JPH0117495Y2 - - Google Patents

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JPH0117495Y2
JPH0117495Y2 JP12539381U JP12539381U JPH0117495Y2 JP H0117495 Y2 JPH0117495 Y2 JP H0117495Y2 JP 12539381 U JP12539381 U JP 12539381U JP 12539381 U JP12539381 U JP 12539381U JP H0117495 Y2 JPH0117495 Y2 JP H0117495Y2
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JP
Japan
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power steering
steering device
metal pipe
pump
elastic body
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JP12539381U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の動力舵取装置の配管構造の改
良に関するものである。
動力舵取装置を備えた自動車においては、油圧
ポンプの振動および油圧脈動がポンプの吐出口と
動力舵取装置の供給口とを接続する供給管を媒介
として動力舵取装置に伝えられ、その振動が車両
フレームおよびハンドル軸等に伝播して車室内に
いわゆるこもり音と称する振動騒音が発生する場
合がある。
本考案の目的はポンプの振動および油圧脈動を
吸収して動力舵取装置に伝達されないようにした
動力舵取装置の配管構造を提供するものである。
このような目的を達成するために、本考案は、
ポンプの吐出口と動力舵取装置の供給口との間
に、U字状に折曲げた金属パイプを配設し、該金
属パイプの平行部に弾性体を移動可能に装着した
ものである。
以下、図に示す実施例を用いて本考案の詳細を
説明する。
第1図は本考案の実施例を示す配管構造を備え
た動力舵取装置の構成図、第2図は第1図の一部
拡大図、第3図は第1図を方向から見たときの
拡大斜視図である。1は車両フレームであり、こ
れに動力舵取装置2が取付けられている。この動
力舵取装置2に有する入力軸3と操向ハンドルの
ハンドル軸4とをカツプリング結合すると共に、
出力軸5にピットマンアーム6を結合している。
そして、舵取操作力の軽減作用を行なう作動油の
供給は、ポンプ本体7およびタンク8から成るポ
ンプ9によつて行なうようになつており、このた
めにポンプ9と動力舵取装置2とを油圧配管によ
り接続している。その配管構造は、動力舵取装置
2の供給口と戻り口とに一対の金属パイプ13,
15が締付ナツト16で締付固定されている。こ
の締付構造は戻り側の金属パイプ15側も同じで
あるが第2図の供給側の金属パイプ13側で説明
すると、金属パイプ13の端部にフレア17が形
成され、供給口19に嵌着したユニオンシート1
8のテーパ面に接合し、締付ナツト16の端面で
前記フレア17をユニオンシート18に押圧して
結合されている。
一方、ポンプ9側のポンプ本体7とタンク8に
もそれぞれ金属パイプ12,14が設けられてお
り、この金属パイプ12,14と前記金属パイプ
13,15とをゴムホース10,10a,10
b、11で接続した構造となつている。
本実施例は上記構成におけるポンプ本体7と動
力舵取装置2の供給口19とを接続する高圧の供
給側の配管において、ゴムホース10a,10b
の間に第3図にも示すように、U字状に折曲げた
金属パイプ20を配設し、該金属パイプ20の平
行部20,20bにゴム等の弾性体21を移動可
能に装着したものである。この弾性体21は、第
3図および第4図に詳細に示すように、長手方向
中心部位置にすぐり部21aが設けられると共
に、その両側に金属パイプ20の挿入穴21b,
21cが設けられ、さらにこのすぐり部21a
と、挿入穴21b,21cとはそれぞれスリツト
部21d,21eによつて連絡された構成となつ
ている。このすぐり部21aとスリツト部21
d,21eを設けた構成としたことにより、前記
弾性体21をU字状金属パイプ20の先端20c
位置より容易に組付可能な構造としている。な
お、前記弾性体21の金属パイプ20に対する取
付位置を変更可能とした理由は、該金属パイプ2
0の共振周波数を変更可能にするためである。
本実施例は上記の通りであるから、ポンプ9で
発生する流量変動(負荷があると圧力変動とな
る。)は、金属パイプ20を設け、ポンプ9と動
力舵取装置2間の配管を長くしたことによつて低
減させることができる。一方、前記流量変動は、
金属パイプ12、ゴムホース10aを伝わり、金
属パイプ20を第3図に示すように、A−A方向
あるいはB−B方向に広げたり、狭くしたりする
方向に振動させることになるが、該振動は金属パ
イプ20に装着した弾性体21自身がA−A方向
あるいはB−B方向に伸縮することで吸収される
ことになり、共振は防止されることになる。な
お、該弾性体21には、すぐり部21aが設けら
れ、該弾性体21の変形量を増すような構造とな
つているため、振動吸収効果をさらに高めること
ができる。
このように本考案はポンプと動力舵取装置とを
接続する作動油の供給側配管にU字状に折曲げた
金属パイプを配設し、これに弾性体を装着させた
簡単な構造によつて、供給側配管自体の振動を抑
制すると共に、ポンプの振動を動力舵取装置に伝
播することを防止し、同時にU字状に折曲げた金
属パイプの配設によつて油圧脈動を吸収するに充
分な長さの配管長を実現できることにより、油圧
脈動による動力舵取装置の振動を吸収し、動力舵
取装置系から起因する車室内の振動騒音の不具合
を解消する利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す配管構造を備え
た動力舵取装置の構成図、第2図は第1図におい
て本考案の一部拡大図、第3図は第1図を方向
から見たときの斜視図、第4図は弾性体の拡大断
面図である。 2……動力舵取装置、9……ポンプ、19……
供給口、20……金属パイプ、20a,20b,
……平行部、21……弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプの吐出口と動力舵取装置の供給口との間
    に、U字状に折曲げた金属パイプを配設し、該金
    属パイプの平行部に跨がつて弾性体を配管に沿い
    移動可能に装着したことを特徴とする動力舵取装
    置の配管構造。
JP12539381U 1981-08-25 1981-08-25 動力舵取装置の配管構造 Granted JPS5830571U (ja)

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JP12539381U JPS5830571U (ja) 1981-08-25 1981-08-25 動力舵取装置の配管構造

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JP12539381U JPS5830571U (ja) 1981-08-25 1981-08-25 動力舵取装置の配管構造

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Publication Number Publication Date
JPS5830571U JPS5830571U (ja) 1983-02-28
JPH0117495Y2 true JPH0117495Y2 (ja) 1989-05-22

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JP12539381U Granted JPS5830571U (ja) 1981-08-25 1981-08-25 動力舵取装置の配管構造

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0722669B2 (ja) * 1986-05-30 1995-03-15 日本電装株式会社 ろ過エレメント
JP5196291B2 (ja) * 2007-04-16 2013-05-15 いすゞ自動車株式会社 車両の油圧配管構造

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Publication number Publication date
JPS5830571U (ja) 1983-02-28

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