JP2006223421A - 吊下具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 誰でも簡単かつ確実に壁面に取り付けできる吊下具を提供する。
【解決手段】 ベース2に壁面に向けて差し込まれる仮止めピン22を設けてベース2を仮止めした後、ガイド孔23から本固定用のピンを差し込んで固定する。
【選択図】 図2
【解決手段】 ベース2に壁面に向けて差し込まれる仮止めピン22を設けてベース2を仮止めした後、ガイド孔23から本固定用のピンを差し込んで固定する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、被対象物を壁面に対して吊り下げて支持しておくための吊下具に関し、さらに詳しくいえば、壁面に対して確実かつ簡単に取り付けることができる釘打ち式の吊下具に関する。
壁面に帽子などを吊り下げて保管する方法の1つにフック(鉤部)を有する吊下具がある。この吊下具には、壁面に対する位置決めを用意とするため、例えば特許文献1に示すように、前面側(反壁面側)に吊下用のフックを備えた吊下具本体と、吊下具本体の背面側(壁面側)に着脱可能に取り付けられるベースとを有し、ベースには壁面に固定するための両面粘着テープが設けられているものがある。
ところで、吊下具の耐荷重は吊下具と壁面との間の結合力によって決まる。したがって、より大きな耐荷重を得るためには、壁面と吊下具とをより強固に固定する必要がある。そこで、より強力に固定する方法として、両面粘着テープの代わりにピン(釘)を壁面に打ち込んで固定する方法もある(釘打ち式吊下具)。
これによれば、壁面に確実に固定でき、粘着テープで固定した場合よりも耐荷重が数倍大きく設定できる。しかしながら、ピン止めする場合には次のような問題があった。すなわち、ピン止めするに当たっては一旦打ち込んでしまうと簡単には取り外すことはできないため、事前に位置決めを慎重に行わなければならない。
しかしながら、従来の吊下具のベースには単にピン孔(釘孔)が穿設されているのみであるため、設置するに当たっては片手でベースを把持し、他方の手で金槌を持ってピンを打ち込む必要があり作業性がよくない。ピン孔はベースに2ないし4カ所設けられている場合が多く、これによると、ピンを打ち込むたびにベースが傾きやすく、壁面に対して性格に位置出しすることも難しかった。
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、誰でも簡単かつ確実に壁面に取り付けできる釘打ち式の吊下具を提供することにある。
上述した目的を達成するため、本発明は以下に示すいくつかの特徴を備えている。請求項1に記載の発明は、被支持物を壁面に対して吊り下げるための吊下手段を備えた吊下具本体と、上記壁面に対して固定されるベースとを有し、上記ベースを介して上記吊下具本体が上記壁面に取り付けられる吊下具において、上記ベースには上記被取付面に向けて打ち込まれる仮止めピンが設けられているとともに、上記壁面に向けて本固定用のピンを打ち込むためのガイド孔がさらに設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、上記ガイド孔は上記仮止めピンを中心に対称位置に配置されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、上記ガイド孔は上記壁面に対して所定角度傾けた状態で設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、ベースに仮止め用の仮止めピンが設けられていることにより、ベースを所望の位置に位置決めすることができるため、本固定用のピン打ちを確実かつ簡単に行うことができる。また、仮止めピンによってベースが固定されるため、本固定用のピン打ち作業がしやすく、ベースを確実に固定することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ガイド孔が仮止めピンを中心に対称位置に設けられていることにより、仮止めした状態を安定に維持しつつ、本固定のピン止めを行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、ガイド孔が傾斜して設けられていることにより、壁面に対して固定ピンを斜めに打ち込むことができ、垂直に打ち込んだ場合よりも、より耐荷重強度を上げることができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本発明はこの限りではない。図1(a)は本発明の吊下具の吊下具本体の側面図であり、(b)はその背面図、(c)はその中央縦断面図である。図2(a)は吊下具のベースの側面図であり、(b)はその正面図である。
この吊下具は正面に吊下用のフックFを備えた図1に示す吊下具本体1と、同吊下具本体1の図示しない壁面に対して固定するための図2に示すベース2とを備えており、これらは合成樹脂の成型品からなるが、材質については金属製や木製などであってもよい。
吊下具本体1はベース2に対して着脱自在であって、ベース2は壁面に対して本固定用ピン(図示しない)を介して固定される。図1(a)〜(c)を参照して、吊下具本体1は、前面(図1(a)では左側面)に被吊下物を吊り下げるためのフックFが設けられており、背面(図1(a)では右側面)には、ベース2を収納するための凹部3が設けられている。
図1(c)に示すように、凹部3は吊下具本体1の背面から前面に向かって所定深さ凹まされており、その内部に沿ってベース2がスライド可能な大きさに形成されている。凹部3内にはベース2を固定するための係止リブ31が左右対称に4カ所設けられている。
各係止リブ31はベース2のスライド方向(図1(b)では上下方向)に沿って形成された矩形リブからなり、それらが所定間隔をもって配置されている。なお、この例において係止リブ31は4カ所設けられているが、係止リブ31の数や形状は仕様に応じて任意に変更可能である。
図1(b)に示すように、凹部3の底面と係止リブ31との間にはベース2側に設けられた係止爪21を挟み込んで支持するためのスライド溝32が形成されている。このスライド溝32に沿って係止爪21を係止させることにより、ベース2が吊下具本体1側に固定される。
次に図2(a)および(b)を参照して、ベース2は扁平な板状片からなり、左右側面には上述した吊下具本体1に対して引っ掛けられる係止爪21が左右対称に4カ所設けられている。係止爪21の形状および数は仕様に応じて任意に変更可能である。
係止爪21はベース21の左右両側面から互いに対象に突設された2組(合計4カ所)のフランジ片からなり、それぞれが係止リブ31に対応した位置に設けられている。
ベース2の背面(図2(a)では右側面)の中央には、ベース2を壁面に対して仮止めする際に用いられる仮止めピン22が設けられている。仮止めピン22は金属製の針状体からなり、ベース2に一体的に固定されている。この例において、仮止めピン22は中央に1カ所のみであるが、ベース2の大きさや形状に応じて複数設けてもよい。この仮止めピン22には出荷時には針先を保護するため、円筒状のカバーが被せられていることが好ましい。
ベース2には本固定用のピン(図示しない)を壁面に打ち込む際に、そのガイド役となるガイド孔23がこの例では4カ所設けられている。図2(a)に示すように、各ガイド孔23は壁面に対して所定角度傾斜して打ち込まれるように斜めに穿設されている。
各ガイド孔23は仮止めピン23を挟んで上下対称位置に設けられている。4カ所のガイド孔23のうち、上側の2カ所は斜め下に向かって、下側の2カ所は斜め上に向かってピンを打ち込むように形成されている。なお、ガイド孔23の傾斜方向は仕様に応じて任意に変更可能である。
次に、この吊下具の使用手順の一例について説明する。まず、ベース2を取り付ける壁面に対して仮止めする。仮止め作業は至って簡単であり、ベース2を取り付けたい位置に持っていき、仮止めピン22を壁面に差し込む。
壁面が石膏ボードなどの比較的軟質なものである場合には、手などを使ってベース2を押し込むことにより簡単に差し込むことができるが、木材などの硬質な材質の場合には、ベース2を金槌などで軽く叩くことでベース2を壁面に仮止めすることができる。
ベース2を仮止めしたのち、各ガイド孔23に沿って本固定用のピンを金槌などを使って壁面に打ち込んでベース2を本固定する。このとき、ベース2は仮止めされていることにより、両手を本固定作業に使うことができ、作業性がよい。以上により、ベース2が完全に壁面に固定される。
ベース2の取付後は、吊下具本体2の背面をベース2に押し付けるようにして凹部3内にベース2を潜り込ませる。そのまま吊下具本体1をさらに下方にスライドさせてゆくことにより、ベース2の各係止爪21が吊下具本体1に設けられた係止リブ31のスライド溝32に収納されてベース2に吊下具本体1が完全に固定される。これにより、吊下具のフックFが使用可能になる。
吊下具を除去するに当たっては、上述した手順の逆順で吊下具本体1をベース2から取り外し、ベース2からピンを抜き取り、最後にベース2を壁面から取り外せばよい。
なお、より強固に取り付ける方法として、ベース2に両面粘着テープを貼り付けてもよい。すなわち、本発明はベース2に仮止め用ピン22を備えていればよく、これを満足すれば、これら各種変形例も本発明に含まれる。
1 吊下具本体
2 ベース
21 係止爪
22 仮止めピン
23 ガイド孔
3 凹部
31 係止リブ
F フック
2 ベース
21 係止爪
22 仮止めピン
23 ガイド孔
3 凹部
31 係止リブ
F フック
Claims (3)
- 被支持物を壁面に対して吊り下げるための吊下手段を備えた吊下具本体と、上記壁面に対して固定されるベースとを有し、上記ベースを介して上記吊下具本体が上記壁面に取り付けられる吊下具において、
上記ベースには上記被取付面に向けて打ち込まれる仮止めピンが設けられているとともに、上記壁面に向けて本固定用のピンを打ち込むためのガイド孔がさらに設けられていることを特徴とする吊下具。 - 上記ガイド孔は上記仮止めピンを中心に対称位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の吊下具。
- 上記ガイド孔は上記壁面に対して所定角度傾けた状態で設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の吊下具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005038638A JP2006223421A (ja) | 2005-02-16 | 2005-02-16 | 吊下具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005038638A JP2006223421A (ja) | 2005-02-16 | 2005-02-16 | 吊下具 |
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ID=36985303
Family Applications (1)
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JP2005038638A Pending JP2006223421A (ja) | 2005-02-16 | 2005-02-16 | 吊下具 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010185506A (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-26 | Yazaki Corp | 筺体吊下構造 |
JP7227664B1 (ja) | 2022-07-13 | 2023-02-22 | 株式会社藤山 | フック、壁面収納システム |
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2005
- 2005-02-16 JP JP2005038638A patent/JP2006223421A/ja active Pending
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