JPH06135338A - ステアリングギヤボックスの支持構造 - Google Patents

ステアリングギヤボックスの支持構造

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JPH06135338A
JPH06135338A JP30792192A JP30792192A JPH06135338A JP H06135338 A JPH06135338 A JP H06135338A JP 30792192 A JP30792192 A JP 30792192A JP 30792192 A JP30792192 A JP 30792192A JP H06135338 A JPH06135338 A JP H06135338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear box
steering gear
mounting portion
central axis
brace
Prior art date
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Pending
Application number
JP30792192A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyohito Morimoto
清仁 森本
Masato Sei
正人 清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP30792192A priority Critical patent/JPH06135338A/ja
Publication of JPH06135338A publication Critical patent/JPH06135338A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステアリングギヤボックスに働く中心軸線方
向の力による応力を緩和できるステアリングギヤボック
スの支持構造を提供すること。 【構成】 筒状のステアリングギヤボックス(20)が
中心軸線方向へ間隔をおいた、サブフレーム(22)に
取り付けられる2つの取付部(24、26)を有する。
一方の取付部(24)では、ステアリングギヤボックス
(20)の中心軸線の支持部材からの距離が実質的に変
わらないように固定支持し、他方の取付部(26)で
は、前記中心軸線の前記支持部材からの距離が変わりう
るように弾性支持する。2つの取付部(24、26)を
結合するブレース(28)が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のステアリングギ
ヤボックスの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、筒状のステアリング
ギヤボックス10が中心軸線方向へ間隔をおいた2つの
取付部12、13を有し、これら取付部によってステア
リングギヤボックス10を車体側の支持部材14に取り
付ける支持構造がある(実開平2-103875号公報)。この
支持構造では、取付部12において、ステアリングギヤ
ボックス10の中心軸線の支持部材14からの距離が実
質的に変わらないように固定支持している。しかし、他
方の取付部13の具体的な構造は不明である。
【0003】ステアリングギヤボックスを車体側の支持
部材に支持する際、2つの取付部の一方では、ステアリ
ングギヤボックスの中心軸線の支持部材からの距離が実
質的に変わらないように固定支持し、他方の取付部で
は、前記中心軸線の支持部材からの距離が変わりうるよ
うに弾性支持することにより、ステアリングギヤボック
ス内の歯車の心ずれを防止すると共に、フラッタに有効
に対処でき、さらに他方の取付部の構造を簡素化できる
ことが確認されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】反面、弾性支持する取
付部は、ステアリングギヤボックスに働く中心軸線方向
の力を受け止める機能がなく、固定支持する取付部だけ
が前記力を受け止めるため、固定支持する取付部に大き
な応力が作用するようになる。
【0005】本発明の目的は、ステアリングギヤボック
スの心ずれを防止し、フラッタに有効に対処でき、1つ
の取付部の構造を簡素化できるものであって、さらにス
テアリングギヤボックスに働く中心軸線方向の力による
応力を緩和できるステアリングギヤボックスの支持構造
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、筒状のステア
リングギヤボックスが中心軸線方向へ間隔をおいた、車
体側の支持部材に取り付けられる2つの取付部を有し、
これら取付部のうちの一方では、前記ステアリングギヤ
ボックスの中心軸線の前記支持部材からの距離が実質的
に変わらないように固定支持し、前記2つの取付部のう
ちの他方では、前記中心軸線の前記支持部材からの距離
が変わりうるように弾性支持する支持構造であって、前
記2つの取付部を結合するブレースを備える。
【0007】
【作用および効果】ステアリングギヤボックスにその中
心軸線方向の力が加わると、力はステアリングギヤボッ
クスを固定支持する取付部に達し、ここからブレースを
介して弾性支持する取付部に伝わり、結局2つの取付部
が力を受け持つ。これにより、固定支持する取付部に働
く応力を緩和できる。
【0008】ブレースを備えることによりわずかなコス
ト高となるが、固定支持する取付部の応力を緩和できる
ため、取付部の疲労強度が向上する。
【0009】固定支持する取付部でステアリングギヤボ
ックスの心ずれを防止し、固定支持する取付部と弾性支
持する取付部とでフラッタに対処できる。また、弾性支
持する取付部は、ステアリングギヤボックスの外周に弾
性体を配置してこれをバンドで固定する、などの構造で
よく、簡素化が可能である。
【0010】
【実施例】本発明は、図1および図4に示すように、筒
状のステアリングギヤボックス20が中心軸線方向へ間
隔をおいた、車体側の支持部材22に取り付けられる2
つの取付部24、26を有し、これら取付部でステアリ
ングギヤボックス20を支持する構造であり、ブレース
28を備える。
【0011】ステアリングギヤボックス20は、たとえ
ばラックにかみ合うピニオンのような歯車が配置される
ギヤ収容部30と、ギヤ収容部30に嵌合された筒状の
ハウジング部31とを有する。一対のタイロッド32が
ステアリングギヤボックス20内のステアリングギヤに
結合され、ステアリングギヤボックス20から突出して
車体の横方向へ伸びている。2つの取付部24、26の
うちの一方の取付部24は、ステアリングギヤボックス
20を固定支持するものでギヤ収容部30にあり、他方
の取付部26は、ステアリングギヤボックス20を弾性
支持するものでハウジング部31にある。
【0012】支持部材22は、車体そのものまたは車体
に取り付けられるサブフレームないしサスペンションメ
ンバと呼称される部材である。
【0013】取付部24は、ステアリングギヤボックス
20の中心軸線Cの支持部材22からの距離Lが実質的
に変わらないようにステアリングギヤボックス20を固
定支持する。
【0014】図2に示す実施例では、鋳造されたギヤ収
容部30に上下方向に間隔をおいて2つの穴34を開
け、スリーブ36を内周面に加硫接着したゴムのクッシ
ョン38を穴34に圧入して取付部24とし、ボルト4
0をスリーブ36から支持部材22に通し、ボルト40
にナット42をねじ込んで締め付け、ステアリングギヤ
ボックス20を固定支持している。
【0015】ナット42のねじ込み量、すなわちボルト
36の進出量はスリーブ36によって規制される。実施
例では、後述するブレース28がスリーブ36の端面に
当接されていることから、ブレース28とスリーブ36
とを充分に締め付けたとき、支持部材22からステアリ
ングギヤボックス20の中心軸線Cに至る距離Lが所定
になるように、ブレース28の厚みとスリーブ36の長
さとを定めておく。
【0016】取付部24の前記構造では、クッション3
8がスリーブ36の外側にあるため、スリーブ36の半
径方向、すなわち図2において上下方向およびステアリ
ングギヤボックス20の中心軸線方向へステアリングギ
ヤボックス20は変位するが、その場合でも、中心軸線
Cの支持部材22からの距離は実質的に変わらない。
【0017】取付部26は、ステアリングギヤボックス
20の中心軸線Cの支持部材22からの距離が変わりう
るように弾性支持する。
【0018】図3に示す実施例では、上下方向に間隔を
おいた2つの穴44と円弧状のベルト部45とを有する
ブラケット46と、筒状のゴム体48とによって取付部
26を形成している。ゴム体48にハウジング部31を
嵌入し、ブラケット46のベルト部45をゴム体48に
当てがい、穴44から支持部材22にボルト50を通
し、ボルト50にナット52をねじ込んで締め付け、ス
テアリングギヤボックス20を弾性支持している。
【0019】ブレース28は2つの取付部24、26を
結合する剛性部材であり、図示の実施例では、2つ設け
られている。各ブレース28は板材からなり、ボルトを
貫通させる穴を有する接続部29を両端部に備える。取
付部24側では、ブレースの接続部29をスリーブ36
に当てがってボルト40とナット42とによって固定
し、取付部26側では、ブレースの接続部29をブラケ
ット46に当てがってボルト50とナット52とによっ
て固定し、取付部に結合する。
【0020】ステアリングギヤボックス20に、その中
心軸線方向の力fが加わると、その力は、一方では、取
付部24においてボルト40から支持部材22に伝わっ
て受け止められ、他方では、ブレース28を経て取付部
26に伝わり、取付部26においてボルト50から支持
部材22に伝わって受け止められる。これにより、取付
部24のボルト40に働く応力を緩和できる。
【0021】図示の実施例では、2つのブレースが設け
られ、各ブレース28が取付部24の1つのボルト40
と、取付部26の1つのボルト50とに関わっている。
ステアリングギヤボックス20の中心軸線方向の力が加
わると、この力はボルトに直接作用することから、前記
実施例によれば、最も有効である。なお、ブレース28
は、X字状に形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステアリングギヤボックスの支持
構造の正面図である。
【図2】図1の2−2線に沿って切断した断面図であ
る。
【図3】図1の3−3線に沿って切断した断面図であ
る。
【図4】本発明に係るステアリングギヤボックスの斜視
図である。
【図5】従来のステアリングギヤボックスの正面図であ
る。
【符号の説明】
20 ステアリングギヤボックス 22 支持部材 24、26 取付部 28 ブレース 30 ギヤ収容部 31 ハウジング部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のステアリングギヤボックスが中心
    軸線方向へ間隔をおいた、車体側の支持部材に取り付け
    られる2つの取付部を有し、これら取付部のうちの一方
    では、前記ステアリングギヤボックスの中心軸線の前記
    支持部材からの距離が実質的に変わらないように固定支
    持し、前記2つの取付部のうちの他方では、前記中心軸
    線の前記支持部材からの距離が変わりうるように弾性支
    持する支持構造であって、前記2つの取付部を結合する
    ブレースを備える、ステアリングギヤボックスの支持構
    造。
JP30792192A 1992-10-23 1992-10-23 ステアリングギヤボックスの支持構造 Pending JPH06135338A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30792192A JPH06135338A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 ステアリングギヤボックスの支持構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30792192A JPH06135338A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 ステアリングギヤボックスの支持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06135338A true JPH06135338A (ja) 1994-05-17

Family

ID=17974773

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30792192A Pending JPH06135338A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 ステアリングギヤボックスの支持構造

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JP (1) JPH06135338A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160257334A1 (en) * 2015-03-02 2016-09-08 Hyundai Mobis Co., Ltd. Steering apparatus for vehicle

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160257334A1 (en) * 2015-03-02 2016-09-08 Hyundai Mobis Co., Ltd. Steering apparatus for vehicle
US9718491B2 (en) * 2015-03-02 2017-08-01 Hyundai Mobis Co., Ltd. Steering apparatus for vehicle

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