部の内面および前記背板の背面に当接していることを特徴とする請求項1記載のデスク装置。
  3. 前記支持ブラケットは、その係止爪が前記横梁部に設けられた係止孔に係止するとともに、前記脚本体部外側面に当接していることを特徴とする請求項1又は2に記載のデスク装置。
  4. 前記横梁部の前後方向中間部に、側方に向かって突出する中間ブラケットが設けられており、該中間ブラケットは、その先端部が前記キャビネットの背板の背面に当接していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のデスク装置。
  5. 前記キャビネットは、前記キャビネット天板も前記背板より後方に延出していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のデスク装置。
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