JPH01126360A - 積層板用熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

積層板用熱硬化性樹脂組成物

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JPH01126360A
JPH01126360A JP28302087A JP28302087A JPH01126360A JP H01126360 A JPH01126360 A JP H01126360A JP 28302087 A JP28302087 A JP 28302087A JP 28302087 A JP28302087 A JP 28302087A JP H01126360 A JPH01126360 A JP H01126360A
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phenolic resin
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Kazuo Ishigami
石上 和雄
Toshiyuki Seki
関 敏行
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印刷回路配線板用で、紙基材フェノール樹脂積
層板に形成される導電性銀塗料による根回路間で発生す
る銀の移行の抑制に効果のある積層板用熱硬化性樹脂組
成物に関するものである。
〔従  来  技  術〕
従来、印刷回路配線板用紙基材フェノール樹脂積層板は
フェノール樹脂フェスをクラフト紙又はリンター紙等に
含浸及び乾燥し、得られた含浸紙を複数枚用途に応じて
積層し、加圧加熱して成形される。
近年、電子機器の小型化、軽量化に伴い、印刷回路配線
板に於てもより高密度化が要求されるようになっており
、導電性銀塗料を用いた銀スルホール又は根ジャンパー
も高密度実装の方法として多用されている。
紙基材フェノール樹脂積層板は、温湿度条件下に於て積
層板上に形成された銀電極間に電界を加現象がしばしば
発生することはよく知られている。
この銀の移行現象を電気化学的に解決しようとする試み
は数多く行われており、絶縁材料に起因する銀の移行現
象の差異についても指摘されている。祇括材フェノール
樹脂積層板は極めて銀の移行現象が発生し易いものとし
て位置づけられている故に耐銀移行性に優れた紙基材フ
ェノール樹脂積層板が必要とされているのが現状である
〔発明の目的〕
本発明者は紙基材フェノール樹脂積1仮に於る銀の移行
現象に詳細な検討を加えた結果、フェノール帰脂ワニス
にキシレン樹脂を少量部添加する方法が、銀の移行現象
を抑制することを見出した。
本発明は耐銀移行性に優れた紙基材フェノール樹脂積層
板を製造し得る積層板用熱硬化性樹脂を提供することを
目的とする。
〔発明の構成〕
本発明は紙基材フェノール樹脂積層板に用いられる熱硬
化性フェノール樹脂100重量部に対しキ、”ゝ\ 、シレン樹脂を2〜15重量部、好ましくは3〜7重ノ 置部、添加することを特徴とする積層板用熱硬化性樹脂
組成物である。
本発明において、フェノール樹脂は、原料としてフェノ
ール、クレゾール、プロピルフェノール、ブチルフェノ
ール、ノニルフェノール、アルキルフェノール等のフェ
ノール類、又はフェノール類と桐油、アマニ油、脱水ヒ
マシ油、カシューナツツ等の油脂類との反応物に水酸化
ナトリウム、アンモニア水、アミン類の触媒を用いてホ
ルムアルデヒド、バラホルムアルデヒド、アセトアルデ
ヒド、フルフラール等のアルデヒドとを反応して合成さ
れたものである。
キシレン樹脂とは、メクキシレンとホルマリンとを酸触
媒により反応生成されたキシレン樹脂をいい、三菱瓦斯
化学−の「ニカノール」が該当する。
当該キシレン樹脂はフェノール樹脂ワニスに所定量添加
し攪拌、混合して本発明の積層板用熱硬られた積層板に
おいては、積層板に形成した銀回出したものである。
銀の移行現象の検討結果より、キシレン樹脂の添加量の
差異により銀移行防止の効果に変動があることがわかり
、検討結果より添加割合の適当範囲を見い出した。キシ
レン樹脂の添加割合が2〜15fflfit部の範囲で
あるならば、根回路間の銀の移行現象が著しく抑制され
、格段の性能向上が得られる。添加割合が2重量部未満
の水準であるとキシレン樹脂を添加した効果を大きく期
待できない。
又、添加割合が15重量部以上になると積層板の硬化度
に影響が出て(る。
〔発明の効果〕
上述のように本発明の積層板用樹脂組成物は従来のフェ
ノール樹脂ワニスにキシレン樹脂ヲ少量部添加すること
により、得られるフェノール樹脂積層板における高度の
銀移行防止に寄与するこ゛と・hl とは親和性もよいので、保存性、作業性も問題ない。
更にJIS規格による性能評価111!認で絶縁抵抗も
向上し吸水率も小さく曲げ強度も問題ない。
〔実  施  例〕
攪拌機、温度計、圧力計、及び還流器を備えたフラスコ
にフェノール100g、桐油500 g 、及び(パラ
弄昌ンスルフオン酸1gをとり攪拌、混合した0次にこ
の混合物を攪拌しながら100℃に加熱し1時間後にフ
ェノール桐油付加物を得た。これにトリエタノールアミ
ン1gを加えて撹拌、混合し中和した。後に含有率88
%のパラホルムアルデヒドを250g、ヘキサメチレン
テトラミン40gを夫々加えて攪拌混合しながら加熱し
90〜95℃で3時間反応させた。ついでこの混合物を
100〜150 mm11gの減圧下で加熱を続行しな
がら減圧脱水を実施し、反応生成物の温度が100℃に
達した時点で減圧加熱を終了し、直ちにトルエン500
g、メタノール500gを加え引続き室温迄冷却して樹
脂)分60%のフェノール樹脂ワニス(A)を得た。
−〔比 較 例−1〕 合成例で得られたフェノール樹脂ワニス100重量部(
固型分、以下同じ)に対しキシレン樹脂「ニカノール」
 (分子量的400)を1重量部添加用合しワニス(B
)を得た。
〔実 施 例−1〕 合成例で得られたフェノール樹脂ワニス100重量部に
対し前記キシレン樹脂を3重量部添加用合し、ワニス(
C)を得た。
〔実 施 例−2〕 合成例で得られたフェノール樹脂ワニス100重量部に
対し前記キシレン樹脂を7重量部添加混合し・ワニス(
D)を得た。
〔実 施 例−3〕 合成例で得られたフェノール樹脂ワニス100重量部に
対し前記キシレン樹脂を100重量部添加混し、ワニス
(E)を得た。
〔比 較 例−2〕 合成例で得られたフェノール樹脂ワニス100重(E)
、(F)の夫々のワニスと合成例で得られたワニス(A
)(従来例とする)を夫々0.2mm厚さの紙基材に含
浸乾燥し、種別毎に8枚ずつ積層し加圧加熱して積層板
A、B、C,D、E、Fを得た。
そして、この夫々の積層板に導電性塗料により第この銀
回路間隔は1.51である。
この試料を温度40℃、湿度95%の恒温恒湿槽に入れ
対向する電極間に50Vの直流電圧を印加し放置した。
そして放置後、定期的に銀回路間の表面絶縁抵抗を測定
し、銀回路間の外観状態をも観察した。その結果を表−
工に示す、又JIS規格による積層板の性能結果をも表
−1に併記した。
この結果からみて従来例のワニスAに対し実施例のワニ
スC,D、Eは電気性能、吸水性共に良い性能を示し、
特に銀移行性については従来例のワスB、Fと比較して
も実施例C,D、Eのワニスはすぐれた銀移行防止の効
果を示している。
【図面の簡単な説明】
第1図は銀移行性を測定するための銀回路を示す。 1.2・・・銀回路 特許出願人 住友ベークライト株式会社第1図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フェノール樹脂100重量部に対しキシレン樹脂
    を2〜15重量部添加することを特徴とする積層板用熱
    硬化性樹脂組成物。
  2. (2)フェノール樹脂100重量部に対するキシレン樹
    脂の添加量が3〜7重量部である特許請求の範囲第1項
    記載の組成物。
JP62283020A 1987-11-11 1987-11-11 積層板用熱硬化性樹脂組成物 Expired - Lifetime JPH0742397B2 (ja)

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US9714343B2 (en) 2012-09-28 2017-07-25 Kuraray Co., Ltd. Polyamide resin composition
CN103865037B (zh) * 2014-04-01 2016-08-17 山东圣泉新材料股份有限公司 一种酚醛胺固化剂及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62174252A (ja) * 1986-01-28 1987-07-31 Hitachi Chem Co Ltd フエノ−ル樹脂成形材料

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