JPH01144428A - 紙基材−フェノール樹脂積層板の製造法 - Google Patents

紙基材−フェノール樹脂積層板の製造法

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JPH01144428A
JPH01144428A JP30290287A JP30290287A JPH01144428A JP H01144428 A JPH01144428 A JP H01144428A JP 30290287 A JP30290287 A JP 30290287A JP 30290287 A JP30290287 A JP 30290287A JP H01144428 A JPH01144428 A JP H01144428A
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JP
Japan
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phenolic resin
resin
oil
paper
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP30290287A
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English (en)
Inventor
Masaru Ogata
緒方 優
Mitsutoshi Kamata
満利 鎌田
Yukihiro Yamashita
幸宏 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、打抜加工性(耐穴間クラック性)及び電気特
性の優れた紙基材−フェノール樹脂積層板の製造法に関
する。
従来の技術 最近、通信機及び電子機器に絶縁基板として使用される
積層板は、加工設備の自動化、省力化などの観点から比
較的低温での打板加工性が優れ、更に搭載する部品の小
型化、高密度化から電気特性の良好なものが要求されて
いる。
一般に、低温での打抜加工性を向上させる為には、油変
性フェノール樹脂で可撓化する手法がとられている。又
、電気特性を向上させるためには、水溶性フェノール樹
脂、メラミン樹脂などいわゆる水溶性樹脂で紙基材を処
理する方法がとられている。しかし、前記水溶性樹脂を
紙基材に含浸して得られるプリプレグを用いた積層板は
、電気特性は良好であるが打抜加工性(耐穴間クラック
性)が劣る。又、打抜加工性を改良するためには、植物
油で可撓化した油変性フェノール樹脂を基材に含浸乾燥
してこのプリプレグを積層成形するが、この積層板は油
変性フェノール樹脂の紙基材への含浸性が悪いため、電
気特性が著しく低下するという欠点がある。
又、あらかじめ水溶性樹脂で紙基材を処理し、更に、油
変性フェノール樹脂を含浸乾燥したプリプレグを積層成
形し、電気特性と打抜加工性を共に満足させる様な手法
がとられているが、打抜加工性の向上という点でまだ不
充分である。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、上記欠点を除去するもので、打抜加工性、電
気特性が共に良好な紙基材−フェノール樹脂積層板の製
造法を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するためになされたもので、
紙基材に下塗りとして水溶性樹脂を含浸乾燥した塗工紙
のよこ方向の引張り伸びが2.5%以上となるように調
整し、該塗工紙に、更に油変性フェノール樹脂を含浸乾
燥し、このプリプレグを積層成形する事を特徴とするも
のである。
作用 水溶性フェノール樹脂、メラミン樹脂を、下塗り乾燥し
た塗工紙のよこ方向の引張り伸びを調べてみると1.0
〜2.3%であった。この下塗りした塗工紙に、更に油
変性フェノール樹脂を含浸乾燥したプリプレグを用いて
成形した積層板の低温(40℃)での打抜穴間クラック
発生率は非常に高く85%であった。水溶性フェノール
樹脂、メラミン樹脂は、硬化後、硬くてもろい為、よこ
方向の引張り伸びが小さく打抜時の衝撃を吸収出来ず、
クラックが発生すると推察される。
そこで、本発明は、下塗り樹脂を含浸乾燥した塗工紙の
よこ方向の引張り伸びが2,5%以上になるように調整
し、更に油変性フェノール樹脂を含浸乾燥したプリプレ
グを用いた積層板は、下塗り塗工紙のよこ方向の引張り
伸びが大きいため、打抜時の衝撃を吸収し穴間クラック
の発生を防止する事により打抜加工性を向上できるとの
推測のもとになされたものである。
又、基材を下塗り処理する事により、電気特性の低下も
殆んど見られない。
実施例 本発明を実施するに当り、下塗り樹脂を含浸乾燥した塗
工紙のよこ方向の引張り伸びを大きくするためには、水
溶性フェノール樹脂に可撓性物質、例えば油変性フェノ
ール樹脂を配合したものが適当である。これを配合した
ものの、下塗り塗工紙の引張り伸びを調べてみると、2
.5%〜5%であった。この下塗りした塗工紙に更に油
変性フェノール樹脂を含浸乾燥したプリプレグを用いた
積層板の低温(40℃)での打抜穴間クラックの発生率
は40%以下と非常に少なくなる事が判明した。
使用基材としてはクラフト、リンター、クラフト−リン
ター混抄紙が適当である。この基材への含浸工程では、
樹脂として油変性フェノール樹脂及び水溶性フェノール
樹脂が必要である。
油変性フェノール樹脂は、クレゾール類と桐油を酸性触
媒下(パラトルエンスルホン酸)で反応させた後、フェ
ノールとホルムアルデヒドを加えアルカリ触媒下で反応
して得られるものである。
又、水溶性フェノール樹脂は、フェノール、クレゾール
、キシレノール、ノニルフェノールから選択された単独
又は2種類以上とホルムアルデヒドとをアルカリ触媒下
で反応して得られるものである。アルデヒド類としては
、37%ホルムアルデヒド水溶液、パラホルムアルデヒ
ドが用いられ、アルカリ触媒としては、アンモニア水、
トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリエタノール
アミン等が使用出来る。
本発明実施例を詳細に説明する。
[1) 下塗り樹脂及び上塗り樹脂の調整下記要領で、
A樹脂、B樹脂を作り、これを第1表の割合(重量部)
で配合して下塗り樹脂を混合調整し、又、別途B樹脂を
上塗り樹脂とした。第1表には、下塗り塗工紙のよこ方
向の引張り伸びも示した。
■A樹脂(水溶性フェノール樹脂)の製法フェノール5
48F、ノニルフェノール137ノ、86%パラホルム
アルデヒド508F、  トリメチルアミン722をコ
ンデンサー付フラスコに仕込み、撹拌しながら70℃〜
80℃で6時間反応した後、メタノールを加え冷却した
この樹脂の固形分は50重量%であった。
■B樹脂(油変性フェノール樹脂)の製法m、pクレゾ
ール366ワ、桐油450g、パラトルエンスルホン酸
0.47Fをフラスコに仕込み撹拌しながら80℃で約
1時間反応後、更にフェノール307F、86%パラホ
ルムアルデヒド279f、トリエチルアミン12.3F
を投入し、70〜80℃で5〜6時間反応後、メタノー
ルとトルエンを加え冷却した。
この樹脂の固形分は55%であった。
第  1  表 ll11=下塗り処理なし 康2:未処理基材のよこ方向の基材引張り伸びを示す。
[1)積層板の製造法 第1表記合の下塗り樹脂を10ミ、ルスのクラフト紙に
含浸乾燥し樹脂ff113〜17%の塗工紙を得(比較
例2は下塗りなし)だ。
この塗工紙に更にB樹脂を含浸乾燥せしめる事により樹
脂、flc50〜53%のプリプレグを得た。
このプリプレグの所定枚数と銅箔を同時積層し、160
℃100 Kq/cn4の熱圧力下で成形し、16置厚
の銅張積層板を得た。この銅張り積層板の特性試験結果
を第2表に示す。
第  2  表 ※ 打抜加工性及び打抜時の穴間クラック発生率はDI
N型で40℃打抜き時の評価 打抜加工性判定 ○:良、△:目白、×:層間剥離 絶縁抵抗はJIS−に−6911による。
発明の効果 上述したように9本発明によれば、第2表の結果で明ら
かな様に、水溶性樹脂を下塗り乾燥した塗工紙のよこ方
向の引張り伸びが2.5%以上としたものに更に難燃性
フェノール樹脂を含浸乾燥したプリプレグを積層成形し
たため、打抜穴間クラックの発生を減少出来、更には打
抜時の仕上りも向上する。又、下塗り処理する事により
上塗りの含浸もよくなり電気特性の低下もない積層板が
得られ1本発明による工業的価値は大きなものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、紙基材に下塗りとして水溶性樹脂を含浸乾燥した塗
    工紙のよこ方向の引張り伸びが2.5%以上となるよう
    に調整し、該塗工紙に、更に油変性フェノール樹脂を含
    浸乾燥し、このプリプレグを積層成形する事を特徴とす
    る紙基材−フェノール樹脂積層板の製造法。 2、下塗りとして用いる水溶性樹脂が油変性フェノール
    樹脂を配合したものである特許請求の範囲第1項記載の
    紙基材−フェノール樹脂積層板の製造法。
JP30290287A 1987-11-30 1987-11-30 紙基材−フェノール樹脂積層板の製造法 Pending JPH01144428A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912845A (ja) * 1982-07-14 1984-01-23 東芝ケミカル株式会社 銅張積層板の製造法
JPS5912844A (ja) * 1982-07-14 1984-01-23 東芝ケミカル株式会社 銅張積層板の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5912845A (ja) * 1982-07-14 1984-01-23 東芝ケミカル株式会社 銅張積層板の製造法
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