JP3156142U - 軟質壁面に対する物品固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】コアピンの差し込みに殊に下孔との関係でヘッドピースの位置が正確に確定し、交差サブピンの打ち込みが容易となるばかりか、コアピンとともに容易に抜けない打ち込み状態となる軟質壁面に対する物品固定具を提供する。【解決手段】軟質壁面に対して物品をピン止めするヘッドピース2を円形若しくはほゞ円形に形成するとともに、その裏面の中央部に物品の下孔嵌め込み用の突部9を突設し、裏面の上部にはピン止め方向へ直列にそのコアピン3を一体に突設した固定具本体1と、ヘッドピース2に左右一対において差し込む細釘状のサブピン5とからなり、コアピンが前記突部上端の外周に内接した突出位置にあり、また、ヘッドピースには、正面においてコアピンの位置を中心に左右均等に配列して両サブピンの通し孔の入口を開口し、突部の裏面において、それぞれの入口よりも下方の位置に両出口が交差状に上下隣接して開口するよう、その両通し孔を傾斜させて形成した。【選択図】図1

Description

この考案は、打ち込んだピンが抜けやすい例えば石膏ボードや化粧プリントベニア等の軟質壁面に対してフックや棚等の各種物品をピン止めするために使用する軟質壁面に対する物品固定具に関する。
建築物の内装には石膏ポード等の比較的止めピンが抜けやすい軟質壁面材が使用されるので、これにフックや棚を安定して取り付けうるように、軟質壁面に物品を押さえるピンのヘッドピースに複数の細釘状のピンを斜めに交差して通す提案がなされる。
実用新案出願公告平成3−19799号公報 特開昭62−197978号公報 実公平4−4616号公報
これは、軟質壁面に斜め交互にピンを差すと抜けがたくなることに着目したものであって、この場合、ヘッドピースには中心にコアピンが突設されているもの(特許文献2)、コアピンの無いヘッドピースのみのもの(特許文献1,3)とがあった。また、ヘッドピースの裏面の中央部には、固定する物品に開けてある下孔に嵌める突部が設けられていた。
上記のような従来の物品固定具を室内壁面に使用するには、まず、取り付けた物品の他に、固定具本体と複数のピンを両手であわせ持ちながら、固定具を位置決め又は仮止めするのが難しく、この時に壁面で高さ位置を気にしながら固定具を保持し、工具を取りつつ慎重にピンを差して打ち込む必要があった。まして、壁面上部となれば、踏み台の上で、バランスを取りながらの作業となり、慣れない者や女性、年寄りには簡単に作業をできるというような状況になかった。
この考案は、上記のような実情に鑑みて、コアピンの差し込みに殊に下孔との関係でヘッドピースの位置が正確に確定し、交差サブピンの打ち込みが容易となるばかりか、コアピンとともに容易に抜けない打ち込み状態となる軟質壁面に対する物品固定具を提供することを課題とした。
上記の課題を解決するために、この考案は、軟質壁面に対して物品をピン止めするヘッドピースを円形若しくはほゞ円形に形成するとともに、その裏面の中央部に物品の下孔嵌め込み用の突部を突設し、裏面の上部にはピン止め方向へ直列にそのコアピンを一体に突設した固定具本体と、ヘッドピースに左右一対において差し込む細釘状のサブピンとからなり、コアピンが前記突部上端の外周に内接した突出位置にあり、また、ヘッドピースには、正面においてコアピンの位置を中心に左右均等に配列して両サブピンの通し孔の入口を開口し、突部の裏面において、それぞれの入口よりも下方の位置に両出口が交差状に上下隣接して開口するよう、その両通し孔を傾斜させて形成したことを特徴とする軟質壁面に対する物品固定具を提供する。
軟質壁面に対する物品固定具を上記のように構成したから、コアピンを物品の下孔の上端に添えて軟質壁面に差し込むと、それに案内されて突部が確実に下孔に嵌まる。次に、両入口からサブピンを通して軟質壁面に打ち込むと、コアピンに支持されてその打ち込み操作が容易であり、また、突部の下端で交差して左右に叉開いてそのサブピンが軟質壁材と脱出不能に結合する。また、コアピン、サブピンがヘッドピースを上端部で止めるので、棚等の突出物の支持にはその荷重に耐えやすい。
以上説明したように、この考案の物品固定具によれば、コアピンの差し込みにおいてヘッドピースの位置が正確に確定し、そのために特別の作業とはならないので、高所でも安全な作業となり、また、各ピンの高さ位置から交差サブピンの打ち込みが容易となるばかりか、コアピンとともに容易に抜けない打ち込み状態となり、安定して各種物品を止めることができるという優れた効果がある。
加えて、請求項2によれば、デザイン的に優れるだけでなく、スマイリーフェイスで上下の判断が容易となり、正確に作業をなす上で好都合である。
さらに、コアピンが上部に位置することにより、物品の下孔と一致しやすくなる。また、サブピンは、上部から下部へ交差状に作用しなければ保持効果がないので、サブピンの位置関係が大切であり、それが正確になる効果がある。
この考案の軟質壁面に対する物品固定具を示し斜視図である。 同物品固定具の正面図である。 同物品固定具の背面図である。 同物品固定具の使用状態を示す側面断面図である。 同物品固定具の使用状態を示す平面断面図である。 同物品固定具の使用状態を示す正面図である。 同物品固定具の3つの使用例を示す軟質壁面の斜視図である。 同物品固定具の2つの他の使用例を示す軟質壁面の斜視図である。 同物品固定具の使用例として釣り具の陳列台を示す斜視図である。
この考案の軟質壁面に対する物品固定具Pは、コアピン3付きのヘッドピース2が主体の固定具本体1と、それに差し通す釘状のサブピン5,5とからなるものでるが、コアピン3とサブピン5,5によりヘッドピース2を止める位置が比較的上であるので、ヘッドピース2が上からめくれることなく物品Sの荷重に耐えやすい。
固定具本体1について、ヘッドピース2は、正面から見て円形であるが、裏面で周囲において切欠7を設けることにより中央部に円盤状の突部9が形成され、正面では中央部11を周囲から高く形成して該部では平面に形成し、周囲に斜面13が形成され、斜面13の下端部に外周に沿って曲がる円弧溝15が形成される。円弧溝15は下方に脹らんだアーチ形の実施例であるが、脹らみ方向及びその形状は、この実施例に限定されるものではなく、例えば上方に脹らむ形状であっても良い。
突部9は、止められる物品Sに下孔16を設けた場合に、それとの結合により物品Sの固定を確実にするためを主目的として設けられる。したがって、物品Sにコアピン3を直接突き通すように使用するときには、突部9は要しないが、周囲の切欠に爪を掛けてピンを抜きやすい利点が生じる。いずれにしても、このヘッドピース2に前記したコアピン3を一体に設ける他、サブピン5,5の交差通し孔17,18が設けられる。
コアピン3は、これも釘状に頭部19を有する形状であって、ヘッドピース2にインサート成形して頭部19を埋設することにより、突部9の上端から突出され、その方向は、ピン止めする押しに直となる方向である。そこで、物品Sに下孔16を設けてあるときには、下孔16の上端の縁にコアピン3を添えて正確に位置決めしながら軟質壁面Wに刺しながら突部9をそのまま確実に下孔16に嵌め込むことができ(図4)、まず固定具本体1の取付け段階で作業が容易でとなる。
交差通し孔17,18については、前記円弧溝15を口と見るならば目と見えるように、ヘッドピース2の左右中央を中心に左右対称となる上端部位置に入口17a,18aが設けられる。また、突部9の裏面の下端部近くにおいて上下交差するように上下隣接して出口17b,18bが開口される。したがって、両交差通し孔17,18は、上から下へ向かって後ろへ傾斜しながら左右交差する傾斜に形成される。
そこで、ヘッドピース2の下端または突部9の下端を加重の支点と見るならば、それから距離をおいてコアピン3が軟質壁面Wに突き刺されるので、コアピン3が軟質壁面Wとの結合においてその加重に耐えやすいことに加え、サブピン5,5もその加重に耐えて共に支持する構造が得られる。ヘッドピース2の支点から外れた上部においてサブピン5,5の頭部19,19が押さえるからである。また、その頭部19,19も動物の目と見られることになる。ちなみに、この愛玩動物の象徴をスマイリーフェイスと称される。
図7、図8、図9はそれぞれ使用例を止め要領において示す。図7においては、物品Sとして、フック31、展示パネル33、棚受けのアーム35にそれぞれ下孔16,16,16が設けられ、固定具本体1の突部9をそれに嵌めることにより、同一(説明の都合上)の軟質壁面Wにコアピン3が差し付けられ、それからサブピン5,5で押さえ止められる。また、図8ではフック付き(図示省略)レール37と棚板39にそれぞれ下孔16,16をそれぞれ開け、同様に物品固定具Pにより同一の軟質壁面Wに止められる。
図9では、物品Sが釣り針41等であって、軟質壁面Wが板状の陳列台30の上面として形成され、多数の釣り針41,41,・・が固定具P,P,・・により止められ、こうして、販売や携帯がなされるようにした。なお、この場合は、必ずしもサブピン5は使用することを要しない。なお、陳列台30等の軟質壁材が発泡スチロール等の軟質発泡材であるときには、硬貨でもサブピン5を打ち込める。
1 固定具本体
2 ヘッドピース
3 コアピン
5 サブピン
9 突部
11 中央部
13 斜面
15 円弧溝
16 下孔
17,18 通し孔
17a,18a 入口
17b,18b 出口
S 物品
W 軟質壁面

Claims (2)

  1. 軟質壁面に対して物品をピン止めするヘッドピースを円形若しくはほゞ円形に形成するとともに、その裏面の中央部に物品の下孔嵌め込み用の突部を突設し、裏面の上部にはピン止め方向へ直列にそのコアピンを一体に突設した固定具本体と、ヘッドピースに左右一対において差し込む細釘状のサブピンとからなり、コアピンが前記突部上端の外周に内接した突出位置にあり、また、ヘッドピースには、正面においてコアピンの位置を中心に左右均等に配列して両サブピンの通し孔の入口を開口し、突部の裏面において、それぞれの入口よりも下方の位置に両出口が交差状に上下隣接して開口するよう、その両通し孔を傾斜させて形成したことを特徴とする軟質壁面に対する物品固定具。
  2. ヘッドピースの前面に中央部が高くなるよう形成し、前記両入口が斜面において左右対称位置に開口され、また、下端部には円弧溝を形成したことにより、上下の判別を容易にすることを特徴とする請求項1記載の軟質壁面に対する物品固定具。
















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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012184628A (ja) * 2011-03-08 2012-09-27 Origin Kogyo Kk 脆弱壁面に対するピン止具

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