JP7331355B2 - 画像処理システム、クラウドサーバおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))などの画像処理装置を備える画像処理システムおよびそれに関連する技術に関する。
MFPの中には、その操作パネル部に対して一定期間に亘って操作がなされない場合(所定の無操作期間が経過する場合)、操作パネル部を用いて設定されてきた設定内容を自動的にリセットする機能(オートリセット機能とも称する)を備えるものが存在する(特許文献1参照)。このようなオートリセット機能は、MFPを複数のユーザで共用する場合等において特に有用である。
また、スマートスピーカ(AIスピーカ)等の音声デバイスを利用してユーザ指示(音声指示)を付与し、対象装置を操作する技術が存在する。より詳細には、音声デバイスに入力された音声データがクラウドサーバに送信され、当該音声データに関する自然言語解析処理がクラウドサーバによって施されてユーザ指示内容が特定される。このような技術(クラウドサーバによる自然言語解析処理等)を応用することによれば、MFPを音声で操作すること、たとえば、MFPのコピージョブにおける各種設定を音声(「2部」、「両面印刷」等)で指定することなどが可能である。
特開2014-236417号公報
ところで、音声デバイスを利用してMFPの設定処理を実行する場合、上記のオートリセット機能は次のように改変されることが好ましい。具体的には、音声デバイスからクラウドサーバを経由したユーザ指示が一定期間(たとえば50秒)に亘ってMFPに送信されないときに、所定の無指示期間が経過したと判定されて、MFPの設定内容がリセットされればよい。
しかしながら、このような改変がなされる場合、音声デバイスとクラウドサーバとの間のみでの処理が比較的長期に亘ること、換言すれば、MFPへの指示が比較的長期(たとえば、70秒)に亘ってなされないことが生じ得る。たとえば、ユーザによる指示内容を確認するために、クラウドサーバ50から音声デバイス70に転送されてきた全設定内容を音声デバイス70が読み上げる処理が行われる場合には、このような比較的長期に亘る無指示期間が経過する可能性が高い。
このような場合、音声デバイス70とクラウドサーバ50とMFP10との連携処理が実際には継続されているにもかかわらず、クラウドサーバからMFPへの指示が一定期間に亘って存在しない(すなわち所定の無指示期間が経過した)と判定され、MFP10は、自装置に格納した設定内容をリセットしてしまう。このような状況においてユーザが設定を最初からやり直すことは、大きな手間を要する。
そこで、この発明は、画像処理装置における無指示期間の経過に応じて設定内容がリセットされる場合であっても、ユーザが設定を最初からやり直すことを要しない技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、画像処理装置とクラウドサーバとを備え、前記画像処理装置と前記クラウドサーバと外部デバイスとの連携処理によって前記画像処理装置における設定処理を実行することが可能な画像処理システムであって、前記クラウドサーバは、前記画像処理装置における前記設定処理に関するユーザ指示を前記外部デバイスから取得する取得手段と、前記ユーザ指示に基づく設定情報であって前記画像処理装置に関する設定情報を格納する第1格納手段と、前記連携処理が継続されているか否かを判定する判定手段と、前記設定情報を前記画像処理装置に送信する送信手段と、を備え、前記画像処理装置は、前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報を格納する第2格納手段と、前記第2格納手段に格納されている前記設定情報を所定の無指示期間の経過に応答してリセットするリセット手段と、を備え、前記所定の無指示期間は、前記クラウドサーバから前記画像処理装置に対する指示が存在しない期間であり、前記画像処理システムは、前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされた後において、前記連携処理が継続されていると判定される場合、前記クラウドサーバの前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を前記第2格納手段に格納することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る画像処理システムにおいて、前記クラウドサーバの前記送信手段は、前記連携処理が継続されていると判定される場合、前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を、自発的にあるいは前記画像処理装置からの送信依頼に応答して前記画像処理装置に送信し、前記画像処理装置は、前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされた後において、前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報を前記第2格納手段に格納することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明に係る画像処理システムにおいて、前記判定手段は、前記ユーザ指示が付与されると、前記連携処理が継続されているか否かを判定し、前記クラウドサーバの前記送信手段は、前記連携処理が継続されていると判定されることに応答して、前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を前記画像処理装置に自動的に送信し、前記画像処理装置は、前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報を前記第2格納手段に格納することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明に係る画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされた後、前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報を前記第2格納手段に格納することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3の発明に係る画像処理システムにおいて、前記ユーザ指示として前記外部デバイスに対する複数の単位指示が付与される場合、前記第1格納手段に格納される前記設定情報は、単位指示ごとに更新され、前記送信手段は、前記単位指示ごとに更新された前記設定情報を前記画像処理装置に対して前記単位指示ごとに逐次送信することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5の発明に係る画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、前記第2格納手段の格納情報に基づき設定内容を表示する表示手段、をさらに備え、前記表示手段は、前記単位指示ごとに更新され且つ前記クラウドサーバから前記単位指示ごとに送信されてきた前記設定情報に基づく設定内容を表示することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項3の発明に係る画像処理システムにおいて、前記送信手段は、前記ユーザ指示として前記外部デバイスに対して付与された複数の単位指示が完了した後において、前記複数の単位指示の全てを反映した前記設定情報であって前記第1格納手段に格納される前記設定情報を前記画像処理装置に対して一括送信することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項3の発明に係る画像処理システムにおいて、前記クラウドサーバの前記送信手段は、前記連携処理が継続されていると判定される場合、前記所定の無指示期間の経過前と前記所定の無指示期間の経過後とのいずれにおいても、前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を前記画像処理装置に送信することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1の発明に係る画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、前記連携処理が継続されているか否かを前記クラウドサーバに対して問い合わせる通信手段、をさらに備え、前記通信手段は、前記連携処理が継続されている旨の返答内容が前記クラウドサーバから受信される場合、前記第1格納手段に格納されている前記設定情報の送信依頼を前記クラウドサーバに送信し、前記画像処理装置は、前記送信依頼に応じて前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報を前記第2格納手段に格納することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項9の発明に係る画像処理システムにおいて、前記通信手段は、前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされた後において、前記連携処理が継続されているか否かを前記クラウドサーバに対して問い合わせるとともに、前記連携処理が継続されている旨の返答内容が前記クラウドサーバから受信されると、前記送信依頼を前記クラウドサーバに送信することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10の発明に係る画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、前記クラウドサーバと前記画像処理装置との連携用のアプリケーションソフトウエアであって、前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報に基づき、前記画像処理装置における前記設定処理を実行するアプリケーションソフトウエアを実装しており、前記画像処理装置の前記通信手段は、前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされ且つ前記アプリケーションソフトウエアが一旦終了した後において、前記アプリケーションソフトウエアが再び起動される際に、前記連携処理が継続されているか否かを前記クラウドサーバに対して問い合わせることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1の発明に係る画像処理システムにおいて、前記判定手段は、前記ユーザ指示が付与されると、前記連携処理が継続されているか否かを判定し、前記クラウドサーバの前記送信手段は、前記連携処理が継続されていると判定されることに応答して、前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を前記画像処理装置に自動的に送信し、前記画像処理装置は、前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされる第1オートリセットが発生した後、前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報を前記第2格納手段に格納し、前記画像処理装置は、前記設定処理における設定内容を表示する表示手段と、前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされるオートリセットであって前記第1オートリセットとは別のオートリセットである第2オートリセットが発生した後、前記連携処理が継続されているか否かを、前記表示手段に対するユーザ操作に応じて前記クラウドサーバに対して問い合わせるとともに、前記連携処理が継続されている旨の返答内容が前記クラウドサーバから受信されると、前記第1格納手段に格納されている前記設定情報の送信依頼を前記クラウドサーバに送信する通信手段と、をさらに備え、前記画像処理装置は、前記第2オートリセットが発生した後、前記送信依頼に応じて前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報を前記第2格納手段に格納し、前記表示手段は、前記送信依頼に応じて前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報に基づく設定内容を表示することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項1の発明に係る画像処理システムにおいて、前記クラウドサーバは、前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされるオートリセットが発生している状況か否かを、前記画像処理装置との通信によって判定する状況判定手段、をさらに備え、前記送信手段は、前記ユーザ指示として前記外部デバイスに対する複数の単位指示が付与される場合、前記オートリセットが発生していない状況においては、複数の設定項目のうち前記複数の単位指示によって変更された設定項目の設定値に関する情報と前記画像処理装置に既に送信されている情報との差分情報のみを送信し、前記オートリセットが発生している状況においては、前記複数の設定項目のうちの全ての設定項目の設定値に関する情報を前記設定情報として一括して送信することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項1の発明に係る画像処理システムにおいて、前記クラウドサーバは、前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされるオートリセットが発生している状況か否かを、前記画像処理装置との通信によって判定する状況判定手段、をさらに備え、前記送信手段は、前記ユーザ指示として前記外部デバイスに対する複数の単位指示が付与される場合、前記オートリセットが発生していない状況においては、複数の設定項目のうち前記複数の単位指示によって変更された設定項目の設定値に関する情報と前記画像処理装置に既に送信されている情報との差分情報のみを送信し、前記オートリセットが発生している状況においては、前記複数の設定項目のうち前記複数の単位指示によって変更された設定項目の設定値に関する情報を前記設定情報として一括して送信することを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項1の発明に係る画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、ユーザからの設定変更操作を受け付けることが可能な操作パネル部、をさらに備えており、前記画像処理装置の前記送信手段は、前記ユーザ指示が前記操作パネル部に対する設定変更操作によって付与されるごとに、前記設定変更操作によって変更された設定値に関する情報を前記クラウドサーバに送信し、前記クラウドサーバの前記第1格納手段は、前記操作パネル部を用いて変更された前記設定値に関する情報を含む情報を前記設定情報として格納することを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項1の発明に係る画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、ユーザからの設定変更操作を受け付けることが可能な操作パネル部、をさらに備えており、前記操作パネル部は、前記ユーザからの複数の設定変更操作を受け付け、前記画像処理装置の前記第2格納手段は、前記ユーザ指示が前記操作パネル部に対する設定変更操作によって付与されるごとに、前記設定変更操作によって変更された各設定値に関する情報をも格納し、前記画像処理装置の前記送信手段は、前記第2格納手段に格納されている前記設定情報を前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットする直前に、前記複数の設定変更操作に応じて各設定値に関して更新された情報を前記クラウドサーバに一括送信し、前記クラウドサーバの前記第1格納手段は、前記複数の設定変更操作に応じて各設定値に関して更新された情報を含む情報を前記設定情報として格納することを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項1の発明に係る画像処理システムにおいて、前記所定の無指示期間は、前記クラウドサーバから前記画像処理装置に対する指示と前記画像処理装置の操作パネル部に対する指示との双方が存在しない期間であることを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項1の発明に係る画像処理システムにおいて、前記所定の無指示期間の経過前において前記外部デバイスに対する複数の単位指示が前記ユーザ指示として付与される場合、前記第1格納手段は、単位指示ごとに前記設定情報を更新することを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項1の発明に係る画像処理システムにおいて、前記送信手段は、複数の設定項目のうちの全ての設定項目の設定値に関する情報を前記設定情報として一括して送信することを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項1の発明に係る画像処理システムにおいて、前記送信手段は、複数の設定項目のうち前記ユーザ指示によって変更された設定項目のみに関する設定値の情報を一括して送信することを特徴とする。
請求項21の発明は、請求項1の発明に係る画像処理システムにおいて、前記ユーザ指示は、ユーザによる音声指示を含むことを特徴とする。
請求項22の発明は、画像処理装置と連携することが可能なクラウドサーバであって、前記画像処理装置と前記クラウドサーバと外部デバイスとの連携処理を伴う前記画像処理装置における設定処理の実行中に、前記画像処理装置における前記設定処理に関するユーザ指示を前記外部デバイスから取得する取得手段と、前記連携処理が継続されているか否かを判定する判定手段と、前記ユーザ指示に基づく設定情報であって前記画像処理装置に関する設定情報を格納する第1格納手段と、前記設定情報を前記画像処理装置に送信する送信手段と、を備え、前記送信手段は、前記クラウドサーバから受信され且つ前記画像処理装置の第2格納手段に格納されていた前記設定情報が所定の無指示期間の経過に応答して前記画像処理装置にてリセットされた後、前記連携処理が継続されていると判定される場合、前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を前記画像処理装置に送信することによって、前記クラウドサーバの前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を前記第2格納手段に格納させることを特徴とする。
請求項23の発明は、画像処理装置と連携することが可能なクラウドサーバに内蔵されたコンピュータに、a)前記画像処理装置と前記クラウドサーバと外部デバイスとの連携処理による前記画像処理装置における設定処理の実行中に、前記画像処理装置における前記設定処理に関するユーザ指示を前記外部デバイスから取得するステップと、b)前記連携処理が継続されているか否かを判定するステップと、c)前記ユーザ指示に基づく設定情報であって前記画像処理装置に関する設定情報を前記クラウドサーバの第1格納手段に格納するステップと、d)前記設定情報を前記画像処理装置に送信するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記ステップd)は、記クラウドサーバから受信され且つ前記画像処理装置の第2格納手段に格納されていた前記設定情報が所定の無指示期間の経過に応答して前記画像処理装置にてリセットされた後、前記連携処理が継続されていると判定される場合、前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を前記画像処理装置へと送信することによって、前記クラウドサーバの前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を前記第2格納手段に格納させるステップ、を備えることを特徴とする。
請求項1から請求項23に記載の発明によれば、画像処理装置における無指示期間の経過に応じて設定内容がリセットされる場合であっても、ユーザが設定を最初からやり直すことを要しない。
第1実施形態に係る画像処理システムの構成を示す概略図である。 MFPの機能ブロックを示す図である。 クラウドサーバの機能ブロックを示す図である。 第1実施形態の動作の概略を示す概念図である。 設定データベースを示す図である。 コピージョブに関する初期設定画面を示す図である。 設定項目「部数」の設定値が変更された設定画面を示す図である。 設定項目「印刷出力種類」の設定値が変更された設定画面を示す図である。 設定項目「カラー選択」の設定値が変更された設定画面を示す図である。 クラウドサーバの動作を示すフローチャートである。 クラウドサーバの動作を示すフローチャートである。 MFPの動作を示すフローチャートである。 画像処理システムにおける一の動作例を示すタイミングチャートである。 画像処理システムにおける一の動作例を示すタイミングチャートである。 第2実施形態の動作の概略を示す概念図である。 第2実施形態に係るMFPの機能ブロックを示す図である。 音声アプリケーションの再起動直後におけるMFPの動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る動作例の一部を示すタイミングチャートである。 別の動作例を示すタイミングチャートである。 第3実施形態に係るMFPの動作を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るクラウドサーバの動作を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るクラウドサーバの動作を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る画像処理システムの動作例を示すタイミングチャートである。 第3実施形態に係る画像処理システムの動作例を示すタイミングチャートである。 第3実施形態に係る画像処理システムの動作例を示すタイミングチャートである。 第3実施形態に係る別の動作例を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1-1.システム構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像処理システム1の構成を示す概略図である。図1に示されるように、画像処理システム1は、サーバコンピュータ(詳細には、クラウドサーバ)50と複数のMFP10(10A,10B,...)と複数の音声デバイス70(70A,70B,...)とを備える。
MFP10とクラウドサーバ50とは、ネットワーク108を介して互いに接続される。また、音声デバイス70とクラウドサーバ50とは、ネットワーク108を介して互いに接続される。ネットワーク108は、LAN(Local Area Network)およびインターネットなどによって構成される。また、ネットワーク108に対する接続態様は、有線接続であってもよく、或いは無線接続であってもよい。
音声デバイス70は、スピーカ(音声出力部)およびマイク(音声入力部)を備える装置である。この音声デバイス70は、いわゆるスマートスピーカである。音声デバイス70は、ネットワーク108を介してクラウドサーバ50と通信し、クラウドサーバ50との間で音声情報等を授受することが可能である。クラウドサーバ50は、入力された音声(入力音声データ)を音声デバイス70から受信するとともに、当該音声(入力音声)に対する自然言語解析処理を実行し、入力音声によるユーザ指示を受け付けることが可能である。また、クラウドサーバ50は、当該ユーザ指示等に応答する音声(応答音声)(詳細には、音声データ)を音声デバイス70に送信し、音声デバイス70のスピーカを介して応答音声を出力(音声出力)することが可能である。
次に、MFP10およびクラウドサーバ50について説明する。
<1-2.MFP10の構成>
図2は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))10の機能ブロックを示す図である。
MFP10は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能およびボックス格納機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図2の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、操作部6およびコントローラ9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。なお、MFP10は、画像処理装置あるいは画像形成装置などとも表現される。
画像読取部2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像なしいスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。この画像読取部2は、スキャン部であるとも称される。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。このMFP10は、電子写真方式のプリンタ(フルカラープリンタ)でもあり、印刷出力部3は、露光部、現像部、転写部、定着部などの各種のハードウエア機構を有している。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワーク108を介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、MFP10は、所望の相手先(たとえば、クラウドサーバ50等)との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部4は、各種データを送信する送信部4aと各種データを受信する受信部4bとを有する。
格納部5は、半導体メモリ(RAM等)およびハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置で構成される。MFP10の格納部5(半導体メモリ等)には、MFP10における実行対象ジョブに関する設定内容(クラウドサーバ50から送信されてきた設定情報等を含む)が一時的に格納される。
操作部6は、MFP10に対する操作入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。このMFP10においては、略板状の操作パネル部18(図1参照)が設けられ、当該操作パネル部18は、その正面側にタッチパネル19(図1参照)を有している。タッチパネル19は、液晶表示パネルに圧電センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者からの操作入力を受け付けることが可能である。たとえば、タッチパネル19においては、メニュー画面等の各種の画面(ボタン画像等を含む)等が表示される。操作者は、タッチパネル19内に仮想的に配置されるボタン(ボタン画像で表現されるボタン)を押下することによって、MFP10の各種設定内容を変更することなどが可能である。タッチパネル19は、操作入力部6aの一部としても機能するとともに、表示部6bの一部としても機能する。
コントローラ(制御部)9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM(登録商標))内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されてMFP10にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワーク等を経由してダウンロードされてMFP10にインストールされるようにしてもよい。
ここでは、当該プログラムとして、「音声アプリケーションソフトウエア」Q1(音声デバイス70およびクラウドサーバ50と連携し、音声によってMFP10を操作するためのアプリケーションソフトウエア)がMFP10にインストールされている。換言すれば、クラウドサーバ50とMFP10との連携用のアプリケーションソフトウエア(クラウドサーバから送信されてきた設定情報に基づきMFP10における設定処理を実行するアプリケーションソフトウエア)がMFP10において実装されている。なお、「音声アプリケーションソフトウエア」(Q1)は、「音声アプリケーション」あるいは「音声アプリ」などとも称される。
具体的には、図2に示すように、コントローラ9は、当該プログラムの実行により、通信制御部11aと入力制御部11bと表示制御部11cと動作制御部11dと設定処理部11eとリセット処理部11fとを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部11aは、他の装置(クラウドサーバ50等)との間の通信動作を制御する処理部である。
表示制御部11cは、表示部6bにおける表示動作を制御する処理部である。表示制御部11cは、MFP10を操作するための操作画面(MFP10におけるジョブに関する設定画面を含む)等を表示部6bに表示させる。
入力制御部11bは、操作入力部6aに対する操作入力動作を制御する制御部である。たとえば、入力制御部11bは、操作画面に対する操作入力を受け付ける動作を制御する。
動作制御部11dは、MFP10における印刷出力動作、スキャン動作、ファクシミリ通信動作等を制御する制御部である。
設定処理部11eは、格納部5に一時的に格納されている設定情報に基づき、MFP10に関する設定処理(MFP10におけるジョブに関する設定処理等)を実行する処理部である。
リセット処理部11fは、格納部5に一時的に格納されている設定情報を、所定の無指示期間(無応答期間)の経過に応答して(自動的に)リセットする(デフォルト値に戻す)処理(オートリセット処理とも称する)を実行する処理部である。
<1-3.クラウドサーバ50の構成>
次に、図3を参照しながら、クラウドサーバ50の構成について説明する。図3は、クラウドサーバ50の機能ブロックを示す図である。
クラウドサーバ50は、図3の機能ブロック図に示すように、通信部54、格納部55およびコントローラ59等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部54は、ネットワーク108を介したネットワーク通信を行うことが可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、クラウドサーバ50は、所望の相手先(MFP10および音声デバイス70等)との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部54は、各種データを送信する送信部54aと各種データを受信する受信部54bとを有する。
格納部55は、半導体メモリ(RAM等)およびハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置で構成される。格納部55には、音声デバイス70から受信した音声指示(ユーザ指示)に基づく設定情報(MFP10における設定情報)等が格納される。詳細には、格納部55には設定データベース310(図5参照)が構築されており、当該設定情報が設定データベース310に随時更新登録されて格納される。なお、図5は、設定データベース310の一例を示す図である。
図3のコントローラ(制御部)59は、クラウドサーバ50に内蔵され、クラウドサーバ50を統括的に制御する制御装置である。コントローラ59は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ59は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のプログラム(OSおよびアプリケーション等)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、可搬性の記録媒体(CD-ROMおよびUSBメモリなど)に記録され、当該記録媒体から読み出されてクラウドサーバ50にインストールされてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワーク等を経由して送信され、クラウドサーバ50にインストールされるようにしてもよい。
ここでは、当該プログラムとして、「MFP連携用クラウドアプリケーションソフトウエア」Q5(音声デバイス70およびクラウドサーバ50と連携し、音声によってMFP10を操作するためのアプリケーションソフトウエア(サーバ用アプリケーション))がインストールされている。なお、「MFP連携用クラウドアプリケーションソフトウエア」(Q5)は、「MFP連携用クラウドアプリケーション」あるいは「MFP連携用クラウドアプリ」などとも称される。
コントローラ59は、当該プログラムの実行により、通信制御部59aと取得部59bと設定処理部59cと判定部59dとを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部59aは、通信部54等と協働して、MFP10および音声デバイス70等との通信動作を制御する処理部である。
取得部59bは、音声デバイス70に対して入力されたユーザ音声指示(MFP10における実行対象ジョブの設定処理等に関する音声指示)を音声デバイス70から取得する処理部である。
設定処理部59cは、取得部59bによって取得されたユーザ指示に基づき、MFP10に対する各種の指示(設定指示およびジョブ実行指示等)をMFP10に向けて出力する処理部である。
判定部59dは、MFP10とクラウドサーバ50と音声デバイス70との連携処理が継続されているか否かを判定する処理部である。換言すれば、判定部59dは、MFP10に関する設定処理が音声デバイス70とクラウドサーバ50とを用いて継続されているか否かを判定する。
<1-4.動作概要>
次に、本システム1における動作の概要について、図4を参照しつつ説明する。図4は、第1実施形態の動作の概略を示す概念図である。
画像処理システム1では、MFP10とクラウドサーバ50と音声デバイス70との連携処理によってMFP10の設定処理等が実行される。具体的には、音声デバイス70を用いた音声指示(クラウドサーバ50を介した指示)によって、MFP10におけるジョブに関する設定処理等が実行される。なお、この実施形態では、MFP10は、音声デバイス70を用いた音声指示に基づく設定処理に加えて、MFP10の操作パネル部18を用いた操作指示(クラウドサーバ50を介さない指示)に基づく設定処理をも受け付ける。ここでは、音声デバイス70を用いた音声指示に基づく設定処理等を中心に説明する。
音声デバイス70は、ユーザによって入力された音声(換言すれば、音声入力されたユーザ指示(音声指示))を受け付けると、当該音声(詳細には音声データ)をクラウドサーバ50に送信する。クラウドサーバ50は、音声デバイス70からの音声データに基づいて、ユーザ指示(MFP10の設定処理等に関するユーザ指示)を取得する。具体的には、クラウドサーバ50は、音声デバイス70から受信した音声データに対して自然言語解析処理等を実行し、ユーザの音声指示内容を把握(理解)し、ユーザ指示を取得(特定)する。
そして、クラウドサーバ50は、当該ユーザ指示に基づく情報(MFP10に関する設定情報等を含む)をクラウドサーバ50内の格納部55(図3)(より詳細には、設定データベース310(図5))に格納する。さらに、クラウドサーバ50は、格納部55(設定データベース310)に格納されている格納情報(当該設定情報)をMFP10に送信する。
MFP10は、クラウドサーバ50から送信されてきた当該設定情報を、MFP10内の格納部5(図2)に格納し、自装置10内の当該格納部5に格納された当該設定情報に基づき、MFP10に関する設定処理を実行する。
ここにおいて、MFP10は、「オートリセット機能」を有している。具体的には、MFP10は、所定の無指示期間(たとえば、50秒)の経過に応答して、MFP10の格納部5内に(一時的に)格納されている設定情報をリセットする(各設定項目に関する各設定値をデフォルト値(初期値)に戻す)。この実施形態では、所定の無指示期間は、MFP10の操作パネル部18に対するユーザ指示(操作パネル部18に対するユーザの手指等に基づく直接的な操作指示)が存在せず且つクラウドサーバ50からMFP10に対する指示(音声デバイス70からのユーザ指示)も存在しない期間である。
画像処理システム1においては、三者10,50,70の連携処理中に音声デバイス70とクラウドサーバ50との間のみでの処理が比較的長期に亘って行われること(換言すれば、MFP10への指示が比較的長期に亘ってなされないこと)が生じ得る。たとえば、設定内容の読み上げ処理(ユーザによる指示内容を確認するために、クラウドサーバ50から音声デバイス70に転送されてきた全設定内容を音声デバイス70が読み上げる処理(音声出力する処理))の実行中においては、クラウドサーバ50からMFP10への指示は送信されない。したがって、このような比較的長期に亘る無指示期間が経過する可能性が高い。
このような場合、MFP10は、所定の無指示期間が経過したと判定し、自装置内の格納部5に一時的に格納していた設定内容をリセットする(オートリセット)。
このような状況において、ユーザが設定を最初からやり直すことは、大きな手間を要する。
そこで、この実施形態では、次のような処理が実行される。
具体的には、ユーザからの音声指示が発生するごとに、音声デバイス70からクラウドサーバ50へと当該音声指示が伝達されるとともに、クラウドサーバ50が、クラウドサーバ50内の使用中フラグF1(図5参照)(後述)に基づき、MFP10とクラウドサーバ50と音声デバイス70との連携処理が継続されているか否かを判定する。
そして、当該連携処理が継続されていると判定される場合、クラウドサーバ50の格納部55(設定データベース310)に格納されている設定情報に基づいて、MFP10の設定処理が実行される。
より詳細には、クラウドサーバ50は、当該連携処理が継続されていると判定される場合、クラウドサーバ50の格納部55に格納されている設定情報(予め指定された(所定の)複数の設定項目の全てに関する設定値)をMFP10に送信する。そして、MFP10は、クラウドサーバ50から送信されてきた当該設定情報に基づいて、ユーザ指示(音声デバイス70等を介したユーザ指示)に基づき設定されていた設定情報をMFP10にて設定する。より具体的には、ユーザ指示に基づき設定されていた設定情報がMFP10の格納部5に再現され、当該再現された設定情報に基づいてMFP10の設定処理が実行される。
この実施形態では、このような動作が、オートリセットの実行前においてもオートリセットの実行後においても、ユーザからの音声指示が発生するごとに実行される。
特に、MFP10がオートリセットを実行した後(詳細には、MFP10の格納部5に格納されていた設定情報が所定の無指示期間の経過に応答してリセットされた後)において、上述の動作が実行される。具体的には、三者10,50,70の連携処理が継続されていると判定される場合、クラウドサーバ50の格納部55に格納されている設定情報に基づいて、ユーザ指示に基づき設定されていた設定情報(オートリセット直前の設定内容)がMFP10の格納部5に再現される。それ故、クラウドサーバ50からの無指示期間の経過に応じて設定内容がリセットされた場合(すなわちオートリセットの実行後)であっても、クラウドサーバ50の格納部55に格納されていた設定情報に基づいて、ユーザ指示を反映した設定情報がMFP10の格納部5に自動的に再現される。したがって、オートリセットの発生後においても、ユーザが設定を最初からやり直すことを要しない。
<1-5.動作詳細>
次に、画像処理システム1における詳細動作について、図10~図14を参照しつつ説明する。図10および図11は、クラウドサーバ50の動作を示すフローチャートであり、図12は、MFP10の動作を示すフローチャートである。また、図13および図14は、画像処理システム1における一の動作例を示すタイミングチャートである。
ここでは、複数のMFP10と複数の音声デバイス70との対応関係(1対1の対応関係)が予め定められているものとする。具体的には、MFP10A(ID=001(図5参照))と音声デバイス70A(ID=101)とが予め対応付けられており、MFP10B(ID=002)と音声デバイス70B(ID=102)とが対応付けられている。たとえば、ユーザU1は、音声デバイス70Aおよびクラウドサーバ50を利用して各種ジョブに関する音声指示(設定指示を含む)をMFP10Aに対して付与することが可能である。また、ユーザU1(および別のユーザU2)は、音声デバイス70Bおよびクラウドサーバ50を利用して各種ジョブに関する音声指示(設定指示を含む)をMFP10Bに対して付与することが可能である。
また、この実施形態では、音声デバイス70からの音声指示(クラウドサーバ50を介した指示)のみならず、MFP10の操作パネル部18に対する直接的なユーザ操作に応じた指示(クラウドサーバ50を介さない指示)もが受け付けられる。
まず、ステップS10(図10および図13参照)において、音声デバイス70とクラウドサーバ50とMFP10との連携処理が開始される。
具体的には、「ABCアプリを起動して下さい」との音声(連携サービス開始指示)をユーザが発話すると、音声デバイス70(70A)が当該音声の入力を受け付け、クラウドサーバ50に当該音声(音声データ)を送信する。なお、「ABCアプリ」は、MFP連携用クラウドアプリケーションQ5(MFPとの連携アプリケーションソフトウエア)の具体的な名称(固有名称)である。
クラウドサーバ50は、当該クラウドサーバ50に予めインストールされた複数のアプリケーションソフトウエア(「天気予報アプリケーション」、「時刻表アプリケーション」、および「ABCアプリケーション(MFPとの連携アプリケーション)」等)のうち、「ABCアプリケーション」(Q5)を起動する。
そして、クラウドサーバ50(詳細には「ABCアプリケーション」(Q5))は、音声デバイス70(70A)に対応して予め登録されているMFP10(10A)との通信接続を確立する。さらに、クラウドサーバ50は、MFP10(10A)に対して、音声アプリケーションQ1の起動指示を付与する(図13も参照)。音声アプリケーションQ1は、ユーザの音声によるMFP操作(設定操作を含む)を実行するためのアプリケーションソフトウエア(MFP10側のアプリケーション)である。当該音声アプリケーションQ1は、MFP内に予めインストールされている複数のアプリケーションのうちの1つである。このようにして、クラウドサーバ50は、音声デバイス70(70A)とクラウドサーバ50とMFP10(10A)との間の連携処理を開始する。
また、ステップS10において、クラウドサーバ50は、使用中フラグF1を「ON」に変更する。使用中フラグF1は、設定データベース310(図5)内に格納されている。使用中フラグF1は、MFP10の操作のために音声デバイス70が使用されているか否かを示すフラグである。当該使用中フラグF1は、三者10,50,70の連携処理の実行中であるか否かを示すフラグである、とも表現される。ここでは、使用中フラグF1は、当該連携処理の実行の開始に応じて「ON」に変更され(ステップS10)、当該連携処理の実行の終了に応じて「OFF」に変更される(ステップS42)(図11および図14参照)。
ステップS11では、音声デバイス70からの音声指示(クラウドサーバ50を介した指示)のみならず、MFP10の操作パネル部18に対する直接的なユーザ操作に応じた指示(クラウドサーバ50を介さない指示)もが受け付けられる。
また、ステップS11では音声指示が所定期間に亘って存在しないことも検出される。ステップS11にて音声指示が所定期間(たとえば120秒)に亘って存在しないことが検出される場合には、クラウドサーバ50は、音声デバイス70との接続を解除するとともに、連携処理を終了すべき旨を決定する。そして、処理はステップS41(図11参照)からステップS42に進む。ステップS42では、クラウドサーバ50は、使用中フラグF1を「OFF」に変更し、図10および図11の動作を終了する。
ステップS11で、ユーザ指示が受け付けられると、その内容に応じた処理が実行される。具体的には、ステップS12,S21,S27,S31,S34,S43にてユーザ指示内容が判定され、ユーザ指示内容に応じた処理が実行される。その後、再びステップS11に戻る。
詳細には、ステップS12で、ユーザ指示が新規ジョブの生成指示である旨が判定されると、クラウドサーバ50は新規ジョブを生成(登録)する(ステップS13)。たとえば、クラウドサーバ50は、「コピー」の音声指示を音声デバイス70を介して受信する(図13も参照)と、コピージョブの新規登録指示を受け付けた旨を判定し、コピージョブを新規に登録する。当該コピージョブは、MFP10(10A)に関連づけてクラウドサーバ50内部に登録される。そして、クラウドサーバ50は、コピージョブの開始指示をMFP10に送信する(ステップS15)。
MFP10は、コピージョブの生成指示を受け付けると、コピージョブに関する設定画面210(初期画面211)(図6参照)をMFP10の操作パネル部18に表示する(ステップS74(図12))。初期画面(初期設定画面)211においては、各設定項目に関する設定値は、デフォルト値(初期値)に設定されている。詳細には、コピージョブに関する複数(5つ)の設定項目(部数、カラー選択、印刷出力種類、解像度、ステープル)の設定値がそれぞれデフォルト値(「1部」、「モノクロ」、「片面」、「600dpi」、「無し」)に設定されている。
また、ステップS21で、ユーザ指示が音声デバイス70からの設定変更指示(オプション変更要求)である旨が判定されると、クラウドサーバ50は、当該設定変更指示の内容(設定内容)で設定データベース310を更新する(ステップS22)。換言すれば、音声デバイス70から取得されたユーザ指示に基づく設定情報が、クラウドサーバ50の格納部55に格納される。さらに、クラウドサーバ50は、設定変更後の設定情報(ここでは、5つの設定項目のうちの全ての設定項目に関する設定値の情報)をMFP10に対して送信する。また、MFP10は、受信した設定情報に基づいて、操作パネル部18における設定画面210の表示内容を更新する。
たとえば、図13に示すように、クラウドサーバ50は、ユーザによって発声された音声指示「2部に変更してください」を音声デバイス70を介して受信すると、設定項目「部数」の設定値を「2部」に変更すべき旨の設定変更指示が付与されたと判定する。そして、クラウドサーバ50は、当該設定変更指示に応じて、設定データベース310における設定項目「部数」の設定値を「2部」に変更する(ステップS22)。さらに、クラウドサーバ50は、設定変更後の設定情報(設定データベース310に登録された最新の設定情報)をMFP10に対して送信する(ステップS23)。具体的には、5つの設定項目のうちの全ての設定項目に関する設定値の情報(「2部」、「モノクロ」、「片面」、「600dpi」、「無し」)がクラウドサーバ50からMFP10に送信される。また、MFP10は、受信した設定情報に基づいて、操作パネル部18における設定画面210の表示内容を更新する(図7)。更新後の設定画面212(図7)は、初期画面211(図6)と比較すると判るように、設定項目「部数」の設定値が(1部から)「2部」に変更されている。
同様に、図13に示すように、クラウドサーバ50は、ユーザによって発声された音声指示「両面印刷に変更してください」を音声デバイス70を介して受信すると、設定項目「印刷出力種類」の設定値を「両面印刷」に変更すべき旨の設定変更指示が付与されたと判定する。そして、クラウドサーバ50は、当該設定変更指示に応じて、設定データベース310における設定項目「印刷出力種類」の設定値を「両面印刷」に変更する(ステップS22)。さらに、クラウドサーバ50は、設定変更後の設定情報(設定データベース310に登録された最新の設定情報)をMFP10に対して送信する(ステップS23)。具体的には、5つの設定項目のうちの全ての設定項目に関する設定値の情報(「2部」、「モノクロ」、「両面」、「600dpi」、「無し」)がクラウドサーバ50からMFP10に送信される。また、MFP10は、受信した設定情報に基づいて、操作パネル部18における設定画面210の表示内容を更新する(図8)。更新後の設定画面213(図8)は、設定画面212(図7)と比較すると判るように、設定項目「印刷出力種類」の設定値が(片面印刷から)「両面印刷」に変更されている。
また、ジョブに関する設定処理中においては、MFP10の操作パネル部18を利用して設定内容を変更することも可能である。図13および図14には示されていないものの、たとえば、操作パネル部18に表示中の設定画面210をユーザが直接的に操作することに応じて、MFP10は、ユーザからの設定操作を(音声デバイス70を介さずに)直接受け付けることが可能である。
具体的には、MFP10は、操作パネル部18で設定が変更されるごとに、オプション変更要求(当該変更された設定値に関する情報を含む)をクラウドサーバ50に送信する。クラウドサーバ50は、オプション変更要求等を受信する(ステップS27(図10))と、MFP10から受信した情報(操作パネル部18を用いて変更された設定値に関する情報を含む情報)を設定データベース310に格納する。このようなデータベース更新動作によれば、(音声デバイス70およびクラウドサーバ50を介して変更された設定内容のみならず)操作パネル部18を用いた直接的な操作によって変更された設定内容も、設定データベース310に集約される。なお、設定データベース310に集約された全ての設定項目に関する設定値の情報が、ステップS23,S37(,S33)において、クラウドサーバ50からMFP10(あるいは音声デバイス70)へと送信される。
また、ステップS31で、ユーザ指示が音声デバイス70からの設定確認指示(オプション確認要求)である旨が判定されると、クラウドサーバ50は、格納部55(設定データベース310)に格納されている設定情報を取得する(ステップS32)。そして、クラウドサーバ50は、取得した設定情報を音声デバイス70に送信する(ステップS33)。より具体的には、クラウドサーバ50は、最新の設定情報(ここでは、5つの設定項目のうちの全ての設定項目に関する設定値の最新情報)を音声デバイス70に対して送信する。音声デバイス70は、受信した設定情報に基づく音声データを生成し、当該音声データに基づく音声出力を実行する。
たとえば、図14に示されるように、クラウドサーバ50は、ユーザによって発声された音声指示「設定を教えてください」を音声デバイス70を介して受信すると、設定確認指示(オプション確認要求)がユーザによって付与された旨を判定する(ステップS31)。そして、クラウドサーバ50は、最新の設定情報(5つの設定項目に関する設定値の最新情報(「2部」、「モノクロ」、「両面」、「600dpi」、「無し」))を設定データベース310から取得し、取得した設定情報を音声デバイス70に対して送信する(ステップS32,S33)。音声デバイス70は、受信した設定情報に基づく音声データを生成し、当該音声データに基づく音声出力を実行する。具体的には、「部数の設定値は2部、カラー選択の設定値はモノクロ、印刷出力種類の設定値は両面印刷、解像度の設定値は600dpi、ステープルの設定値は無し、です。」との音声が音声デバイス70から出力される。
また、音声デバイス70は、「この設定でコピーを実行して良いですか?」の音声をも引き続いて出力する。ユーザは、音声出力された設定内容が所望の設定内容である旨を判定(確認)すると、「はい」と発声して音声デバイス70に入力する。この「はい」の発声は、音声デバイス70を介してクラウドサーバ50に入力され、クラウドサーバ50によってジョブ実行指示(コピー出出力指示等)として解釈される。なお、音声出力された設定内容が所望の設定内容でない場合には、ユーザは、音声等による設定変更操作を継続すればよい。
ステップS34にて、ユーザ指示が音声デバイス70からのジョブ実行指示(コピー出出力指示等)である旨が判定されると、クラウドサーバ50は、格納部55(設定データベース310)に格納されている設定情報を取得する。そして、クラウドサーバ50は、取得した最新の設定情報(たとえば、5つの設定項目に関する設定値の最新情報(「2部」、「モノクロ」、「両面」、「600dpi」、「無し」))と、ジョブ実行指示(印刷実行指示)とをMFP10に送信する(ステップS37)。
MFP10は、ジョブ実行指示と最新の設定情報とを受信する(ステップS72(図10))と、当該設定情報に基づくコピー出力処理を実行する(ステップS75)。この際、MFP10は、受信した当該設定情報に基づき操作パネル部18内の設定画面210を更新表示してもよい。なお、クラウドサーバ50は、ジョブ完了後にジョブデータを破棄する(ステップS38)。
ここにおいて、たとえば、図14に示されるように、設定確認指示(オプション確認要求)に応じた音声デバイス70による設定情報の読み上げ中において、所定の無指示期間の経過(タイムアウト)が検出され(ステップS73(図12))、MFP10においてオートリセット(ステップS77)が発生し得る。ここでは、オートリセットの発生に伴って、音声アプリケーションQ1が一旦終了するとともに、操作パネル部18のタッチパネル19のバックライトが消灯されて画面が真っ黒になる(ブラックアウトする)ものとする。
オートリセットが生じた場合にも、上述のステップS37の処理等が実行される。MFP10は、クラウドサーバ50からの情報を受信すると、音声アプリケーションQ1を(自動的に)再起動するとともに、当該情報(設定情報および印刷実行指示)を当該音声アプリケーションQ1に引き渡す。これに応じて、当該音声アプリケーションQ1は、上述のステップS75の処理を実行する。具体的には、音声アプリケーションQ1(MFP10)は、受信した設定情報に基づくコピー出力処理(および当該設定情報に基づく操作パネル部18の設定画面210の更新表示処理等)を実行する。
その後、所定期間に亘って音声が付与されていないことがステップS11にて判定されると、上述のようにステップS41からステップS42に進む。あるいは、ユーザによる明示の終了指示(音声指示)が付与された場合(ステップS43参照)にも、ステップS42に進む。ステップS42では、上述のように、クラウドサーバ50は、使用中フラグF1を「OFF」に変更し、図10および図11の動作を終了する。
以上のような動作によれば、クラウドサーバ50は、三者10,50,70の連携処理が継続されている場合、音声デバイス70およびクラウドサーバ50を介した(音声指示による)設定変更が行われるごとに、所定の複数の設定項目のうちの全ての設定項目に関する設定情報がクラウドサーバ50からMFP10に送信される。このような送信動作は、MFP10におけるオートリセットの発生前(所定の無指示期間の経過前)と当該オートリセットの発生後(所定の無指示期間の経過後)とのいずれにおいても実行される。特に、オートリセット後において当該送信動作が実行されることによれば、MFP10は、クラウドサーバ50から受信した当該設定情報に基づいて、オートリセット直前までに設定されていた設定内容を再現することが可能である。したがって、クラウドサーバ50からの無指示期間の経過に応じて設定内容がリセットされる場合であっても、ユーザが設定を最初からやり直すことを要しない。
また、上記実施形態においては、ユーザからの音声指示が発生するごとに、設定データベース310内の設定情報がクラウドサーバ50からMFP10へと送信されている。換言すれば、ユーザ指示として音声デバイス70に対する複数の単位指示(複数の単位音声指示)が付与される場合、設定データベース310内の設定情報は単位指示ごと(単位指示の付与ごと)に更新されるとともに、当該単位指示ごとに更新された最新の設定情報がクラウドサーバ50からMFP10に対して当該単位指示ごとに逐次送信されている。このような態様においては、設定データベース310内の設定情報は単位指示ごとに更新されるので、いずれの時点でMFP10にてオートリセットが発生しても、常に最新の設定情報(最新の設定内容)が設定データベース310に格納されている。ひいては、最新の設定内容がMFP10において再現され得るので、ユーザが設定を最初からやり直すことを要しない。
また、MFP10の操作パネル部18においては、オートリセット発生の前後のいずれであるかにかかわらず、当該単位指示ごとに更新され且つ当該単位指示ごとにクラウドサーバ50から送信されてきた設定情報に基づく設定内容(最新の設定内容)が表示される。したがって、オートリセット発生の前後のいずれであるかにかかわらず、常に最新の設定情報(ユーザによる最新の指示内容もが反映された設定情報)が操作パネル部18の設定画面210に表示される。
また、上記実施形態においては、音声デバイス70を介した音声指示に基づく設定変更内容のみならず、操作パネル部18を介した操作指示(設定変更操作)に基づく設定変更内容も設定データベース310に集約されている。そして、音声デバイス70およびクラウドサーバ50を介した(音声指示による)設定変更が行われるごとに、全ての設定情報(設定データベース310に集約された設定情報)がクラウドサーバ50からMFP10に送信される。したがって、2種類の設定手法(音声デバイス70を介した設定手法と音声デバイス70を介さない設定手法との双方)によって設定された内容が、オートリセット後においても適切に再現され得る。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
上記第1実施形態では、MFP10のオートリセット後において、クラウドサーバ50が、MFP10へとクラウドサーバ50の格納部55内の設定情報を自動的に(自発的に)送信している。端的に言えば、クラウドサーバ50からMFP10への(いわゆる)プッシュ型の送信処理等が行われている。詳細には、クラウドサーバ50の判定動作の結果(三者10,50,70による連携処理の継続中であるか否か)に応じて、クラウドサーバ50がMFP10へとクラウドサーバ50の格納部55内の設定情報を自動的に(自発的に)送信している。また、MFP10は、クラウドサーバ50から送信されてきた設定情報に基づいて、MFP10の格納部5にユーザ指示内容を再現する。
しかしながら、本発明は、これに限定されず、このようなプッシュ型の送信処理に加えて(あるいは代えて)、プル型の送信処理等が行われてもよい。
たとえば、MFP10のオートリセット後において、操作パネル部18に対するユーザ操作(タッチパネル19へのタッチ操作等)に応答して、三者10,50,70による連携処理の継続中であるか否かをMFP10がクラウドサーバ50に問い合わせるようにしてもよい。当該連携処理が継続されている旨の返答内容がクラウドサーバ50から受信される場合、MFP10は、設定情報の送信依頼をクラウドサーバ50に送信し、クラウドサーバ50は、当該送信依頼に応じて、クラウドサーバ50の格納部55内の設定情報をMFP10に送信する。そして、MFP10は、クラウドサーバ50から送信されてきた設定情報に基づいて、MFP10の格納部5にユーザ指示内容を再現する。このように、MFP10が主体的にクラウドサーバ50から情報を引き寄せるタイプの情報取得処理(いわゆるプル型の情報取得処理)等が行われてもよい。
第2実施形態では、このような態様について説明する。
図15は、第2実施形態に係る画像処理システム1(1B)の動作の概略を示す概念図である。図15と図4とを比較すると判るように、MFP10からクラウドサーバ50への送信依頼に応じても、クラウドサーバ50からMFP10へと設定情報が送信され得る点で、第2実施形態は第1実施形態と相違している。
図16は、第2実施形態に係るMFP10の機能ブロックを示す図である。図16に示されるように、第2実施形態に係るMFP10は、問合せ処理部11gをさらに有している。問合せ処理部11gは、三者10,50,70による連携処理が継続しているか否かをクラウドサーバ50に問い合わせる処理部である。問合せ処理部11gは、音声アプリケーションQ1等の実行によって実現される。
図17は、オートリセットに伴って一旦終了していた音声アプリケーションQ1が(ユーザ操作に応じて)再起動した直後におけるMFP10の動作を示すフローチャートである。第2実施形態のMFP10においては、図12の動作に加えて、図17の動作も実行される。
また、図18は、第2実施形態に係る画像処理システム1(1B)の動作例の一部を示すタイミングチャートである。第2実施形態においては、図13の動作と図18の動作とがこの順序で実行される。換言すれば、図14の動作の代わりに図18の動作が実行される。
図17および図18等に示されるように、この第2実施形態では、MFP10において所定の無指示期間が経過しオートリセットが発生(ステップS77(図12))した後、ユーザ操作に応じて音声アプリケーションQ1がMFP10において再起動される(ステップS60)。当該ユーザ操作としては、オートリセットに起因してブラックアウトした画面を元に戻すことを意図したユーザによるタッチ操作(操作パネル部18のタッチパネル19に対するタッチ操作)等が例示される。より具体的には、MFP10にてオートリセットが発生すると、音声アプリケーションQ1が終了し操作パネル部18がブラックアウト状態に遷移している。MFP10の近傍に存在するユーザは、当該ブラックアウト状態を有する操作パネル部18を視認すると、ブラックアウト状態を元に戻すことを意図して操作パネル部18(タッチパネル19)に対するタッチ操作を行う。なお、操作パネル部18は、ブラックアウト状態においても、ユーザによるタッチ操作(音声アプリケーションQ1の再起動操作)等を受け付けることが可能である。そして、当該タッチ操作に応じて、音声アプリケーションQ1が再起動する。
再起動した音声アプリケーションQ1(MFP10)は、三者10,50,70の連携処理が未だ継続されているか否かをクラウドサーバ50に問い合わせる(ステップS61(図17および図18参照))。具体的には、MFP10が使用中フラグF1の値の確認依頼をクラウドサーバ50に送信し、クラウドサーバ50が当該確認依頼に応じて使用中フラグF1の値をMFP10に返信する。このようにして、使用中フラグF1の情報がクラウドサーバ50とMFP10との両者によって共有される。なお、使用中フラグF1の情報をクラウドサーバ50とMFP10との両者が共有することによって、クラウドサーバ50とMFP10との双方がそれぞれ当該連携処理の継続の有無を判定することが可能である。
返信された使用中フラグF1の値が「OFF」(FALSE)である(ステップS62でNO)場合、MFP10は、「連携処理は継続されていない」旨の返答内容が受信された(換言すれば、「連携処理は継続されていない」)と判定し、ステップS63,S64の処理を実行することなく、図17の処理を終了する。
一方、返信された使用中フラグF1の値が「ON」(TRUE)である(ステップS62でYES)場合、MFP10は、「連携処理が(未だ)継続されている」旨の返答内容が受信された(換言すれば、「連携処理が継続されている」)と判定し、格納部55(設定データベース310)に格納されている設定情報を取得する(ステップS63)。具体的には、MFP10は、格納部55(設定データベース310)に格納されている設定情報の送信依頼をクラウドサーバ50に送信し、当該送信依頼に応答してクラウドサーバ50から返信されてくる当該設定情報(詳細には、複数の設定項目の全てに関する各設定値の情報)を受信する。そして、MFP10は、受信(取得)された当該設定情報を格納部5に格納して設定処理を再び実行するとともに、当該設定情報に基づく設定画面210を、操作パネル部18に再び表示する(ステップS64)。
その後、図18においては、オートリセット後における操作パネル部18の再表示状態が維持された状態で(再度のオートリセットが生じることなく)印刷出力処理が実行(ステップS75)される。
以上のように、MFP10からの送信依頼に基づきクラウドサーバ50からMFP10へと設定情報が送信されてもよい。
<第2実施形態の変形例>
上記第2実施形態では、コピーオプションの読み上げ処理中に操作パネル部18のオートリセットが発生し、当該オートリセット後に、ユーザ操作に応答して操作パネル部18の再表示がクラウドサーバ50の設定データベース310内の情報に基づいて行われているが、これに限定されない。
たとえば、図19に示すように、別のタイミング(音声による或る設定指示時点と音声による別の設定指示時点との間のタイミング)でオートリセットが発生した場合にも、ユーザ操作に応答して操作パネル部18の再表示等がクラウドサーバ50の設定データベース310内の情報に基づいて行われてもよい。図19に示される動作は、図13に示される動作と図14に示される動作との間に実行される。図19においては、「両面印刷」への設定変更を指示する音声指示(図13参照)と「フルカラー」への設定変更を指示する音声指示(図19参照)との間にオートリセットが発生した状況が示されている。換言すれば、図19では、両面印刷に関する音声指示が付与された後において、所定の無指示期間が経過しオートリセットが発生した状況が示されている。
また、第2実施形態(図18)では、オートリセット後における操作パネル部18の再表示状態が維持された状態で印刷出力処理が実行(ステップS75)されている(図18)が、これに限定されない。たとえば、図19の動作が行われた後において、第1実施形態と同様、印刷出力処理の直前にオートリセットが(再び)発生するなど、図14と同様の動作が実行されてもよい。すなわち、図13の動作と図19の動作と図14の動作とがこの順序で実行されてもよい。
また、上記第2実施形態においては、オートリセット後に、MFP10からクラウドサーバ50へと設定情報の送信依頼が送付され、設定情報がクラウドサーバ50からMFP10へと送信されているが、これに限定されない。たとえば、オートリセットの前後のいずれであるかにかかわらず、MFP10は、(常に)所定時間間隔(たとえば、5秒間隔)で使用中フラグF1の確認依頼をクラウドサーバ50に送信してもよい。使用中フラグF1がオン(ON)であることが確認される場合には、MFP10は、設定情報の送信依頼をクラウドサーバ50に送付し、当該送信依頼に応じてクラウドサーバ50から返信されてきた設定情報(設定データベース310の情報)に基づいてMFP10における設定処理等を実行してもよい。
<3.第3実施形態>
第3実施形態は、第1実施形態等の変形例である。以下では、第1実施形態等との相違点を中心に説明する。
上記第1実施形態等においては、ユーザ指示として音声デバイス70に対する複数の単位指示(部数の設定変更指示、印刷出力種類の設定変更指示等)が付与される場合において、当該複数の単位指示のそれぞれが付与されるごとに、常に複数(たとえば5つ)の設定項目のうちの全ての設定項目の設定値に関する情報が設定情報として一括して送信されている。
しかしながら、本発明は、これに限定されない。たとえば、オートリセットの発生の有無に応じて、クラウドサーバ50からMFP10へと送信される情報(送信対象情報)が変更されてもよい。
第3実施形態では、このような態様について説明する。
第3実施形態に係るクラウドサーバ50は、状況判定部59f(不図示)をさらに有している。状況判定部59fは、MFP10のオートリセット(格納部5に格納されていた設定情報が所定の無指示期間の経過に応答してリセットされること)が発生している状況か否かを、MFP10との通信によって判定する処理部である。状況判定部59fは、クラウドサーバ50における連携アプリ等の実行によって実現される。
第3実施形態においては、MFP10に関する所定の無指示期間が未だ経過していないときには(オートリセットが発生していない状況においては)、複数の設定項目のうち複数の単位指示によって変更された少なくとも1つの設定項目の設定値に関する情報とMFP10に既に送信されている情報との差分情報のみが送信される。換言すれば、複数の単位指示に応じて随時変更された少なくとも1つの設定項目の設定値に関する情報のうち、MFP10に対して未だ送信されていない情報のみが送信される。端的に言えば、ユーザ指示等に応じて変更された設定値情報とMFP10に送信済みの情報との差分情報のみが送信される。
より詳細には、設定情報に関する(N+1)回目(たとえば3回目)(ただし、Nは自然数)の送信処理では、設定情報に関するN回目(たとえば2回目)までの送信にて既に送信された情報は送信されない。N回目(2回目)までの送信処理では未だ送信されていなかった情報(新たに変更された設定値(或る設定項目の設定値)に関する情報)のみが、(N+1)回目(3回目)の送信処理で送信される。
一方、MFP10に関する所定の無指示期間が経過しているときには(オートリセットが発生している状況においては)、複数の設定項目のうちの全ての設定項目の設定値の情報が一括して送信される。
図20は、第3実施形態に係るMFP10の動作を示すフローチャートである。第3実施形態のMFP10においては、図12の動作に代えて図20の動作が実行される。図12と図20とを比較すると判るように、図20においてはステップS76の処理が追加されている。ステップS73にてタイムアウトが発生すると、ステップS76において、MFP10は、タイムアウトの発生通知とそれに伴うオートリセットの発生通知とをMFP10に送信する。なお、オートリセットの発生通知は、実際のオートリセットの発生後に送信してもよいが、図20のようにオートリセットの発生直前に送信されてもよい。
図21および図22は、第3実施形態に係るクラウドサーバ50の動作を示すフローチャートである。第3実施形態のクラウドサーバ50においては、図10および図11の動作(第1実施形態に係る動作)に代えて図21および図22の動作が実行される。両実施形態に係るこれらの図を比較すると判るように、図21および図22においてはステップS16~S19,S24~S26,S35,S36の処理が追加されている。
図21に示されるように、クラウドサーバ50がMFP10(音声アプリケーションQ1)からタイムアウト通知を受信する(ステップS16)と、クラウドサーバ50は、「(MFP10における)タイムアウト発生状態」を設定データベース310に登録する(ステップS17)。
逆に、クラウドサーバ50がMFP10(音声アプリケーションQ1)からタイムアウト解除通知を受信する(ステップS18)と、クラウドサーバ50は「タイムアウト発生状態」の解除を設定データベース310に登録する(ステップS19)。なお、タイムアウト解除通知は、音声アプリケーションQ1がMFP10において再起動した直後に、MFP10からクラウドサーバ50へと送信される。
また、ユーザ指示が音声デバイス70からの設定変更指示(オプション変更要求)である旨が判定され(ステップS21)、当該設定変更指示の内容(設定内容)で設定データベース310が更新される(ステップS22)と、ステップS24に進む。ステップS24では、タイムアウト発生状態であるか否かが設定データベース310に基づいて判定される。タイムアウト発生状態でない場合、ユーザ指示等に応じて変更された設定値情報とMFP10に送信済みの情報との差分情報のみがMFP10に送信される(ステップS25)。一方、タイムアウト発生状態である場合、所定の複数の設定項目のうちの全ての設定項目の設定値の情報が一括してMFP10に送信される(ステップS26)。
また、ユーザ指示が音声デバイス70からの印刷指示(コピージョブ実行指示)である旨が判定されると(ステップS34)、ステップS35に進む。ステップS35では、タイムアウト発生状態であるか否かが設定データベース310に基づいて判定される。タイムアウト発生状態でない場合、印刷指示のみがMFP10に送信される(ステップS36)。一方、タイムアウト発生状態である場合、印刷指示と複数の設定項目のうちの全ての設定項目の設定値の情報とが送信される(ステップS37)。
図23~図25は、第3実施形態に係る画像処理システム1の動作例を示すタイミングチャートである。これらの図を参照しながら、第3実施形態の動作についてさらに説明する。
最初の2つの音声指示(「ABCアプリ(MFP連携アプリケーション)を起動して下さい」および「コピー」)に対する動作は、第1実施形態と同様である。
その後、部数変更に関する音声指示(「2部に変更してください」)が音声デバイス70によって付与される(図23の中段付近参照)と、クラウドサーバ50は、設定データベース310を更新した後、更新された設定情報(「2部印刷」)のみをMFP10に送信する(ステップS25)。MFP10は、取得された情報に基づき設定画面210を更新する。なお、設定画面210としては、第1実施形態と同様の画面212(図7)が表示される。
つぎに、印刷出力種類更に関する音声指示(「両面印刷に変更してください」)が音声デバイス70によって付与されると、クラウドサーバ50は、設定データベース310を更新した後、更新された設定情報(「両面印刷」)のみ(送信済みの更新情報以外の情報)をMFP10に送信する。MFP10は、取得された情報に基づき設定画面210を更新する。なお、設定画面210としては、第1実施形態と同様の画面213(図8)が表示される。
その後、MFP10において所定の無指示期間が経過する(タイムアウトが発生する)と、図24に示されるように、タイムアウト通知がMFP10からクラウドサーバ50へと送信される(ステップS76)とともに、MFP10にてオートリセットが発生する(ステップS77)。クラウドサーバ50は、MFP10からのタイムアウト通知に基づき「タイムアウト発生状態」を設定データベース310に登録する(ステップS17)。
さらに、カラー選択に関する音声指示(「フルカラーに変更してください」)が音声デバイス70によって付与される(図24参照)と、クラウドサーバ50は、設定データベース310を更新した後、MFP10のタイムアウト発生状態を設定データベース310に基づき検知する。この検知結果に応じて、クラウドサーバ50は、更新された情報(「フルカラー印刷」)のみではなく、全ての設定項目の各設定値(設定されている値)の情報を、設定情報としてMFP10に送信する(ステップS26)。すなわち、複数(ここでは5つ)の設定項目のうちの全ての設定項目の設定値に関する情報が設定情報として一括して送信される。MFP10は、当該情報の受信に応答して音声アプリケーションQ1を自動的に再起動し、再起動後にタイムアウト解除通知をクラウドサーバ50に送信する。クラウドサーバ50は、受信したタイムアウト解除通知に基づき、「タイムアウト発生状態」の解除を設定データベース310に登録する(ステップS19)。また、MFP10は、クラウドサーバ50から取得された設定情報に基づき設定画面210を更新する。なお、設定画面210としては、画面214(図9参照)が表示される。
次の音声指示(「設定を教えてください」)に対する動作(音声デバイス70およびクラウドサーバ50の動作)は、第1実施形態とほぼ同様である(図25参照)。また、第1実施形態と同様に、音声デバイス70による設定情報の読み上げ中に、MFP10にてタイムアウトが発生する。ただし、第3実施形態では、図25に示されるように、タイムアウトの通知処理(ステップS76)、およびタイムアウト発生状態の登録処理(ステップS17)等がさらに実行される。
その後、コピーの実行指示(「はい」)が付与されると、クラウドサーバ50は、MFP10のタイムアウト発生状態を設定データベース310に基づき検知する。これに伴い、クラウドサーバ50は、コピー実行指示(印刷指示)のみではなく、全ての設定項目の各設定値(設定されている値)の情報をもMFP10に送信する(ステップS37)。MFP10は、コピー実行指示の受信と設定情報の受信とに応答して音声アプリケーションQ1を再起動し、再起動後にタイムアウト解除通知をクラウドサーバ50に送信する。クラウドサーバ50は、受信したタイムアウト解除通知に基づき、「タイムアウト発生状態」の解除を設定データベース310に登録する(ステップS19)。また、MFP10は、クラウドサーバ50から取得された設定情報に基づき設定画面210を更新表示するとともに、クラウドサーバ50から取得されたコピー実行指示と当該設定情報とに基づき印刷出力(コピー出力)を実行する。
このように、オートリセットの発生の有無に応じて、クラウドサーバ50からMFP10へと送信される情報(送信対象情報)が変更されてもよい。
また、図26は、第3実施形態に係る別の動作例を示すタイミングチャートである。当該別の動作例においては、図26の動作が図25の動作に代えて実行される。図26では、音声デバイス70による設定情報の読み上げ中にはMFP10のタイムアウトが発生していない。そして、コピー実行指示(「はい」)が付与されると、コピー実行指示を受信したクラウドサーバ50は、MFP10におけるタイムアウトの非発生状態を設定データベース310に基づき検知する。これに伴い、クラウドサーバ50は、コピー実行指示(印刷指示)のみをMFP10に送信(ステップS36)する一方で、設定データベース310内の設定情報をMFP10に送信しない。そして、MFP10は、クラウドサーバ50から取得されたコピー実行指示に基づき印刷出力(コピー出力)を実行する。
このようにして、ステップS35の分岐処理結果に基づいてステップS36の処理が実行されてもよい。
以上のような第3実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。特に、第3実施形態においては、状況に応じて、全ての設定項目に関する設定情報のうち差分情報(未送信情報)のみがクラウドサーバ50からMFP10へと送信される(ステップS25)ので、通信トラフィックを低減することが可能である。また、コピー実行指示(印刷指示)と設定情報との双方のうち、状況に応じて、コピー実行指示のみが送信される(ステップS36)(設定情報が送信されない)ので、通信トラフィックの増大を抑制することが可能である。
<第3実施形態の他の変形例>
なお、第3実施形態では、所定の無指示期間の経過に応答して設定情報がリセットされているときには(オートリセットが発生している状況においては)、複数の設定項目のうちの全ての設定項目の設定値に関する情報が設定情報として一括して送信されているが、これに限定されない。たとえば、所定の無指示期間の経過に応答して設定情報がリセットされているときには、当該複数の設定項目のうち、複数の単位指示によって変更された少なくとも1つの設定項目(たとえば、部数、カラー選択、印刷出力種類の3項目のみ)の設定値に関する情報が、設定情報として一括して送信されてもよい。
<4.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態においては、単位指示ごとに更新された最新の設定情報がクラウドサーバ50からMFP10に対して当該単位指示ごとに逐次送信されているが、これに限定されない。たとえば、ユーザ指示として音声デバイス70に対して付与された複数の単位指示が完了した後において、当該複数の単位指示の全てを反映した設定情報(格納部55に格納される設定情報)がクラウドサーバ50からMFP10に対して一括送信されてもよい。特に、各種の設定内容がMFP10の操作パネル部18に表示されない場合(あるいは、音声デバイス70を用いた音声操作が(専ら)行われて操作パネル部18が利用されない場合)等には、このような一括送信が行われることが好ましい。
また、上記各実施形態では、操作パネル部18を用いた設定変更内容が逐次にMFP10からクラウドサーバ50へと送信されているが、これに限定されない。たとえば、操作パネル部18がユーザからの複数の設定変更操作を受け付ける場合、MFP10は、当該複数の設定変更操作に応じて各設定値に関して更新された情報をクラウドサーバ50に一括送信してもよい。より詳細には、MFP10は、操作パネル部18で設定変更操作が受け付けられるごとに、当該設定変更操作によって変更された各設定値に関する情報を格納部5に格納しておき、所定の無指示期間の経過に応答してリセットする直前に、MFP10の格納部5に格納されている情報をクラウドサーバ50に一括送信してもよい。そして、クラウドサーバ50は、受信した情報をも含む情報を設定データベース310に設定情報として格納しておけばよい。
上記各実施形態においては、音声デバイス70(外部デバイス)とクラウドサーバ50とMFP10(画像処理装置)との三者の連携処理が実行されているか否かが、(クラウドサーバ50に格納された)使用中フラグF1の値(オン/オフ)に基づいて判定されている。詳細には、連携処理の開始に応じて使用中フラグF1が「ON」に変更され、連携処理の終了に応じて使用中フラグF1が「OFF」に変更されており、当該使用中フラグF1の値に基づいて、三者10,50,70の連携処理が継続しているか否かが判定されている。換言すれば、音声デバイス70とクラウドサーバ50(詳細にはMFP10との連携用アプリ)とのセッションの確立の有無に基づいて、当該事項(上記三者70,50,10の連携処理が実行されているか否か)が判定されている。
しかしながら、本発明は、これに限定されない。
たとえば、クラウドサーバ50を利用したジョブの実行中であるか否かを示す情報(クラウドサーバ50に格納されたフラグ情報等)に基づいて、当該事項(上記三者70,50,10の連携処理が実行されているか否か)が判定されてもよい。より詳細には、ジョブの実行中であるか否かを示すフラグ(F1あるいは別のフラグF2)に基づいて、三者10,50,70の連携処理が継続しているか否かが判定されてもよい。当該フラグF2は、たとえば、ジョブの受付開始の際(ステップS15(図10)の前後等)に「ON」に変更され、ジョブの実行終了の際(ステップS38(図11)の前後等)に「OFF」に変更されればよい。
また、上記各実施形態においては、クラウドサーバ50からMFP10に対する指示とMFP10の操作パネル部18に対する指示との双方が存在しない期間が、所定の無指示期間(オートリセット発生要件)として例示されているが、これに限定されない。たとえば、当該所定の無指示期間は、クラウドサーバ50からMFP10に対する指示(音声指示等)のみが存在しない期間であってもよい。換言すれば、MFP10の操作パネル部18に対するユーザ指示の有無を考慮せずに、所定の無指示期間の経過の有無が判定されてもよい。
また、上記各実施形態においては、コピージョブに関する設定処理に本発明が適用される態様が例示されているが、これに限定されず、スキャンジョブなどの他のジョブに関する設定処理に本発明が適用されてもよい。
また、上記各実施形態においては、画像処理装置としてMFP10が例示されているが、これに限定されない。画像処理装置は、コピー装置、印刷出力装置(単機能プリンタ等)、あるいはスキャナ装置などであってもよい。
また、上記各実施形態においては、外部デバイスとして音声デバイス70が例示されているが、これに限定されず、外部デバイスはタブレット端末などであってもよい。また、外部デバイスからのユーザ指示は、音声指示のみならずユーザの手指による操作指示等であってもよい。たとえば、タブレット端末などによる操作指示に基づく操作データが、クラウドサーバ50を介してMFP10に送信される場合にも上記思想を適用することが可能である。より具体的には、クラウドサーバ50は、タブレット端末(外部デバイス)を用いたユーザ指示(操作指示)に基づく設定情報(タブレット端末から送信されてきた設定情報)をクラウドサーバ50内の設定データベース310等に格納するとともに、連携処理中において(必要に応じて)当該設定情報をMFP10に送信すればよい。特に、オートリセット後に、クラウドサーバ50(設定データベース310)に格納されていた当該設定情報に基づいて、MFP10における設定処理が実行されることによれば、ユーザが設定を最初からやり直すことを要しない。
1 画像処理システム
5 (MFP10の)格納部
10 MFP(画像処理装置)
18 操作パネル部
19 タッチパネル
50 クラウドサーバ
55 (クラウドサーバの)格納部
70 音声デバイス(外部デバイス)
210~214 設定画面
310 設定データベース
F1 使用中フラグ

Claims (23)

  1. 画像処理装置とクラウドサーバとを備え、前記画像処理装置と前記クラウドサーバと外部デバイスとの連携処理によって前記画像処理装置における設定処理を実行することが可能な画像処理システムであって、
    前記クラウドサーバは、
    前記画像処理装置における前記設定処理に関するユーザ指示を前記外部デバイスから取得する取得手段と、
    前記ユーザ指示に基づく設定情報であって前記画像処理装置に関する設定情報を格納する第1格納手段と、
    前記連携処理が継続されているか否かを判定する判定手段と、
    前記設定情報を前記画像処理装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記画像処理装置は、
    前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報を格納する第2格納手段と、
    前記第2格納手段に格納されている前記設定情報を所定の無指示期間の経過に応答してリセットするリセット手段と、
    を備え、
    前記所定の無指示期間は、前記クラウドサーバから前記画像処理装置に対する指示が存在しない期間であり、
    前記画像処理システムは、前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされた後において、前記連携処理が継続されていると判定される場合、前記クラウドサーバの前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を前記第2格納手段に格納することを特徴とする画像処理システム。
  2. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記クラウドサーバの前記送信手段は、前記連携処理が継続されていると判定される場合、前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を、自発的にあるいは前記画像処理装置からの送信依頼に応答して前記画像処理装置に送信し、
    前記画像処理装置は、前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされた後において、前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報を前記第2格納手段に格納することを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記判定手段は、前記ユーザ指示が付与されると、前記連携処理が継続されているか否かを判定し、
    前記クラウドサーバの前記送信手段は、前記連携処理が継続されていると判定されることに応答して、前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を前記画像処理装置に自動的に送信し、
    前記画像処理装置は、前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報を前記第2格納手段に格納することを特徴とする画像処理システム。
  4. 請求項3に記載の画像処理システムにおいて、
    前記画像処理装置は、前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされた後、前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報を前記第2格納手段に格納することを特徴とする画像処理システム。
  5. 請求項3に記載の画像処理システムにおいて、
    前記ユーザ指示として前記外部デバイスに対する複数の単位指示が付与される場合、
    前記第1格納手段に格納される前記設定情報は、単位指示ごとに更新され、
    前記送信手段は、前記単位指示ごとに更新された前記設定情報を前記画像処理装置に対して前記単位指示ごとに逐次送信することを特徴とする画像処理システム。
  6. 請求項5に記載の画像処理システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    前記第2格納手段の格納情報に基づき設定内容を表示する表示手段、
    をさらに備え、
    前記表示手段は、前記単位指示ごとに更新され且つ前記クラウドサーバから前記単位指示ごとに送信されてきた前記設定情報に基づく設定内容を表示することを特徴とする画像処理システム。
  7. 請求項3に記載の画像処理システムにおいて、
    前記送信手段は、前記ユーザ指示として前記外部デバイスに対して付与された複数の単位指示が完了した後において、前記複数の単位指示の全てを反映した前記設定情報であって前記第1格納手段に格納される前記設定情報を前記画像処理装置に対して一括送信することを特徴とする画像処理システム。
  8. 請求項3に記載の画像処理システムにおいて、
    前記クラウドサーバの前記送信手段は、前記連携処理が継続されていると判定される場合、前記所定の無指示期間の経過前と前記所定の無指示期間の経過後とのいずれにおいても、前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を前記画像処理装置に送信することを特徴とする画像処理システム。
  9. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    前記連携処理が継続されているか否かを前記クラウドサーバに対して問い合わせる通信手段、
    をさらに備え、
    前記通信手段は、前記連携処理が継続されている旨の返答内容が前記クラウドサーバから受信される場合、前記第1格納手段に格納されている前記設定情報の送信依頼を前記クラウドサーバに送信し、
    前記画像処理装置は、前記送信依頼に応じて前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報を前記第2格納手段に格納することを特徴とする画像処理システム。
  10. 請求項9に記載の画像処理システムにおいて、
    前記通信手段は、前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされた後において、前記連携処理が継続されているか否かを前記クラウドサーバに対して問い合わせるとともに、前記連携処理が継続されている旨の返答内容が前記クラウドサーバから受信されると、前記送信依頼を前記クラウドサーバに送信することを特徴とする画像処理システム。
  11. 請求項10に記載の画像処理システムにおいて、
    前記画像処理装置は、前記クラウドサーバと前記画像処理装置との連携用のアプリケーションソフトウエアであって、前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報に基づき、前記画像処理装置における前記設定処理を実行するアプリケーションソフトウエアを実装しており、
    前記画像処理装置の前記通信手段は、前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされ且つ前記アプリケーションソフトウエアが一旦終了した後において、前記アプリケーションソフトウエアが再び起動される際に、前記連携処理が継続されているか否かを前記クラウドサーバに対して問い合わせることを特徴とする画像処理システム。
  12. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記判定手段は、前記ユーザ指示が付与されると、前記連携処理が継続されているか否かを判定し、
    前記クラウドサーバの前記送信手段は、前記連携処理が継続されていると判定されることに応答して、前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を前記画像処理装置に自動的に送信し、
    前記画像処理装置は、前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされる第1オートリセットが発生した後、前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報を前記第2格納手段に格納し、
    前記画像処理装置は、
    前記設定処理における設定内容を表示する表示手段と、
    前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされるオートリセットであって前記第1オートリセットとは別のオートリセットである第2オートリセットが発生した後、前記連携処理が継続されているか否かを、前記表示手段に対するユーザ操作に応じて前記クラウドサーバに対して問い合わせるとともに、前記連携処理が継続されている旨の返答内容が前記クラウドサーバから受信されると、前記第1格納手段に格納されている前記設定情報の送信依頼を前記クラウドサーバに送信する通信手段と、
    をさらに備え、
    前記画像処理装置は、前記第2オートリセットが発生した後、前記送信依頼に応じて前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報を前記第2格納手段に格納し、
    前記表示手段は、前記送信依頼に応じて前記クラウドサーバから送信されてきた前記設定情報に基づく設定内容を表示することを特徴とする画像処理システム。
  13. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記クラウドサーバは、
    前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされるオートリセットが発生している状況か否かを、前記画像処理装置との通信によって判定する状況判定手段、
    をさらに備え、
    前記送信手段は、前記ユーザ指示として前記外部デバイスに対する複数の単位指示が付与される場合、
    前記オートリセットが発生していない状況においては、複数の設定項目のうち前記複数の単位指示によって変更された設定項目の設定値に関する情報と前記画像処理装置に既に送信されている情報との差分情報のみを送信し、
    前記オートリセットが発生している状況においては、前記複数の設定項目のうちの全ての設定項目の設定値に関する情報を前記設定情報として一括して送信することを特徴とする画像処理システム。
  14. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記クラウドサーバは、
    前記第2格納手段に格納されていた前記設定情報が前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットされるオートリセットが発生している状況か否かを、前記画像処理装置との通信によって判定する状況判定手段、
    をさらに備え、
    前記送信手段は、前記ユーザ指示として前記外部デバイスに対する複数の単位指示が付与される場合、
    前記オートリセットが発生していない状況においては、複数の設定項目のうち前記複数の単位指示によって変更された設定項目の設定値に関する情報と前記画像処理装置に既に送信されている情報との差分情報のみを送信し、
    前記オートリセットが発生している状況においては、前記複数の設定項目のうち前記複数の単位指示によって変更された設定項目の設定値に関する情報を前記設定情報として一括して送信することを特徴とする画像処理システム。
  15. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    ユーザからの設定変更操作を受け付けることが可能な操作パネル部、
    をさらに備えており、
    前記画像処理装置の前記送信手段は、前記ユーザ指示が前記操作パネル部に対する設定変更操作によって付与されるごとに、前記設定変更操作によって変更された設定値に関する情報を前記クラウドサーバに送信し、
    前記クラウドサーバの前記第1格納手段は、前記操作パネル部を用いて変更された前記設定値に関する情報を含む情報を前記設定情報として格納することを特徴とする画像処理システム。
  16. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    ユーザからの設定変更操作を受け付けることが可能な操作パネル部、
    をさらに備えており、
    前記操作パネル部は、前記ユーザからの複数の設定変更操作を受け付け、
    前記画像処理装置の前記第2格納手段は、前記ユーザ指示が前記操作パネル部に対する設定変更操作によって付与されるごとに、前記設定変更操作によって変更された各設定値に関する情報をも格納し、
    前記画像処理装置の前記送信手段は、前記第2格納手段に格納されている前記設定情報を前記所定の無指示期間の経過に応答してリセットする直前に、前記複数の設定変更操作に応じて各設定値に関して更新された情報を前記クラウドサーバに一括送信し、
    前記クラウドサーバの前記第1格納手段は、前記複数の設定変更操作に応じて各設定値に関して更新された情報を含む情報を前記設定情報として格納することを特徴とする画像処理システム。
  17. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記所定の無指示期間は、前記クラウドサーバから前記画像処理装置に対する指示と前記画像処理装置の操作パネル部に対する指示との双方が存在しない期間であることを特徴とする画像処理システム。
  18. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記所定の無指示期間の経過前において前記外部デバイスに対する複数の単位指示が前記ユーザ指示として付与される場合、
    前記第1格納手段は、単位指示ごとに前記設定情報を更新することを特徴とする画像処理システム。
  19. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記送信手段は、複数の設定項目のうちの全ての設定項目の設定値に関する情報を前記設定情報として一括して送信することを特徴とする画像処理システム。
  20. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記送信手段は、複数の設定項目のうち前記ユーザ指示によって変更された設定項目のみに関する設定値の情報を一括して送信することを特徴とする画像処理システム。
  21. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記ユーザ指示は、ユーザによる音声指示を含むことを特徴とする画像処理システム。
  22. 画像処理装置と連携することが可能なクラウドサーバであって、
    前記画像処理装置と前記クラウドサーバと外部デバイスとの連携処理を伴う前記画像処理装置における設定処理の実行中に、前記画像処理装置における前記設定処理に関するユーザ指示を前記外部デバイスから取得する取得手段と、
    前記連携処理が継続されているか否かを判定する判定手段と、
    前記ユーザ指示に基づく設定情報であって前記画像処理装置に関する設定情報を格納する第1格納手段と、
    前記設定情報を前記画像処理装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記送信手段は、前記クラウドサーバから受信され且つ前記画像処理装置の第2格納手段に格納されていた前記設定情報が所定の無指示期間の経過に応答して前記画像処理装置にてリセットされた後、前記連携処理が継続されていると判定される場合、前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を前記画像処理装置に送信することによって、前記クラウドサーバの前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を前記第2格納手段に格納させることを特徴とするクラウドサーバ。
  23. 画像処理装置と連携することが可能なクラウドサーバに内蔵されたコンピュータに、
    a)前記画像処理装置と前記クラウドサーバと外部デバイスとの連携処理による前記画像処理装置における設定処理の実行中に、前記画像処理装置における前記設定処理に関するユーザ指示を前記外部デバイスから取得するステップと、
    b)前記連携処理が継続されているか否かを判定するステップと、
    c)前記ユーザ指示に基づく設定情報であって前記画像処理装置に関する設定情報を前記クラウドサーバの第1格納手段に格納するステップと、
    d)前記設定情報を前記画像処理装置に送信するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記ステップd)は、
    前記クラウドサーバから受信され且つ前記画像処理装置の第2格納手段に格納されていた前記設定情報が所定の無指示期間の経過に応答して前記画像処理装置にてリセットされた後、前記連携処理が継続されていると判定される場合、前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を前記画像処理装置へと送信することによって、前記クラウドサーバの前記第1格納手段に格納されている前記設定情報を前記第2格納手段に格納させるステップ、
    を備えることを特徴とするプログラム。
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