JP6985105B2 - 什器 - Google Patents

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Description

本発明は、什器に関する。
従来、オフィスや公共施設等の執務空間においては、執務者に執務を効率的に行うための場所を提供するため、天板が設けられた什器(天板付什器)が設置されているのが一般的となっている。こうした天板付什器の構造として、例えば特許文献1、2に示されるように、床面から上方に向かって立設された仕切りパネルと、仕切りパネルの前方に配設された天板と、仕切りパネルにおける天板よりも上方位置に配設された棚板と、によって構成されたものが知られている。
このような構成の什器を採用することで、仕切りパネルによって什器の前後で空間を区画して執務者に執務に集中しやすい環境を提供できる。さらに、仕切りパネルに棚板を設置することによって執務に使用する物品を執務作業スペースである天板近くに設けることができ、執務作業を効率的に行うことが可能な空間を提供することができる。
特許第4472055号公報 特許第4177520号公報
しかしながら、従来の什器では、以下のような問題があった。
すなわち、特許文献1、2に記載される構造の什器では、棚板と天板とが仕切りパネルによって支持される構造となるため、仕切りパネルを支持するために支持構造を強固に構成することが求められている。とくに什器を用いて作業をしている人を立っている人の目線から遮蔽する等の目的で、執務空間内における高い位置まで区画したい場合においては、仕切りパネルの高さ寸法を高く設定する必要があるため、支持構造をより強固かつ安定的に構成する必要があった。
一方で日々の執務を行うための空間は什器としての体裁が良好である必要もあることから、強固かつ安定的な構造と、体裁が良い什器であることとがバランスよく達成できることが求められており、その点で改善の余地があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、強固かつ安定的に構成することができ、しかも什器としての体裁を良好に収めることができる什器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る什器は、互いに左右に離間して床面上から上方に向かって立設された複数の支柱と、前記支柱に対して設けられ、前記支柱の前方に延びる支持部と、前記支柱の前面から前方に延びて設けられ、下端が床面に接床する支持脚体と、前記支持部間に架設される架設部材と、隣り合う前記支柱間に架設され、前記支柱間の空間を閉塞する塞ぎパネルと、を備え、前記支柱の前面の下方位置には、前記支持脚体が前記支持脚体における後端の取付面が当接された状態で固定され、前記支柱の前面における前記支持脚体より上方位置の少なくとも一部が前記塞ぎパネルによって閉塞され、前記支柱における前記支柱同士が対向する側面に少なくとも前面を向くフランジを有するパネル取付材が設けられ、前記フランジに前記塞ぎパネルの後面側が固定されることを特徴としている。
本発明では、床面に接床され、支柱の前面側で前後方向に延びる支持部を有する支持脚体によって、支柱を強固かつ安定した姿勢で支持することができる。そのため、支柱間に架設される塞ぎパネルや、塞ぎパネルに棚板等が取り付けられる場合であっても、支持脚体によって強固に支持された支柱を安定した状態で維持できる。
また、支持脚体に前後方向に延びる支持部が設けられているので、この支持部に架設部材を載置させた状態で支持することが可能となり、例えば天板等の架設部材を塞ぎパネルに支持させる什器に比べて安定的に設けることができる。したがって、什器として強固かつ安定的に構成することができる。
さらに、本発明では、支柱の前面の下方位置において、支持脚体の取付面が当接された状態で固定され、支柱の前面における支持脚体より上方位置の少なくとも一部が塞ぎパネルによって閉塞されているので、支柱の前面が支持脚体および塞ぎパネルによって覆われた状態となる。そのため、例えば支柱の高さが高くなるような場合であっても、支柱が目立つことがなく、什器としての体裁を良好に収めることができる。
また、本発明に係る什器は、前記支柱の前面には、上下方向に所定間隔をあけて複数の係止孔が設けられ、前記係止孔に係止可能な係止部を有するオプション部材が設けられ、前記塞ぎパネルは、前記支柱の前面のうち前記係止孔を除く部分を閉塞するように配設されていることが好ましい。
この場合には、支持脚体によって強固かつ安定的に支持された支柱の係止孔にオプション部材の係止部を係止させることで、支柱にオプション部材を安定した状態で取り付けることが可能となり、什器としての利便性を高めることができる。
また、本発明に係る什器は、前記支柱の前面は、前記係止孔を挟んだ左右両側の領域が前記塞ぎパネルによって閉塞されていることを特徴としてもよい。
この場合には、支柱の前面における係止孔が上下方向に配置される部分を除いたすべての領域を覆うように塞ぎパネルが配置されているので、什器としての体裁をより良好に収めることができる。
また、本発明に係る什器は、前記支持部は、前記支持脚体の一部として一体的に形成されていることを特徴としてもよい。
この場合には、支持部が支持脚体の一部であって別体で設けられていないので、剛性の高い構造となり、支持脚体によって支柱をより強固に支持することができる。
また、本発明に係る什器は、前記支柱の前方には、前記架設部材として、平面が上方を向くように配設された平板状の天板が設けられ、前記天板は、前記支持脚体の前後方向に延びる前記支持部によって下方から支持されていることを特徴としてもよい。
この場合には、支持脚体の支持部に天板を載置させた状態で支持することが可能となり、天板を塞ぎパネルに支持させる什器に比べて安定的に設けることができる。したがって、什器として強固かつ安定的に構成することができる。
また、本発明に係る什器は、前記塞ぎパネルは、前記支柱の前面に位置するパネル本体と、前記パネル本体の後側に配置され隣り合う前記支柱のそれぞれの対向する側面同士の間に位置する係止片と、を有することを特徴としてもよい。
この場合には、パネル本体の後側の係止片を使用して支柱に対して確実に固定することができる。そして、係止片の手前側に位置するパネル本体によって支柱の前面の少なくとも一部を閉塞できる。つまり、支柱前面にパネル本体を固定する手段を設ける必要がないため、前方から見て支柱前面に固定手段が露呈することがない体裁の良い構造を実現することができる。
本発明の什器によれば、強固かつ安定的に構成することができ、しかも什器としての体裁を良好に収めることができる。
本発明の実施の形態による什器を斜め正面から見た斜視図である。 図1に示す什器を前方から見た正面図である。 図1に示す什器を上方から見た平面図である。 図2に示すA−A線矢視図であって、エンド支持脚体によって支柱が支持された什器の側面図である。 図2に示すB−B線矢視図であって、中間支持脚体によって支柱が支持された什器の側面図である。 支柱の構成を示す図であって、(a)は前面を見た図、(b)は側面を見た図、(c)は後面を見た図である。 支柱に塞ぎパネルを取り付けた状態を示す斜視図である。 支柱に支持脚体と天板を取り付ける状態で一部分解した斜視図である。 支柱に支持脚体と下部フレームを取り付けた要部を示す一部破断した上面図である。 エンド支持脚体の側面図である。 図10に示すエンド支持脚体を前方から見た正面図である。 図10に示すエンド支持脚体を上方から見た平面図である。 中間支持脚体の側面図である。 図13に示す中間支持脚体を前方から見た正面図である。 図13に示す中間支持脚体を上方から見た平面図である。 物品収納什器を天板下の収容空間に収容する状態を示す斜視図である。 下部フレームに下部化粧パネルを取り付ける状態を幅方向から見た要部拡大図である。 塞ぎパネルを支柱に取り付ける状態を上方から見た要部拡大図である。
以下、本発明の実施形態による什器について、図面に基づいて説明する。
図1乃至図3に示す本実施形態による天板付什器1(什器)は、執務空間に設けられるデスク装置であって、複数のデスクを横方向に連続的に配置することを可能とした構成となっている。
天板付什器1は、互いに左右に離間して床面F上から上方に向かって立設された複数の支柱10と、支柱10に対して設けられ、支柱10の前面10aから前方に延びる支持部(後述する上材23、23A)を有し、下端が床面Fに接床する支持脚体20と、左右に隣り合う支柱10、10間に架設され、支柱10、10間の空間を閉塞する塞ぎパネル30と、支持脚体20、20間に架設され、前記支持部に支持される天板40(架設部材)と、天板40の下方の空間部内に後方の一部もしくは、全体を収容可能とされた物品収納什器50と、を備えている。
ここで、支持脚体20及び天板40は、本発明の第一の什器に相当している。
また、天板40よりも下方位置において、隣り合う支柱10、10間に架設する下部フレーム60が設けられている。
さらに、天板40上には、例えばデスクを複数の人で使用できるように所定の間隔で区画されている場合において、その区画毎にデスクトップパネル部材70が設けられている。
さらにまた、塞ぎパネル30の前面には、支柱10における天板40より上方の適宜な位置で収納棚80(オプション部材)が取り付け可能となっている。
ここで、本実施の形態では、床面Fに対して平行な一方向に配置される一対の支柱10、10の離間方向を幅方向Dhといい、上方から見た平面視で幅方向Dhに直交する方向を前後方向Dfという。なお、幅方向Dhのことを左右方向ということもある。また、天板付什器1の前後方向Dfにおいて、天板付什器1に向かう不図示の椅子側を前方、前側といい、その反対側(椅子から見て天板付什器1側)を後方、後側という。
支柱10は、図6(a)〜(c)、図7、図8、及び図9に示すように、上下方向Dvに延びる四角形筒状に形成されている。支柱10の前面10a及び後面10bには、上下方向Dvに所定の間隔をあけて複数の係止孔11、11、…が設けられている。これら係止孔11は、幅方向Dhの中央に縦長のスリット状に穿設されている。係止孔11には、図1に示す支持脚体20や収納棚80のそれぞれの係止部(後述する係止フック)を係止させることによって支持脚体20や収納棚80が取付け可能となっている。
支柱10の左右の両側面10cには、上下方向Dvの所定箇所に雌ねじ孔12が設けられている。雌ねじ孔12には、塞ぎパネル30を取り付けるためのパネル取付材31(後述)を装着するためのねじが螺合されことで、パネル取付材31が取付け可能となっている。
また、図6(a)〜(c)に示すように、支柱10の両側面10cの下部及び上部には、側面10cにおける前面10a側と後面10b側で互いに対向するように一対の縦長のスリット孔13が形成されている。これら一対のスリット孔13、13には、図2に示す下部フレーム60の係止部(係止フック64)を係止させることによって下部フレーム60が取付け可能となっている。支柱10の上部側の一対のスリット孔13、13には、図2に示すように、隣同士の支柱10、10の上部間を連結する上部連結部材15の長さ方向の端部に設けられた係止爪が係止させることで、支柱10、10間に上部連結部材15が架設される。これにより天板付什器1の上部の剛性が高められている。
支柱10の下面には、図4、図5、及び図6(a)〜(c)に示すように、支柱10の高さ及びレベルの調整を行うためのアジャスター14が設けられている。
支持脚体20は、図1に示すように、幅方向Dhの両端に配置されるエンド支持脚体20Aと、複数の天板付什器1、1、…を幅方向Dhに組み合わせた場合でエンド支持脚体20A、20A間に配置される中間支持脚体20Bと、の二種類が採用されている。いずれの支持脚体20A、20Bも、床面Fに設置されるとともに、支柱10の前面10aに対して脚体取付ブラケット20C(図8参照)を用いて取付け可能に設けられている。
図10〜図12に示すように、エンド支持脚体20Aは、前縦材21、後縦材22、上材23(支持部)及び下材24によって四角形状に枠組みされている。前縦材21及び後縦材22は、上下方向Dvに延びる四角形筒状に形成されている。前縦材21、後縦材22、上材23、及び下材24の幅方向Dhの寸法は、支柱10の前面10aにおける幅寸法の略半分の寸法に設定されている。
後縦材22の後面22aにおける幅方向Dhの一端側には、上下方向Dvに所定の間隔をあけて複数の上向きの係止フック221が設けられている。本実施形態では、図10に示すように、後縦材22の後面22a(取付面)において、上方部分、中間部分、下方部分でそれぞれ3つの係止フック221が設けられている。各係止フック221は、それぞれ上述した支柱10の前面10aに形成される係止孔11に進入した状態で上向きに係止される。
下材24は、幅方向Dhに延びる四角形筒状に形成されている。下材24の下面には、エンド支持脚体20Aの高さ及びレベルの調整を行うためのアジャスター241が設けられている。アジャスター241は、ねじ部が下材24の下面に対して螺合されている。
上材23は、前後方向Dfに延び上側が開口するコの字状に形成されている。上材23の後端は、後縦材22の上端に載置された状態で固定されている。図8に示すように、上材23の後端部分は、両側板231、231が切り取られた形状となっている。一方の側板231には、前後方向Dfの一部の上端から幅方向Dhの外側に向けて延びる突出板233が設けられている。この突出板233には、天板40が載置される。上材23の底板232には、後縦材22に載置される部分より前側の位置に、脚体取付ブラケット20Cを取り付けるためのボルト用のボルト穴23aが形成されている。
脚体取付ブラケット20Cは、図8に示すように、前後方向Dfに延びるとともに、縦リブ201と横リブ202とによってL字状に形成されている。縦リブ201の後端には、上下に間隔をあけて一対の下向きの係止フック203が設けられている。各係止フック203は、それぞれ上述した支柱10の前面10aに形成される係止孔11に進入した状態で下向きに係止される。横リブ202には、この横リブ202をエンド支持脚体20Aの上材23の底板232上に載置させ、係止フック203を支柱10の係止孔11に係止させた状態で、上材23のボルト穴23aに同軸上に対応する位置に溶接ナット234が形成されている。
エンド支持脚体20Aを支柱10に取り付ける際には、エンド支持脚体20Aの後縦材22の係止フック221を支柱10の係止孔11に係止させた後、脚体取付ブラケット20Cをエンド支持脚体20A上に載置させて係止フック203を支柱10の係止孔11に係止させる。そして、この状態でエンド支持脚体20Aの上材23のボルト穴23aと脚体取付ブラケット20Cの前記溶接ナット234に下方からボルト(図示省略)を挿通させて締め込むことで双方を固定する。これにより、エンド支持脚体20Aが支柱10に対して固定される。
なお、エンド支持脚体20Aの場合には、図9に示すように、支柱10の前面10aのうち幅方向Dhで略半分の領域のみがエンド支持脚体20Aの後縦材22によって覆われた状態となる。そのため、支柱10の前面10aの後縦材22によって覆われていない領域を含む側には、断面コの字状のエンドキャップ101が外側から装着されている。支柱10の前面10aのうち後縦材22で閉塞されていない領域は、エンドキャップ101の折返し部分101aで覆われて閉塞された状態となっている。
縦リブ201の上端における後端側の位置には、幅方向Dhの外側に向けて延びる突片204が設けられている。この突片204には、前後方向Dfに延びる長穴204aが形成されている。この長穴204aには、天板40の補助部材として設けられる天板塞ぎ材41の係止片411(後述する)が上方から差し込まれることで、天板塞ぎ材41が取付け可能となっている。
次に、中間支持脚体20Bは、図13〜図15に示すように、中間縦材25、後縦材22A、上材23A(支持部)、及び下材24Aによって組み合わされている。すなわち、上述したエンド支持脚体20Aの前縦材21が省略された代わりに中間縦材25が上材23Aの後方寄りの位置に配置されている。後縦材22A、上材23A、及び下材24Aは、エンド支持脚体20Aの構成とほぼ同様であり、それぞれの幅寸法がエンド支持脚体20Aの幅寸法より大きく設定されている。
上材23Aは、後縦材22Aに接続される後方部分を除いて前後方向Dfに延びる四角形筒状に形成されている。上材23Aの上面23bには、天板40の幅方向Dhの端部が載置される。
下材24Aは、後縦材22Aから前方に延びる長さがエンド支持脚体20Aの下材24の略半分程度の長さに設定されている。
中間支持脚体20Bもエンド支持脚体20Aと同様に、後縦材22Aの係止フック221を支柱10の前面10aの係止孔11に係止させた状態で、脚体取付ブラケット20Cを使用して支柱10の前面10aに取付け可能となっている(図8参照)。ここで、中間支持脚体20Bが取付けられる支柱10は、幅方向Dhで両端にない中間部に配置される支柱10が取付けの対象となる。
下部フレーム60は、図2に示すように、上下方向Dvに延びる一対の縦材61、61と、幅方向Dhに延びる上材62及び下材63と、によって四角形状に枠組みされている。これら縦材61、上材62、下材63は、それぞれ四角形筒状に形成されている。下部フレーム60は、床面Fから上方に間隔をあけた高さで隣り合う支柱10、10間に取付けられ、上材62の上面の高さは、支持脚体20(エンド支持脚体20A、中間支持脚体20B)の上端の高さと一致している。
図9に示すように、縦材61の幅方向Dhの外側に面する外面61aにおける下部には、下向きの係止フック64が設けられている。係止フック64は、それぞれ上述した支柱10の側面10cに形成されるスリット孔13に進入した状態で下向きに係止される。係止フック64が前記スリット孔13に係止した状態で、下部フレーム60が支柱10に取付けられた状態となる。
下部フレーム60の前面側には、図1に示すように、下部フレーム60の全体を覆うように下部化粧パネル65が設けられている。下部化粧パネル65は、前方から見て四角形状をなし、図17に示すように、外周縁から後方に向けて突出する係止片65aが設けられ、係止片65aを縦材61、上材62、下材63に係止させた状態で、前側からビス65bによって縦材61、上材62、下材63の前面にそれぞれ固定されている。これにより、天板付什器1の天板40より下方の後側が下部化粧パネル65によって塞がれた状態となる。
塞ぎパネル30は、図1、図2、図7、及び図18に示すように、隣り合う支柱10、10間に配設され、下部フレーム60よりも上方の支柱10に対してパネル取付材31を用いて取付け可能となっている。
塞ぎパネル30は、前方から見て四角形状をなすパネル本体32と、パネル本体32の上縁と下縁から後方に向けて突出し、それぞれの突出端から上下方向Dvで互いに近接するように内向きに折り曲げられた鉤状の係止片33と、を有している。係止片33の幅方向Dhの長さ寸法は、支柱10、10間の離間寸法ほぼ同等とされる。パネル取付材31の前方側には、予め段付きビス34を取り付けられている。そして、係止片33に設けたダルマ孔の拡径部からパネル取付材31の段付きビス34の頭を挿通し、ダルマ孔の幅狭部に段付きビス34の小径段部を位置させることによって、パネル本体32をパネル取付材31に係止して取り付ける構成となっている。これにより塞ぎパネル30がパネル取付材31を介して支柱10に取付け可能となっている。
パネル本体32の幅寸法は、支柱10に取り付けられた状態において、幅方向Dhの側端部32cが支柱10の前面10aの少なくとも一部を閉塞するように配設されている。本実施形態では、パネル本体32の側端部32cが係止孔11に重ならない位置まで支柱10の前面10aに張り出した寸法に設定されている。つまり、支柱10の前面10aには、係止孔11を挟んだ左右両側の領域がそれぞれ支柱10を挟んで幅方向Dhに隣り合う塞ぎパネル30、30によって閉塞されている。
パネル取付材31は、図18に示すように、上下方向Dvに延びるとともに、ウェブ311と一対のフランジ312とによってコの字状に形成されている。ウェブ311は、支柱10の側面10cに当接されて第2固定ビス(図示省略)によって支柱10に固定される。前側のフランジ312には、前方から塞ぎパネル30の係止片33が当接させた状態で、双方が重なった部分で段付きビス34によって固定されている。
これにより、天板付什器1の天板40より上方の後側が塞ぎパネル30によって塞がれた状態となる。
なお、本実施形態における塞ぎパネル30は、天板40の上方部分の支柱10、10間の前面を塞ぐものであり、本実施形態のように上下方向Dvに複数に分割されていてもよいし、1枚ものであってもよい。
収納棚80(オプション部材)は、図1〜図5に示すように、支柱10の前面10aの係止孔11に係止され前方に向けて突出する棚支持板81と、棚支持板81の下端に連結され幅方向Dhに延びる棚本体82と、を備えている。
棚支持板81の後面には、上下方向Dvに所定の間隔をあけて複数の係止フック(図示省略)が設けられている。各係止フックが支柱10の係止孔11に進入した状態で係止されることで、棚支持板81が支柱10に取付け可能となっている。
天板40は、支柱10の前方に配置され、平面が上方を向くように配設された平板状をなし、隣り合う支持脚体20、20間を架設し、支持脚体20の上端に載置した状態で下方から図示しないボルト等により固定されている。つまり、支持脚体20によって天板40の下方空間が仕切られるので、1つの天板40毎に一人の執務スペースとすることができる。また、天板40の幅方向Dhの寸法を大きくし、1つの天板40を複数人で使用する執務スペースとしてもよい。
天板40は、図8に示すように、後端側で塞ぎパネル30との間に間隔をあけて配置され、その開口部S1には幅方向Dhに延びる天板塞ぎ材41が設けられている。この天板塞ぎ材41によって閉塞される開口部S1は、例えばOA機器等の配線(図示省略)の取り出し口として利用が可能である。
物品収納什器50は、図16に示すように、天板40の下面40aに固定された側部パネル51、51と、側部パネル51、51に前後方向Dfに移動可能に支持された収納構造体52と、を備えている。
側部パネル51、51は、図1及び図16に示すように、中間支持脚体20Bの幅方向Dhの両側に互いに間隔をあけて設けられている。すなわち、幅方向Dhに間隔をあけて配置される一対の側部パネル51、51によって挟まれた空間に収納構造体52が配置されている。一対の側部パネル51、51同士の間隔は、収納構造体52の幅寸法とほぼ一致している。つまり、収納構造体52は、一対の側部パネル51、51間に配置された状態で幅方向Dhへの転倒が防止されることになる。
図1、図16に示すように、デスクトップパネル部材70は、天板40の上面40bに固定される天板上収納71と、天板上収納体71によって支持され平面(側面72a)を幅方向Dhに向けて配設される平板状の仕切りパネル72と、を備えている。
仕切りパネル72は、隣り合う天板40、40同士の境界近傍を仕切るように、天板40における前後方向Dfのほぼ全体にわたって配置されている。
次に、上述した天板付什器1の作用について、図面に基づいて詳細に説明する。
本実施の形態では、図1乃至図3に示すように、床面Fに接床され、支柱10の前面10a側で前後方向Dfに延びる上材23、23A(図4及び図5)を有する支持脚体20によって、支柱10を強固かつ安定した姿勢で支持することができる。そのため、支柱10、10間に架設される塞ぎパネル30や、本実施の形態のように塞ぎパネル30に収納棚80が取り付けられる場合であっても、支持脚部20によって強固に支持された支柱10を安定した状態で維持できる。
また、支持脚体20に前後方向Dfに延びる上材23、23Aが設けられているので、本実施形態のように上材23、23Aに天板40を載置させた状態で支持することが可能となり、天板40を支柱10から片持ち状に前方に突出して設けた支持部に支持させる什器に比べて安定的に設けることができる。したがって、什器として強固かつ安定的に構成することができる。
さらに、本実施の形態では、支柱10の前面10aの下方位置において、支持脚体20の後面22aが当接された状態で固定され、支柱10の前面10aにおける支持脚体20より上方位置の少なくとも一部が塞ぎパネル30によって閉塞されているので、支柱10の前面10aが支持脚体20および塞ぎパネル30によって覆われた状態となる。そのため、例えば支柱10の高さが高くなるような場合であっても、支柱10が目立つことがなく、什器としての体裁を良好に収めることができる。
また、本実施の形態では、支持脚体20によって強固かつ安定的に支持された支柱10の係止孔11に収納棚80の係止部を係止させることで、支柱10に収納棚80を安定した状態で取り付けることが可能となり、什器としての利便性を高めることができる。
また、本実施の形態では、支柱10の前面10aにおける係止孔11が上下方向Dvに配置される部分を除いたすべての領域を覆うように塞ぎパネル30が配置されているので、什器としての体裁をより良好に収めることができる。
さらに、本実施の形態では、図7及び図18に示すように、塞ぎパネル30のパネル本体32の後側の係止片33を使用して支柱10に対して確実に固定することができる。そして、係止片33の手前側に位置するパネル本体32によって支柱10の前面10aの少なくとも一部を閉塞できる。つまり、支柱10の前面10aにパネル本体32を固定する手段を設ける必要がないため、前方から見て支柱10の前面10aに固定手段が露呈することがない体裁の良い構造を実現することができる。
上述のように本実施の形態による什器1では、強固かつ安定的に構成することができ、しかも什器としての体裁を良好に収めることができる。
以上、本発明による什器の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態では、支柱10の前面10aに上下方向Dvに所定間隔をあけて複数の係止孔11が設けられ、これら係止孔11に係止可能な係止部を有するオプション部材として収納棚80を設ける構成としているが、係止孔11に係止されるオプション部材としては収納棚80であることに限定されることはなく、他の部材であってもよい。
また、本実施の形態では、支柱10の前面10aのうち係止孔11を除く部分を閉塞するように塞ぎパネル30を配設させた構成としているが、このような配置であることに限定されることはない。要は、支柱10の前面10aにおける支持脚体20より上方位置の少なくとも一部が塞ぎパネル30によって閉塞されていればよいのである。
さらに、本実施の形態では、天板40を備えた天板付什器1を対象としているが、天板40を備えない什器であってもよい。また、天板40が支持脚部20の上材23(支持部)によって下方から支持される構成であることに限定されることはない。
また、物品収納什器50、下部フレーム60、デスクトップパネル部材70、収納棚80等の形状、寸法、数量等の構成については、本実施の形態に限定されることはなく、適宜設定することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 天板付什器(什器)
10 支柱
10a 前面
11 係止孔
12 雌ねじ孔
13 スリット孔
20 支持脚体
20A エンド支持脚体
20B 中間支持脚体
20C 脚体取付ブラケット
22、22A 後縦材
22a 後面(取付面)
221 係止フック(係止部)
23、23A 上材(支持部)
24、24A 下材
30 塞ぎパネル
31 パネル取付材
32 パネル本体
33 係止片
40 天板(架設部材)
41 天板塞ぎ材
50 物品収納什器
51 側部パネル
60 下部フレーム
65 下部化粧パネル
70 デスクトップパネル部材
80 収納棚
Dh 幅方向
Df 前後方向
Dv 上下方向
F 床面

Claims (6)

  1. 互いに左右に離間して床面上から上方に向かって立設された複数の支柱と、
    前記支柱に対して設けられ、前記支柱の前方に延びる支持部と、
    前記支柱の前面から前方に延びて設けられ、下端が床面に接床する支持脚体と、
    前記支持部間に架設される架設部材と、
    隣り合う前記支柱間に架設され、前記支柱間の空間を閉塞する塞ぎパネルと、
    を備え、
    前記支柱の前面の下方位置には、前記支持脚体が前記支持脚体における後端の取付面が当接された状態で固定され、
    前記支柱の前面における前記支持脚体より上方位置の少なくとも一部が前記塞ぎパネルによって閉塞され
    前記支柱における前記支柱同士が対向する側面に少なくとも前面を向くフランジを有するパネル取付材が設けられ、前記フランジに前記塞ぎパネルの後面側が固定されることを特徴とする什器。
  2. 前記支柱の前面には、上下方向に所定間隔をあけて複数の係止孔が設けられ、
    前記係止孔に係止可能な係止部を有するオプション部材が設けられ、
    前記塞ぎパネルは、前記支柱の前面のうち前記係止孔を除く部分を閉塞するように配設されていることを特徴とする請求項1に記載の什器。
  3. 前記支柱の前面は、前記係止孔を挟んだ左右両側の領域が前記塞ぎパネルによって閉塞されていることを特徴とする請求項2に記載の什器。
  4. 前記支持部は、前記支持脚体の一部として一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の什器。
  5. 前記支柱の前方には、前記架設部材として、平面が上方を向くように配設された平板状の天板が設けられ、
    前記天板は、前記支持脚体の前後方向に延びる前記支持部によって下方から支持されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の什器。
  6. 前記塞ぎパネルは、前記支柱の前面に位置するパネル本体と、前記パネル本体の後側に配置され隣り合う前記支柱のそれぞれの対向する側面同士の間に位置する係止片と、を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の什器。
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