JP6882142B2 - 什器システム - Google Patents

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Description

本発明は、什器システムに関する。
従来、オフィスや公共施設等の執務空間においては、執務に用いるための作業面として使用される天板が設けられた天板付什器が設置されているのが一般的となっている。こうした天板付什器としては、天板の下方に空間部を形成することによって、執務者が下肢を収容することが可能な空間を設け、執務者が楽な姿勢をとれるようにしたものが知られている。
また、天板付什器を使用して執務を行う際においては、執務に使用する物品を収納するための物品収納什器を別途使用することによって、執務の効率を高めることができ、什器としての利便性を高めることが可能となっている。
こうした物品収納什器としては、例えば特許文献1に示されるように、スペース効率を高めるために天板の下方の空間部内に物品収納什器の後方の一部、あるいは全体を収容可能としたものがあり、執務空間内のスペースを有効活用できるものとなっている。
また、例えば組織変更、レイアウト変更や人事異動等に伴って執務者の席が変更された場合においても、執務者が執務に使用する物品を収納した物品収納什器をそのまま新たな席に移動させることによって、席の移動を容易なものとすることができる。
特開2017−66590号公報
しかしながら、従来の什器では、以下のような問題があった。
すなわち、特許文献1に記載されるような独立して物品収納什器を設ける構造では、使用時における執務者の安全性を確保するため、什器としての転倒性を考慮に入れて構成する必要がある。そのため、物品収納什器の幅寸法が短い構成や、物品収納什器として引出し構造を有する場合においては、什器としてのバランスが悪くなり、転倒しやすくなるという問題があった。
また、従来の物品収納什器では、天板の下方の空間部内における左右方向の取付け位置を変更できることが望ましいが、天板付什器では、天板を下方から支持する支持構造体や、什器自体の転倒を防止するための支持脚等が天板下方の空間部に設けらる場合が多く、これらに干渉する位置に物品収納什器を配設することが困難となっており、その点で改善の余地があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、什器の転倒を防止することができ、使用時の安全性を確保することができる什器システムを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、上部構造体の下方において第二の什器を支持脚体に干渉することなく配置することができる什器システムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る什器システムは、上部構造体と、床面から上方へ延びる脚部及び床面の上方で前記脚部から前方へ延びて前記上部構造体の下面を支持する上支持部とを有する支持脚体と、を備える第一の什器と、前記上部構造体の下方で前記上部構造体の下面に固定され、物品を収納する第二の什器と、を備え、前記第二の什器は、上部に上方に開口する凹部が前後方向に形成され、前記上支持部は前記凹部に配されていることを特徴としている。
前記上部構造体は、上面が作業面とされる平板状の天板であってもよい。
本発明では、第二の什器が上部構造体(天板)の下面に固定されているので、第二の什器が転倒することを防止することができ、使用時の安全性を確保することができる。
また、本発明では、第二の什器の上部において上方に開口する凹部に上支持部が配置されるので、上部構造体の下方空間を構成する凹部において上支持部に干渉することなく第二の什器を設けることができる。
また、本発明に係る什器システムは、前記第二の什器は、前記上部構造体の下面に固定された固定部材と、前記固定部材に前後方向に移動可能に支持された収納部と、を備え、前記凹部は、前記第二の什器における前記収納部の上方位置に形成されていることを特徴としてもよい。
この場合には、収納部が上部構造体に固定される固定部材に支持された状態で移動可能に設けられているので、収納部を固定部材に対して収納位置と取り出し位置を移動させることができる。そして、収納部が取り出し位置の場合でも固定部材に支持されているので、転倒を防止することができる。
また、本発明に係る什器システムは、前記支持脚体には、床面に接地される下支持部が設けられ、前記第二の什器は、下部に下方に開口する開口部が前後方向に形成され、前記下支持部は前記開口部に配されていることを特徴としてもよい。
このような構成とすることで、第二の什器の下部において下方に開口する開口部に下支持部が配置されるので、開口部において下支持部に干渉することなく第二の什器を設けることができる。
また、本発明に係る什器システムは、前記凹部には、前記第二の什器における左右いずれか側方の空間に連通する開口が設けられていることを特徴としてもよい。
このような構成とすることで、第二の什器の凹部の開口によって支持構造体の上支持部を左右方向に通過させることが可能となる。そのため、第二の什器を上支持部に対して左右方向にずらした位置に移動させることが可能となり、第二の什器における左右方向の設置位置の自由度を高めることができる。
本発明の什器システムによれば、第二の什器の転倒を防止することができ、使用時の安全性を確保することができる。
また、本発明によれば、上部構造体の下方において第二の什器を支持脚体に干渉することなく配置することができる。
本発明の実施の形態による什器を斜め正面から見た斜視図である。 図1に示す什器を前方から見た正面図である。 図1に示す什器を上方から見た平面図である。 図2に示すA−A線矢視図であって、エンド支持脚体によって支柱が支持された什器の側面図である。 図2に示すB−B線矢視図であって、中間支持脚体によって支柱が支持された什器の側面図である。 支柱の構成を示す図であって、(a)は前面を見た図、(b)は側面を見た図、(c)は後面を見た図である。 支柱に塞ぎパネルを取り付けた状態を示す斜視図である。 支柱に支持脚体と天板を取り付ける状態で一部分解した斜視図である。 支柱に支持脚体と下部フレームを取り付けた要部を示す一部破断した上面図である。 エンド支持脚体の側面図である。 図10に示すエンド支持脚体を前方から見た正面図である。 図10に示すエンド支持脚体を上方から見た平面図である。 中間支持脚体の側面図である。 図13に示す中間支持脚体を前方から見た正面図である。 図13に示す中間支持脚体を上方から見た平面図である。 物品収納什器を天板下の収容空間に収容する状態を示す斜視図である。 下部フレームに下部化粧パネルを取り付ける状態を幅方向から見た要部拡大図である。 塞ぎパネルを支柱に取り付ける状態を上方から見た要部拡大図である。 物品収納什器を天板下の収容空間に収容する状態を幅方向から見た側面図である。 図19に示す物品収納什器の側面図である。 物品収納什器を後方から見た図である。 物品収納什器を連結部材によって天板に取り付けた状態を示す要部正面図である。
以下、本発明の実施形態による什器システムについて、図面に基づいて説明する。
図1乃至図3に示す本実施形態による什器システムは、執務空間に設けられるデスク装置であって、複数のデスクを横方向に連続的に配置することを可能とした天板付什器1に採用されている。
天板付什器1は、互いに左右に離間して床面F上から上方に向かって立設された複数の支柱10と、支柱10に対して設けられ、支柱10の前面10aから前方に延びる支持部(後述する上材23、23A)を有し、下端が床面Fに接床する支持脚体20と、左右に隣り合う支柱10、10間に架設され、支柱10、10間の空間を閉塞する塞ぎパネル30と、支持脚体20、20間に架設され、前記支持部に支持される天板40(上部構造体)と、天板40の下方の空間部内に後方の一部もしくは、全体を収容可能とされた物品収納什器50と、を備えている。
ここで、支持脚体20及び天板40は、本発明の第一の什器に相当している。
また、天板40よりも下方位置において、隣り合う支柱10、10間に架設する下部フレーム60が設けられている。
さらに、天板40上には、例えばデスクを複数の人で使用できるように所定の間隔で区画されている場合において、その区画毎にデスクトップパネル部材70が設けられている。
さらにまた、塞ぎパネル30の前面には、支柱10における天板40より上方の適宜な位置で収納棚80が取り付け可能となっている。
ここで、本実施の形態では、床面Fに対して平行な一方向に配置される一対の支柱10、10の離間方向を幅方向Dhといい、上方から見た平面視で幅方向Dhに直交する方向を前後方向Dfという。なお、幅方向Dhのことを左右方向ということもある。また、天板付什器1の前後方向Dfにおいて、天板付什器1に向かう不図示の椅子側を前方、前側といい、その反対側(椅子から見て天板付什器1側)を後方、後側という。
支柱10は、図6(a)〜(c)、図7、図8、及び図9に示すように、上下方向Dvに延びる四角形筒状に形成されている。支柱10の前面10a及び後面10bには、上下方向Dvに所定の間隔をあけて複数の係止孔11、11、…が設けられている。これら係止孔11は、幅方向Dhの中央に縦長のスリット状に穿設されている。係止孔11には、図1に示す支持脚体20や収納棚80のそれぞれの係止部(後述する係止フック)を係止させることによって支持脚体20や収納棚80が取付け可能となっている。
支柱10の左右の両側面10cには、上下方向Dvの所定箇所に雌ねじ孔12が設けられている。雌ねじ孔12には、塞ぎパネル30を取り付けるためのパネル取付材31(後述)を装着するためのねじが螺合されことで、パネル取付材31が取付け可能となっている。
また、図6(a)〜(c)に示すように、支柱10の両側面10cの下部及び上部には、側面10cにおける前面10a側と後面10b側で互いに対向するように一対の縦長のスリット孔13が形成されている。これら一対のスリット孔13、13には、図2に示す下部フレーム60の係止部(係止フック64)を係止させることによって下部フレーム60が取付け可能となっている。支柱10の上部側の一対のスリット孔13、13には、図2に示すように、隣同士の支柱10、10の上部間を連結する上部連結部材15の長さ方向の端部に設けられた係止爪が係止させることで、支柱10、10間に上部連結部材15が架設される。これにより天板付什器1の上部の剛性が高められている。
支柱10の下面には、図4、図5、及び図6(a)〜(c)に示すように、支柱10の高さ及びレベルの調整を行うためのアジャスター14が設けられている。
支持脚体20は、図1に示すように、幅方向Dhの両端に配置されるエンド支持脚体20Aと、複数の天板付什器1、1、…を幅方向Dhに組み合わせた場合でエンド支持脚体20A、20A間に配置される中間支持脚体20Bと、の二種類が採用されている。いずれの支持脚体20A、20Bも、床面Fに設置されるとともに、支柱10の前面10aに対して脚体取付ブラケット20C(図8参照)を用いて取付け可能に設けられている。
図10〜図12に示すように、エンド支持脚体20Aは、前縦材21、後縦材22、上材23(上支持部)及び下材24(下支持部)によって四角形状に枠組みされている。前縦材21及び後縦材22は、上下方向Dvに延びる四角形筒状に形成されている。前縦材21、後縦材22、上材23、及び下材24の幅方向Dhの寸法は、支柱10の前面10aにおける幅寸法の略半分の寸法に設定されている。
後縦材22の後面22aにおける幅方向Dhの一端側には、上下方向Dvに所定の間隔をあけて複数の上向きの係止フック221が設けられている。本実施形態では、図10に示すように、後縦材22の後面22aにおいて、上方部分、中間部分、下方部分でそれぞれ3つの係止フック221が設けられている。各係止フック221は、それぞれ上述した支柱10の前面10aに形成される係止孔11に進入した状態で上向きに係止される。
下材24は、幅方向Dhに延びる四角形筒状に形成されている。下材24の下面には、エンド支持脚体20Aの高さ及びレベルの調整を行うためのアジャスター241が設けられている。アジャスター241は、ねじ部が下材24の下面に対して螺合されている。
上材23は、前後方向Dfに延び上側が開口するコの字状に形成されている。上材23の後端は、後縦材22の上端に載置された状態で固定されている。図8に示すように、上材23の後端部分は、両側板231、231が切り取られた形状となっている。一方の側板231には、前後方向Dfの一部の上端から幅方向Dhの外側に向けて延びる突出板233が設けられている。この突出板233には、天板40が載置される。上材23の底板232には、後縦材22に載置される部分より前側の位置に、脚体取付ブラケット20Cを取り付けるためのボルト用のボルト穴23aが形成されている。
脚体取付ブラケット20Cは、図8に示すように、前後方向Dfに延びるとともに、縦リブ201と横リブ202とによってL字状に形成されている。縦リブ201の後端には、上下に間隔をあけて一対の下向きの係止フック203が設けられている。各係止フック203は、それぞれ上述した支柱10の前面10aに形成される係止孔11に進入した状態で下向きに係止される。横リブ202には、この横リブ202をエンド支持脚体20Aの上材23の底板232上に載置させ、係止フック203を支柱10の係止孔11に係止させた状態で、上材23のボルト穴23aに同軸上に対応する位置に溶接ナット234が形成されている。
エンド支持脚体20Aを支柱10に取り付ける際には、エンド支持脚体20Aの後縦材22の係止フック221を支柱10の係止孔11に係止させた後、脚体取付ブラケット20Cをエンド支持脚体20A上に載置させて係止フック203を支柱10の係止孔11に係止させる。そして、この状態でエンド支持脚体20Aの上材23のボルト穴23aと脚体取付ブラケット20Cの前記溶接ナット234に下方からボルト(図示省略)を挿通させて締め込むことで双方を固定する。これにより、エンド支持脚体20Aが支柱10に対して固定される。
なお、エンド支持脚体20Aの場合には、図9に示すように、支柱10の前面10aのうち幅方向Dhで略半分の領域のみがエンド支持脚体20Aの後縦材22によって覆われた状態となる。そのため、支柱10の前面10aの後縦材22によって覆われていない領域を含む側には、断面コの字状のエンドキャップ101が外側から装着されている。支柱10の前面10aのうち後縦材22で閉塞されていない領域は、エンドキャップ101の折返し部分101aで覆われて閉塞された状態となっている。
縦リブ201の上端における後端側の位置には、幅方向Dhの外側に向けて延びる突片204が設けられている。この突片204には、前後方向Dfに延びる長穴204aが形成されている。この長穴204aには、天板40の補助部材として設けられる天板塞ぎ材41の係止片411(後述する)が上方から差し込まれることで、天板塞ぎ材41が取付け可能となっている。
次に、中間支持脚体20Bは、図13〜図15に示すように、中間縦材25、後縦材22A、上材23A(上支持部)、及び下材24A(下支持部)によって組み合わされている。すなわち、上述したエンド支持脚体20Aの前縦材21が省略された代わりに中間縦材25が上材23Aの後方寄りの位置に配置されている。後縦材22A、上材23A、及び下材24Aは、エンド支持脚体20Aの構成とほぼ同様であり、それぞれの幅寸法がエンド支持脚体20Aの幅寸法より大きく設定されている。
上材23Aは、後縦材22Aに接続される後方部分を除いて前後方向Dfに延びる四角形筒状に形成されている。上材23Aの上面23bには、天板40の幅方向Dhの端部が載置される。
下材24Aは、後縦材22Aから前方に延びる長さがエンド支持脚体20Aの下材24の略半分程度の長さに設定されている。
中間支持脚体20Bもエンド支持脚体20Aと同様に、後縦材22Aの係止フック221を支柱10の前面10aの係止孔11に係止させた状態で、脚体取付ブラケット20Cを使用して支柱10の前面10aに取付け可能となっている(図8参照)。ここで、中間支持脚体20Bが取付けられる支柱10は、幅方向Dhで両端にない中間部に配置される支柱10が取付けの対象となる。
下部フレーム60は、図2に示すように、上下方向Dvに延びる一対の縦材61、61と、幅方向Dhに延びる上材62及び下材63と、によって四角形状に枠組みされている。これら縦材61、上材62、下材63は、それぞれ四角形筒状に形成されている。下部フレーム60は、床面Fから上方に間隔をあけた高さで隣り合う支柱10、10間に取付けられ、上材62の上面の高さは、支持脚体20(エンド支持脚体20A、中間支持脚体20B)の上端の高さと一致している。
図9に示すように、縦材61の幅方向Dhの外側に面する外面61aにおける下部には、下向きの係止フック64が設けられている。係止フック64は、それぞれ上述した支柱10の側面10cに形成されるスリット孔13に進入した状態で下向きに係止される。係止フック64が前記スリット孔13に係止した状態で、下部フレーム60が支柱10に取付けられた状態となる。
下部フレーム60の前面側には、図1に示すように、下部フレーム60の全体を覆うように下部化粧パネル65が設けられている。下部化粧パネル65は、前方から見て四角形状をなし、図17に示すように、外周縁から後方に向けて突出する係止片65aが設けられ、係止片65aを縦材61、上材62、下材63に係止させた状態で、前側からビス65bによって縦材61、上材62、下材63の前面にそれぞれ固定されている。これにより、天板付什器1の天板40より下方の後側が下部化粧パネル65によって塞がれた状態となる。
塞ぎパネル30は、図1、図2、図7、及び図18に示すように、隣り合う支柱10、10間に配設され、下部フレーム60よりも上方の支柱10に対してパネル取付材31を用いて取付け可能となっている。
塞ぎパネル30は、前方から見て四角形状をなすパネル本体32と、パネル本体32の上縁と下縁から後方に向けて突出し、それぞれの突出端から上下方向Dvで互いに近接するように内向きに折り曲げられた鉤状の係止片33と、を有している。係止片33の幅方向Dhの長さ寸法は、支柱10、10間の離間寸法ほぼ同等とされる。パネル取付材31の前方側には、予め段付きビス34を取り付けられている。そして、係止片33に設けたダルマ孔の拡径部からパネル取付材31の段付きビス34の頭を挿通し、ダルマ孔の幅狭部に段付きビス34の小径段部を位置させることによって、パネル本体32をパネル取付材31に係止して取り付ける構成となっている。これにより塞ぎパネル30がパネル取付材31を介して支柱10に取付け可能となっている。
パネル本体32の幅寸法は、支柱10に取り付けられた状態において、幅方向Dhの側端部32cが支柱10の前面10aの少なくとも一部を閉塞するように配設されている。本実施形態では、パネル本体32の側端部32cが係止孔11に重ならない位置まで支柱10の前面10aに張り出した寸法に設定されている。つまり、支柱10の前面10aには、係止孔11を挟んだ左右両側の領域がそれぞれ支柱10を挟んで幅方向Dhに隣り合う塞ぎパネル30、30によって閉塞されている。
パネル取付材31は、図18に示すように、上下方向Dvに延びるとともに、ウェブ311と一対のフランジ312とによってコの字状に形成されている。ウェブ311は、支柱10の側面10cに当接されて第2固定ビス(図示省略)によって支柱10に固定される。前側のフランジ312には、前方から塞ぎパネル30の係止片33が当接させた状態で、双方が重なった部分で段付きビス34によって固定されている。
これにより、天板付什器1の天板40より上方の後側が塞ぎパネル30によって塞がれた状態となる。
なお、本実施形態における塞ぎパネル30は、天板40の上方部分の支柱10、10間の前面を塞ぐものであり、本実施形態のように上下方向Dvに複数に分割されていてもよいし、1枚ものであってもよい。
収納棚80は、図1〜図5に示すように、支柱10の前面10aの係止孔11に係止され前方に向けて突出する棚支持板81と、棚支持板81の下端に連結され幅方向Dhに延びる棚本体82と、を備えている。
棚支持板81の後面には、上下方向Dvに所定の間隔をあけて複数の係止フック(図示省略)が設けられている。各係止フックが支柱10の係止孔11に進入した状態で係止されることで、棚支持板81が支柱10に取付け可能となっている。
天板40は、支柱10の前方に配置され、平面が上方を向くように配設された平板状をなし、隣り合う支持脚体20、20間を架設し、支持脚体20の上端に載置した状態で下方から図示しないボルト等により固定されている。つまり、支持脚体20によって天板40の下方空間が仕切られるので、1つの天板40毎に一人の執務スペースとすることができる。また、天板40の幅方向Dhの寸法を大きくし、1つの天板40を複数人で使用する執務スペースとしてもよい。
天板40は、図8に示すように、後端側で塞ぎパネル30との間に間隔をあけて配置され、その開口部S1には幅方向Dhに延びる天板塞ぎ材41が設けられている。この天板塞ぎ材41によって閉塞される開口部S1は、例えばOA機器等の配線(図示省略)の取り出し口として利用が可能である。
物品収納什器50(第二の什器)は、図16、図19〜図21に示すように、天板40の下面40aに固定された側部パネル51、51(固定部材)と、側部パネル51、51に前後方向Dfに移動可能に支持された収納構造体52(収納部)と、を備えている。
側部パネル51、51は、図1及び図16に示すように、中間支持脚体20Bの幅方向Dhの両側に互いに間隔をあけて設けられている。すなわち、幅方向Dhに間隔をあけて配置される一対の側部パネル51、51によって挟まれた空間に収納構造体52が配置されている。一対の側部パネル51、51同士の間隔は、収納構造体52の幅寸法とほぼ一致している。つまり、収納構造体52は、一対の側部パネル51、51間に配置された状態で幅方向Dhへの転倒が防止されることになる。
図22に示すように、一方の側部パネル51は、略L字状に形成された連結部材53によって天板40の下面40aに固定されている。連結部材53は、L字形状の一方の第1取付片53Aの先端に段状の係止段部53aが形成されている。係止段部53aは、側部パネル51の上部に形成される係止穴54に差し込まれた状態で係止される。そして、L字形状の他方の第2取付片53Bは、係止段部53aが係止穴54に係止された状態で天板40の下面40aにビス等の固定手段によって固定されている。
一方の側部パネル51において、他方の側部パネル51を向く内面51aには、前後方向Dfに延びるガイドレール55が設けられている。ガイドレール55は、側部パネル51の内面51aの上部側と下部側の二箇所に配置されている。
収納構造体52は、箱状に形成され、一対の側部パネル51、51同士の間で天板40の下方の空間(収容空間S0)において、側部パネル51、51に対して前後方向Dfに移動可能に支持されている。収納構造体52は、左右一方面が開口した側方収納部52aと、上方に開口した上方収納部52bと、を有している。側方収納部52a及び上方収納部52b共に、適宜な位置に棚部や仕切り板が設けられており、これらの収納部52a、52bには例えば執務で使用する事務用品等の物品が収納可能となっている。
収納構造体52の側部パネル51に平行な側板521には、前後方向Dfに延びて側部パネル51に設けられるガイドレール55に沿って摺動可能な可動部(図示省略)が固定された凹溝56が設けられている。すなわち、凹溝56内に固定された前記可動部がガイドレール55に案内されて摺動するので、収納構造体52の移動がスムーズとなる。そして、収納構造体52を収容空間S0から前方に移動させたときでも、凹溝56がガイドレール55に支持されており、収納構造体52が側部パネル51を介して天板40に固定された状態となるので、収納構造体52の転倒を防止することができる。
物品収納什器50は、図16及び図19に示すように、上部に上方に開口する凹部50aが前後方向Dfに形成されている。凹部50aと天板40の下面40aとの間には、上方空間部S2が形成され、この上方空間部S2は収納構造体52の後側の空間(後側空間S3)に連通している。凹部50aには、中間支持脚体20Bの上材23Aが配置されている。
また、図21に示すように、物品収納什器50は、下部において床面Fとの間に下方空間部S4を形成する開口部50b(図16参照)が前後方向Dfに形成されている。この下方空間部S4は後側空間S3に連通している。下方空間部S4には、中間支持脚体20Bの下材24A(脚部)が配置されている。
なお、本実施の形態では、図22に示すように、一方の側部パネル51には、上方空間部S2の左右いずれか側方の空間に連通する開口51bが設けられている。これにより物品収容什器50は、上材23Aに対して左右方向に位置変更可能に設けられている。
図1、図16に示すように、デスクトップパネル部材70は、天板40の上面40bに固定される天板上収納71と、天板上収納体71によって支持され平面(側面72a)を幅方向Dhに向けて配設される平板状の仕切りパネル72と、を備えている。
仕切りパネル72は、隣り合う天板40、40同士の境界近傍を仕切るように、天板40における前後方向Dfのほぼ全体にわたって配置されている。
次に、上述した什器システムの作用について、図面に基づいて詳細に説明する。
本実施の形態では、図1、図21、及び図22に示すように、物品収納什器50の側部パネル51、51が連結部材53によって天板40の下面40aに固定されているので、収納構造体52が転倒することを防止することができ、使用時の安全性を確保することができる。
また、本実施の形態では、物品収納什器50の上部において上方に開口する凹部50aに支持脚部20の上材23、23Aが配置されるので、天板40の下方空間を構成する凹部50aにおいて上材23、23Aに干渉することなく物品収納什器50を設けることができる。
また、本実施の形態では、収納構造体52が天板40に固定される側部パネル51に支持された状態で移動可能に設けられているので、収納構造体52を側部パネル51に対して収納位置と取り出し位置を移動させることができる。そして、収納構造体52が取り出し位置の場合でも側部パネル51に支持されているので、転倒を防止することができる。
また、本実施の形態では、物品収納什器50の下部において下方に開口する開口部50b(図16参照))に支持脚部20の下材24、24Aが配置されるので、開口部50bにおいて下材24、24Aに干渉することなく物品収納什器50を設けることができる。
また、本実施の形態では、物品収納什器50の凹部50aに形成される開口51bによって支持脚部20の上材23、23Aを幅方向Dhに通過させることが可能となる。そのため、物品収納什器50を上材23、23Aに対して幅方向Dhにずらした位置に移動させることが可能となり、物品収納什器50における幅方向Dhの設置位置の自由度を高めることができる。
上述のように本実施の形態による什器システムでは、物品収納什器50の転倒を防止することができ、使用時の安全性を確保することができる。
また、天板40の下方において物品収納什器50を支持脚体20に干渉することなく配置することができる。
以上、本発明による什器システムの実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態では、第二の什器として側部パネル51と収納構造体52を設けた構成としているが、このような構成に限定されることはない。例えば、本実施の形態では、収納構造体52が側部パネル51に対して移動可能に支持されているが、一体的に固定された構成であってもかまわない。
また、本実施の形態では物品収納什器50の凹部50aを形成する側部パネル51に開口51bを設けた構成としているが、この開口51bを省略することも可能である。
また、支柱10、支持脚部20、塞ぎパネル30、天板40、下部フレーム60、デスクトップパネル部材70、収納棚80等の形状、寸法、数量等の構成については、本実施の形態に限定されることはなく、適宜設定することができる。
さらに、本実施の形態では、天板40を備えた天板付什器1を対象としているが、天板40を備えず、物品収納箱や棚等の別の上部構造体を備える什器であってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 天板付什器
10 支柱
10a 前面
20 支持脚体
20A エンド支持脚体
20B 中間支持脚体
23、23A 上材(上支持部)
24、24A 下材(下支持部)
30 塞ぎパネル
40 天板
50 物品収納什器(第二の什器)
50a 凹部
50b 開口部
51 側部パネル(固定部材)
51b 開口
52 収納構造体(収納部)
60 下部フレーム
70 デスクトップパネル部材
80 収納棚
Dh 幅方向
Df 前後方向
Dv 上下方向
S0 収納空間
S1 開口部
S2 上方空間部
S3 後側空間部
S4 下方空間部
F 床面

Claims (5)

  1. 上部構造体と、床面から上方へ延びる脚部及び床面の上方で前記脚部から前方へ延びて前記上部構造体の下面を支持する上支持部とを有する支持脚体と、を備える第一の什器と、
    前記上部構造体の下方で前記上部構造体の下面に固定され、物品を収納する第二の什器と、を備え、
    前記第二の什器は、上部に上方に開口する凹部が前後方向に形成され、
    前記上支持部は前記凹部に配されていることを特徴とする什器システム。
  2. 前記第二の什器は、前記上部構造体の下面に固定された固定部材と、
    前記固定部材に前後方向に移動可能に支持された収納部と、を備え、
    前記凹部は、前記第二の什器における前記収納部の上方位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の什器システム。
  3. 前記支持脚体には、床面に接地される下支持部が設けられ、
    前記第二の什器は、下部に下方に開口する開口部が前後方向に形成され、
    前記下支持部は前記開口部に配されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の什器システム。
  4. 前記凹部には、前記第二の什器における左右いずれか側方の空間に連通する開口が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の什器システム。
  5. 前記上部構造体は、上面が作業面とされる平板状の天板であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の什器システム。
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