JPH067724B2 - 配線用ダクトのハンガ− - Google Patents

配線用ダクトのハンガ−

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JPH067724B2
JPH067724B2 JP62072468A JP7246887A JPH067724B2 JP H067724 B2 JPH067724 B2 JP H067724B2 JP 62072468 A JP62072468 A JP 62072468A JP 7246887 A JP7246887 A JP 7246887A JP H067724 B2 JPH067724 B2 JP H067724B2
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JP
Japan
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frame
hook
hanger
wiring duct
side plate
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP62072468A
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English (en)
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JPS63240308A (ja
Inventor
誠志 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は配線用ダクトのハンガーに関する。
〔背景技術〕
たとえば、配線用ダクトは、天井から下げられた吊りボ
ルトに取り付けられたハンガーに抱き持たれるようにし
て支持されるようになっている。
従来のハンガーは、第5図にみるように、固定側枠20
と可動側枠21を備えている。固定側枠20は、吊りボ
ルト22に取り付けられるようになっており、可動側枠
21は、その固定側枠20にヒンジ23を介して開閉で
きるように取り付けられている。両側枠20,21は横
向きの締付ボルト24によって互いに締め込まれること
でダクト25を両側から抱くようになっている。そし
て、両側枠20,21の下端にそれぞれ内向きとなるよ
うに突出する掛止突起がダクト25を下から受け止める
ようになっている。
ところが、このようなハンガーでは、一方の手でダクト
25を固定側枠20に保持しておいて、他方の手で締付
ボルト22をねじ込んで可動側枠21を締め付ける必要
があるため、両手でもって施工しなければならないとい
う不都合がある。
他方、このような配線用ダクトのハンガーでは、作業性
は良くなっても配線用ダクトが落ちる恐れがあっては危
なくて使えない。実用性のある配線用ダクトのハンガー
であるには、配線用ダクトが落ちる恐れのないものであ
ることも必要である。
〔発明の目的〕
前記事情に鑑みて、この発明は、施工の効率化が図れる
上、ハンガーに取り付けられた配線用ダクトが落ちる恐
れのない実用性の高い配線用ダクトのハンガーを提供す
ることを目的とする。
〔発明の開示〕
前記目的を達成するため、この発明は、底板部とその両
側から対向状に突出する側板部とを有してU字形に形成
された二つの枠を備え、これらの枠は、互いの開口を向
かい合わせた状態で、一方の枠の両側板部に掛け渡され
た引掛軸に他方の枠の両側板部を内側に撓ませてその端
部に形成された引掛フック部の嵌合溝を嵌め合わせるこ
とにより結合され、かつ、前記引掛フック部の頂部が前
記一方の枠の側板部内側面から突出する抜け止め部に衝
合することにより前記嵌め合わせ状態が保持されるよう
になっている配線用ダクトのハンガーを要旨としてい
る。
以下に、この発明を、その一実施例をあらわす図面を参
照しつつ、詳しく説明する。
第1図は、この発明にかかる配線用ダクトのハンガーの
一実施例を斜めからみたところをあらわしている。ま
た、第2図(a)ないし(c)は、この実施例の詳細を正面お
よび左右側面からみた図である。これらの図にみるよう
に、この発明の配線用ダクトのハンガーAは、上枠1と
下枠2の2つのメンバーからなっている。
上枠1は、底板部3と、その両側から対向状に突出する
左右一対の側板部4,4とを備えたU字形の枠体とされ
ている。
前記底板部3の中央にはボルト通孔5が形成されてい
て、このボルト通孔5に天井からの吊りボルト(吊り金
具)6の下端部が挿通され、ナット7によって締め上げ
られるようになっている。
前記一対の側板部4,4は、底板部3の両端から下向き
に直角に折り曲げられて形成されている。両側板部4,
4には、上端に基部をもつようにして抜け止め部8,8
が切り起こし状に形成されているとともに、これら各抜
け止め部8の下端面は円弧状の係合受面8aとされてい
る。前記両側板部4,4の下部両者間には、丸棒状の引
掛軸9が水平となるようにかしめ止めされて設けられて
いる。
下枠2は、底板部10と、その両側から対向状に突出す
る左右一対の側板部11,11とを備えたU字形の枠体
とされている。
前記底板部10は、配線用ダクトBを下方から受け持つ
部分であり、この底板部10の両端から垂直に立ち上が
るようにして両側板部11,11が一体に設けられてい
る。
各側板部11,11には、くの字状に切り起され、くの
字の突部が内方へ向くようにして配置された押さえ片1
2,12が一体に設けられている。同押さえ片12はそ
の下端が自由端となるようにされており、配線用ダクト
Bの各側壁面13,13に圧接して同ダクトBを弾性力
によって保持できるようになっている。
前記各側板部11,11の上端部には引掛フック部1
5,15が一体に形成されている。この引掛フック部1
5は嵌合溝を備えていて、その嵌合溝16の溝奥に形成
された軸嵌合部16aに前記引掛軸9が嵌まり込むよう
になっている。引掛フック部15の上端面は円弧状の滑
り面15aとされている。この滑り面15aは、軸嵌合
部16aの中心点を中心とする円弧によって形成され、
この滑り面15aと前記係合受面8aとが、互いに一致
するように同じ半径の円弧によって形成されている。
第3図は、ハンガーAを組み付ける様子をあらわしてい
る。
図にみるように、下向きに下げられた吊りボルト6は、
上枠1のボルト通孔5に通されており、下方からナット
7を締め上げることによって上枠1が吊りボルト6に取
り付けられている。
下枠2には、配線用ダクトBが通されて同ダクトBの下
側壁面14が、下枠2の底板部10上に載り掛かってい
るとともに、同ダクトBの側壁面13,13が押さえ片
12,12によって左右から押さえられて上方へ容易に
抜け出さないように保持されている。
配線用ダクトBを通した状態の下枠2は、引掛フック部
15,15を上にして上枠1の方向へと持ち上げられ
る。
第4図(a)および(b)は、こうして持ち上げられた下枠2
が上枠1に嵌まり込もうとしている様子をあらわしてい
る。
これらの図にみるように、まず、下枠2を、両側板部1
1,11を横外側方から、内方であるP方向へ向けて片
手で押し曲げつつ、嵌合溝16の入口が引掛軸9の軸上
に対応し、かつ、引掛フック部15の各外側面が抜け止
め部8,8の内側面に嵌まり込むように操作する。つい
で、下枠2を上枠1の方向であるS方向へ押し込むよう
に操作すると、引掛フック部15,15は抜け止め部
8,8の内側面を滑るとともに、嵌合溝16が引掛軸9
に嵌まり合う。
嵌合溝16が引掛軸9と充分に嵌まり合ったところで下
枠2を押し下げると、嵌合溝16の奥に位置する軸嵌合
部16a内に引掛軸9が嵌まり込み、同時に、引掛フッ
ク部15が抜け止め部8を乗り越えてその上端の滑り面
15aが抜け止め部8の係合受面8aに合致する。
これにより、下枠2は、第1図および第2図にみるよう
に、滑り面15aと係合受面8aとの相対的な滑りによ
って前後に揺動できる余裕をもって組み付けられる。そ
れとともに、引掛フック部15は抜け止め部8に係合し
ているので、下枠2が上方へ抜け出すような恐れもな
い。
従来のハンガーでは、吊りボルトに取り付けられると、
その下端の掛止突起の向きも自ずと決まるため、仮に掛
止突起が水平にならなかったときには、ダクトが掛止突
起上に平行に載り掛からないことになる。そのため、ハ
ンガーの姿勢を矯正するなどの付加的な作業が要求さ
れ、これが施工の能率化を阻む一因ともなっていた。
これに対し、この実施例のハンガーでは、上述したよう
に、引掛フック部15の頂部が滑り面15aになってい
るとともに、それを受ける係合受面8aが、前記滑り面
15aに合致するようになっているので、下枠2が上枠
1に対して抜け止めされた状態で揺動することができる
ようになり、上枠1の固定姿勢がいかなる状態にあった
としても、下枠2のみを姿勢変更して配線用ダクトBに
適合させるようにすることができて、施工の能率化が図
れるようになるのである。
以上のように、この発明の配線用ダクトのハンガーAに
よれば、下枠2を片手でもって上枠1に組み付けること
ができるため、施工が非常に簡単になる。しかも、引掛
フック部15が抜け止め部8を載り越えて係合すること
で下枠2が抜け止めされているので、配線用ダクトBが
振動しても下枠2が上枠1から取り外れるようなことは
なく、落下等に対する安全性が確保されるようにもな
る。
なお、これまでは、以上の図の実施例にもとづいての
み、この発明を説明してきたが、この発明は以上の実施
例に限定されるものではない。
たとえば、以上の図の実施例では、上枠1に引掛軸9が
設けられ、下枠2に引掛フック部15が設けられていた
が、これは、逆であってもよい。また、上記実施例にお
いては、上枠1と下枠2とが姿勢変更できるようになっ
ていたが、姿勢変更できないようであってもよい。
要するに、底板部とその両側から対向状に突出する側板
部とを有してU字形に形成された二つの枠を備え、これ
らの枠は、互いの開口を向かい合わせた状態で、一方の
枠の両側板部に掛け渡された引掛軸に他方の枠の両側板
部を内側に撓ませてその端部に形成された引掛フック部
の嵌合溝を嵌め合わせることにより結合され、かつ、前
記引掛フック部の頂部が前記一方の枠の側板部内側面か
ら突出する抜け止め部に衝合することにより前記嵌め合
わせ状態が保持されるようになっているのであれば、そ
の他の構成は特に限定されないのである。
〔発明の効果〕
この発明は、以上にみてきたような構成を有するもので
あるため、下記の効果を奏することの出来る実用性の高
い配線用ダクトのハンガーとなっている。
効果(1)施工の効率化が図れる。
これは、上で具体的に詳しく説明したように、配線用ダ
クトの施工が一片手でも行えるからである。
つまり、施工の際、ダクトを間に通した状態の下枠の側
板を上枠へ押し付けて曲げながら上枠の間に入れて下に
引く程度の作業で行えるのである。これで、引掛フック
部が上枠の引掛軸に嵌まると同時に引掛フック部の頂部
が上枠の抜け止め部に衝合し取り付けが完了するのであ
る。十分に片手で済ませられる作業である。
効果(2)ハンガーに取り付けられた配線用ダクトが落ち
る恐れがない。
これは、引掛フック部の頂部が一方の枠の側板部内側面
から突出する抜け止め部に衝合することにより嵌め合わ
せ状態が保持されていて、下枠が外れる心配がないから
である。
下枠に下から上に向かう向きの力が加わっても引掛フッ
ク部の頂部が突出する抜け止め部に衝合して上に移動せ
ず、引掛フック部は引掛軸に嵌まったまま下枠は外れず
配線用ダクトが落ちないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる配線用ダクトのハンガーの一
実施例をあらわす斜視図、第2図(a)はこの実施例の正
面図、同図(b)はその右側面図、同図(c)は左側面図、第
3図は配線用ダクトを通した下枠を上枠側に組み付ける
ために誘導する様子をあらわす斜視図、第4図はその組
み付け状態をあらわし、同図(a)はその正面図、同図(b)
はその右側面図、第5図は従来のハンガーの一例をあら
わす斜視図である。 A…配線用ダクトのハンガー 1…上枠 2…下枠
3,10…底板部 4,11…側板部 8…抜け止め部
9…引掛軸 15…引掛フック部 16…嵌合溝 1
6a…軸嵌合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板部とその両側から対向状に突出する側
    板部とを有してU字形に形成された二つの枠を備え、こ
    れらの枠は、互いの開口を向かい合わせた状態で、一方
    の枠の両側板部に掛け渡された引掛軸に他方の枠の両側
    板部を内側に撓ませてその端部に形成された引掛フック
    部の嵌合溝を嵌め合わせることにより結合され、かつ、
    前記引掛フック部の頂部が前記一方の枠の側板部内側面
    から突出する抜け止め部に衝合することにより前記嵌め
    合わせ状態が保持されるようになっている配線用ダクト
    のハンガー。
  2. 【請求項2】引掛フック部の頂部端面が引掛フック部の
    嵌合溝の溝奥を中心とする円弧状の滑り面とされている
    特許請求の範囲第1項記載の配線用ダクトのハンガー。
JP62072468A 1987-03-26 1987-03-26 配線用ダクトのハンガ− Expired - Lifetime JPH067724B2 (ja)

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