JP2017119994A - 吊構造、吊装置、及び振れ止め装置 - Google Patents
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Abstract
Description
、を含む。
向上することができる。
接続部の斜め下方、かつ、前記溝部上に位置し、前記溝部内をスライド自在な連結装置と連結されて前記梁部材を支持する第2の吊装置の梁部材用支持部と、を含む、吊装置である。
図1は、実施形態に係るシステム天井の斜視図を示す。図1に示すように、実施形態に係るシステム天井1は、水平方向に延びる複数の梁部材2、梁部材2を天井スラブ3から吊り下げる吊部材4及び吊装置5、梁部材2の振れを抑制するブレース材6及び振れ止め装置7を備える。
まず、吊部材4、及び梁部材2について説明する。吊部材4は、天井スラブ3に予め固定されており、接続される吊装置5を介して梁部材2を支持する。吊部材4は、所謂吊りボルトと称される円形鋼棒によって構成されているが、例えば、矩形状など、他の断面形状の棒状部材でもよい。天井スラブ3は、換言すると上部フロアの床スラブである。吊部材4は、このような天井スラブ3に一端が埋め込まれることで固定されている。
梁部材2は、その断面において均等に四分割された形状を有している。中心部21から四方に放射状に隔壁22が伸び、隔壁22の先端は、梁部材2の断面における正方形の頂点Pを形成している。一つの頂点Pから隣接する頂点Pに向かって、壁面23が延びている。一の頂点Pから延びる壁面23と、それに隣接する他の頂点Pから延びる壁面23は、両頂点Pの中間手前まで伸びており、両者は接触しない。従って、対向する壁面23、23同士の間、より詳細には、対向する壁面23、23の先端部分である蓋部26、26同士の間には、開口部24が形成される。また、一対の壁面23と隔壁22と中心部21とによって、溝部25が形成されている。これらの開口部24および溝部25は、梁部材2の軸芯方向にその全長にわたって伸びている。そして、開口部24は、溝部25内の空間よりも狭く形成されている。壁面23の先端部分である蓋部26は、溝部25内へ挿入
された、後述する吊装置の梁部材用支持部53や連結装置8が抜けるのを防止し、また、吊装置の梁部材用支持部53等によって支持される際の接触部分として機能する。
吊装置5について、上記図1から図3に加えて、図4から図14も交えて説明する。図4は、実施形態に係る吊装置を正面上方から見た斜視図を示す。図5は、実施形態に係る吊装置を正面下方から見た斜視図を示す。図6は、実施形態に係る吊装置を正面上方から見た分解斜視図を示す。図7は、実施形態に係る吊装置を背面上方から見た斜視図を示す。図8は、実施形態に係る吊装置の正面図を示す。図9は、実施形態に係る吊装置の上面図を示す。図10は、実施形態に係る吊装置の側面図を示す。図11は、実施形態に係る吊装置の補助具の正面図を示す。図12は、実施形態に係る吊装置の補助具の上面図を示す。図13は、実施形態に係る吊装置の補助具の側面図(図12の紙面左側から見た図)を示す。図14は、実施形態に係る吊装置の補助具の側面図(図12の紙面右側から見た図)を示す。
、換言すると、吊部材4の軸心の真下に位置する。これにより、吊装置5は、安定的に、梁部材2を支持することができる。
補助具9は、吊装置5を単体で用いる場合に、吊装置の吊部材用接続部51と接続されて、吊部材4と吊装置5との固定を維持する。補助具9は、水平な四角形の平板部材によって形成され、吊部材4が貫通するU字形の切り欠き91が形成されている。補助具9に形成されたU字形の切り欠き91は、吊装置の吊部材用接続部51に形成されたU字形の切り欠き511と同形状であるがU字形の向きが異なっている。補助具9の4辺のうち、U字形の切り欠き91が形成される側の辺からは、下方に延びる2つの片からなる補助具の第1垂下部92,92が連なっている。この補助具の第1垂下部92,92は、吊装置の吊部材用接続部51の4辺のうち、U字形の切り欠き91が形成された辺と反対側の辺と接する。また、補助具9の4辺のうち、U字形の切り欠き91が形成される辺と反対側
の辺からは、下方に延びる片からなる補助具の第2垂下部93が連なっている。この補助具の第2垂下部93は、吊装置の吊部材用接続部51の4辺のうち、U字形の切り欠き511が形成された側の辺と接する。これにより吊部材4を吊装置5及び補助具9で挟み込むことができる。その結果、吊部材4の水平方向の移動が規制される。
振れ止め装置7は、吊装置5と接続して(一体化して)用いることができる。以下では、振れ止め装置7を吊装置5と接続して用いる場合を例に説明する。なお、振れ止め装置7は、単体、すなわち、吊装置5と接続せずに用いることもできる。
よって構成され、上面視U字形である。規制部の奥壁752は、梁部材2の外壁27とほぼ同一平面上に位置する。規制部の側壁751,751は、規制部の奥壁752、換言すると梁部材2の外壁27から、梁部材2の溝部25上方まで延びている。振れ止め装置の規制部75は、上下方向の中央付近に、上述した振れ止め装置の吊部材用接続部71が接続されている。規制部の奥壁752は、吊装置5を接続した際、吊装置5における、吊装置の軸部の上部521と奥側面と接する。吊部材用接続部の垂下部712,712と吊装置の軸部の上部521で吊装置の吊部材用接続部51で挟まれ、吊装置の吊部材用接続部51の梁部材2の軸心方向と直交する方向の移動が規制される。なお、本実施形態では、規制部の側壁751,751と吊装置の吊部材用接続部51との間に隙間が形成されているが、例えば、規制部の側壁751,751の間隔を狭め、規制部の側壁751,751と吊装置の吊部材用接続部51とを接するようにしてもよい。これにより、吊装置の吊部材用接続部51の梁部材2の軸心方向の移動も規制することができる。
用いて接続される。
実施形態に係るシステム天井1では、吊装置5が、第1の吊装置の梁部材用支持部531と、第2の吊装置の梁部材用支持部532とを含み、吊装置5は、複数個所で梁部材2を支持する。そのため、例えば、一カ所で梁部材2を支持する吊装置と比較して、システム天井1の強度を向上することができる。本実施形態では、第2の吊装置の梁部材用支持部532が、第1の吊装置の梁部材用支持部531を基準として溝部25上の両側に2カ所設けられている。そのため、システム天井1の強度をより向上することができる。また、吊装置5は、複数個所で梁部材2を支持するものの、第1の吊装置の梁部材用支持部531は、溝部25内に挿入するだけでよい。そのため、複数個所の全てをボルトやナット等で固定する場合と比較して、作業性を向上することができる。
2・・・梁部材
3・・・天井スラブ
4・・・吊部材
5・・・吊装置
6・・・ブレース材
7・・・振れ止め装置
8・・・連結装置
9・・・補助具
Claims (8)
- 軸芯方向に沿って延びる溝部であって、該軸芯方向と直交する断面において該溝部内の空間よりも狭い開口部を有する溝部を持つ梁部材を、天井スラブから吊り下げる吊装置を含む吊構造であって、
前記吊装置は、
前記天井スラブに接続された棒状の吊部材と接続される、吊装置の吊部材用接続部と、
前記吊装置の吊部材用接続部と連なり下方に延びる吊装置の軸部と、
前記吊装置の軸部と連なり前記梁部材を支持する、吊装置の梁部材用支持部と、を備え、
前記吊装置の梁部材用支持部は、前記吊装置の吊部材用接続部の下方に位置し、前記溝部内に挿入されて前記梁部材を支持する第1の吊装置の梁部材用支持部と、前記吊装置の吊部材用接続部の斜め下方、かつ、前記溝部上に位置し、前記溝部内をスライド自在な連結装置と連結されて前記梁部材を支持する第2の吊装置の梁部材用支持部と、を含む、吊構造。 - 前記梁部材の振れを抑制する振れ止め装置を更に含み、
前記振れ止め装置は、
前記吊部材と接続される、振れ止め装置の吊部材用接続部と、
前記振れ止め装置の吊部材用接続部の側方に連なり、一端が前記吊部材の上部と接続されるブレース材の他端と接続される、振れ止め装置のブレース材用接続部と、
前記振れ止め装置のブレース材用接続部と連なり下方に延びる、振れ止め装置の軸部と、
前記振れ止め装置の軸部と連なり前記梁部材を支持する、振れ止め装置の梁部材用支持部と、を備える、請求項1に記載の吊構造。 - 前記振れ止め装置は、前記吊装置と接続自在であり、
前記振れ止め装置の吊部材用接続部は、前記吊装置の吊部材用接続部の移動を規制する、振れ止め装置の規制部を含む、請求項2に記載の吊構造。 - 前記振れ止め装置は、前記吊装置と接続自在であり、
前記振れ止め装置の梁部材用支持部は、前記溝部上、かつ、前記第1の吊装置の梁部材用支持部を基準として、前記第2の吊装置の梁部材用支持部よりも外側で、前記溝部内をスライド自在な連結装置と連結されて前記梁部材を支持する、請求項2又は3に記載の吊構造。 - 前記振れ止め装置のブレース材用接続部は、前記ブレース材と接続するための接続孔が複数形成された、前記軸芯方向と平行、かつ、垂直方向に延びる垂直板からなる、請求項2から4の何れか1項に記載の吊構造。
- 前記梁部材は、当該梁部材の側面から上方に延び対向する梁部材の外壁と当該梁部材の上面によって形成される上方が開放された収容部を有し、
前記吊装置は、当該吊装置の軸部の一部より下方が前記収容部に収容され、
前記振れ止め装置は、当該振れ止め装置の軸部の一部より下方が前記収容部に収容されている、請求項2から5の何れか1項に記載の吊構造。 - 軸芯方向に沿って延びる溝部であって、該軸芯方向と直交する断面において該溝部内の空間よりも狭い開口部を有する溝部を持つ梁部材を、天井スラブから吊り下げる吊装置であって、
前記天井スラブに接続された棒状の吊部材と接続される、吊装置の吊部材用接続部と、
前記吊装置の吊部材用接続部と連なり下方に延びる吊装置の軸部と、
前記吊装置の軸部と連なり前記梁部材を支持する、吊装置の梁部材用支持部と、を備え、
前記吊装置の梁部材用支持部は、前記吊装置の吊部材用接続部の下方に位置し、前記溝部内に挿入されて前記梁部材を支持する第1の吊装置の梁部材用支持部と、前記吊装置の吊部材用接続部の斜め下方、かつ、前記溝部上に位置し、前記溝部内をスライド自在な連結装置と連結されて前記梁部材を支持する第2の吊装置の梁部材用支持部と、を含む、吊装置。 - 軸芯方向に沿って延びる溝部であって、該軸芯方向と直交する断面において該溝部内の空間よりも狭い開口部を有する溝部を持つ梁部材を、天井スラブから吊り下げる吊装置で吊った際に、前記梁部材の振れを抑制する振れ止め装置であって、
前記天井スラブに接続された棒状の吊部材と接続される、振れ止め装置の吊部材用接続部と、
前記振れ止め装置の吊部材用接続部の側方に連なり、一端が前記吊部材の上部と接続されるブレース材の他端と接続される、振れ止め装置のブレース材用接続部と、
前記振れ止め装置のブレース材用接続部と連なり下方に延びる、振れ止め装置の軸部と、
前記振れ止め装置の軸部と連なり前記梁部材を支持する、振れ止め装置の梁部材用支持部と、を備える、振れ止め装置。
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JP2018012965A (ja) * | 2016-07-20 | 2018-01-25 | 株式会社内田洋行 | 吊構造 |
CN114293704A (zh) * | 2021-11-25 | 2022-04-08 | 滁州金诚金属制品有限公司 | 一种铝梁悬挂支架 |
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