JP2017193902A - Tバー用ハンガー - Google Patents

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省三 染野
Shozo Someno
省三 染野
孝博 染野
Takahiro Someno
孝博 染野
中村 吉孝
Yoshitaka Nakamura
吉孝 中村
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【課題】大規模地震が発生しても変形し難く、しかもTバーを固定する際の作業を効率的に行えるようにしたTバー用ハンガーを提供する。【解決手段】Tバー用ハンガー1は、ハンガー本体2と、挟着部材3と、ハンガー本体2と挟着部材3とを固定する固定部材4とを備える。ハンガー本体2は、吊りボルトを挿通する貫通孔16が形成された上板部11と、上板部11の一辺から垂下する第1背板部12aと、第1背板部12aの下端から貫通孔16の下方位置に向かって斜め下方に延びる第2背板部12bと、第1背板部12a及び第2背板部12bの左右両端から上板部11の縁部に沿って延びる一対の側板部13と、第2背板部12bの下端から垂下する保持部14と、保持部14の下端に設けられ、Tバーの上端部と係合する第1係合部15と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、システム天井構造に用いられるTバーを吊り下げた状態で支持するTバー用ハンガーに関する。
従来、システム天井構造において、Tバーをグリッド状に組み上げて枠組を形成し、Tバー用ハンガーを用いて天井スラブに垂設された吊りボルトにTバーを連結して枠組を吊り下げた状態とし、その枠組に天井板や空気調和機などの天井部材を載置する構造が知られている(例えば特許文献1)。
従来のシステム天井構造で用いられるTバー用ハンガーは、金属製のプレートが側面視においてほぼ鉤状に折り曲げられて形成される。そして、Tバー用ハンガーは、上部の水平板部に形成された貫通孔に吊りボルトを挿通してナットが締着されることにより吊りボルトの下端に取り付けられる。Tバー用ハンガーの下部アームは、吊りボルトの軸線を下方に延長した位置でTバーの上端部を保持することができるように折り曲げられており、その下部アームの下端にTバーと係合するTバー固定部が設けられている。
特開2004−76433号公報
しかしながら、従来のTバー用ハンガーは、側面視においてほぼ鉤状とされるため、大規模地震などが発生した場合には鉤状に折り曲げられた方向に変形し易いという問題がある。
またTバー用ハンガーの下端にTバーを固定する際には、効率的に作業を行えるようにすることが好ましい。そのためには、Tバー用ハンガーの下端にTバーを固定するための部品数はなるべく少なくすることが望まれる。
そこで本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、大規模地震が発生しても変形し難く、しかもTバーを固定する際の作業を効率的に行えるようにしたTバー用ハンガーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1に、Tバー(30)の上端部(33)を吊り下げ状態で保持するTバー用ハンガー(1)であって、吊りボルト(8)を挿通する貫通孔(16)が形成された上板部(11)と、前記上板部(11)の一辺から垂下する第1背板部(12a)と、前記第1背板部(12a)の下端から前記貫通孔(16)の下方位置に向かって斜め下方に延びる第2背板部(12b)と、前記第1背板部(12a)及び前記第2背板部(12b)の左右両端から前記上板部(11)の縁部に沿って延びる一対の側板部(13,13)と、前記第2背板部(12b)の下端から垂下する保持部(14)と、前記保持部(14)の下端に設けられ、前記Tバー(30)の上端部(33)における一方の側部と係合する第1係合部(15)と、を有するハンガー本体(2)と、前記保持部(14)に対向して配置される縦板部(21)と、前記縦板部(21)の下端に設けられ、前記Tバー(30)の上端部(33)における他方の側部と係合する第2係合部(23)と、を有する挟着部材(3)と、前記ハンガー本体(2)と前記挟着部材(3)とを固定する固定部材(4)と、を備えることを特徴とする構成である。
この構成によれば、一対の側板部(13,13)がハンガー本体(2)を補強するため、外力が作用した場合でも変形し難い構成が実現される。またハンガー本体(2)と挟着部材(3)とを固定部材(4)を用いて固定することにより、Tバー(30)の上端部(33)を固定することができるため、作業効率が良い。
また本発明は、第2に、上記第1の構成を有するTバー用ハンガー(1)において、前記第1背板部(12a)の複数箇所にブレース(40)を連結するブレース連結部(17)が設けられることを特徴とする構成である。
この構成によれば、ハンガー(1)の第1背板部(12a)に対してブレース(40)を直接取り付けることができるようになり、吊りボルト(8)の振れ止め効果を発揮する。
また本発明は、第3に、上記第1又は第2の構成を有するTバー用ハンガー(1)において、前記一対の側板部(13)の上部は前記上板部(11)の縁部と繋がっていることを特徴とする構成である。
また本発明は、第4に、上記第1乃至第3のいずれかの構成を有するTバー用ハンガー(1)において、前記一対の側板部(13)は、下部(13a)が上部よりも前記上板部(11)の縁部に沿って長く延びていることを特徴とする構成である。
更に本発明は、第5に、上記第1乃至第4のいずれかの構成を有するTバー用ハンガー(1)において、前記一対の側板部(13)の複数箇所にブレース(40)を連結するブレース連結部(17)が設けられることを特徴とする構成である。
この構成によれば、ハンガー(1)の側板部(13)に対してブレース(40)を直接取り付けることができるようになり、吊りボルト(8)の振れ止め効果を発揮する。
本発明によれば、大規模地震が発生しても変形し難いTバー用ハンガーを実現でき、しかもTバーを固定する際の作業を効率的に行うことができるようになる。
Tバー用ハンガーの各部材を分離した状態を正面側から視た斜視図である。 Tバー用ハンガーの各部材を分離した状態を背面側から視た斜視図である。 Tバー用ハンガーの使用態様の一例を示す図である。 Tバー用ハンガーの背面に対するブレースの取り付け態様を示す図である。 Tバー用ハンガーの背面にブレースが取り付けられた状態を示す図である。 側面にブレースを都立可能なTバー用ハンガーの各部材を分離した状態を正面側から視た斜視図である。 Tバー用ハンガーの側面に対するブレースの取り付け態様を示す図である。 Tバー用ハンガーの背面及び側面にブレースが取り付けられた状態を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下において参照する各図面では互いに共通する部材に同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本発明の一実施形態であるTバー用ハンガー(以下、単に「ハンガー」という。)1を示す図である。図1はハンガー1の各部材を分離した状態を正面側から視た斜視図であり、図2は同じ状態を正面側から視た斜視図である。また図3は、ハンガー1の使用態様の一例を示す図である。
本実施形態におけるハンガー1は、図3に示すように、その上部に天井スラブから垂下した状態に設けられる吊りボルト8の下端が装着され、下部においてTバー30の上端部33を保持することにより、Tバー30を吊り下げ支持するものである。このハンガー1は、図1に示すように、ハンガー本体2と、挟着部材3と、固定部材4とを備える構成である。
ハンガー本体2は、例えば所定形状の金属プレートをプレスして折曲させることにより形成されるものであり、図1に示すように、吊りボルト8を挿通する貫通孔16が形成された上板部11と、上板部11の一辺から垂下する背板部12と、背板部12の左右両端から上板部11の縁部に沿って延びる一対の側板部13と、背板部12の下端から垂下する保持部14と、保持部14の下端に設けられ、Tバー30の上端部33における一方の側部と係合する第1係合部15と、を有する。
上板部11は、略四角形の形状を有し、ほぼ中央に貫通孔16が形成されている。尚、貫通孔16は、吊りボルト8の直径よりも若干大きい直径を有している。
背板部12は、第1背板部12aと、第2背板部12bとを有する。第1背板部12aは、その上部において上板部11と繋がっており、上板部11とほぼ直角を成す。この第1背板部12aには、複数の所定箇所に、斜め補強材となるブレース40を連結するブレース連結部17が設けられる。例えばブレース連結部17は、第1背板部12aを貫通する貫通孔によって構成される。また第2背板部12bは、第1背板部12aの下端から貫通孔16の下方位置に向かって斜め下方に延びている。
保持部14は、貫通孔16の下方において、第2背板部12bの下端から第1背板部12aとほぼ平行、すなわち上板部11とほぼ直角を成すようにして下方に延びる。この保持部14のほぼ中央の位置には、雄螺子5で構成される固定部材4を挿入するための挿入孔18が形成される。また挿入孔18の上方の所定位置には、挟着部材3を係止させるための矩形状の係止孔19が貫通形成される。さらに保持部14は、挿入孔18の左右両側に、正面側から背面側に膨出させたリブ14aを有している。これらのリブ14aは、保持部14の縦方向(上下方向)に形成されており、保持部14を補強するためのものである。すなわち、リブ14aは、保持部14に対して法線方向の力が作用した場合でも保持部14が折れ曲がって変形してしまうことを防止する。
また保持部14の下端には第1係合部15が設けられる。第1係合部15は、保持部14の下端をTバー30の上端部33における一方の側部(第1の側部)と係合させるためのものである。この第1係合部15は、例えば、保持部14の下端をハンガー1の正面側に向かって鉤状に折り曲げることにより形成される。
一対の側板部13は、第1背板部12a、第2背板部12b及び保持部14の両端から正面側にほぼ直角に折れ曲がるようにして形成されており、上板部11の縁部に沿って正面側に向かって所定長さ延びている。このような一対の側板部13の上部は上板部11の縁部と繋がっている。つまり、上板部11は、背面側が背板部12に連結されると共に、左右両側が側板部13に連結されており、三方が支持された状態である。
このような一対の側板部13は、第1背板部12a、第2背板部12b及び保持部14の3つの部分に跨って形成されると共に、第1背板部12a、第2背板部12b及び保持部14から正面側にほぼ直角に折れ曲がっているため、第1背板部12a、第2背板部12b及び保持部14を補強する機能を有している。すなわち、第1背板部12a、第2背板部12b及び保持部14に対して法線方向の強い力が作用したとしても、一対の側板部13は、第1背板部12aと第2背板部12bの角度、及び、第2背板部12bと保持部14の角度が変化してしまうことを防止し、第1背板部12a、第2背板部12b及び保持部14の相対的な姿勢を常に一定の状態で保持する。そのため、側板部13は、大規模地震発生時においてもハンガー1の変形を未然に防止することができる。特に一対の側板部13は、その上部において上板部11と繋がっているため、上板部11と第1背板部12aとの角度もほぼ直角で保持することができ、より一層強度の高いものとなっている。
また一対の側板部13は、第1背板部12aの下部に相当する部分からその最下端までの部分13aが、その上部の側板部13よりも更にハンガー1の正面側に向かって延設された状態となっている。すなわち、一対の側板部13は、下部13aが上部よりも上板部11の縁部に沿って長く延びている。これにより、上板部11の貫通孔16に挿入した吊りボルト8の先端にナット9bを装着するときの作業のし易さを確保しつつ、第1背板部12a、第2背板部12b及び保持部14の強度を上げている。さらに、一対の側板部13の下端は、保持部14の第1係合部15にTバー30を係合させたとき、Tバー30の上端近傍に位置する。これにより、ハンガー本体2のほぼ全体を一対の側板部13によって補強するようにしている。
挟着部材3は、ハンガー本体2における保持部14の正面側に対向して配置されるものである。この挟着部材3は、保持部14に対向して配置される縦板部21と、縦板部21の下端に設けられ、Tバー30の上端部33における他方の側部(第2の側部)と係合するように概略コ字状に折り曲げられた屈曲部22とを有している。
縦板部21は、ほぼ中央の位置に固定部材4を締着するための締着孔25が設けられる。この締着孔25は、例えば縦板部21にバーリング加工を施すことによって孔の周縁部を縦板部21の正面側に膨出させた筒状部24を形成し、その筒状部24の内側に雌螺子を形成することにより構成される。すなわち、締着孔25は、固定部材4の雄螺子5と螺合することにより、固定部材4を締着するものである。
また縦板部21の上部には、ハンガー本体2の保持部14に設けられた係止孔19と係合する係止片27が設けられる。この係止片27は、係止孔19の幅よりも若干小さい幅に形成され、係止孔19の下縁部に係合するようにその先端を鉤状に折り曲げることにより形成される。この係止片27を係止孔19に係合させることにより、挟着部材3をハンガー本体2から離脱しないように仮止めすることができる。
屈曲部22は、縦板部21の下端に接続される平板部26aと、その平板部26aの端部から下方に折れ曲がった縦板部26bとを有している。平板部26aは、縦板部21の下端からハンガー1の正面側に向かってほぼ直角に折れ曲がって形成されており、Tバー30の上端部33の幅寸法とほぼ同じ長さを有している。また縦板部26bは、平板部26aの先端から下方に向かってほぼ直角に折れ曲がって形成され、縦方向に所定長さを有している。そして屈曲部22は、縦板部26bの先端(下端)に第2係合部23を有している。第2係合部23は、屈曲部22の下端をTバー30の上端部33における他方の側部(第2の側部)と係合させるためのものである。この第2係合部23は、例えば、縦板部26bの下端をハンガー1の背面側に向かって鉤状に折り曲げることにより形成される。
一方、ハンガー1の取り付け対象となるTバー30は、図3に示すように、縦方向に延びるウェブ31と、水平方向に延びる一対のフランジ32とを有し、ウェブ31が一対のフランジ32の中央に立設した断面T字状のバーである。Tバー30は、ウェブ31の上端部33を幅広の構造とすることにより、その上端部33をハンガー1が保持できるようにしている。すなわち、Tバー30の上端部33はTバー30の両側方に突出しており、その突出した部分の下面34をハンガー1が支持する。より詳しく説明すると、ハンガー1は、Tバー30の上端部33における一方の下面34に第1係合部15を係合させると共に、他方の下面34に第2係合部23を係合させることにより、Tバー30の上端部33を両側から挟み込んだ状態で両方の下面34を支持するように構成される。そしてハンガー1は、図3に示すように、ハンガー本体2と挟着部材3とを互いに密着させた状態で固定部材4が締着孔25に対して強固に締着されることにより、Tバー30に取り付けられる。このとき、ハンガー本体2の保持部14及び挟着部材3の屈曲部22は、Tバー30の上端部33の側面と接合した状態となる。したがって、Tバー30の上端部33は、下面及び側面がハンガー本体2と挟着部材3とによって強固に固定されるようになる。そしてハンガー1をTバー30に取り付けるときには、ハンガー本体2及び挟着部材3の2つの部品を、固定部材4を用いて組み付けるだけで良いため、作業効率に優れている。
また吊りボルト8は、その下端がハンガー本体2の上板部11に形成された貫通孔16に挿通され、上板部11を挟んで上下2箇所にナット9a,9bが締着される。これにより、ハンガー1は、吊りボルト8の下端部に固定される。ここで、一対の側板部13は、上板部11の近傍付近において、上板部11の正面側先端部まで延設されていないため、作業者が手や指、工具などを上板部11の下方空間に挿入し易い構造となっている。そのため、作業者が、吊りボルト8の下端を貫通孔16に挿通し、吊りボルト8の先端にナット9bを装着する作業を行うときには、上板部11の下方空間に手や指、工具を挿入して作業を行うことができるので作業効率が良い。
上記のような作業が行われることにより、ハンガー1は、Tバー30の上端部33を保持した状態で吊りボルト8に取り付けられる。尚、ハンガー1に対してTバー30の上端部33と吊りボルト8とのいずれを先に取り付けるかは任意であり、作業現場などに応じて適宜変更すれば良い。図3に示すように取り付けられたハンガー1は、大規模地震が発生しても変形や座屈などが生じ難い。またハンガー1は、Tバー30の上端部33を強固に保持しているため、大規模地震が発生しても吊りボルト8に対するTバー30の相対的な位置や姿勢を安定させることができ、天井板などの落下を良好に防止することができる。
図4は、ハンガー1に対するブレース40の取り付け作業を示す図である。ハンガー1は、上述したように第1背板部12aの複数の所定箇所に、ブレース40を連結するためのブレース連結部17が設けられている。本実施形態では、第1背板部12aに合計8つのブレース連結部17を設けた場合を例示しているが、ブレース連結部17の数はこれに限られるものではない。
一方、ブレース40は、例えばC型鋼などによって構成され、ハンガー1の第1背板部12aに設けられた複数のブレース連結部17のうちの2つ又は3つのブレース連結部17に対応する位置に、タッピングビスなどで構成される留め具42を挿入するための孔41が予め形成される。そして図4に示すようにブレース40を斜め方向に配設すると共に、孔41をブレース連結部17に位置合わせした状態で、留め具42を孔41に挿入してブレース連結部17の貫通孔にねじ込むことにより、ブレース40は、ハンガー1の第1背板部12aに取り付けられる。尚、ブレース40の上端は、天井スラブ又はその近傍に固定される。
図5は、ハンガー1に対してブレース40が取り付けられた状態を示す図である。図5に示すようにハンガー1に対してブレース40を直接取り付けることにより、吊りボルト8の振れ止め効果が得られる。そのため、大規模地震発生時において吊りボルト8及びTバー30の振動を抑制することができるようになり、優れた耐震強度を発揮する。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。図6、図7及び図8は、第2実施形態におけるハンガー1aを示す図である。図6はハンガー1aの各部材を分離した状態を正面側から視た斜視図であり、図7及び図8はハンガー1の使用態様の一例を示す図である。本実施形態のハンガー1aが第1実施形態におけるハンガー1と異なる点は、ハンガー本体2における一対の側板部13、より具体的には、正面側に延設された一対の側板部13の下部13aの複数箇所にも貫通孔を形成してブレース連結部17を設けた点である。これにより、ハンガー1aの側板部13にもブレース40を連結することができるようになる。
図7は、ハンガー1aの側板部13に対するブレース40の取り付け作業を示す図である。図7に示すようにブレース40を斜め方向に配設すると共に、ブレース40に設けた孔41を側板部13に設けられたブレース連結部17に位置合わせした状態で、留め具42を孔41に挿入してブレース連結部17の貫通孔にねじ込むことにより、ブレース40は、ハンガー1aの側板部13に取り付けられる。尚、この場合も、ブレース40の上端は天井スラブ又はその近傍に固定される。
図8は、ハンガー1aの第1背板部12aと側板部13の双方に対してブレース40が取り付けられた状態を示す図である。図8に示すようにハンガー1aに対して2方向にブレース40を取り付けることにより、吊りボルト8の振れ止め効果がより一層高くなる。そのため、大規模地震発生時において吊りボルト8及びTバー30の振動を抑制することができるようになり、優れた耐震強度を発揮する。
尚、図8では、ハンガー1aに対して2つのブレース40を取り付けた場合を例示しているが、一対の側板部13のそれぞれに対してブレース40を取り付けることも可能である。この場合、ハンガー1aは、最大で3つのブレース40を取り付けることが可能であり、吊りボルト8の振れ止め効果として更に高い効果を得ることができるようになる。尚、本実施形態において上述した点以外については、第1実施形態で説明したものと同様である。
(変形例)
以上、本発明に関する幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態において説明したものに限定されるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば上記実施形態では、ブレース連結部17として貫通孔を設ける場合を例示したが、これに限られるものではない。例えばブレース連結部17は、ボルトなどを締着するための螺子孔などによって構成されるものであっても構わない。
また上記実施形態では、ハンガー本体2と挟着部材3とを固定する固定部材4が雄螺子5で構成される場合を例示したが、これに限られるものではない。すなわち、固定部材4は、ハンガー本体2と挟着部材3とを強固に固定できるものであれば良く、雄螺子5以外の部材を用いて固定するものであっても構わない。
1 ハンガー(Tバー用ハンガー)
2 ハンガー本体
3 挟着部材
4 固定部材
8 吊りボルト
11 上板部
16 貫通孔
12a 第1背板部12a
12b 第2背板部12b
13 側板部
14 保持部
15 第1係合部
17 ブレース連結部
21 縦板部
23 第2係合部
30 Tバー
40 ブレース

Claims (5)

  1. Tバーの上端部を吊り下げ状態で保持するTバー用ハンガーであって、
    吊りボルトを挿通する貫通孔が形成された上板部と、前記上板部の一辺から垂下する第1背板部と、前記第1背板部の下端から前記貫通孔の下方位置に向かって斜め下方に延びる第2背板部と、前記第1背板部及び前記第2背板部の左右両端から前記上板部の縁部に沿って延びる一対の側板部と、前記第2背板部の下端から垂下する保持部と、前記保持部の下端に設けられ、前記Tバーの上端部における一方の側部と係合する第1係合部と、を有するハンガー本体と、
    前記保持部に対向して配置される縦板部と、前記縦板部の下端に設けられ、前記Tバーの上端部における他方の側部と係合する第2係合部と、を有する挟着部材と、
    前記ハンガー本体と前記挟着部材とを固定する固定部材と、
    を備えることを特徴とするTバー用ハンガー。
  2. 前記第1背板部の複数箇所にブレースを連結するブレース連結部が設けられることを特徴とする請求項1に記載のTバー用ハンガー。
  3. 前記一対の側板部の上部は前記上板部の縁部と繋がっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のTバー用ハンガー。
  4. 前記一対の側板部は、下部が上部よりも前記上板部の縁部に沿って長く延びていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のTバー用ハンガー。
  5. 前記一対の側板部の複数箇所にブレースを連結するブレース連結部が設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のTバー用ハンガー。
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