JP4899093B2 - 家具 - Google Patents

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Description

本発明は、配線を収容し得る家具に関するものである。
従来より、長尺なベースに天板等の家具構成要素を支持させ、ベースに対する家具構成要素の相対配設位置を変更可能にした天板付家具が知られている。その一例として、天板を支持する支持体の取付位置をベースの長手方向に沿って適宜変更することにより、ベースに対する天板の相対位置を変更可能にした態様が挙げられる。具体的には、ベースに支持体の一部が嵌合可能な嵌合孔を所定ピッチで複数形成し、支持体の嵌合位置を変更することにより、ベースに対する天板の相対位置を変更可能にしている(例えば特許文献1参照)。
そして、このようなものにおいて、天板上に電化製品などを使用すべく、天板或いはベースに取り付けられ且つ天板を支持するブラケット等に電源コンセント等を設ける場合においては、天板の取付位置の変更に伴い移動するケーブルを収容するために、ベースの下方に配線ダクトを設け、当該ダクト内部に配線を収容する態様が考えられる。
特開2004−159713号公報
そして、ベースの延伸長さと略同じ長さのケーブルを収容することとなる。
しかしながら、天板の支持位置がケーブルの導入箇所に近接した場合では、配線ダクト内でケーブルが種々の方向へ撓んだり折れ曲がることとなるため、ケーブルの一部が配線ダクトの外へはみ出してしまうことが起こり得る。そうなると、はみ出したケーブルが天板或いはブラケットが移動する際に干渉してしまい、天板の移動の妨げとなったり、ケーブル自体が損傷してしまうといった事態が起こり得る。
本発明は、このような不具合に着目したものであり、配線を配線ダクト内に好適に収容し得る家具を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。すなわち、本発明に係る家具は、ベースと、このベースの下面側に前記ベースに沿って連続開口する隙間を介して臨設した配線ダクトと、前記ベースに移動可能に設けた付属部品支持用のブラケットとを具備してなり、床から立ち上げた配線ケーブルを前記配線ダクト内に案内するとともに前記隙間を通過させて前記ブラケットに導き得るように構成した家具であって、前記ベースの下面における前記配線ダクト内に臨む面に、対をなす第1、第2のレールを前記隙間に略平行に設け、隙間に近接した第1のレールに手前側ケーブル懸吊具を移動自在に支持させるとともに、前記第1のレールよりも奥に位置する第2のレールに複数個の奥側ケーブル懸吊具をそれぞれ移動自在に支持させてなり、配線ダクトの一端側から該配線ダクト内に導入したケーブルを、前記奥側ケーブル懸吊具に順次保持させた上で前記手前側ケーブル懸吊具に保持させて隙間からブラケットに導き得るようにしたことを特徴とする。
ここでケーブルとは、電源ケーブルに限られることはなく、例えば、電話回線やLAN回線、あるいは光ファイバーなどをも含むといった、種々の態様のケーブルを含む概念である。
このようなものであれば、手前側ケーブル懸吊具に保持されることによってケーブルがブラケットの移動に応じて確実に案内されるとともに、複数設けた奥側ケーブル懸吊具がケーブルを複数箇所で移動自在にケーブルをおいて好適にケーブルを案内し得るため、配線ダクトから余剰のケーブルがはみ出してしまうといった不具合を有効に回避し得るものとすることができる。
ブラケットの移動に応じた、より好適なケーブルの案内を実現する為には、手前側ケーブル懸吊具を、第1のレールに走行可能に支持させた走行体と、この走行体から垂下させた懸吊具本体とを具備するものとし、奥側ケーブル懸吊具を、第2のレールに走行可能に支持させた走行体と、この走行体から垂下させた懸吊具本体とを具備するものとすることが望ましい。
また、懸吊具本体が支持位置において弛んだり折れ曲がったりしたケーブルの向きに好適に対応し得るようにするためには、懸吊具本体を、走行体に首振動作可能に支持されたものとしていることが好ましい。
ブラケットへの確実なケーブルの案内を実現するためには、手前側ケーブル懸吊具を、ケーブルを保持位置変更不能に支持し得るように構成したものとすることが望ましい。
他方配線ダクト内に収容したケーブルが局所的に大きく弛んだり或いは無理な引っ張り力が掛かったりすることを有効に抑制するための構成として、奥側ケーブル懸吊具を、ケーブルを保持位置変更可能に支持し得るものを挙げることができる。
そして家具全体にケーブルを好適に案内するための構成として、ベースの両側にブラケットを移動可能に設け得るように構成し、配線ダクトの両側縁と前記ベースとの間にそれぞれ隙間を形成したものであって、前記ベースの下面における前記配線ダクト内に臨む面に、第1、第2のレールを少なくとも2対設けているものを挙げることができる。
本発明によれば、ケーブルがブラケットの移動に応じて確実に案内されるとともに、複数設けた奥側ケーブル懸吊具がケーブルを複数箇所で移動自在にケーブルを案内し得るため、配線ダクトから余剰のケーブルがはみ出してしまうといった不具合を有効に回避し得るものとすることが可能である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る家具たるデスク1は、図1に示めされるものである。
このデスク1は、図1及び図3等に示すように、水平方向に延伸するベース2と、ベース2の両端部を支持するベース支持体3と、ベース2に沿ってスライド移動自在に支持されたブラケット4と、ブラケット4に一端部を支持させた可動天板5と、可動天板5の他端部を支持し床面上に接地する脚体6と、ベース2に沿ってスライド移動不能に支持された天板固定支持体4Xと、天板固定支持体4Xに一端部を支持させた固定天板5Xとを備えたものである。また本実施形態では図示しないが、本実施形態に係るデスク1は、ベース2に沿ってスライド移動自在に支持されたオプション可動支持体に支持させたデスクトップパネル、ベース2に沿ってスライド移動不能に支持されたオプション固定支持体に支持させたオ間仕切Mを別途取り付けることも可能である。なお、図1は、このようなデスク1を2台連設して形成したオフィス構成システムを示すものである。
以下、デスク1における各構成要素について詳述する。
ベース2は、図1、図2及び図3に示すように、略直線状に延伸し且つ横断面略四角筒状のベース本体2Aと、ベース本体2Aの各側壁2A1に設けた補強体2Bと、ベース本体2Aの各側壁2A1に設けた複数の水平壁2Cと、ベース2の上壁2A2に設けた複数の起立壁2Dとを備えたものである。補強体2B、水平壁2C及び起立壁2Dはそれぞれベース本体2Aの延伸方向に沿って伸びるものである。また、本実施形態に係るベース2は、これら各部(ベース本体2A、補強体2B、水平壁2C、起立壁2D)を一体成形したものである。
ベース本体2Aは、一対の側壁2A1と、これら側壁2A1の上端部間、下端部間をそれぞれ連結する上壁2A2、下壁2A3とを備えてなり、下壁2A3がベース支持体3に支される被支持面として機能するものである。
水平壁2Cは、ベース本体2Aの各側壁2A1からそれぞれ外側方に向かって突出するように設けたものである。本実施形態では、各側壁2A1の上端部及び下端部にそれぞれ水平壁2Cを一体に設けている。そして、側壁2A1の上端部から延びる水平壁2Cと補強体2Bの上方側水平壁2B1との間、及び側壁2A1の下端部から延びる水平壁2Cと補強体2Bの下方側水平壁2B2との間にそれぞれレール溝21、22を形成している。以下の説明において相対的に上方側に形成したレール溝を「上方側レール溝21」とし、下方側に形成したレール溝を「下方側レール溝22」とする。
起立壁2Dは、ベース本体2Aの上壁2A2からそれぞれ上方に向かって突出するように設けたものである。本実施形態では、ベース本体2Aの上壁2A2の両端部及び略中央部にそれぞれ起立壁2Dを一体に設けるとともに、前記各側壁2A1の上端部から外側方に延びる水平壁2Cの先端部にも起立壁2Dを一体に設けている。そして、隣接する各起立壁2D間に本発明の取付部たるレール溝23を形成している。すなわち、本実施形態に係るベース2は、上面部2Tに、短寸方向に所定距離離間し相互に略平行な複数(図示例では4本)のレール溝23を備えたものである。
これら各レール溝21、22、23は、それぞれベース2の一端から他端に亘って形成されている。また、ベース2の両端部にはそれぞれエンドキャップ2Cを着脱可能に装着している(図1参照、なお、図1以外の図面(図2等)ではエンドキャップ2Cを取り外した状態のベース2を示している)。なお、エンドキャップ2Cは、ベース本体2Aの上壁2A2及び両側壁2A1からそれぞれ内方に向かって突出させたキャップ取付部を利用してベース2の端部に取り付けることができる。
ベース支持体3は、図1に示すように、ベース2の両端部、より具体的にはベース本体2Aの両端部においてそれぞれ支持するものである。このベース支持体3は、例えばベース2の短手寸法と略同一の奥行き寸法を有する角柱状又は角パイプ状をなし、複数台のデスク1をそれぞれのベース2が長手方向に沿って連続するように連設したオフィス構成システムでは、複数のベース支持体3のうち、少なくともオフィス構成システム全体から見て両端部に位置するベース支持体3に、第1補助ベース支持体31を適宜の手段で一体的に組み付け、他のベース支持体3に、第2補助ベース支持体32を適宜の手段で一体的に組み付け、オフィス構成システム全体の良好な自立性及び安定性を実現している。そして本実施形態では、当該ベース支持体3間の上端部付近において後述する配線ダクト72を架け渡して取り付けたものとしている。
そして本実施形態に係るベース2は、以下に順次説明するブラケット4、天板固定支持体4Xが取付・支持可能なものである。
ブラケット4は、可動天板5を水平旋回可能に支持するものであって、図3及び図4等に示すように、可動天板5の下面側に配されるフレーム体を主体としてなり、ベース2に対するスライド移動を規制する移動規制状態とベース2に対するスライド移動を許容する移動許容状態との間で切替可能なスライド切替機構と、可動天板5の水平旋回を規制する旋回規制状態と可動天板5の水平旋回を許容する旋回許容状態との間で切替可能な旋回切替機構と、スライド切替機構の切替動作と旋回切替機構の切替動作とを連動させる切替動作連動機構とを備えたものとしている。斯かる構成により、ブラケット4は、天板5をベース2に沿ってスライド移動並びに旋回動作可能に支持し得るものとなっている。そしてブラケット4におけるベースに近接する位置にコンセント収容部4Aを設け、当該コンセント収容部4Aにコンセント装置Cを取り付けている。そしてコンセント装置からベース2と配線ダクト72間に形成された隙間Sへ配線ケーブルたるケーブルKが導かれることにより、当該ケーブルKが本実施形態に係る配線案内装置7によって床下へ導かれていくように構成しているが、当該配線案内装置7の具体的な構成については後に詳述する。
このようなブラケット4に支持される天板5は、図1、図3及び図4(なお図4は後述する配線案内装置7の配置を模式的に示している)に示すように、支持体4に対して旋回軸5aを中心に水平旋回可能な天板本体と、天板本体を水平旋回させるための旋回機構と、天板本体の下面に設けた旋回ストッパディスクとを備えたものである。
一方、天板固定支持体4Xは、図1に示すように、ベース2に対してスライド移動不能又は困難なものであり、固定天板5Xを支持するものである。なお図2以降の各図において天板固定支持体4Xの図示を省略している。
固定天板5Xは、同図に示すように、例えば長手寸法をベース2の長手寸法に略一致又は若干小さく設定したものである。本実施形態では、固定天板5Xとして平面視略矩形状のものを適用している。なお図2以降の各図において固定天板5Xの図示を省略している。
しかして本実施形態に係る家たるデスク1は、配線ダクト72の一端側から該配線ダクト72内に導入したケーブルKを、奥側ケーブル懸吊具75に順次保持させた上で手前側ケーブル懸吊具74に保持させて隙間Sからブラケット4に導き得るようにした配線案内装置7を具備することを特徴とするものである。
具体的には、当該配線案内装置7は、ベースの下面における前記配線ダクト72内に臨む面に、対をなす第1、第2のレールたる手前側開口732a1並びに奥側開口732b1を隙間Sに略平行に設け、隙間Sに近接した手前側開口732a1に手前側ケーブル懸吊具74を移動自在に支持させるとともに、手前側開口732a1よりも奥に位置する奥側開口732b1に複数個すなわち3つの奥側ケーブル懸吊具75をそれぞれ移動自在に支持させたものである。
以下、配線案内装置7の構成について、具体的に説明する。
配線案内装置7は、図2、図3、図4、図5及び図6に示すように、ベース2の下面たる下壁2A3側に取り付けた案内装置本体71と、下壁2A3側にベース2に沿って連続開口する隙間Sを介して臨設した配線ダクト72とを主に有しているものである。(なお図4はブラケットと配線案内装置7との平面的な配置を模式的に示したものである。)
案内装置本体71は、レール板73と当該レール板73に支持された手前側ケーブル懸吊具74と、奥側ケーブル懸吊具75とを有している。
レール板73は、図3、図5及び図6に示すように、板金を適宜折曲げ穿孔することによって形成した互いに重ねられた取付板731と保持板732とを主に具備するものである。取付板731は、ベース2の下壁2A3の形状に略合致するよう形成されたものであり、下方に保持板732を取り付けた状態でベース2の下壁2A3に例えばビス止めするものである。保持板732は、同図に示すように、保持板732に重層され且つ保持板732との間に後述する走行体741、751を収容する為に手前側走行空間73aと奥側走行空間73bとを形成し得るものである。具体的には、手前側走行空間73aを形成するために板金を折曲げた手前側凹部732aと奥側凹部732bとを形成するとともに、手前側凹部732a並びに奥側凹部732bの底面に後述する旋回接続部742、752を挿通させるとともに走行体741、751の可動範囲を決定する第1のレールたる手前側開口732a1並第2のレールたる奥側開口732b1を穿孔したものとしている。そして本実施形態ではベース2の両側、すなわち配線ダクト72の両側縁とベース2との間にそれぞれ隙間Sを形成し、ベース2の下壁2A3側における配線ダクト72内に臨む面に、手前側開口732a1及び奥側開口732b1を2対設けたものとしている。
手前側ケーブル懸吊具74は、図2、図3、図4、図5及び図6に示すように、走行体741と、旋回接続部742と、懸吊具本体743とを有しているものである。そして本実施形態において、懸吊具本体743とケーブルKとを結束帯tによって固定しているものとしている。走行体741は、例えば中実の金属によって構成された走行体本体741aと、走行体本体741aに取り付けられた4つの車輪741bとを有しているものである。そして旋回接続部742は、上端部分において走行体741本体に対して例えばねじ止めによって取り付けられるとともに、下端部分において懸吊具本体743を首振動作可能に、具体的には旋回動作可能に接続支持し得るものであるが、当該旋回接続部742の具体的な構成は既存の構成を採用している為、具体的な説明を省略するものとする。懸吊具本体743は、走行体741から垂下させて設けているものである。すなわち、旋回接続部742に上部を支持される、たとえば概略コの字状の板金材を主体としており、ケーブルKを懸吊具本体743内に挿入させ得る導入部743aと、ケーブルKを懸吊保持する為の保持部743bとを主に有しているものである。なお同実施形態では保持部743bの箇所あるいは懸吊具本体743の何れかの箇所においてケーブルKを結束帯tによって固定しているが、当該結束帯tを用いない場合は、保持部743bの巾寸法は、所要のケーブルKの巾寸法よりも若干大きく設定されているため、ケーブルKの支持位置を随時変更可能に支持し得るものとなっている。
奥側ケーブル懸吊具75は、図2、図3、図4、図5及び図6に示すように、奥側走行空間73b内を移動し得るという点、同じ奥側走行空間73b内に3つ設けている点、並びに結束体を用いずにケーブルKの支持位置を移動可能なものとする以外は、上述の手前側ケーブル懸吊具74と同様の形状を有するものである。すなわち、走行体751と、旋回接続部752と、懸吊具本体753とを有しているものである。走行体751は、例えば中実の金属によって構成された走行体本体751aと、走行体本体751aに取り付けられた4つの車輪751bとを有しているものである。そして旋回接続部752は、上端部分において走行体本体741aに対して例えばねじ止めによって取り付けられるとともに、下端部分において懸吊具本体753を旋回可能に支持し得るものであるが、当該旋回接続部752の具体的な構成は既存の構成を採用している為、具体的な説明を省略するものとする。懸吊具本体753は、走行体751から垂下させ手も設けているものである。すなわち、旋回接続部752に上部を支持される、たとえば概略コの字状の板金材を主体としており、ケーブルKを懸吊具本体753内に挿入させ得る導入部753aと、ケーブルKを懸吊保持する為の保持部753bとを主に有しているものである。ここで上述の通り、保持部753bの巾寸法は、所要のケーブルKの巾寸法よりも若干大きく設定しているため、ケーブルKの支持位置を随時変更可能に支持し得るものとなっている。
配線ダクト72は、図2及び図3に示すように、ベース2の可能においてベース支持体3間に架設された断面視上向きコの字状のものであり、本実施形態では図3に示すようにダクト取付部721の箇所においてベース支持体3に例えばねじ止めなどされることにより、ベース2との間に連続して開口する隙間Sを形成しつつ取り付けられているものである。
そして本実施形態においてケーブルKは、床下からベース支持体3に沿って立ち上げるとともに配線ダクト72の端部から導入し、3つの奥側ケーブル懸吊具75にケーブルKを順次支持させた上で、手前側懸吊具にケーブルKを固定し、ケーブルKの先端側をブラケット4に取り付けたコンセント装置Cへと案内している。
しかして本実施形態に係る配線案内装置7を具備するデスク1では、図に示すように、床から立ち上げた配線ケーブルKを前記配線ダクト72内に案内するとともに前記隙間Sを通過させて前記ブラケット4に導き得るように構成している。
ここで、ブラケット4の移動に伴い且つ配線案内装置7によって案内されながらダクト内を移動するケーブルKの挙動について、図7、図8及び図9に示して説明する。なお同図において、ケーブルKを接続している片側の手前側懸吊具74並びに奥側懸吊具75のみを図示したものとしている。
まず図7に示した状態では、ケーブルKが略直線状に弛み無く伸びきった状態となっている。そして、図8並びに図9に示すようにブラケット4及び天板5を移動させた場合、手前側ケーブル懸吊具74がブラケット4の移動に忠実に移動する一方、3つの奥側ケーブル懸吊具75が適宜移動することによって、ケーブルKは配線ダクト72内に常に好適に収容された状態となっている。このとき、懸吊具本体は走行体に対して首振り可能に設けられているので、ケーブルKのねじれに応じて適宜向きを変更して、ケーブルKが局所的に不自然にねじられ、当該ねじられた箇所が隙間Sに向けて移動し、配線ダクト72からはみ出してしまうといった事態を有効に回避している。さらに3つの奥側ケーブル懸吊具75がケーブルKの支持位置を移動可能にケーブルKを支持しているため、ケーブルKが局所的に不自然に弛んでしまい。当該弛んだ箇所が隙間Sから配線ダクト72外にはみ出してしまうといった事態も好適に回避し得たものとなっている。
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係る家具たるデスク1は、配線案内装置7を設けることによって、配線ダクト72の一端側から該配線ダクト72内に導入したケーブルKを、前記奥側ケーブル懸吊具75に順次保持させた上で前記手前側ケーブル懸吊具74に保持させて隙間Sからブラケット4に導き得るようにしているので、手前側ケーブル懸吊具74に保持されることによってケーブルKがブラケット4の移動に応じて確実に案内されるとともに、複数設けた奥側ケーブル懸吊具75がケーブルKを複数箇所で移動自在にケーブルKを案内し得るため、配線ダクト72から余剰のケーブルKがはみ出してしまうといった不具合を有効に回避し得るものとすることができる。
また本実施形態では、手前側ケーブル懸吊具74を、手前側開口732a1に走行可能に支持させた走行体741と、この走行体741から垂下させた懸吊具本体743とを具備するものとし、奥側ケーブル懸吊具75を、奥側開口732b1に走行可能に支持させた走行体751と、この走行体751から垂下させた懸吊具本体753とを有しているので、走行体741、751をブラケット4の移動に応じて移動させることによる、より好適なケーブルKの案内を実現得るものとなっている。
そして懸吊具本体743、753が、走行体741、751に首振動作可能に支持させ得る旋回接続部742、752を有するものとしている。斯かる構成により、懸吊具本体743、753が支持位置において弛んだり折れ曲がったりしたケーブルKの向きに好適に対応し得るようになっている。
また本実施形態では、手前側ケーブル懸吊具74を、ケーブルKを保持位置変更不能に支持し得るように結束帯を用いて懸吊具本体743とケーブルKとを結束しているため、ブラケット4への確実なケーブルKの案内を実現したものとなっている。
一方、奥側ケーブル懸吊具75については、上述の結束帯tを用いずに、ケーブルKを保持位置変更可能に支持しているので、他方配線ダクト72内に収容したケーブルKが局所的に大きく弛んだり或いは無理な引っ張り力が掛かったりすることを有効に抑制し得るものとなっている。
ベース2の下面における配線ダクト72内に臨む面に、第1、奥側開口732b1を少なくともベース2の両側の隙間Sに向けて2対設けているので、例えばベースの両側にブラケットを取り付けた場合においても、ケーブルKを好適に案内し得るものとなっている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態に係る配線案内装置は、ベースの両側に向けて2対の手前側懸吊具並びに奥側懸吊具を設けた構成としているため、ベースの両側にブラケットをそれぞれ移動可能に設けるように構成してもよく、そうすることにより、両側のブラケットに好適にケーブルを案内し得るものとなる。さらに、上記実施形態では天板を支持するブラケットに対してケーブルを案内し得るものとしたが、ベースの上面に設けたレール溝に取り付けるデスクトップパネル等にコンセントを設けたものとし、当該デスクトップパネルに向けてケーブルを案内し得るものとしても良い。また、配線案内装置が案内するケーブルは1本とは限らず、複数本のケーブルを案内するものであっても勿論構わない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る外観図。 同実施形態に係る正面図。 図2に係るI−I線断面図。 同実施形態に係る要部における配置を平面図として模式的に示した図。 同要部拡大正面図。 同要部拡大側面図。 同実施形態に係る模式的な平面図。 図7に対応した動作説明図。 同上。
符号の説明
1…家具(デスク)
2…ベース
2A3…ベースの下面(下壁)
S…隙間
72…配線ダクト
4…ブラケット
K…配線ケーブル(ケーブル)
第1、第2のレール
74…手前側ケーブル懸吊具
75…奥側ケーブル懸吊具
741、751…走行体
743、753…懸吊具本体

Claims (6)

  1. ベースと、このベースの下面側に前記ベースに沿って連続開口する隙間を介して臨設した配線ダクトと、前記ベースに移動可能に設けた付属部品支持用のブラケットとを具備してなり、床から立ち上げた配線ケーブルを前記配線ダクト内に案内するとともに前記隙間を通過させて前記ブラケットに導き得るように構成した家具であって、
    前記ベースの下面における前記配線ダクト内に臨む面に、対をなす第1、第2のレールを前記隙間に略平行に設け、隙間に近接した第1のレールに手前側ケーブル懸吊具を移動自在に支持させるとともに、前記第1のレールよりも奥に位置する第2のレールに複数個の奥側ケーブル懸吊具をそれぞれ移動自在に支持させてなり、
    配線ダクトの一端側から該配線ダクト内に導入したケーブルを、前記奥側ケーブル懸吊具に順次保持させた上で前記手前側ケーブル懸吊具に保持させて隙間からブラケットに導き得るようにしたことを特徴とする家具。
  2. 手前側ケーブル懸吊具が、第1のレールに走行可能に支持させた走行体と、この走行体から垂下させた懸吊具本体とを具備してなり、奥側ケーブル懸吊具が、第2のレールに走行可能に支持させた走行体と、この走行体から垂下させた懸吊具本体とを具備してなる請求項1記載の家具。
  3. 前記懸吊具本体が、前記走行体に首振動作可能に支持されたものである請求項2記載の家具。
  4. 前記手前側ケーブル懸吊具が、前記ケーブルを保持位置変更不能に支持し得るように構成されている請求項1、2又は3記載の家具。
  5. 前記奥側ケーブル懸吊具が、前記ケーブルを保持位置変更可能に支持し得るように構成されている請求項1、2、3又は4記載の家具。
  6. ベースの両側にブラケットを移動可能に設け得るように構成し、配線ダクトの両側縁と前記ベースとの間にそれぞれ隙間を形成したものであって、前記ベースの下面における前記配線ダクト内に臨む面に、第1、第2のレールを少なくとも2対設けている請求項1、2、3、4又は5記載の家具。
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