JP2019060134A - 取付具及び天井構造 - Google Patents

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Manabu Nakagawa
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Shawuti Shalayiding
沙吾提 沙拉依丁
俊治 細川
Toshiharu Hosokawa
俊治 細川
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Yukinori Kitamura
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洋介 本田
Yosuke Honda
洋介 本田
昌司 土井
Masashi Doi
昌司 土井
克典 ▲高▼井
克典 ▲高▼井
Katsunori Takai
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Abstract

【課題】ハンガーに取り付ける際の施工の簡易化を図ることができる取付具及び天井構造を提供する。【解決手段】底部31と底部31から立ち上がる一対の立ち上がり部(左側壁部32及び右側壁部33)との間に野縁受け70を支持するハンガー30に取り付けられる取付具40であって、記ハンガー30の左側壁部32を掴むことにより左側壁部32に保持される掴み部50と、掴み部50が左側壁部32を掴むのに合わせて一対の立ち上がり部(左側壁部32及び右側壁部33)を互いに拘束する拘束部60と、を具備する。【選択図】図4

Description

本発明は、野縁受けを支持するハンガーに取り付けられる取付具及び天井構造の技術に関する。
従来、野縁受けを支持するハンガーに取り付けられる取付具及び天井構造の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、野縁受けを支持するハンガーと、前記ハンガーに取り付けられる連結補強具(取付具)と、を具備する天井構造が記載されている。ハンガーは、底部と、前記底部に対して立ち上がるような一対の縦部と、からなる上方が開放されたフック部を有する。ハンガーは、フック部の内側で野縁受けを支持する。これに対して、連結補強具は、ハンガーのフック部を外側から挟み込むことが可能な挟み込み部を有する。こうして、連結補強具は、野縁受けを内側に支持した状態のフック部を挟み込み部により挟み込むと共に、前記挟み込み部にネジを螺合させることによって、ハンガーに取り付けられる。
このような構成により、特許文献1に記載の技術においては、例えば地震が発生して天井が揺れた場合であっても、ハンガーのフック部が開くように変形するのを連結補強具により抑制することができ、ひいてはフック部の内側に支持した野縁受けが落下するのを抑制することができる。
特開2007−23737号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、連結補強具(取付具)をハンガーに取り付ける際にネジを螺合させる必要があるため、施工が煩雑になるという問題があった。
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、ハンガーに取り付ける際の施工の簡易化を図ることができる取付具及び天井構造を提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、底部と前記底部から立ち上がる一対の立ち上がり部との間に野縁受けを支持するハンガーに取り付けられる取付具であって、前記ハンガーの少なくとも一部分を掴むことにより前記一部分に保持される掴み部と、前記掴み部が前記一部分を掴むのに合わせて前記一対の立ち上がり部を互いに拘束する拘束部と、を具備するものである。
請求項2においては、前記掴み部は、前記一対の立ち上がり部のうち一方の第一立ち上がり部を掴み、前記拘束部は、前記掴み部に固定されていると共に、前記一対の立ち上がり部のうち他方の第二立ち上がり部と係合されることにより前記一対の立ち上がり部を互いに拘束するものである。
請求項3においては、前記掴み部は、所定方向に延びるようなスリット状に形成されると共に、前記所定方向の一側端部が開放された第一スリット部を有し、前記第一立ち上がり部が前記第一スリット部に挿入されることにより前記第一立ち上がり部を掴むように形成されるものである。
請求項4においては、前記掴み部は、前記第一スリット部に挿入された前記第一立ち上がり部が前記第一スリット部から抜けるのを規制する規制部を有するものである。
請求項5においては、前記拘束部は、所定方向に延びるようなスリット状に形成されると共に、前記所定方向の一側端部が開放された第二スリット部を有し、前記第二立ち上がり部が前記第二スリット部に挿入されることにより、前記一対の立ち上がり部を互いに拘束するものである。
請求項6においては、一枚の板状部材が折曲されることにより形成されているものである。
請求項7においては、底部と前記底部から立ち上がる一対の立ち上がり部との間に野縁受けを支持するハンガーを具備する天井構造であって、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の取付具を具備するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、ハンガーに取り付ける際の施工の簡易化を図ることができる。
請求項2においては、ハンガーの変形を効果的に抑制することができる。
請求項3においては、ハンガーに取り付ける際の施工の簡易化を効果的に図ることができる。
請求項4においては、ハンガーの変形を効果的に抑制することができる。
請求項5においては、ハンガーに取り付ける際の施工の簡易化を効果的に図ることができる。
請求項6においては、コスト削減を図ることができる。
請求項7においては、取付具をハンガーに取り付ける際の施工の簡易化を図ることができる。
第一実施形態に係る取付具を具備する天井構造を示した正面図。 同じく、取付具が取り付けられるハンガーを示した斜視図。 同じく、取付具が取り付けられるハンガーを示した正面図。 同じく、取付具、ハンガー及び野縁受けの組み付け状態を示した斜視図。 同じく、取付具、ハンガー及び野縁受けの組み付け状態を示した正面一部断面図。 同じく、取付具、ハンガー及び野縁受けの組み付け状態を示した側面図。 同じく、取付具、ハンガー及び野縁受けの組み付け状態を示した平面一部断面図。 同じく、取付具を示した斜視図。 (a)同じく、取付具を示した正面図。(b)同じく、側面図。(c)同じく、平面図。 同じく、取付具が形成される板状部材を示した平面図。 同じく、取付具をハンガーに取り付ける場合に所定の位置に配置した状態を示す斜視図。 同じく、図11に示す状態から取付具をハンガーに近接させた状態を示す斜視図。 第二実施形態に係る取付具、ハンガー及び野縁受けの組み付け状態を示した斜視図。
以下の説明においては、図中に記した矢印に従って、上下方向、左右方向及び前後方向をそれぞれ定義する。
以下では、図1を用いて、第一実施形態に係る取付具40を具備する天井構造1について説明する。
天井構造1は、鉄骨造の建物における天井の構造である。天井構造1は、吊りボルト10、水平材20、ハンガー30、取付具40、野縁受け70、野縁80及び天井面材90を具備する。
吊りボルト10は、前記建物の躯体Aから吊り下げられるものである。吊りボルト10は、躯体Aに設けられたインサート(不図示)に取り付けられる。吊りボルト10は、左右方向及び前後方向に互いに間隔をあけて複数設けられる。なお、図1においては、複数設けられる吊りボルト10のうち、前後方向に互いに間隔をあけて配置された3本の吊りボルト10が示されている。
水平材20は、吊りボルト10を補強するものである。水平材20は、長尺状に形成され、長手方向を横方向に向けて配置される。水平材20は、複数の吊りボルト10の上下方向中途部において、当該複数の吊りボルト10をそれぞれ跨ぐように配置される。水平材20は、金具等を用いて各吊りボルト10に固定される。
ハンガー30は、後述する野縁受け70を支持するものである。ハンガー30は、各吊りボルト10の下端部にボルト11を用いて取り付けられる。なお、ハンガー30の構成についての詳細な説明は後述する。
取付具40は、ハンガー30の変形を防止するものである。取付具40は、ハンガー30に取り付けられる。なお、取付具40の構成についての詳細な説明は後述する。
野縁受け70は、後述する野縁80を支持するものである。野縁受け70は、長尺状に形成され、長手方向を横方向に向けて配置される。野縁受け70は複数設けられ、各野縁受け70は複数のハンガー30に支持される。なお、図1においては、長手方向を前後方向(横方向)に向けて配置された1本の野縁受け70が示されている。
野縁80は、後述する天井面材90を支持するのものである。野縁80は、長尺状に形成され、長手方向を横方向に向けて配置される。野縁80は、金具等を用いて野縁受け70に支持される。野縁80は複数設けられ、各野縁80は複数の野縁受け70に支持される。なお、図1においては、長手方向を左右方向(横方向)に向けて配置された4本の野縁80が示されている。
天井面材90は、天井面を構成するものである。天井面材90は、例えば板状の石膏ボードにより形成される。天井面材90は、その板面を上下方向に向けて配置される。天井面材90は、金具等を用いて野縁80に支持される。
次に、図2及び図3を用いて、ハンガー30の構成について詳細に説明する。
なお、天井構造1において、ハンガー30は複数設けられる。複数のハンガー30はそれぞれ、各々が支持する野縁受け70の長手方向の向きに応じて、異なる方向を向くこととなる。そこで以下では、図1に示すハンガー30(長手方向を前後方向に向けて配置された野縁受け70を支持するハンガー30)を例にあげて説明するものとする。
図2及び図3に示すハンガー30は、金属製の板状部材が適宜折曲されて形成される。ハンガー30は、底部31、左側壁部32、右側壁部33及び天部34を具備する。
底部31は、ハンガー30の下端部に形成される。底部31は、略板状であって、その板面を上下方向に向けて形成される。
左側壁部32は、底部31の左端部から立ち上がるように形成される。左側壁部32は、略板状であって、その板面を左右方向へ向けて形成される。
右側壁部33は、底部31の右端部から立ち上がるように形成される。右側壁部33は、略板状であって、その板面を概ね左右方向へ向けて形成される。より詳細には、右側壁部33は、底部31の右端部から右上方へ向けて延びると共に、上下方向中途部で左上方に折曲するように形成される。こうして、右側壁部33は、正面視で右方へ膨出した形状に形成される。
また、右側壁部33は、左右方向において底部31を挟んで左側壁部32と対向するように形成される。こうして、右側壁部33は、左側壁部32と共に底部31から立ち上がる一対の側壁部(立ち上がり部)として構成される。右側壁部33の高さは、左側壁部32よりも小さく形成される。右側壁部33の上端部は、自由端とされる。右側壁部33の上端部は、左側壁部32から左右方向に離間している。右側壁部33の上端部には、戻り止め37が形成される。
戻り止め37は、右側壁部33の上端部の一部分が切断されると共に、当該切断された部分近傍で右方に折曲するように形成される。こうして、戻り止め37は、略板状であって、その板面を左上方及び右下方へ向けて形成される。また、戻り止め37の下端部は、左下方を臨むように形成される。戻り止め37の下端部は、左側壁部32と底部31と右側壁部33とにより区画される空間(後述する収容空間35)内に、当該右側壁部33から飛び出るように形成される。
天部34は、ハンガー30の上端部に形成される。天部34は、略板状であって、その板面を上下方向へ向けて形成される。天部34は、左側壁部32の上端部から左方へ向けて突出するように形成される。天部34には、取付孔38が形成される。取付孔38は、天部34を上下方向に貫通する。
こうして、ハンガー30は、左側壁部32、底部31及び右側壁部33により、正面視で略J字状に形成される。また、ハンガー30には、左側壁部32、底部31及び右側壁部33により、上方、前方及び後方が開放された空間が区画される。当該空間には、後述するように、野縁受け70が長手方向を前後方向へ向けた状態で収容される。なお以下では、当該空間を「収容空間35」と称する。
次に、図4から図7を用いて、ハンガー30が野縁受け70を支持する構成(組み付け状態)について詳細に説明する。
ハンガー30は、左側壁部32、底部31及び右側壁部33との間、すなわち収容空間35に野縁受け70を収容する。収容空間35に収容された野縁受け70は、当該収容空間35を前後方向に挿通した状態で底部31に載置される。こうして、ハンガー30は、収容空間35の内側で載置することによって野縁受け70を支持する。
なお、野縁受け70は、ハンガー30に支持された(収容空間35に収容された)状態で、当該野縁受け70の上端部が収容空間35の内側に位置するように形成される。より詳細には、野縁受け70の上端部は、上下方向においてハンガー30の戻り止め37の下端部よりも下方に位置するように形成される。
ここで、戻り止め37の下端部は、収容空間35内に右側壁部33から飛び出るように形成される。このような構成により、例えば地震が発生した場合に、野縁受け70が天井の揺れに応じて収容空間35の外側(上方)に飛び出そうとしても、当該野縁受け70が戻り止め37に当接され、上方への移動が規制されることとなる。このように、ハンガー30は、地震が発生した場合であっても、戻り止め37によって野縁受け70が収容空間35の外側へ飛び出すのを抑制することができ、ひいては当該野縁受け70がハンガー30から脱落するのを抑制することができる。
次に、図8及び図9を用いて、取付具40の構成について詳細に説明する。
なお、天井構造1において、取付具40は複数設けられる。複数の取付具40はそれぞれ、各々が取り付けられるハンガー30の向きに応じて、異なる方向を向くこととなる。そこで以下では、図1に示すハンガー30に取り付けられる取付具40を例にあげて説明するものとする。
取付具40は、弾性を有する金属製の板状部材が適宜折曲されて形成される。取付具40は、掴み部50及び拘束部60を具備する。
掴み部50は、ハンガー30の少なくとも一部分(本実施形態においては、ハンガー30の左側壁部32)を掴むことにより当該一部分に保持されるものである。掴み部50は、右側板部51、後側板部52、左側板部53及び第一スリット部54を具備する。
右側板部51は、側面視で略矩形の板状に形成される。右側板部51は、その板面を左右方向へ向けて形成される。
後側板部52は、背面視で上下方向に細長い略矩形の板状に形成される。後側板部52の左端部は、右側板部51の後端部と一体的に接続される。また、後側板部52の右端部は、後述する左側板部53の後端部と一体的に接続される。
左側板部53は、側面視で略矩形の板状に形成される。左側板部53は、その板面を左右方向へ向けて形成される。左側板部53は、右側板部51と略同一の大きさ及び形状に形成される。左側板部53は、左右方向において後側板部52を挟んで右側板部51と対向するように形成される。こうして、左側板部53は、右側板部51と共に後側板部52から前方へ延びるように形成された一対の板部として構成される。また、左側板部53と右側板部51との間には、左右方向に所定の隙間(後述する第一スリット部54)が形成される。左側板部53の前端部には、戻り止め56が形成される。
戻り止め56は、ハンガー30の戻り止め37と略同様に構成される。具体的には、戻り止め56は、左側板部53の前端部の一部分が切断されると共に、当該切断された部分近傍で左方に折曲するように形成される。こうして、戻り止め56は、略板状であって、その板面を右前方及び左後方へ向けて形成される。また、戻り止め56の後端部は、右後方を臨むように形成される。戻り止め56の後端部は、左側板部53と後側板部52と右側板部51とにより区画される空間(後述する第一スリット部54)内に、当該左側板部53から飛び出るように形成される。すなわち、左右方向において、戻り止め56の後端部と右側板部51との間の長さ(換言すると、後述する第一スリット部54の前端部の左右方向の長さ(幅))は、ハンガー30の左側壁部32の左右方向の長さ(幅)よりも短く形成される。
第一スリット部54は、左側板部53と後側板部52と右側板部51との間に区画された空間(隙間)である。ここで、後側板部52の左右方向の長さは、左側板部53及び右側板部51の前後方向の長さよりも比較的短く形成される。このように、第一スリット部54は、平面視で前後方向に延びるスリット状に形成される。第一スリット部54は、前端部が開放され、後方へ延びるように形成される。第一スリット部54は、左右方向の長さ(幅)が、ハンガー30の左側壁部32の左右方向の長さ(幅)と同一、又は若干小さく形成される。第一スリット部54の内側において、後側板部52の前面から戻り止め56の後端部までの前後方向の長さは、ハンガー30の左側壁部32の前後方向の長さよりも長く形成される。
なお、後述するように、第一スリット部54の内側には、ハンガー30の左側壁部32が挿入される。また、第一スリット部54の内側に挿入された左側壁部32は、戻り止め56によって当該第一スリット部54の外側に抜けることが規制される。
こうして、掴み部50は、左側板部53と後側板部52と右側板部51とにより区画しした第一スリット部54と、戻り止め56によって、当該第一スリット部54の内側に挿入された部材(本実施形態においては、ハンガー30の左側壁部32)を掴むことが可能な略クリップ状に形成される。なお、本実施形態において、前記掴むとは、第一スリット部54の内側に挿入したハンガー30の左側壁部32を、当該第一スリット部54の外側に抜け難く保持することを指す。すなわち、掴み部50は、ハンガー30の左側壁部32を掴むことにより、当該左側壁部32に保持されることとなる。
拘束部60は、掴み部50がハンガー30の左側壁部32を掴むのに合わせて、当該ハンガー30の左側壁部32と右側壁部33とを互いに拘束するものである。拘束部60は、拘束板部61及び第二スリット部62を具備する。
拘束板部61は、平面視で略矩形の板状に形成される。拘束板部61は、その板面を上下方向へ向けて形成される。拘束板部61の前後方向の長さは、右側板部51の前後方向の長さと略同一に形成される。拘束板部61の左端部は、掴み部50の右側板部51の下端部と一体的に接続される。こうして、拘束板部61(拘束部60)は、掴み部50と一体的に接続される。
第二スリット部62は、前後方向に延びるスリット状に形成される。第二スリット部62は、拘束板部61の一部分を切り欠いたように形成される。より詳細には、第二スリット部62は、拘束板部61の前端部が開放され、後方へ向けて延びるように形成される。第二スリット部62は、左右方向の長さ(幅)が、ハンガー30の右側壁部33(より詳細には、右側壁部33のうち、戻り止め37)の左右方向の長さ(幅)と同一、又は若干長く形成される。第二スリット部62の前後方向の長さは、ハンガー30の右側壁部33(戻り止め37)の前後方向の長さよりも長く形成される。また、第二スリット部62は、平面視で掴み部50の第一スリット部54と左右方向に対向するように形成される。第二スリット部62は、掴み部50の第一スリット部54と互いに平行になるように形成される。第二スリット部62は、拘束板部61の右側部に形成される。
次に、図10を用いて、取付具40が形成される板状部材について説明する。
なお、図10は、取付具40が形成される板状部材(以下では、板状部材100と称する)の平面図を示している。
板状部材100は、弾性を有する1枚の金属製の平板状の部材である。板状部材100は、平面視で前後方向に長く、かつ、後部が左右方向に長い略L字状に形成される。板状部材100には、折り曲げられる部分(折り目)が複数設けられる。具体的には、板状部材100には、複数の折り目として、第一折り目101、第二折り目102、第三折り目103及び第四折り目104が設けられる。
第一折り目101は、板状部材100の後部において左右方向中途部を前後方向に延びるように設けられる。また、第二折り目102は、板状部材100の前後方向中途部を左右方向に延びるように設けられる。なお、第二折り目102の左端部は、第一折り目101の前端部と接続される。第三折り目103は、第二折り目102の若干前方に離間して設けられる。第四折り目104は、板状部材100の前端部近傍において、左右方向に延びるように設けられる。なお、第四折り目104の右端部及び左端部は、板状部材100の前部の左端部及び右端部よりも内側に設けられる。
また、板状部材100には、切り欠き部111及び切れ目112が設けられる。切り欠き部111は、板状部材100の左後部に設けられる。切り欠き部111は、後端部が開放されると共に、前方に延びるように設けられる。切れ目112は、板状部材100の前部の左端部及び右端部にそれぞれ設けられる。2つの切れ目112は、平面視で略L字状に設けられ、それぞれ第四折り目104の右端部及び左端部に接続される。
こうして、板状部材100は、複数の折り目(第一折り目101、第二折り目102、第三折り目103及び第四折り目104)及び切れ目112によって、複数の部分に区画される。具体的には、板状部材100のうち、第一折り目101の左方に、第一部分121が区画される。同様に、第一折り目101の右方、かつ、第二折り目102の後方に第二部分122が区画される。また、第二折り目102と第三折り目103との間に、第三部分123が区画される。また、第三折り目103と第四折り目104及び切れ目112との間に、第四部分124が区画される。また、第四折り目104及び切れ目112の前方に、第五部分125が区画される。
上述の如き構成の板状部材100においては、第一折り目101を介して、第一部分121が第二部分122に対して上方(紙面手前側)に折り曲げられる。また、第二折り目102及び第三折り目103を介して、第三部分123が第二部分122に対して下方(紙面奥側)に折り曲げられると共に、第四部分124が第三部分123に対して後方に折り曲げられる。また、第四折り目104を介して、第五部分125が第四部分124に対して若干下方に折り曲げられる。
こうして、板状部材100が適宜折り曲げられると、取付具40が完成する。なお、板状部材100における第一部分121は、取付具40の拘束板部61に相当する。同様に、第二部分122は、右側板部51に相当する。また、第三部分123は、後側板部52に相当する。また、第四部分124は、左側板部53に相当する。また、第五部分125は、左側板部53のうち戻り止め56に相当する。また、切り欠き部111は、第二スリット部62に相当する。また、板状部材100を折り曲げた後における第二部分122と第四部分124との間(隙間)が、第一スリット部54に相当する。
このように、取付具40は、1枚の金属製の平板状である板状部材100を適宜折曲させることで形成することができるため、比較的容易に製造することができ、ひいてはコスト削減を図ることができる。
次に、図4から図7、図11及び図12を用いて、取付具40のハンガー30への取り付け態様についてに詳細に説明する。
なお、取付具40が取り付けられるハンガー30には、野縁受け70が支持された状態であるものとする。
図11に示すように、取付具40をハンガー30に取り付ける場合、まず取付具40を所定の位置に配置する。所定の位置とは、ハンガー30の後方、かつ、取付具40がハンガー30の上端部と前後方向に対向する位置(より詳細には、取付具40の下端部がハンガー30の収容空間35の上端部と前後方向に対向する位置)である。取付具40が所定の位置に配置されると、取付具40の第一スリット部54の前方には、ハンガー30の左側壁部32が配置される。また、取付具40の第二スリット部62の前方には、ハンガー30の戻り止め37が配置される。
こうして、取付具40が所定の位置に配置された後、当該取付具40はハンガー30側(前方)へ移動される。
ここで、上述の如く、取付具40の第一スリット部54の前端部の左右方向の幅は、ハンガー30の左側壁部32の左右方向の幅よりも短く形成される。したがって、取付具40を前方へ移動させると、図12に示すように、第一スリット部54の前端部がハンガー30の左側壁部32と当接することとなる。このような状態で、さらに取付具40を前方へ移動させると、ハンガー30の左側壁部32によって、第一スリット部54の前端部の左右方向の幅が大きくなるように、取付具40の左側板部53が押し曲げられる(弾性変形する)。これにより、図4等に示すように、取付具40の第一スリット部54の内側に、ハンガー30の左側壁部32を挿入することができる。
なお、取付具40の第一スリット部54の内側にハンガー30の左側壁部32が挿入されると、当該取付具40の左側板部53の形状が復元する。すなわち、取付具40の左側板部53の戻り止め56の後端部が、第一スリット部54内に飛び出ることとなる。これによって、例えばハンガー30の左側壁部32が、取付具40の第一スリット部54の外側に抜けようとた場合(第一スリット部54に対して相対的に前方へ移動しようとした場合)には、当該左側壁部32が戻り止め56に当接されることとなる。すなわち、ハンガー30の左側壁部32は、取付具40の第一スリット部54の内側に一旦挿入されてしまうと、第一スリット部54の外側に抜けることが戻り止め56により規制される。
こうして、取付具40の第一スリット部54の内側にハンガー30の左側壁部32を挿入すると、当該左側壁部32を第一スリット部54の外側に容易に抜け難く保持することができる。すなわち、取付具40の(第一スリット部54を有する)掴み部50は、ハンガー30の左側壁部32を掴む(挟み込む)ことにより、当該左側壁部32に保持される。
また、上述の如く取付具40の第一スリット部54の内側にハンガー30の左側壁部32が挿入される際には、当該挿入に合わせて(挿入に応じて略同一のタイミングで)取付具40の第二スリット部62の内側にハンガー30の右側壁部33(より詳細には、右側壁部33の戻り止め37)が挿入される。取付具40の第二スリット部62の内側にハンガー30の戻り止め37が挿入されると、ハンガー30の戻り止め37は、取付具40の第二スリット部62と係合される。
こうして、取付具40の第二スリット部62がハンガー30の戻り止め37と係合されると、当該ハンガー30の収容空間35の上方へ開放されていた上端部が取付具40の拘束部60(より詳細には、拘束板部61)によって塞がれることとなる。ここで、拘束板部61の左端部は、掴み部50の右側板部51の下端部と一体的に接続される。また、拘束板部61の右側部は、第二スリット部62によりハンガー30の右側壁部33(戻り止め37)と係合される。すなわち、取付具40の第二スリット部62がハンガー30の戻り止め37と係合されると、収容空間35の上端部を構成するハンガー30の左側壁部32と右側壁部33とが、拘束板部61(拘束部60)により互いに拘束される。
このように、所定の位置に配置された取付具40を前方に移動させ、取付具40の第一スリット部54の内側にハンガー30の左側壁部32が挿入されると共に、取付具40の第二スリット部62の内側にハンガー30の戻り止め37が挿入されると、取付具40のハンガー30への取り付けが完了する。
すなわち、取付具40がハンガー30に取り付けられた場合には、取付具40の掴み部50がハンガー30の左側壁部32を掴んで保持されると共に、この掴むのに合わせて取付具40の拘束部60がハンガー30の右側壁部33(戻り止め37)と係合して、当該ハンガー30の左側壁部32と右側壁部33とを互いに拘束することができる。
以上のように、取付具40のハンガー30への取り付けは、所定の位置に配置された取付具40をハンガー30側(前方)へ移動させることのみで行うことができる。このように、取付具40をハンガー30に取り付ける際には、例えばネジを螺合させる等の作業を行う必要がないため、施工の簡易化を図ることができる。
また、所定の位置とは、取付具40がハンガー30の上端部と前後方向に対向する位置であることから、所定の位置に配置された取付具40は、ハンガー30の収容空間35に支持された野縁受け70よりも上方に位置することとなる。したがって、ハンガー30に野縁受け70が支持された状態であっても、当該野縁受け70と干渉することなく、取付具40をハンガー30に取り付けることができる。
ここで、例えば地震が発生して天井が揺れた場合、ハンガー30に支持された野縁受け70が収容空間35の内側で意図せぬ動きをする場合がある。このような場合、ハンガー30が、野縁受け70の動きによって変形するおそれがある。特に、ハンガー30においては、収容空間35を構成する右側壁部33が上端部を自由端としているため、当該右側壁部33が左側壁部32から離間するように(収容空間35の上端部が開くように)変形し易くなっている。このように、ハンガー30が変形した場合には、野縁受け70がハンガー30から落下するおそれもある。
しかしながら、取付具40がハンガー30に取り付けられると、ハンガー30の左側壁部32と右側壁部33とが拘束部60によって互いに拘束されるため、当該右側壁部33が左側壁部32から離間するように(収容空間35の上端部が開くように)変形するのを抑制することができる。こうして、取付具40がハンガー30に取り付けられると、ハンガー30の変形を抑制することができ、ひいては野縁受け70がハンガー30から落下するのを抑制することができる。
以上のように、本実施形態に係る取付具40においては、
底部31と前記底部31から立ち上がる一対の立ち上がり部(左側壁部32及び右側壁部33)との間に野縁受け70を支持するハンガー30に取り付けられる取付具40であって、
前記ハンガー30の左側壁部32(少なくとも一部分)を掴むことにより前記左側壁部32に保持される掴み部50と、
前記掴み部50が前記左側壁部32を掴むのに合わせて前記一対の立ち上がり部(左側壁部32及び右側壁部33)を互いに拘束する拘束部60と、を具備するものである。
また、本実施形態に係る天井構造1においては、
底部31と前記底部31から立ち上がる一対の立ち上がり部(左側壁部32及び右側壁部33)との間に野縁受け70を支持するハンガー30を具備する天井構造1であって、
取付具40を具備するものである。
このような構成により、ハンガー30に取り付ける際の施工の簡易化を図ることができる。具体的には、本実施形態においては、取付具40をハンガー30に取り付ける際、取付具40の掴み部50がハンガー30の左側壁部32を掴むと、この掴むのに合わせて取付具40の拘束部60がハンガー30の左側壁部32と右側壁部33(戻り止め37)とを互いに拘束する。このように、取付具40及び取付具40を具備する天井構造1においては、ネジを螺合させる等の作業を行うことなく、取付具40をハンガー30に取り付けることができるため、施工の簡易化を図ることができる。
また、取付具40がハンガー30に取り付けられると、ハンガー30の左側壁部32と右側壁部33とが拘束部60によって互いに拘束されるため、ハンガー30の変形を抑制することができ、ひいては野縁受け70がハンガー30から落下するのを抑制することができる。
また、取付具40において、
前記掴み部50は、
前記一対の立ち上がり部(左側壁部32及び右側壁部33)のうち一方の左側壁部32(第一立ち上がり部)を掴み、
前記拘束部60は、
前記掴み部50に固定されていると共に、前記一対の立ち上がり部(左側壁部32及び右側壁部33)のうち他方の右側壁部33(第二立ち上がり部)と係合されることにより前記一対の立ち上がり部(左側壁部32及び右側壁部33)を互いに拘束するものである。
このような構成により、取付具40の掴み部50がハンガー30の左側壁部32を掴むのに合わせて、拘束部60を右側壁部33と係合させることによって、左側壁部32と右側壁部33とを拘束することができるため、当該左側壁部32と右側壁部33との互いの拘束を容易に外れ難くすることができる。こうして、ハンガー30の変形を効果的に抑制することができ、ひいては野縁受け70がハンガー30から落下するのを効果的に抑制することができる。
また、取付具40において、
前記掴み部50は、
前後方向(所定方向)に延びるようなスリット状に形成されると共に、前端部(前記所定方向の一側端部)が開放された第一スリット部54を有し、
前記左側壁部32(第一立ち上がり部)が前記第一スリット部54に挿入されることにより前記左側壁部32(第一立ち上がり部)を掴むように形成されるものである。
このような構成により、ハンガー30の左側壁部32を取付具40の掴み部50の第一スリット部54に挿入させるだけで、掴み部50が左側壁部32を掴むことができる。すなわち、簡易な作業を行うだけで、取付具40をハンガー30に取り付けることができるため、施工の簡易化を効果的に図ることができる。
また、取付具40において、
前記掴み部50は、
前記第一スリット部54に挿入された前記左側壁部32(第一立ち上がり部)が前記第一スリット部54から抜けるのを規制する戻り止め56(規制部)を有するものである。
このような構成により、取付具40をハンガー30に取り付けた後に、掴み部50の第一スリット部54からハンガー30の左側壁部32が容易に抜け難くすることができる。こうして、取付具40がハンガー30から脱落するのを効果的に抑制することができ、ひいてはハンガー30の変形を効果的に抑制することができる。
また、取付具40において、
前記拘束部60は、
前後方向(所定方向)に延びるようなスリット状に形成されると共に、前端部(前記所定方向の一側端部)が開放された第二スリット部62を有し、
前記右側壁部33(第二立ち上がり部)が前記第二スリット部62に挿入されることにより、前記一対の立ち上がり部(左側壁部32及び右側壁部33)を互いに拘束するものである。
このような構成により、ハンガー30の右側壁部33を取付具40の拘束部60の第二スリット部62に挿入させるだけで、拘束部60が左側壁部32と右側壁部33とを互いに拘束することができる。すなわち、簡易な作業を行うだけで、取付具40により左側壁部32と右側壁部33とを互いに拘束することができるため、施工の簡易化を効果的に図ることができる。
また、取付具40は、
一枚の板状部材100が折曲されることにより形成されているものである。
このような構成により、比較的容易に製造することができ、ひいてはコスト削減を図ることができる。
なお、左側壁部32及び右側壁部33は、一対の立ち上がり部の実施の一形態である。
また、左側壁部32は、第一立ち上がり部の実施の一形態である。
また、右側壁部33は、第二立ち上がり部の実施の一形態である。
また、戻り止め56は、規制部の実施の一形態である。
以上、一実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、取付具40が取り付けられるハンガーは、本実施形態に係るハンガー30の構成に限定されない。すなわち、取付具40は、戻り止め37を有しないハンガーや、右側壁部33が正面視で右方へ膨出しない形状のハンガー等の、種々の構成のハンガーに取り付けることができる。
また、取付具40の戻り止め56は、必ずしも有しなくともよい。なお、戻り止め56が無い場合には、例えば第一スリット部54が平面視で前方(開放される側)へ行くに従って左右方向の幅が短くなって、ハンガー30の左側壁部32を挟持可能である構成を有することが望ましい。なお、取付具40は、戻り止め56と、当該第一スリット部54でハンガー30の左側壁部32を挟持可能である構成の両方を有してもよい。また、戻り止め56は、左側板部53ではなく、右側板部51が有してもよく、また左側板部53及び右側板部51の両方が有してもよい。
また、取付具40の第二スリット部62は、開放される前端部の左右方向の幅を、他の箇所の左右方向の幅よりも長く形成してもよい。このような構成により、ハンガー30の戻り止め37を、前記前端部により案内し、取付具40の第二スリット部62の内側に挿入し易くすることができる。
また、本実施形態のように、取付具40の掴み部50がハンガー30の左側壁部32を掴んで保持されると共に、この掴むのに合わせて取付具40の拘束部60がハンガー30の右側壁部33(戻り止め37)と係合するのではなく、取付具40の掴み部50がハンガー30の右側壁部33(戻り止め37)を掴んで保持されると共に、この掴むのに合わせて取付具40の拘束部60がハンガー30の左側壁部32と係合するものであってもよい。
このように、取付具40の掴み部50が掴む場所は、ハンガー30の左側壁部32に限定するものではない。同様に、取付具40の拘束部60が係合する場所は、ハンガー30の右側壁部33(戻り止め37)に限定するものではない。また、取付具40の掴み部50がハンガー30の左側壁部32を掴む構成は、本実施形態に係る構成に限定するものではない。同様に、取付具40の拘束部60がハンガー30の右側壁部33(戻り止め37)係合する構成は、本実施形態に係る構成に限定するものではない。
次に、図13を用いて、第二実施形態に係る取付具400の構成について説明する。
なお、説明の便宜上、ハンガー30は、戻り止め37が設けられず、かつ、右側壁部33が上方へ向かって真っ直ぐに延びるように形成されているものとする。
第二実施形態に係る取付具400は、右側板部451、後側板部452、左側板部453及びスリット部454を具備する。
右側板部451は、第一実施形態に係る右側板部51と略同様に構成される。右側板部451には、右側戻り止め457が設けられる。右側戻り止め457は、第一実施形態に係る戻り止め56と略同様(より詳細には、左右対称)に構成される。
後側板部452は、背面視で略矩形の板状に形成される。後側板部452の右端部は、右側板部451の後端部と一体的に接続される。また、後側板部452の左端部は、後述する左側板部453の後端部と一体的に接続される。なお、後側板部452は、第一実施形態に係る後側板部52とは異なり、左右方向の長さが長く(具体的には、ハンガー30の左側壁部32と右側壁部33の左右方向の長さよりも若干長く)形成される。
左側板部453は、第一実施形態に係る左側板部53と略同様に構成される。左側板部453には、左側戻り止め456が設けられる。左側戻り止め456は、第一実施形態に係る戻り止め56と略同様に構成される。
スリット部454は、右側板部451、後側板部452及び左側板部453により区画される空間(隙間)である。スリット部454は、前端部が開放され、後方へ延びるように形成される。
上述の如く構成された取付具400は、第一実施形態に係る取付具40と同様に、所定の位置に配置した後、前方に移動させることによって、ハンガー30に取り付けることができる。なお、取付具400をハンガー30に取り付けた場合には、スリット部454の内側に、ハンガー30の左側壁部32及び右側壁部33の両方が挿入される。
こうして、取付具400においては、スリット部454の内側にハンガー30の左側壁部32及び右側壁部33の両方を挿入することによって、当該左側壁部32及び右側壁部33を掴むと共に、当該左側壁部32及び右側壁部33に保持される。また、スリット部454の内側にハンガー30の左側壁部32及び右側壁部33の両方を挿入することによって、左側壁部32と右側壁部33とを互いに拘束する。
このように、第二実施形態に係る取付具400においては、第一実施形態に係る取付具40とは異なり、当該取付具40の掴み部50及び拘束部60(二つの部分)が備える機能を、右側板部451、後側板部452及び左側板部453から構成される一つの部分で備えることができる。
1 天井構造
30 ハンガー
31 底部
32 左側壁部
33 右側壁部
40 取付具
50 掴み部
60 拘束部
70 野縁受け

Claims (7)

  1. 底部と前記底部から立ち上がる一対の立ち上がり部との間に野縁受けを支持するハンガーに取り付けられる取付具であって、
    前記ハンガーの少なくとも一部分を掴むことにより前記一部分に保持される掴み部と、
    前記掴み部が前記一部分を掴むのに合わせて前記一対の立ち上がり部を互いに拘束する拘束部と、を具備する、
    ことを特徴とする取付具。
  2. 前記掴み部は、
    前記一対の立ち上がり部のうち一方の第一立ち上がり部を掴み、
    前記拘束部は、
    前記掴み部に固定されていると共に、前記一対の立ち上がり部のうち他方の第二立ち上がり部と係合されることにより前記一対の立ち上がり部を互いに拘束する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の取付具。
  3. 前記掴み部は、
    所定方向に延びるようなスリット状に形成されると共に、前記所定方向の一側端部が開放された第一スリット部を有し、
    前記第一立ち上がり部が前記第一スリット部に挿入されることにより前記第一立ち上がり部を掴むように形成される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の取付具。
  4. 前記掴み部は、
    前記第一スリット部に挿入された前記第一立ち上がり部が前記第一スリット部から抜けるのを規制する規制部を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の取付具。
  5. 前記拘束部は、
    所定方向に延びるようなスリット状に形成されると共に、前記所定方向の一側端部が開放された第二スリット部を有し、
    前記第二立ち上がり部が前記第二スリット部に挿入されることにより、前記一対の立ち上がり部を互いに拘束する、
    ことを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の取付具。
  6. 一枚の板状部材が折曲されることにより形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の取付具。
  7. 底部と前記底部から立ち上がる一対の立ち上がり部との間に野縁受けを支持するハンガーを具備する天井構造であって、
    請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の取付具を具備する、
    ことを特徴とする天井構造。
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