JP5946753B2 - 配設体、当該配設体の配置方法及び配設体設置装置 - Google Patents

配設体、当該配設体の配置方法及び配設体設置装置 Download PDF

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Description

本発明は、壁内に配置される配設体、当該配設体の配置方法及び配設体設置装置に関する。
従来、壁内で配設体をスタッドなどの造営材に対して支持及び固定するための種々の設置手段が利用されている。
例えば、特許文献1は、壁内に配置される配設体としてのボックス(B)を、スタッド(間柱)に固定するためのボックス固定具を開示している。このボックス固定具の本体(1)は、スタッド(P)に固定するための取付部(1a)と、ボックス(B)を取り付けるための支持部(1b)とを備える。そして、保持部材(4)が支持部(1b)を後面側から抱き込むようにボックス(B)に取り付けられる。当該保持部材(4)はボックス(B)を支持部(1b)上でスライド可能に取り付けるものである。このボックス固定具を用いて壁内にボックス(B)を設置するには、まず、ボックス固定具の取付部(1a)をスタッド(P)に固定し、次いで、保持部材(4)を介してボックス(B)を支持部(1b)上にスライド可能に取り付ける。そして、ボックス(B)を支持部(1b)に対してスライドさせて、ボックス(B)を支持部(1b)の任意の位置に配置し、固定部材(1i)でボックス(B)を支持部(1b)にしっかりと固定する。一般的に、この固定工程の後に、前壁及び後壁を立設すると共に器具を設置する位置で壁材に貫通孔を形成することにより、貫通孔から壁表にボックス(B)を臨ませて当該ボックス(B)に配線器具等を設置する。
特開2006−345613号公報
特許文献1のような軽量間仕切り壁は、複数の所定間隔で立設したスタッド(間柱)と、これら複数のスタッドを上下から挟み込むように側方に延びる上下ランナーと、スタッド及び上下ランナーの前後に立設された壁材と、からなる。当該軽量間仕切り壁において、壁材未設置の当初状態では、スタッドが上下ランナー間に固定されないで配置されている。そして壁材を立設する際、壁材の所定位置までスタッドをランナーに沿って移動させて、これら壁材とスタッドとを共にランナーに固定する。そのため、壁材立設時にスタッドの固定位置が当初の予定位置から大きく外れる場合がある。すなわち、特許文献1のように配設体の設置又は固定後に壁材を設置した際、スタッドと共に配設体の位置が予想以上に大きくずれてしまい、貫通孔から臨ませるべき配設体を見失ったり、又は、穿設した貫通孔から手が届かずに固定部材を緩めて配設体の位置を調整することが困難となったりすることがあった。つまり、従来の配設体配置方法では、当該配設体を所定位置に移動させるという位置調整工程が困難且つ時間のかかる作業であった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、壁材立設後に配設体の位置を調整する労力を軽減し、壁内における配設体設置作業を改善する配設体、配設体配置方法及び配設体設置装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の配設体支持具は、請求項1に記載の配設体の配置方法は、軽量間仕切壁内で上下ランナー間に側方移動可能に配置されたスタッドに配設体支持具を介して配設体を配置する方法であって、スタッドに配設体支持具を固定するステップと、スタッドの側方に延びる配設体支持具の支持部にスライド可能な状態で配設体を取り付けるステップと、配設体を上下ランナーの少なくとも一方に固定し、軽量間仕切壁の壁材の所定位置に合わせて配設体を制止させるための固定具を設けるステップと、スタッドの移動時に、配設体の制止位置において配設体を支持部に対してスライドさせるステップと、を含むことを特徴とする。
請求項2に記載の配設体の配置方法は、請求項1の方法において、固定具は、ランナーと配設体とを連結するワイヤであることを特徴とする。
請求項3に記載の配設体の配置方法は、請求項1又は2の方法において、壁材を形成して当該壁材に貫通孔を形成した後に、固定具を貫通孔から回収するステップをさらに含むことを特徴とする。
請求項4に記載の配設体設置装置は、軽量間仕切壁内で上下ランナー間に側方移動可能に配置されたスタッドに配設体支持具を介して配設体を配置するための配設体設置装置であって、スタッドに固定される取付部と、当該取付部からスタッドの側方に延びる支持部とを備え、当該支持部に沿ってスライド可能な状態で配設体を支持する配設体支持具と、配設体を上下ランナーの少なくとも一方に固定し、軽量間仕切壁の壁材の所定位置に合わせて配設体を制止させるための固定具と、を備え、スタッドの移動時に、配設体の制止位置において配設体が支持部に対してスライドすることを特徴とする。
請求項5に記載の配設体設置装置は、請求項4の配設体設置装置において、固定具は、ランナーと配設体とを連結するワイヤであることを特徴とする。
請求項6に記載の配設体は、軽量間仕切壁内で上下ランナー間に側方移動可能に配置されたスタッドに配設体支持具を介して固定され、壁内で所定位置に設置される配設体であって、本体と、当該本体に設けられ、配設体支持具の支持部上をスライドするための摺動部と、軽量間仕切壁の壁材の所定位置に合わせて配設体を制止させるように、本体と上下ランナーの少なくとも一方とを連結して本配設体を制止するための固定具と、を備え、スタッドの移動時に、本配設体がその制止位置において支持部に対してスライドすることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、壁材を立設してランナーに沿ってスタッドが移動し、これに取り付けられた配設体支持具の支持部がスタッドと共に側方移動しても、併せて設けられた制止手段としての固定具によって、配設体はスタッド及び支持部の移動方向と逆行するように支持部に対してスライドして、所定位置に制止したままである。つまり、固定具が配設体とランナーとの相対的な位置関係(すなわち空間における絶対位置)を維持する。このため、スタッド及び配設体支持部の両者が側方に大きく移動したとしても、支持部に支持された状態で配設体がその場(制止位置)に維持されるため、例えば壁材の立設後に壁裏の配設体の位置を見失ったり、あるいは、壁材に貫通孔を穿設したときに配設体が貫通孔から臨んでおらず位置調整に手間取ったりする虞を排除することができる。つまり、本発明の配設体配置方法によれば、例えば壁材立設時などに伴うスタッド及び配設体支持具の移動に拘わらず、配設体を簡単に所定位置に配置することができるので、配設体の位置調整作業の煩わしさを著しく軽減する。したがって、本配置方法は、(特に軽量間仕切り壁構築において)スタッドが大きく移動する際の不具合を解消するものであり、軽量間仕切壁内における配設体の設置作業を改善するものである。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、固定具がランナーと配設体とを連結するワイヤであることにより、簡易な構造で配設体を制止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の発明の効果に加えて、壁材を形成して当該壁材に貫通孔を形成した後に固定具を貫通孔から回収することにより、配設体の設置後に不要となった固定具を容易に排除することができる。
請求項4に記載の発明によれば、壁材を立設してランナーに沿ってスタッドが移動し、これに取り付けられた配設体支持具の支持部がスタッドと共に側方移動しても、併せて設けられた制止手段としての固定具によって、配設体はスタッド及び支持部の移動方向と逆行するように支持部に対してスライドして、所定位置に制止したままである。つまり、固定具が配設体とランナーとの相対的な位置関係(すなわち空間における絶対位置)を維持する。このため、スタッド及び配設体支持部の両者が大きく移動したとしても、支持部に支持された状態で配設体がその場(制止位置)に維持されるため、例えば壁材の立設後に壁裏の配設体の位置を見失ったり、あるいは、壁材に貫通孔を穿設したときに配設体が貫通孔から臨んでおらず位置調整に手間取ったりする虞を排除することができる。つまり、本発明の配設体設置装置によれば、例えば壁材立設時などに伴うスタッド及び配設体支持具の移動に拘わらず、配設体を簡単に所定位置に配置することができるので、配設体の位置調整作業の煩わしさを著しく軽減する。したがって、本配設体設置装置は、(特に軽量間仕切り壁構築において)スタッドが大きく移動する際の不具合を解消するものであり、軽量間仕切壁内における配設体の設置作業を改善するものである。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4の発明の効果に加えて、固定具がランナーと配設体とを連結するワイヤであることにより、簡易な構造で配設体を制止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、壁材を立設してランナーに沿ってスタッドが移動し、これに取り付けられた配設体支持具の支持部がスタッドと共に側方移動しても、併せて設けられた制止手段としての固定具によって、配設体はスタッド及び支持部の移動方向と逆行するように支持部に対してスライドして、所定位置に制止したままである。つまり、固定具が配設体とランナーとの相対的な位置関係(すなわち空間における絶対位置)を維持する。このため、スタッド及び配設体支持部の両者が大きく移動したとしても、支持部に支持された状態で配設体がその場(制止位置)に維持されるため、例えば壁材の立設後に壁裏の配設体の位置を見失ったり、あるいは、壁材に貫通孔を穿設したときに配設体が貫通孔から臨んでおらず位置調整に手間取ったりする虞を排除することができる。つまり、本発明の配設体によれば、例えば壁材立設時などに伴うスタッド及び配設体支持具の移動に拘わらず、配設体を簡単に所定位置に配置することができるので、配設体の位置調整作業の煩わしさを著しく軽減する。したがって、本配設体は、(特に軽量間仕切り壁構築において)スタッドが大きく移動する際の不具合を解消するものであり、軽量間仕切壁内における配設体の設置作業を改善するものである。
本発明の一実施形態におけるボックスの斜視図。 図1の配設体であって、(a)正面図、(b)背面図。 図1の配設体であって、(a)側面図、(b)図2(a)のA−A断面図。 本発明の一実施形態における配設体支持具の斜視図。 図4の配設体支持具であって、(a)平面図、(b)正面図。 本発明の一実施形態における配設体設置装置の分解斜視図。 本発明の一実施形態における配設体設置装置の全体斜視図。 (a)図7の配設体設置装置に壁材を立設する前の上方断面図、(b)壁材立設後の上方断面図。 図8(b)の配設体設置装置の部分拡大正面図。 図9の配設体設置装置において壁材に貫通孔を穿設した全体斜視図。 本発明の変形例の配設体設置装置の斜視図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状寸法を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本発明は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る一実施形態の配設体としての(配線)ボックス100の斜視図である。図1に示すとおり、ボックス100は、側壁101a及び底壁101bを有する中空の筺体であるボックス本体101からなる。当該ボックス本体101の正面(前面)には、前面部(又は前面開口)102が形成されている。そして、この前面部102には配線器具(図示せず)をビス等で取り付けるための器具取付部103が設けられている。また、後述する配設体支持具200の支持部202をスライド可能に把持する摺動部104が、ボックス100の底壁101bに凹設されている。さらに、ボックス本体101の両側壁101aの前面開口端縁には、被固定部105が切り欠き形成されており、当該被固定部105には制止手段としての固定具110が着脱可能に嵌合されている。
当該固定具110は、ワイヤ111と、ボックス100の被固定部105に固定される半長円形状の第1固定部112と、ランナーに固定される環状の第2固定部113と、を備える。図1では、第1固定部112がボックス100の被固定部105に嵌合及び固定した状態で、ワイヤ111が上下方向に延びている。当該ワイヤ111の上下先端に位置する第2固定部113がランナーに固定される。なお、当該固定具110は、ボックス100に脱着可能に取り付けられているため、配設体(ボックス100)の別部材として捉えることも、あるいは、配設体の構成要素の一部として捉えることも可能である。また、本実施形態では、固定具110のワイヤ111は番線であり、折り曲げ可能な柔軟な部材を採用している。そして、この柔軟なワイヤ部材は、ボックス100を制止可能に張設可能であれば、例えば合成繊維や麻紐などであってもよく、当業者がその材質を任意に選択可能であることは云うまでもない。
図2(a)及び(b)は、当該ボックス100の正面図及び背面図であり、図3(a)及び(b)は当該ボックス100の側面図及び(A−A)断面図である。これらを参照して、ボックス100をさらに詳細に説明する。
図2(a)に示すとおり、ボックス本体101の左右両側壁101aに切り欠かれた被固定部105は、側壁101aの各辺の略中央に配置されており、これら被固定部105のボックス裏面側には摺動部104が左右に延在している(図2(b)及び図3(a)参照)。図3(a)に示されているとおり、被固定部105が半長円形状の切り欠きであり、且つ、固定具110の第1固定部112も半長円形状(図1参照)を有しているため、これら両形状に基づく嵌合関係により、固定具110がボックス本体101に着脱可能に固着している。
図2(b)及び図3(a)に示すとおり、ボックス本体101の底壁101bには、配設体支持具200の支持部202をスライド可能に把持するように形成された摺動部104が凹設されている。当該摺動部104は、ボックス本体101の底壁101bの左端から右端まで延在しており、支持部202をボックス100の側方から差し込み可能に構成されている。そして、当該摺動部104にボックス100側方から差し込んだ支持部202を前後方向に抜けないように把持すべく、左右両端において爪状の把持部104aがその内方に突出している(図3(a)参照)。
なお、本実施形態では、配設体を合成樹脂で成形された(配線)ボックス100として説明したが、本発明の配設体は、器具や管材や線材等を一般的に配設可能なものを含む概念であり、当該ボックス100に限定されることはない。すなわち、本発明の範囲内であれば、配設体をボックス100に換えて、例えば、可撓管を把持するための管クリップ、継手又はジョイントボックス等に変更することも可能である。
図4は、配設体支持具200の斜視図である。配設体支持具200は、その基端から先端まで延びる平面視L字形状(図5(a)参照)の長板であり、その基端に位置する取付部201と、当該取付部201からその先端に向けて長手状に延在する支持部202とからなる。この取付部201には、取付孔201aが穿設されており、当該取付孔201aを介してスタッド32に固定される。そして、支持部202には、配設体としてのボックス100の底壁101bを固定するための複数の長孔202aが穿設されている。さらに、支持部202の表面には目盛り部205が刻印されており、配設体を取り付ける位置の目安として用いられる。また、ボックス本体101の底壁101bでは、摺動部104表面から複数(本実施形態では12個)の小突起106が凸設されている。この小突起106が、配設体支持具200の支持部102に接触し、摺動部104の底面が直接的に支持部102に当接することを防止している。つまり、ボックス100が摺動部104を介して支持部202上を摺動する際、ボックス本体101と支持部202との接触面積が小突起106の先端だけであるため、摺動部104と支持部202表面との間の摩擦力を低減させ、ボックス100の滑らかなスライドを実現することができる。
図5(a)及び(b)は、当該配設体支持具200の平面図及び正面図を示している。 図5(a)に示すとおり、当該配設体支持具200はL字形状に屈曲しており、短片状の取付部201と長片状の支持部202とが略直角に連結されている。図5(b)に示すとおり、長手状の支持部202の先端近傍には、ビス204を螺着するためのビス孔203が穿設されている。当該ビス204は、ボックス100を支持部202にスライド可能に取り付けた後に螺着されるものであり、ボックス100が支持部202の先端から不用意に抜け落ちることを防止するストッパーとして機能する。
そして、本実施形態では、配設体支持具200の支持部202と略直角に屈曲した取付部201を介して配設体支持具200が片持ち状態でスタッド32に固定される。しかしながら、本発明はこの形態に限定されることはない。例えば、配設体支持具をL字屈曲させずに平面視直線状の形態とすることも可能である。あるいは、2本のスタッド32間に両持ち状態で配設体支持具を架設するように配設体設置装置(又は配設体支持具)を構成することも可能である。
なお、本実施形態の配設体支持具200は、SUS材を屈曲及び穿設加工することにより得られたが、本発明は、一実施形態の製法及び材質に限定されるものではない。例えば、SUS材などの金属材料の替わりに、硬質樹脂等を成形加工して配設体支持具を形成することも可能である。
図6は、本配設体配置方法においてボックス100、固定具110及び配設体支持具200をスタッド32に取り付ける工程を示した配設体設置装置10の分解斜視図である。この図6に示す軽量間仕切り壁の壁裏設置構造では、上下に設置されたランナー31に挟まれて複数のスタッド32が間隔をおいて立設されている。一般的に、ランナー31及びスタット32を前後に挟むように壁材33を立設することにより、本実施形態のような軽量間仕切り壁が構築される。これらスタッド32はランナー31に固定されておらず、壁材33の設置時に当該壁材33に合わせてスタッド32をランナー31に沿って移動させ、そして、スタッド32が壁材33とともにランナー31に固定される。他方、上下ランナー31は床面や天井等の固定構造体に直接的又は間接的に固定されており、壁材33の構築時に移動することはない。また、上下ランナー31には、後述するように、固定具110の第2固定部113を固定するための掛止体120が、ボックス100を配置すべき位置に対応する場所(すなわち壁面の所定位置の上下垂直方向に当たる位置)で配置されている。当該掛止体120は磁石からなり、金属製の上下ランナー31の所定位置に磁着されている。そして、掛止体120は、その先端が外方に張り出しており、固定具110の環状の第2固定部113を掛止可能な形状を有する。なお、この掛止体120は、第2固定部113と対になるものであり、固定具110(又は第2固定部113)の一部として解釈することも可能である。
図6に示すとおり、本配置方法では、最初に、壁材33に設けられる貫通孔34の位置(高さ)に合わせて配設体支持具200を固定する高さを設定して、配設体支持具200の取付部201を配置する位置をスタッド32の表面に罫書く。当該罫書きに沿って配設体支持具200をスタッド32に宛がい、配設体支持具200の取付部201に設けられた取付孔201aにビスを貫通させて、配設体支持具200をスタッド32の側部に固定する。次に、配設体支持具200の側方に延びる支持部202の先端をボックス100の凹状の摺動部104に挿通することにより、ボックス100を支持部202上にスライド可能な把持状態で配置する。そして、ボックス100を支持部202上でその基端側(スタッド32側)に摺動させ、支持部202先端のビス孔203が前面に臨むようにボックス100を配置する。この位置関係でビス204をビス孔203に螺着することにより、ボックス100が支持部202先端から不用意に抜け落ちることが防止されている。この段階では、ボックス100は摺動部104を介して配設体支持具200の支持部202に沿ってスライド可能に配置されている。
次いで、ボックス100をランナー31に対して所定位置に配置する。当該所定位置とは、空間に固定される壁材33の壁面上の特定の位置(すなわち空間における絶対位置)を示し、例えばスタッド32などの移動する構造体に対する相対的な位置ではない。つまり、本実施形態では、壁材33の設置時に移動しないように床面や天井等に固定されたランナー31とボックス100との相対位置を測ることにより、壁面上の所定位置に合致させるようにボックス100を配置することができる。さらに、ボックス100を固定具110で所定位置に制止可能にするように、固定具110の第2固定部113を固定するための掛止体120を上下ランナー31上に位置調整して配置する。前述したとおり、この掛止体120は磁石からなり、金属製のランナー31表面に脱着可能に磁着させることができる。
そして、ボックス100を支持部202に沿って壁材33の所定位置に合わせて配置した後、ボックス100の被固定部105に固定具110の第1固定部112を嵌合させて固定すると共に、当該固定具110の第2固定部113を上下ランナー31上に磁着した掛止体120に係合させてそれぞれ固定する。本実施形態では、ボックス100を上下両方のランナー31に接続している。これにより、ワイヤ111が第2固定部113(又は掛止体120)を軸として回動又は傾斜することを防止し、ボックス100の制止機能を十分に発揮することができる。しかしながら、ワイヤ111を上下ランナー31のいずれか一方に固定することによっても、ボックス100を許容範囲内で制止し、ボックス100が所定位置から大きくずれることを十分に防止することができるのは云うまでもない。
図7は、壁材を立設する直前の配設体設置装置10の全体斜視図である。図7に示すとおり、固定具110がボックス100と上下ランナー31とを連結している。すなわち、固定具110の第1固定部112がボックス100の被固定部105に嵌合し、当該被固定部105(又は第1固定部112)の上下方向にワイヤ111が延び出ており、さらに上下の第2固定部113が上下ランナー31上の掛止体120にそれぞれ係合して固定されている。このとき、ワイヤ111がボックス100及びランナー31間で撓まないように張架されており、ボックス100がその場から側方(ランナー31の長手方向)に移動しないようにボックス100を制止又は維持している。つまり、図7の状態では、ボックス100とランナー31とが間接的な固定関係にあり、ボックス100とランナー31との間の相対的な位置関係が固定具110によって維持されている。
次に、図7の配設体設置装置10の前後に壁材33を立設する。前述したとおり、本実施形態の軽量間仕切り壁では、スタッド32が上下ランナー31に固定されておらず、壁材33を立設する際、壁材33にあわせてスタッド32をランナー31に沿って移動させる必要がある。そこで、図8(a)及び(b)を参照して、当該配設体設置装置10の前後に壁材33を立設する際のボックス100、配設体支持具200、ランナー31及びスタッド32の相互間の動作を説明する。
図8(a)は、壁材設置前の配設体設置装置10を上方から表した断面図である。図8(a)に示すとおり、スタッド32に固定された配設体支持具200の支持部202にボックス100が摺動部104を介してスライド可能に配置されている。図8(a)の状態(図7と同様)では、ボックス100が支持部202上で既に位置決めされた所定位置に配置されている。つまり、ボックス100はランナー31と所定の相対位置関係にある。
図8(b)は、図8(a)から壁材33を立設した後の配設体設置装置10を上方から表した断面図である。図8(b)に示すとおり、壁材33を立設することにより、スタッド32及び配設体支持具200がランナー31に沿って大きく側方に移動している。しかしながら、ボックス100がランナー31に対して固定具110によって実質的に固定されているため、ボックス100はランナー31との相対位置(すなわちボックス100の制止位置)を維持している。つまり、固定具110がボックス100をその場に制止させていることにより、スタッド32の移動とともに配設体支持具200の支持部202がボックス100の摺動部104内をスライドし、(ボックス100を移動させずに)スタッド32及び支持部202のみが側方に移動している。換言すると、スタッド32及び支持部202の移動方向と逆行するように、ボックス100が摺動部104を介して支持部202上を相対的にスライドしている。したがって、壁材33を立設した図8(b)の状態の配設体設置装置10では、当該ボックス100は支持部202に支持された状態で当初定めた所望の位置(壁材立設前の図8(a)の配置位置)に配置されている。
図9は、図8(b)の正面視を示している。図9に示すとおり、固定具110のワイヤ111がボックス100とランナー31との間で張架しており、ボックス100が所定位置に制止及び配置されている。図9の仮想線は、壁材33を構築する以前の移動前のスタッド32及び配設体支持具200を示している。つまり、図9における実線部と仮想線部とを見比べると、ボックス100が固定具110によって制止位置に維持されたまま、スタッド32及び支持部202がボックス100に対して側方に移動することにより、壁材33の設置後において、ボックス100が支持部202上で壁面の所定位置の背後に維持されていることが明らかである。
そして、壁材33の所定位置でボックス100を壁表に臨ませるべく、壁材(前壁)33に貫通孔34を穿設する。図10は、立設した壁材33の所定位置に貫通孔34を穿設した状態を示す配設体設置装置10の全体斜視図である。図10に示すとおり、貫通孔34からボックス100の前面部102が臨んでいる。この貫通孔34は、縦長の長円形(又は長方形)であり、ボックス100の器具取付部103、及び、取り付ける配線器具Eの形状に対応している。このとき、任意に、固定具110をボックス100から取り除いて、貫通孔34から引き出すことが可能である。すなわち、固定具110の第1固定部112をボックス100の被固定部105から離脱させ、ワイヤ111を強く引っ張ることによって、ランナー31表面に磁着した掛止体120がランナー31から外れ、掛止体120と共に第2固定部113を貫通孔34を介して壁表に引き出すことにより、固定具110及び掛止体120を配設体設置装置10から取り除くことができる。すなわち、これら固定具110及び掛止体120は再度、別の軽量間仕切壁を構築する際にも再利用可能である。そして、必要であればボックス100の位置を微調整した後に、ビス等を用いて支持部202上の長孔202aにボックス100の底壁101bを固定することにより、ボックス100を所定位置に固定する配設体設置工程が完了する。その後、壁表から配線器具Eを前面部102に形成された器具取付部103に貫通孔34を通して取り付けることができる。
なお、本発明の配設体配置方法は、上記工程順序に限定されず、必要に応じて相互に入れ替え、又は、不要な工程を省略することが可能である。
以下、本発明に係る一実施形態の配設体配置方法(配設体設置装置10、ボックス100)の作用効果について説明する。
本実施形態の配設体配置方法(又は、配設体設置装置10、ボックス100)では、配設体設置装置10の前後に壁材33を立設してスタッド32がランナー31に沿って移動したときに、制止手段としての固定具110によってボックス100を所定位置で制止させる。すなわち、固定具110によってボックス100が支持部202に支持された状態でランナー31への相対位置(すなわちボックス100の制止位置)を維持しつつ、スタッド32に固定された配設体支持具200の支持部202に対してボックス100がスタッド32及び配設体支持具200の移動方向とは逆方向に相対的にスライドする。このため、スタッド32及び配設体支持部200の両方が側方に大きく移動したとしても、ボックス100がその場(制止位置)に制止されるため、例えば壁材33の立設後に壁裏のボックス100の位置を見失ったり、あるいは、壁材33に貫通孔34を穿設したときにボックス100が貫通孔34から臨んでおらず位置調整に手間取ったりする虞を排除することができる。すなわち、本実施形態の配設体配置方法によれば、壁材33を立設したときのスタッド32及び配設体支持具200の移動量に拘わらず、ボックス100が支持部202上で所定位置に制止されるため、壁内のボックス100を壁表に臨ませるべく特定の位置で壁材33に貫通孔34を形成するだけで、面倒なボックスの探知や位置調整をすることなく、ボックス100を貫通孔34から簡単に臨ませることができる。つまり、本実施形態では、従来、軽量間仕切り壁の構築作業で問題となっていた壁材立設後の配設体の困難な位置調整工程を省略するものであり、配設体の位置調整作業の煩わしさを著しく軽減することができる。したがって、本配置方法は、軽量間仕切り壁構築においてスタッド32がランナー31に沿って大きく移動する際の作業上の不具合を解消するものであり、壁内におけるボックス100の設置作業を大きく改善するものである。
(変形例1)
上述した一実施形態では、ボックス100の被固定部105と固定具110の第1固定部112とが物理的に嵌合して固定されている。しかしながら、本発明の制止手段(又は固定具)は、このような物理的な固定手段に限定されることなく、当業者は種々の固定手段を選択可能である。例えば、本発明の固定具(制止手段)として、配設体(ボックス)の被固定部を磁性金属(又は永久磁石)とすると共に固定具の第1固定部を永久磁石(又は磁性金属)として、両者を磁力で吸着させて脱着可能に固着することにより、配設体をランナーに対して制止することができる。この場合、樹脂製の配設体に磁性金属又は永久磁石の被固定部を設けてもよいし、又は、配設体本体を磁性金属で構成してもよい。あるいは、本発明の固定具(制止手段)として、配設体の被固定部及び固定具の第1固定部を接着剤や粘着シートにより連結することも可能である。さらに、被固定部と第1固定部とをビスで固定することも可能である。また、一実施形態では、固定具110の第2固定部113とランナー31の掛止体120とが物理的に係合して固定されているが、当該第2固定部とランナーとの関係においても同様に、上述した磁力、接着力、ビス等による固定手段を採用することが可能である。すなわち、配設体、固定具、ランナー間の固定手段は当業者が想定し得る限り、任意に選択可能であり、本実施形態及び変形例に限定されることはない。
(変形例2)
上述した一実施形態では、上下ランナー31に固定されるワイヤ状の固定具110が採用されたが、固定具が壁面における特定の位置に配設体を制止及び固定できればよく、一実施形態に限定されることはない。例えば、図11の配設体設置構造10Aは、ボックス100Aと下方のランナー31とを長板状の固定具110Aで連結するものである。固定具110Aの一端の第1固定部112Aがボックス100Aの底壁101bAの孔105Aにビスで固定されていると共に、その他端の第2固定部113Aが一方のランナー31にビスで固定されている。この固定具110Aでは、剛性の固定具110Aがランナー31にしっかりと固定されているため、固定具110Aに側方の力が加わっても固定具本体111Aが左右に動くことはない。すなわち、当該変形例のように、上下ランナー31のいずれか一方とボックス100Aとを連結及び固定すれば、壁材立設時のスタッド32の移動に対してボックス100Aを所定位置に制止することが可能である。
本発明は上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限りにおいて種々の態様で実施しうるものである。
10 配設体設置装置
100 ボックス(配設体)
101 ボックス本体
101a 側壁
101b 底壁
102 前面部
103 器具取付部
104 摺動部
105 被固定部
110 固定具
111 ワイヤ
112 第1固定部
113 第2固定部
120 掛止体
200 配設体支持具
201 取付部
202 支持部
203 ビス孔
204 ビス(ストッパー)
205 目盛り部
31 ランナー
32 スタッド
33 壁材
34 貫通孔

Claims (6)

  1. 軽量間仕切壁内で上下ランナー間に側方移動可能に配置されたスタッドに配設体支持具を介して配設体を配置する方法であって、
    前記スタッドに前記配設体支持具を固定するステップと、
    前記スタッドの側方に延びる前記配設体支持具の支持部にスライド可能な状態で前記配設体を取り付けるステップと、
    前記配設体を前記上下ランナーの少なくとも一方に固定し、前記軽量間仕切壁の壁材の所定位置に合わせて前記配設体を制止させるための固定具を設けるステップと、
    前記スタッドの移動時に、前記配設体の制止位置において前記配設体を前記支持部に対してスライドさせるステップと、を含むことを特徴とする配設体の配置方法。
  2. 前記固定具は、前記ランナーと前記配設体とを連結するワイヤであることを特徴とする請求項1に記載の配置方法。
  3. 前記壁材を形成して当該壁材に貫通孔を形成した後に、前記固定具を前記貫通孔から回収するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の配置方法。
  4. 軽量間仕切壁内で上下ランナー間に側方移動可能に配置されたスタッドに配設体支持具を介して配設体を配置するための配設体設置装置であって、
    前記スタッドに固定される取付部と、当該取付部から前記スタッドの側方に延びる支持部とを備え、当該支持部に沿ってスライド可能な状態で前記配設体を支持する配設体支持具と、
    前記配設体を前記上下ランナーの少なくとも一方に固定し、前記軽量間仕切壁の壁材の所定位置に合わせて前記配設体を制止させるための固定具と、を備え、
    前記スタッドの移動時に、前記配設体の制止位置において前記配設体が前記支持部に対してスライドすることを特徴とする配設体設置装置。
  5. 前記固定具は、前記ランナーと前記配設体とを連結するワイヤであることを特徴とする請求項4に記載の配設体設置装置。
  6. 軽量間仕切壁内で上下ランナー間に側方移動可能に配置されたスタッドに配設体支持具を介して固定され、壁内で所定位置に設置される配設体であって、
    本体と、
    当該本体に設けられ、前記配設体支持具の支持部上をスライドするための摺動部と、
    前記軽量間仕切壁の壁材の所定位置に合わせて前記配設体を制止させるように、前記本体と前記上下ランナーの少なくとも一方とを連結して本配設体を制止するための固定具と、を備え、
    前記スタッドの移動時に、本配設体がその制止位置において前記支持部に対してスライドすることを特徴とする配設体。
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