JP3283969B2 - 吊りボルト用係止金具 - Google Patents

吊りボルト用係止金具

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JP3283969B2 JP18670793A JP18670793A JP3283969B2 JP 3283969 B2 JP3283969 B2 JP 3283969B2 JP 18670793 A JP18670793 A JP 18670793A JP 18670793 A JP18670793 A JP 18670793A JP 3283969 B2 JP3283969 B2 JP 3283969B2
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晶利 原田
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日本鋼管ライトスチール株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、吊りボルト用係止金
具、特に、デッキプレートへの取付けが容易に行え、し
かも、過大な吊り荷重にも耐える吊りボルト用係止金具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、断面三角形状のリブが下面に形成
されたデッキプレートの下方に、これと間隔をあけて天
井板や電設、空調、防災用の各種部材等を垂下固定する
には、例えば、実開平5-32530号公開公報に開示されて
いるような係止金具(以下、従来係止金具という)を使
用して、デッキプレートの下部に吊りボルトを垂下固定
し、この吊りボルトによって天井板等をデッキプレート
の下方に水平に固定していた。
【0003】以下、従来係止金具について、図面を参照
しながら説明する。図3は、従来係止金具を示す斜視
図、図4は、従来係止金具のデッキプレートへの取付け
状態を示す正面図である。
【0004】図3および図4において、1は、デッキプ
レート6の下面に形成された断面三角形状のリブ7に係
止される係止金具本体であり、係止金具本体1に吊りボ
ルト2がほぼ垂直にねじ込まれる。3は、係止金具本体
1に支軸4によって開閉自在に軸支された1対の挟持片
である。挟持片3の先端内側コーナー部は、斜めに切り
欠かれている。5は、挟持片3を開閉させるための板バ
ネである。
【0005】このように構成されている従来係止金具に
よって、デッキプレートの下部に吊りボルトを垂下固定
するには、図4に示すように、吊りボルト2が予めねじ
込まれた(吊りボルト2は、後でねじ込んでもよい。)
係止金具本体1の挟持片3を、デッキプレート6のリブ
7に当てがい、そのまま上方に押し上げる。挟持片3
は、その先端内側コーナー部が斜めに切り欠かかれてい
るので、板バネ5の弾性力に抗して自然に開き、その
後、リブ7を挟持する。これによって、吊りボルト2
は、従来係止金具によってデッキプレート6の下部に垂
下固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来係止金具は、バネとヒンジ機構を利用したもので
あるので、吊りボルト2に過大な荷重がかかると、挟持
片3が板バネ5の弾性力に負けて広がり、係止金具がリ
ブ7から外れる恐れがあるといった問題を有していた。
【0007】従って、この発明の目的は、吊りボルトに
過大な荷重がかかっても、リブから外れる恐れがない吊
りボルト用係止金具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、デッキプレ
ートの下面に形成されたリブに係止して、前記デッキプ
レートの下部に吊りボルトを垂下固定するための吊りボ
ルト用係止金具において、前記リブに係止される係止金
具本体と、前記係止金具本体に設けられた、前記吊りボ
ルトを前記係止金具本体に垂下固定するための雌螺子と
からなり、前記係止金具本体は、前記リブの一方の側面
に当接する上部突起と、前記リブの他方の側面に当接す
る、前記上部突起より下方に形成された下部突起と、前
記上部突起と前記下部突起との間に形成された、前記リ
ブが入り込む切欠きとを有し、前記上部突起と前記下部
突起との間隔は、前記リブの底部幅より広く、前記雌螺
子は、前記下部突起側の前記係止金具本体に設けられて
いることに特徴を有するものである。
【0009】
【作用】この発明によれば、吊りボルトにかかる荷重の
増加に伴ってデッキプレートのリブへの係止力が増加す
るので、リブから外れることはない。
【0010】
【実施例】次に、この発明の吊りボルト用係止金具の一
実施態様を、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は、この発明の吊りボルト用係止金具
の一実施態様を示す斜視図、図2は、この発明の吊りボ
ルト用係止金具をデッキプレートのリブに取り付けた状
態を示す正面図である。
【0012】図1および図2において、8は、デッキプ
レート6の下面に形成された断面三角形状のリブ7に係
止される係止金具本体である。係止金具本体8は、コ字
型に折り曲げた板材の各々に、リブ7の一方の側面7Aに
当接する上部突起9と、リブ7の他方の側面7Bに当接す
る、上部突起9より下方に形成された下部突起10と、上
部突起9と下部突起10との間に形成された、リブ7が入
り込む、末広がりの切欠き11が形成されたものからなっ
ている。係止金具本体8は、一枚の板状であってもよ
い。上部突起9と下部突起10との間隔(a) は、リブ7の
底部幅(b) より広く、且つ、係止金具本体8の上部突起
9がリブ7の一方の側面7Aに当接し、下部突起10がリブ
7の他方の側面7Bに当接した後において、吊りボルト2
がほぼ垂直になるような間隔に形成されている。12は、
係止金具本体8に設けられた、吊りボルト2を係止金具
本体8に垂下螺合させるための雌螺子である。雌螺子12
は、下部突起側10の係止金具本体8に水平に溶接されて
いる。
【0013】なお、雌螺子12は、係止金具本体8の一部
によって形成してもよい。更に、吊りボルト2の上端に
吊りボルト2に対してフリー回転する押圧板13を取り付
ければ、吊りボルト2によるデッキプレート6下面への
押圧力がより高まる。
【0014】このように構成されている、この発明の係
止金具によって、デッキプレートの下部に吊りボルトを
垂下固定するには、図2に示すように、吊りボルト2が
予めねじ込まれた(吊りボルト2は、後でねじ込んでも
よい。)係止金具本体8の切欠き11内に、デッキプレー
ト6のリブ7を嵌め込む。係止金具本体8の上部突起9
と下部突起10との間隔(a) は、リブ7の底部幅(b) より
広いので、係止金具本体8は、容易にリブ7に嵌め込む
ことができる。この後、係止金具本体8の上部突起9と
下部突起10とをそれぞれリブ7の側面7A、7B回転させ
ながら当接した後、吊りボルト2をねじ回転させて、そ
の上端をデッキプレート6の下面に押し付ければ、係止
金具本体8は、ぐらつくことなくデッキプレート6のリ
ブ7に係止される。なお、デッキプレート6の下面に形
成されたリブ7の断面形状は、三角形に限定されるもの
ではなく、L字状、逆字状、逆Ω状等であってもよ
い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、従来係止金具のように、バネとヒンジ機構を利用し
たものではないので、吊りボルトにかかる荷重の増加に
伴ってデッキプレートのリブへの係止力が増加するの
で、吊りボルトに過大な荷重がかかっても、係止金具が
デッキプレートのリブから外れる恐れは皆無であるとい
った有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の吊りボルト用係止金具の一実施態様
を示す斜視図である。
【図2】この発明の吊りボルト用係止金具をデッキプレ
ートのリブに取り付けた状態を示す正面図である。
【図3】従来係止金具を示す斜視図である。
【図4】従来係止金具のデッキプレートへの取付け状態
を示す正面図である。
【符号の説明】
1:従来の係止金具本体 2:吊りボルト、 3:挟持片、 4:支軸、 5:板バネ、 6:デッキプレート、 7:リブ、 8:この発明の係止金具本体、 9:上部突起、 10:下部突起、 11:切欠き、 12:雌螺子、 13:押圧板。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デッキプレートの下面に形成されたリブ
    に係止して、前記デッキプレートの下部に吊りボルトを
    垂下固定するための吊りボルト用係止金具において、 前記リブに係止される係止金具本体と、前記係止金具本
    体に設けられた、前記吊りボルトを前記係止金具本体に
    垂下固定するための雌螺子とからなり、前記係止金具本
    体は、前記リブの一方の側面に当接する上部突起と、前
    記リブの他方の側面に当接する、前記上部突起より下方
    に形成された下部突起と、前記上部突起と前記下部突起
    との間に形成された、前記リブが入り込む切欠きとを有
    し、前記上部突起と前記下部突起との間隔は、前記リブ
    の底部幅より広く、前記雌螺子は、前記下部突起側の前
    記係止金具本体に設けられていることを特徴とする吊り
    ボルト用係止金具。
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