JP5779905B2 - 画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理プログラム - Google Patents
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Description
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る画像処理システム1の構成例を示す図である。
図1には、複数の画像処理装置1001〜100n(以降総称する場合「画像処理装置100」という)が、例えば、LAN(Local Area Network)などのデータ伝送路Nで接続されるシステム構成例が示されている。
図2は、本実施形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、画像処理装置100は、コントローラ110、操作パネル120、プロッタ130、及びスキャナ140などを備え、それぞれが相互にバスBで接続されている。
本実施形態に係る画像処理機能について説明する。
本実施形態に係る画像処理装置100では、連携先機器に対して、ジョブの動作設定を行った上で、ジョブデータを送信し、画像処理の実行を要求する。画像処理装置100は、連携先機器で発生したエラーを検知すると、検知されたエラーに対してリカバリ処理を行うか否かを判定する。画像処理装置100は、リカバリ処理を行う場合に、連携先機器から受信したエラー情報や機器情報など(受信情報)に基づき、利用者に対してエラー通知とともに動作設定の変更(リカバリ処理)を促す画面を表示する。画像処理装置100は、画面を介して、利用者から動作設定変更による画像処理の継続指示を受け付けると、変更された動作設定値に基づき、連携先機器の設定を変更し、画像処理の再開を要求する。本実施形態に係る画像処理装置100は、このようなリカバリ処理を行う画像処理機能を有している。
図3は、本実施形態に係る画像処理機能の構成例を示す図である。
図3には、連携する2台の画像処理装置100a,100bの機能構成例が示されている。
エラー情報とは、要求ジョブデータの画像処理中に発生したエラー内容を示す情報であり、デバイスDVから取得できる。具体的な情報には、例えば、用紙エンドや用紙サイズ不一致などがある。また、機器情報とは、画像処理装置100に関する情報であり、デバイスDVや搭載ソフトウェアから取得できる。具体的な情報には、例えば、図4に示すような情報項目がある。
図4に示すように、機器情報GDは、機器識別、用紙、再編機能などの情報項目を含む。[機器識別]項目は、画像処理装置100の識別子(以下「機器識別情報」という)が項目値となる情報項目である。項目値には、例えば、機器名、機番(シリアルナンバー)、IP(Internet Protocol)アドレス値(ネットワーク設定値)などがある。[用紙]項目は、デバイスDVに含まれる給紙トレイのステータス情報から使用可能と判断された用紙に関する情報(以下「用紙情報」という)が項目値となる情報項目である。項目値には、例えば、用紙サイズ値及び用紙方向値(給紙トレイ内における用紙設置方向値)などがある。[再編機能]項目は、搭載ソフトウェア情報から所定の画像加工処理が可能/不可能と判断された画像再編機能に関する情報(以下「再編機能情報」という)が項目値となる情報項目である。項目値には、例えば、画像回転や画像変倍の可否値(可能/不可能を表す値)などがある。
図5には、リカバリ処理「する」「しない」の制御値が設定可能な設定画面W1が示されている。このように、リカバリ処理の制御値は、図5に示すような設定画面W1を介して、機器管理者や利用者などにより設定される。
図6には、連携先機器100bで発生したエラー内容(用紙エンド)が表示され、連携先機器100bの動作設定(用紙サイズ)が変更可能な操作画面W2が示されている。つまり、本実施形態では、リカバリ制御部15aが、リカバリ処理を行うと判定した場合、操作受付部11aにより、利用者に対して、連携先機器100bのエラー通知とともに動作設定変更を促す画面が表示される。これにより、利用者は、連携先機器100bに対して、変更した動作設定に従った画像処理の継続を要求できる。
図7は、本実施形態に係る画像処理時のリカバリ処理手順例を示すシーケンス図である。なお、図7には、コピー要求の機器連携時に、連携先機器100bで用紙エンドエラーが発生した場合のリカバリ処理例が示されている。
これにより、実行要求元機器100aでは、エラー検知部14aにより、連携先機器100bからの受信情報(エラー情報及び機器情報)がリカバリ制御部15aに渡され、連携先機器100bのエラーが通知される(ステップS303)。
以上のように、本実施形態に係る実行要求元機器100aによれば、動作設定部12aが、連携先機器100bに対して、ジョブの動作設定を行った上で、画像転送部13aが、ジョブデータを送信し、画像処理の実行を要求する。その後、実行要求元機器100aは、エラー検知部14aが、連携先機器100bで発生したエラーを検知すると、リカバリ制御部15aが、検知されたエラーに対してリカバリ処理を行うか否かを判定する。
第1の実施形態では、利用者からの画像処理の動作設定変更を受け付け、実行要求元機器からエラーが発生した連携先機器の動作設定を変更し、リカバリ処理を行うものであった。
図8は、本実施形態に係る画像処理の機能構成例を示す図である。
図8に示すように、本実施形態に係る画像処理機能は、リカバリ制御部15a,15bが、要求ジョブデータである画像に対して、所定の画像加工処理を行い、画像を再編する画像再編部151a,151b(以降総称する場合「画像再編部151」という)を有している。
図9は、本実施形態に係る再編機能情報21Dのデータ例を示す図である。
図9には、実行要求元機器100aが有する画像回転機能及び画像変倍機能が設定された再編機能情報21Dのデータ例が示されている。
[条件1]:連携先機器で画像が収まる用紙サイズをサポートしているか
[条件2]:出力画像が欠けてもよいか(用紙をはみ出して出力されてもよいか)
[条件3]:連携先機器で画像を変倍可能か
[条件4]:実行要求元機器で画像を変倍可能か
よって、本実施形態では、実行要求元のリカバリ制御部15aが、上記条件に従って、用紙情報や再編機能情報21Dに基づく条件判定を行い、該当条件(満たされた条件)に割り当てられたリカバリ処理に決定される。
[処理1]:連携先機器の用紙サイズを変更し、画像出力を要求する
[処理2]:連携先機器の用紙サイズを変更し、画像変倍を要求する
[処理3]:実行要求元機器で画像変倍を行い、連携先機器に変倍画像を送信する
[処理4]:実行要求元機器で原稿の再読み取りを行い、連携先機器に再読み取り画像を送信する
以下に、条件判定結果に基づく決定処理と、決定された具体的なリカバリ処理について説明する。
図10には、連携先機器100bで発生したエラー内容(用紙サイズ不一致)が表示され、異なる用紙サイズに変倍するリカバリ処理を実行要求元で行う旨の確認が表示された操作画面W3が示されている。これにより、利用者は、連携先機器100bに対して、実行要求元の変倍画像で画像処理の継続を要求できる。
図11は、本実施形態に係る画像処理時のリカバリ処理手順例を示すシーケンス図である。図11には、コピー要求の機器連携時に、連携先機器100bで用紙サイズ不一致エラーが発生した場合のリカバリ処理例が示されている。
これにより、実行要求元機器100aでは、エラー検知部14aにより、連携先機器100bからの受信情報(エラー情報及び機器情報)がリカバリ制御部15aに渡され、連携先機器100bのエラーが通知される(ステップS303)。
図12は、本実施形形態に係るリカバリ決定時の処理手順例を示すフローチャートである。図12には、図11に示したステップS501の詳細処理手順例が示されている。
以上のように、本実施形態に係る実行要求元機器100aによれば、動作設定部12aが、連携先機器100bに対して、ジョブの動作設定を行った上で、画像転送部13aが、ジョブデータを送信し、画像処理の実行を要求する。その後、実行要求元機器100aは、エラー検知部14aが、連携先機器100bで発生したエラーを検知すると、リカバリ制御部15aが、所定の条件に従って、検知されたエラーに対して行うリカバリ処理を決定する。このとき、リカバリ制御部15aが、予め設定された条件に従って、連携先機器100bの用紙情報や再編機能情報21D及び/又は自機の再編機能情報に基づく条件判定を行い、判定結果に基づきリカバリ処理を決定する。
11 操作受付部
12 動作設定部
13 画像転送部
14 エラー検知部
15 リカバリ制御部
151 画像再編部
21 再編機能情報保持部(D:再編機能情報)
100 画像処理装置(a:実行要求元機器,b連携先機器)
110 コントローラ(制御基板)
111 CPU(演算装置)
112 記憶装置(ROM,RAM,HDD)
113 ネットワークI/F
114 外部記憶I/F(a:記録媒体)
120 操作パネル
130 プロッタ
140 スキャナ
B バス
N データ伝送路(ネットワーク)
GD 機器情報
DV デバイス
Claims (9)
- 所定のデータ伝送路を介して、連携先機器と接続され、機器連携により要求ジョブに対して画像処理を行う画像処理装置であって、
前記要求ジョブに対して行う画像処理の動作設定を前記連携先機器に行う動作設定手段と、
要求ジョブデータを前記連携先機器に転送するデータ転送手段と、
前記連携先機器で前記要求ジョブの画像処理中に発生したエラーを検知するエラー検知手段と、
前記連携先機器で発生したエラーに対して行うリカバリ処理を制御するリカバリ制御手段と、を有し、
前記動作設定手段が、前記連携先機器に動作設定を行い、前記データ転送手段が、前記連携先機器に前記要求ジョブデータを転送することで、前記連携先機器に対して、前記要求ジョブへの画像処理の実行を要求し、
前記エラー検知手段が、前記連携先機器で発生したエラーを検知すると、前記リカバリ制御手段が、前記エラー検知手段により検知されたエラーに対してリカバリ処理を行うか否かを判定し、前記動作設定手段が、前記リカバリ制御手段によりリカバリ処理を行うと判定された場合に、利用者により変更された動作設定に基づき、前記連携先機器の動作設定を変更し、画像処理の再実行を要求するように構成されており、
前記リカバリ制御手段は、前記連携先機器の機器情報に含まれる用紙情報に基づき、前記連携先機器で前記要求ジョブデータとして転送された画像が収まる用紙サイズをサポートしているか否かを判定し、
前記動作設定手段は、前記用紙サイズがサポートされていると判定された場合に、前記連携先機器の動作設定を画像が収まる前記用紙サイズに変更し、前記連携先機器に画像出力処理の再実行を要求し、
前記リカバリ制御手段は、前記用紙サイズがサポートされていないと判定された場合に、出力画像が欠けてもよいかさらに判定することを特徴とする画像処理装置。 - 表示画面を介して利用者からの操作情報を受け付ける操作受付手段を、有し、
前記前記リカバリ制御手段は、リカバリ処理を行うと判定すると、前記エラー検知手段により受信された前記連携先機器のエラー情報及び機器情報に基づき、前記操作受付手段に動作設定変更の操作画面の表示を指示し、
前記操作受付手段は、前記エラー情報及び前記機器情報に基づき、利用者に対してエラー通知とともに動作設定の変更を促す操作画面を表示し、
前記動作設定手段は、前記操作受付手段により受け付けた、利用者により変更された動作設定に基づき、前記連携先機器の動作設定を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記リカバリ制御手段は、予め設定された条件に従って、前記連携先機器の機器情報及び/又は自機で実行可能な画像加工処理を示す機能情報に基づく条件判定を行い、判定結果に基づき、前記連携先機器で発生したエラーに対して行うリカバリ処理を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
- 前記リカバリ制御手段は、前記連携先機器の機器情報に含まれる用紙情報に基づき、前記連携先機器で前記要求ジョブデータとして転送された画像が収まる用紙サイズをサポートしているか否かを判定し、
前記動作設定手段は、前記リカバリ制御手段によりサポートしていると判定された場合に、前記連携先機器の動作設定を画像が収まる用紙サイズに変更し、前記連携先機器に画像出力処理の再実行を要求することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記リカバリ制御手段は、前記連携先機器の機器情報に含まれる用紙情報及び実行可能な画像加工処理を示す機能情報に基づき、前記連携先機器で前記要求ジョブデータとして転送された画像が変倍可能か否かを判定し、
前記動作設定手段は、前記リカバリ制御手段により前記連携先機器で変倍可能と判定された場合に、前記連携先機器の動作設定を変倍率に応じた用紙サイズに変更し、前記連携先機器に画像変倍処理の実行及び変倍画像による画像出力処理の再実行を要求することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。 - 前記要求ジョブデータである画像に対して、所定の画像加工処理を行い、画像を再編する画像再編手段を有し、
前記リカバリ制御手段は、自機で実行可能な画像加工処理を示す機能情報に基づき、自機で前記要求ジョブデータである画像が変倍可能か否かを判定し、
前記画像再編手段は、前記リカバリ制御手段により自機で変倍可能と判定された場合に、前記要求ジョブデータである画像を変倍し、前記動作設定手段は、前記連携先機器の動作設定を変倍率に応じた用紙サイズに変更し、前記連携先機器に変倍画像を転送することで画像出力処理の再実行を要求することを特徴とする請求項3ないし5のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 原稿を読み取り、読み取り画像を取得する読み取り手段を有し、
前記読み取り手段は、リカバリ制御手段により、前記連携先機器で前記要求ジョブデータでして転送された画像が収まる用紙サイズをサポートしていない、前記連携先機器で前記要求ジョブデータとして転送された画像を変倍不可能、及び、自機で前記要求ジョブデータである画像を変倍不可能と判定された場合に、原稿の再読み取りを行い、前記動作設定手段は、前記連携先機器の動作設定を再読み取り画像の大きさに応じた用紙サイズに変更し、前記連携先機器に再読み取り画像を転送することで画像出力処理の再実行を要求することを特徴とする請求項3ないし6のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 所定のデータ伝送路を介して、ジョブ要求を行う画像処理装置と要求ジョブに対して画像処理を行う連携先機器である画像処理装置とが接続され、機器連携により要求ジョブに対して画像処理を行う画像処理システムであって、
前記画像処理装置が、
前記要求ジョブに対して行う画像処理の動作設定を前記連携先機器に行う動作設定手段と、
要求ジョブデータを前記連携先機器に転送するデータ転送手段と、
前記連携先機器で前記要求ジョブの画像処理中に発生したエラーを検知するエラー検知手段と、
前記連携先機器で発生したエラーに対して行うリカバリ処理を制御するリカバリ制御手段と、を有し、
前記ジョブ要求を行う画像処理装置において、
前記動作設定手段が、前記連携先機器に動作設定を行い、前記データ転送手段が、前記連携先機器に前記要求ジョブデータを転送することで、前記連携先機器に対して、前記要求ジョブへの画像処理の実行を要求し、
前記エラー検知手段が、前記連携先機器で発生したエラーを検知すると、前記リカバリ制御手段が、前記エラー検知手段により検知されたエラーに対してリカバリ処理を行うか否かを判定し、前記動作設定手段が、前記リカバリ制御手段によりリカバリ処理を行うと判定された場合に、利用者により変更された動作設定に基づき、前記連携先機器の動作設定を変更し、画像処理の再実行を要求するように構成されており、
前記リカバリ制御手段は、前記連携先機器の機器情報に含まれる用紙情報に基づき、前記連携先機器で前記要求ジョブデータとして転送された画像が収まる用紙サイズをサポートしているか否かを判定し、
前記動作設定手段は、前記用紙サイズがサポートされていると判定された場合に、前記連携先機器の動作設定を画像が収まる前記用紙サイズに変更し、前記連携先機器に画像出力処理の再実行を要求し、
前記リカバリ制御手段は、前記用紙サイズがサポートされていないと判定された場合に、出力画像が欠けてもよいかさらに判定することを特徴とする画像処理システム。 - 所定のデータ伝送路を介して、連携先機器と接続され、機器連携により要求ジョブに対して画像処理を行う画像処理装置における画像処理プログラムであって、
コンピュータを、
前記要求ジョブに対して行う画像処理の動作設定を前記連携先機器に行う動作設定手段と、
要求ジョブデータを前記連携先機器に転送するデータ転送手段と、
前記連携先機器で前記要求ジョブの画像処理中に発生したエラーを検知するエラー検知手段と、
前記連携先機器で発生したエラーに対して行うリカバリ処理を制御するリカバリ制御手段として機能させ、
前記動作設定手段が、前記連携先機器に動作設定を行い、前記データ転送手段が、前記連携先機器に前記要求ジョブデータを転送することで、前記連携先機器に対して、前記要求ジョブへの画像処理の実行を要求し、
前記エラー検知手段が、前記連携先機器で発生したエラーを検知すると、前記リカバリ制御手段が、前記エラー検知手段により検知されたエラーに対してリカバリ処理を行うか否かを判定し、前記動作設定手段が、前記リカバリ制御手段によりリカバリ処理を行うと判定された場合に、利用者により変更された動作設定に基づき、前記連携先機器の動作設定を変更し、画像処理の再実行を要求するように構成されており、
前記リカバリ制御手段は、前記連携先機器の機器情報に含まれる用紙情報に基づき、前記連携先機器で前記要求ジョブデータとして転送された画像が収まる用紙サイズをサポートしているか否かを判定し、
前記動作設定手段は、前記用紙サイズがサポートされていると判定された場合に、前記連携先機器の動作設定を画像が収まる前記用紙サイズに変更し、前記連携先機器に画像出力処理の再実行を要求し、
前記リカバリ制御手段は、前記用紙サイズがサポートされていないと判定された場合に、出力画像が欠けてもよいかさらに判定するように動作させる画像処理プログラム。
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