JPH0123015Y2 - - Google Patents

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JPH0123015Y2
JPH0123015Y2 JP1984031110U JP3111084U JPH0123015Y2 JP H0123015 Y2 JPH0123015 Y2 JP H0123015Y2 JP 1984031110 U JP1984031110 U JP 1984031110U JP 3111084 U JP3111084 U JP 3111084U JP H0123015 Y2 JPH0123015 Y2 JP H0123015Y2
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vehicle body
metal fitting
piping
pipe
pipes
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車における各種配管を車体に支
持する支持装置の改良に関する。
(従来技術) 例えば自動車のパワーステアリング装置におけ
るポンプとコントロールバルブとの間には、作動
油給排用の金属パイプが設けられるが、この種の
パイプは配管支持装置を介して車体に固定される
のが通例である。この配管支持装置としては、例
えば実開昭58−163786号公報に開示されたものが
ある。これは、第1図に示すように、一端が車体
Aにボルト締めされる一対の支持金具B,B′に
より弾性スリーブC,Cを介してパイプD,Dを
挾持する構成で、エンジン振動等に伴う該パイプ
D,Dの振動を吸収して車体Aに伝達させないよ
うにするため、上記弾性スリーブC,Cと共に、
支持金具B,B′と該金具固定用ボルトEとの間
にも弾性体でなるクツシヨン材Fを装着した構成
となつている。
然るに、このような構成によると、支持金具
B,B′が片持ち支持であることとその固定部に
おけるクツシヨン材Fの撓みのため該金具B,
B′がパイプD,Dを保持した状態でX−X方向
に揺動し易くなり、そのため該金具B,B′と車
体Aとの当接やこれに伴う騒音を防止するために
は該金具B,B′と車体Aとの間に一定のスペー
スYを設けなければならないことになり、また上
記揺動によりパイプD,Dに繰返し曲げ応力が作
用して疲労が進行することになる。
(考案の目的) 本考案は上記のような従来の配管支持装置にお
ける問題に対処するもので、パイプの周囲に弾性
体が装着され、且つ一対の支持金具同士の締結と
該支持金具の車体への締結とをそれぞれ異なる締
結部材によつて行うようにした構成において、上
記パイプの周囲に装着される弾性体に車体に当接
する保護部を設けることにより、車体へのパイプ
の振動の伝達を防止すると共に、該パイプないし
支持金具を車体に近接配置することを可能として
省スペースを図り、また該支持金具の揺動を防止
して該金具と車体との当接に伴う騒音の発生やパ
イプの疲労を防止する。更に、支持金具及びパイ
プの位置を安定させることによつて該パイプの位
置決め精度の向上及び組付時における作業性の向
上を図ると共に、一対の支持金具の一方のみで車
体に固定して他方を短くすることを可能とするこ
とにより、コストの低減をも図ることを目的とす
る。
(考案の構成) 上記目的達成のため、本考案に係る配管支持装
置は次のように構成される。
即ち、本考案は、配管保持用の複数の円弧部が
それぞれ形成された第1金具及び第2金具を備
え、該第1金具と第2金具とを、それぞれの金具
の円弧部間に配管保持用の空間が形成されるよう
に対向して組付けると共に、配管の周囲に装着さ
れて上記空間内に支持される配管保持用の弾性体
を備えてなる車両の配管支持装置において、上記
第1金具または第2金具のいずれか一方の金具
に、該一方の金具を第1の締結部材を介して車体
に固定するための止着部を形成すると共に、他方
の金具は、複数の円弧部間に配設される第2の締
結部材を介して上記一方の金具に組付けるように
構成し、且つ上記弾性体には、該弾性体に一体的
に且つ車体側に向かつて延出する保護部を形成
し、該保護部の先端が、上記第1金具及び第2金
具が車体に固定保持された状態で常に車体に当接
するように設けて、配管を車体に対して弾性的に
支持するように構成する。
このような構成によれば、配管が支持金具に弾
性体を介して保持されると共に、車体に対しても
該弾性体の保護部を介して弾性的に支持されるこ
とになるため、該配管の振動の車体への伝達が防
止又は軽減されると共に、該配管ないし支持金具
を車体に近接配置することが可能となつて省スペ
ースを図ることができ、また支持金具の揺動が防
止さることにより、該金具と車体との当接による
騒音の発生や配管の疲労が防止されることにな
る。更に、弾性体における保護部が車体に当接す
ることにより配管及び金具の位置が安定すると共
に、これらの車体への組付けが容易になり、また
第1金具または第2金具のいずれか一方に設けら
れた止着部で車体に固定されるので、他方の支持
金具を短くすることが可能となつて、その分だけ
コストが低減されることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
この実施例は自動車のパワーステアリングシス
テムにおける配管に関するもので、第2図に示す
ように該パワーステアリングシステム1は、エン
ジン2によつてオイルポンプ3を駆動すると共
に、該ポンプ3から供給される圧油をコントロー
ルバルブ4を介してパワーシリンダ5に供給する
ことにより操舵力を軽減するようにしたものであ
る。そして、上記オイルポンプ3とコントロール
バルブ4との間の圧油の給排は、金属パイプ6,
7と両パイプ6,7に夫々接続された可撓パイプ
8,9とを介して行われるようになつているが、
該金属パイプ6,7は中央部が車体10にパイプ
支持装置11を介して支持されている。
上記パイプ支持装置11は、第3,4図に示す
ように一端が止着部12cとされて第1の締結部
材としてのボルト13により車体10に取付けら
れる第1金具12と、該第1金具12に第2の締
結部材としてのボルト14及びナツト15を用い
て組付けられる第2金具16と、パイプ6,7に
嵌合されるゴム等でなる筒状の弾性体17,17
とから構成されている。そして、上記第1、第2
金具12,16には互いに対応させて円弧部12
a,12b及び16a,16bが設けられて、両
金具12,16を組付けた時に2個所の円形空間
が形成されるようになつており、この空間内に上
記弾性体17,17がパイプ6,7に嵌合された
状態で挾持されるようになつている。
然して、上記各弾性体17は、第5図に単体で
示すように上部が中空円筒状のパイプ装着部17
aとされていると共に、該装着部17aの下方に
は車体10側に向かつて延出する保護部17bが
一体形成されており、且つ該保護部17bに上記
第2金具16の円弧部16a(又は16b)が挿
通される長孔17cが設けられている。そして、
第4図に示すように当該支持装置11を車体10
に組付けた時に、上記保護部17bの下面17d
が車体10に当接するようになつている。尚、上
記装着部17aの上部にはパイプ7への装着を容
易にするための切断部17eが設けられている。
上記の構成によれば、パイプ6,7を車体10
に組付ける場合、先ず該パイプ6,7の所定位置
に弾性体17,17を装着すると共に、両弾性体
17,17の長孔17c,17cに第2金具16
の円弧部16a,16bを挿通し、然る後ボルト
14及びナツト15を用いて該第2金具16に第
1金具12を結合する。そして、この状態で該第
1金具12の止着部12cをボルト13で車体1
0に固定する。その場合、パイプ6,7は弾性体
17,17を介して第1、第2金具12,16に
挾持されるから、パイプ6,7の振動が両金具1
2,16ないし車体10に伝達することが防止さ
れ又は軽減されることになる。また、上記のよう
にパイプ6,7を組付けた時、弾性体17,17
における保護部17b,17bの下面17d,1
7dが車体10に当接するため、パイプ6,7は
該保護部17b,17bを介しても車体10に対
して弾性的に、即ち振動を伝達させることなく支
持させることになる。そのため、パイプ6,7が
一定位置で安定すると共に、両金具12,16の
揺動が防止され、その結果、第2金具16と車体
10との間の間隙Zを小さくしてもこれらが当接
しなくなつて騒音の発生が防止され、またパイプ
6,7の曲げによる疲労も生じなくなる。更に、
パイプ6,7の組付け時においても、弾性体1
7,17の下面17d,17dが車体10に当接
されることにより該パイプ6,7及び金具12,
16の位置が一定し、ボルト13による第1金具
12と車体10との結合作業が容易化されると共
に、該第1金具12にのみ車体10への止着部1
2aが設けられて、第2金具16の寸法が短くさ
れていることにより、上記のようにパイプ6,7
の十分な支持強度を保持しながら、第2金具16
についてのコストが低減されることになる。ま
た、第1金具12が第1の締結部材としてのボル
ト13によつて車体10に固定されると共に、第
1、第2金具12,16が第2の締結部材として
のボルト14、ナツト15により結合されるの
で、第1金具12の車体10への固定と、第1、
第2金具12,16によるパイプ6,7の挟持と
をそれぞれに必要な最適の締結力で行うことがで
き、さらに、弾性体17,17はパイプ6,7に
嵌合されているので、該パイプ6,7から脱落す
ることがない。
尚、上記実施例においては、パイプ支持装置1
1における第1金具12を車体10に取付ける構
成としたが、第6図に示すように第2金具16′
に止着部16c′を設けることにより、該第2金具
16′を車体10に取付ける構成としてもよく、
更に車体形状等によつては第7図に示すように一
方の金具16″の中央部をパイプ方向に延長し、
その延長部を車体に対する止着部16c″としても
よい。また、弾性体としては、第8図に示す弾性
体17′のように保護部17b′の下部中央を切欠
いて該保護部17b′を脚状に形成してもよく、更
に該保護部による振動吸収作用を高めるため、第
9図に示す弾性体17″のように保護部17b″の
下面17d″を波面状に形成してもよい。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、配管の振動の車
体への伝達が防止されると共に、該配管ないし支
持金具を車体に近接配置して省スペースを図るこ
とが可能となり、また支持金具の揺動が防止され
ることにより該金具と車体との当接による騒音の
発生や配管の疲労が防止されることになる。更
に、支持金具及び配管の位置が安定することによ
り、該配管の配設位置精度が向上すると共に、こ
れらの車体への組付けが容易化されて作業性が向
上し、また、弾性体の保護部を車体に当接させて
配管を車体に対して弾性的に支持することによ
り、一対の支持金具のうちの一方の支持金具の一
端のみを車体に固定しても支持強度を十分保持で
きるようになつて、他方の支持金具の止着部を省
いてコストを低減することが可能となる。さら
に、一対の支持金具による配管の挟持と、一方の
支持金具の車体への固定とをそれぞれに必要な最
適の締結力で行うことができると共に、弾性体が
配管から脱落するといつたこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の配管支持装置を示す縦断側面
図、第2〜5図は本考案の一実施例を示すもの
で、第2図は本考案が適用されるパワーステアリ
ングシステムの概略平面図、第3図は第2図の要
部拡大平面図、第4図は第3図における−線
で切断した断面図、第5図は弾性体の単体斜視図
である。また、第6図は他の実施例を示す要部断
面図、第7図は支持金具の他の実施例を示す斜視
図、第8,9図は夫々弾性体の他の実施例を示す
単体斜視図である。 6,7……配管(パイプ)、10……車体、1
1……配管支持装置(パイプ支持装置)、12…
…第1金具、12a,12b……円弧部、12c
……止着部、13……第1の締結部材(ボルト)、
14,15……第2の締結部材(ボルト、ナツ
ト)、16,16′,16″……第2金具、16a,
16b……円弧部、17,17′,17″……弾性
体、17b,17b′,17b″……保護部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 配管保持用の複数の円弧部がそれぞれ形成され
    た第1金具及び第2金具を備え、該第1金具と第
    2金具とを、それぞれの金具の円弧部間に配管保
    持用の空間が形成されるように対向して組付ける
    と共に、配管の周囲に装着されて上記空間内に支
    持される配管保持用の弾性体を備えてなる車両の
    配管支持装置であつて、上記第1金具または第2
    金具のいずれか一方の金具に、該一方の金具を第
    1の締結部材を介して車体に固定するための止着
    部が形成されていると共に、他方の金具は、複数
    の円弧部間に配設される第2の締結部材を介して
    上記一方の金具に組付けられるように構成され、
    且つ上記弾性体には、該弾性体に一体的に且つ車
    体側に向かつて延出する保護部が形成され、該保
    護部の先端が、上記第1金具及び第2金具が車体
    に固定保持された状態で常に車体に当接するよう
    に設けられて、配管を車体に対して弾性的に支持
    することを特徴とする車両の配管支持装置。
JP3111084U 1984-03-03 1984-03-03 車両の配管支持装置 Granted JPS60143976U (ja)

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JPS60143976U JPS60143976U (ja) 1985-09-24
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JPS60143976U (ja) 1985-09-24

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