JP7638544B2 - ミシンの制御装置及び方法並びにミシン - Google Patents
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Description
本発明は、テープやコードなどの紐状素材を布地などの被縫製物に縫い付けることが可能なミシンに関し、特に、該ミシンの制御装置及び方法に関し、詳しくは、異なる縫い動作モードを組み合わせて実行することが可能なミシンにおいて、縫い動作モード切換え時の処理を迅速化するためにラピッド処理を行うことに関する。
従来、テープやコードなどの紐状素材を針元に供給して被縫製物(基布)に縫い付けることが可能な刺繍ミシン(本縫いハンドル刺繍機)が知られている。当該ミシンは、下端部に縫い針を備えて上下に駆動される針棒と、この針棒の上下駆動に対して所定のタイミングで上下動される布押え体(ニップル)と、針棒と同心上に組み付けられて軸心回りの回転が自由な回転体とを備えており、回転体に装着するアタッチメントを交換することで各種の素材や縫い付け手法に対応可能となっている。また、布押え体(ニップル)はモータによって上下動が制御され、被縫製物の厚みや紐状素材の種類等に応じてストローク量や下死点を変更できるようになっている。
一例として、特許文献1に記載のミシンは、テープやコードなどの紐状素材を千鳥振りさせながら供給して被縫製物に縫い付けることができる千鳥縫い用アタッチメント(ガイド部)が装着されている。縫い針の針元位置へ紐状素材を案内するガイドレバーを備えており、回転体に対してレバーピンによって揺動可能に取り付けられている。刺繍に際しては、所望の刺繍模様に応じた刺繍データに基づいて刺繍枠を移動させるとともに、被縫製物に対する縫い進み方向を算出して、前記レバーピンが縫い進み方向の前方に常時位置するように回転体を方向制御し、もって、刺繍模様に応じて紐状素材の方向を制御する。それと同時に、針棒とニップルの動作に同期して前記ガイドレバーをレバーピン回りに往復揺動させ、もって、紐状素材を千鳥振りする(縫い進み方向に対して左右に振る)。これによって、紐状素材が縫い針の針元に対して所定の縫いパターン(刺繍模様)に沿って千鳥振りさせながら供給され、一般に「千鳥縫い」といわれるジグザグ縫い目によって、被縫製物に縫い付けられる。
特許文献2に記載のミシンは、扁平・幅広なテープ(紐状素材)を縫い針の針元位置へと導くためのテープ縫い用ガイド部が取り付けられており、ボビンに巻装されたテープ(紐状素材)が、ガイド部を挿通して針元位置に供給され、一般に「テープ縫い」といわれる直線的縫い目によって、被縫製物に縫い付けられる。なお、1つのミシンに千鳥縫い用アタッチメント(ガイド部)とテープ縫い用ガイド部の両方を取り付けることも可能であり、その場合、千鳥縫いとテープ縫いを組み合わせた装飾柄を形成することが可能となる。
一般に、刺繍ミシンは、内部記憶装置に記憶された刺繍データに基づいて刺繍縫い動作を自動的に行い、かつ、該刺繍データに関連付けて記憶されたプログラムコントロールデータ(プロコンデータ)に基づいて該刺繍縫い動作における縫い方(縫い動作モード)を可変設定することができる(例えば、下記特許文献3)。刺繍データには、一ステッチごとの刺繍枠の移動量を示す枠移動データ(X、Yデータ)と縫い動作上の制御信号となる制御コードとが含まれる。制御コードには、色換えコード、ジャンプコード、糸切りコード、停止コード等、縫い動作に関連する種々の制御コードが含まれる。
プロコンデータは、複数ステッチからなる一連の縫い動作における縫い方(すなわち縫い動作モード)を設定・制御するデータである。縫い方(縫い動作モード)は、縫い手法、千鳥パターン、ニップルの高さ及び下死点(ニップルストローク)、主軸回転数等々のファクタによって設定・制御し得る。縫い手法のファクタとは、平縫い、テープ縫い、千鳥縫い、巻き縫い、ひだ縫い、フリル縫い等、具体的なステッチング手法を定めるファクタである。千鳥パターンのファクタとは、千鳥縫いをするときの、千鳥振りのパターンを定めるファクタ(例えば複数のパターンのいずれかを選択する)及び千鳥縫い時の振り幅を定めるファクタである。ニップルストロークのファクタとは、ニップル(布押え体)の上下動ストローク量を可変的に定めるファクタであり、「高さ」とはニップルストロークにおける上死点の高さ、「下死点」とは、ニップルストロークにおける下死点の高さである。
また、前記制御コードには、前記縫い方(すなわち縫い動作モード)を切り換えるタイミングを指示する所定の制御コード(ステップ切換コード若しくはモード切換制御コード)が含まれる。従来は、該所定の制御コード(ステップ切換コード若しくはモード切換制御コード)が与えられたタイミングでミシンの主軸回転を一旦停止し、次の縫い方(縫い動作モード)に適合するように、関連する機構(アタッチメント又はガイド部等)の移動制御や初期設定等を自動又は手動によって行うようになっている。例えば、紐状素材の縫い手法をテープ縫いから千鳥縫いに切り換える場合、あるいはその逆に切り換える場合、紐状素材を針元にガイドするためのアタッチメント(ガイド部)をそれぞれの縫い手法に合ったものに変更したり、紐状素材をガイド部にセットする等の段取り換えの必要があるので、主軸回転を一旦停止する必要がある。
本発明は、被縫製物に対する紐状素材の縫いを異なる縫い動作モードを混在させて行う場合において、縫い動作モードを切り換えるときの処理を迅速化することを可能にするミシンの制御装置及び方法を提供しようとするものであり、さらには、この制御装置を備えたミシンを提供しようとするものである。
本発明に係るミシンの制御装置は、予めプログラムされた縫いデータに基づいて被縫製物に対して紐状素材を縫い付けるように構成されたミシンに適用され、該ミシンの縫い動作を前記縫いデータに基づいて制御するように構成されており、特に、本発明に係るミシンの制御装置は、異なる縫い動作モードを混在させた前記縫いデータを提供する縫いデータ提供手段と、前記異なる縫い動作モードの境界において、該境界の前後の縫い動作モードの相違に応じて、前記ミシンの主軸を回転しつつ次の縫い動作モードに移行するための処理を行うか又は該主軸を一旦停止させてから次の縫い動作モードに移行するための処理を行うかを制御するラピッド処理手段を備えることを特徴とする。本発明は、上記制御装置を備えたミシンとしても把握し得る。
本発明によれば、縫い動作モードを切り換えるときに、必ず主軸を一旦停止させるのではなく、切り換え前後の縫い動作モードの相違に応じて、主軸を回転しつつ次の縫い動作モードに移行するよう制御することができる。したがって、切り換え前後の縫い動作モードの相違に応じて、主軸を回転させたまま次の縫い動作モードに移行するための処理(ラピッド処理)を行うことと主軸を一旦停止させてから次の縫い動作モードに移行するための処理(通常移行処理)を行うことを効率的に使い分けることが可能であり、全体として、縫い動作モードを切り換えるときの処理を迅速化することができる。
図1は、本発明に係る制御装置を適用したミシンの一実施例を1つのミシンヘッドHに関して示す正面図であり、図2は図1に示したミシンヘッドHを一部破断して示す側面図である。本発明に係るミシンにあっては、このようなミシンヘッドHを1つに限らず、複数設けてあってよい。ミシンヘッドHには、軸方向が上下方向(垂直方向)に延びるように配置された針棒2が設けられている。針棒2は、ミシン主軸1の回転によって上下方向に往復駆動されるようになっている。針棒2の下端部には縫い針3が装着されている。針棒2の外周には支持筒4が取り付けられている。この支持筒4は、ミシンヘッドHの下部に固定された固定スリーブ5の内周面で案内されて、針棒2に対する相対的な昇降動作及び針棒2の軸心回りの回転動作が可能になっている。また、支持筒4の上端部外周には係合リング6が固定されており、係合リング6にはモータ7の駆動によって上下動する駆動アーム8が係合している。
支持筒4の下端には布押え支持体9が固定されている。布押え支持体9はその下端部が二股に分岐した形状に形成されており、一方の脚部の外側面にはその長手方向が上下方向に延びるキー溝9aが形成されている。布押え支持体9の他方の脚部には布押え体(ニップル)10が固定してある。布押え体10には、図2に示すように、ボビン11から繰り出される紐状素材T1を縫い針3の針元へと導くガイド12が固定されている。固定スリーブ5の外周には回転筒13が取り付けられている。回転筒13は、針棒2と同心状に取り付けられており、針棒2の軸心回りの回転動作のみが可能になっている。回転筒13の上端部外周にはタイミングプーリ部14が形成されており、このタイミングプーリ部14と方向制御用モータ15の回転軸15aに固定された駆動プーリ16との間にタイミングベルト17が架けられている。これにより、方向制御用モータ15が駆動されて駆動プーリ16が回転すると、タイミングベルト17及びタイミングプーリ部14を介して回転筒13が回転するようになっている。一方、回転筒13の下端には布押え支持体9のキー溝9aに係合するキー部材18が固定されている。従って、布押え支持体9は支持筒4の上下動に伴って上下動するとともに、回転筒13の回転に伴って針棒2の軸心回りで回転するようになっている。紐状素材T1を収納した前記ボビン11と、該紐状素材T1を縫い針3の針元へと導くガイド12及びそれに関連する方向制御用モータ15、回転筒13等の組み合わせは、所謂「テープ縫い」のために紐状素材T1を縫い位置に案内するガイド部として機能する。
回転筒13の外周には連動部材19が上下動可能かつ回転可能に嵌合されている。すなわち、連動部材19は回転筒13から独立して上下動及び回転可能である。連動部材19には連結片20が固定されており、連結片20は回転筒13の外周に形成された係合溝13aに係合している。これにより、連動部材19は回転筒13の回転に伴って回転筒13と一体に回転するようになっている。また、回転筒13にはブラケット21を介してガイドレバー22が取り付けられている。ガイドレバー22は、ブラケット21の外側面に取り付けたレバーピン23を支点として、回転筒13に対して針棒2の軸方向の左右に揺動自在に取り付けられている。このガイドレバー22は、レバーピン23の位置から側方に延びる一方の腕部22aと下方に延びる腕部22bとを備えている。腕部22bの下端には連結部材24を介してガイド部材25が連結されている。そして、ガイド部材25の下端には、もう1つの紐状素材T2を縫い針3の針元へ供給するためのガイド筒26が取り付けられている。側方に延びる腕部22aの先端にはコロ27が取り付けられており、コロ27は連結片20の連係溝20aに係合してある。図2に示すように、回転筒13の外周にはボビンブラケット28が固定されており、ボビンブラケット28には紐状素材T2を巻回したもう1つのボビン29が回転自在に支持されている。なお、便宜上、図1においては、ボビン11及び29の図示は省略してある。
針棒2に隣接する位置には、図1に示すように、その軸方向が上下方向に延びるように配置されたガイド軸30が配置されている。ガイド軸30には、昇降部材31が取り付けられている。昇降部材31は、図示しない駆動伝達機構を介して千鳥振りモータ32の回転による駆動力が伝達されることで、ガイド軸30に案内されながらその軸方向に沿って上下動するようになっている。昇降部材31には針棒2に向かって略水平に突出するフォーク部31aが形成されており、このフォーク部31aが連動部材19の外周に形成された溝部19aに係合している。したがって、昇降部材31の上下動によって連動部材19及び連結片20が上下動すると、連結片20の上下動が連係溝20a及びコロ27を介してガイドレバー22の揺動に変換される。こうして、ガイドレバー22の下端部に固定されたガイド筒26が千鳥振りモータ32からガイド部材25にいたる揺動機構の働きにより、レバーピン23(揺動軸)を支点として縫い進み方向に対して左右に往復揺動する(つまり、千鳥振りされる)ようになっている。紐状素材T2を収納した前記ボビン29と、該紐状素材T2を縫い針3の針元へと導くガイド部材25及びガイド筒26、並びにそれに関連する方向制御用モータ15、回転筒13等の組み合わせは、所謂「千鳥縫い」のために紐状素材T2を縫い位置(針元)に案内するガイド部として機能する。また、それに関連する千鳥振りモータ32及びガイドレバー22等の組み合わせは、該ガイド部(ガイド部材25及びガイド筒26等)によって案内される紐状素材T2を左右に千鳥振りするための千鳥振り機構として機能する。
以上のように、図示の実施例においては、異なる2つのタイプのガイド部(「テープ縫い」用のガイド部と「千鳥縫い」用のガイド部)が併設されている。しかし、これに限らず、どちらか一方のタイプのガイド部だけが設けられていてもよいし、あるいはその他適宜のタイプのガイド部が設けられていてもよい。なお、これらの異なるタイプのガイド部が同時動作することはなく、どちらか一方が選択的に動作する。たとえば、図2に示す状態では、紐状素材T2が縫い針3の針元にガイドされる状態を例示しており、紐状素材T1は縫い針3の針元に至ることなく、その手前でカットされた状態となっている。なお、例えば前記特許文献1においても示されているように、「千鳥縫い」用のガイド部材25は、紐状素材T2の縫いを行わないときは、所定の退避位置へと移動される。そして、紐状素材T2の縫いを開始するときは、退避位置に置かれたガイド部材25が稼働位置へと移動される。このようなガイド部材25の退避位置及び稼働位置間の移動は、前記特許文献1において示されているように手動操作で行われるようにしてよいが、必要に応じて自動切換操作可能なように構成してもよい。
釜土台(不図示)において、その上面には針板40が配置され、該針板40の下側には下糸釜(不図示)が設けられている。知られているように、刺繍ミシンにおいては、被縫製物(基布)Wを保持した刺繍枠(不図示)が任意の縫い模様に応じて縫い動作に同期して二次元的に駆動され、これにより、ミシンヘッドHに対して相対的に被縫製物(基布)Wが移動する。この縫い模様に沿って紐状素材T1又はT2を被縫製物(基布)Wに縫い付けるために、縫い進行方向に応じてモータ15が駆動制御され、該モータ15の駆動に応じて回転筒13が回転し、ガイド部12の先端又はガイド部材25(ガイド筒26)の先端が常に針棒2を指向するように、ガイド部12又はガイド部材25が針棒2の回りで回転制御される。
主軸1を回転させたまま針棒2の往復動を一時停止する針棒ジャンプ機能は公知であり、本実施例に係るミシンヘッドHにおいても、この針棒ジャンプ機能を実行するための針棒ジャンプ機構が設けられている。図1に示されるように、針棒抱き41が針棒2に連結しており、主軸1の回転運動が図示しない運動伝達機構を介して針棒抱き41の上下運動として伝達され、これにより、針棒2が主軸1の回転に同期して上下に往復動する。針棒ジャンプ機構は、針棒ジャンプモータ(不図示)を含み、通常は該針棒ジャンプモータが非動作状態であり、上記運動伝達機構と針棒抱き41が係合していて、主軸1の回転運動が該運動伝達機構を介して針棒抱き41に上下運動として伝達される。該針棒ジャンプモータが動作状態となると、上記運動伝達機構と針棒抱き41の係合が解除され、主軸1は回転するが、針棒抱き41が所定位置に留まるように構成されており、これにより針棒2の往復動が一時停止され、針棒ジャンプ状態となる。
紐状素材T1,T2の材質及び形状等は当該ミシンを使用して仕上げようとする縫製製品の目的に応じて適宜に決定される。たとえば、装飾用の紐状素材を被縫製物に縫い付ける場合は、その装飾目的に合った色及びサイズ及び外形(フラット又は丸みのある外形)からなるテープ又は紐あるいはコードが紐状素材として用いられ得る。あるいは、繊維強化複合材料によるプリフォーム成形のための強化繊維となるトウ(長繊維束)を被縫製物に縫い付ける場合は、強化繊維となるトウが紐状素材として用いられ得る。
図3は、本実施例に係るミシンにおいて適用される電子的な制御装置100の概略構成を示すブロック図である。制御装置100は、ミシンの各種処理及び駆動の制御を行うCPU(中央処理ユニット)101と、CPU101の作業エリアであるRAM(ランダムアクセスメモリ)102と、予めプログラムされた1乃至複数柄の刺繍データ(縫いデータ)及びそれに関連するプログラムコントロールデータ(プロコンデータ)並びに各種の処理プログラムを不揮発的に記憶した記憶装置(ROM=読出し専用メモリ及び/又はフラッシュメモリ、ハードディスク等のような読み書き可能なメモリ)103とを備えている。更に、制御装置100は、ミシン主軸1を回転させる主軸モータ用のドライバ104、前記刺繍枠をX方向、Y方向へそれぞれ移動させるためのX軸モータ及びY軸モータ用の各ドライバ105、106、前記針棒ジャンプモータ用のドライバ107を具備しており、各ドライバには対応する前記各モータが接続される。また、制御装置100はユーザ入出力インターフェースとして操作パネル108を具備している。例えば、操作パネル108は、画像表示とユーザ入力操作受け付けを兼ねたタッチパネルで構成されており、各種の設定・制御用画面が該タッチパネルに表示される。ユーザは、該タッチパネルの画面に表示された操作画像等をタッチ操作等することにより各種の操作・設定を行うことができる。
記憶装置103に記憶される刺繍データ(縫いデータ)には、ステッチごとの刺繍枠の移動量を示す枠移動データ(X、Yデータ)と縫い動作上の制御信号となる制御コードとが含まれる。制御コードには、色換えコード(ステップ切換コード)、ジャンプコード、糸切りコード、停止コード等、縫い動作に関連する種々の制御コードが含まれる。色換えコードは、本来、糸色変えを指示するコードであるが、本実施例においては、縫い方のステップを切り換えることを指示するステップ切換コードとしても兼用している。複数ステッチからなる一連の縫い動作における縫い方(すなわち縫い動作モード)を切り換える箇所、すなわち異なる縫い動作モードの境界において、このステップ切換コード(色換えコード)が刺繍データ(縫いデータ)中に挿入されている。この「ステップ切換コード」は、縫い動作モードを切り換えることを指示する制御コードあるから、換言すれば「モード切換制御コード」ということができる。1つ刺繍柄の刺繍データ(縫いデータ)が複数の異なる縫い動作モードを混在させている場合、該異なる縫い動作モードの境界において、該ステップ切換コード(つまりモード切換制御コード)が刺繍データ(縫いデータ)中に挿入される。この実施例において、記憶装置103は、異なる縫い動作モードを混在させた刺繍データ(縫いデータ)を提供する縫いデータ提供手段として機能する。
プロコンデータは、上記ステップ切換コードで区切られた縫い区間毎(すなわち上記各ステップ)の縫い方(縫い動作モード)を設定・制御するデータである。縫い方(縫い動作モード)は、縫い手法、千鳥パターン、ニップルの高さ及び下死点(ニップルストローク)、主軸回転数等、種々のファクタによって設定・制御し得る。縫い手法のファクタとは、平縫い、テープ縫い、千鳥縫い、巻き縫い、ひだ縫い、フリル縫い等、具体的なステッチング手法を定めるファクタである。千鳥パターンのファクタとは、千鳥縫いをするときの、千鳥振りのパターンを定めるファクタ(例えば複数のパターンのいずれかを選択する)及び千鳥縫い時の振り幅を定めるファクタである。ニップルストロークのファクタとは、ニップル(布押え体)の上下動ストローク量を可変的に定めるファクタであり、「高さ」とはニップルストロークにおける上死点の高さ、「下死点」とは、ニップルストロークにおける下死点の高さである。主軸回転数のファクタとは、主軸の回転数を可変的に定めるファクタである。プロコンデータは、各刺繍柄に対応する刺繍データ(縫いデータ)に関連付けられて記憶装置103に予め記憶されていてもよい。あるいは、操作パネル108等を使用して、所望の刺繍柄の刺繍データ(縫いデータ)に対応付けてユーザが所望のプロコンデータを設定し、これを記憶装置103(あるいはRAM102)に保存するようにしてもよい。
制御装置100は、従来知られているように、記憶装置103内に記憶された処理プログラムをCPU101に実行させることにより、記憶装置103内に記憶されたユーザ所望の刺繍柄を実現するための刺繍データ(縫いデータ)及びそれに関連するプロコンデータに基づいて縫い動作を制御する。本実施例において特筆すべきことは、制御装置100によって実行される処理プログラム内には、ラピッド処理手段としての機能を実行するためのプログラムモジュールが含まれていることである。ラピッド処理とは、プロコンデータにおけるステップ間(異なる縫い動作モードの境界)に、該境界の前後の縫い動作モードの相違に応じて、主軸を回転しつつ次の縫い動作モードに移行するか又は主軸を一旦停止させてから次の縫い動作モードに移行するかを設定し、その設定に応じて縫いを制御することで、刺繍データのステップ切替えコードによってステップ間で主軸が停止してしまうことを防止し、生産の効率化を図ることができるようにした機能である。このようなラピッド処理を実現するために、ラピッド処理手段は、前記異なる縫い動作モードの境界において、該境界の前後の縫い動作モードの相違に応じて、主軸を回転しつつ次の縫い動作モードに移行するための処理(ラピッド処理)を行うか又は主軸を一旦停止させてから次の縫い動作モードに移行するための処理(通常移行処理)を行うかを制御するように構成されている。主軸を一旦停止させることなく、主軸を回転しつつ次の縫い動作モードに移行するための処理(ラピッド処理)を行うようにした場合、処理スピードを相対的に速めることができるので、全体として縫い動作の迅速化を実現することができる。
図4は、CPU101によって実行される処理プログラムの一例を示すフローチャートである。まず、これから刺繍縫いを行おうとする所望の刺繍柄をユーザに選択させ、選択された刺繍柄に対応する刺繍データ(縫いデータ)を記憶装置103から読み出してRAM102のワーキングエリアに読み込む(ブロックB1)。次に、該刺繍データ(縫いデータ)に関連するプロコンデータを設定してRAM102のワーキングエリアに読み込む(ブロックB2)。プロコンデータの設定は、前述のように、操作パネル108等を使用してユーザによる手動操作によって行うようにしてもよいし、あるいは、該刺繍データ(縫いデータ)に対応づけて予め設定されて記憶装置103内に記憶されているプロコンデータを読み出すようにしてもよい。
参考として、プロコンデータの設定内容の一例を図5に示す。ここでは、1つの(一連の)刺繍柄に対応する刺繍データ(縫いデータ)が5ステップの異なる縫い動作モードからなる例を示している。各ステップの縫い動作モードを規定するファクタの種類として、「縫い手法」、「ニップル高さ」、「ニップル下死点」、「ラピッド処理」があることが例示されており、各ステップに対応する行には各ファクタ種類の具体的内容が例示されている。「縫い手法」の欄の符号「N」は「平縫い」、「Z1」は「千鳥縫いのパターン1」、「Z4」は「千鳥縫いのパターン4」、「T」は「テープ縫い」、を意味する。「ニップル高さ」の欄の数値は、ニップルストロークにおける上死点の高さを示す。「ニップル下死点」の欄の数値は、ニップルストロークにおける下死点の高さを示す。「ラピッド処理」の欄は、当該ステップ(前ステップ)とその次のステップ(後ステップ)との境界においてラピッド処理を行うことを指示する情報Rの有無を示している。該情報Rが設定されたステップでは、当該ステップ(前ステップ)とその次のステップ(後ステップ)との境界においてラピッド処理を行う。「-」は、該情報Rが設定されていないこと、すなわち当該ステップ(前ステップ)とその次のステップ(後ステップ)との境界においてラピッド処理を行わないこと、を示す。「ラピッド処理」とは前記ラピッド処理手段によって制御される処理であり、ラピッド処理を行うとは、主軸を回転しつつ次の縫い動作モードに移行するための必要な処理を行うことに該当し、ラピッド処理を行わないとは、主軸を一旦停止させてから次の縫い動作モードに移行するための必要な処理を行うこと及び/又は人手による作業(段取り替え作業)を行うことに該当する。
前記ステップの境界(つまり、異なる縫い動作モードの境界)においてラピッド処理を行うことが可能か否かは、前後のステップにおける縫い動作モード(特に「縫い手法」)の相違に応じて決定し得る。図6は、前後のステップにおける縫い動作モード(特に「縫い手法」)の相違に応じたラピッド処理の可否の決定例を示す一覧表である。図6において、たて欄は前ステップにおける「縫い手法」の種類を示し、横列は後ステップにおける「縫い手法」の種類を示す。「縫い手法」の種類を示す符号「N」、「T」、「Z1」、「Z4」は前述の通りであり、「Z2」は「千鳥縫いのパターン2」、「Z3」は「千鳥縫いのパターン3」、「Z5」は「千鳥縫いのパターン5」、「Z6」は「千鳥縫いのパターン6」、「C」は「巻き縫い」、「H」は「ひだ縫い」、「F」は「フリル縫い」、を意味する。たて欄に示された各種類と横列に示された各種類との交点に記された○及びXはラピッド処理の可否を示す記号であり、○記号はラピッド処理可能であることを示し、X記号はラピッド処理不可であることを示す。
概して、特殊な縫い手法を行うために必要なアタッチメント(テープ縫い用のガイド部あるいは千鳥縫い用のガイド部等)を交換したり該アタッチメントの配置を変更したりする必要がない場合はラピッド処理が可能であり、アタッチメントを交換したりその配置を変更したりする必要がある場合はラピッド処理は不可である。本実施例において、アタッチメントの配置を変更したりする必要がある場合とは、例えば、千鳥縫い用のアタッチメント(ガイド部)を使用/不使用に切り換える必要がある場合である。前述のように、千鳥縫い用のアタッチメント(ガイド部)を使用/不使用に切り換えるには、ガイド部材25の配置を稼働位置又は退避位置へと移動させる必要がある。
なお、平縫いNとは、紐状素材T2を縫い付けない通常の刺繍縫いを指す。平縫いにおいては、通常、ガイド部材25の配置を稼働位置から退避位置へと移動させるが、縫い方向によってはガイド部材25を稼働位置のまま縫いを施すことも可能である。例えば、平縫いにおける縫い方向がガイド部材25を跨がない方向であれば、ガイド部材25を稼動位置のままにした状態で平縫い刺繍が可能である。そのような場合、ラピッド処理が適用可能である。そして、ガイド部材25を稼動位置のままにした状態で平縫い刺繍を行った後に千鳥縫いに戻る場合も、ラピッド処理が適用可能である。したがって、平縫いNから千鳥縫いのいずれかのパターンZ1~Z6に切り換わる場合、あるいはその逆の場合、ラピッド処理が可能である。また、千鳥縫いのいずれかのパターンZ1~Z6から千鳥縫いの別のパターンZ1~Z6に切り換わる場合も、ラピッド処理が可能である。
しかし、テープ縫いTから千鳥縫いのいずれかのパターンZ1~Z6に切り換わる場合、あるいは千鳥縫いのいずれかのパターンZ1~Z6からテープ縫いTに切り換わるような場合は、縫いに使用するアタッチメントを交換する若しくは段取り替え作業を行う必要があるので、ラピッド処理は不可であり、主軸を一旦停止し、アタッチメント交換若しくは段取り替え作業を行えるようにする。例えば、図示例のようにテープ縫い用のガイド部と千鳥縫い用のガイド部が併設されている場合、千鳥縫いのいずれかのパターンZ1~Z6からテープ縫いTに切り換わるとき、ガイド部材25を退避位置に移動させることで千鳥縫い用のアタッチメント(ガイド部)を不使用状態とし、テープ縫い用のガイド部12にある紐状素材T1の先端を引き出して針落ち位置に位置させる、といったような段取り替えの作業を行う必要がある。よって、そのような場合は、ラピッド処理は不可である。また、図示例のような2種のガイド部を併設したミシンに限らず、アタッチメント交換によってテープ縫い用のガイド部と千鳥縫い用のガイド部の切換えを行うタイプのミシンにおいても、テープ縫いと千鳥縫いの切換えを行うとき、ラピッド処理は不可である。
図5に戻ると、ステップ1から2への切り換わり(境界)においては、縫い手法が平縫いNから千鳥縫いパターンZ1に移行するので、ラピッド処理を設定することが可能であり、よって、ラピッド処理を行うことを指示する情報Rが設定されている。また、ステップ2から3への切り換わり(境界)においても、縫い手法が千鳥縫いパターンZ1から千鳥縫いパターンZ4に移行するので、ラピッド処理を設定することが可能であり、よって、ラピッド処理を行うことを指示する情報Rが設定されている。しかし、ステップ3から4への切り換わり(境界)においては、同じ千鳥縫いパターンZ4に移行する(つまり千鳥縫いパターンZ4は変わらない)にもかかわらず、ラピッド処理を行うことを指示する情報Rは設定されておらず、ラピッド処理を行わないものとしている。これは、ユーザがそのように希望してラピッド処理を行わないという設定をした例を示している。すなわち、ステップ3から4への切り換わり時において、主軸を停止し、何らかの切り換え作業を行うことを意図しているような場合に、このような設定が可能である。つまり、図6の表によれば理論的にラピッド処理が可能であっても、ユーザ個別の事情により、ラピッド処理を行わないようにプロコンデータを設定することが可能である。ステップ4から5への切り換わり(境界)においては、縫い手法が千鳥縫いパターンZ4からテープ縫いTに移行するので、図6に示したようにラピッド処理は不可であり、ラピッド処理を行うことを指示する情報Rは設定されていない。
なお、図4のブロックB2の処理において、ユーザが操作パネル108等を操作してプロコンデータを設定するとき、図6に示すようなラピッド処理の可否の決定例を示す一覧表をユーザが目視で参照しつつ、ラピッド処理を行うことを指示する情報Rを適切に設定できるようにしてもよい。また、図6に示すようなラピッド処理の可否の決定例を示す一覧表を電子データ化してメモリ(記憶装置103等)内に記憶しておき、図4のブロックB2の処理において、ユーザが操作パネル108等を操作してプロコンデータを設定するときに、この電子データ(テーブル)を自動的に参照するようにしてもよい。例えば、図4のブロックB2の処理において、ユーザが操作パネル108等を操作してプロコンデータを設定するとき、理論的にラピッド処理が不可である箇所(図6でX記号が記された境界)にラピッド処理を行うことを指示する情報Rを設定する操作がなされたとき、該テーブルを参照してそのような設定が無効であると判定し、該ラピッド処理を行うことを指示する情報Rが設定(記憶)されないように構成するとよい。したがって、図5の例において、ステップ4から5への切り換わり(境界)において仮にユーザがラピッド処理を行うよう設定操作を行ったとしても、ラピッド処理を行うことを指示する情報Rは設定(記憶)されない。
図4の説明をさらに続ける。ブロックB3では、縫い動作モードのステップ番号nを初期値1にセットする。次に、最初のステップ1(つまりn=1)に関するプロコンデータをRAM102のワーキングエリアから読み出して、ミシンの縫い動作モードを該プロコンデータに応じた状態に設定する(ブロックB4)。たとえば、図5の例の場合、ステップ1のとき、「縫い手法」は平縫い(N)に設定され、「ニップル高さ」は数値「6」に設定され、「ニップル下死点」は数値「0.5」に設定され、次ステップへの切り換わり時に「ラピッド処理」を行うことを指示する情報Rが設定される。なお、ブロックB1からB4までの間の適当なタイミングで(たとえばブロックB4の後に)、ユーザ操作によって主軸1の回転開始スイッチをONし、縫い動作を開始させるようにしてよい。
次に、ステップn(最初はn=1)に関する刺繍データ(縫いデータ)をRAM102のワーキングエリアから1ステッチ毎に順次読み出し、主軸1の回転に同期して、刺繍枠をXY駆動しかつ針棒2を上下動させて縫い動作を行う(ブロックB5)。なお、図5の例では、このステップ1では、「縫い手法」は平縫い(N)であるから、千鳥振りモータ32は駆動されず、通常の刺繍縫いが施される。
ステップn(最初はn=1)の縫い動作中に、CPU101は当該ステップnの制御コード中の前記ステップ切換コード(色換えコード)を先読みし、ステップ切換タイミング(すなわち当該ステップnの終わり)が所定ステッチ後に到来するかどうかをチェックする(ブロックB6)。ステップ切換タイミング(すなわち当該ステップnの終わり)がまだ到来しない場合(ブロックB6のNO)は、ブロックB5に戻って、当該ステップnの縫い動作を継続する。ステップ切換タイミング(すなわち当該ステップnの終わり)が所定ステッチ後に到来すると判定したら(ブロックB6のYES)、前記プロコンデータにおいて前記ラピッド処理を行うことを指示する情報Rが設定されているかどうかをチェックする(ブロックB7)。
ラピッド処理を行うことを指示する情報Rが設定されていない場合、ブロックB7ではNOと判定し、主軸1を一旦停止して次ステップのための準備をするための処理(ブロックB8)を行うよう処理フローが分岐する。具体的には、ブロックB8では、前記ステップ切換コード(色換えコード)の実際のタイミングが到来するまで前記所定ステッチ数分の残りの縫い動作を実行し、前記ステップ切換コード(色換えコード)の実際のタイミングが到来したとき(つまり当該ステップnの縫い動作が終了したとき)主軸1の回転を一旦停止し、それから、次ステップ(n+1)のための準備をする。ここで行う次ステップ(n+1)のための準備には、次ステップ(n+1)に関するプロコンデータをRAM102のワーキングエリアから読み出して、ミシンの縫い動作モードを該プロコンデータに応じた状態に設定すること(前記ブロックB4と同様な処理)が含まれ、さらに、次ステップ(n+1)のために設定されている縫い手法を行うために必要なアタッチメント(テープ縫い用のガイド部あるいは千鳥縫い用のガイド部等)を交換したり該アタッチメントを含むいずれかのミシンコンポーネントの配置を変更したりすること(いずれかのミシンコンポーネントを待機位置に戻したり稼働位置に設定したりすること)を自動的に及び/又は人手によって行うことが含まれる。
ラピッド処理を行うことを指示する情報Rが設定されている場合、ブロックB7ではYESと判定し、前記ラピッド処理のための処理(ブロックB9、B10、B11)へ移行するよう処理フローが分岐する。この実施例において実行可能なラピッド処理には2つのバリエーション(その1つは次ステップ(n+1)のために何らかのミシンコンポーネントの交換又は配置変更を行う必要があるケース、もう1つはその必要がないケース)があり、ブロックB9ではどちらのバリエーションでラピッド処理を行うかを判定する。なお、プロコンデータに含まれる前記情報R内にどちらのバリエーションでラピッド処理を行うべきかを指示するデータを含み、ブロックB9では、このデータに基づき、どちらのバリエーションでラピッド処理を行うかを判定するようにしてよい。あるいは、ブロックB9において、現ステップ(先行ステップ)と次ステップ(後続ステップ)のプロコンデータを比較し、両者の関係に基づきどちらのバリエーションでラピッド処理を行うべきかを判定するようにしてもよい。
ミシンコンポーネントの交換又は配置変更を行う必要がない場合(ブロックB9のNO)、主軸1を回転したまま次ステップのための準備をするための処理(ブロックB10)を行うよう処理フローが分岐する。具体的には、ブロックB10では、前記ステップ切換コード(色換えコード)の実際のタイミングが到来するまで前記所定ステッチ数分の残りの縫い動作を実行し、前記ステップ切換コード(色換えコード)の実際のタイミングが到来したとき(つまり当該ステップnの縫い動作が終了したとき)、主軸1の回転を継続したまま、次ステップ(n+1)のための準備をする。ここで行う次ステップ(n+1)のための準備には、次ステップ(n+1)に関するプロコンデータをRAM102のワーキングエリアから読み出して、ミシンの縫い動作モードを該プロコンデータに応じた状態に設定すること(前記ブロックB4と同様な処理)が含まれる。
ミシンコンポーネントの交換又は配置変更を行う必要がない場合とは、例えば、前後のステップの縫い方(縫い動作モード)の違いが、縫い手法は変化することなく、布押え体(ニップル)10のストロークの高さ及び/又は下死点が異なる、というようなケースである。図7は、そのようなケースにおけるステップの切り換わり前後における主軸1の回転状態等の一例を示す。図7において、横軸は時間経過を示し、たて軸は「主軸」、「ニップルストローク」、「制御コード」という3種の制御要素の状態を示す。「主軸」の欄では主軸1の回転状態を波形で示している。「ニップルストローク」の欄では布押え体(ニップル)10のストロークの動きを波形で示している。図7の例では、先行するステップにおけるニップル高さが8mm、下死点が1mm、先行するステップにおけるニップル高さが4mm、下死点が2mmの例を示している。「制御コード」の欄における符号Cは、ステップ切換コード(色換えコード)が実際に到来するタイミングを示す。図から明らかなように、図7の例では、ステップの切り換わり時において主軸1の回転が維持される。
別の例として、ミシンコンポーネントの交換又は配置変更を行う必要がない場合とは、例えば、ガイド部材25が稼働位置に配置されている状態で、紐状素材の縫い手法が平縫いから千鳥縫いに切り替わる、というようなケースがある。図8は、そのようなケースにおけるステップの切り換わり前後における主軸1の回転状態等の一例を示す。図8において、横軸は時間経過を示し、たて軸は「主軸」、「千鳥振り」、「制御コード」という3種の制御要素の状態を示す。「千鳥振り」の欄では、前記千鳥振り機構による千鳥振り動作の状態を示している。すなわち、図8の例では、先行するステップにおいて千鳥振りは行われず、ステップ切換コード(色換えコード)が実際に到来するタイミングCの次の縫いタイミングから千鳥振り動作が開始する。図8の例でも、ステップの切り換わり時において主軸1の回転が維持される。
図4に戻り、ミシンコンポーネントの交換又は配置変更を行う必要がある場合は、ブロックB9のYESからブロックB11に分岐する。ブロックB11では、主軸1を回転したまま、針棒ジャンプを行う及び/又は主軸1の回転数減速制御を行い、かつ、次ステップのための準備をするための処理を行う。具体的には、前記ステップ切換コード(色換えコード)の実際のタイミングが到来するまで前記所定ステッチ数分の残りの縫い動作を実行し、前記ステップ切換コード(色換えコード)の実際のタイミングが到来したとき(つまり当該ステップnの縫い動作が終了したとき)、主軸1の回転を継続したまま、針棒ジャンプ及び/又は主軸回転数減速制御等を含む次ステップ(n+1)のための準備処理を行う。ここで行う次ステップ(n+1)のための準備処理には、(1)針棒ジャンプを行う、又は(2)主軸1の回転数減速制御を行う、又は(3)針棒ジャンプを行い且つ主軸1の回転数減速制御を行う、のいずれかを次ステップ(n+1)の縫い動作モードに応じて行うこと、及び、その間に、ミシンコンポーネントの交換又は配置変更を自動的に及び/又は手動操作によって行うこと、及び、次ステップ(n+1)に関するプロコンデータをRAM102のワーキングエリアから読み出して、ミシンの縫い動作モードを該プロコンデータに応じた状態に設定すること(前記ブロックB4と同様な処理)が含まれる。
ミシンコンポーネントの交換又は配置変更を行う必要がある場合とは、例えば、前後のステップで紐状素材の縫い手法は変わらないが、紐状素材ボビン11、29の向き(回転体13の角度)が前後のステップにおいて90度変化する、というようなケースである。そのようなケースでは、主軸1の通常回転数(例えば1000rpm)では、1針動作時間内にボビン11、29を90度回転させることができないので、1針動作時間内にボビン11、29を90度回転させることができるような回転数まで主軸1の回転を自動的に減速する。すなわち、ステップ切換コード(色換えコード)の実際のタイミングCよりも前記所定ステッチ数だけ先行するタイミングから主軸1の減速制御を開始し、ステップ切換コード(色換えコード)の実際のタイミングCにおいて必要な減速を達成し、該タイミングCにおける1針動作時間内にボビン11、29を90度回転させる。ステップ切換コード(色換えコード)が実際に到来するタイミングCの次の縫いタイミングから次ステップ(n+1)の縫い動作が開始するが、その際、初めの適宜ステッチ数分の時間をかけて主軸1の回転を加速し、通常回転数(例えば1000rpm)に達したら、以後は定速回転を行う、というような回転数制御を自動的に行う。
別の例として、ミシンコンポーネントの交換又は配置変更を行う必要がある場合とは、例えば、前後のステップの縫い手法は同じ千鳥縫いであるが、前後のステップにおける千鳥振りのストローク位相が合わない、というようなケースである。千鳥振りのストローク開始位相には、右振り開始と左振り開始がある。右振り開始は左側から右側に振れ、そして左側に戻り、以後、これを繰り返す。左振り開始は右側から左側に振れ、そして右側に戻り、以後、これを繰り返す。先行するステップにおける千鳥振りのストローク位相と後続するステップにおける千鳥振りのストローク開始位相が合っていない場合があり、そのような場合では、ステップの切り換わり時に、主軸1を回転させたまま針棒ジャンプを行い、ジャンプしている間にガイドレバー22を空振りさせることにより、設定された右振り開始又は左振り開始で次ステップ(n+1)の縫い動作が開始するように制御する。図9は、そのようなケースにおけるステップの切り換わり前後における主軸1の回転状態等の一例を示す。図9において、横軸は時間経過を示し、たて軸は「主軸」、「千鳥振り」、「制御コード」という3種の制御要素の状態を示す。「千鳥振り」の欄では、前記千鳥振り機構による千鳥振り動作の状態を示している。図9の例では、先行するステップにおいて振り幅16mmで千鳥振りが行われており、先行するステップの最後の縫いタイミングCでステップ切換コード(色換えコード)が実際に到来し、そのとき先行するステップにおける千鳥振りのストローク位相は右振りで終わる。これに対して、後続するステップ(n+1)のストローク開始位相は右振り開始に設定されているので、先行するステップの右振りで終わるストローク位相と合わない。そこで、主軸1の回転を維持したまま、ステップ切換コード(色換えコード)が実際に到来するタイミングCの次のタイミングで針棒ジャンプを行うことにより、縫い動作は行わずに、ガイドレバー22を左振りして空振りさせる。これにより、その次のタイミングではガイドレバー22が右振りされるので、後続するステップ(n+1)の縫い動作を、設定通りの右振りから開始させることができる。
さらに別の例として、ミシンコンポーネントの交換又は配置変更を行う必要がある場合とは、例えば、前後のステップの縫い方(縫い動作モード)の違いが、縫い手法は変化することなく、布押え体(ニップル)10のストロークの高さ又は下死点が極端に大きく異なる、というようなケースである。そのようなケースでは、主軸1の回転を維持したまま、ステップ切換コード(色換えコード)が実際に到来するタイミングCの次のタイミングで針棒ジャンプを行うことにより、縫い動作は行わずに、布押え体(ニップル)10の高さ位置を次ステップ(n+1)のために設定されているストローク高さ又はストローク下死点に調整する等の制御を行う。
図4に戻り、ブロックB12では、ステップの次数nを1増加する。次のブロックB13では、現在縫いを行っている刺繍柄についての全てのステップの縫い動作を終了したかをチェックする。まだ終了していなければ処理フローは前記ブロックB5に戻り、前述と同様の要領で、当該ステップnについての縫い動作を行う。
図5の例においてステップ1から2に切り換わるときの、図4の処理フローについて説明する。ステップ1についての縫い動作を行っているときに、ステップ切換タイミング(すなわち当該ステップ1の終わり)が所定ステッチ後に到来すると判定したら、ブロックB6のYESからブロックB7に分岐する。図5の例においては、ステップ1から2に切り換わるときにラピッド処理を行うことを指示する情報Rが設定されているので、ブロックB7のYESからブロックB9に分岐する。図5の例においては、ステップ1から2への移行においては、縫い手法が平縫いNから千鳥縫いパターンZ1に切り換わるので、ミシンコンポーネントの交換又は配置変更を行う必要がないと判定され、ブロックB9のNOからブロックB10に分岐する。ブロックB10では、主軸1を回転したまま次ステップ2のための準備をする。具体例としては、図8に示すように、主軸1を維持したまま、ステップ切換コード(色換えコード)の実際のタイミングC(つまり当該ステップ1の縫い動作が終了するタイミング)の直後のタイミングから千鳥振りモータ32の駆動を開始し、ガイドレバー22の千鳥振りを開始する、というような制御が行われる。
さらに、図5の例においてステップ2から3に切り換わるときの、図4の処理フローについて説明する。ステップ2についての縫い動作を行っているときに、ステップ切換タイミング(すなわち当該ステップ2の終わり)が所定ステッチ後に到来すると判定したら、ブロックB6のYESからブロックB7に分岐する。図5の例においては、ステップ2から3に切り換わるときにラピッド処理を行うことを指示する情報Rが設定されているので、ブロックB7のYESからブロックB9に分岐する。図5の例においては、ステップ2から3への移行においては、縫い手法が千鳥縫いパターンZ1から千鳥縫いパターンZ4に切り換わるので、ミシンコンポーネントの交換又は配置変更を行う必要がないと判定され、ブロックB9のNOからブロックB10に分岐する。ブロックB10では、主軸1を回転したまま次ステップ3のための準備をする。具体例としては、図7に示すように、主軸1を維持したまま、ステップ切換コード(色換えコード)の実際のタイミングC(つまり当該ステップ2の縫い動作が終了するタイミング)の直後のタイミングからニップルストロークを次ステップ3のために設定された状態に切り換える、というような制御が行われる。
さらに、図5の例においてステップ4から5に切り換わるときの、図4の処理フローについて説明する。ステップ4についての縫い動作を行っているときに、ステップ切換タイミング(すなわち当該ステップ4の終わり)が所定ステッチ後に到来すると判定したら、ブロックB6のYESからブロックB7に分岐する。図5の例においては、ステップ4から5に切り換わるときにラピッド処理を行うことを指示する情報Rが設定されていないので、ブロックB7のNOからブロックB8に分岐する。つまり、図5の例においては、ステップ4から5への移行においては、縫い手法が千鳥縫いパターンZ4からテープ縫いTに切り換わるので、ミシンコンポーネントの交換又は配置変更を行う必要があり、ラピッド処理不可と設定されている。ブロックB8では、主軸1の回転を一旦停止し、次ステップ5のための準備をする。具体的には、前記ステップ切換コード(色換えコード)の実際のタイミングCが到来するまで前記所定ステッチ数分の残りの縫い動作を千鳥縫いパターンZ4に従って実行し、前記ステップ切換コード(色換えコード)の実際のタイミングCが到来したとき(つまり当該ステップnの縫い動作が終了したとき)主軸1の回転を一旦停止し、それから、次ステップ5のための準備をする。次ステップ5のための準備とは、前述した通りである。特に、この具体例にあっては、千鳥縫い用のガイド部材25を退避位置に移動させ、テープ縫い用のガイド部12から紐状素材T1を引き出して針落ち位置に位置させる、という作業が操作者によって行われる。その後、主軸1の回転を再開し、次ステップ5の縫い動作(つまり、紐状素材T1の縫いをテープ縫いTに従って行うこと)を開始する。
上記実施例においては、ラピッド処理を行うことを指示する情報Rは、プロコンデータとして設定されるものとした。しかし、これに限らず、ラピッド処理手段において例えば図6に示すようなテーブルを具備し、ラピッド処理を行うかどうかを決定すべきときに(例えば図4のブロックB7において)、該テーブルを参照してラピッド処理を行うかどうかを判定するようにしてもよい。
上述した実施例によれば、ミシンに適用される制御装置100に係る発明が開示されていることが理解できる。ここで、該ミシンは、予めプログラムされた縫いデータに基づいて被縫製物(W)に対して紐状素材(T1又はT2)を縫い付けるように構成されており、該制御装置100は、前記ミシンの縫い動作を前記縫いデータに基づいて制御するように構成されており、特に、異なる縫い動作モードを混在させた前記縫いデータを提供する縫いデータ提供手段(記憶装置103、CPU101、処理ブロックB1~B4等)と、前記異なる縫い動作モードの境界において、該境界の前後の縫い動作モードの相違に応じて、前記ミシンの主軸を回転しつつ次の縫い動作モードに移行するための処理を行うか又は該主軸を一旦停止させてから次の縫い動作モードに移行するための処理を行うかを制御するラピッド処理手段(CPU101、処理ブロックB6~B11等)を備える。
また、上述した実施例によれば、上記制御装置100を備えたミシンが開示されていることが理解でき、このミシンは、縫い針3を装着し、主軸1の回転に応じて往復駆動される針棒2と、前記針棒2の外周で該針棒の軸心回りに回転可能に設置された回転筒13(すなわち回転体)と、前記回転筒13に伴って動き、紐状素材T1又はT2を縫い位置に案内するガイド12又はガイド部材25(すなわちガイド部)と、上記制御装置100とを備え、前記針棒2の往復駆動に応じて前記ガイド部(12、25)によって案内された前記紐状素材材T1又はT2を前記被縫製物Wに対して縫い付けることを、前記縫いデータに従って行い、かつ、前記ラピッド処理手段(CPU101、処理ブロックB6~B11等)による制御に従って前記主軸1を回転持続させる又は一旦停止させる。
上述した実施例から明らかなように、本発明は、以下のように、ミシンの制御方法としても実施することができる。すなわち、ミシンは、予めプログラムされた縫いデータに基づいて被縫製物に対して紐状素材を縫い付けることができるように構成されており、該ミシンの制御方法は、前記縫いデータに基づいて、第1の縫い動作モードで、被縫製物Wに対する前記紐状素材T1又はT2の縫い動作を実行する第1工程と、前記縫いデータに基づいて、前記第1工程の次に、第2の縫い動作モードで、前記被縫製物Wに対する前記紐状素材T1又はT2の縫い動作を実行する第2工程と、前記第1工程と第2工程の境界において、前記第1及び第2の縫い動作モードの相違に応じて、該ミシンの前記主軸1を回転しつつ該第2の縫い動作モードに移行するための処理を行うか又は前記主軸1を一旦停止させてから該第2の縫い動作モードに移行するための処理を行うかを制御する工程とからなる。さらに、本発明は、このようなミシンの制御方法をコンピュータ又はプロセッサに実行させるためのプログラムとしても実施され得るし、該プログラムを格納した非一過性の記憶媒体としても実施され得る。
Claims (11)
- ミシンの制御装置であって、前記ミシンは、予めプログラムされた縫いデータに基づいて被縫製物に対して紐状素材を縫い付けるように構成されており、前記制御装置は、前記ミシンの縫い動作を前記縫いデータに基づいて制御するように構成されており、
異なる縫い動作モードを混在させた前記縫いデータを提供する縫いデータ提供手段と、
前記異なる縫い動作モードの境界において、該境界の前後の縫い動作モードの相違に応じて、前記ミシンの主軸を回転しつつ次の縫い動作モードに移行するための処理を行うか又は該主軸を一旦停止させてから次の縫い動作モードに移行するための処理を行うかを制御するラピッド処理手段と
を備えることを特徴とするミシンの制御装置。 - 前記縫いデータ提供手段が提供する前記縫いデータには、異なる縫い動作モードの境界を示すモード切換制御コードが含まれており、
前記ラピッド処理手段は、前記モード切換制御コードの前後の縫い動作モードの相違に応じて、該縫い動作モードの境界において前記主軸を回転しつつ次の縫い動作モードに移行するための処理を行うか又は前記主軸を一旦停止させてから次の縫い動作モードに移行するための処理を行うかを制御する請求項1のミシンの制御装置。 - 前記ラピッド処理手段は、異なる縫い動作モードの境界毎に前記主軸を回転しつつ次の縫い動作モードに移行するか否かを指示する情報を設定する手段を含み、該情報に基づいて前記主軸を回転しつつ次の縫い動作モードに移行するための処理を行うか又は前記主軸を一旦停止させてから次の縫い動作モードに移行するための処理を行うかを制御する請求項1又は2のミシンの制御装置。
- 前記ラピッド処理手段は、前記情報をユーザによって設定する手段と、該設定された情報を記憶する手段とを含む請求項3のミシンの制御装置。
- 前記ミシンは、前記主軸を回転させたまま針棒の往復動を一時停止する針棒ジャンプを行う針棒ジャンプ機構を含み、
前記ラピッド処理手段は、前記主軸を回転しつつ次の縫い動作モードに移行するための処理を行う場合において、該主軸を回転させたまま前記針棒ジャンプを行うよう制御する請求項1乃至4のいずれかのミシンの制御装置。 - 前記ラピッド処理手段は、前記主軸を回転しつつ次の縫い動作モードに移行するための処理を行う場合において、該主軸を減速することなく運転するか又は該主軸を減速して運転するかを制御する請求項1乃至5のいずれかのミシンの制御装置。
- 前記異なる縫い動作モードとは、千鳥縫いあるいはテープ縫いのような前記紐状素材の縫い手法が相違するモードである請求項1乃至6のいずれかのミシンの制御装置。
- 前記異なる縫い動作モードとは、前記紐状素材を千鳥縫いするときの縫いパターンが相違するモードである請求項1乃至7のいずれかのミシンの制御装置。
- ミシンの制御方法であって、前記ミシンは、予めプログラムされた縫いデータに基づいて被縫製物に対して紐状素材を縫い付けることができるように構成されており、前記制御方法は、
前記縫いデータに基づいて、第1の縫い動作モードで、前記被縫製物に対する前記紐状素材の縫い動作を実行する第1工程と、
前記縫いデータに基づいて、前記第1工程の次に、第2の縫い動作モードで、前記被縫製物に対する前記紐状素材の縫い動作を実行する第2工程と、
前記第1工程と第2工程の境界において、前記第1及び第2の縫い動作モードの相違に応じて、前記ミシンの主軸を回転しつつ該第2の縫い動作モードに移行するための処理を行うか又は該主軸を一旦停止させてから該第2の縫い動作モードに移行するための処理を行うかを制御する工程と
からなるミシンの制御方法。 - 請求項9に記載の制御方法を、ミシンの制御装置に含まれるプロセッサに実行させるためのプログラム。
- 縫い針を装着し、前記主軸の回転に応じて往復駆動される針棒と、
前記針棒の外周で該針棒の軸心回りに回転可能に設置された回転体と、
前記回転体に伴って動き、紐状素材を縫い位置に案内するガイド部と、
請求項1乃至8のいずれかに記載のミシンの制御装置と
を備え、前記針棒の往復駆動に応じて前記ガイド部によって案内された前記紐状素材を前記被縫製物に対して縫い付けることを、前記縫いデータに従って行い、かつ、前記ラピッド処理手段による制御に従って前記主軸を回転持続させる又は一旦停止させることを特徴とするミシン。
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