JP2017047642A - 先行rip時におけるrip後データ保存方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークを介した印刷においても正確にエンジンPPMで処理を行う事ができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】留め置かれた印刷ジョブに対しページ毎にRIP時間およびネットワーク転送時間を予測する時間予測手段と、RIP予測時間を用いて先行RIP画像を保持するか、PDLデータのままにしておくかを判定する手段と、該当ページの印刷処理時間を計算し、その処理時間がエンジンPPMを下回ることによって余剰となった処理時間を次ページの処理へ繰り越す手段とを有する。
【選択図】図9
【解決手段】留め置かれた印刷ジョブに対しページ毎にRIP時間およびネットワーク転送時間を予測する時間予測手段と、RIP予測時間を用いて先行RIP画像を保持するか、PDLデータのままにしておくかを判定する手段と、該当ページの印刷処理時間を計算し、その処理時間がエンジンPPMを下回ることによって余剰となった処理時間を次ページの処理へ繰り越す手段とを有する。
【選択図】図9
Description
本発明は、先行RIP時におけるRIP後データ保存方法に関する。
印刷ジョブを予め画像形成装置に送信のみしておきその場では印刷せず、後でユーザが任意なタイミングで印刷ができる留め置き印刷という方法がある。留め置き印刷の際、PDLにおいては実際に印刷を行うためにPDLから中間データへの変換、中間データからラスタデータへの変換処理(RIP)を行っている。PDLの内容によってはRIPに時間がかかるものがあり、実際に印刷を開始した際に印刷に時間がかかり、待たされる事がある。
これに対して特許文献1のような解決手段がある。即ち画像形成装置において、予めページ毎に時間予測を行いPDLのRIP時間がエンジンPPMを超えるものについては先行RIPを実施した後、生成したイメージデータをストレージに保存しておいて、実際の印刷時に保存しておいた先行RIP画像を用いる。これにより、実際の印刷の際に印刷時間をエンジンPPMに間に合わせる。なお、エンジンPPM(Page per Minutes)1分あたりに印刷エンジンが印刷できるページ数を表している。
特許文献1の方法においては、エンジンPPMを超えるページに関してのみ先行RIP画像を保存するというものだった。この方法では全てのページでエンジンPPMを超えていた場合、全てのページの先行RIP後画像を保持しなければならないという課題があった。
また、近年では印刷ジョブを投げた印刷装置がネットワークを介して別の印刷装置に印刷を指示する場合がある。さらに印刷ジョブを保存するための記憶装置においても印刷を実施する印刷装置とはネットワークで結ばれている場合があり、単純にRIP処理の時間予測ではエンジンPPMに間に合う印刷ができないという課題がある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は以下の構成を有する。即ち、印刷ジョブを画像形成装置または外部記憶装置に留め置く手段と、留め置かれた印刷ジョブに対し、ページ毎にRIP時間およびネットワーク転送時間を予測する時間予測手段と、前記RIP予測時間を用いて先行RIP画像を保持するか、PDLデータのままにしておくかを判定する手段と、該当ページの印刷処理時間を計算し、その処理時間がエンジンPPMを下回ることによって余剰となった処理時間を次ページの処理へ繰り越す手段とを有する。
本発明に係る画像形成装置によれば、ネットワークを介した印刷においても正確にエンジンPPM内で処理を行う事ができ、さらにストレージに保存するRIP後画像を特許文献1の方法と比較して、さらに削減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
[実施例1]
<システム構成図>
まず、図1を用いて本発明におけるシステムの構成の一例を説明する。本実施例に係るシステムは、画像形成装置101、外部記憶装置102、ネットワーク103、情報処理装置104を有する。情報処理装置104は、複数の画像形成装置102および複数の外部記憶装置とネットワーク103で接続されている。
<システム構成図>
まず、図1を用いて本発明におけるシステムの構成の一例を説明する。本実施例に係るシステムは、画像形成装置101、外部記憶装置102、ネットワーク103、情報処理装置104を有する。情報処理装置104は、複数の画像形成装置102および複数の外部記憶装置とネットワーク103で接続されている。
画像形成装置101は、スキャン、FAX、プリント、コピーなどの様々な機能を有する複合機である。また、画像形成装置101はページ毎のラスタライズにかかる時間予測およびRIP処理、先行RIPを行ってRIP後データを保存するかPDLデータのまま持たせるかの判定処理、印刷処理を行う。これらの処理は単一の画像形成装置で行ってもよいし、ネットワーク103を介して複数の画像形成装置で分担させてもよい。
外部記憶装置102は画像形成装置が受信したPDLデータ、およびPDLのRIP後画像を保存する。外部記憶装置ではなく画像形成装置102内にある記憶装置にRIP後データを持たせてもよい。ネットワーク103はWANやLANで構成される無線、または有線のネットワークである。
情報処理装置104はユーザが使用するクライアントPC、または近年普及しつつあるモバイル端末である。情報処理装置104はネットワーク103を介して画像102へ印刷ジョブを送信することができる。情報処理装置104はネットワーク103を介して複数接続することができる。
<画像形成装置のハードウェアブロック図>
図2は本実施例の画像形成装置101の構成を説明するハードウェアブロック図である。なお、図2では画像形成装置単体の構成のみを示しているが、この画像形成装置102には図1に示す外部記憶装置102や情報処理装置104などの装置がネットワーク103を通じて無線または有線で接続される。印刷ジョブは主にネットワーク103に接続されている情報処理装置104からネットワーク103やUSBに代表されるインターフェースを経由して画像形成装置102に転送される。
図2は本実施例の画像形成装置101の構成を説明するハードウェアブロック図である。なお、図2では画像形成装置単体の構成のみを示しているが、この画像形成装置102には図1に示す外部記憶装置102や情報処理装置104などの装置がネットワーク103を通じて無線または有線で接続される。印刷ジョブは主にネットワーク103に接続されている情報処理装置104からネットワーク103やUSBに代表されるインターフェースを経由して画像形成装置102に転送される。
図2において、200はコントローラユニットで、画像信号やデバイス情報の入出力を制御する。中央演算装置201は補助記憶装置203に記憶されたプログラムを主記憶装置202に読み出し、実行する。さらに、システムバス212に接続される各デバイスを中央演算装置201が統括的に制御する。また、中央演算装置201は並列処理を実現するために、ハードウェアとしてプロセッサを複数有するマルチプロセッサシステムを採用してもよい。また、マイクロプロセッサとして、複数のプロセッサコアを備えているものでもよい。
ハイパースレッディングのようなプロセッサ内のレジスタやパイプラインの空き時間を有効利用して1つのプロセッサをあたかも複数のプロセッサであるかのように見せる技術が利用出来るものを用いても良い。ネットワーク103を介して接続させる情報処理装置104上に多くの処理を分離実行させる構成も可能である。主記憶装置202は、中央演算装置201の主メモリ、ワークメモリとして機能する。補助記憶装置203は大容量データを一時的あるいは長期的に保持する目的でも使用される。RIP204は中間プリントデータをラスタイメージに展開する専用ハードウェアである。
RIP204は中央演算装置201により主記憶装置202上に生成された中間プリントデータを高速かつ、中央演算装置201の実行と並列に、処理するものである。Network205はネットワーク103に接続し、プリンタ外部とのプリントデータやデバイス情報の入出力を担う。あるいはNetwork205を介して主記憶装置203にプログラムをインストールすることもできる。スキャン装置I/F206はスキャン装置209とのインターフェース部で、スキャン装置209から送受信するスキャン画像を主記憶装置202または、補助記憶装置203に保存する役割を担う。
操作部I/F207は操作部210とのインターフェース部で、操作部210に表示する画像データを操作部210に対して出力する。また、操作部210から本装置のユーザが入力した情報を、中央演算装置201に伝える役割をする。操作部210は、出力器として液晶パネルと音源を備え、入力器としてタッチパネルとハードキー、マイクを備えるものである。コントローラユニット200はデバイスI/F208を介して、プリンタエンジン211に接続される。デバイスI/F208は中央演算装置201の指示に基づき、画像信号の送出、デバイス動作指示、デバイス情報の受信を行う。
プリンタエンジン211はコントローラユニット200からの画像信号を媒体上に出力する出力機であり、電子写真方式、インクジェット方式の何れでも構わない。また、システムバス212に対し、CDやDVDなどの可搬型ディスク記録媒体に対するディスクドライブ、フラッシュメモリなどの可搬型の不揮発性記録媒体に対するメモリリーダライタなどが接続されてもよい。また、本実施例の処理内容が記述されたプログラムが前記可搬型記憶媒体を経由して、補助記憶装置203に保存され、画像形成装置にインストールすることもできる。
<画像形成装置のソフトウェアモジュール図>
図3は本実施例における画像形成装置101のソフトウェアモジュール構成図である。図3に記載した各ソフトウェアモジュールは、プログラムとして補助記憶装置203に格納され、主記憶装置202にロードされ中央演算装置201により実行されるものである。送受信部301はNetwork205より、印刷データの受信、スキャン画像の送信、他の画像形成装置への印刷データの送受信を担う。データ解釈部302は制御部303を介して送受信部301より受信される印刷データを読み込み、ドキュメント内の描画情報を解釈する。
図3は本実施例における画像形成装置101のソフトウェアモジュール構成図である。図3に記載した各ソフトウェアモジュールは、プログラムとして補助記憶装置203に格納され、主記憶装置202にロードされ中央演算装置201により実行されるものである。送受信部301はNetwork205より、印刷データの受信、スキャン画像の送信、他の画像形成装置への印刷データの送受信を担う。データ解釈部302は制御部303を介して送受信部301より受信される印刷データを読み込み、ドキュメント内の描画情報を解釈する。
このデータ解釈処理の結果として抽出した描画情報は制御部303を介してレンダラ304に送られ、レンダリング処理に使用される。制御部303は本実施例における印刷データの受信、データ解釈、画像のレンダリング、印刷情報データ生成、印刷物のスキャン、スキャン画像の送信、RIP時間予測、データ転送時間までの各種処理の制御の全般を司る。レンダラ304はデータ解釈部302から送られてきた描画情報からRIP204を使用してビットマップイメージを生成する。生成されたビットマップイメージはデバイスI/F208を介してプリンタエンジンに送られ、印刷用紙に対する画像形成処理が実行される。
印刷情報データ生成部305は印刷時の印刷情報を印刷情報データとして生成する。印刷情報データには、印刷時に使用した印刷レイアウト情報と、そのレイアウトを構成するために必要となる文書データに含まれる部分描画オブジェクトから構成される。時間予測部306は外部記憶装置102または画像形成装置101から実際に印刷処理する画像形成装置101に印刷データを転送する時間予測を印刷ページ毎に行う。また、印刷データがレンダラ304の処理によってラスタデータになるまでの時間の予測を印刷ページ毎に行う。
<印刷設定UI>
図4は実施例における実際の操作UIを示したものである。本UIは情報処理装置104で表示するか、印刷対象となるドキュメントファイルが画像形成装置101内にある場合またはUSBメモリなど可搬メディアを通じて画像形成装置101に送信する場合は画像形成装置101上でUI画面を表示させてもよい。印刷設定画面401を通じて、タッチパネルやキーボード、マウスなどUI操作ができるデバイスを用いてUIを操作する。実際に印刷ジョブを投入しようとするユーザが操作を行う。ファイル名402は実際に印刷しようとするドキュメント名が表示される。
図4は実施例における実際の操作UIを示したものである。本UIは情報処理装置104で表示するか、印刷対象となるドキュメントファイルが画像形成装置101内にある場合またはUSBメモリなど可搬メディアを通じて画像形成装置101に送信する場合は画像形成装置101上でUI画面を表示させてもよい。印刷設定画面401を通じて、タッチパネルやキーボード、マウスなどUI操作ができるデバイスを用いてUIを操作する。実際に印刷ジョブを投入しようとするユーザが操作を行う。ファイル名402は実際に印刷しようとするドキュメント名が表示される。
印刷設定メニュー403は本実施例における設定項目を示している。印刷設定403メニューにて「実際の印刷開始に先立って先行RIPを実施」、および「印刷ジョブを留め置く」を選択後に印刷ボタン404を押下すると先行RIPを伴った留め置き印刷が実施される。上記設定の2項目が設定され、印刷ボタンを押下したときに本実施例が開始される事となる。キャンセルボタン405を押下すると印刷をキャンセルする。
<留め置き印刷ジョブ選択UI>
図5は実施例における留め置かれた印刷ジョブを開始する操作UIを示したものである。本UIは実際に留め置きされた印刷ジョブを送信した画像形成装置101上で表示する。留め置き印刷ジョブ選択画面501を通じて、タッチパネルや操作キーなど、画像形成装置のUI操作ができるデバイスを用いてUIを操作する。印刷ジョブ名一覧502に表示されている留め置かれた印刷ジョブを選択し、印刷ボタン503を押下すると印刷が開始される。キャンセルボタン504を押下すると印刷をキャンセルする。
図5は実施例における留め置かれた印刷ジョブを開始する操作UIを示したものである。本UIは実際に留め置きされた印刷ジョブを送信した画像形成装置101上で表示する。留め置き印刷ジョブ選択画面501を通じて、タッチパネルや操作キーなど、画像形成装置のUI操作ができるデバイスを用いてUIを操作する。印刷ジョブ名一覧502に表示されている留め置かれた印刷ジョブを選択し、印刷ボタン503を押下すると印刷が開始される。キャンセルボタン504を押下すると印刷をキャンセルする。
<留め置き印刷ジョブテーブル>
図6は留め置かれた印刷ジョブを管理するために使用するテーブルである。留め置き印刷ジョブテーブル601は次で示した項目により構成されている。ジョブID602は留め置き印刷ジョブを識別するためのIDである。ユーザID603は留め置き印刷ジョブを送信したユーザを識別するためのIDである。
図6は留め置かれた印刷ジョブを管理するために使用するテーブルである。留め置き印刷ジョブテーブル601は次で示した項目により構成されている。ジョブID602は留め置き印刷ジョブを識別するためのIDである。ユーザID603は留め置き印刷ジョブを送信したユーザを識別するためのIDである。
ファイル格納情報604は印刷ジョブの元となったドキュメントのファイル名、保存先は実際に印刷ジョブデータがどこに格納されているかを示す。保存先がlocalとなる場合は印刷ジョブが送信された画像形成装置101上を、数字で示されるIDで示される場合は、後述する画像形成装置ネットワーク構成テーブル701にある装置ID702を示す。
印刷設定情報605は印刷ジョブに適用する印刷設定情報である。ページ数606は印刷ページ枚数を示す。PDL種類607は印刷ジョブとして送られてきた印刷データがどのPDLに基づいて記述されているかを示す。RIP予測時間+転送時間608は時間予測して得られたページ毎のRIP予測時間と時間予測して得られたデータ転送時間を示す。RIP後画像情報609は時間予測の結果、先行RIPを実施し得られたRIP後画像の保存情報を示す。即ちRIP後画像情報のファイル名とファイルサイズが格納される。保存先についてはPDLデータが保存されている記憶装置と同一となる。PDLデータ610は実際のPDLデータである。
<画像形成装置ネットワーク構成テーブル>
図7は画像形成装置ネットワークテーブルを示す。画像形成装置ネットワーク構成テーブル701は、印刷ジョブを送信した画像形成装置とネットワークを介して接続されている装置を示している。装置ID702は接続されている装置の識別子である。装置タイプ703は装置のタイプ、即ち画像形成装置または外部ストレージを示す。
図7は画像形成装置ネットワークテーブルを示す。画像形成装置ネットワーク構成テーブル701は、印刷ジョブを送信した画像形成装置とネットワークを介して接続されている装置を示している。装置ID702は接続されている装置の識別子である。装置タイプ703は装置のタイプ、即ち画像形成装置または外部ストレージを示す。
ネットワークアドレス704はネットワークのプロトコルとネットワーク上で接続を識別するためのアドレスを示す。アドレスがlocalの場合、印刷ジョブが送信された画像形成装置自身を示す。転送速度705は装置間の実際の転送速度を示す。また、アドレスがlocalの場合、画像形成装置101自身がもつ補助記憶装置203から主記憶装置202への転送速度を示す。
ネットワークアドレス704およびネットワーク転送速度705に格納する値は装置が起動したとき、または装置間でネットワーク接続されたときに取得し、画像形成装置ネットワーク構成テーブルへ適時格納する。
<画像形成装置による印刷処理全体のフローチャート>
図8はユーザが印刷ジョブの設定から実際に印刷処理が行われるまでの全体の処理フローを表したものである。S801でユーザによって印刷設定がされる。本実施例開始のために、図4で説明した設定を行う必要がある。S802で印刷ジョブ送信を行う。送信された印刷ジョブは画像形成装置101で受信する。
図8はユーザが印刷ジョブの設定から実際に印刷処理が行われるまでの全体の処理フローを表したものである。S801でユーザによって印刷設定がされる。本実施例開始のために、図4で説明した設定を行う必要がある。S802で印刷ジョブ送信を行う。送信された印刷ジョブは画像形成装置101で受信する。
S803で画像形成装置101が受信した印刷ジョブの解析を行う。RIP時間の予測およびデータ転送時間の予測および実際の印刷を行うための印刷ジョブの解析を実施する。解析により留め置き印刷ジョブテーブル601にあるジョブID602とRIP予測時間+転送時間608とRIP後画像情報609を除いた項目を取得する。S804でジョブ解析が正常に終了したかの判定を行う。即ちS803で上げた取得すべき項目が全て取得できた場合、S805へ処理を移行する。そうでない場合、エラーとしてS813へ処理を移行する。
S805で留め置き印刷ジョブテーブル601にS803で取得した項目を登録する。登録の際、ユニークとなるジョブIDを発行し、これをジョブID602へ併せて登録する。また、新規発行されたジョブID(=JID)は後続処理において留め置き印刷ジョブテーブル601に登録した情報を参照する際の機―として使用する。S806で時間予測処理を印刷ページ毎に全て行うために繰り返し処理を開始する。S807で該当ページのRIP時間予測を実施する。RIP時間予測処理方法については特許文献1が詳しい。
S808でデータ転送時間予測を実施する。印刷ジョブがネットワークで接続された外部記憶装置102にある場合、画像形成装置同士がネットワークで接続されている場合、印刷データのネットワーク転送時間の予測を行う。ネットワーク転送時間は画像形成装置ネットワーク構成テーブル701のネットワーク転送速度705より該当する項目を取得し、実際に転送するデータサイズをネットワーク転送速度で割ることで算出する。また、複数の画像形成装置が接続されている場合、もっとも転送速度の遅い装置を選択する。
S809は繰り返し処理の終端を示す。処理すべきページが無い場合はS810へ移行する。処理すべきページがまだある場合はS806へ移行する。S810は時間予測に基づいた先行RIP処理を行う。処理内容の詳細は図9の説明で行う。S811は印刷ジョブを留め置き、S812においてユーザが実際の印刷処理を実施するまで待つ。S812はユーザが留め置かれた印刷ジョブに対し、印刷処理を開始する事で実施する。処理内容の詳細は図10で説明する。S813はエラーメッセージを表示する。表示後、本処理を終了する。
<RIP後画像を記憶装置に保存するかを判定するフローチャート>
図9は先行RIPをしてRIP後画像を記憶装置に保存するかPDLのまま保持しておくかを判定する処理を詳細に示したフローチャートである。本フローチャートはS810を詳細に説明したものである。S901で繰り越し時間(=K)を0として画像形成装置の主記憶装置202に記憶する。また、エンジンPPMの情報を画像形成装置より取得し、ページ一枚あたりの印刷時間(=X)をプリンタエンジン211より取得し、主記憶装置202に記憶する。
図9は先行RIPをしてRIP後画像を記憶装置に保存するかPDLのまま保持しておくかを判定する処理を詳細に示したフローチャートである。本フローチャートはS810を詳細に説明したものである。S901で繰り越し時間(=K)を0として画像形成装置の主記憶装置202に記憶する。また、エンジンPPMの情報を画像形成装置より取得し、ページ一枚あたりの印刷時間(=X)をプリンタエンジン211より取得し、主記憶装置202に記憶する。
また、S902で先行RIP処理を行うか、またはPDLデータのまま保持する処理を印刷ページ毎に全て行うために繰り返し処理を開始する。S903で留め置きジョブテーブル602よりJIDをキーとしてRIP予測時間+転送時間608内の該当する項目から現在処理を該当されているページ(該当ページ)のRIP予測時間(=P)を取得する。S904で留め置きジョブテーブル602よりJIDをキーとしてRIP予測時間+転送時間608内の該当する項目から該当ページのデータ転送時間(=T)を取得する。S905でKとXを足し、その合計時間(=S)を求める。
S906で先行RIPを行うか行わないかの判定をする。SがP+Tを下回った場合、エンジンPPM内での印刷が不可能となる。よって、先行RIP処理を行い、RIP後画像を記憶装置に保存する。この場合、S907へ処理を移行する。SがP+Tと同等か上回った場合は該当ページを印刷時にRIPしてもエンジンPPMでの印刷が可能となるため先行RIPは行わず、RIP後画像も記憶装置に保存しない。この場合、S909へ処理を移行する。
S907はRIP処理に必要な中間データを作成する。該当ページのPDLデータを入力として印刷情報データ生成部305に渡し、出力として中間データを得る。S908はS907で作成した中間データをレンダラ304に渡しRIPを行い、ラスタデータを作成する。S909はS908で作成したRIP後画像を補助記憶装置に新たにファイル名を生成して保存する。留め置き印刷ジョブテーブル602よりJIDをキーとしてファイル格納情報604にある保存先を取得する。RIP後画像の保存先は取得した保存先と同様とする。
S910でKとXの和を新たな繰り越し時間Kとして主記憶装置202に記憶する。S911は該当ページ番号とS909で生成したファイル名、RIP後画像の保存サイズを留め置き印刷ジョブテーブル602のRIP後画像情報609へJIDをキーとして保存先を参照し、保存する。S912はRIP後画像を保存しないと判定された先の処理である。KとXの和からPとTを引き、新たな繰り越し時間Kとして主記憶装置202に記憶する。
S913は該当ページ番号とファイル名をファイル無し、保存サイズを0として、留め置き印刷ジョブテーブル602のRIP後画像情報609へJIDをキーとして保存先を参照し、保存する。S914は繰り返し処理の終端を示す。処理すべきページが無い場合は本フローチャートの処理を終了する。処理すべきページがまだある場合はS902へ移行する。
<留め置かれた印刷ジョブを印刷処理するフローチャート>
図10はユーザの指示によって留め置かれた印刷ジョブに対し、そのユーザが実際に印刷処理を指示した際の印刷処理のフローチャートである。本フローチャートはS812を詳細に説明したものである。S1001はユーザが選択した留め置き印刷ジョブに紐づいたIDをJIDとして、主記憶装置202に記憶する。
図10はユーザの指示によって留め置かれた印刷ジョブに対し、そのユーザが実際に印刷処理を指示した際の印刷処理のフローチャートである。本フローチャートはS812を詳細に説明したものである。S1001はユーザが選択した留め置き印刷ジョブに紐づいたIDをJIDとして、主記憶装置202に記憶する。
S1002でページ毎の印刷処理を行う。ページ毎に全て行うために繰り返し処理を開始する。S1003は留め置き印刷ジョブテーブル603よりJIDをキーとして該当ページの先行RIPに関する情報およびデータを取得する。S1004でRIP後画像が保存されているかを判定する。保存されている場合、S1005へ処理を移行する。保存されていない場合、S1007へ処理を移行する。S1005ではS1003で取得した情報を基にRIP後画像を取得する。
S1007はRIP処理に必要な中間データを作成する。該当ページのPDLデータを入力として印刷情報データ生成部305に渡し、出力として中間データを得る。S1008はS907で作成した中間データをレンダラ304に渡しRIPを行い、ラスタデータを作成する。S1006はS1005で取得またはS1008で生成したラスタデータを入力としてプリンタエンジン211に渡し印刷を行う。S1007は繰り返し処理の終端を示す。処理すべきページが無い場合は本フローチャートの処理を終了する。処理すべきページがまだある場合はS1002へ移行する。
101 画像形成装置、102 外部記憶装置、103 ネットワーク、
104 情報処理装置
104 情報処理装置
Claims (2)
- 印刷データを画像形成処理する画像形成手段(S812)と、
送信された印刷ジョブを画像形成装置または外部ストレージに留め置く印刷ジョブ留め置き手段(S811)と、
留め置かれた印刷ジョブに対しページ毎のRIP時間を予測する時間予測手段(S801)と、
エンジンPPMに間に合わせるために時間予測手段を用いて先行RIPを行うかを判定する先行RIP判定手段(S906)と、
余剰となった処理時間を次ページの処理へ繰り越す繰り越し手段(S905)を兼ね備えた装置。 - 印刷データを画像形成処理する画像形成ステップ(S812)と、
送信された印刷ジョブを画像形成装置または外部ストレージに留め置く印刷ジョブ留め置きステップ(S811)と、
留め置かれた印刷ジョブに対しページ毎のRIP時間を予測する時間予測ステップ(S801)と、
エンジンPPMに間に合わせるために時間予測手段を用いて先行RIPを行うかを判定する先行RIP判定ステップ(S906)と、
余剰となった処理時間を次ページの処理へ繰り越す繰り越しステップ(S905)を兼ね備えた方法。
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