JPH01182306A - 活性エネルギー線硬化性組成物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化性組成物

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JPH01182306A
JPH01182306A JP322588A JP322588A JPH01182306A JP H01182306 A JPH01182306 A JP H01182306A JP 322588 A JP322588 A JP 322588A JP 322588 A JP322588 A JP 322588A JP H01182306 A JPH01182306 A JP H01182306A
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JP
Japan
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group
fluorine
active energy
energy ray
carbon
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Pending
Application number
JP322588A
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English (en)
Inventor
Shuichi Okamoto
秀一 岡本
Nobuyuki Miyazaki
宮崎 信幸
Seiji Munakata
宗像 誠二
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は活性エネルギー線硬化性組成物に関するもので
ある。
[従来の技術] 金属5411I材料、プラスチックス、木材、紙などの
種々の基材の表面保護あるいは撥水、撥油性といった特
殊機能を付与するために塗料をコーティングして塗膜を
形成させる方法は古くから用いられている。塗膜硬化の
、方法には加熱による硬化方法とともに、活性エネルギ
ー線の照射による硬化方法が従来より知られている。
後者は前者と比較した場合、硬化に要する時間が短い、
塗装ラインの占有面積が小さくてすむ、加熱を必要とし
ないための基材の限定がないという利点を有しており、
最近では前述した様な種々の基材の塗装に広く用いられ
ており。
また光ファイバー、電線などの被覆、電子部品等の特殊
コーティング分野にもその応用が活発に検討されている
従来から用いられている活性エネルギー線硬化性組成物
は、塗膜の骨格を形成するオリゴマー成分として、ポリ
エステル、アクリル共重合体、ポリウレタン、エポキン
重合体、シリコン重合体、ポリアミド等の主鎖構造を持
ち1重合性架橋部位として、α、β−オレフィン性不飽
和結合を末端または、側鎖にもつ重合体を主成分として
必要に応じてこれと相溶性のある低粘度の不飽和単官能
あるいは多官能上ツマ−を配合してなる。これらの従来
から用いられている活性エネルギー線硬化性組成物は、
特に耐候性に問題があり、屋外での使用に十分耐えるも
のはなかった。
耐候性の良い塗料組成物としては、特開昭57−341
07 、特開昭59−189108 、特開昭80−8
7518などにみちれる様な溶剤可溶型のフロロ重合体
を上記重合体中に含まれるヒドロキシル基を利用してイ
ソシアネート、あるいはメラミン系の硬化剤によって架
橋される加熱硬化塗料が知られている。また特開昭81
−298073 、特開昭132−25104にみられ
る様に、上記フロロ重合体中台まれるヒドロキシル基に
反応性を有するインシアネート基と、α、β−オレフィ
ン系不飽和基を有する化合物を反応して活性エネルギー
線硬化可能なフロロ重合体を製造する方法や、特公昭5
9−4691i4にみられる様にヒドロキシル基含有7
0ロ重合体に不飽和カルボン酸を反応して不飽和基を導
入する方法が知られている。しかしながら活性エネルギ
ー線硬化組成物は、!!!料として用いられる場合、多
くは無溶剤系で、上記のごとき活性エネルギー線硬化部
位を持った重合体をこれと反応性を有する多官能上ツマ
−に溶解したものが使用される。
通常この多官能モノ7−は、硬化速度や、塗膜強度、硬
度といった点には有利に作用するが、耐候性が悪く、上
記のごとく耐候性の良好な活性エネルギー線硬化可能な
フロロ重合体を用いて塗料をつくった場合にも、十分に
その性能を発揮させることができないといった問題点が
あった。
また、光ファイバーのクラット層に用いられるコーティ
ング剤は、コアよりも低屈折であることが望まれている
屈折率の低い活性エネルギー線硬化組成物としては特開
昭111−258870にみられる様に1合フッ素の単
官能モノマーを用いるものが、知られているが、屈折率
を下げるために、この含フッ素単官能七ツマ−の配合量
を増やすと、塗膜の軟化点が低くなったり、強靭性、伸
度が劣るといった問題点があった。
[発明の解決しようとする課111 本発明は、前述のような従来技術の有していた欠点を解
決しようとしてなされたものであり、高い硬度を持つ強
靭な塗膜を与えしかも低屈折性、耐候性にすぐれた塗膜
を与える活性エネルギー線硬化性組成物を提供しようと
するものである。
[:a題を解決するための手段] 本発明は、前述の問題点を解決すべくなされたものであ
り、同一分子内に少なくとも2個の炭素−炭素不飽和基
を有する含フッ素化合物を含むことを特徴とする活性エ
ネルギー線硬化性組成物を提供するものである。
本発明の組成物は、同一分子内に少なくとも2個の炭素
−炭素不飽和基を有する含フッ素化合物(以下、単に含
フッ素化合物という)が含まれていることか重要である
。かかる含フッ素化合物としては、多フッ素化カーボン
類を含有する化合物が、硬化物に低屈折率、良好な耐候
性を与えることから好ましい。ここで多フッ素化カーボ
ン類としてはポリフルオロアルキル鎖、ポリフルオロア
ルキレン鎖、ポリフルオロエーテル鎖(ポリフルオロポ
リエーテル鎖な含む)などが挙げられる。中でも、パー
フルオロアルキル基またはパーフルオロアルキレン基が
好ましい。多フッ素化カーボン類は、フッ素含有量など
により、その長さは自由に選ぶことができるが、通常は
炭素数2以上のものが採用される。上限は特に限定され
ないか、通常は30以下、特に21以下程度のものか採
用される。また、かかる含フッ素化合物は、炭素−炭素
不飽和基が分子末端(技分かれ鎖の末端を含む)部分に
あるものが活性エネルギー線による硬化反応性が優れる
ことから好ましく採用される。
また、この含フッ素化合物は、炭素数が50以下程度の
化合物であることが好ましい、あまりに炭素数が大きな
化合物では、後述する被膜形成性重合体などを併用する
場合に充分な相溶性が得られ難く均一な組成物が得られ
難い、また、良好な硬化体が得られない、特に炭素数4
0以下の化合物が好ましい、また、この含フッ素化合物
はフッ素含有量が20重量%以上のものが好ましい、フ
ッ素含有量が小さすぎると、耐候性に優れた、また屈折
率の小さな硬化物が得られず、好ましくない、特にフッ
素含有量が35重量%以上のものが好ましい。
かかる含フッ素化合物としては、含フッ素ジアクリレー
ト、含フッ素ジメタクリレート、含フッ素トリアクリレ
ート、含フッ素トリメタクリレートなどの化合物が挙げ
られる。具体的には、 一般式(I) (式中、R1,R2は水素または炭素数1〜3のアルキ
ル基、x+1は1または2.Rrは炭素数2以上のパー
フルオロアルキレン基を表わす、) あるいは、一般式(II) 〇 X−GF2−R’ f−Y−OH−OH2−0−C−C
(R4)−CH20−C−111:(R3)=CH2 蓋 (式中、R3,R4は水素または炭素数1〜3のアルキ
ル基、R’fは炭素数1以上のパーフルオロアルキレン
基、Xは水素またはフッ素、Yは炭素数1〜4のアルキ
レン基であり、エーテル結合を含んでいてもよい、) 1、記式中、RfおよびR’fの炭素数の上限は特に限
定しないが、合成上の容易性から炭素数30以下、特に
21以下とすることが好ましい、また、R1、R2、R
3、R4は水素またはメチル基であることが活性エネル
ギー線による硬化反応性が優れており、また、他の配合
物との相溶性が優れるため好ましい。
本発明における含フッ素化合物をさらに具体的に例示す
ると、 CH3Cl3 1、               1HH 1腸 H H H)1 O−C−GH=UH2 0−C−C(CH3)−CH2 0−C−C(CH5)−CH2 隠 0−111ニーC(C1h )=CH20−G−C(C
H3)=CH2 ■ 0−C−CH=CH2 關 0−CニーG(CH3)=CH2 0−C−CH2ミCH2 0−CニーC(CH3)=CH2 易 CH2=Cl−COOC2H4(C;FeF2 )20
2 H40C:0CH=(H2CF3 CF3   0−C−CH=CH2 ■ CF3 \ CF3          0−C−C)l=cH2な
どをあげることができる。これら含フッ素化合物は、そ
れぞれ単独でもしくは2種以上組合せて使用することが
できる。
また、これら含フッ素化合物は、含フッ素ジオール、含
フッ素トリオールなどの含フッ素多価アルコール(特に
多フッ素化カーボン鎖含有多価アルコールが好ましい)
とアクリル酸、メタクリル酸、インシアネートアルキル
メタクリル酸、アクリロイルイソシアネートなどの水酸
基と反応性の基と炭素−炭素不飽和基を併有する化合物
とを反応せしめる。含フッ素多価カルボン酸と、アリル
アルコールなどの、炭素−炭素結合とカルボキシル基と
反応性の基を併有する化合物を反応せしめる。など、後
述する被膜形成性重合体において炭素−炭素不飽和基を
有する重合体を製造する方法と同様の方法で製造するこ
とができる。
本発明の組成物は、上述の含フッ素化合物のみであって
も硬化物を得ることができるが、塗料用などに用いる場
合には、被膜形成性重合体を含有する方が、可撓性、伸
度などの良好な物性を有する被膜が得られることから好
ましい。
かかる被膜形成性重合体としては、前述の含フッ素化合
物の炭素−炭素不飽和結合と反応し得る不飽和基を有す
る重合体が採用される。この不飽和基を有する重合体は
、官能基を有する重合体にこの官能基と付加あるいは縮
合反応し得る反応性基を有する不飽和基含有化合物を従
来より公知の反応方法により反応させることで得られる
。官能基を有する重合体としては、アクリル重合体、ア
クリルポリエステル重合体、ポリエステル重合体、エポ
キシ重合体、エポキシポリエステル重合体、エポキシア
クリル重合体、メラミン重合体、アミノアクリル重合体
、ポリアミド重合体、シリコーン重合体、シリコーンポ
リエステル重合体、ポリウレタン重合体、ウレタンポリ
エステル重合体、フロロ重合体などが挙げられる。
中てもフロロ重合体か低屈折率、高耐候性の硬化物を与
えることから好ましく採用される。
特にテトラフロロエチレン、クロロトリフロロエチレン
、ヘキサフロロプロピレンなどのフロロオレフィンとビ
ニルエーテル類、ビニルエステル類、アリルエーテル類
、アリルエステル類から選ばれる少なくとも一種か共重
合したフロロ重合体が、前述の含フッ素化合物との相溶
性か優れ、均一な硬化体か得られ易いことから好ましく
採用される。
また、官能基としては、水酸基、カルボキシル基、カル
ボン酸無水基、エポキシ基、メチロール基、アルコキシ
メチロール基、インシアネート基、アミド基、アミノ基
、クロル基などか挙げられる。また、これら官能基と反
応し得る反応性基としては、水酸基、カルボキシル基、
カルボン酸無水基、エポキシ基、メチロール基、アルコ
キシメチロール基、イソシアネート基、アミド基、アミ
ノ基、クロル基、アルデヒド基などが挙げられる0反応
し得る官能基−反応性基または反応性基−官能基の組合
せとしては、水酸基−エポキシ基、水酸基−カルボン酸
無水基、水酸基−カルボキシル基、水酸基−イソシアネ
ート基、水#基−メチロール基、水酸基−アルコキシメ
チロール基、カルボキシル基−エポキシ基、カルボキシ
ル基−イソシアネート基、カルボキシル基−アミノ基、
カルボキシル基−アルデヒド基、カルボン酸無水基−メ
チロール基、カルボン酸無水基−エポキシ基、カルボン
酸無水基−アミノ基、エポキシ基−メチロール基、エポ
キシ基−アミノ基、エポキシ基−クロル基、メチロール
基−イソシアネート基、メチロール基−アルコキシメチ
ロール基、メチロール基−アルデヒド基、メチロール基
−クロル基、アミド基−クロル基、アミド基−アルデヒ
ド基、アミド基−アミド基、アミノ基−クロル基などが
ある。
また、反応性基を有する不飽和基含有化合物としては、
アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシ
エチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル酸
ヒドロキシプロピル、アリルアルコール、アクリル酸、
メタクリル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、無水イタ
コン酸、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジ
ル、グリシジルアリルエーテル、グリシジルビニルエー
テル、メチロールアクリルアミド、メチロールアクリル
アミドのアルキル(メチル、エチル、イソプロピル、ブ
チル、アミル)エーテル゛化合物、シアノアクリレート
アクリロイルイソシアネート、メタクリロイルイソシア
ネート、イソシアネートエチルメタクリレート、アクリ
ルアミド、メタクリルアミド、メタクリル酸アミノアル
キル、アクリル酸アミノアルキル、メタクリル酸クロラ
イド、アクリル酸クロライド、塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、アクロレインクロトンアルデヒドなどが例示され
る。
また本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は、その用
途に応じ、溶剤、希釈剤などを含有せしめ、粘度を低下
せしめてもよい、かかる溶剤としては、キシレン、トル
エンなどの芳香族炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル
などのエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトンなどのケトン類、エチルセロソル
ブなどのグリコールエーテル類などが例示される。また
希釈剤としては、活性エネルギー線により重合し得る反
応性希釈剤を用いることが、硬化時などに揮発が生じな
いため、泡、ふくれを防止でき好ましい、かかる反応性
希釈剤としては、単官能あるいは多官能の(メタ)アク
リル系モノマーが例示される。(本明細書において、「
(メタ)アクリレート」なる言葉は、アクリル酸エステ
ルまたはメタクリル酸エステルを表わし、[(メタ)ア
クリル系モノマ−」とは、アクリロイル基またはメタク
リロイル基を有する化合物を表わす、)この(メタ)ア
クリル系モノマーとしては、フロロアルキル基を有する
単官能(メタ)アクリレートモノマーなとの特殊(メタ
)アクリル系モノマーなどを含んでもよい。
かかる反応性希釈剤としては、通常知られている汎用(
メタ)アクリレート、特殊(メタ)アクリレートいずれ
でもよく、また2つ以上の混合物でもかまわない、多官
能(メタ)アクリレートモノマーは、ジオール、トリオ
ール等の化合物のヒドロキシル基を(メタ)アクリレー
ト基でおきかえた化合物が一般に知られている。具体的
には、1.3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート
、1.4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、l
、6−ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、ジエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオベンチルグ
リコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
トリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘ
キサ(メタ)アクリレート等をあげることができる。こ
のなかでも、特に低粘度のものが好ましい。
フロロアルキル基含有(メタ)アクリレート千ツマ−と
しては、一般式、 ■ CR2−C−COOC,R2−CnF2n”Z(式中、
R9は水素原子またはメチル基、Iは1〜10の整数、
nは1〜21の整数てあり、2は水素または不飽和原子
を表わす) で表わされる化合物であり、具体的にはfl:I+2−
C−CO0CII□−(CFt)tHCH2=C−CO
OCH2(:H2CF 211CHa−C−COOCH
2(CiF2)HCH2−CCH2−C−C00CHz
(CF“1− ell□=C−C00CH2(CF2CF2):IHC
11゜=C−C00CI1.CH,−(:4F9■ C112−C−COoCll、−C?F15Ct12−
C−CR2CH2CH*−(:aFI7Ctlz=C−
COOCH2CH2CtoFztC11□=co−co
oc112−(CFt)sHなどを示すことができる。
上記したものは、それぞれ単独もしくは2種類以上組合
せて使用することができる。
本発明において、被膜形成性重合体、反応性希釈剤を併
用する場合には、含フッ素化合物、被膜形成性重合体、
反応性希釈剤がそれぞれ1〜98,1〜98,1〜98
(重量部)の割合、特に、それぞれ10〜40.20〜
60.10〜40(重量部)の割合とすることか好まし
い。含フッ素化合物の量かあまりに少ない場合には、硬
度、耐候性、密着性などにバランス良く優れた塗膜か得
られず好ましくない。また、被膜形成性重合体かあまり
に少ないと、塗膜とした時に可撓性などが低下する傾向
かある。
本発明の組成物は、電子線、紫外線、γ線などの活性エ
ネルギー線を照射することにより硬化させることかでき
る。活性エネルギー線として、電子線を採用する場合は
、電子線を照射する雰囲気は不活性気体中で行なうのが
好ましい、また、活性エネルギー線として紫外線を採用
する場合には、活性エネルギー線重合開始剤が添加され
ていることが好ましい。
活性エネルギー線重合開始剤としては、例えば、光重合
開始剤、具体的には、ベンゾイン、ベンゾインメチルエ
ーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプ
ロピルエーテル、ベンゾインブチルエーテル、2−メチ
ルベンゾイン、ベンゾフェノン、ミヒラーズケトン、ベ
ンジル、ベンジルメチルケタール、ベンジルエチルケタ
ール、アントラキノン、メチルアントラキノン、2.2
−ジェトキシアセトフェノン、2−メチルチオキサント
ン、2−イソプロピルチオキサントン、2−クロロチオ
キサントン、アントラセン、1.1−ジクロロアセトフ
ェノン、メチルオルソベンゾイルベンゾエートなどがあ
げられる。かかる活性エネルギー線重合開始剤の配合量
は、活性エネルギー硬化性組成物に対して約0.1〜1
0重量%とすることが好ましい。
また本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は、これま
で述べた化合物の他に種々の添加剤が配合されていても
良い、かかる添加剤としては、レベリング剤、粘度調整
剤、光安定剤、水分吸収剤、顔料、染料、補強剤などが
例示される、これら添加剤は目的に応じ、適宜配合量は
決められる。
[実施例] 合成例1[含フッ素化合物lの合m1 116F+21 とエチレンをAIBN (アゾビスイ
ンブチロニトリル)存在下に反応させてIC2HaCb
FI2C2Hslを合成し、更にIC2H4C6F12
C2H41とジメチルホルムアミドと水を反応させてH
O−Cz Hs Cb F+ 202 Hs−OHを得
た0次に得られたHO−CzHsC6F12C2Hs−
OH12,9g (0,033鵬01)とアクリル酸5
.9 g (0,083101)をハイドロキノン(2
00ppm)共存下にp−)ルエンスルホン酸(3%/
アクリル酸)を触媒としてトルエン301中還流下に約
8時間反応した0反応終了後生成物を減圧下に精留して
CH2=CIC0OC2Ha Cb F+ 2C2Ha
OCOCH−CHz  (以下、含フッ素化合物1とい
う)を得た。
合成例2[含フッ素化合物2の合!] C4F91をアリルアルコールとAIBN存在下に反応
させてCa Fq CH2CH−CH20Hを合成し、
更にアセ鵞 を得た。さらに酸性条件下で加水分解することによりC
4F9 GH2CICH2−OHを得た。
OH 次に得られたCa Fq CH2ClCH20Hを合成
例1とOH 同様の方法でアクリル酸と反応し CnFqCH2CHCH20GOCI=CH2(以下、
含フッ素化合0COCR=CH2 物2という)を得た。
合成例3〔被膜形成性重合体の合成〕 特開昭57−34107号公報実施例1の方法に従い、
下記の表−1記載のモノマー組成により重合体A−1,
A−2を製造した0重合体の水酸基価(OHV)、数平
均分子ffi(Mn)を表−1に示す。
表−ま ただし、CTFEはクロロトリフロロエチレン。
)IBVEはヒドロキシブチルビニルエーテル、EVE
はエチルビニルエーテル、TFEはテトラフロロエチレ
ンである0次にA−1、A−2のキシレン溶液にそれぞ
れ重合禁止剤として、ハイドロキノンモノメチルエーテ
ルを0.5[molX/モノマー]、触媒として、ジブ
チル錫ジラウレート0.03[phrlを溶解し、2−
イソシアネートエチルメタクリレートを加えて、60〜
70℃で1〜3時間反応させ被膜形成性重合体a−1、
B−2を得た。赤外吸収スペクトルで反応を追求し、イ
ソシアネート基の吸収ピークの消失で反応終了を確認し
た。用いたヒドロキシル基含有フロロ重合体と、インシ
アネートの数/ヒドロキシル基の数(NC010H)お
よび、テトラヒドロフラン中30℃における固有粘度を
表−2に示す。
表−2 実施例1 合成例3で合成した被膜形成性重合体B−1と合成例1
で合成した、含フッ素化合物lを用いて、次に示す組成
の塗料用組成物を得た。
(a)被膜形成性重合体B−150重量部(b)含フッ
素化合物1      30重量部(C)ペンタエリス
リトールトリアクリレート15重量部 (d) C9FIqCHzC14zOCOCH−CHz
      5重量部(e)光重合開始剤 (イルガキュアー’184.チバ・ガイギー社製)5重
量部 この塗料用組成物をフィルムアプリケータによりガラス
板上に塗布し、室温で1分間放置後、2kWの高圧水銀
灯で高さ20cmから室温にて紫外線を10秒間照射す
ることにより、硬化塗膜を得た。
実施例2 本実施例1において、被膜形成性重合体111−1の代
りに合成例3で合成した被膜形成性重合体B−2を用い
て、他は実施例1と同様にして組成物を作成し、同様の
方法で硬化塗膜を得た。
実施例3 合成例3で合成した被膜形成性重合体B−2と、合成例
1.2で合成した含フッ素化合物1.2を用いて次に示
す塗料組成物を得た。
(a)被膜形成性重合体B−250重量部(b)含フッ
素化合物130重量部 (C)含フッ素化合物2       10重量部(d
)ペンタエリスリトールトリアクリレート10重量部 (c)光重合開始剤 (イルガキュアー184、チハ・ガイギー社製)5重量
部 この組成物を用いて、実施例1と同様の方法で硬化塗膜
を得た。
実施例4 m版のウレタンアクリレート重合体(ビスコート851
、大阪有機化学工業型)と合成例1て合成した含フッ素
化合物lを用いて、次に示す塗料組成物を得た。
(a)ビスコート851         40重量部
(b)含フッ素化合物1       50重合部(C
)ペンタエリスリトールトリアクリレート10重量部 (d)光重合IM!tI剤 (イルガキュアー184、チバ・ガイギー社製)5重量
部 この組成物を用いて、実施例1と同様の方法て硬化塗膜
を得た。
実施例5 ビスコート851に代えて市販のエポキシアクリレート
重合体(ビスコート540.大阪有機化学工業型)を用
いる他は実施例4と同様にして、硬化塗膜を得た。
比較例1 合成例3て合成した被膜形成性重合体B−1を用いて次
に示す塗料組成物を得た。
(a)被膜形成性重合体       50重量部(b
)へキサメチレンジアクリレート 30重量部(C)ペ
ンタエリスリトールトリアクリレート20重量部 (d)光重合開始剤 (イルガキュアー184、チハ・ガイギー社製)5重量
部 この組成物を用いて実施例1と同様の方法で硬化塗膜を
得た。
比較例2 被膜形成性重合体ト1に代えてウレタンアクリレート重
合体(ビスコート851、大阪有機化学工業型)を用い
る他は比較例1と同様にして硬化塗膜を得た。
参考例 実施例1〜5および比較例1,2で得られた塗膜につい
て、次の評価をした結果を表−3および表−4に示す。
鉛筆硬度: JIS K5400の試験方法で、 10
00g荷重下の鉛筆硬度を測定した。
耐候性: 15Wの殺菌灯下20c+sの場所で、紫外
線を300時間照射後の塗膜の黄色度 の変化(ΔYl)を測定した。
屈折率ニアッペ式屈折率計を用い25℃で測定した。
表−3 表−4 実施例6.比較例3 合成例3で合成した被膜形成性重合体B−2および合成
例1で合成した含フッ素化合物lを用いて表−5に示す
組成物を作成した。この組成物を用いて実施例1と同様
の方法で硬化塗膜を得た。得られた塗膜について、参考
例と同様にして、鉛筆硬度、屈折率を測定した結果を表
−5に示した。
また、ガラス板、ポリカーボネート材、アクリル板上に
形成した硬化塗膜の付着性(JIS H81302に準
拠した)の試験を行なった結果を表−5に示した。
〔−発明の効果] 本発明の組成物は、同一分子内に2個以上の炭素不飽和
基を有する含フッ素モノマーを含むため、高耐候性撥水
撥油性低屈折性といった性能を持ち、しかも塗膜の硬度
、強度や基材との密着性にすぐれた塗膜を与えるという
効果を有する。
特に被膜形成性重合体として炭素不飽和基含有フロロ重
合体を用いた場合は、耐候性に非常にすぐれた効果が認
められる。また耐溶剤性、耐酸・アルカリ性にもすぐれ
た効果が認められる。
これらのすぐれた効果を有する本発明の組成物は、極短
時間で硬化することができるため硬化体製造ラインを小
さくすることが可能てあり、また短時間で大量生産も可
能となる。また、薬品にふれる部分や屋外での使用にお
いでも長期間安定な硬化物が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、同一分子内に少なくとも2個の炭素−炭素不飽和基
    を有する含フッ素化合物を含むことを特徴とする活性エ
    ネルギー線硬化性組成 物。 2、含フッ素化合物が ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R^1、R^2はそれぞれ水素または炭素数
    1〜3のアルキル基、x、yはそれぞれ1または2、R
    _fは炭素数2以上のパーフルオロアルキレン基を表わ
    す。) で表わされる化合物である第1項記載の活性エネルギー
    線硬化性組成物。 3、含フッ素化合物が ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R^3、R^4はそれぞれ水素または炭素数
    1〜3のアルキル基、R′_fには炭素数1以上のパー
    フルオロアルキレン基、Xは水 素またはフッ素、Yは炭素数1〜4のアル キレン基であり、エーテル結合を含んでい てもよい) で表わされる化合物である第1項記載の活性エネルギー
    線硬化性組成物。
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