JP6449709B2 - 吊下げ装置及び吊り金具 - Google Patents

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Description

本発明は、建造物等に形成された吊りボルトに対して長尺体を固定し、該長尺体から機器を吊り下げるための吊下げ装置及び吊り金具に関する。
建造物の天井から延び出る複数の吊りボルトに対して、配線・配管材保護ダクト、バスダクト、鋼材等の長尺体を配設し、当該長尺体に照明器具等の機器を吊り下げて取り付けることが行われている。このような機器の設置において、長尺体を複数の吊りボルトに懸吊支持するために種々の支持金具が用いられており、そして、機器を長尺体に取り付けるために種々の取付金具が用いられている。
例えば、特許文献1は、ケーブルラック、ダクト、鋼材等の長尺体(D)を吊りボルト(B)に対して懸吊支持する支持金具(E)を開示している。支持金具(E)は、連結金具(2)を介して吊りボルト(B)に固定される。また、支持金具(E)は、コ字形状の金属片が組み合わさったものである。そして、支持金具(E)にダクト(D)が内挿されることによって、吊りボルト(B)によって支持される。なお、()内に特許文献1の符号を示した。
特許文献2は、長尺体であるレースウェイ(R)に蛍光灯等の器具(L)を取り付けるためのレースウェイ用器具の取付金具を開示している。取付金具は、基片(2)、左側片(3)、右側片(4)及び係止片(5、6)が一体に成形されたものである。基片(2)には、蛍光灯(L)を連結するための器具連結ボルト(B)を挿着するための挿通孔(1)が穿設されている。左右側片(3、4)がレースウェイ(R)を両側から挟み込むことにより、取付金具がレースウェイ(R)に取着される。そして、取付金具の挿通孔(1)を介して器具(L)が懸吊支持される。なお、()内に特許文献2の符号を示した。
実開昭55− 7571号公報 実公昭53− 50874号公報
従来、照明器具等の機器を懸吊して配設するには、吊りボルトに対して長尺体を懸吊支持するための支持金具、及び、長尺体に対して機器を懸吊支持するための取付金具の両方が必要であり、少なくとも2種類の金具をそれぞれ必要な数だけ準備しなければならなかった。すなわち、用途が異なる2種類の金具の準備や使用が必要となるため、金具の取違え等による機器の設置作業の効率低下や部材の数量管理の煩雑化などの種々の問題が起こり得る。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、1種の吊り金具で吊りボルトに長尺体を連結するとともに該長尺体から機器を吊下げ可能な吊下げ装置を提供することにある。さらに、吊りボルトに長尺体を連結可能であり、且つ、該長尺体から機器を吊下げ可能に構成された吊り金具を提供する。
請求項1に記載の吊下げ装置は、長尺体を介して吊りボルトに機器を吊り下げるための吊下げ装置であって、
長手方向の所定位置に1又は複数の機器を吊り下げる長尺体と、
吊りボルトに固定され、長尺体を内挿した状態で長尺体を支持する第1吊り金具と、
長尺体を内挿した状態で長尺体に支持され、機器を吊下げ支持する第2吊り金具と、を備え、
第1吊り金具及び第2吊り金具は同一構造の吊り金具からなり、
吊り金具は、吊りボルトに固定するための第1挿通孔が穿設された上壁、上壁に対向し、機器を取り付けるための第2挿通孔が穿設された下壁、及び、上壁と下壁とを連結する一対の対向する側壁を備え、
側壁の少なくとも一方には、内挿する長尺体の側面に当接可能な幅で突出し、長尺体及び吊り金具の長手方向への相対移動を規制する突出部が形成され、突出部は、吊り金具内において長尺体を上壁に当接させた状態、及び、長尺体を下壁に当接させた状態のいずれの場合であっても長尺体の側面に当接するように設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の吊下げ装置は、請求項1に記載の吊下げ装置において、吊り金具は、上壁、下壁及び側壁の一方からなる金具本体と、側壁の他方からなり、金具本体の開放部を閉鎖すべく、金具本体に回動式又は着脱式に連結された蓋体とから構成され、蓋体に突出部が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の吊下げ装置は、請求項2に記載の吊下げ装置において、金属板状の蓋体が屈曲することにより、突出部が蓋体内面に略U字状に隆起形成されるとともに長尺体の長手方向に沿った蓋体の両端に亘って延在していることを特徴とする。
請求項4に記載の吊下げ装置は、請求項1から3のいずれかに記載の吊下げ装置において、一対の側壁の両方に突出部がそれぞれ設けられ、突出部が互いに対向する位置に設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の吊下げ装置は、請求項1から4のいずれかに記載の吊下げ装置において、第1挿通孔及び第2挿通孔は互いに異なる径を有し、第1挿通孔は、吊りボルトに加えて機器を取り付けることに使用可能であることを特徴とする。
請求項6に記載の配設経路構造は、吊りボルトに長尺体を連結可能であり、且つ、長尺体から機器を吊下げ可能に構成された吊り金具であって、
吊りボルトに固定するための第1挿通孔が穿設された上壁と、
上壁に対向し、機器を取り付けるための第2挿通孔が穿設された下壁と、
上壁と下壁とを連結する一対の対向する側壁と、を備え、
側壁の少なくとも一方には、内挿する長尺体の側面に当接可能な幅で突出し、長尺体及び吊り金具の長手方向への相対移動を規制する規制部が形成され、該規制部は、吊り金具内において長尺体を上壁に当接させた状態、及び、長尺体を下壁に当接させた状態のいずれの場合であっても長尺体の側面に当接するように設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の吊下げ装置によれば、吊りボルトに固定されて長尺体を支持する第1吊り金具と、長尺体に支持されて機器を吊下げ支持する第2吊り金具とが同一構造の吊り金具からなる。そして、吊り金具の側壁に設けられた突出部は、吊り金具内において長尺体を上壁に当接させた状態、及び、長尺体を下壁に当接させた状態のいずれの場合であっても長尺体の側面に当接するように設けられている。すなわち、長尺体を吊りボルトに固定する第1吊り金具では、第1挿通孔を介して上壁に吊りボルトが固定され、長尺体が下壁に当接するように各壁間に配置される。そして、突出部が長尺体に当接することにより、長尺体が第1吊り金具に対して長手方向へと移動することが規制される。他方、長尺体に機器を懸吊支持する第2吊り金具では、長尺体が上壁に当接するように各壁間に配置され、第2挿通孔を介して下壁に機器が懸吊支持される。そして、突出部が長尺体に当接することにより、長尺体が第2吊り金具に対して長手方向へと移動することが規制される。すなわち、本発明の吊下げ装置では、第1吊り金具及び第2吊り金具を1種類の吊り金具で構成することが可能である。これにより、吊下げ装置をより簡素な構成とすることができる。その結果、機器の設置作業や部材管理を簡易化することができる。
請求項2に記載の吊下げ装置によれば、請求項1の発明の効果に加えて、吊り金具の金具本体の開放部から長尺体を金具本体内に挿入し、開放部を蓋体で閉塞することにより、長尺体を吊り金具の各壁間に簡単に配置することができる。
請求項3に記載の吊下げ装置によれば、請求項2の発明の効果に加えて、突出部が金属板状の蓋体の屈曲によって形成されていることにより、突出部が長尺体に圧接すると、U字状のひだを介して屈折するように変形する。すなわち、蓋体の屈折によって圧接力が逃げるため、長尺体を損傷することなく、突出部を長尺体に強い力で圧接させることができる。
請求項4に記載の吊下げ装置によれば、請求項1から3のいずれかの発明の効果に加えて、一対の突出部が互いに対向する位置に設けられていることにより、長尺体の側面を両側から安定的に挟持することが可能である。
請求項5に記載の吊下げ装置によれば、請求項1から4のいずれかの発明の効果に加えて、吊り金具を第2吊り金具として用いる際に機器が第2挿通孔に対応していない場合、第1挿通孔を予備として用いることができる。その場合、吊り金具を上下反転させて、吊り金具の下壁を長尺体に当接させた状態で、突出部によって第2吊り金具の長手方向の移動が規制される。この状態で、第1挿通孔に他の機器を取り付けることができる。
請求項6に記載の吊り金具によれば、吊り金具の側壁に設けられた突出部は、吊り金具内において長尺体を上壁に当接させた状態、及び、長尺体を下壁に当接させた状態のいずれの場合であっても長尺体の側面に当接するように設けられている。すなわち、吊り金具が長尺体を吊りボルトに固定する用途に使用された場合、第1挿通孔を介して上壁に吊りボルトが固定され、長尺体が下壁に当接するように側壁間に配置される。そして、突出部が長尺体に当接することにより、長尺体が吊り金具に対して長手方向へと移動することが規制される。他方、吊り金具が長尺体に対して機器を懸吊支持する用途に使用された場合、長尺体が上壁に当接するように側壁間に配置され、第2挿通孔を介して下壁に機器が懸吊支持される。そして、突出部が長尺体に当接することにより、長尺体が吊り金具に対して長手方向へと移動することが規制される。すなわち、本発明の吊下げ金具は、吊りボルトに長尺体を連結可能であり、且つ、該長尺体から機器を吊下げ可能に構成されており、両方の用途を1種の吊り金具で充足することができる。その結果、機器の設置作業や部材管理を簡易化することができる。
本発明に係る一実施形態の吊下げ装置による機器設置構造の概略斜視図。 図1の機器設置構造の(a)正面図及び(b)側面図。 図1の吊下げ装置の吊り金具の概略斜視図であって、(a)開放部が閉塞された状態を示し、(b)開放部が開放された状態を示す。 図3の吊り金具の(a)平面図、(b)正面図、(c)底面図、(d)側面図、及び(e)背面図。 図3の吊り金具のC−C断面を示し、(a)開放部が閉塞された状態を示し、(b)開放部が開放された状態を示す。 図3の吊り金具の分解斜視図。 図2の機器設置構造のA−A断面図。 図2の機器設置構造のB−B断面図。 吊り金具の第1挿通孔を介して機器を懸吊支持した状態の設置構造を示す断面図。 本発明の吊り金具の変形例を示す概略斜視図。 本発明の吊り金具の変形例を示す概略斜視図。 本発明の吊り金具の変形例を示す概略斜視図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状寸法を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本発明は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
本実施形態の吊下げ装置100は、建造物の躯体に埋め込まれた吊りボルト11に対して設置され、ケーブルラック、バスダクト、鋼材等の長尺体110を介して1又は複数の照明器具12を懸吊支持することに用いられる。しかしながら、以下に説明する吊下げ装置100は例示にすぎず、本発明は、当該用途に限定されない。
図1は、本発明の一実施形態の吊下げ装置100による機器設置構造10の概略斜視図である。図2(a)、(b)は、機器設置構造10の概略正面図及び側面図である。
本実施形態の機器設置構造10では、略垂直に延びる複数の吊りボルト11によって長手状の長尺体110が水平に支持されている。長尺体110は、長手方向の所定位置に1又は複数の照明器具(機器)12を吊下げ可能な長さで構成されている。本実施形態では、長尺体110は、上面111、下面112及び側面113を有する断面視矩形状の一般的なケーブルラック又はバスダクトである。該長尺体110の上下面111,112間の距離を縦幅として定め、側面113,113間の距離を横幅として定める。この長尺体110の内部には、1又は複数本のケーブル(図示せず)を配設可能である。図示しないが、機器設置構造10において、長手状の長尺体110に複数の照明器具12が懸吊支持され、天井近傍で一直線上に整列配置される。そして、各照明器具12の懸吊位置において、長尺体110内部のケーブルが外部に引き出され、該ケーブルと照明器具12とが接続されることにより、複数の照明器具12が点灯可能に天井から吊下げ支持される。
図1及び図2に示すとおり、複数の第1吊り金具1201を介して長尺体110が吊りボルト11に対して懸吊支持されている。他方、第1吊り金具1201と異なる位置において、複数の第2吊下げ金具1202を介して照明器具12が長尺体110に対して懸吊支持されている。すなわち、吊下げ装置100は、長尺体110と、吊りボルト11に固定され、該長尺体110を内挿した状態で長尺体110を保持する第1吊り金具1201と、該長尺体110を内挿した状態で長尺体110に支持され、照明器具12を吊下げ支持する第2吊り金具1202とを備える。なお、第1吊り金具1201及び第2吊り金具1202は、同一構造の吊り金具120からなるが、説明の便宜上、用途によって区別して表される。本実施形態では、複数の第1吊下げ金具1201が1本の長尺体110を吊下げ支持しているが、1つの吊下げ金具で1本の長尺体を吊下げ支持してもよい。また、本実施形態では、2つの第2吊下げ金具1202が1つの照明器具12を吊下げ支持しているが、1又は3以上の吊下げ金具が1つの器具を吊下げ支持したり、1つの吊下げ金具で複数の機器を吊下げてもよい。
次に、図3乃至図6を参照して、吊り金具120(第1吊り金具1201,第2吊り金具1202)の構造を説明する。図3は、吊り金具120の概略斜視図である。図4(a)〜(e)は、吊り金具120の平面図、正面図、底面図、側面図、及び背面図である。図5は吊り金具120のC−C断面図である。図6は、吊り金具120の分解斜視図である。
図3乃至図5に示すとおり、吊り金具120は、上壁120a、該上壁120aに対向する下壁120b、及び、上下壁120a,120bを連結する一対の対向する側壁120c,120dからなる。各壁120a〜120dは、矩形板状に形成され、略ロ字状をなしている。そして、各壁120a〜120dによって、長尺体110を内挿可能な側面視略矩形状の空間が定められている。
吊り金具120の側面視の寸法は長尺体110の断面形状寸法に対して以下のように定められている。一対の側壁120c,120d間の距離(側面視における上壁120a及び下壁120bの長尺体110と直交する辺の長さ)が、長尺体110の横幅(横断面における上面111及び下面112の辺)よりも僅かに大きい。上壁120a及び下壁120b間の距離(側面視における側壁120c,120dの長尺体110と直交する辺の長さ)が、長尺体110の縦幅(横断面における側面113の辺)よりも大きい。つまり、吊り金具120の上下壁120a,120bの間隔は、被支持部材である長尺体110との間に隙間を形成する大きさに構成されている。そして、吊り金具120の各壁120a〜120dの長尺方向に沿った長さは任意に定められる。すなわち、吊り金具120は、各壁120a〜120dの内側に長尺体110を内挿可能であり、なお且つ、少なくとも上壁120a及び下壁120bのいずれか一方と長尺体110との間に隙間を形成可能な形状寸法で構成されている。当該隙間は、第1挿通孔123又は第2挿通孔124に吊りボルト11又は照明器具12を取り付けるための空間になり得る。
特には、上壁120aと長尺体110との間の隙間は、吊りボルト11に対する吊り金具120の固定位置(高さ)を調整可能であるように、吊りボルト11の進入を許容し得る。すなわち、吊り金具120の上壁120aと下壁120bとの間の距離が、長尺体110の縦幅よりも十分に大きく形成されており、支持した長尺体110と上壁120aとの間に吊りボルト11先端の所定長の進入を許容する固定高さ調整用の隙間が形成されることが好ましい。この吊りボルト11の進入可能な長さ(つまり、隙間の大きさ)が固定高さの調整幅の目安となる。そして、1又は複数の吊り金具120の固定位置を吊りボルト11に沿って調整することにより、該吊り金具120に支持される長尺体110の高さや傾きなどを任意に調整可能である。
吊り金具120は、上壁120a、下壁120b及び一方の側壁120cからなる金具本体121と、他方の側壁120dからなる蓋体127とを備えてなる。金具本体121は、側面視コ字状に形成されており、側壁120cに対向する面に開放部125を有する。蓋体127は、側面視I字形状を有し、金具本体121の開放部125を閉鎖するように構成された矩形板である。
金具本体121の上壁120aには、吊りボルト11を挿通して固定するための第1挿通孔123が穿設されている。第1挿通孔123は、比較的大きい径を有する吊りボルト11を挿通可能な径を有する。この第1挿通孔123の径は、一般的な照明器具12の取付用ビス12aには対応していない。他方、金具本体121の下壁120bには、照明器具12を取り付けるための第2挿通孔124が穿設されている。第2挿通孔124は、照明器具12の取付用ビス12aが通過可能な比較的小さい径を有する。つまり、第1挿通孔123の径と第2挿通孔124の径とは互いに異なり、第2挿通孔124が第1挿通孔123よりも小さい。ただし、機器の取り付けに第2挿通孔124よりも大きい径の孔が必要である場合には、第1挿通孔123が機器取付用に用いられてもよい。
金具本体121の側壁120cの内面には、第1の突出部122が突出(膨出)形成されている。突出部122は、長尺体110の側面113に当接(又は圧接)して、長尺体110及び吊り金具120の長手方向への相対移動を規制するように機能する。該突出部122は、上壁120a及び下壁120bの略中間に位置し、側壁120cの横幅(又は長尺体110の長手方向)に沿って延びる細長い突起である。換言すると、突出部122の中心と側壁120cの中心とがほぼ一致する。該突出部122は、側壁120cの横幅の略中央箇所で延びているが、その両端が側壁120cの外縁には到達していない。該突出部122はプレス加工により形成されたものであるので、この突出部122の裏側で側壁120c外面が凹んでいる。
蓋体127の側壁120dの内面には、第2の突出部128が突出(膨出)形成されている。突出部128は、長尺体110の側面113に当接(又は圧接)して、長尺体110及び吊り金具120の長手方向への相対移動を規制するように機能する。該突出部128は、金属板状の蓋体127がひだ状に折り曲げられたことにより、蓋体128内面に側面視略U字状(又はV字形状)に隆起形成されている。該突出部128は、上壁120a及び下壁120bの略中間位置で蓋体127の横幅(長尺体110の長手方向)に沿って延びており、蓋体127の幅方向の両外縁まで到達している。これにより、突出部128と長尺体側面113とが当接する面積が大きくなり、両者をより強固に連結する。また、突出部128が金属板状の蓋体127の折り曲げによって形成されていることにより、該突出部128の突出端に力が加わると、蓋体127がU字状のひだを介して屈折するように変形可能である。
第1の突出部122及び第2の突出部128は互いに対向する位置に設けられている。また、第1の突出部122及び第2の突出部128の突出幅は、側壁120c,120d間に長尺体110を配置したときに、突出部122,128が長尺体110の側面113に当接又は圧接可能であるように定められている。換言すれば、突出部122,128の間の距離は、長尺体110の横幅よりも小さく定められている。
そして、突出部122,128は、吊り金具120内において長尺体110を上壁120aに当接させた状態、及び、長尺体110を下壁120bに当接させた状態のいずれの場合であっても長尺体122,128の側面に当接するように設けられている。本実施形態では、突出部122,128が上壁120a及び下壁120bの略中間に位置し、尚且つ、長尺体110の縦幅が上壁120a又は下壁120bから突出部122,128までの距離よりも大きい。当該関係により、長尺体110が吊り金具120内の何処に位置していても、常に突出部122と当接可能である。例えば、突出部122,128が上壁120aから下壁120b側にずれていても、長尺体110の縦幅が上壁120aから突出部122,128までの距離(>下壁120bから突出部122,128までの距離)よりも大きいのであれば、突出部122と長尺体110とを常に当接可能とすることができる。すなわち、本発明において、吊り金具の上壁から突出部までの距離、及び、下壁から突出部までの距離の両方を長尺体の縦幅よりも小さくするように吊り金具を設計することにより、隙間を上下壁のいずれ側に形成しても上記規制状態を得ることができる。
また、金具本体121の開放部125側において上壁120a端部が下方に僅かに折れ曲がって上方フランジを形成し、下壁120b端部が上方に折れ曲がって下方フランジを形成している。下方フランジには、側面視略円弧状に屈曲した連結部121aが形成されている。上方フランジには、該上壁120aと平行方向に延びる平面視略T字形状のロック爪121bが突出形成されている。他方、該蓋体127の下端近傍には、I字状の開口である連結孔127aが穿設され、上端近傍には、正面視略T字形状のロック孔127bが穿設されている。図6に示すように、金具本体121の円弧状に屈曲した連結部121aが蓋体127の下端に穿設された連結孔127aを通過することにより、分割片(別体)である両者が組み合わされている。つまり、図3(b)及び図5(b)に示すように、金具本体121及び蓋体127は互いに分離しないように回動式に連結されている。そして、金属本体121のロック爪121bが蓋体127のロック孔127bを通過することにより、図3(a)及び図5(b)に示すように、蓋体127が開放部125を閉鎖した状態で金具本体121及び蓋体127がロックされる。
なお、本実施形態の長尺体110及び吊り金具120は、金属板を曲げ加工やプレス加工することにより製造されたものである。しかしながら、本発明はこれに限定されず、硬質の合成樹脂等の他の材料が採用されてもよい。
次に、図7を参照して、本実施形態の吊下げ装置100において、吊り金具120(第1吊り金具1201)が吊りボルト11と長尺体110とを連結する形態を詳細に説明する。図7は、第1吊り金具1201による連結形態を示す図2(a)のA−A断面図である。
図7に示すとおり、第1吊り金具1201の上壁120aに穿設された第1挿通孔123を吊りボルト11が貫通した状態で、2つのナット11a,11aが上壁120aを挟むように吊りボルト11に螺着することにより、吊りボルト11に第1吊り金具1201が固定されている。また、長尺体110の下面112が下壁120bに当接するように長尺体110が第1吊り金具1201に内挿されている。すなわち、長尺体110が各壁120a〜120dによって包囲された状態で第1吊り金具1201の下壁120bに支持又は載置されている。このとき、長尺体上面111と上壁120aとの間に隙間が形成され、当該隙間にナット11a及び吊りボルト11先端が収容されている。そして、金具本体121の側壁120cから膨出した突出部122が長尺体側面113に当接(又は圧接)しているとともに、蓋体127の側壁120dから膨出した突出部128が長尺体側面113に当接(圧接)している。つまり、対向する一対の突出部122,128によって長尺体110の上側部分が両側面113から挟圧されている。このとき、突出部128と長尺体110との強い圧接によって、U字状のひだを介して金属板状の蓋体127が僅かに屈折するように変形している。すなわち、蓋体127の屈折によって圧接力が逃げるため、長尺体110が凹んだり損傷することなく、突出部128が長尺体110に強い力で圧接している。したがって、本実施形態の機器設置構造10では、長尺体110及び第1吊り金具1201が長手方向に相対移動することが規制された状態で、第1吊り金具1201を介して長尺体110が吊りボルト11に対して懸吊支持されている。
次いで、図8を参照して、本実施形態の吊下げ装置100において、吊り金具120(第2吊り金具1202)が長尺体110と照明器具12とを連結する形態を詳細に説明する。図8は、第2吊り金具1202による連結形態を示す図2(a)のB−B断面図である。
図8に示すとおり、長尺体110の上面111が上壁120aに当接するように長尺体110が第2吊り金具1202に内挿されている。すなわち、各壁120a〜120dが長尺体110を包囲した状態で第2吊り金具1202の上壁120aが長尺体110の上面111に支持又は載置されている。そして、第2吊り金具1202の下壁120aに穿設された第2挿通孔124を照明器具12取付用のビス12aが貫通することにより、第2吊り金具1202に照明器具12が取り付けられている。このとき、長尺体下面112と下壁120bとの間に隙間が形成され、当該隙間に取付用ビス12aの頭が収容されている。そして、金具本体121の側壁120cから膨出した突出部122が長尺体側面113に当接(又は圧接)しているとともに、蓋体127の側壁120dから膨出した突出部128が長尺体側面113に当接(圧接)している。つまり、対向する一対の突出部122,128によって長尺体110の下側部分が両側面113から挟圧されている。第1吊り金具1201と同様に、突出部128と長尺体110との強い圧接によって、U字状のひだを介して金属板状の蓋体127が僅かに屈折するように変形している。したがって、本実施形態の機器設置構造10では、長尺体110及び第2吊り金具1202が長手方向に相対移動することが規制された状態で、第2吊り金具1202を介して照明器具12が長尺体110に対して懸吊支持されている。
次に、本実施形態の吊下げ装置100によって機器設置構造10を構築する工程を説明する。まず、所定長の長尺体110、複数の吊り金具120、及び、1又は複数の照明器具12を準備する。複数の吊り金具120から第1吊り金具1201を選択する。該第1吊り金具1201の第1挿通孔123に吊りボルト11を貫通配置し、一対のナット11aで第1吊り金具1201を吊りボルト11を固定する。吊りボルト11の上壁120a下方に進入する長さを調整することにより、第1吊り金具1201の固定高さ(長尺体110の支持高さ)を定めることができる。次いで、コ字状の金具本体121の開放部125を介して長尺体110を上下壁120a,120b間に挿入し、第1吊り金具1201の下壁120b上に長尺体110を載置する。そして、開放部125を閉鎖するように蓋体127を金具本体121に対して回動させてロック部(ロック爪121b、ロック孔127b)でロックする。このとき、ロック爪121bを下方に押圧して上壁120aを撓み変形させつつ、ロック爪121bをロック孔127bの幅広部分に通過させる。そして、ロック爪121bを弾性復帰させるとともにロック孔127bの幅狭部分に移動させる。これにより、ロック爪121bの張出部分がロック孔127bの周縁によって係止される位置に配置される。当該ロック工程における蓋体127の回動操作によって、突出部128が長尺体110の側面113に強く圧接する。こうして、複数の第1吊り金具1201によって長尺体110が懸吊支持される。
続いて、複数の吊り金具120から第2吊り金具1202を選択する。コ字状の金具本体121の開放部125を介して長尺体110を上下壁120a,120b間に挿入し、長尺体110の上面111上に金具本体121の上壁120aを載置する。次に、開放部125を閉鎖するように蓋体127を金具本体121に対して回動させてロック部(ロック爪121b、ロック孔127b)でロックする。結果として、突出部128が長尺体110の側面113に強く圧接する。次いで、長尺体110の下面112と下壁120bとの間の隙間を介して、取付用ビス12aを第2貫通孔124に貫通配置する。そして、取付用ビス12aを照明器具12に螺着することによって、照明器具12が第2吊り金具1202の下壁120bに固定される。こうして、照明器具12が1又は複数の第2吊り金具によって長尺体110に懸吊支持される。
上記の工程を経て、機器設置構造10を構築することができる。なお、各工程の順序を入れ替え可能であることは言うまでもない。
さらに、図9に示すとおり、本実施形態の吊下げ装置100は、小径の第2挿通孔124に挿通不可能な大径の取付用ビス12a’を要する機器12’を取り付けることも可能である。図8と比べて、吊り金具120を上下反転させ、吊り金具120の下壁120bを長尺体110の上面111に当接させることにより、大径の第1挿通孔123が下方を向き、上壁120aと長尺体110の下面111との間に取付用ビス12a’を配置可能な隙間が形成される。このとき、突出部122,128によって吊り金具120の長手方向の移動が規制されている。そして、第1挿通孔123に大径の取付用ビス12a’を貫通することにより、照明器具12とは異なる機器12’を吊り金具120で長尺体110に懸吊支持可能である。
以下、本発明に係る一実施形態の吊下げ装置100(及び吊り金具120)における作用効果について説明する。
本実施形態の吊下げ装置100によれば、吊りボルト11に固定されて長尺体110を保持する第1吊り金具1201と、長尺体110に支持されて照明器具12(機器)を吊下げ支持する第2吊り金具1202とが同一構造の吊り金具120からなる。そして、吊り金具120の側壁120c,120dに設けられた突出部122,128は、吊り金具120内において長尺体110を上壁120aに当接させた状態、及び、長尺体110を下壁120bに当接させた状態のいずれの場合であっても長尺体110の側面113に当接するように設けられている。より具体的には、吊り金具120の上壁120aから突出部122,128までの距離、及び、下壁120bから突出部122,128までの距離の両方が長尺体110の縦幅よりも小さくなるように、側壁120c,120d上の突出部122,128の位置が定められている。すなわち、長尺体110を吊りボルト11に固定する第1吊り金具1201では、第1挿通孔123を介して上壁120aに吊りボルト11が固定され、長尺体110が下壁120bに当接するように各壁120a〜120d間に配置される。そして、突出部122,128が長尺体110の両側面113に当接することにより、長尺体110が第1吊り金具1201に対して長手方向へと移動することが規制される。他方、長尺体110に照明器具12を懸吊支持する第2吊り金具1202では、長尺体110が上壁120aに当接するように各壁120a〜120d間に配置され、第2挿通孔124を介して下壁120bに照明器具12が懸吊支持される。そして、突出部122,128が長尺体110の両側面113に当接することにより、長尺体110が第2吊り金具1202に対して長手方向へと移動することが規制される。すなわち、本実施形態の吊下げ装置100では、第1吊り金具1201及び第2吊り金具1202を1種類の吊り金具120で構成することが可能である。これにより、吊下げ装置100をより簡素な構成とすることができる。その結果、機器の設置作業や部材管理を簡易化することができる。
[変形例]
本発明の吊下げ装置は、上記実施形態に限定されずに、例えば、以下のように変形可能である。なお、図10〜12の変形例において、下二桁が共通する構成要素は、特定が無い限り、同一又は類似の特徴を有し、その説明を一部省略する。
(1)上記実施形態では、吊り金具120の両側壁120c,120dの両方に対向する一対の突出部122,128が設けられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図10(a)に示すように、吊り金具220の蓋体227(側壁220d)の内面のみに突出部228を設けてもよい。この場合、突出部228の突出端と側壁220cとの間の距離が長尺体(図示せず)の横幅よりも小さい。また、図10(b)に示すように、吊り金具320の金具本体321(側壁320c)の内面のみに突出部322を設けてもよい。この場合、突出部322の突出端と側壁320dとの間の距離が長尺体(図示せず)の横幅よりも小さい。さらに、図10(c)に示すように、突出部422,428を中間位置から上下にずらして配置してもよい。この場合、突出部428の突出端と側壁420cとの間の距離が長尺体(図示せず)の横幅よりも小さく、尚且つ、突出部422の突出端と側壁420dとの間の距離が長尺体の横幅よりも小さい。そして、長尺体が下壁420bに当接するように配置されたときに、突出部422のみが長尺体の一側面に当接することにより、長尺体が吊り金具420に対して長手方向へと移動することが規制される。他方、長尺体が上壁120aに当接するように配置されたときに、突出部128が長尺体の一側面に当接することにより、長尺体が吊り金具420に対して長手方向へと移動することが規制される。
(2)上記実施形態では、突出部122,128は、各側壁120c,120dにそれぞれ1つずつ形成された横幅方向(長尺体110の長手方向)に延びる細長い突出片であるが、本発明はこれに限定されない。例えば、図11(a)に示すように、蓋体527(側壁520d)内面に突出部528を縦幅方向に延びるように形成してもよい。また、図11(b)に示すように、蓋体627(側壁620d)に複数の突出部628を形成してもよい。さらに、図11(c)に示すように、金具本体721及び蓋体727(側壁720c,720d)に複数の円筒状の突出部728を形成してもよい。すなわち、本発明の技術範囲から逸脱することなく、突出部の数、形状、位置等を任意に変更することが可能である。
(3)上記実施形態では、吊り金具120は、側面視コ字形状の金具本体121及び側面視I字形状の蓋体127が回動式に連結されて構成されている。しかしながら、本発明はこれに限定されない。例えば、図12(a)に示すように、吊り金具820は、L字形状の金具本体821及びL字形状の蓋体827が回動式に連結されて構成されてもよい。あるいは、図12(b)に示すように、側面視(又は断面視)L字形状の2つの分割片921,927を組み合わせるようにして、吊り金具920を構成してもよい。該吊り金具920では、両分割片921,927が互いに回動式に連結されていない。各分割片921、927には、一端にロック爪921c、927cが形成され、他端にロック孔921d,927dが形成されている。そして、一方の分割片921のロック爪921cが他方の分割片927のロック孔927dに挿通し、且つ、他方の分割片927のロック爪927cが一方の分割片921のロック孔921dに挿通することにより、分割片921,927同士が着脱式に連結される。
(4)上記実施形態では、吊り金具120は、直状の金属板からなる各壁120a〜120dから構成されているが、本発明はこれに限定されない。本発明の課題を解決可能な範囲であれば、各壁を任意に湾曲させたり、屈折させたりしてもよい。すなわち、当業者であれば、本発明の技術的思想の範疇であれば、吊り金具の形状を任意に変更可能である。
(5)上記実施形態では、長尺体は横断面視矩形状の中空体からなるが、本発明はこれに限定されない。例えば、長尺体にケーブル等を配線する必要がなければ、長尺体は中空体でなくてもよい。また、長尺体は、突出部によって規制可能な形状であれば、断面視矩形状以外の構造を有してもよい。例えば、長尺体は、横断面視において、円形、長円、楕円、多角形等の種々の形状をとり得る。
本発明は上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限りにおいて種々の態様で実施しうるものである。
10 機器設置構造
11 吊りボルト
12 照明器具(機器)
100 吊下げ装置
110 長尺体
111 上面
112 下面
113 側面
120 吊り金具
1201 第1吊り金具
1202 第2吊り金具
120a 上壁
120b 下壁
120c 側壁
120d 側壁
121 金具本体
121a 連結部
121b ロック爪
122 突出部
123 第1挿通孔
124 第2挿通孔
125 開放部
127 蓋体
127a 連結孔
127b ロック孔
128 突出部

Claims (6)

  1. 長尺体を介して吊りボルトに機器を吊り下げるための吊下げ装置であって、
    長手方向の所定位置に1又は複数の機器を吊り下げる長尺体と、
    吊りボルトに固定され、前記長尺体を内挿した状態で前記長尺体を支持する第1吊り金具と、
    前記長尺体を内挿した状態で前記長尺体に支持され、前記機器を吊下げ支持する第2吊り金具と、を備え、
    前記第1吊り金具及び前記第2吊り金具は同一構造の吊り金具からなり、
    前記吊り金具は、前記吊りボルトに固定するための第1挿通孔が穿設された上壁、前記上壁に対向し、前記機器を取り付けるための第2挿通孔が穿設された下壁、及び、前記上壁と前記下壁とを連結する一対の対向する側壁を備え、
    前記側壁の少なくとも一方には、内挿する前記長尺体の側面に当接可能な幅で突出し、前記長尺体及び前記吊り金具の長手方向への相対移動を規制する突出部が形成され、前記突出部は、前記吊り金具内において前記長尺体を前記上壁に当接させた状態、及び、前記長尺体を前記下壁に当接させた状態のいずれの場合であっても前記長尺体の側面に当接するように設けられていることを特徴とする吊下げ装置。
  2. 前記吊り金具は、前記上壁、前記下壁及び前記側壁の一方からなる金具本体と、前記側壁の他方からなり、前記金具本体の開放部を閉鎖すべく前記金具本体に回動式又は着脱式に連結された蓋体とから構成され、前記蓋体に前記突出部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の吊下げ装置。
  3. 金属板状の前記蓋体が屈曲することにより、前記突出部が前記蓋体内面に略U字状に隆起形成されるとともに前記長尺体の長手方向に沿った前記蓋体の両端に亘って延在していることを特徴とする請求項2に記載の吊下げ装置。
  4. 前記一対の側壁の両方に前記突出部がそれぞれ設けられ、前記突出部が互いに対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の吊下げ装置。
  5. 前記第1挿通孔及び前記第2挿通孔は互いに異なる径を有し、前記第1挿通孔は、前記吊りボルトに加えて前記機器を取り付けることに使用可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の吊下げ装置。
  6. 吊りボルトに長尺体を連結可能であり、且つ、前記長尺体から機器を吊下げ可能に構成された吊り金具であって、
    前記吊りボルトに固定するための第1挿通孔が穿設された上壁と、
    前記上壁に対向し、前記機器を取り付けるための第2挿通孔が穿設された下壁と、
    前記上壁と前記下壁とを連結する一対の対向する側壁と、を備え、
    前記側壁の少なくとも一方には、内挿する前記長尺体の側面に当接可能な幅で突出し、前記長尺体及び前記吊り金具の長手方向への相対移動を規制する規制部が形成され、前記規制部は、前記吊り金具内において前記長尺体を前記上壁に当接させた状態、及び、前記長尺体を前記下壁に当接させた状態のいずれの場合であっても前記長尺体の側面に当接するように設けられていることを特徴とする吊り金具。
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