JP3080026B2 - パネルロック機構 - Google Patents

パネルロック機構

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JP3080026B2
JP3080026B2 JP09045090A JP4509097A JP3080026B2 JP 3080026 B2 JP3080026 B2 JP 3080026B2 JP 09045090 A JP09045090 A JP 09045090A JP 4509097 A JP4509097 A JP 4509097A JP 3080026 B2 JP3080026 B2 JP 3080026B2
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則雄 渋谷
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種機器筐体の開
口部を開閉する扉として構成される外装パネルに設けら
れ、この外装パネルを閉じた状態で筐体にロックするた
めに用いられるパネルロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように、電気機器筐体
100の開口部102にヒンジ結合されて、この開口部
を開閉する扉として構成される外装パネル101を、そ
の閉じた状態でロックするために、ラッチ錠とキーロッ
クを用いたパネルロック機構が提案されている。図5は
その一例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側
面図である。外装パネル101の上辺、下辺の各近傍箇
所にはそれぞれラッチ錠1A,1Bが設けられている。
これらのラッチ錠1A,1Bは外装パネル101に固定
される固定片11と、この固定片に対して可動可能なラ
ッチ片13とで構成されており、このラッチ片13が外
装パネル101の辺部から上方、下方にそれぞれ突出さ
れたときに筐体100の上縁部、下縁部に設けた図外の
ラッチ穴に嵌入してロック状態とする。また、前記上下
のラッチ錠1A,1Bを結ぶ線上のほぼ中央位置にはキ
ーロック3Aが設けられており、このキーロック3Aに
前記上下の各ラッチ錠1A,1Bをそれぞれワイヤ2
A,2Bを用いて連結している。そして、このキーロッ
ク3Aをキー31によって回転操作することにより、前
記ワイヤ2A,2Bのそれぞれに張力を生じさせ、この
張力によって前記上下のラッチ錠1A,1Bのラッチ片
13を強制的に後退動作させて解錠し、前記したロック
状態を開放することができる。ここで、前記キーロック
3Aにおいては、その一部に設けられたロックプレート
32に対して前記各ワイヤ2A,2Bの端部を偏心位置
において個々にネジ37により固定してキーロック3A
に接続する構成がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のパネ
ルロック機構では、上下のラッチ錠1A,1Bに接続さ
れている各ワイヤ2A,2Bをキーロック3Aのロック
プレート32に個々にネジ止めしているが、その際には
各ワイヤ2A,2Bの端部をそれぞれ個別にネジ37に
より固定を行っているため、その組み付け作業が煩雑と
なり、作業性が悪いという問題がある。また、キーロッ
クの操作性を高めるためには、キーロック3Aと各ラッ
チ錠1A,1Bとを連結するワイヤ2A,2Bが弛みな
く張設されることが好ましいが、そのためには各ワイヤ
2A,2Bを等しい張力で引張状態とする調整作業が必
要であり、この調整作業を各ワイヤ2A,2Bに対して
行うため、この調整作業も作業性を低下させる要因の一
つとなっている。さらに、キーロック3Aを回転操作し
た際には、ワイヤ2A,2Bはロックプレート32に当
接される状態が生じるが、このロックプレート32の角
部がワイヤに触れ易く、繰り返しの操作によってワイヤ
2A,2Bが角部によってダメージを受け、ワイヤ強度
がこの箇所において著しく劣化され易くなるという問題
もある。
【0004】本発明の目的は、組み付けの作業性を改善
するとともに、ワイヤ張力の調整を容易にでき、しかも
ワイヤに対するダメージを防止したパネルロック機構を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のパネルロック機
構は、筐体に設けられる外装パネルの対向辺部に設けら
れた対をなすラッチ錠と、これらのラッチ錠を連結する
1本のワイヤと、前記ワイヤの長さ方向の中央位置に設
けられ、回転操作されたときに前記ワイヤを介して前記
ラッチ錠を動作させるキーロックとを備えており、前記
キーロックには、前記ワイヤを挟んだ両側位置でかつ当
該キーロックの対角位置に配置されて半径方向に突出さ
た一対の当接片が一体に設けられ、回転操作されたと
きにこの当接片の先端部が前記ワイヤの反対側からそれ
ぞれ当接されるように構成される。ここで、前記当接
先端部はキーロックの回転操作方向と反対側に湾曲
される。また、前記キーロックには、対をなす当接片の
間の位置にワイヤを挿通させるとともにワイヤを当接片
間に保持する溝部が設けられる。さらに、前記ワイヤ
は、その長さ方向の1箇所に、前記ラッチ錠間における
ワイヤの張力を調整するための調整手段が設けられる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明のパネルロック機構の
一実施形態における施錠状態での図であり、(a)は正
面図、(b)は側面図である。図4に示したような電気
機器筐体100の外装パネル101において、この外装
パネル101の上辺および下辺の各近傍箇所にはそれぞ
れラッチ錠1A,1Bが設けられる。これらのラッチ錠
1A,1Bは従来構成と同様な構成とされており、前記
外装パネル101に小ネジ12により固定された固定片
11と、この固定片11に対して前記外装パネル101
の各辺に対して進退可能に移動でき、外装パネル101
の上辺あるいは下辺からそれぞれ上方あるいは下方に突
出移動されたときに筐体100の上縁部、下縁部にそれ
ぞれ設けたラッチ穴(図示せず)に嵌入して外装パネル
をロック状態とするラッチ片13とで構成される。
【0007】また、前記上下のラッチ錠1A,1Bの各
ラッチ片11は、1本のワイヤ2によって互いに連結さ
れている。この実施形態では、前記ワイヤ2の下端部は
下側のラッチ錠1Bのラッチ片13に固定状態に接続さ
れているが、ワイヤ2の上端部は上側のラッチ錠1Aの
ラッチ片13の穴に挿通され、その折り返し端部は調整
ネジ21によりワイヤ2の途中に接続されてループに形
成されている。このため、この調整ネジ21を利用して
前記ループ長を変化させることで、前記ワイヤ2の張力
を調整することが可能とされている。そして、このワイ
ヤ2の延長方向に沿うほぼ中央位置には、回転動作され
たときに前記ラッチ錠1A,1Bを動作させるためのキ
ーロック3が設けられ、このキーロック3には前記ワイ
ヤ2の中央部分が挿通されている。
【0008】図2は前記キーロック3の構成を示す斜視
図である。このキーロック3は、外装パネル101の外
面から嵌入されるキー31によって回転操作されるロッ
クプレート32と、このロックプレート32と一体的に
回転される回転操作体33とで構成される。この回転操
作体33は、矩形の容器状に形成されており、その底面
に設けられた非円形の嵌合穴33aに前記ロックプレー
ト32に設けられた同形状のボス部32aが嵌入され、
かつネジ34により固定されることで、ロックプレート
32と一体的に回転されるようになっている。また、前
記回転操作体33の対向する側面には、それぞれ対角位
置において半径方向外側に延出される当接片35が設け
られる。これらの当接片35は、その先端部が湾曲され
ており、その湾曲方向は前記ラッチ錠1A,1Bを開錠
する際にキーロック3を回転させる回転方向と反対側に
向けられている。さらに、前記回転操作体33の他の対
向する側面には、横方向に長い溝36が形成され、かつ
この長溝36の中間一部には切り欠き36aが設けられ
ており、前記ワイヤ2は、この切り欠き36aを通して
前記各長溝36内に挿通されるようになっている。
【0009】この構成によれば、図1に示した状態で
は、ワイヤ2の剛性によって各ラッチ錠1A,1Bのラ
ッチ片13はそれぞれ突出された位置にあり、筐体10
0側に嵌入されて施錠された状態とされる。一方、上下
の各ラッチ錠1A,1Bを解錠する場合には、ハンドル
31を操作して図1(a)の反時計方向にキーロック3
を回転操作する。図3はその回転した状態を示す正面図
であり、キーロック3のロックプレート32の回転によ
り回転操作体33も一体に回転されるため、所要の回転
位置において対角位置に設けられている当接片35がそ
れぞれワイヤ2の反対側から当接され、さらに回転され
ると当接片35がワイヤ2を強制的にワイヤの張設方向
と交叉する方向に移動させる。これにより、ワイヤ2の
張力が増大され、これに伴って各ラッチ錠1A,1Bの
ラッチ片13が後退方向に移動され、その結果として各
ラッチ錠1A,1Bの解錠が実行される。
【0010】このように、この外装パネルロック機構で
は、当接片35はその先端部が湾曲されているため、解
錠に際してもワイヤ2に対して鋭角に接触されることは
なく、繰り返しの動作によってもワイヤ2が当接部分で
ダメージを受けることはなく、長寿命化が可能となる。
また、ワイヤ2を当接片35によって強制移動させる構
成であるため、ワイヤ2とキーロック3との連結部にお
いては単にワイヤ2に対してキーロック3の回転方向に
節度を与える構成とすればよいため、上下のラッチ錠1
A,1Bに連結されているワイヤ2の中間部を回転操作
体33の長溝36に挿通させればよく、組み付け作業は
極めて簡単なものとなる。さらに、ワイヤ2の張力の調
整は、1箇所に設けられた調整ネジ21で行えばよく、
調整作業も簡単となる。また、この場合、1箇所の調整
でワイヤ2の全体の張力の調整が可能であり、従来のよ
うに個々のワイヤの張力が異なることによる上下の各ラ
ッチ錠の動作に不均衡が生じるようなこともない。
【0011】なお、前記実施形態では、ワイヤの張力を
利用してラッチ錠の解錠と施錠を行う構成を示している
が、ラッチ錠にラッチ片を突出方向に付勢するバネ手段
を設けておき、このバネ手段のバネ力によってラッチ片
での施錠を行うように構成してもよい。この場合には、
ワイヤには可撓性のある部材を採用することも可能とな
る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、対をなす
ラッチ錠を1本のワイヤを介して動作させるキーロック
には、ワイヤを挟んだ両側位置でかつ当該キーロックの
対角位置に配置されて半径方向に突出される一対の当接
片が一体に設けられ、回転操作されたときにこれら当接
片の先端部が上下のラッチ錠を連結する前記ワイヤの反
対側からそれぞれ当接されるように構成されているの
で、各ラッチ錠にそれぞれ個別にワイヤを接続しかつこ
れらを個々にキーロックに接続する必要がないので、組
み付け作業を簡易化することができる。また、ワイヤは
キーロックを挿通された構成であるため、キーロックと
の接続部に弛み等が生じることがなく、ワイヤを常に所
要の張力に維持できる。さらに、このワイヤの張力調整
は、1箇所の調整手段を調整するだけでよく、張力調整
を容易に行うことができる。また、ワイヤに当接される
当接片を湾曲させることで、ワイヤに対するダメージを
緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネルロック機構の一実施形態の正面
図と側面図である。
【図2】キーロックの概略構成を示す部分分解斜視図で
ある。
【図3】図1のパネルロック機構の動作を説明するため
の正面図である。
【図4】本発明が適用される電気機器筐体の概略外観図
である。
【図5】従来のパネルロック機構の一例の正面図と側面
図である。
【符号の説明】
1A,1B ラッチ錠 2 ワイヤ 3 キーロック 21 調整ネジ 31 ハンドル 32 ロックプレート 33 回転操作体 35 当接片 36 長溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/00 E05C 9/04 E05C 9/16 H05K 5/03

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体に設けられる外装パネルの対向する
    辺部にそれぞれ設けられた対をなすラッチ錠と、これら
    のラッチ錠を連結する1本のワイヤと、前記ワイヤの長
    さ方向の中央位置に設けられ、回転操作されたときに前
    記ワイヤを介して前記ラッチ錠を動作させるキーロック
    とを備えたパネルロック機構において、前記キーロック
    には、前記ワイヤを挟んだ両側位置でかつ当該キーロッ
    クの対角位置に配置されて半径方向に突出された一対の
    当接片が一体に設けられ、回転操作されたときに前記各
    当接片の先端部が前記ワイヤの反対側からそれぞれ当接
    されるように構成したことを特徴とするパネルロック機
    構。
  2. 【請求項2】 前記各当接片の先端部はキーロックの回
    転操作方向と反対側に湾曲されてなる請求項1記載のパ
    ネルロック機構。
  3. 【請求項3】 前記キーロックには、前記当接片の間の
    位置に前記ワイヤを挿通させるとともに、前記ワイヤを
    これら当接片の間に保持する溝部が設けられる請求項2
    記載のパネルロック機構。
  4. 【請求項4】 前記ワイヤは、その長さ方向の1箇所
    に、前記ラッチ錠間におけるワイヤの張力を調整するた
    めの調整手段が設けられる請求項1ないし3のいずれか
    記載のパネルロック機構。
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